JP3153363B2 - 火災感知装置 - Google Patents

火災感知装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙室内にキセノンラン
プ等の発光ランプと受光素子とを設け、発光ランプで発
光し、この発光ランプからの光を受けた受光素子の出力
信号に応じて火災による煙の濃度を検出する火災感知装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キセノンランプで発生した光を受光素子
が受け、この受光素子の出力信号に応じて、煙室内に流
入した火災による煙の濃度を検出する従来の煙感知器等
の火災感知装置において、経年変化等によって、キセノ
ンランプの発光効率が低下したり、受光素子の受光効率
が低下したり、キセノンランプ、受光素子に汚れが付着
すると、受光素子の出力信号のレベルが次第に低下す
る。
【0003】このように受光素子の出力信号のレベルが
低下すると、煙感知器としての正常動作を行うことがで
きなくなる。この場合、キセノンランプまたは受光素子
が異常であることを示すトラブル警報、たとえばアラー
ムを鳴らし、この警報に気づいた人を通じて、キセノン
ランプ、受光素子等の交換、清掃等のメンテナンスを行
えば、煙感知器は再び正常動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、受光素子の出力信号のレベルが低下したときに、煙
感知器等の火災感知装置に正常動作を行わせるために
は、キセノンランプ、受光素子等の交換、清掃等のメン
テナンスを必ず実行しなければならない。しかし、キセ
ノンランプ、受光素子等の交換、清掃等のメンテナンス
は誰でもが実行できる作業ではなく、特に超高感度煙感
知器の場合には、通常、その煙感知器をサービス工場に
発送し、サービス工場においてメンテナンスを行う。
【0005】また、上記超高感度煙感知器の場合には、
たとえば2年毎のように、定期的にメンテナンスを行
い、この定期的メンテナンス時にキセノンランプの交換
を行う。この場合、メンテナンスすべき煙感知器を現場
で取り外し、その代わりに正常な代替煙感知器を取り付
け、サービス工場でメンテナンスが終了したときに、現
場において煙感知器の交換を再び行う。このようにし
て、煙感知動作の継続性を維持するようにしている。
【0006】ところが、従来例において、受光素子の出
力信号のレベルが低下したときに、代替煙感知器が煙感
知器の設置現場にないと、突然、煙感知動作を実行でき
なくなり、しかも、代替煙感知器を設置現場に取り寄せ
るまで、正常な煙感知動作を実行することができないと
いう問題がある。この問題は、キセノンランプ以外の発
光ランプを使用した場合にも同様に発生するものであ
る。
【0007】本発明は、受光素子の出力信号のレベルが
低下したときに、代替煙感知器が煙感知器の設置現場に
なくても、正常な煙感知動作を継続して実行することが
できる火災感知装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光ランプで
発生した光を受光素子が受け、この受光素子の出力信号
を増幅器で増幅し、この増幅器の出力信号に応じて、煙
室内の煙の濃度を検出する火災感知装置において、増幅
器の出力信号の値と所定の基準値とを比較し、増幅器の
出力信号の値がその基準値以下であるときに、増幅器の
出力信号の値が異常であることを表示し、その後、ゲイ
ン増加指令スイッチが動作されたときに、増幅器のゲイ
ンを増加させ、しかも、ゲイン増加手段は、レベル比較
手段の前段に設けられているものである。
【0009】
【作用】本発明は、増幅器の出力信号の値と所定の基準
値とを比較し、増幅器の出力信号の値がその基準値以下
であるときに、増幅器の出力信号の値が異常であること
を報知し、その後、ゲイン増加指令スイッチが動作され
たときに、増幅器のゲインを増加させるので、受光素子
の出力信号のレベルが低下したときに、今まで使用して
いた火災感知装置の煙感知器によって正常動作を続行で
き、したがって、代替煙感知器を現場に常備する必要が
ない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0011】この実施例の煙感知器1において、煙室3
