JP3151122B2 - 皮膚状態評価方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

皮膚状態評価方法およびそれに用いる装置

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JP3151122B2
JP3151122B2 JP09553095A JP9553095A JP3151122B2 JP 3151122 B2 JP3151122 B2 JP 3151122B2 JP 09553095 A JP09553095 A JP 09553095A JP 9553095 A JP9553095 A JP 9553095A JP 3151122 B2 JP3151122 B2 JP 3151122B2
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧品販売員が顧客の
皮膚状態をカウンセリングする際に用いられる皮膚状態
評価方法およびそれに用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、化粧品販売では、専門の販売
員が、店頭あるいは訪問販売先で,化粧品メーカーから
配付された化粧品販売促進用シートに基づいて顧客に化
粧品の売り込みを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各メー
カーが多種多様の化粧品を販売し、各メーカーがそれぞ
れ近似した販売促進をしている現状では、化粧品自体の
独自性よりも、顧客に対していかに好ましい印象を与え
ることができるかが顧客の購買力を引き出す大きなポイ
ントとなる。そこで、最近では、専用の測定機器を用い
て顧客の皮膚状態を測定し、その測定結果に基づいてそ
の人の肌に合うと思われる化粧品をアドバイスすること
が行われている。しかし、測定結果のみを情報源として
アドバイスを行うと、そのアドバイスが一方的となり、
顧客によっては不快となる場合もある。そこで、顧客に
客観的なデータを提示し、そのデータと測定結果とを比
較して顧客を納得させながら適切なアドバイスを行うこ
とが望まれるが、器具による測定操作を行い、その結果
に応じた客観的なデータを冊子を開いて見せ、さらに測
定結果と上記データを比較しながら要領よくカウンセリ
ングサービスを行うことは、販売員に多大な労力を課す
こととなり、カウンセリングに混乱が生じるおそれもあ
る。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、皮膚の状態、特に皮膚の拡大画像を中心にし
て、短時間で要領よく的確なカウンセリングサービスを
行うことのできる皮膚状態評価方法およびそれに用いる
装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、被測定者の皮膚表面に照明を当てて得ら
れる皮膚表面拡大画像を表示手段における画面の一部分
に表示するとともに、上記画面の他の部分に所定の参照
画像を表示し、両者を比較しながら被測定者の皮膚状態
を評価する過程と、皮膚状態に対する問診を上記表示手
段における画面に順次表示し、画面ごとに被測定者に肯
定・否定を選択させ、最終的に、その選択傾向から演繹
される被測定者の皮膚状態を、予め分類された複数の典
型的な皮膚状態のいずれに相当するか、その典型例に応
じて付された象徴記号として上記画面に表示する過程
と、上記象徴記号で示される皮膚状態における皮膚断面
図を、データ取出用外部記憶手段に予め記憶された皮膚
断面図データから取り出して上記画面の一部分に表示す
るとともに、上記画面の他の部分に、同じく上記皮膚断
面図データから取り出された、最も良好な皮膚状態にお
ける皮膚断面図を表示し、両者を比較しながら被測定者
の皮膚状態を評価する過程と、被測定者の皮膚温度と皮
膚表面水分量と皮脂量をそれぞれ測定する過程とを備
え、上記被測定者の皮膚表面拡大画像をデータ蓄積用外
部記憶手段に記憶させ、上記被測定者の皮膚状態を示す
象徴記号および被測定者の皮膚温度と皮膚表面水分量と
皮脂量の各測定値をプログラム記憶手段に記憶させ、
測定者の肌履歴情報として蓄積し、上記肌履歴情報を、
上記被測定者のつぎの皮膚状態評価時に、上記表示手段
の画面上に表示して参照できるようにするとともに、上
記プログラム手段に記憶された各測定値の経時的変化
を、上記表示手段の画面上に、図表化した状態で表示し
て参照できるようにした皮膚状態評価方法を第1の要旨
とする。
【0006】また、本発明は、そのなかでも、特に、上
記プログラム記憶手段に記憶され保存されたデータを、
データ蓄積用外部記憶手段に移して携帯可能にし、ある
いは携帯可能なデータ蓄積用外部記憶手段に記憶された
データを、プログラム記憶手段に移して保存するように
した皮膚状態評価方法を第2の要旨とし、上記画面の他
の部分に表示される参照画像が、データ蓄積用外部記憶
手段に記憶されたサンプル皮膚表面拡大画像データから
取り出されるいずれかのサンプル皮膚表面拡大画像であ
る皮膚状態評価方法を第3の要旨とする。
【0007】さらに、本発明は、これらのなかでも、特
に、上記画面の他の部分に表示される参照画像が、上記
画面の一部分に表示される皮膚表面拡大画像とは異なる
部位を測定して得られる被測定者の皮膚表面拡大画像で
ある皮膚状態評価方法を第4の要旨とし、上記画面の他
の部分に表示される参照画像が、上記画面の一部分に表
示される皮膚表面拡大画像と同じ部位であって撮像条件
