JP2002358353A - 化粧に関する情報の収集および提供方法 - Google Patents

化粧に関する情報の収集および提供方法

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JP2002358353A
JP2002358353A JP2001168295A JP2001168295A JP2002358353A JP 2002358353 A JP2002358353 A JP 2002358353A JP 2001168295 A JP2001168295 A JP 2001168295A JP 2001168295 A JP2001168295 A JP 2001168295A JP 2002358353 A JP2002358353 A JP 2002358353A
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skin
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Hidenori Tomita
富田秀徳
Shinobu Fujita
藤田忍
Kenichi Tomita
富田健一
Motohiro Ozeki
大関元宏
Keikichi Sasaki
佐々木啓吉
Tetsuya Miura
三浦鉄也
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NADEI KK
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NADEI KK
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その時の自分に最も適した化粧に関する情報
を、場所を選ばず即時に入手出来るようにする。 【解決手段】 顧客手元にセンサと携帯端末を備え、顧
客のいろいろな状況における肌情報をサーバーコンピュ
ータに蓄積記録し、その後化粧を始める前の顧客の肌の
最新情報を新たに記録すると共に、過去の蓄積情報に照
らし最適な化粧情報を携帯端末に表示するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人の肌に関する
情報をセンサ端末から通信回線によってサーバーコンピ
ュータに伝送し、伝送された情報をサーバーコンピュー
タにおいて蓄積・分析し、その個人にもっとも適合した
肌の手入れ(化粧)に関する情報(処方)を再び個人に
返信する方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現在個人が自分の肌の
特性について判定を受け、それに適合した化粧について
指導を受けるためには、化粧品メーカーの講習会にに参
加したり、デパート化粧品売場等において化粧品メーカ
ー派遣の美容部員による指導を受けるのが大部分であ
る。しかしながら、この方法には下記のような多くの問
題点が存在する。 1. 美容部員が常駐する店舗はどこにでもあるわけで
はなく、特に地方では極めて少ない。従って、利用でき
る人口は限られており、必要なとき、直ぐには利用でき
ない。 2. 利用する場合でも、その個人のその瞬間の状態に
対応した美容指導になるので、それ以外の状況にも適し
た指導を受けることは困難である。例えば、肌の状態は
季節,時間,温度,湿度等で微妙に変化することが知ら
れている。また、本人の年令着衣や髪の色,好み等肌の
生理的状況とは直接関係のない条件も化粧の重要な要素
となる。店頭における一時的な指導がこれらの全ての条
件を満たすには限界があった。 3. 化粧品メーカーは多数存在するが、眼売店や美容
部員は特定のメーカーに専属している場合が多く、特定
のメーカーの化粧品の使用を勧められる。従って、多数
の化粧品の中から客観的且つ中立的に本人にもっとも適
合した化粧品を勧められることは期待できない。 4. 上記3つの問題点に加え、女性の場合は他人の前
で指導されることへの羞じらいや、すすめられた商品を
断わりにくくなることもあり、相談を躊躇しがちにな
る。
【0003】また、最近では小売店や訪問販売員にデジ
タルカメラ等を持たせ、撮影した肌の画像を通信回線を
通じてメーカーに送信し、適当な指示を受ける方法も提
案されている。しかし、この方法でも上記の基本的欠陥
は除去できず、特に販売員を介さない個人的利用のし易
さという点や、撮影時点の肌の現状以外の情報は考慮さ
れないという点では何の改善もされていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点の全