0内にキセノンランプ10と受光素子20とが設けら
れ、キセノンランプ10と受光素子20とは遮光板34
によって隔てられている。そして、キセノンランプ10
が発光し、その光が煙室30内の煙で散乱し、受光素子
20に到達し、受光素子20の受光量に応じて、煙室3
0内の煙の濃度を、たとえばマイクロコンピュータで構
成される制御回路50が判断するようになっている。
【0012】キセノンランプ10は、発光に必要な高電
圧を高電圧発生回路12から供給され、トリガ回路11
から供給されるトリガ信号によってその発光タイミング
が制御される。トリガ回路11は、制御回路50から供
給される制御信号に基づいてトリガ信号を発生する。
【0013】煙室30は、火災監視区域の雰囲気を煙室
30に導くサンプリングパイプ31と、煙室30の空気
を煙感知器1の外に導くパイプ32とに接続され、パイ
プ32内には吸引ファン33が設けられている。
【0014】増幅器40は、受光素子20の出力信号を
増幅するものであり、ゲイン切換回路41によってその
ゲイン(増幅率)が制御され、ピークホールド回路42
は、増幅器40の出力信号のピークを保持する回路であ
り、A/D変換回路43は、ピークホールド回路42が
出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する回路で
ある。
【0015】スイッチSW3は、増幅器のゲインを増加
させる指令を行うゲイン増加指令スイッチの一例であ
り、ノンロックスイッチであり、誤動作防止のために、
1秒間以上で5秒間未満の時間だけ継続してオンしてい
るときに、制御回路50はゲイン増加の指令を発生す
る。なお、上記以外の時間を設定するようにしてもよ
く、一旦、オンされれば、ゲイン増加の指令が発生する
ようにしてもよい。
【0016】制御回路50は、煙感知器1の全体を制御
するとともに、A/D変換回路43からのデジタル信号
に基づいて、現在における煙室30内の煙濃度を判断す
るものである。また、制御回路50は、増幅器の出力信
号の値と所定の基準値とを比較するレベル比較手段の一
例であり、ゲイン増加指令スイッチによる指令に応じ
て、増幅器のゲインを増加させるゲイン増加手段の一例
でもある。
【0017】また、増幅器40の出力信号の値が所定の
基準値以下であるときに、増幅器40の出力信号の値が
異常であることを示す液晶等の異常報知手段(図示せ
ず)が設けられている。
【0018】ROM60は、図3に示すフローチャート
のプログラムを格納するものであり、EEPROM62
は、出力値補正用のROMであり、増幅器40の出力レ
ベルが所定の基準値よりも低下したときに増幅器40の
ゲインを数段階にわたって補正するが、この補正回数を
示す値Kを格納するROMである。また、EEPROM
62は補正回数を記憶する電気的に書き換え可能な不揮
発性記憶手段の一例である。RAM64は、作業用のメ
モリである。
【0019】D/A変換回路71は、信号送出回路7
2、コネクタCを介して受信機2に信号を送るために、
制御回路50が出力したデジタル信号をアナログ信号に
変換する回路である。
【0020】図2は、上記実施例で使用されているゲイ
ン切換回路41の具体例を示す回路図である。
【0021】ゲイン切換回路41は、受光素子20と増
幅器40との間に設けられた抵抗Rsと、互いに直列接
続された抵抗Rf1、Rf2、Rf3、Rf4と、ロー
タリスイッチCSとを有する。抵抗Rf1、Rf2、R
f3、Rf4で構成された直列回路は、増幅器40の入
力端子と出力端子との間に接続され、ロータリスイッチ
CSは、抵抗Rf1とRf2との接続点P1、抵抗Rf
2とRf3との接続点P2、抵抗Rf3とRf4との接
続点P3、空点P4を、増幅器40の出力端子に切換接
続するものであり、実際には、ロータリスイッチCSは
電子スイッチで構成されている。なお、増幅器40のゲ
インは、直列接続抵抗Rf1、Rf2、Rf3、Rf4
の合成値(この値はロータリスイッチCSの切換によっ
て変化する)と、抵抗Rsの値との比とほぼ同じであ
る。つまり、抵抗Rf2、Rf3、Rf4の値が、抵抗
Rf1の値の20%の値に設定され、ロータリスイッチ
CSを接続点P1、P2、P3、P4に順次、切り換え
ると、増幅器40のゲインは、ロータリスイッチCSが
