JPH0620171A - 煙感知装置 - Google Patents

煙感知装置

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JPH0620171A
JPH0620171A JP19650692A JP19650692A JPH0620171A JP H0620171 A JPH0620171 A JP H0620171A JP 19650692 A JP19650692 A JP 19650692A JP 19650692 A JP19650692 A JP 19650692A JP H0620171 A JPH0620171 A JP H0620171A
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light
emission
emitting lamp
light emitting
smoke
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Mikio Mochizuki
幹夫 望月
Hideo Ito
英雄 伊藤
Ryosaku Kobayashi
良作 小林
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光ランプと、この発光ランプからの光を受
ける受光素子とを有し、この受光素子の出力信号に応じ
て煙の濃度を検出する煙感知装置において、発光ランプ
の故障を事前に知ることができるようにすることによっ
て、煙感知動作に空白期間を生じさせないようすること
ができる煙感知装置を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 発光ランプを発光させる発光命令に対応する
発光ランプの無発光を検出し、この無発光の回数を記憶
し、その無発光の回数が所定回数以上であるときに、発
光ランプの寿命が近いことを警告するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙室内にキセノンラン
プ等の発光ランプと受光素子とを設け、発光ランプで発
光し、この発光ランプからの光を受けた受光素子の出力
信号に応じて煙の濃度を検出する煙感知装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】キセノンランプで発光し、このキセノン
ランプからの光を受けた受光素子の出力信号に応じて、
煙室内の煙の濃度を検出する従来の煙感知器等の煙感知
装置において、キセノンランプは所定回数または所定年
数、発光すると、発光効率が低下したり、発光しなくな
ったりして、煙感知器としての正常動作を行うことがで
きなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、キセノン
ランプが故障していることを検出するために、従来は、
キセノンランプからの受光レベルを検出し、この受光レ
ベルが所定レベル以上を維持できなくなったときに、キ
セノンランプが故障していると判断している。具体的に
は、30秒または1分間程度の時間を予め定め、この時
間内における受光レベルのうちで、所定レベル以上のも
のが存在しなくなった場合には、キセノンランプが故障
していると判断し、アラームを鳴らす等して、キセノン
ランプが故障していることを知らせるようにしている。
【0004】しかし、上記従来方法では、キセノンラン
プが既に故障したことを知らせることはできても、故障
の予知を行うことはできない。したがって、従来例にお
いては、キセノンランプが実際に故障した後、その故障
を保守担当者が知るまでの間は勿論のこと、キセノンラ
ンプが故障したことを保守担当者が知った後、キセノン
ランプの交換が終了するまでの間は、煙感知器が動作し
ないので、煙感知動作に空白期間が生じるという問題が
ある。この問題は、キセノンランプ以外の発光ランプに
ついても発生するものである。
【0005】本発明は、発光ランプの故障を事前に知る
ことができるようにすることによって、煙感知動作に空
白期間を生じさせないようすることができる煙感知装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光ランプ
と、この発光ランプからの光を受ける受光素子とを有
し、この受光素子の出力信号に応じて煙の濃度を検出す
る煙感知装置において、発光ランプを発光させる発光命
令に対応する発光ランプの無発光を検出し、この無発光
の回数を記憶し、その無発光の回数が所定回数以上であ
