JP3225023B2 - 皮膚状態評価方法およびそれを用いた皮膚状態カウンセリング方法 - Google Patents

皮膚状態評価方法およびそれを用いた皮膚状態カウンセリング方法

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JP3225023B2
JP3225023B2 JP22730698A JP22730698A JP3225023B2 JP 3225023 B2 JP3225023 B2 JP 3225023B2 JP 22730698 A JP22730698 A JP 22730698A JP 22730698 A JP22730698 A JP 22730698A JP 3225023 B2 JP3225023 B2 JP 3225023B2
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照子 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品販売員が顧
客に対して行う皮膚状態評価方法およびそれを用いた皮
膚状態カウンセリング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、化粧品販売では、専門の販売
員が、店頭あるいは訪問販売先で、化粧品メーカーから
配布された化粧品販売促進用シートに基づいて顧客に化
粧品の売り込みを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各メー
カーが多種多様の化粧品を販売し、各メーカーがそれぞ
れ近似した構成と内容の化粧品販売用情報シートを用い
て販売促進をしている現状では、化粧品自体の独自性よ
りも、いかに顧客のニーズに沿ったカウンセリングを印
象的に行うことができるかが顧客の購買力を引き出す大
きなポイントとなる。そこで、最近では、専用の測定機
器を用いて皮脂量,水分量等の皮膚特性を測定し、その
測定結果にもとづいて皮膚状態をカウンセリングするこ
とが行われている。たしかに、この方法によれば、客観
的なデータが得られ、しかも測定結果への興味が顧客の
能動性を引き出すので効果的といえる。しかし、上記測
定結果は、あくまでも測定時のものであり、それがその
人の皮膚状態である、と固定的に捉えるのは好ましくな
いことが判明した。
【0004】すなわち、女性の体は、生体リズムによっ
て影響を受け、皮膚も周期的に大きな影響を受けている
ことが最近の研究で明らかになっている。そこで、より
きめの細かい、質の高いカウンセリングを行うために、
カウンセリングにおいて、生体リズムが皮膚に及ぼす影
響を加味することが望まれている。しかし、一口に「生
体リズムと皮膚の関係」といっても、生体リズムによる
皮膚への影響の表れ方は多種多様であり、ポイントを絞
り込んで簡潔かつ的確なアドバイスを与えなければ、時
間がかかり、顧客に対し散漫な印象しか与えることがで
きないおそれがある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、生体リズムが皮膚に与える影響を短時間でわか
りやすく示すことできる皮膚状態評価方法およびそれを
用いた皮膚状態カウンセリング方法の提供をその目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、皮膚状態評価装置を用い、皮膚温度、皮
膚表面水分量、皮脂量、皮膚表面の拡大画像、皮膚表面
から採取した角質層の拡大画像、の少なくとも5つの評
価項目について皮膚状態を評価する方法であって、
め、生体リズムに応じて表れる皮膚状態の変化の特徴
を、その変化の時期ごとに抽出するとともに、それぞれ
の変化の時期ごとに表われる特徴的な皮膚状態の変化
把握するのに適した評価項目を、上記少なくとも5つの
評価項目から1以上抽出しておき、皮膚状態を評価する
に際し、評価対象者が上記生体リズムのどの変化の時期
に該当するかを特定したのち、その時期の指標として
め抽出された特定の評価項目について、優先的に皮膚状
態評価を行うようにした皮膚状態評価方法を第1の要旨
とする。
【0007】また、本発明は、上記の方法で皮膚状態評