接続点P1に接続されている場合のそれぞれ、1倍、
1.2倍、1.4倍、1.6倍と変化する。
【0022】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0023】図3は、上記実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【0024】まず、補正指令回数を示す関数Kを「0」
にセットする(S1)。なお、キセノンランプ10の発
光効率が低下したり、受光素子20の受光効率が低下し
たり、キセノンランプ10、受光素子20に汚れが付着
すると、受光素子20の出力信号のレベルが次第に低下
するが、このときに実施例において、増幅器40のゲイ
ン(増幅率)を増加する補正を行うが、上記補正指令回
数Kはその補正回数を示すものである。
【0025】そして、A/D変換回路43の現在の出力
レベルと、予め定められた所定の基準値(比較基準レベ
ル)とを制御回路50が比較し(S2)、A/D変換回
路43の現在の出力レベルが所定の基準値以上の値であ
れば、A/D変換回路43の現在の出力レベルについて
は問題ないので、煙濃度の検出動作を実行する(S2
0)。
【0026】しかし、A/D変換回路43の現在の出力
レベルが基準値よりも低ければ、煙濃度を正常に検出で
きないので、つまり、火災レベルに相当する濃度の煙が
煙室30に進入しても火災ではないと判断する失報状態
が発生するので、煙感知器1または受信機2に設けた異
常報知手段としての異常状態表示装置(図示せず)によ
って、異常を表示する(S3)。この異常表示を見てい
た人がスイッチSW3を1〜5秒の間、オンすると(S
4)、つまり、増幅器40のゲインを増加させる指令を
行うと、補正指令回数Kが「1」インクリメントされ
(S5)、このときに補正指令回数Kが「4」以上であ
れば(S6)、補正指令回数Kを「0」にリセットし
(S7)、このようにして補正指令回数Kが「0」にな
れば(S8)、EEPROM62に補正指令回数Kとし
て「0」を格納し(S9)、増幅器40のゲインを1.
0倍にする(S10)。
【0027】このように補正指令回数Kが「0」であれ
ば、図2に示すロータリスイッチCSの接点が点P1に
接続されており、増幅器40のフィードバックループの
抵抗が抵抗Rf1のみであり、抵抗Rsの値と抵抗Rf
1の値との比に応じたゲイン(通常のゲイン)で増幅器
40が動作する。つまり、増幅器40のゲインが通常の
1倍、すなわち増幅器40の増幅率が1000(感知器
1の設置時における増幅率が1000)であれば、その
1000に設定されている。
【0028】一方、今まで補正指令回数Kが「0」であ
り、キセノンランプ10の発光効率の低下等によって異
常表示がされ(S3)、このときにスイッチSW3が1
〜5秒間、オンされると(S4)、補正指令回数Kが
「1」に変化し(S5)、増幅器40のゲインを初めて
補正する必要が生じる。この場合、EEPROM62に
補正指令回数Kとして「1」が格納され(S11)、増
幅器40のゲインを1.2倍に補正する(S12、S1
3)とともに、異常表示がクリアされる。このときに、
図2に示すロータリスイッチCSの接点が点P2に切り
換えられ、増幅器40のフィードバックループの抵抗が
抵抗Rf1+Rf2になり、抵抗Rf1+Rf2の合成
値と抵抗Rsの値との比に応じたゲインで増幅器40が
動作する。つまり、増幅器40のゲインが通常の1.2
倍、すなわち増幅率がたとえば1000(感知器1の設
置時における増幅率が1000)であれば1200に増
加する。
【0029】このようにして増幅器40のゲインを増加
すると、キセノンランプ10の発光効率の低下等によっ
て受光素子20の出力信号レベルが低下したときに、煙
感知器1の代替品と交換せずに、煙感知器1がそのまま
正常動作を行うことができる。したがって、煙感知動作
を継続することができ、しかもメンテナンス上、効率が
よい。
【0030】その後、受光素子20の出力レベルがさら
に低下すると、再び異常表示が行われ、スイッチSW3
を押すと(S3、S4)、補正指令回数Kが「2」に変
化し(S5)、増幅器40のゲインを再び補正すること
になり、EEPROM62に補正指令回数Kとして
「2」が格納され(S11)、K=2であるので、増幅
器40のゲインが1.4倍に補正される(S12、S1