を変更して得られる被測定者の皮膚表面拡大画像である
皮膚状態評価方法を第5の要旨とし、化粧品の使用方法
を表示する動画を、データ取出用外部記憶手段に予め記
憶させておき、その動画データを取り出して上記画面に
表示するようにした皮膚状態評価方法を第の要旨とす
る。
【0008】また、本発明は、上記第の要旨である皮
膚状態評価方法に用いられる装置であって、先端部を被
測定者の皮膚表面に押し当て照明を当てて皮膚表面を拡
大撮像しこれを電気信号に変換する撮像ヘッドと、被測
定者の皮膚温度を測定する手段と、被測定者の皮膚表面
水分量を測定する手段と、被測定者の皮脂量を測定する
手段と、各種の皮膚状態における皮膚表面拡大画像がサ
ンプル皮膚表面拡大画像データとして予め記憶されてい
るとともに、予め複数の典型例として分類されそれぞれ
に象徴記号が付された各皮膚状態における皮膚断面図が
予め記憶されたデータ取出用外部記憶手段と、データ蓄
積用外部記憶手段と、被測定者が肯定・否定の選択行為
を繰り返すことによって最終的に、その選択傾向から演
繹される被測定者の皮膚状態が、上記データ取出用外部
記憶手段に記憶されている典型的な皮膚状態のいずれに
相当するかを、その象徴記号として表示するよう設定さ
れた問診プログラムが予め記憶されているとともに、被
測定者に対する問診結果および被測定者に対する皮膚温
度,皮膚表面水分量,皮脂量の各測定値がそのつど記憶
されるプログラム記憶手段と、表示手段と、制御手段と
を備え、上記制御手段には、上記データ取出用外部記憶
手段に記憶されたデータを取り出す機能と、上記データ
蓄積用外部記憶手段に、上記撮像ヘッドによって得られ
た被測定者の皮膚表面拡大画像を記憶させる機能と、上
記表示手段における画面を2以上の領域に分割して各分
割画面に所定の情報を表示する機能と、上記プログラム
記憶手段に記憶された問診プログラムを設問ごとに画面
表示させる機能と、同じく上記プログラム記憶手段に記
憶された被測定者に対する皮膚温度,皮膚表面水分量,
皮脂量の各測定値の経時的変化を、表示手段の画面に、
図表化された状態で表示させる機能とが設けられてお
り、上記表示手段の画面が2以上の領域に分割された状
態で、その分割画面の一つに、上記撮像ヘッドから得ら
れる被測定者の皮膚表面拡大画像が静止画像として表示
され、他の少なくとも一つの分割画面に、所定の参照画
面が表示されるか、上記表示手段の単一画面に、上記問
診プログラムが設問ごとに順次表示され、最終的に被測
定者の皮膚状態を示す象徴記号が表示されたのち、上記
画面が2以上の領域に分割され、その状態で、その分割
画面の一つに、上記データ取出用外部記憶手段の皮膚断
面図データから取り出された上記象徴記号で示される皮
膚状態における皮膚断面図が表示され、他の少なくとも
一つの分割画面に、同じく上記皮膚断面図データから取
り出された、最も良好な皮膚状態における皮膚断面図が
表示されるようになっている皮膚状態評価装置を第
要旨とする。そして、そのなかでも、特に、上記撮像ヘ
ッドによって得られる画像が、皮膚表面からの反射光を
受けた画像と、皮膚表面からの反射光を排除した画像の
2種類あり、どちらかを選択するようになっている皮膚
状態評価装置を第8の要旨とする。
【0009】
【作用】すなわち、本発明によれば、被測定者の皮膚表
面拡大画像を、単に表示手段の画面に表示するのではな
く、その画面を分割し、分割された一部分に、被測定者
の皮膚表面拡大画像を表示し、他の部分に、データ取出
用外部記憶手段から取り出されたサンプル皮膚表面拡大
画像等の参照画面を表示することができる。したがっ
て、2以上の画像を同時に、一目で比較することができ
るのであり、被測定者は、自分の皮膚状態が客観的にど
の程度傷んでいるか、あるいは良好なのかを、即座に把
握することができる。しかも、上記測定された画像は、
データ蓄積用外部記憶手段に記憶され、被測定者の肌履
歴情報として蓄積されるため、一定の期間をあけて測定
を繰り返し、その都度、それ以前の肌履歴情報を取り出
して表示手段の画面で見ることができる。これを見せら
れた被測定者は、自分の皮膚状態の経時的な変化を把握
することができ、皮膚に対する手入れの必要性等を実感
することができる。このことは、ひいては化粧品への購
買意欲を高めることにつながる。そして、上記画像処理
のための操作は、本発明の装置によれば非常に簡単であ
り、化粧品販売員にとって情報整理のための負担および
情報取り出しのための負担が、従来の販売促進シートや
冊子を用いたカウンセリングに比べて小さく、また的確
なアドバイスを行いやすいという利点を有する。
【0010】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳細
に説明する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の皮膚状態評価装置の一実施例
を示している。この装置は、皮膚温度と皮膚表面水分量
と皮脂量とを測定し、その測定結果を処理する測定処理
部1と、皮膚表面を拡大撮像する皮膚表面拡大撮像部2
と、TVカラーモニター3と、CD−ROMおよびフロ
ッピィディスク用のデッキ部4とを備えている。また、
上記TVカラーモニター3には、その画像をそのままプ
リントアウトすることのできるビデオプリンター(図示
せず)が接続されている。
【0012】上記測定処理部1は、上面に操作用のスイ
ッチ類と表示部8〜11とが設けられた本体部5と、こ