価を行ったのち、その評価改善に有効な商品の推奨およ
びその評価改善に有効な皮膚に対する施術の少なくとも
一方を行うようにした皮膚状態カウンセリング方法を第
2の要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を説
明する。
【0009】まず、本発明では、皮膚状態に影響を与え
る女性の生体リズムを、皮膚状態評価の前提とする。上
記生体リズムとしては、生理期→卵胞期→黄体期→PM
S(月経前症候群のでやすい生理直前期)の四つの変化
の時期を有し約1カ月の周期を有する一月リズム、春期
→夏期→秋期→冬期の四つの変化の時期を有し1年の周
期を有する一年リズム、成長期→成熟期→壮年期→TC
L(更年期)等の変化の時期を有する一生リズム等があ
げられる。そこで、これらの生体リズムと、その時期、
その時期で皮膚が受ける影響の表れ方を検討し、皮膚が
受ける影響を基準として、生体リズムによる影響因子を
分類する。その一例を下記の表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】上記「肌疲れ」や「血行不良」等の、皮膚
が受ける影響を評価するには、例えば、皮膚温度、
皮膚表面水分量、皮脂量、皮膚表面の拡大画像、
皮膚表面から採取した角質層の拡大画像、の5つの評価
項目を用いることが好ましく、これらの評価項目に基づ
いて皮膚状態を評価することにより、皮膚が、生体リズ
ムに応じてどのような影響を受けているかを客観的に把
握することができる。
【0012】上記〜の評価項目に沿って皮膚状態を
評価する装置としては、例えば図1に示す皮膚状態評価
装置を用いることが好適である。この装置は、皮膚温度
と皮膚表面水分量を測定するセンサ1と、皮脂量を測定
するオイリーチェッカー2と、皮膚表面撮像用の拡大カ
メラ3と、6インチの液晶カラーモニター4と、これら
を着脱自在に係合保持する本体部5とを備えている。そ
して、上記本体部5には、拡大カメラ3から入力される
画像情報を処理する機能と、センサ1とオイリーチェッ
カー2から入力される測定情報を処理する機能が内蔵さ
れている。
【0013】つぎに、装置の細部について詳しく説明す
る。
【0014】まず、センサ1は、コードレスで、本体部
5に設けられたセンサ係合保持用の凹部6に係合させる
ことにより、本体部5に内蔵された充電手段から充電を
受けるようになっている。なお、1回の充電でまる1
日、センサ1をコードレスで使用することができるよう
になっている。6aは充電ランプで、充電中は赤色に点
灯し、充電が完了すると緑色に変わるようになってい
る。
【0015】上記センサ1は、図2(a)および(b)
に示すような形状をしており、プラスチック製のケーシ
ング7の握り部内側に測定スイッチ8が設けられ、側面
部に液晶画面9が設けられている。上記液晶画面9に
は、図3に示すように、測定された皮膚温度と皮膚表面
水分量とが、即座に表示されるようになっている。な
お、10は、センサ1を本体部5の凹部6に係合させた
状態で、凹部6内に設けられた受光部に光信号を伝送す
るための投光部である。すなわち、測定後のセンサ1
を、本体部5の凹部6に係合させ、本体部5に設けられ
た転送ボタン5a(図1参照)を押すと、センサ1によ
る測定値が、本体部5に接続された液晶カラーモニター
4のモニター画面4aに表示されるようになっているの
である。また、11は、本体部5側から充電を受けるバ
ッテリーである。
【0016】そして、上記センサ1の先端部には、皮膚
温度測定センサ12と、水分量測定センサ20が設けら
れており、その先端面を皮膚に押圧することにより、皮
膚温度と皮膚表面水分量が、同時に測定されるようにな
っている。
【0017】上記皮膚温度測定センサ12は、図2
(b)のB−B′断面図である図4(a)に示すよう
に、圧縮コイルばね13を介して先端側ケーシング14
に弾力的に保持される筒状スリーブ15と、その先端部
に内蔵された熱電対ユニット16とで構成されている。
上記熱電対ユニット16は、内部に熱電対回路が形成さ
れており、図4(b)に示すように、その先端面16a
を皮膚に押圧して熱量を得ると、上記熱電対回路に熱起