てを解決し、個人が化粧に関する助言を必要とした場
合、その時におけるその人にとって最適の情報を即時に
提供する方法を提供することを目的とする。上記目的を
達成するために、本発明においては、先ず利用者手元に
パーソナルコンピュータ・携帯電話機等の端末及びそれ
に接続されたセンサ(肌生理情報読み取り装置)を備え
ておき、利用者の諸種の条件における化粧前の肌の状態
を、通信回線を経由して、予めサービス提供者のサーバ
ーコンピュータのデータベースに蓄積記録しておく。次
に、利用者から新たに化粧前の肌の情報がサーバーコン
ピュータに到着した時は、その情報を新たな情報として
追加記録するとともに、過去に蓄積記録されたデータと
比較分析した上で、その時における利用者に最も適した
化粧品・化粧方法等の情報を利用者の端末に表示される
ようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の方法を説明するた
めの概略図である。図1において、1は情報の提供を受
ける顧客で、本発明において顧客1は、肌の状態を測定
する肌センサ10及び肌センサ10が読みとった肌に関
する情報をインターネットに接続するためのパーソナル
コンピュータ,携帯電話等の端末11を所有することが
条件となる。パーソナルコンピュータ,携帯端末等が普
及した現在では顧客1は実際上肌センサ10のみを購入
すれば足りるが、サービス提供者がレンタル,リース等
で供与することも考えられる。
【0006】2は、サーバーコンピュータ3の管理運用
者である。サーバーコンピュータ3には肌測定プログラ
ム30が設定されていると共に、それを支援する会員デ
ータベース31,個人時系列情報データベース32,肌
質判定データベース33,処方データベース34,広告
情報データベース35等のデータベースに接続されてい
る。個人時系列情報データベース33には、外部気象情
報提供業者4によって提供される各地の気象情報にオン
ラインで接続されている。
【0007】会員データベース32には、個人認識情報
(ID,パスワード)、国内及び国際付加価値通信放送
網を利用しての会員が望む出力形式、会員がマークした
情報についての詳細情報を未閲覧か閲覧済みかのフラッ
グとその情報のカテゴリを記録している。
【0008】個人時系列データベース32には、個人会
員の属性・嗜好情報(性・年齢、肌特徴、嗜好等)、セ
ンサで測定した肌表面の生理情報(水分量(インピダン
ス)、肌水分蒸散量(TWL)、皮脂量、肌温等)がア
クセスされた時系列で蓄積され、その情報を見たか、見
ていないかのフラッグが記録されている。属性情報は自
動的に更新され、嗜好情報や生理情報はベンチマークや
書き換えが行われ、最新の情報を得ることが出来る。
【0009】肌質判定データベース33には、症状を構
成する生理状況情報がデータベース化されており、静
的、動的な生理状況を症状の構成状況として利用者が望
む出力形式で配信、提示することができる。
【0010】処方データベース34には、肌の手入れに
関するアドバイスや手入れ方法、また肌の手入れに必要
な化粧品情報や詳細な成分情報などがデータベース化さ
れており、利用者が望む出力形式で配信、提示すること
が出来る。
【0011】これらのデータベースを分類、マッチング
するためにマッチングソフト(図示せず)が存在する。
これは個人時系列データベース32、肌質判定データベ
ース33、処方データベース34とをセグメント分類、
多変量解析等の分析によって分類し、類推エンジンを使
って最適の詳細情報を会員に提示する事を可能とする。
【0012】
【実施例】本発明の方法の実施例について図2乃至4に
よって説明する。図2乃至図4において、図1と共通の
部分には、図1と同一番号が付されている。図2は、図
1の矢印Aに示す顧客1の登録の方法を示すチャートで
ある。顧客1は、手元の端末11を、通信回線を利用し
てサーバーコンピュータ3に接続し会員としての登録を
請求する。サーバーコンピュータ3に接続された会員デ
ータベース31からは顧客1の端末11に登録に必要な
画面が表示され、顧客1はそれに従って登録に必要な登
録個人情報を入力する。個人情報が入会資格に合致する
と、個人認証が行われ、顧客1に暗証番号が付与され
る。認証された顧客1は、以後暗証番号を利用し必要な
データベースへのアクセスが可能になる。顧客1はここ
で端末11から個人の身体的特徴を表す情報、例えば汗
かきであるとか、アレルギーの種類,アトピーの有無,
ニキビ,シミ,シワ,これまで使用していた化粧品と使用