の本体部5の上面の左右に差し込み保持される皮膚温度
・水分測定具6と、皮脂量測定具7とを備えている。そ
して、上記本体部5には、上記各測定具6,7から得ら
れる情報を処理するための制御手段が内蔵されており、
その処理結果が本体部5の上面に設けられた表示手段8
〜11に表示されるとともに、TVカラーモニター3に
も表示されるようになっている。また、上記本体部5に
は、常時利用できる所定の情報が予め記憶されたハード
ディスクが内蔵されており、このハードディスクに、後
述する所定の測定結果がそのつど記憶されるようになっ
ている。
【0013】また、上記皮膚表面拡大撮像部2は、撮像
本体部12と、この撮像本体部12の上面に斜めに載置
される撮像ヘッド13とを備えている。そして、上記撮
像本体部12には、上記撮像ヘッド13から得られる情
報を処理する処理手段が内蔵されており、その処理結果
が上記TVカラーモニター3に表示されるようになって
いる。
【0014】さらに、デッキ部4には、CD−ROM用
のデッキ100と、3.5インチフロッピィディスク用
のデッキ101,102が設けられており、上記本体部
5からの指示により、後述するCD−ROMから、必要
なデータが取り出されて上記TVカラーモニター3に画
面表示され、あるいは本体部5内で処理された情報が必
要に応じて後述するフロッピィディスクに記憶されるよ
うになっている。
【0015】つぎに、装置の細部についてより詳しく説
明する。
【0016】まず、上記皮膚表面拡大撮像部2におい
て、撮像ヘッド13は、図2に示すように、その先端開
口を皮膚表面Pに押し当てて使用するようになってお
り、プラスチック製のケーシング14の内側に、光ファ
イバーを円環状に配列して形成した導光体15が、光学
系16を囲んだ状態で内蔵されている。そして、上記光
学系16の下方には、円形の偏光板17と環状の偏光板
18と液晶素子19からなる偏光ユニット20が設けら
れている。そして、上記ケーシング14外側に並ぶスイ
ッチ(図1において21,21aで示す,なお21bは
オン・オフスイッチ)を切り換えることにより、二通り
の画像が選択できるようになっている。すなわち、第1
の画像は、光源(図示せず)から導光体15内を伝送さ
れた光を皮膚表面Pに投射し、その反射光をそのまま上
記偏光ユニット20を通過させて得られる画像(反射画
像)であり、第2の画像は、上記と同様にして光を皮膚
表面Pに投射し、その反射光を上記偏光ユニット20で
遮断し通過させないようにして得られる画像(無反射画
像)である。上記反射画像によれば、皮膚表面Pの色は
見にくいが、皮膚の微妙な凹凸が鮮明に区別されるた
め、肌のきめ細かさ等を観察するのに有効である。ま
た、上記無反射画像によれば、皮膚表面Pの凹凸による
陰影は映らず、皮膚表面Pから若干内側に入った部分が
見えるため、毛細血管の分布状態や色素の沈着状態,毛
根の状態等、皮膚内部の特性やしみ,そばかす等のトラ
ブルを観察するのに有効である。なお、上記のようにし
て得られた画像は、光学系16を通して拡大され、さら
にその上部に内蔵されているCCD回路(図示せず)に
よって解読されて電気信号に変換される。そして、撮像
本体部12に送られて処理されたのち、本体部5内に取
り込まれ、さらに、TVカラーモニター3に、動画もし
くは静止画として映されるようになっている。なお、上
記拡大画像は、常態ではTVカラーモニター3の画面全
体に表示されるが、本体部5上面の操作スイッチ22を
押すことにより、画面が2分割され、その片方に上記拡
大画像が表示されるようになっている。
【0017】一方、前記測定処理部1に設けられた皮膚
温度・水分量測定具6は、図3に示すように、ケーシン
グ33の側面部に、オン・オフスイッチ30を有し、先
端面に、皮膚温度測定センサ31と、水分量測定センサ
32を有している。そして、上記先端面を皮膚に押圧す
ることにより、皮膚温度と皮膚表面水分量が、同時に測
定されるようになっている。
【0018】上記皮膚温度測定センサ31は、図3のA
−A′断面図である図4(a)に示すように、圧縮コイ
ルばね35を介して先端側ケーシング34に弾力的に保
持される筒状スリーブ36と、その先端部に内蔵された
熱電対ユニット37とで構成されている。上記熱電対ユ
ニット37は、内部に熱電対回路が形成されており、そ
の先端面37aを皮膚に押圧して熱量を得ると、上記熱
電対回路に熱起電力が発生するので、これを電気信号と
して取り出すことにより、皮膚温度を測定することがで
きるようになっている。なお、上記皮膚温度の表示は、
本体部5の表示手段9およびTVカラーモニター3に表
示されるが、その数値は、通常の摂氏温度を、0.1℃
単位で表示するようになっている。
【0019】なお、上記皮膚温度は、測定時の環境温度
に左右されるため、上記本体部5には、自動的にこの装
置が置かれた環境温度を測定する環境温度センサ(図示
せず)が内蔵されており、本体部5の電源スイッチをオ
ンにすると、自動的に上記本体部5の左端の表示手段8
に、上記皮膚温度と同様の区分表示に基づいて環境温度
が表示されるようになっている。
【0020】一方、水分量測定センサ32は、図3のB
−B′断面図である図5(a)に示すように、皮膚温度
測定センサ31と同様、圧縮コイルばね43を介して先
端側ケーシング34に弾力的に保持される筒状スリーブ
44と、その先端部に嵌合される感知円板45とで構成
されている。上記感知円板45は同心円的に3つの領域
に区分されており、中心部と外側環状部が導電体部46
