JP3156564B2 - エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置 - Google Patents

エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置

Info

Publication number
JP3156564B2
JP3156564B2 JP28174095A JP28174095A JP3156564B2 JP 3156564 B2 JP3156564 B2 JP 3156564B2 JP 28174095 A JP28174095 A JP 28174095A JP 28174095 A JP28174095 A JP 28174095A JP 3156564 B2 JP3156564 B2 JP 3156564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
airbag
window
opening
full
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28174095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09125814A (ja
Inventor
友之 布川
美奈子 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP28174095A priority Critical patent/JP3156564B2/ja
Publication of JPH09125814A publication Critical patent/JPH09125814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3156564B2 publication Critical patent/JP3156564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグを備えた
自動車のパワーウィンドウ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグを備えた自動車(エアバッグ
装着車という)は、衝突時の衝撃力を検知する手段とし
て加速度センサや衝突センサ等の衝撃力検知手段を備え
ており、この衝撃力検知手段で検知した衝撃力が基準値
を越えると、エアバッグが膨脹して衝突時の衝撃から乗
員を保護するようになっている。
【0003】ところで、このようなエアバッグ装着車で
は、衝突時にドアウィンドウが閉められていると、エア
バッグの膨脹により車室内の圧力が急激に上昇するとい
う難点がある。
【0004】そこで、エアバッグの膨脹時に車室の一部
(例えばドアウィンドウ)を開放するとともに、換気装
置を作動させて車室内のガスを車室外へ強制排気するよ
うにしたエアバッグ装着車が考案されている(実開平2
−118812号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
2−118812号公報に開示された技術は、車体が衝
突してから車室の一部を開放する構成となっているた
め、エアバッグの膨脹による車室内の急激な圧力上昇を
十分に防止することができなかった。
【0006】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、その目的はエアバッグの膨脹による車室内の急激
な圧力上昇を確実に防止することのできるエアバッグ装
着車のパワーウィンドウ制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、車両がフルブレーキング状
態にあることを検出するフルブレーキング状態検出手段
と、上記車両が走行中であることを検出する走行検出手
段と、上記車両の窓を開閉駆動する窓開閉装置と、上記
車両が走行中で且つフルブレーキング状態であることを
検出すると上記窓を開けるよう上記窓開閉装置を作動さ
せる制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置において、エア
バッグの作動を検出するエアバッグ作動検出手段を更に
備え、上記制御手段は、上記車両が走行中で且つフルブ
レーキング状態であることを検出して上記窓を開けた
後、上記車両が走行中で且つフルブレーキング状態であ
ることが検出されなくなってから所定時間以内にエアバ
ッグの作動が検出されないと、上記窓開閉装置を作動さ
せて上記窓を閉めるように構成されていることを特徴と
するものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置において、エア
バッグの作動を検出するエアバッグ作動検出手段を更に
備え、上記制御手段は、上記車両が走行中で且つフルブ
レーキング状態であることを検出した場合、または上記
エアバッグの作動を検出した場合に上記窓開閉装置を作
動させて上記窓を開けるように構成されていることを特
徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置において、ドア
ロックを開閉駆動するドアロック開閉手段を更に備え、
上記制御手段は、上記車両が走行中で且つフルブレーキ
ング状態であることを検出すると、上記ドアロック開閉
手段を作動させて上記ドアロックを開けるように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】上記エアバッグ装着車のパワーウィンドウ
制御装置において、上記フルブレーキング状態検出手段
は、一例として、所定ストローク以上のブレーキペダル
ストローク、及びまたは所定圧力以上のブレーキ圧力、
及びまたは所定減速度以上の車体減速度を検出すること
で上記フルブレーキング状態を検出するように構成され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
及び図2を参照して説明する。図1はエアバッグ装着車
のドアウィンドウを開閉するドアウィンドウ開閉装置の
概略構成を示す図で、図中1は図示しないドアウィンド
ウを開閉駆動する窓開閉部(窓開閉装置)、2はエアバ
ッグ装着車のドアをロックするドアロック部(ドア開閉
手段)、3は前記窓開閉部1および前記ドアロック部2
を駆動制御する制御手段としての制御部を示している。
【0013】前記制御部3は図2に示すように窓開閉部
1にドアウィンドウを開放する旨のドアウィンドウ開放
信号を出力するOR回路4とドアロック部2にドアのロ
ック状態を解除する旨のドアロック解除信号を出力する
OR回路5とを備えており、これらのOR回路4,5の
一方の入力端子にはAND回路6の出力端子が接続され
ている。
【0014】前記AND回路6は2つの入力端子6a,
6bを有しており、これらの入力端子6a,6bのうち
第1の入力端子6aにはフルブレーキセンサ7の出力端
子が接続されている。このフルブレーキセンサ7はエア
バッグ装着車のフルブレーキング状態を検出するもので
あり、例えばエアバッグ装着車のブレーキペダルの踏込
み量が所定の踏込み量に達するとフルブレーキ信号を出
力するように構成されている。
【0015】一方、AND回路6の第2の入力端子6b
には走行センサ8の出力端子が接続されている。この走
行センサ8はエアバッグ装着車が走行中であることを検
出するものであり、例えばエアバッグ装着車の走行速度
が所定速度(例えば3km/h)以上になると走行信号
を出力するように構成されている。
【0016】また、OR回路4,5の他方の入力端子に
は加速度センサ(エアバッグ作動検出手段)9の出力端
子が接続されている。この加速度センサ9はエアバッグ
装着車のエアバッグを作動させるためのもので、エアバ
ッグ装着車の車体に作用する衝撃力が設定値を越えると
エアバッグ作動信号を出力するように構成されている。
【0017】前記制御部3は、窓開閉部1にドアウィン
ドウを閉鎖する旨のドアウィンドウ閉鎖信号を出力する
AND回路10を備えている。このAND回路10は2
つの入力端子10a,10bを有しており、これらの入
力端子のうち第1の入力端子10aには前述したAND
回路6の出力端子が遅延回路11およびインバータ12
