JP3479377B2 - 車両のエアバッグ制御装置 - Google Patents

車両のエアバッグ制御装置

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JP3479377B2
JP3479377B2 JP07174295A JP7174295A JP3479377B2 JP 3479377 B2 JP3479377 B2 JP 3479377B2 JP 07174295 A JP07174295 A JP 07174295A JP 7174295 A JP7174295 A JP 7174295A JP 3479377 B2 JP3479377 B2 JP 3479377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のエアバッグ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の衝突時に乗員の受ける衝撃
を緩和するためのエアバッグ装置については、既に広く
知られているところである(例えば実開平4−1259
60号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このエアバ
ッグ装置はあらゆる条件下で確実かつ応答よく作動する
ことが要求されるが、トラックなどのように、積載物の
重量により、衝突時の発生減速度(衝撃加速度)が大き
く相違する場合には、エアバッグの作動が不安定になる
ことがあった。
【0004】例えばトラックの空車時(積載量の無いと
き)などエアバッグが作動する衝突条件でも、積車時に
は、同じ速度であっても、衝突直前の慣性エネルギが大
きいため、軽量の車両に追突したときなど衝突に伴う減
速度合が低くなり、エアバッグが展開しないということ
もある。
【0005】積車時にエアバッグを確実に作動させるよ
うに比較的小さな減速度によってもエアバッグが展開す
るように設定すると、空車時など急ブレーキを踏んだと
きにもエアバッグが誤作動する恐れも出てくる。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
提案されたもので、積載荷重に応じてエアバッグの設定
減速度を変化させることにより、常に適確にエアバッグ
が作動させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図5に示
すように、乗員保護用に運転席に設置したエアバッグ
(4)と、車両の減速度を検出する手段10と、この減
速度の大きさに応じてエアバッグ(4)を展開作動させ
るようにした車両のエアバッグ制御装置において、車体
の重量を検出する手段11と、この検出車体重量を予め
設定した基準車体重量との比較に応じて前記検出減速度
を修正する手段12と、この修正減速度が設定値を越え
たときにエアバッグ(4)を展開作動させる制御手段1
3とを備えた。(ただし括弧内の符号は実施例に対応し
たものである)第2の発明は、前記減速度の修正手段1
3が、検出減速度を基準車体重量に対する検出車体重量
の比率に応じて増加させる。
【0008】
【作用】第1の発明では、実際の車体重量により検出さ
れた車両の減速度が修正され、この修正減速度を設定値
と比較することにより、エアバッグの展開作動が制御さ
れる。したがって、車体重量が基準車体重量よりも重い
ときは、実際の減速度よりも修正減速度が大きくなり、
逆に車体重量が基準車体重量よりも軽いときは、修正減
速度が小さくなり、これらの結果、車体重量が大きいと
きでも衝突時に確実にエアバッグを作動させられ、また
空車時など、衝突に至らない急ブレーキ時などに不要に
エアバッグが展開することが防止でき、常に適切にエア
バッグを作動させることができる。
【0009】第2の発明では、実際の車体重量に比例し
て検出減速度を修正するので、常に適正にエアバッグを
展開作動させられる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は車両
本体、2は車体重量を測定する車軸荷重センサ、3は車
両の減速度を検出する減速度センサ、4は衝突時など運
転席の乗員を保護するエアバッグ、5はエアバッグの展
開作動を制御する制御装置である。
【0011】図2に示すように、制御装置5はマイコン
等で構成され、車軸荷重センサ2、減速度センサ3から
の検出信号が入力し、これらに基づいて修正減速度を演
算し、この修正減速度が予め設定した設定値を越えたと
きにエアバッグ4を展開作動させるようになっている。
【0012】図3は制御装置5で実行される制御動作の
フローチャートであり、図示するように、ステップ1で
は車体重量Wと、車体の減速度αを読み込み、これらに
基づいてステップ2において、修正減速度αpを、αp
=α×(W/W0)として演算する。ただし、W0は基準
車体重量を表し、したがって、もし検出された車体重量