4、S15)とともに、異常表示がクリアされる。つま
り、図2に示すロータリスイッチCSの接点が点P3に
切り換えられ、増幅器40のフィードバックループの抵
抗が抵抗Rf1+Rf2+Rf3になり、抵抗Rf1+
Rf2+Rf3の合成値と抵抗Rsの値との比に応じた
ゲインで増幅器40が動作し、増幅器40のゲインが通
常の1.4倍に増加する。
【0031】そして、受光素子20の出力レベルが再び
低下すると、異常表示が行われ、スイッチSW3を押す
と(S3、S4)、補正指令回数Kが「3」に変化し
(S5)、EEPROM62に補正指令回数Kとして
「3」が格納され(S11)、K=3であるので、増幅
器40のゲインを1.6倍に補正する(S12、S1
4、S16)とともに、異常表示がクリアされる。つま
り、図2に示すロータリスイッチCSの接点が点P4に
切り換えられ、増幅器40のフィードバックループの抵
抗が抵抗Rf1+Rf2+Rf3+Rf4になり、抵抗
Rf1+Rf2+Rf3+Rf4の合成値と抵抗Rsの
値との比に応じたゲインで増幅器40が動作し、増幅器
40のゲインが通常の1.6倍に増加する。
【0032】上記補正動作(S13、S15、S16)
を実行した後に、煙濃度の検出動作を行う(S20)。
つまり、受光素子20が出力する信号を増幅器40が増
幅し、そのピーク値をピークホールド回路42が保持
し、この保持された値をA/D変換回路43がデジタル
信号に変換し、このデジタル信号に基づいて、制御回路
50が煙濃度を判別する。そして、D/A変換回路71
がアナログ信号に変換し、信号送出回路72、コネクタ
Cを介して、受信機2に信号が送られ、この信号に基づ
いて、受信機2が煙濃度を表示する。
【0033】上記のように、異常表示が行われる度に、
異常表示が消えるまでスイッチSW3を押す操作を何度
か繰り返す。ここで、誤って押し過ぎて補正回数Kを必
要以上に大きくした場合には、さらにスイッチSW3を
操作し続け、補正回数Kの値が一巡し、二巡目で所望の
補正回数Kに設定することができる。なお、上記操作に
よって煙感知器の出力補正を行っている場合、その煙感
知器のキセノンランプ等を新品と交換するには、スイッ
チSW3を操作して補正回数Kの値をゼロに戻す必要が
ある。この場合、それまで使用していたキセノンランプ
が設置されている状態でスイッチSW3を何度か押し、
最初に異常表示が示された所が、補正回数Kの値がゼロ
の位置である。
【0034】なお、S15において、増幅器40のゲイ
ンを1.4倍に増加する代わりに、S13で1.2倍し
たゲインをさらに1.2倍する(最初に設定した増幅器
40のゲインを1.22 倍する)ようにしてもよく、S
16において、増幅器40のゲインを1.6倍に増加す
る代わりに、S15で1.2×1.2倍したゲインをさ
らに1.2倍する(最初に設定した増幅器40のゲイン
を1.23 倍する)ようにしてもよい。また、煙感知器
1または受信機2に補正回数Kを表示する表示手段を設
けてもよい。
【0035】上記実施例においては、スイッチSW3を
オンした後に、増幅器40のゲインを増加する補正を行
うようにしているが、スイッチSW3を押さずに自動的
にゲインを増加させるようにしてもよい。この場合に
は、増幅器40の出力信号の値が基準値以下であること
をレベル比較手段が判断したときに、制御回路50が増
幅器40のゲインを増加させるように制御すればよい。
【0036】上記実施例では、レベル比較手段と異常報
知手段とゲイン増加指令スイッチとゲイン増加手段とが
煙感知器1の側に設けられているが、このようにする代
わりに、それらのうちの一部または全部を、受信機2側
あるいは図示しない中継器側に設けるようにしてもよ
い。たとえば、受信機2側に異常報知手段とゲイン増加
指令スイッチとを設けた場合には、煙感知器1は、レベ
ル比較手段が異常を検出するとその旨を示す信号を受信
機2に送出して異常報知手段を動作させ、受信機2は、
ゲイン増加指令スイッチが動作されたときに、対応する
EEPROM62にその旨を記憶させるとともに、ゲイ
ン増加指令信号を感知器1に送出するようにすればよ
い。なお、これらの信号を、煙濃度を示す信号を送出す
る信号線を用いて伝送する場合には、煙濃度を示す信号
とは別の信号形態、たとえば、パルスコードを用いれば
よい。