るときに、発光ランプの寿命が近いことを警告するもの
である。
【0007】
【作用】本発明は、発光ランプと、この発光ランプから
の光を受ける受光素子とを有し、この受光素子の出力信
号に応じて煙の濃度を検出する煙感知装置において、発
光ランプを発光させる発光命令に対応する発光ランプの
無発光を検出し、この無発光の回数を記憶し、その無発
光の回数が所定回数以上であるときに、発光ランプの寿
命が近いことを警告するので、発光ランプの故障を事前
に知ることができ、したがって煙感知動作に空白期間を
生じさせないようにすることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0009】この実施例の煙感知器1において、煙室3
0内にキセノンランプ10と受光素子20とが設けら
れ、キセノンランプ10と受光素子20とは遮光板34
によって隔てられている。そして、キセノンランプ10
が発光し、その光が煙室30内の煙で散乱し、受光素子
20に到達し、受光素子20の受光量に応じて、煙室3
0内の煙の濃度を制御回路50が判断するようになって
いる。
【0010】キセノンランプ10は、発光に必要な高電
圧を高電圧発生回路12から供給され、トリガ回路11
から供給されるトリガ信号によってその発光タイミング
が制御される。トリガ回路11は、制御回路50から供
給される制御信号に基づいてトリガ信号を発生する。
【0011】煙室30は、煙感知器1が設けられている
雰囲気を煙室30に導くサンプリングパイプ31と、煙
室30の空気を煙感知器1の外に導くパイプ32とに接
続され、パイプ32内には吸引ファン33が設けられて
いる。
【0012】増幅器40は、受光素子20の出力信号を
増幅するものであり、ゲイン切換回路41によってその
ゲインが制御され、ピークホールド回路42は、増幅器
40の出力信号のピークを保持する回路であり、A/D
変換回路43は、ピークホールド回路42が出力するア
ナログ信号をデジタル信号に変換する回路である。
【0013】制御回路50は、煙感知器1の全体を制御
するとともに、A/D変換回路43からのデジタル信号
に基づいて、現在における煙室30内の煙濃度を判断す
るもので、たとえばマイクロコンピュータ等で構成され
ている。
【0014】ROM60は、図2に示すフローチャート
のプログラムを格納するものであり、EEPROM63
は、キセノンランプ10が発光すべきときに発光しない
回数(無発光回数)を記憶するROMであり、月別にそ
の無発光の回数を記憶するものである。RAM64は、
作業用のメモリである。
【0015】D/A変換回路71は、信号送出回路7
2、コネクタCを介して受信機2に信号を送るために、
制御回路50が出力したデジタル信号をアナログ信号に
変換する回路である。
【0016】寿命警告信号用送出回路73は、キセノン
ランプ10の寿命が近いことを警告する寿命警告信号を
送出する回路である。
【0017】受光素子20と制御回路50とROM60
とは、発光ランプを発光させる発光命令と発光ランプの
発光とを監視することによって、発光命令に対応する発
光ランプの無発光を検出する無発光検出手段の例であ
る。なお、この無発光検出手段は、発光命令が発生した
ときに受光素子20が、発光命令に対応する発光を検出
しなければ、発光ランプが無発光であると判断するもの
である。EEPROM63は、無発光の回数を所定期間
毎に記憶する記憶手段の例である。また、EEPROM
63は電気的に書き換え可能な不揮発性記憶手段の例で
もある。制御回路50とROM60とは、無発光の回数
と所定回数とを比較する比較手段の例であるとともに、
無発光の回数が所定回数以上であるときに、発光ランプ
の寿命が近いことを警告する寿命警告手段の例でもあ
る。
【0018】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0019】図2は、上記実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【0020】まず、この実施例では、キセノンランプ1
0が発光すべきときに発光しない回数、つまり無発光回
数を、月毎に記憶するようにしてある。煙感知器1を設
置したときから、またはキセノンランプ10を交換した
ときから、1ヶ月目における無発光回数がカウントされ
るので、何ヶ月目であるかを示す関数nを「1」にセッ
トするとともに、nヶ月目の無発光回数を示す関数An
を「0」にセットする(S1)。その後は、1ヶ月経過
する毎に(S2)、関数nを1インクリメントし、その
新たな月における無発光回数の関数Anを「0」にセッ