を介して接続され、第2の入力端子10bには前述した
加速度センサ9の出力端子がインバータ13を介して接
続されている。
【0018】上記のように構成される本発明の一実施形
態では、走行中にフルブレーキセンサ7からフルブレー
キ信号が出力されると、AND回路6の信号出力が例え
ば「0」から「1」に変化する。そして、AND回路6
の信号出力が「0」から「1」に変化すると、OR回路
4から窓開閉部1にドアウィンドウ開放信号が出力さ
れ、OR回路4からのドアウィンドウ開放信号により窓
開閉部1が作動してエアバッグ装着車のドアウィンドウ
が開放される。これによりエアバッグ装着車が衝突する
前にドアウィンドウが開放状態となるので、エアバッグ
の膨脹による車室内の圧力上昇を確実に防止することが
できる。
【0019】また、加速度センサ9からエアバッグ作動
信号が出力された時もOR回路4から窓開閉部1にドア
ウィンドウ開放信号が出力されるので、フルブレーキセ
ンサ7からフルブレーキ信号が出力されなくてもエアバ
ッグ装着車のドアウィンドウを開放することができ、こ
れによりエアバッグの膨脹による車室内の圧力上昇を確
実に防止することができる。
【0020】さらに、走行中にフルブレーキセンサ7か
らフルブレーキ信号が出力されると、AND回路6の信
号出力が例えば「0」から「1」に変化する。そして、
AND回路6の信号出力が「0」から「1」に変化する
と、OR回路5からドアロック部2にドアロック解除信
号が出力される。これによりドアロック部2が作動し、
このドアロック部2が作動することによってエアバッグ
装着車のドアがロック状態からアンロック状態に切り替
わるので、衝突時における乗員の救助を迅速に行なうこ
とができる。
【0021】また、OR回路4からドアウィンドウ開放
信号が出力された後、所定の時間(例えば10秒)が経
過しても加速度センサ9からエアバッグ作動信号が出力
されなかった場合には、AND回路10から窓開閉部1
にドアウィンドウ閉鎖信号が出力されるので、衝突が回
避されたときにドアウィンドウを自動的に閉めることが
できる。
【0022】なお、上述した本発明の一実施形態ではフ
ルブレーキング状態検出手段としてフルブレーキセンサ
7を用いたが、例えばブレーキ圧力が所定圧力に達した
ときにフルブレーキ信号を出力するものやエアバッグ装
着車の減速度が所定の減速度に達したときにフルブレー
キ信号を出力するものをフルブレーキセンサ7の代わり
に用いても良い。
【0023】さらに、本発明の一実施形態ではフルブレ
ーキセンサ7がフルブレーキ状態を検出したときにエア
バッグ装着車のドアウィンドウを開放して車室内の圧力
上昇を防止するようにしたが、例えばエアバッグ装着車
のサンルーフを開放して車室内の圧力上昇を防止するよ
うにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、エアバッグの膨脹による車室内の急激な圧力上
昇を確実に防止することができる。請求項2の発明によ
れば、請求項1の発明による効果に加えて、衝突を回避
した場合には窓を自動的に閉めることができる。
【0025】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、2種類の条件を設定しているの
で、窓を確実に開放させることができる。請求項4の発
明によれば、請求項1の発明による効果に加えて、車両
衝突後に車外からドアを開けることが容易となるので、
乗員の救助を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、エアバッグ装着車
のドアウィンドウを開閉するドアウィンドウ開閉装置の
概略構成図。
【図2】図1に示す制御部の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…窓開閉部(窓開閉手段)、2…ドアロック部(ドア
開閉手段)、3…制御部、4,5…OR回路、6,10
…AND回路、7…フルブレーキセンサ(フルブレーキ
状態検出手段)、8…走行センサ(走行検出手段)、9
…加速度センサ、11…遅延回路、12,13…インバ
ータ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両がフルブレーキング状態にあること
    を検出するフルブレーキング状態検出手段と、 上記車両が走行中であることを検出する走行検出手段
    と、 上記車両の窓を開閉駆動する窓開閉装置と、 上記車両が走行中で且つフルブレーキング状態であるこ
    とを検出すると上記窓を開けるよう上記窓開閉装置を作
    動させる制御手段とを備えたことを特徴とするエアバッ
    グ装着車のパワーウィンドウ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエアバッグ装着車のパワ
    ーウィンドウ制御装置において、 エアバッグの作動を検出するエアバッグ作動検出手段を
    更に備え、 上記制御手段は、上記車両が走行中で且つフルブレーキ
    ング状態であることを検出して上記窓を開けた後、上記
    車両が走行中で且つフルブレーキング状態であることが
    検出されなくなってから所定時間以内にエアバッグの作
    動が検出されないと、上記窓開閉装置を作動させて上記
    窓を閉めるように構成されていることを特徴とするエア
    バッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエアバッグ装着車のパワ
    ーウィンドウ制御装置において、 エアバッグの作動を検出するエアバッグ作動検出手段を
    更に備え、 上記制御手段は、上記車両が走行中で且つフルブレーキ
    ング状態であることを検出した場合、または上記エアバ
    ッグの作動を検出した場合に上記窓開閉装置を作動させ
    て上記窓を開けるように構成されていることを特徴とす
    るエアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のエアバッグ装着車のパワ
    ーウィンドウ制御装置において、 ドアロックを開閉駆動するドアロック開閉手段を更に備
    え、 上記制御手段は、上記車両が走行中で且つフルブレーキ
    ング状態であることを検出すると、上記ドアロック開閉
    手段を作動させて上記ドアロックを開けるように構成さ
    れていることを特徴とするエアバッグ装着車のパワーウ
    ィンドウ制御装置。
JP28174095A 1995-10-30 1995-10-30 エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置 Expired - Fee Related JP3156564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28174095A JP3156564B2 (ja) 1995-10-30 1995-10-30 エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28174095A JP3156564B2 (ja) 1995-10-30 1995-10-30 エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09125814A JPH09125814A (ja) 1997-05-13
JP3156564B2 true JP3156564B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=17643329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28174095A Expired - Fee Related JP3156564B2 (ja) 1995-10-30 1995-10-30 エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3156564B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9823568D0 (en) * 1998-10-28 1998-12-23 Rover Group A window arrangement