【0037】また、上記実施例はキセノンランプを使用
した場合のものであるが、キセノンランプ以外の発光ラ
ンプを使用した場合も、上記の説明と同様である。さら
に、上記実施例では受信機2へ送出する煙濃度を示す信
号としてアナログ信号を使用しているが、これをデジタ
ル信号で送出してもよく、この場合はD/A変換回路7
1が不要になる。また、上記実施例では異常報知手段と
して表示装置を用いたが、ブザー等を利用してもよい。
【0038】さらに、上記実施例において、増幅器とし
ては増幅器40のみが設けられているが、増幅器40以
外に、増幅器40とピークホールド回路42との間に増
幅器を別設し、ゲイン増加指令スイッチによる指令に応
じて、その別設増幅器のゲインを増加させるようにして
もよい。この場合、増幅器40のゲインを増加させる必
要はない。また、上記別設増幅器を、ピークホールド回
路42とA/D変換回路43との間、D/A変換回路7
1と信号送出回路72との間、信号送出回路72とコネ
クタCとの間に設けるようにしてもよい。すなわち、ゲ
イン増加指令スイッチによる指令に応じてゲインを増加
させる増幅器として、1段または複数段の増幅回路で構
成するようにしてもよい。なお、D/A変換回路71以
降すなわちレベル比較手段を含む制御回路50の後段に
上記別設増幅器を設ける場合、キセノンランプ10の発
光効率の低下等によって受光素子20の出力レベルが低
下したときに、上記別設増幅器のゲインを増加させる
が、これと同時に、制御回路50における比較手段の基
準レベルを低下させる必要がある。この基準レベルを低
下させることによって、受光素子20の出力レベルが低
下しても、異常報知を確実に行わせることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、受光素子の出力信号の
レベルが必要以上に低下したときに、増幅器のゲインが
増加されるので、今まで使用していた煙感知器によって
煙感知動作を正常に続行できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるゲイン切換回路41の具体
例を示す回路図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…煙感知器、 2…受信機、 10…キセノンランプ、 11…トリガ回路、 20…受光素子、 30…煙室、 40…増幅、 41…ゲイン切換回路、 50…制御回路、 60…ROM、 62…出力値補正用EEPROM、 SW3…ゲイン補正指令用スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−220396(JP,A) 特開 昭53−105197(JP,A) 特開 昭60−118997(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/02 - 17/12 G08B 29/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光ランプと、この発光ランプからの光
    を受ける受光素子と、この受光素子の出力信号を増幅す
    る増幅器とを有し、この増幅器の出力信号に応じて煙の
    濃度を検出する煙感知装置において、 上記増幅器の出力信号の値と所定の基準値とを比較する
    レベル比較手段と; 上記増幅器の出力信号の値が上記基準値以下であるとき
    に、上記増幅器の出力信号の値が異常であることを示す
    異常報知手段と; 上記増幅器のゲインを増加させる指令を行うゲイン増加
    指令スイッチと; このゲイン増加指令スイッチによる指令に応じて、上記
    増幅器のゲインを増加させるゲイン増加手段と;上記ゲイン増加指令スイッチによる補正指令の回数を格
    納する補正指令回数記憶手段と; を有し、上記ゲイン増加手段は、上記レベル比較手段の
    前段に設けられていることを特徴とする火災感知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記増幅器は、1段または複数段の増幅回路で構成され
    ていることを特徴とする火災感知装置。
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