電力が発生するので、これを電気信号として取り出すこ
とにより、皮膚温度を測定することができるようになっ
ている。なお、上記皮膚温度の表示は、すでに述べたと
おり、センサ1自身の液晶画面9(図3参照)およびモ
ニター画面4a(図1参照)に表示されるが、その数値
は、通常の摂氏温度を、0.1℃単位で表示するように
なっている。
【0018】なお、上記皮膚温度は、測定時の環境温度
に左右されるため、上記本体部5には、自動的にこの装
置が置かれた環境温度を測定する環境温度センサ(図示
せず)が内蔵されており、本体部5の電源スイッチ17
(図16参照)をオンにすると、自動的にモニター画面
4a(図1参照)の下部左端に、上記皮膚温度と同様の
区分表示に基づいて環境温度が表示されるようになって
いる。
【0019】一方、水分量測定センサ20は、図2
(b)のA−A′断面図である図5(a)に示すよう
に、皮膚温度測定センサ12と同様、圧縮コイルばね2
1を介して先端側ケーシング22に弾力的に保持される
筒状スリーブ23と、その先端部に嵌合される感知円板
24とで構成されている。上記感知円板24は、図5
(b)に示すように、同心円的に3つの領域に区分され
ており、中心部と外側環状部が導電体部25に形成さ
れ、その間の中間環状部が絶縁体部26に形成されてい
る。なお、上記絶縁体部26は、導電体部25の先端面
よりも外側に突出形成されている。そして、上記2つの
導電体部25には、それぞれ導線27,28が接続され
ており、上記感知円板24が皮膚表面に押圧され、皮膚
表面に存在する水分を介して上記突出した絶縁体部26
が通電されることにより、直流回路が形成されるように
なっている。上記直流回路の電気抵抗値の変化を電気信
号として取り出すことにより、皮膚表面水分量が測定さ
れる。なお、上記皮膚表面水分量の数値は、電気抵抗の
一次関数として与えられ、1〜100までの100段階
の数値として、センサ1自身の液晶画面9(図3参照)
およびモニター画面4a(図1参照)の下部に表示され
るようになっている。
【0020】また、本体部5(図1に戻る)に係合保持
された状態において、上記センサ1の手前に配備される
オイリーチェッカー2は、図6(a)に示すように、ケ
ーシング31内の軸体32に沿って、圧縮コイルばね3
3を介してスリーブ34が弾力的に保持されており、そ
の先端に、鎖線で示すように、皮脂採取チップ35が嵌
合保持されるようになっている。上記皮脂採取チップ3
5は、同図(b)に示すように、発泡ウレタン等の弾性
体からなる支持体層36と、ヨウ素および銀化合物を含
有した紙材からなる検査層37の二層構造になってい
る。上記検査層37の表面を皮膚表面に押圧すると、皮
膚表面に分泌されている皮脂が上記紙材に浸透し、その
皮脂量に応じたヨウ素が遊離して、上記銀化合物が黒色
に発色するようになっている。そこで、上記黒色発色の
度合いを、フォトダイオードを用い、光エネルギーによ
って生じる電流の量として測定することができるのであ
り、その測定値は、オイリーチェッカー2を本体部5の
凹部2a(図1参照)内に戻すことにより、本体部5内
で電気信号として取り出され、モニター画面4aの下部
に表示されるようになっている。なお、上記値は、未使
用の皮脂採取チップ35の状態を0、皮脂採取チップ3
5の検査層37全体に皮脂が浸透し飽和した状態を10
0とし、この間を100等分して該当する皮脂量が数値
で示されるようになっている。なお、上記皮脂採取チッ
プ35は、図7に示すように、シート40に多数打ち抜
き保持されており、使用時に一個ずつ取り外して使い、
1回の測定ごとに使い捨てられるようになっている。
【0021】また、本体部5(図1に戻る)に係合保持
された状態において、上記センサ1の向かって右側に配
備される拡大カメラ3は、図8に示すように、その先端
開口を皮膚表面Pに押し当てて使用するようになってお
り、プラスチック製のケーシング50の内側部分に再生
スイッチ51が設けられ、背の部分に記憶スイッチ52
と素肌力スイッチ53とが設けられている。
【0022】そして、その内部には、これを本体部5の
凹部54内に係合保持させた状態の縦断面図である図1
0に示すように、円環状に配列されたランプ55が、光