Wが基準車体重量W0よりも大きいときは、修正減速度
αpは実際の減速度αよりも大きくなり、逆に小さいと
きはαpも小さくなる。なお、図4に修正減速度と実際
の減速度との関係を示す。
【0013】次にステップ3でこの修正減速度αpを、
予め設定された衝突減速度の設定値Gと比較し、Gより
も小さいときは、ステップ1に戻るが、もしGよりも大
きいときは、ステップ4に移行してエアバッグを展開作
動させる。
【0014】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0015】車両の前方車両への追突時など、積車時と
空車時とでは衝突に伴う減速度(衝突加速度)は大きく
異なり、積車時の方が衝突前の慣性エネルギが大きいこ
とから、衝突直後の減速度は空車時に比較して小さいこ
とが多い。
【0016】このため、エアバッグ4を展開作動させる
ときの減速度の設定値によっては、積車時にエアバッグ
が作動しないことがある。これに対して、設定値を小さ
くすると、積車時に比較して制動距離が短くなる空車時
など急制動をかけたときの減速度が設定値を越え、エア
バッグが誤作動することもある。
【0017】しかし、本発明では、検出された減速度
は、そのときの車体重量を基準車体重量と比較、修正さ
れ、この修正減速度が設定値を越えたときにエアバッグ
4を展開作動させる。
【0018】このため、そのときの車体重量が基準重量
よりも大きいときは、実際の減速度よりも修正減速度は
比例的に大きくなり、逆に基準重量よりも小さいとき
は、修正減速度も比例的に小さくなる。
【0019】したがって、積車時などは実際の減速度が
設定値に達しなくても、修正減速度が設定値を越えたと
きにエアバッグ4が展開作動することになり、積車時の
衝突から乗員を確実に保護することができる一方、空車
時などは実際の減速度が設定値を越えても修正減速度が
設定値を越えない限りエアバッグ4は展開作動しないの
で、衝突の心配のないとき急制動時に誤ってエアバッグ
4が展開作動するのを防止することができる。
【0020】なお、本発明では、車軸荷重センサ2は前
輪側に設けても、同じような作用効果を発揮する。
【0021】
【発明の効果】第1の発明によれば、乗員保護用に運転
席に設置したエアバッグと、車両の減速度を検出する手
段と、この減速度の大きさに応じてエアバッグを展開作
動させるようにした車両のエアバッグ制御装置におい
て、車体の重量を検出する手段と、この検出車体重量を
予め設定した基準車体重量との比較に応じて前記検出減
速度を修正する手段と、この修正減速度が設定値を越え
たときにエアバッグを展開作動させる制御手段とを備え
たので、車体重量が基準車体重量よりも重いときは、実
際の減速度よりも修正減速度が大きくなり、逆に車体重
量が基準車体重量よりも軽いときは修正減速度が小さく
なり、これらの結果、車体重量が大きいときでも衝突時
に確実にエアバッグを作動させられ、また空車時など衝
突に至らない急制動時などに誤ってエアバッグが展開す
ることが防止でき、このようにして常に適正にエアバッ
グの作動を制御できる。
【0022】第2の発明によれば、前記減速度の修正手
段は、検出減速度を基準車体重量に対する検出車体重量
の比率に応じて増加させるので、常に適正にエアバッグ
を展開作動させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図2】制御装置のブロック図である。
【図3】制御動作を示すフローチャートである。
【図4】修正減速度の特性を示す説明図である。
【図5】本発明の構成図である。
【符号の説明】
2 車軸荷重センサ 3 減速度センサ 4 エアバッグ 5 制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員保護用に運転席に設置したエアバッ
    グと、車両の減速度を検出する手段と、この減速度の大
    きさに応じてエアバッグを展開作動させるようにした車
    両のエアバッグ制御装置において、車体の重量を検出す
    る手段と、この検出車体重量を予め設定した基準車体重
    量との比較に応じて前記検出減速度を修正する手段と、
    この修正減速度が設定値を越えたときにエアバッグを展
    開作動させる制御手段とを備えたことを特徴とする車両
    エアバッグ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記減速度の修正手段は、検出減速度を
    基準車体重量に対する検出車体重量の比率に応じて増加
    させる請求項1に記載の車両のエアバッグ制御装置。
JP07174295A 1995-03-29 1995-03-29 車両のエアバッグ制御装置 Expired - Fee Related JP3479377B2 (ja)

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