感、好みの色などを時系列情報データベース32に登録
する。
【0013】顧客1が自己の肌の生理情報を更新登録す
る方法を図3によって説明する。本発明の方法を適切に
運用するためには、サーバーコンピュータ3が顧客1の
肌,その他特性情報を十分に蓄積していることが前提と
なるので、顧客1は利用に先立って出来るだけ異なった
環境下における肌の生理情報(肌温,水分量,皮脂量,
肌水分蒸散量等)をデータベースに登録する必要があ
る。従って、顧客1は認証と同時に又はその後速やかに
センサ10を端末11によってサーバーコンピュータ3
に接続し、センサ10で測った自己の肌の生理情報を個
人時系列データベース32に送信記録する。そして、こ
れを異なった状況下で複数回繰り返す。例えば、朝と
夜,乾燥時と多湿時,高温時と低温時など環境や体調の
異なる時になるべく多数のデータを入力することが好ま
しい。個人時系列データベース32を外部気象情報提供
業者の提供するオンライン気象情報データ4と接続して
おけば、顧客の肌情報が入力された時、同時に顧客所在
地の環境データとして記録することができる。なお、顧
客1の属性,嗜好等が会員登録後に変化があった場合
は、登録時のデータもその都度更新する。
【0014】顧客1が実際に化粧に関する情報を取得す
る場合の方法を第4図によって説明する。顧客1が例え
ば海水浴の後で適切な肌の手入れと化粧方法について知
りたいときは携帯端末11にセンサ10を接続し、セン
サ10で肌の状況を測定しサーバーコンピュータに送信
すると共に適切な化粧法の指示を要求する。すると、測
定された肌情報データは新規情報として個人時系列情報
データベース32に入力され、蓄積される他に、個人時
系列データベース32に蓄積済の過去の肌生理情報や属
性,嗜好情報と共に肌質判定データベース33に送られ
る。肌質判定データベース33は処方データベース34
と共に判定結果及び本人の肌の特性や嗜好に基づいたそ
の時点における最適な化粧品,化粧方法を図1矢印Bの
如く顧客1の端末11に返信表示する。
【0015】顧客1は端末11に表示された化粧方法と
化粧材料を参考に化粧することになるが、ここで最も重
要なことは提供される処方が、例えば海水浴直後という
特殊な状況における情報のみに基づくものではないこと
である。この方法によると、海水浴直後の情報に加えて
過去の蓄積された肌の情報の履歴を読み出し、これを比
較解析することによって、最適な情報を提供することが
できる。また、処方に併せて、広告情報データベース3
5中の実際の商品を紹介することもできる。
【0016】顧客1に送られた処方は図1矢印Cに示す
如くサーバコンピュータの管理運用者2の端末にも送ら
れると共に算出された情報提供料が表示される。管理運
用者の性格により情報提供料は、管理運用者が自ずから
負担してもよいし、顧客に課金してもよい。
【0017】このシステムを円滑に運用するために、管
理運用者2は美容,皮膚医療,薬剤等に精通したもので
あることが望ましく、図1矢印Dに示す如く、サーバー
コンピュータ及び付属するデータベースの保守,管理,
更新につとめる必要がある。そのため、化粧品卸小売業
者,化粧品メーカー或いはそれらの団体に管理運用を代
行させることも考えられる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、化粧に関し指導的な情報を得
たい場合に、他人を介在せずに直接即時にそれを要求で
き、またそれに対する回答も直ちに得られるばかりでな
く、本人の諸種の条件における肌の条件を統計的に処理
した結果も反映した回答を得られるため、その時点の最
適な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を説明する系統図
【図2】 顧客の登録方法を説明する系統図
【図3】 顧客の情報を蓄積する方法を説明する系統図
【図4】 顧客に判定,処方情報を提供する方法を説明
する系統図
【符号の説明】
1・・・情報の提供を受ける顧客 10・・肌センサ 11・・パーソナルコンピュータ,携帯電話等の端末 2・・・管理運用者 3・・・サーバーコンピュータ 30・・肌測定プログラム 31・・会員データベース 32・・個人時系列情報データベース 33・・肌質判定データベース 34・・処方データベース 35・・広告情報データベース 4・・・気象情報提供業者 A〜D・情報の伝達経路と方向を示す矢印
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月28日(2002.6.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 化粧に関する情報の収集および提供