学系56を囲んだ状態で内蔵されている。また、各ラン
プ55の下には、偏光特性が全く逆の2種類の偏光板
A,A′が交互に並んだ状態で、ランプ55と同様、円
環状に配列されており、その中心部に、偏光板B(偏光
特性が偏光板Aと同一のもの)が設けられている。そし
て、ランプ55は、一つおきに点灯するようになってお
り、2種類のランプ55のグループが、素肌力スイッチ
53によって切り替わるようになっている。
【0023】すなわち、この拡大カメラ3において、初
期設定は、反射モードに設定されており、ランプ55の
第1グループが点灯することにより、皮膚表面(図10
においてはPの位置として示される)に投射された光の
反射光が、偏光板A→偏光板Bと通過して、光学系56
に入り、反射画像が得られるようになっている。このと
き、偏光板A,Bは、図9(a)に模式的に示すよう
に、その偏光特性が同一であり、光の進行を妨げること
はない。これに対し、素肌力スイッチ53を押して、無
反射モードに切り替えると、ランプ55の第2グループ
が点灯し、光の反射光が、偏光板A′→Bと進む。この
とき、図9(b)示すように、偏光板Bの偏光特性は偏
光板A′と逆になっているため、反射光は遮断され、光
学系56に入らない。このため、得られる画像は無反射
画像となる。
【0024】上記のようにして得られた画像は、光学系
56を通して拡大され、さらにその上部に内蔵されてい
るCCD回路(図示せず)によって解読されて電気信号
に変換される。そして、本体部5内に取り込まれて、モ
ニター画面4aに動画として映し出されるようになって
いる。なお、拡大カメラ3の記憶スイッチ52を押すこ
とにより、その映し出されている動画が静止画像にな
る。また、上記静止画像の取り込みを2回続けたのち、
再生スイッチ51を押すと、自動的に、モニター画面4
aが左右に2分割され、2つの画像が同時に表示され
る。
【0025】上記拡大カメラ3によって得られる反射画
像によれば、皮膚表面Pの色は見にくいが、皮膚の微妙
な凹凸が鮮明に区別されるため、肌のきめ細かさ等を観
察するのに有効である。上記反射画像が映し出されたモ
ニター画面4aの一例を図11に示す。一方、上記無反
射画像によれば、皮膚表面Pの凹凸による陰影は映ら
ず、皮膚表面Pから若干内側に入った部分が見えるた
め、毛細血管の分布状態や色素の沈着状態,毛根の状態
等、皮膚内部の特性やしみ,そばかす等のトラブルを観
察するのに有効である。上記無反射画像が映し出された
モニター画面4aの一例を図12に示す。
【0026】そこで、前述の操作により、被測定者の皮
膚表面の同じ部位を反射モードで撮像した反射画像と、
無反射モードで撮像した無反射画像を、モニター画面4
aに同時に表示して(図13参照)、肌あれやキメの状
態、角質のはがれ等の説明を行うことができる。
【0027】また、被測定者の皮膚表面の異なる部位
(頬骨の上と目元、腕の内側と頬骨の上等)を、ともに
反射モードで撮像した2つの反射画像を、モニター画面
4aに同時に表示して(図14参照)、肌の衰えやポイ
ント的なお手入れ方法等の説明を行うことができる。も
ちろん、2つの無反射画像を同時に表示することもでき
るし、あるいは、化粧品サンプルを被測定者に使用させ
て、使用前と使用後の皮膚状態の画像を同時に表示し
て、化粧品の効果をアピールすることもできる。
【0028】さらに、この装置では、上記拡大カメラ3
を用いて、皮膚表面を直接観察する以外に、皮膚表面か
ら採取した角質を観察して、皮膚状態を評価することが
できるようになっている。すなわち、拡大カメラ3を係
合保持する凹部54には、図15に示すように、角質層
採取シート60を斜めに保持するシート保持部61が形
成されており、この部分に、被測定者の皮膚表面から角
質を採取した角質層採取シート60を保持させることに
より、その採取部を、上記凹部54に係合させた姿勢の
拡大カメラ3で、撮像できるようになっている。なお、
上記シート保持部61の向かって左側の端部は、凹部5
4の内壁面54aから一段奥まった内側に形成されてお
り、内壁面54aとシート保持部61との間に形成され
る隙間62に、角質層採取シート60の片端部を差し込