に形成され、その間の中間環状部が絶縁体部47に形成
されている。なお、上記絶縁体部47は、導電体部46
の先端面よりも外側に突出形成されている。そして、上
記2つの導電体部46には、それぞれ導線48,49が
接続されており、上記感知円板45が皮膚表面に押圧さ
れ、皮膚表面に存在する水分を介して上記突出した絶縁
体部47が通電されることにより、直流回路が形成され
るようになっている。上記直流回路の電気抵抗値の変化
を電気電気信号として取り出すことにより、皮膚表面水
分量が測定される。なお、上記皮膚表面水分量の数値
は、電気抵抗の一次関数として与えられ、1〜100ま
での100段階の数値として、本体部5の表示手段10
およびTVカラーモニター3に表示されるようになって
いる。
【0021】また、測定処理部1に設けられた皮脂量測
定具7は、図6(a)に示すように、ケーシング51内
の軸体52に沿って、圧縮コイルばね53を介してスリ
ーズ54が弾力的に保持されており、その先端に、鎖線
で示すように、皮脂採取チップ55が嵌合保持されるよ
うになっている。上記皮脂採取チップ55は、同図
(b)に示すように、発泡ウレタン等の弾性体からなる
支持体層56と、ヨウ素および銀化合物を含有した紙材
からなる検査層57の二層構造になっている。上記検査
層57の表面を皮膚表面に押圧すると、皮膚表面に分泌
されている皮脂が上記紙材に浸透し、その皮脂量に応じ
たヨウ素が遊離して、上記銀化合物が黒色に発色するよ
うになっている。そこで、上記黒色発色の度合いを、フ
ォトダイオードを用い、光エネルギーによって生じる電
流の量として測定することができるのであり、その測定
値は、本体部5内で電気信号として取り出され、本体部
5の表示手段11およびTVカラーモニター3に表示さ
れるようになっている。なお、上記値は、未使用の皮脂
採取チップ55の状態を0、皮脂採取チップ55の検査
層57全体に皮脂が浸透し飽和した状態を100とし、
この間を100等分して該当する皮脂量が数値で示され
るようになっている。なお、上記皮脂採取チップ55
は、1回の測定ごとに使い捨てられるようになってい
る。
【0022】さらに、本発明の装置には、専用のCD−
ROMが、大量のデータを予め記憶させた状態で用意さ
れている。すなわち、このCD−ROMには、多数のモ
ニターの皮膚表面を、上記撮像ヘッド13を用いて拡大
撮像して得られたサンプル皮膚表面拡大画像がデータと
して記憶されており、各サンプル画像が、年代別,トラ
ブル別等、所定の因子別に系統立てて取り出せるように
なっている。前記デッキ部4のCD−ROM用デッキ1
00に上記CD−ROMを装着した状態で、本体部5か
らの指示を受けると、上記画像データ画像が、TVカラ
ーモニター3の画面全体に表示され、あるいは二分割さ
れたうちの片方の画面に表示されるようになっている。
【0023】また、上記CD−ROMには、多数のモニ
ターの皮膚状態を、32の典型例に分類し(図13参
照)、典型例のそれぞれに、乾燥肌であれば「D」,普
通肌であれば「N」,脂性肌であれば「O」、脂性乾燥
肌であれば「OD」の5種類のアルファベットを付し、
さらにニキビ,色素沈着等のトラブルを示す記号として
「ニ」,「白」,「活」の三文字を組み合わせて、その
皮膚状態を簡単な象徴記号として示し、各象徴記号ごと
に、その象徴記号が示す皮膚状態における皮膚断面図が
データとして記憶されている。そして、各断面図が、象
徴記号ごとに取り出せるだけでなく、年代別,トラブル
別等、所定の因子別に系統立てて取り出せるようになっ
ている。このデータも、上記と同様、TVカラーモニタ
ー3の画面全体に表示され、あるいは2分割されたうち
の片方の画面に表示されるようになっている。
【0024】さらに、上記CD−ROMには、化粧品の
使用方法(肌のお手入れの方法)を動画で表示しうる動
画データが記憶されており、被測定者の皮膚の状態に適
した化粧品の使用方法を動画として表示し、被測定者に
これを見せながら、必要な化粧品,肌のお手入れ方法等
をアドバイスすることができるようになっている。この
動画表示によれば、いちいち販売員がお手本を示す必要
がなくなるため、販売員は表示された画像に対する被測
定者の反応を見ながら適切な指導を行うことができ、従
来よりも適切なカウンセリングを円滑に行うことができ
る。
【0025】また、本発明の装置には、本体部5にハー
ドディスクが内蔵されているとともに、専用の3.5イ
ンチフロッピィディスクが用意されている。上記ハード
ディスクには、前記皮膚温度・水分測定具6および皮脂
量測定具7を用いて測定された被測定者の皮膚温度,皮
膚表面水分量が記憶される。そして、上記フロッピィデ
ィスクには、撮像ヘッド13を用いて撮像された皮膚表
面拡大画像が記憶される。なお、被測定者の皮膚状態が
前記象徴記号のどれに相当するか、あるいはその他顧客
管理に必要な情報(被測定者が気にしていること、販売
員側からのアドバイス等)についても、上記ハードディ
スクに記憶される。
【0026】さらに、上記ハードディスクには、従来
「YES/NOチャート」として、カウンセリングシー
トに図示されていた問診プログラムの内容が予め記憶さ
れており、TVカラーモニター3の単一画面に、問診プ
ログラムが設問ごとに順次表示されるようになってい
る。そして、被測定者に画面ごとに肯定・否定を選択さ
せることにより、最終的に、その選択傾向から演繹され
る被測定者の皮膚状態が、前記皮膚状態を示す象徴記号
(図13参照)で画面に表示されるようになっており、