方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人の肌に関する
情報をセンサ端末から通信回線によってサーバーコンピ
ュータに伝送し、伝送された情報をサーバーコンピュー
タにおいて蓄積・分析し、その個人にもっとも適合した
肌の手入れ(化粧)に関する情報(処方)を再び個人に
返信する方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現在個人が自分の肌の
特性について判定を受け、それに適合した化粧について
指導を受けるためには、化粧品メーカーの講習会にに参
加したり、デパート化粧品売場等において化粧品メーカ
ー派遣の美容部員による指導を受けるのが大部分であ
る。しかしながら、この方法には下記のような多くの問
題点が存在する。 1. 美容部員が常駐する店舗はどこにでもあるわけで
はなく、特に地方では極めて少ない。従って、利用でき
る人口は限られており、必要なとき、直ぐには利用でき
ない。 2. 利用する場合でも、その個人のその瞬間の状態に
対応した美容指導になるので、それ以外の状況にも適し
た指導を受けることは困難である。例えば、肌の状態は
季節,時間,温度,湿度等で微妙に変化することが知ら
れている。また、本人の年令着衣や髪の色,好み等肌の
生理的状況とは直接関係のない条件も化粧の重要な要素
となる。店頭における一時的な指導がこれらの全ての条
件を満たすには限界があった。 3. 化粧品メーカーは多数存在するが、販売店や美容
部員は特定のメーカーに専属している場合が多く、特定
のメーカーの化粧品の使用を勧められる。従って、多数
の化粧品の中から客観的且つ中立的に本人にもっとも適
合した化粧品を勧められることは期待できない。 4. 上記3つの問題点に加え、女性の場合は他人の前
で指導されることへの羞じらいや、すすめられた商品を
断わりにくくなることもあり、相談を躊躇しがちにな
る。
【0003】また、最近では小売店や訪問販売員にデジ
タルカメラ等を持たせ、撮影した肌の画像を通信回線を
通じてメーカーに送信し、適当な指示を受ける方法も提
案されている。しかし、この方法でも上記の基本的欠陥
は除去できず、特に販売員を介さない個人的利用のし易
さという点や、撮影時点の肌の現状以外の情報は考慮さ
れないという点では何の改善もされていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点の全
てを解決し、個人が化粧に関する助言を必要とした場
合、その時におけるその人にとって最適の情報を即時に
提供する方法を提供することを目的とする。上記目的を
達成するために、本発明においては、先ず利用者手元に
携帯電話機等の携帯端末及びそれに接続されたセンサ
(肌生理情報読み取り装置)を備えておき、利用者の諸
種の条件における化粧前の肌の状態を、通信回線を経由
して、予めサービス提供者のサーバーコンピュータのデ
ータベースに蓄積記録しておく。次に、利用者から新た
に化粧前の肌の情報がサーバーコンピュータに到着した
時は、その情報を新たな情報として追加記録するととも
に、過去に蓄積記録されたデータと比較分析した上で、
その時における利用者に最も適した化粧品・化粧方法等
の情報を利用者の携帯端末に表示されるようにしたもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の方法を説明するた
めの概略図である。図1において、1は情報の提供を受
ける顧客で、本発明において顧客1は、肌の状態を測定
する肌センサ10及び肌センサ10が読みとった肌に関
する情報をインターネットに接続するための携帯電話等
の携帯端末11を所有することが条件となる。携帯端末
等が普及した現在では顧客1は実際上肌センサ10のみ
を購入すれば足りるが、サービス提供者がレンタル,リ
ース等で供与することも考えられる。
【0006】2は、サーバーコンピュータ3の管理運用
者である。サーバーコンピュータ3には肌測定プログラ
ム30が設定されていると共に、それを支援する会員デ
ータベース31,個人時系列情報データベース32,肌
質判定データベース33,処方データベース34,広告
情報データベース35等のデータベースに接続されてい
る。個人時系列情報データベース33には、外部気象情
報提供業者4によって提供される各地の気象情報にオン
ラインで接続されている。
【0007】会員データベース32には、個人認識情報