むことにより、角質層採取シート60の位置決め保持が
なされるようになっている。
【0029】上記角質層採取シート60は、図16に示
すように、上下2枚の透明ポリエステルシート63,6
4を粘着剤層65を介して接合一体化したもので、上側
のシート63の長手方向のやや片側に寄った位置に、円
形の切欠部66が形成され、この切欠部66に、円形の
離型片67が貼着されている。したがって、図17に示
すように、上記角質層採取シート60から離型片67を
剥がすと、離型片67側に粘着剤が付着することがな
く、粘着剤層65の表面が、平坦かつ均一な状態で露出
する。この粘着剤層65露出部(切欠部66)を、被測
定者の測定しようとする部位(例えば頬,額等)に押圧
して剥がすことにより、この部分に角質層を付着採取す
ることができるようになっている。
【0030】なお、この角質層採取シート60は、多数
枚用意されており、一回の測定ごとに使い捨てられるよ
うになっている。
【0031】一方、本体部5(図10に戻る)の内側に
は、上記角質層採取シート60を載置するシート保持部
61に対峙する平面発光素子(エレクトロルミネッセン
ス)70が設けられており、矢印Qで示すように、透過
照明がなされるようになっている。なお、上記平面発光
素子70の光軸Yは、拡大カメラ3の光軸Xから所定角
度θだけずれるよう設定されている。
【0032】したがって、角質層採取シート60に採取
された角質層の観察は、前記拡大カメラ3に内蔵された
ランプ55からの照明を利用する反射モードと、上記本
体部5に内蔵された平面発光素子70からの照明を利用
する透過モードの2通りのモードを選択して行うことが
できる。なお、上記反射モードと透過モードは、拡大カ
メラ3に設けられた素肌力スイッチ53によって切り替
えることができるようになっている。
【0033】上記反射モードもしくは透過モードで得ら
れる画像は、前記皮膚拡大画像の取り込みと同様に処理
され、モニター画面4aに動画もしくは静止画として映
し出されるようになっている。両者の切り替えおよび画
面の2分割も、前記と同様にして行うことができる。な
お、皮膚拡大画像を取り込む場合は、本体部5の肌拡大
スイッチ5cを押し、角質層採取シート60による角質
層画像を取り込む場合は、その隣の素肌力スイッチ5d
を押すことにより、使い分けることができるようになっ
ている。
【0034】上記反射モードによって得られる反射画像
によれば、採取された角質層の微妙な凹凸が鮮明に区別
され、その陰影が白黒の濃淡によって表示されるため、
角質細胞量の多い少ないを評価するのに有効である。一
方、透過モードによって得られる透過画像によれば、採
取された角質層のうち均一に角質層が分布する部分が青
色に表示され、部分的に厚い部分が黒く表示されるた
め、角質層の均一性を評価するのに有効である。
【0035】これらの画像も、前記と同様、同時に2種
類の画像を表示することにより、より説得力のある説明
を行うことができる。もちろん、角質層の拡大画像と、
その同じ部位の肌拡大画像を同時に表示することによ
り、肌の内外の状態を説明するようにしてもよい。
【0036】本発明では、上記装置を用い、例えばつぎ
のようにして皮膚状態の評価を行うことができる。すな
わち、まず、前記表1に示された、生体リズムによって
皮膚が受ける影響について、上記装置を用いて評価でき
る5つの項目のうち、どの項目が重要な指標となるかを
解析する。また、その項目について評価する際のめやす
についても検討する。その結果をまとめた一例を、下記
の表2に示す。なお、表2において、左端のNo. は前記
表1のNo. と対応するようになっている。
【0037】
【表2】
【0038】そこで、前記表1と上記表2の内容につい
て、化粧品販売店等に配布される販売促進シート(もし
くは冊子等)に表示しておけば、販売員(もしくはカウ
ンセラー)は、これを見ながら、つぎのようにして、顧
客の皮膚状態の評価を行うことができる。例えば、来店
した顧客が、更年期の女性で、その季節が春の場合、販
売員は、上記表1のNo. 1の欄を意識しながら、顧客に
とって、肌疲れがでやすいことを示唆し、「実際の肌の
状態を見てみましょう。」とか言いながら、表2のNo.