この問診結果と、前記測定具6,7を用いた測定結果
と、皮膚表面拡大画像とを総合的に判断して、顧客への
カウンセリングが行われるようになっている。
【0027】したがって、上記装置によれば、図7に示
すように、皮膚温度・水分量測定具6および皮脂量測定
具7からの測定結果と、撮像ヘッド13からの皮膚表面
拡大画像とを、制御手段で処理しTVカラーモニター3
に表示して視覚的に被測定者(顧客)に理解させるだけ
でなく、上記測定結果および顧客管理に必要な情報をハ
ードディスク110に蓄積するとともに、上記皮膚表面
拡大画像をフロッピィディスク111に蓄積して、次回
のカウンセリングに役立てることができるという利点を
有する。しかも、上記情報を単に表示するだけではな
く、TVカラーモニター3を分割画面にして、被測定者
から直接得られた情報と、CD−ROM112から取り
出された豊富かつ客観的なデータとをTVカラーモニタ
ー3の画面上で対比しながら説明することができるた
め、顧客が自分の皮膚状態を納得して受け入れることが
でき、カウンセリングをスムーズに行うことができる。
【0028】つぎに、上記装置を用いたカウンセリング
の一例を、具体的に説明する。
【0029】まず、初めての顧客に対しては、新しいフ
ロッピィディスクを装着し、氏名,年齢等、顧客管理に
必要な情報を入力する(すでにこの装置によるカウンセ
リングを経験し専用フロッピィディスクがある顧客に対
しては、そのフロッピィディスクを装着するだけでよ
い)。そして、皮膚温度・水分量測定具6および皮脂量
測定具7を用い、皮膚状態の測定を開始する。指示は、
図8に示すように、TVカラーモニター3の画面上部に
表示され、その測定結果が、画面下部に表示されるとと
もに、本体部5の表示手段9〜11のそれぞれに表示さ
れる。なお、画面左上には、被測定者の氏名が常時表示
される。
【0030】各測定値に対しては、それが客観的にどう
いう意味をもつのかを視覚的に示す図表がTVカラーモ
ニター3の画面に表示される。例えば、皮膚温度の測定
結果に対しては、図9に示すように、その測定時の環境
温度下で、その年代の標準的な皮膚温度が、画面上で黄
色い太線60として表示され、被測定者の皮膚温度が緑
色の太線61で表示され、被測定者の皮膚温度が標準値
に比べて「高め」か「低め」かが一目で分かるようにな
っている。また、図10に示すように、皮脂量を縦軸に
とり、水分量を横軸にとり、被測定者の測定結果から両
者の交点を赤点63で示すことにより、被測定者の皮膚
状態の傾向を簡単に把握させることができる。図におい
て、「OD」は、すでに述べたように、脂性乾燥肌を示
す象徴記号である。
【0031】つぎに、問診を行う。問診は、図11に示
すように、設問となる文が順次画面に表示されるので、
被測定者にYES(肯定),NO(否定)を選択させな
がら進むことにより、最終的に、被測定者の皮膚状態を
前記象徴記号で示す画面(図12参照)に到達するよう
になっている。なお、被測定者の自覚と上記結果とが大
きくずれていて、被測定者が納得できない場合には、画
面右下の「変更」64を選択することにより、上記象徴
記号を変更することができる。
【0032】つぎに、撮像ヘッド13を用いて、被測定
者の皮膚表面拡大画像をTVカラーモニター3に表示
し、被測定者とともに観察する。この状態を図14に示
す。そして、画面を分割画面に切り換え、上記皮膚表面
拡大画像を画面左半分に静止画像として固定し、右半分
に、図15に示すように、CD−ROMから取り出した
サンプル皮膚表面拡大画像を複数、順次表示していき、
その中から、被測定者の皮膚状態に近いものを選択す
る。そして、選択されたサンプル画像を右半分に拡大
し、図16に示すように、被測定者の画像と並べて両者
を比較して説明する。なお、上記拡大画像の観察は、撮
像ヘッド13を反射モードにして行う場合と、無反射モ
ードにして行う場合の両方を行うことが望ましいが、被
測定者に時間的余裕がなければ、被測定者が気になる要
素を観察しやすいモードで行えばよい。
【0033】つぎに、前記問診で得られた被測定者の象
徴記号における皮膚断面図を、CD−ROMの皮膚断面
データから取り出して表示する(図17参照)。そし
て、画面を分割画面に切り換え、上記皮膚断面図を左半
分に固定し、右半分に、図18に示すように、CD−R
OMから、最も良好な皮膚状態における皮膚断面図を表
示し、両者を比較して説明する。
【0034】このようにして、被測定者の皮膚状態の概
要を客観的に把握した上で、その皮膚状態に応じたスキ
ンケアについてアドバイスを行い、それに必要な化粧品
等を紹介する。このようにして一連のカウンセリングを
終了する。なお、上記一連の操作過程で、顧客管理に必
要な情報は、その都度自動的に本体部5内のハードディ
スクに記憶されるのであり、一回のカウンセリング結果
が、図19に示すように、一目瞭然にまとめられるよう
になっている(皮膚表面拡大画像についてはフロッピィ
ディスクに記憶)。
【0035】そして、このようにしてハードディスク1
10およびフロッピィディスク111に蓄積された被測
定者別の情報は、即座に画面上に呼び出すことができる
ようになっており、また、カウンセリングを何回も受け
ている場合には、測定結果の経時的な変化を図表で示す
こともできる。さらに、図20に示すように、各カウン
セリング時に得られた皮膚表面拡大画像を、同時に画面
上に並べて表示することもできるため、被測定者に対
し、スキンケアに伴って皮膚が良好な状態になっていく