トする(S3)。
【0021】そして、制御回路50から発光命令があっ
たときに(S4)、受光素子20による受光のレベルが
所定レベルに達しない場合(S5)には、無発光の回数
を1だけ増加する(S6)。つまり、その月における無
発光回数の関数Anを1だけ増加し、この数をEEPR
OM63の対応箇所に格納する。
【0022】そして、その月における無発光回数の関数
Anの値(その月における無発光の合計回数)と、アラ
ームレベルAmax (上記実施例では7回)とを制御回路
50が比較し(S11)、その月における無発光の合計
回数が7回以上であれば、寿命警告信号を出力する(S
12)。この寿命警告信号は、送出回路73、コネクタ
Cを介して受信機2に送られる。
【0023】上記動作(S2〜S12)を発光命令が発
生する毎に実行し、その後、煙濃度の検出動作を行う
(S20)。つまり、受光素子20が出力する信号を増
幅器40が増幅し、そのピーク値をピークホールド回路
42が保持し、この保持された値をD/A変換回路43
がデジタル信号に変換し、このデジタル信号に基づい
て、制御回路50が煙濃度を判別する。そして、D/A
変換回路71がアナログ信号に変換し、信号送出回路7
2、コネクタCを介して、受信機2に信号が送られ、こ
の信号に基づいて、受信機2が煙濃度を表示する。
【0024】図3は、上記実施例において、EEPRO
M63に記憶されている無発光回数の記憶例を示すもの
である。この例では、煙感知器1の設置から、1〜6ヶ
月目までは、無発光が1回も発生せず、7、8ヶ月目に
それぞれ、1回づつ発生し、9、10、11、12、1
3ヶ月目にそれぞれ、3、2、3、5、10回発生して
いる。これらの記憶内容を見ることによって、その煙感
知器に設置されているキセノンランプ10が交換すべき
ときであるか否かを判断することができる。つまり、キ
セノンランプ10が故障する場合、通常は、無発光の回
数が徐々に増加し、その回数がある程度多くなった後
に、故障するものであり、したがって、その履歴を見れ
ば、キセノンランプ10を交換すべきときであるか否か
を判断することができる。
【0025】また、上記記憶内容を見なくても、その月
における無発光の合計回数が所定回数以上であれば、寿
命警告信号が出力され、これに基づいて、受信機2がア
ラームを鳴らすので、キセノンランプ10の故障発生を
容易に予知できる。なお、寿命警告する場合、ベル、声
等の音を使用してもよく、ランプ、ディスプレー表示手
段等の視覚手段を使用してもよい。また、ベルやランプ
等は煙感知器1に設けるようにしてもよい。
【0026】図4は、上記実施例において、EEPRO
M63に記憶されている無発光回数とアラームレベルと
の関係を示す図である。この実施例ではアラームレベル
max として7回を設定しているが、他の回数を設定し
てもよい。
【0027】上記実施例は、キセノンランプを使用する
場合について説明したが、不安定な故障モードを有する
発光ランプならば、キセノンランプ以外の発光ランプで
も、上記キセノンランプと同様である。
【0028】上記実施例では、発光命令が発生したとき
に受光素子20が、発光命令に対応する発光を検出しな
ければ、発光ランプが無発光であると判断しているが、
この代わりに、他の無発光検出手段を設けるようにして
もよい。つまり、受光素子20以外の受光素子または発
光ランプの熱を検出する感熱素子を設け、発光命令が発
生したときに、受光素子20以外の受光素子が発光を検
出しなければ、または感熱素子が発光を検出しなけれ
ば、発光ランプが無発光であると判断するようにしても
よい。また、高電圧発生回路12の出力電圧または出力
電流の変化を見て、その変化が通常よりも少なければ、
発光ランプが無発光であると判断するようにしてもよ
い。
【0029】上記実施例では、制御回路50自身が発生
する発光命令を使用して、制御回路50が無発光を判断
しているが、制御回路50自身が発生する発光命令以外
にも、発光ランプのトリガ信号またはトリガ回路11の
制御信号を上記発光命令として使用して、無発光を判断
するようにしてもよい。さらに、上記実施例において
は、EEPROM63は、月別に無発光の回数を記憶す
るようにしているが、1週間毎、10日毎、100日毎
等のように、月以外の所定期間毎に無発光の回数を記憶
するようにしてもよい。また、EEPROM63の代わ
りに、バックアップ用バッテリ付きのRAMまたは単に
RAMだけを使用するようにしてもよい。また、上記実
施例では、煙濃度を示す信号をアナログ信号で受信機2
に送信しているが、アナログ信号の代わりにデジタル信