1の欄に示されている項目について、装置を用いて測定
および拡大画像の観察を行う。そして、その結果を、表
2の、「評価のめやす」の欄に記載された内容を踏まえ
ながら、顧客に提示する。これにより、顧客も自分の皮
膚状態を納得して受け入れることができる。そして、さ
らに何らかのトラブルを抱えている場合、他の生体リズ
ム(生理期であるか否か等)との関連が気になる場合等
には、他の項目についても説明および皮膚状態の評価を
行い、総合的に、顧客の皮膚状態を評価することができ
る。
【0039】したがって、上記皮膚状態評価方法によれ
ば、生体リズムによる皮膚への影響の表れ方が多種多様
であるにもかかわらず、生体リズムによって最も左右さ
れる重要な項目について、短時間で的確な評価を行うこ
とができるため、評価の手順が散漫にならず、顧客に対
し好印象を与えることができる。また、経験の浅い、未
熟練の販売員(カウンセラー)であっても、予め設定さ
れた評価手法(例えば表1、表2に示されるような手
法)に従えば、だれでも簡潔かつ的確な評価を行うこと
ができるため、評価の質を一定水準に保つことができ
る。
【0040】なお、顧客に時間的余裕がある場合や、積
極的な姿勢が見られる場合には、さらに、上記評価結果
を改善するにはどのような化粧品を使用したらよいかの
推奨をすることができる。また、実際の肌のお手入れ方
法についても、実際に店員が顧客の肌にマッサージ等の
施術をしながら説明することができる。これらを組み合
わせることにより、優れたカウンセリングを行うことが
できる。
【0041】上記化粧品の推奨や施術についても、例え
ば下記の表3に示すような内容を、販売促進シート等に
表示しておけば、店員は、これを見ながら、的確なアド
バイスや施術を、効率よく行うことができる。なお、表
3においても、左端のNo. は、表1,表2のNo. と対応
するようになっている。そして、「商品」の欄に記載さ
れている化粧品は、表1の同一No. の欄で示される皮膚
状態を改善するために推奨すべき商品で、「洗顔料」、
「化粧水」、「パック」以外の名称は、商標名である。
また、「施術方法」の欄に記載されている名称は、皮膚
に対する各種施術方法に付されたネーミングで、例えば
「スプラッシュM」とは、てのひらで静かに素肌を押
す、という施術方法を示しており、「ナーバスT」と
は、ピアノを弾くように素肌を奏でる、という施術方法
を示している。
【0042】
【表3】
【0043】なお、上記の例では、生体リズムとして、
一月リズムと一年リズムと一生リズムの3つを複合的に
組み合わせて、皮膚状態評価の前提としたが、生体リズ
ムは必ずしも複合的に用いる必要はなく、一月リズムの
み、あるいは一年リズムのみ、というように単一の生体
リズムを皮膚状態評価の前提として取り上げるようにし
てもよい。もちろん、上記の例に限らず、何種類の生体
リズムを組み合わせて用いても差し支えはない。
【0044】また、上記の例では、図1に示す、特殊な
皮膚状態評価装置を用いて、皮膚温度、皮膚表面水分
量、皮脂量、皮膚拡大画像、角質層拡大画像、の5つの
項目について、評価できるようにしたが、皮膚状態評価
装置として、どのようなものを用いても差し支えはな
い。既存の、温度センサや拡大カメラ等、個別の測定具
を組み合わせて用いてもよい。そして、評価項目も、用
いる装置の性能に応じて、適宜に選択できるのであり、
少なくとも生体リズムで最も影響を受ける、上記皮膚温
度、皮膚表面水分量、皮脂量、皮膚拡大画像、角質層拡
大画像、の5つの項目について評価できるようになって
いれば充分である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の皮膚状態評価方
法によれば、生体リズムによる皮膚への影響の表れ方が
多種多様であるにもかかわらず、生体リズムによって最
も左右される重要な項目について、短時間で的確な評価
を行うことができるため、評価の手順が散漫にならず、
顧客に対し好印象を与えることができる。また、経験の
浅い、未熟練の販売員(カウンセラー)であっても、予