様子、あるいはスキンケアを怠って皮膚の状態が悪くな
っていく様子を一目で見せることができ、スキンケアに
対する関心を高めさせることができる。
【0036】なお、上記TVカラーモニター3に表示さ
れた画像は全て、その都度そのままプリントアウトする
ことができるので、被測定者自身が保管したい情報は、
その場でプリントアウトして手渡すことができる。もち
ろん、カウンセリングを行う販売員も、情報をハードデ
ィスクに記憶させるだけでなく、プリントアウトしたも
のを顧客カード等に貼付して管理するようにしてもよ
い。例えば図21に示すように、皮膚表面拡大画像70
だけをプリントアウトして顧客カード71に貼付し、所
定の項目について記入して保管するようにしてもよい。
【0037】また、上記カウンセリングでは、TVカラ
ーモニター3の画面を2分割し、片方の画面に、被測定
者の皮膚表面拡大画像を表示し、他方の画面に、CD−
ROM112から取り出したサンプル皮膚表面拡大画像
を表示するようにしたが、場合によっては、片方の画面
に、被測定者の特定の部位(例えば頬)の画像を表示
し、他方の画面に、被測定者の異なる部位(例えば顎や
額)の画像を表示して、両者を比較することができる。
あるいは、片方の画面に、撮像ヘッド13を反射モード
にして得られる画像を表示し、他方の画面に、撮像ヘッ
ド13を無反射モードにして得られる画像を表示して、
両者を比較することもできる。さらに、画面を、4分
割,6分割,8分割等、適宜の数に分割して、それぞれ
に比較したい情報を表示して多面的に比較検討すること
もできる。
【0038】なお、上記一連のカウンセリングを定期的
に受けた顧客が、販売地区の異なる遠隔地に転居する場
合には、ハードディスク110に蓄積されたその顧客の
カウンセリング情報をフロッピィディスク111に移し
て顧客に渡し、転居先にある販売店に持参させることに
より、この顧客に関する情報を、転居先の販売店にある
装置のハードディスク110に移し、転居前と同様にし
て定期的なカウンセリングを継続させることができる。
これにより、顧客の転居によってカウンセリングが中断
することがなく、情報が連続的に蓄積されるため、より
効果的なカウンセリングを行うことができる。
【0039】また、カウンセリングの手順は上記の手順
に限らず、顧客の時間的余裕や皮膚への関心度合い等に
応じて、適宜に行うことができる。
【0040】なお、上記装置では、皮膚温度と水分量と
皮脂量が測定できるようになっているが、この機能は必
ずしも備えている必要はない。すなわち、これらの測定
については、従来公知の測定器で行い、その結果を、上
述した他の情報と併せてカウンセリングに利用すること
ができるからである。
【0041】また、被測定者の皮膚状態を特定するため
の問診も、上記装置の画面で行わず、従来からあるカウ
ンセリングシートや小冊子を利用して問診し、その結果
を、上述した他の情報と併せてカウンセリングに利用す
ることができる。
【0042】さらに、上記装置では、CD−ROM11
2に、サンプル皮膚表面拡大画像データと、各象徴記号
における皮膚断面図データと、動画データが記憶されて
いるが、皮膚断面図データおよび動画データについては
必ずしも記憶させていなくても差し支えはない。これら
のデータについては、カウンセリングシートや小冊子を
利用しても、販売員にとってさほど負担にならないから
である。
【0043】また、上記装置では、各種画像を表示する
表示手段として、TVカラーモニター3を用いている
が、必ずしもTVカラーモニター3を用いる必要はな
く、CRTや液晶モニター等、各種の画像表示手段を用
いることができる。
【0044】さらに、上記装置では、データ取出用外部
記憶手段として、CD−ROM112を用いているが、
これ以外に、レーザーディスク,ミニディスク,MO
等、各種の記憶手段を用いることができる。
【0045】また、データ蓄積用外部記憶手段として
は、フロッピィディスク111の外、ICカード等を用
いることができる。
【0046】なお、上記実施例の装置は、店頭に設置す
るタイプのものであり、来店した顧客に対しカウンセリ
ングを行うようになっているが、鮮明な画像を表示しう
る液晶表示手段を備えたノート型パーソナルコンピュー
タに、上記と同様の機能を具備させ、化粧品等とともに
バッグに携帯させることにより、訪問販売員による訪問
カウンセリングを行うこともできる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明は、被測定者の皮
膚表面拡大画像を、単に表示手段の画面に表示するので
はなく、その画面を分割し、その分割された一部分に、
被測定者の皮膚表面拡大画像を表示し、他の部分に、デ
ータ取出用外部記憶手段から取り出したサンプル画面
等、様々な参照画像を表示することができるようにした
ものである。したがって、2以上の画像を同時に、一目
で比較することができるのであり、被測定者は、自分の
皮膚状態が客観的にどの程度傷んでいるか、あるいは良
好なのかを、即座に把握することができる。しかも、上
記測定された画像は、データ蓄積用外部記憶手段に記憶
され、被測定者の肌履歴情報として蓄積されるため、一
定の期間をあけて測定を繰り返し、その都度、それ以前
の肌履歴情報を取り出して表示手段の画面で見ることが
できる。また、皮膚表面拡大画像だけでなく、被測定者
の皮膚温度と皮膚表面水分量と皮脂量を測定して表示手
段の画面で見ることができ、その際、過去に蓄積された
測定値も合わせた経時的な変化を図表として見ることが