(ID,パスワード)、国内及び国際付加価値通信放送
網を利用しての会員が望む出力形式、会員がマークした
情報についての詳細情報を未閲覧か閲覧済みかのフラッ
グとその情報のカテゴリを記録している。
【0008】個人時系列データベース32には、個人会
員の属性・嗜好情報(性・年齢、肌特徴、嗜好等)、セ
ンサで測定した肌表面の生理情報(水分量(インピダン
ス)、肌水分蒸散量(TWL)、皮脂量、肌温等)がア
クセスされた時系列で蓄積され、その情報を見たか、見
ていないかのフラッグが記録されている。属性情報は自
動的に更新され、嗜好情報や生理情報はベンチマークや
書き換えが行われ、最新の情報を得ることが出来る。
【0009】肌質判定データベース33には、症状を構
成する生理状況情報がデータベース化されており、静
的、動的な生理状況を症状の構成状況として利用者が望
む出力形式で配信、提示することができる。
【0010】処方データベース34には、肌の手入れに
関するアドバイスや手入れ方法、また肌の手入れに必要
な化粧品情報や詳細な成分情報などがデータベース化さ
れており、利用者が望む出力形式で配信、提示すること
が出来る。
【0011】これらのデータベースを分類、マッチング
するためにマッチングソフト(図示せず)が存在する。
これは個人時系列データベース32、肌質判定データベ
ース33、処方データベース34とをセグメント分類、
多変量解析等の分析によって分類し、類推エンジンを使
って最適の詳細情報を会員に提示する事を可能とする。
【0012】
【実施例】本発明の方法の実施例について図2乃至4に
よって説明する。図2乃至図4において、図1と共通の
部分には、図1と同一番号が付されている。図2は、図
1の矢印Aに示す顧客1の登録の方法を示すチャートで
ある。顧客1は、手元の携帯端末11を、通信回線を利
用してサーバーコンピュータ3に接続し会員としての登
録を請求する。サーバーコンピュータ3に接続された会
員データベース31からは顧客1の端末11に登録に必
要な画面が表示され、顧客1はそれに従って登録に必要
な登録個人情報を入力する。個人情報が入会資格に合致
すると、個人認証が行われ、顧客1に暗証番号が付与さ
れる。認証された顧客1は、以後暗証番号を利用し必要
なデータベースへのアクセスが可能になる。顧客1はこ
こで携帯端末11から個人の身体的特徴を表す情報、例
えば汗かきであるとか、アレルギーの種類,アトピーの
有無,ニキビ,シミ,シワ,これまで使用していた化粧品と
使用感、好みの色などを時系列情報データベース32に
登録する。
【0013】顧客1が自己の肌の生理情報を更新登録す
る方法を図3によって説明する。本発明の方法を適切に
運用するためには、サーバーコンピュータ3が顧客1の
肌,その他特性情報を十分に蓄積していることが前提と
なるので、顧客1は利用に先立って出来るだけ異なった
環境下における肌の生理情報(肌温,水分量,皮脂量,
肌水分蒸散量等)をデータベースに登録する必要があ
る。従って、顧客1は認証と同時に又はその後速やかに
センサ10を携帯端末11によってサーバーコンピュー
タ3に接続し、センサ10で測った自己の肌の生理情報
を個人時系列データベース32に送信記録する。そし
て、これを異なった状況下で複数回繰り返す。例えば、
朝と夜,乾燥時と多湿時,高温時と低温時など環境や体
調の異なる時になるべく多数のデータを入力することが
好ましい。個人時系列データベース32を外部気象情報
提供業者の提供するオンライン気象情報データ4と接続
しておけば、顧客の肌情報が入力された時、同時に顧客
所在地の環境データとして記録することができる。な
お、顧客1の属性,嗜好等が会員登録後に変化があった
場合は、登録時のデータもその都度更新する。
【0014】顧客1が実際に化粧に関する情報を取得す
る場合の方法を第4図によって説明する。顧客1が例え
ば海水浴の後で適切な肌の手入れと化粧方法について知
りたいときは携帯端末11にセンサ10を接続し、セン
サ10で肌の状況を測定しサーバーコンピュータに送信
すると共に適切な化粧法の指示を要求する。すると、測
定された肌情報データは新規情報として個人時系列情報
データベース32に入力され、蓄積される他に、個人時
系列データベース32に蓄積済の過去の肌生理情報や属
性,嗜好情報と共に肌質判定データベース33に送られ
る。肌質判定データベース33は処方データベース34
と共に判定結果及び本人の肌の特性や嗜好に基づいたそ
の時点における最適な化粧品,化粧方法を図1矢印Bの
如く顧客1の携帯端末11に返信表示する。
【0015】顧客1は携帯端末11に表示された化粧方
法と化粧材料を参考に化粧することになるが、ここで最
も重要なことは提供される処方が、例えば海水浴直後と
いう特殊な状況における情報のみに基づくものではない
ことである。この方法によると、海水浴直後の情報に加
えて過去の蓄積された肌の情報の履歴を読み出し、これ
を比較解析することによって、最適な情報を提供するこ
とができる。また、処方に併せて、広告情報データベー
ス35中の実際の商品を紹介することもできる。
【0016】顧客1に送られた処方は図1矢印Cに示す
如くサーバコンピュータの管理運用者2の端末にも送ら
れると共に算出された情報提供料が表示される。管理運
用者の性格により情報提供料は、管理運用者が自ずから
負担してもよいし、顧客に課金してもよい。
【0017】このシステムを円滑に運用するために、管
理運用者2は美容,皮膚医療,薬剤等に精通したもので
あることが望ましく、図1矢印Dに示す如く、サーバー
コンピュータ及び付属するデータベースの保守,管理,
更新につとめる必要がある。そのため、化粧品卸小売業
者,化粧品メーカー或いはそれらの団体に管理運用を代
行させることも考えられる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、化粧に関し指導的な情報を得
たい場合に、他人を介在せずに直接即時にそれを要求で
き、またそれに対する回答も直ちに得られるばかりでな
く、本人の諸種の条件における肌の条件を統計的に処理
した結果も反映した回答を得られるため、その時点の最
適な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を説明する系統図
【図2】 顧客の登録方法を説明する系統図
【図3】 顧客の情報を蓄積する方法を説明する系統図
【図4】 顧客に判定,処方情報を提供する方法を説明
する系統図
【符号の説明】 1・・・情報の提供を受ける顧客 10・・肌センサ 11・・携帯電話等の携帯端末 2・・・管理運用者 3・・・サーバーコンピュータ 30・・肌測定プログラム 31・・会員データベース 32・・個人時系列情報データベース 33・・肌質判定データベース 34・・処方データベース 35・・広告情報データベース 4・・・気象情報提供業者 A〜D・情報の伝達経路と方向を示す矢印
フロントページの続き (72)発明者 富田健一 東京都渋谷区桜丘町29−10 有限会社ナデ ィ内 (72)発明者 大関元宏 東京都渋谷区桜丘町29−10 有限会社ナデ ィ内 (72)発明者 佐々木啓吉 神奈川県横浜市磯子区森1−14−6−509 (72)発明者 三浦鉄也 埼玉県川越市田町14−14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客手元に備えられた肌センサを、顧客手
    元の端末によってサーバーコンピュータへ接続する工
    程、 肌センサが測定した顧客の肌の生理的情報を繰り返しサ
    ーバーコンピュータのデータベースに蓄積記録する工
    程、 顧客が化粧に関する情報を欲する場合は、化粧をする前
    に前記肌センサ及び端末によって、肌に関する情報を新
    たにサーバーコンピュータのデータベースに入力すると
    共に回答を指示する工程、 サーバーコンピュータが顧客からの回答指示に従って、
    新たに入力された肌に関する情報と過去に記録された複
    数の肌に関する情報を比較,分析,推測する工程、 サーバーコンピュータが最適の化粧品,化粧方法等を処
    方し、顧客端末の画面に表示させる工程、 とからなる化粧に関する情報の収集および提供方法。
  2. 【請求項2】サーバーコンピュータからコンピュータネ
    ットワークを介して化粧に関する情報を提供する方法に
    おいて、 顧客端末に肌の生理情報の入力を促し、入力された生理
    情報をサーバーコンピュータに記憶する工程。1個以上
    の生理情報が記憶された後に、新たな生理情報が入力さ
    れたときは、 これを既に記憶された情報と関連付けて記憶するととも
    に、顧客端末に処方の提供を求めるか否かを問合わせる
    画面を表示させる工程。顧客から処方提供申込の回答が
    あったときは、前記新たに入力された肌の生理情報と過
    去に入力された肌の生理情報を比較し判定する工程。前
    記判定に基づき、化粧品及び化粧方法の処方を、顧客端
    末に表示させる工程。からなる化粧に関する情報の提供
    方法。
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