め設定された評価手法(例えば表1、表2に示されるよ
うな手法)に従えば、だれでも簡潔かつ的確な評価を行
うことができるため、評価の質を一定水準に保つことが
できる。
【0046】そして、本発明の皮膚状態カウンセリング
方法によれば、上記優れた皮膚状態評価方法を前提とす
るため、生体リズムで左右される皮膚状態の改善に適し
た商品の推奨や皮膚に対する施術を、短時間で的確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる装置を示す外観斜視
図である。
【図2】(a)は上記実施例におけるセンサの正面図、
(b)はその右側面図である。
【図3】上記センサの液晶画面の説明図である。
【図4】(a)は上記図2(b)のB−B′断面図、
(b)はその部分的な斜視図である。
【図5】(a)は上記図2(b)のA−A′断面図、
(b)はその部分的な斜視図である。
【図6】(a)は上記実施例におけるオイリーチェッカ
ーの縦断面図、(b)はそれに装着する皮脂採取チップ
の斜視図である。
【図7】上記皮脂採取チップを保持したシートの説明図
である。
【図8】上記実施例における拡大カメラの左側面図であ
る。
【図9】(a),(b)はともに上記拡大カメラ内部に
設けられる偏光板の組み合わせ示す説明図である。
【図10】上記拡大カメラを本体部に係合させた状態の
部分的な縦断面図である。
【図11】上記拡大カメラによって得られる皮膚拡大画
像の一例を示す説明図である。
【図12】上記拡大カメラによって得られる皮膚拡大画
像の他の例を示す説明図である。
【図13】上記拡大カメラによって得られる皮膚拡大画
像のさらに他の例を示す説明図である。
【図14】上記拡大カメラによって得られる皮膚拡大画
像の他の例を示す説明図である。
【図15】上記実施例における角質層採取シートの保持
部の説明図である。
【図16】上記角質層採取シートの断面図である。
【図17】上記角質層採取シートの使用態様の説明図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 照子 東京都港区海岸3−20−20 鐘紡株式会 社 内 (56)参考文献 特開 平8−299288(JP,A) 特開 平9−313492(JP,A) 特開 昭61−34582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/00,5/10,10/00 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚状態評価装置を用い、皮膚温度、皮
    膚表面水分量、皮脂量、皮膚表面の拡大画像、皮膚表面
    から採取した角質層の拡大画像、の少なくとも5つの評
    価項目について皮膚状態を評価する方法であって、
    め、生体リズムに応じて表れる皮膚状態の変化の特徴
    を、その変化の時期ごとに抽出するとともに、それぞれ
    の変化の時期ごとに表われる特徴的な皮膚状態の変化
    把握するのに適した評価項目を、上記少なくとも5つの
    評価項目から1以上抽出しておき、皮膚状態を評価する
    に際し、評価対象者が上記生体リズムのどの変化の時期
    に該当するかを特定したのち、その時期の指標として
    め抽出された特定の評価項目について、優先的に皮膚状
    態評価を行うようにしたことを特徴とする皮膚状態評価
    方法。
  2. 【請求項2】 生体リズムが、周期の異なる複数の生体
    リズムを組み合わせた複合的な生体リズムである請求項
    1記載の皮膚状態評価方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された方法で皮
    膚状態評価を行ったのち、その評価改善に有効な商品の
    推奨およびその評価改善に有効な皮膚に対する施術の少
    なくとも一方を行うようにしたことを特徴とする皮膚状
    態カウンセリング方法。
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