できるようになっている。したがって、これらの画像
見せられた被測定者は、自分の皮膚の経時的な変化を把
握することができ、皮膚に対する手入れの必要性等を実
感することができる。このことは、ひいては化粧品への
購買意欲を高めることにつながる。そして、上記画像処
理のための操作は、非常に簡単であり、化粧品販売員に
とって情報整理のための負担および情報取り出しのため
の負担が、従来の販売促進シートや冊子を用いたカウン
セリングに比べて小さく、また的確なアドバイスを行い
やすいという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】上記実施例における撮像ヘッドの部分断面図で
ある。
【図3】上記実施例における皮膚温度・水分量測定具の
説明図である。
【図4】(a)は上記図3のA−A′断面図、(b)は
その部分的な斜視図である。
【図5】(a)は上記図3のB−B′断面図、(b)は
その部分的な斜視図である。
【図6】(a)は上記実施例における皮脂量測定具の縦
断面図、(b)は上記皮脂量測定具に装着する皮脂採取
チップの斜視図である。
【図7】上記実施例における動作環境の説明図である。
【図8】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の説
明図である。
【図9】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の説
明図である。
【図10】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図11】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図12】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図13】上記実施例において用いられる皮膚状態の象
徴記号の説明図である。
【図14】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図15】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図16】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図17】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図18】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図19】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図20】上記実施例を用いたカウンセリングの手順の
説明図である。
【図21】上記実施例を用いたカウンセリングの結果を
まとめた顧客カードの説明図である。
【符号の説明】
1 測定処理部 2 皮膚表面拡大撮像部 3 TVカラーモニター 4 デッキ部 5 本体部 12 撮像本体部 13 撮像ヘッド 100 CD−ROM用デッキ 101,102 フロッピィディスク用デッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹澤 伸一 神奈川県小田原市寿町4−3−32−A 202 (72)発明者 寺井 正夫 兵庫県神戸市長田区片山町2丁目10番19 号 (72)発明者 出雲 秀司 奈良県桜井市大字巻野内385番地 (56)参考文献 特開 平5−253191(JP,A) 特開 昭62−60537(JP,A) 特開 平3−26230(JP,A) 特開 平2−268738(JP,A) 特開 平3−1836(JP,A) 特開 平7−75629(JP,A) 特開 平7−289524(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/00 A61B 5/107

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定者の皮膚表面に照明を当てて得ら
    れる皮膚表面拡大画像を表示手段における画面の一部分
    に表示するとともに、上記画面の他の部分に所定の参照
    画像を表示し、両者を比較しながら被測定者の皮膚状態
    を評価する過程と、皮膚状態に対する問診を上記表示手
    段における画面に順次表示し、画面ごとに被測定者に肯
    定・否定を選択させ、最終的に、その選択傾向から演繹
    される被測定者の皮膚状態を、予め分類された複数の典
    型的な皮膚状態のいずれに相当するか、その典型例に応
    じて付された象徴記号として上記画面に表示する過程
    と、上記象徴記号で示される皮膚状態における皮膚断面
    図を、データ取出用外部記憶手段に予め記憶された皮膚
    断面図データから取り出して上記画面の一部分に表示す
    るとともに、上記画面の他の部分に、同じく上記皮膚断
    面図データから取り出された、最も良好な皮膚状態にお
    ける皮膚断面図を表示し、両者を比較しながら被測定者
    の皮膚状態を評価する過程と、被測定者の皮膚温度と皮
    膚表面水分量と皮脂量をそれぞれ測定する過程とを備
    え、上記被測定者の皮膚表面拡大画像をデータ蓄積用外
    部記憶手段に記憶させ、上記被測定者の皮膚状態を示す
    象徴記号および被測定者の皮膚温度と皮膚表面水分量と
    皮脂量の各測定値をプログラム記憶手段に記憶させ、被
    測定者の肌履歴情報として蓄積し、上記肌履歴情報を、
    上記被測定者のつぎの皮膚状態評価時に、上記表示手段
    の画面上に表示して参照できるようにするとともに、上
    記プログラム手段に記憶された各測定値の経時的変化
    を、上記表示手段の画面上に、図表化した状態で表示し
    て参照できるようにしたことを特徴とする皮膚状態評価
    方法。
  2. 【請求項2】 上記プログラム記憶手段に記憶され保存
    されたデータを、データ蓄積用外部記憶手段に移して携
    帯可能にし、あるいは携帯可能なデータ蓄積用外部記憶
    手段に記憶されたデータを、プログラム記憶手段に移し
    て保存するようにした請求項記載の皮膚状態評価方
    法。
  3. 【請求項3】 上記画面の他の部分に表示される参照画
    像が、データ蓄積用外部記憶手段に記憶されたサンプル
    皮膚表面拡大画像データから取り出されるいずれかのサ
    ンプル皮膚表面拡大画像である請求項1または2記載の
    皮膚状態評価方法。
  4. 【請求項4】 上記画面の他の部分に表示される参照画
    像が、上記画面の一部分に表示される皮膚表面拡大画像
    とは異なる部位を測定して得られる被測定者の皮膚表面
    拡大画像である請求項1〜のいずれか一項に記載の皮
    膚状態評価方法。
  5. 【請求項5】 上記画面の他の部分に表示される参照画
    像が、上記画面の一部分に表示される皮膚表面拡大画像
    と同じ部位であって撮像条件を変更して得られる被測定
    者の皮膚表面拡大画像である請求項1〜のいずれか一
    項に記載の皮膚状態評価方法。
  6. 【請求項6】 化粧品の使用方法を表示する動画を、デ
    ータ取出用外部記憶手段に予め記憶させておき、その動
    画データを取り出して上記画面に表示するようにした請
    求項1〜のいずれか一項に記載の皮膚状態評価方法。
  7. 【請求項7】 請求項記載の皮膚状態評価方法に用い
    られる装置であって、先端部を被測定者の皮膚表面に押
    し当て照明を当てて皮膚表面を拡大撮像しこれを電気信
    号に変換する撮像ヘッドと、被測定者の皮膚温度を測定
    する手段と、被測定者の皮膚表面水分量を測定する手段
    と、被測定者の皮脂量を測定する手段と、各種の皮膚状
    態における皮膚表面拡大画像がサンプル皮膚表面拡大画
    像データとして予め記憶されているとともに、予め複数
    の典型例として分類されそれぞれに象徴記号が付された
    各皮膚状態における皮膚断面図が予め記憶されたデータ
    取出用外部記憶手段と、データ蓄積用外部記憶手段と、
    被測定者が肯定・否定の選択行為を繰り返すことによっ
    て最終的に、その選択傾向から演繹される被測定者の皮
    膚状態が、上記データ取出用外部記憶手段に記憶されて
    いる典型的な皮膚状態のいずれに相当するかを、その象
    徴記号として表示するよう設定された問診プログラムが
    予め記憶されているとともに、被測定者に対する問診結
    および被測定者に対する皮膚温度,皮膚表面水分量,
    皮脂量の各測定値がそのつど記憶されるプログラム記憶
    手段と、表示手段と、制御手段とを備え、上記制御手段
    には、上記データ取出用外部記憶手段に記憶されたデー
    タを取り出す機能と、上記データ蓄積用外部記憶手段
    に、上記撮像ヘッドによって得られた被測定者の皮膚表
    面拡大画像を記憶させる機能と、上記表示手段における
    画面を2以上の領域に分割して各分割画面に所定の情報
    を表示する機能と、上記プログラム記憶手段に記憶され
    た問診プログラムを設問ごとに画面表示させる機能と、
    同じく上記プログラム記憶手段に記憶された被測定者に
    対する皮膚温度,皮膚表面水分量,皮脂量の各測定値の
    経時的変化を、表示手段の画面に、図表化された状態で
    表示させる機能とが設けられており、上記表示手段の画
    面が2以上の領域に分割された状態で、その分割画面の
    一つに、上記撮像ヘッドから得られる被測定者の皮膚表
    面拡大画像が静止画像として表示され、他の少なくとも
    一つの分割画面に、所定の参照画面が表示されるか、上
    記表示手段の単一画面に、上記問診プログラムが設問ご
    とに順次表示され、最終的に被測定者の皮膚状態を示す
    象徴記号が表示されたのち、上記画面が2以上の領域に
    分割され、その状態で、その分割画面の一つに、上記デ
    ータ取出用外部記憶手段の皮膚断面図データから取り出
    された上記象徴記号で示される皮膚状態における皮膚断
    面図が表示され、他の少なくとも一つの分割画面に、同
    じく上記皮膚断面図データから取り出された、最も良好
    な皮膚状態における皮膚断面図が表示されるようになっ
    ていることを特徴とする皮膚状態評価装置。
  8. 【請求項8】 上記装置において、上記撮像ヘッドによ
    って得られる画像が、皮膚表面からの反射光を受けた画
    像と、皮膚表面からの反射光を排除した画像の2種類あ
    り、どちらかを選択するようになっている請求項記載
    の皮膚状態評価装置。
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