号を使用して送信してもよい。
【0030】上記実施例においては、1ヶ月毎の無発光
回数を、アラームレベル(Amax )と比較しているが、
たとえば過去3ヶ月の無発光回数を合計した数等のよう
に、EEPROM63に記憶された回数のいくつかを合
計した数をアラームレベル(Amax )と比較するように
してもよい。
【0031】なお、上記実施例では煙感知装置が煙感知
器である場合について説明したが、無発光回数記憶用の
EEPROM等の記憶手段や無発光の回数と所定回数と
を比較する比較手段を、受信機2または図示しない中継
器等に設けるようにしてもよい。この場合、煙感知器が
無発光を検出したときに、無発光が発生したことを示す
信号を感知器から受信機2または中継器に送出し、受信
機2または中継器は、感知器毎に対応する記憶手段にそ
の結果を、たとえば月単位で加算記憶する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、無発光の回数が所定回
数以上であるときに、発光ランプの寿命が近いことを警
告するので、発光ランプの故障を事前に知ることがで
き、したがって、煙感知動作に空白期間を生じさせない
ようにすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】上記実施例において、EEPROM63に記憶
されている無発光回数の記憶例を示すものである。
【図4】上記実施例において、EEPROM63に記憶
されている無発光回数とアラームレベルとの関係を示す
図である。
【符号の説明】
1…煙感知器、 2…受信機、 10…キセノンランプ、 11…トリガ回路、 20…受光素子、 30…煙室、 40…増幅回路、 41…ゲイン切り換え回路、 50…制御回路、 60…ROM、 63…無発光回数記憶用EEPROM、 73…寿命警告信号用送出回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光ランプとこの発光ランプからの光を受
    ける受光素子とを有し、上記受光素子の出力信号に応じ
    て煙の濃度を検出する煙感知装置において、 上記発光ランプを発光させる発光命令と上記発光ランプ
    の発光とを監視することによって、上記発光命令に対応
    する上記発光ランプの無発光を検出する無発光検出手段
    と;上記無発光の回数を所定期間毎に記憶する記憶手段
    と;上記無発光の回数と所定回数とを比較する比較手段
    と;上記無発光の回数が所定回数以上であるときに、上
    記発光ランプの寿命が近いことを警告する寿命警告手段
    と;を有することを特徴とする煙感知装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記無発光検出手段は、上記発光命令が発生したときに
    上記受光素子が、上記発光命令に対応する発光を検出し
    なければ、上記発光ランプが無発光であると判断するも
    のであることを特徴とする煙感知装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記無発光検出手段は、上記発光命令が発生したとき
    に、上記受光素子以外の受光素子または上記発光ランプ
    の熱を検出する感熱素子が、上記発光命令に対応する発
    光を検出しなければ、上記発光ランプが無発光であると
    判断するものであることを特徴とする煙感知装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記発光ランプを発光させる発光命令は、上記発光ラン
    プの発光を制御する制御回路内の発光命令、トリガ回路
    の制御信号または発光ランプのトリガ信号であることを
    特徴とする煙感知装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれか1項におい
    て、 上記記憶手段は、電気的に書き換え可能な不揮発性の記
    憶手段であることを特徴とする煙感知装置。
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JP2515404B2 (ja) 1989-08-11 1996-07-10 株式会社テック チェックアウト装置
JP2545298B2 (ja) 1990-07-23 1996-10-16 浜松ホトニクス株式会社 光検知装置

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