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09125814A (ja) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100215277B1 (ko) 탑승객 탈출지원장치
JP3467339B2 (ja) 車両の衝突状態制御システム
JPH03227745A (ja) 乗員の姿勢制御装置
JPH11268605A (ja) 自動車のエアバッグ装置
US20070095595A1 (en) Anti-squeeze method utilizing airbag information
JP3156564B2 (ja) エアバッグ装着車のパワーウィンドウ制御装置
JP2917804B2 (ja) 車両用安全装置
JP3849291B2 (ja) パワーウインド制御装置
JPH0312602Y2 (ja)
KR100270884B1 (ko) 차량 충돌시 엔진및 도어 제어시스템
JPH03246137A (ja) 車室内の空気圧調整装置
KR100224235B1 (ko) 에어백 폭발시 차 실내 압력감소장치
KR100226976B1 (ko) 자동차의 도어잠금 및 풀림장치
JPH0288341A (ja) 自動車
KR0160265B1 (ko) 자동차의 오토 브레이크 장치
JP3479377B2 (ja) 車両のエアバッグ制御装置
KR0142744B1 (ko) 자동차의 충격감지 시트이동장치
JPH1193517A (ja) パワーウインドウ制御装置
JP2001151072A (ja) 自動車のエアバッグ装置
KR100202114B1 (ko) 자동차의 에어백 제어방법
KR200147175Y1 (ko) 조수석 에어백 작동시스템
KR200149125Y1 (ko) 자동차 도어 글래스 개방장치
KR100187336B1 (ko) 차량용 에어백 제어방법
JPH06288133A (ja) 車両用集中ドアロック装置
JPH08188114A (ja) エアバッグ作動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010109

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees