JP6842119B2 - 画像処理技術を用いた被検者の肌または頭皮状態の判定システムを用いたビジネス方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の顔や頭の皮膚の状態を客観的に判定することにより、用いるべき化粧品類を選択する判断基準を提供するものである。また、そのビジネス方法に関するものである。
肌の乾燥や肌の様々なトラブルを未然に防ぎ、肌の加齢を遅らせるためには基礎化粧品の使用が有効だが、市場で販売されている化粧品のどれを使っても同じ効果が得られる訳ではなく、効果があると言われている評判の良い化粧品を使っても人によって満足度が異なることが知られている。それは、人によって肌タイプや肌特性が異なり、抱えている肌悩みや肌トラブルが異なるからである。肌タイプや肌質が異なったり、そして肌トラブルの種類が違ったりするから、当然処方の異なる化粧品を使わなければ、優れたスキンケア効果を期待することはできない。即ち、正しいスキンケアを行うためには、自分の肌に合った化粧品を見つけることが肝要であり、そのためには、自分の肌タイプや肌質、肌特性、そして自分の肌が抱えている問題点を正しく知ることが必要となる。
一方、化粧品の販売者である化粧品メーカーは当然のことながら年々売り上げを伸ばしたいと考えているが、化粧品の売上を伸ばすためには、自社の化粧品に対する顧客の満足度を高める必要がある。顧客の満足度を高めることなくして、顧客はリピート購入しないからである。では、顧客はどのような状況の時に、使用している化粧品に満足してリピート購入するのだろうか。それは、言うまでもないことだが、その化粧品を使用して、肌のかさかさ感が無くなったり、しわやシミの状態が改善されたり、みずみずしくて若々しい肌になったことを実感できた時である。化粧品を使い続けても、肌の状態が改善されなければ、その化粧品に不満を感じ、次回はその化粧品を買わず、他の化粧品に買い換えしてしまうことは必定である。同じメーカーの同じ化粧品でも、人によっては非常に満足し、別の人は全く満足しない結果となるのはどうしてだろうか。それは、前者の肌にはその化粧品が合っていたが、後者の肌には合っていなかったからである。
以上のことから、化粧品ユーザーは化粧品を選ぶ前に、先ず自分の肌タイプや肌特性を正しく知ることが大切であり、化粧品メーカーは顧客に化粧品を薦める際に、先ずその顧客の肌タイプや肌特性、肌トラブルの種類を正しく把握し、その顧客に合った化粧品を選んで販売しなければ、その顧客に満足して貰えず、ブランドロイヤリティーを高めることはできないことが分かる。以上の理由から、化粧品のユーザーである消費者も、そして化粧品の販売者である化粧品メーカーも共に、ユーザーの肌の状況を正しく知るための正確な肌診断が必要となることが明らかである。
このような中で、特許文献1(特開2004−201797号公報)に記載される発明は、問診による肌分析1、印象剤を用いた肌のレプリカによる肌の分析2、角質チェッカーによる角質内部情報分析3、メラニンチェッカーによるメラニン情報分析4、肌色シートに基づく肌色分析5など複数の肌解析手法に基づいて顧客の肌の解析データを入手し、この肌の解析データをもとに顧客の肌の状態を複数のカテゴリーごとに分類していって、得られた分類に従って顧客の肌の状態を分析するものである。
また、特許文献2(特許第3212295号公報)に記載される発明は、まず、問診票を入力して(S102)、顧客データベースに格納する。この顧客データベースは、入力された問診票を基に、色々な用途に使用できるように構築されている。この顧客データベースのデータに基づき、皮膚の診断を行い(S104)、顧客に対する適切な化粧料を選択する(S106)。最後にこれらの診断結果や選択された化粧料の品目等を分かりやすくプリントアウトして(S108)、この処理を終了する。問診票は、皮膚の状態に関するもの、皮膚の悩みに関するもの、生活慣習に関するもの等に対して行う。皮脂の検査は、テスターを、例えば額、頬等の2箇所に洗顔20分後に押し当てることにより行う。皮膚水分に関しては、テスターを洗顔20分後に頬に押し当てることにより行うものである。
また、特許文献3(特許第3650745号公報)に記載される発明は、皮膚の非皮膚紋画領域または毛の映像を、非光学的センサー(4)を備えた獲得装置によって得るものであって、皮膚の非皮膚紋画領域または毛の領域の正確なパラメータを決定するため、映像を得る方法であり、その方法が、前記領域のミクロレリーフに関する情報を手に入れるため、少なくとも一つの非光学的センサー(4)を備えた獲得装置(1)によって、映像を得ることを特徴とする方法にある。
特開2004−201797号公報 特許第3212295号公報 特許第3650745号公報
一般消費者の肌や頭皮の状態の判定に一般消費者自身の問診回答と共に角質チェッカーや皮脂チェッカーの二値化等の画像解析を用いて客観性を高めることを第1の課題とする。また、かかる判定方法を用いたビジネス方法の具現化を図ることを第2の課題とする。
本発明は、肌または頭皮状態を判定する肌または頭皮状態判定システムであって、一般消費者の所有する端末と、店舗に設置した端末と、化粧品会社の所有する端末と、前記一般消費者の端末及び前記店舗の端末に肌または頭皮診断アプリケーションを提供するアプリ提供者のサーバーと、を有し、前記一般消費者の端末及び前記店舗の端末は、前記肌または頭皮診断アプリケーションに基づいて前記一般消費者の肌または頭皮診断データを前記サーバーに送信し、前記サーバーは、前記肌または頭皮診断データに基づいた肌または頭皮診断結果を前記一般消費者及び前記店舗の端末に出力し、前記店舗の端末は、前記肌または頭皮診断結果と、前記サーバー内で選択、紐付けされた化粧品を紐付けて前記一般消費者に推奨し、前記サーバーは、全ての肌または頭皮診断データを個人情報を削除した上で前記化粧品会社の端末に出力することを特徴とする。
本発明の、肌または頭皮状態判定システム前記サーバーは、前記一般消費者の所有する端末及び前記店舗に設置した端末に前記肌または頭皮診断結果を送信する際に、前記化粧品会社の広告を一緒に送信することを特徴とする。
本発明は、肌または頭皮状態を判定する肌または頭皮状態判定方法であって、肌または頭皮診断アプリケーションを、アプリ提供者のサーバーから一般消費者の所有する端末及び店舗に設置した端末に提供し、前記一般消費者の肌または頭皮診断データを、前記肌または頭皮診断アプリケーションに基づいて前記一般消費者の端末及び前記店舗の端末から前記サーバーに送信し、前記肌または頭皮診断データに基づいた肌または頭皮診断結果を、前記サーバーから前記一般消費者及び前記店舗の端末に出力し、前記肌または頭皮診断結果と前記サーバー内で選択、紐付けされた化粧品を紐付けて、前記店舗の端末から前記一般消費者に推奨し、全ての肌または頭皮診断データを個人情報を削除した上で、前記サーバーから化粧品会社の端末に出力することを特徴とする。
本発明の肌状態の判定システムによれば、被検者への問診に、肌の客観情報を取得できる角質チェッカーや皮脂チェッカーを組み合わせることにより、被検者の思い込みや作為的な誤回答による診断精度の低下や誤診断を防止出来るだけでなく、角質チェッカーや皮脂チェッカーの判定を、研究者や訓練を積んだ美容部員の目視に頼らずにコンピューターの画像処理に委ねることになり、人的判断のばらつきを排除した大量処理を可能とすることができる。高価な肌診断機器を用いずとも、安価で薄く、そして軽いテープ状の角質チェッカーと皮脂チェッカーを用いることでコストパフォーマンスと利便性が向上する。また問診の回答や判定データのシステムへの取り込みに際してマークシート形式を用いて利便性とスピードを高めただけでなく、スマートフォンやタブレット端末を使って場所や時間を選ばずにどこでも肌や頭皮診断を受けることを可能にした。さらには、診断結果に基づいて推奨される市場で販売されている化粧品等をシステム上で診断結果に紐付けることで、被検者に相応しい化粧品等をアドバイスすることもできる。
また、この発明によれば、マークシートを用いることで、問診の回答とマークシートに貼り付けた角質チェッカーや皮脂チェッカーの測定画像を取り込めるだけでなく、画像処理技術を用いて機械的に判定、解析できるので入力及び判定作業の手間が大幅に節約できて大量処理に好適である。
また、この発明によれば、顕微鏡の代わりに、通信機能を持つスマホやタブレット端末を用い、それにアタッチメントマクロレンズやクローズアップレンズを装着して角質チェッカーや皮脂チェッカーの画像を接写で撮影し、それらのデータを即サーバーに送信できるので、チェッカーの測定画像の精度を高めた診断が可能になるだけでなく、瞬時の診断を可能にする。
この発明のビジネス方法によれば、肌または頭皮診断のアプリケーションを、店舗(ドラッグストア、スーパーマーケット、エステティックサロン、美容院あるいは理容室等との契約に基づいて一般消費者に肌診断サービスを無料で提供できるので、一般消費者は気軽に肌や頭皮の診断を受けることができるようになることに加えて、診断結果に合った化粧品をシステム上で推奨されるので、市場で売られている化粧品の中から自分の肌に合った化粧品を選択することが容易になる。さらには、スマホやタブレット端末画面に表示された診断結果をお店に持参することで各種の割引やポイントサービス等を受けることもできるので大いに喜ばれるものと思われる。
この発明によれば、店舗(ドラッグストア、スーパーマーケット、エステティックサロン、美容院あるいは理容室等)は、肌や頭皮の診断サービスの魅力により誘客を図ることができる。
この発明によれば、一般消費者が肌診断アプリをダウンロードした際や肌診断結果画面を見た際に、画面上に化粧品会社等の広告を表示することができるので、肌診断アプリ提供者は化粧品会社等から広告料を得ることもできる。
この発明によれば、アプリ提供者は日々蓄積される膨大な数の肌診断データを解析、分析、加工、編集し、個人のプライバシー情報を削除した上で化粧品会社等に販売して対価を得ることができる。
パソコンとスキャナーを使う肌診断システムの例の説明図である。 スマートフォンやタブレット端末を使う肌診断システムの例の説明図である。 ドラッグストアまたはスーパーマーケットを対象とした例のビジネス方法の説明図である。 エステティックサロンを対象とした例のビジネス方法の説明図である。 美容院を対象とした例のビジネス方法の説明図である。 理容室を対象とした例のビジネス方法の説明図である。
本願発明を実施する形態として、
アプリ提供者と、化粧品会社と、店舗(ドラッグストアスーパーマーケット、エステティックサロン、美容院または理容室等)と、一般消費者の4者間で行われるビジネス方法であって、アプリ提供者は対価と引き替えに、店舗(ドラッグストアスーパーマーケット、エステティックサロン、美容院または理容室等)サーバーから肌または頭皮診断アプリケーションの提供を行い、一般消費者は、店舗(ドラッグストアスーパーマーケット、エステティックサロン、美容院または理容室等)に備え付けてある端末(スマートフォンまたはタブレット端末)、または一般消費者が所有する端末(スマートフォンまたはタブレット端末を用いて肌または頭皮の診断ができるようになっており、一般消費者は、アプリ提供者と店舗(ドラッグストアスーパーマーケット、エステティックサロン、美容院または理容室等)との間の契約に基づいて、自らが所有するスマートフォンまたはタブレット端末に、アプリ提供者のサーバーから肌または頭皮診断アプリケーションを無料でダウンロードできるような仕組みとなっており、一般消費者が回答した問診データおよび一般消費者自身の肌または頭皮の画像データからなる肌または頭皮診断データをアプリ提供者のサーバーに送信し、アプリ提供者のサーバーは送信内容を肌または頭皮診断システムにより診断して、診断結果を一般消費者にフィードバックし、診断結果には診断結果に相応しい化粧品会社の化粧品等が紐付けされてなり、一般消費者は前記診断結果を店舗(ドラッグストアスーパーマーケット、エステティックサロン、美容院または理容室等)に持参することにより、診断結果に基づいた正しいサービスの提供や利用料金の割引、ポイントの付与等が受けられる、ことを特徴とするビジネス方法、とすることができる。
また、上記店舗(ドラッグストア、スーパーマーケット、エステティックサロン、美容院あるいは理容室等)は、上記肌診断アプリ提供者と肌診断アプリの提供を受ける契約を締結することで、肌または頭皮診断サービス自体の魅力と、診断結果に基づいたサービスの提供の魅力で、上記一般消費者を誘客できる、ことを特徴とする。
また、上記肌診断アプリ提供者が、上記店舗(ドラッグストア、スーパーマーケット、エステティックサロン、美容院あるいは理容室等と契約する肌診断アプリ提供契約に基づいて、上記一般消費者の端末に肌診断アプリを無料でダウンロードさせたり、肌診断結果を送信する際に化粧品会社等の広告を一緒に配信し、化粧品会社等から広告収入を得ることができる、ことを特徴とする。
また、上記肌診断アプリ提供者が、上記店舗(ドラッグストア、スーパーマーケット、エステティックサロン、美容院あるいは理容室等と契約する肌診断アプリ提供契約に基づいて、上記一般消費者が行った全ての肌診断データを、予め構築した大型サーバーやクラウド内のデータベースに蓄積し、それを個人のプライバシー情報を削除した上で解析、分析、加工、編集して、上記化粧品会社等に販売して対価を得ること、を特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。図1に基づく実施例の説明の前に、その前提となっている事項の説明をする。
これまで、肌診断と言うと、百貨店に出店している化粧品会社がカウンター上に置いている様々な肌診断機器を用いて行う方法か、通販化粧品メーカーがWebサイト上で行っている問診による肌診断が一般的である。前者は、キャッチセールス目的で行われていることが透けて見えるために敬遠され、後者は診断方法が問診だけであるために、被検者の思い込みや作為的な誤回答がそのまま診断結果に反映され、正確な肌診断ができないという致命的な欠陥があった。本願発明は、このような欠陥を克服するために発明されたもので、高価な肌診断機器類を揃えなくとも、そして被検者が診断者の面前ではなく遠隔地に居ても正確で客観的な肌診断ができるようにしたものである。
本肌診断は、高価な肌診断機器の代わりに、安価で薄く、そして軽いテープ状の角質チェッカーと皮脂チェッカーを用いることを特徴としている。ここで説明すると、角質チェッカーとは、その一部に皮膚に安全な粘着物質を塗布した小さな紙もしくはプラスチック製フィルムであり、その粘着面を肌に押し当てて肌の角層を薄く採取し、採取された各層の角片の数、大きさ、厚さ、並び方等から、肌の乾燥度合、荒れ具合、肌理(キメ)、ターンオーバー速度などを読み取るものである。一方皮脂チェッカーとは、皮脂を吸着すると吸着したその部分の透明度が増したり変色する特殊なフィルムを利用したもので、それを肌に押し当てると、皮脂を吸着した部分が変色した点やしみとして現れ、点やしみの数と大きさで皮脂の分泌量を測るものである。
角質チェッカー、皮脂チェッカーは共に安価なものであるため、ハガキに貼ったり、DMに封入するなどして消費者の元に容易に送ることができ、且つ返送も容易なため、遠隔地に居る消費者の肌の測定情報を簡単且つ低コストで集められるという大きなメリットがある。
本願の肌診断では、診断機器に代えて上記角質チェッカー、皮脂チェッカーを用いるが、被検者の自覚症状、即ち被検者の主観的肌情報を知るために、問診を併せて使用するのが良い。本肌診断で用いる問診は、化粧品会社で長年に亘って美容部員の教育、訓練をしてきたベテラントレーナーの経験と知見を基にして作成しており、この問診の答えいかんで、被検者の肌タイプや、肌の水分量、肌悩み、肌年齢等が判定できる。この美容部員の経験に基づいたQ&Aはマークシート形式のみならず、ロジックとしてコンピュータープログラムに反映しておき、被検者がコンピューター上で問診に答えて行けば、コンピューターが上記ロジックに基づいて自動的にその人の肌質、肌特性を判定、解析し、肌診断結果票を導き出す仕組みにすることもできる。即ち、本肌診断では問診の回答である主観的肌情報と、角質チェッカーと皮脂チェッカーの測定結果である客観的肌情報とを組み合わせてコンピューターに入力、解析するので、問診だけに依存した肌診断と違って、本格的で正確な肌診断ができるところに従来の肌診断との差別性がある。
加えて、本肌診断では、角質チェッカーと皮脂チェッカーの測定結果を目視で判定、入力するのではなく、画像処理技術を用いて機械的に読み取り、解析、判定するところに既存肌診断システムとの大きな違いがある。即ち、角質、皮脂両チェッカーの測定部に現れる微細な模様をカメラやスキャナーで機械的に取り込み、二値化等の画像処理技術を用いて、判別し易い白黒模様等に置き変え、白い部分や変色した部分の数、大きさ、色の濃さ、形状、並び方(揃い方)等を機械的に読み取り、それを数値化して評価・解析し、肌の水分量(乾燥度)や荒れ度合、ターンオーバー速度、皮脂の分泌量、そして肌年齢等を導き出すことを特徴としている。
これにより、従来研究者か、もしくは訓練を積んだ美容部員が測定済み角質チェッカーや皮脂チェッカーの判定を、目視で行って来たことによる弊害、即ち、人の眼に依る目視判定では大量のチェッカーを判定することが難しいこと、そして何よりも、判定する人や判定する時間、判定する環境等が異なることによって、同じ測定済みチェッカーでも判定結果が異なるという人為的なブレが生じる難点を解消することができる。本願発明による画像処理技術を用いれば、測定済み角質チェッカー、皮脂チェッカー等の判定を機械的に行うことができて、人為的なブレを排除できるだけでなく、短時間で大量に読み取り、解析、判定を行うことが達成されるのである。
この肌診断システムは、特定のサーバーに格納して、パソコン経由で肌診断したり、Webサイト上に肌診断ページを開き、そこからサーバーにアクセスして使用しても良いが、この肌診断システムを大容量のサーバーもしくはクラウドサービス上に置いて、日本中、或いは世界中の何万、何十万、何百万人と言った大勢の被検者が肌診断できるようにしても良い。そして、何万、何十万、何百万人の肌診断データをデータベース化し、年齢別傾向や地域別差異、或いは季節変動や生活習慣、人種による違い等様々な要素による違いや関連性を、データとして蓄積し、解析すれば、そのデータは人類の肌に関する貴重なデータベースになり、皮膚医学の研究や新しい化粧品の開発に役立てることが可能となる。また、このデータベースに蓄積された様々なデータを当肌診断プログラムにフィードバックして行けば、本肌診断システムの精度を日々高めることが可能となり、この肌診断システムへの信頼度を日時の経過に伴って日増しに高めることが可能になる。
図1は本願発明に係るパソコンとスキャナーを使う肌診断システムの例の説明図である。以下、詳細に説明する。
肌の診断を希望する被検者はお店に置いてある、或いは街頭で配られたり、郵送されたり、パソコンから打ち出された問診票の回答6を、予め用意されたマークシートに鉛筆等で記入し、さらに被検者の肌に押し当てて計測した角質チェッカー7と皮脂チェッカー8とをマークシート1の所定の位置に貼付してマークシート1を完成させる。お店で回収され、或いは郵送されてきたマークシート1は一括してまとめられた後、順次スキャナー2にかけられて画像データ化される。この画像データはパソコンに送られて一旦格納されることとなる。パソコンに格納された画像データ9をサーバー4に送って、サーバー4内の肌診断システムにより判定される。
角質、皮脂両チェッカーの測定部に現れる微細な模様は、二値化等の画像処理技術を用いて、判別し易い白黒模様等に置き変えられ、白い部分や変色した部分の数、大きさ、色の濃さ、形状、並び方(揃い方)等を機械的に読み取り、それを数値化して評価・解析し、肌の水分量(乾燥度)や荒れ度合、ターンオーバー速度、皮脂の分泌量、そして肌年齢等が導き出される。問診6の内容もコード化処理されて、問診6の内容と、角質チェッカー7と皮脂チェッカー8の判定内容が総合判定されて得られた診断結果10をパソコン3にフィードバックする。診断結果10は診断結果表示装置5で閲覧に供することも、或いはプリントアウトすることも可能である。診断結果表示装置5で、その人の肌質、肌タイプ、肌の問題点等を知ることにより、化粧品やシャンプーなどの選択がより適切になされる一助となる。また、その人の肌質、肌タイプ、肌の問題点等の診断結果と、診断結果が示す肌にあった化粧品やシャンプーなどの商品銘柄のリンクデータを構築しておけば、肌に合わない商品銘柄を選択してしまったり使い続けるリスクが大幅に低減できる。
図2に基づく実施例の説明の前に、その前提となっている事項の説明をする。
昨今のスマートフォンの機能の充実と付属カメラの画素数の向上を利用して、角質チェッカーや皮脂チェッカーの測定画像を通常のカメラやスキャナーではなく、通信機能を持つスマートフォンやタブレット端末のカメラで取り込むようにすれば、角質チェッカーと皮脂チェッカーの測定画像を即肌診断システムを搭載しているサーバーに送信することが可能となり、場所や時間を選ばずに、いつでも、どこでも肌診断を行うことが可能となる。更に、専用のアプリを開発して、問診をスマートフォンやタブレット端末の画面上に表示し、問診の答えを角質チェッカー、皮脂チェッカーの測定画像と一緒にサーバーに送信すれば、スマートフォンやタブレット端末上でも肌診断を行うことが可能となり、診断結果をスマートフォン所有者やタブレット端末保有者に瞬時にフィードバックすることも可能となる。
上記のスマートフォンやタブレット端末のカメラを利用する際に、別途開発した小型のアタッチメントマクロレンズやクローズアップレンズを装着するようにすれば、これらの端末は「通信機能付き顕微鏡」に早変わりし、より精度の高い角質チェッカー画像、皮脂チェッカー画像をサーバーに送信することが可能となる。
上記では、スマートフォンやタブレット端末のカメラで角質チェッカーや皮脂チェッカーの測定画像を撮影して、サーバーで肌診断を行うことを記載しているが、角質チェッカーや皮脂チェッカーの測定画像に代えて、スマートフォンやタブレット端末のカメラで直接撮影した肌自体の画像をサーバーに送って肌診断を行うようにしても良い。
図2はスマートフォンやタブレット端末を使う肌診断システムの例の説明図である。肌の診断を希望する被検者はスマートフォンやタブレット端末20の画面上に表示された問診6に回答して問診データ21を作成することができるアプリを予め構築しておく。スマートフォンやタブレット端末20に小型のアタッチメントマクロレンズやクローズアップレンズを装着して測定済みの角質チェッカー7や同じく測定済みの皮脂チェッカー8の画像を撮影し画像データ22として取り込み、作成済みの問診データ21と測定済みの角質チェッカー7や同じく測定済みの皮脂チェッカー8の画像とを一緒にクラウドサービス25に送信する。クラウドサービス25には肌診断システムが搭載されているので、送られてきた問診データ21と角質チェッカー7と皮脂チェッカー8との精度の高い画像データ22を解析して、被検者の問診データ21という主観的回答に画像データ22という客観的回答を加味して総合判定を行う。得られた診断結果10はスマートフォン又はタブレット端末20にフィードバックされる。スマートフォン又はタブレット端末20の画面には診断結果が表示されるので、それを閲覧することにより本人の肌の状態を閲覧することができる。
角質、皮脂両チェッカーの測定部に現れる微細な模様は、二値化等の画像処理技術を用いて、判別し易い白黒模様等に置き変えられ、白い部分や変色した部分の数、大きさ、色の濃さ、形状、並び方(揃い方)等を機械的に読み取り、それを数値化して評価・解析し、肌の水分量(乾燥度)や荒れ度合、ターンオーバー速度、皮脂の分泌量、そして肌年齢等が導き出される。問診6の内容もコード化処理されて、問診6の内容と、角質チェッカー7と皮脂チェッカー8の判定内容が総合判定されて得られた診断結果10をスマートフォンやタブレット端末20にフィードバックする。
スマートフォンやタブレット端末20の画面で、その人の肌質、肌タイプ、肌の問題点等を知ることにより、店頭等で時と場所を選ばず化粧品やシャンプーなどの選択がより適切になされる一助となる。また、その人の肌質、肌タイプ、肌の問題点等の診断結果と、診断結果が示す肌にあった化粧品やシャンプーなどの商品銘柄のリンクデータを構築しておけば、肌に合わない商品銘柄を選択したり、使い続けるリスクが大幅に低減できる、ことは図1のものと同様である。
一つ目のビジネス方法であるビジネス方法1は、専門のカウンセラーや美容説明員が居らず、顧客が自分で購入する化粧品を選択せねばならないセルフセレクションの店舗であるドラッグストアやスーパー等32の化粧品販売店がアプリの導入契約者になるビジネス方法である。そして、このビジネス方法の場合、本発明の肌診断システムを使用する場がドラッグストア等化粧品をセルフセレクションで販売している店舗内でも良いが、店舗外で一般消費者31が行っても良い。
ドラッグストア等32で肌診断を行う場合は、店内にタブレット端末を設置し、そのタブレット端末に契約した肌診断アプリをダウンロードして、化粧品を買いに店を訪れた顧客が肌診断を行って、店内に有る自分の肌に合った化粧品を買い求めることになるが、店舗外で一般消費者が肌診断する場合は、肌診断アプリの提供者30とドラッグストア等32との契約に基づいて、一般消費者31が自分のスマホにスマホ専用肌診断アプリを無料でダウンロードして、いつでも、どこでも、自由に肌診断が出来るようにする形となる。後者の場合、一般消費者31がスマホ用肌診断アプリを開いて肌診断すると、スマホ画面に表示された肌診断結果票にその人の肌質、肌タイプ、肌の問題点等が表示されるだけでなく、肌診断結果に基づいてサーバー内で選択、紐付けされたその人に合った化粧品銘柄が表示される仕組みになっており、肌診断アプリの契約者であるドラッグストア等32で販売している化粧品の中にその化粧品があれば、その化粧品が優先的に表示される仕組みになっている。
その結果、ドラッグストア等32は今までドラッグストア等32で化粧品を購入しなかった新規顧客を開拓することができ、売り上げを増やすことが可能となる。ドラッグストア等32はその対価として、肌診断アプリの導入初期費用と月々のアプリ使用料をアプリ提供者に支払うことでこのビジネス方法が成り立つ。加えて、ドラッグストア等32の店内に設置されたタブレット端末を使う場合であれ、一般消費者が自分自身のスマホを使う場合であれ、肌診断を行う際には、タブレット端末やスマホのカメラに装着するマクロレンズと角質チェッカー、皮脂チェッカーが必要となるので、前者の場合にはドラッグストア等32の店舗に対して、後者の場合には一般消費者31に対するこれらの商品の売上が発生し、販売益がアプリ提供者に入ることになる。後者の場合、これらのアイテムをドラッグストア等32で販売するようにすれば、その小売り益がドラッグストア等32に入るだけでなく、一般消費者31がそれらを購入するためにドラッストア等32を度々訪れるようになるので、その際のついで買いも期待でき、ドラッグストア等32が肌診断アプリの導入に積極的になるものと考えられる。
また、一般消費者31が自分のスマホに表示された肌診断結果を持参してドラッグストア等32の化粧品販売店に持参すれば、肌診断結果に合った化粧品を割引価格で買うことができたり、ポイントがプラスされる仕組みにすれば、一般消費者31にとってスマホの肌診断アプリを使うメリットは更に高まり、一般消費者31がこぞってこのアプリを使うようになって、結果として肌診断アプリを契約したドラッグストア等32で化粧品を購入する一般消費者31が増えることになるので、このビジネス方法は多くの一般消費者31とドラッグストア等32に支持されるものと考えられる。
加えて、このビジネス方法は結果的にドラッグストア等32に化粧品を卸している化粧品会社33にとっても無視できない販売促進策となるので、肌診断アプリ提供者30は化粧品会社等33とスポンサー契約し、消費者に無料で提供する肌診断アプリに、スポンサー企業の広告を載せたり、肌診断アプリをダウンロードしたスマホ所有者にスポンサー企業の商品情報を配信するなどして広告料を得ることも可能となる。
冒頭記載したように、当ビジネス方法に於いては、店舗(ドラッグストア等32と化粧品会社等33を肌診断アプリの導入当事者として想定しているが、昨今のチェーン展開している大手ドラッグストア等32の台頭を考慮すると、力関係で化粧品会社等33より優位に立つドラッグストア等32が化粧品会社等33に肌診断アプリの導入費用や月々の使用料を払わせようとする可能性があり、その場合はドラッグストア等32ではなく化粧品会社等33の端末が肌診断アプリ導入の契約当事者になる可能性がある。
また、将来のことにはなるが、肌診断システムを格納し、上記アプリを動かしているサーバーをクラウド等の大容量のものにし、当システムを使って日々行われる肌診断に基づいて蓄積される被検者の年齢別、地域別、季節別肌診断結果等の肌診断データを集め、解析、分析、加工し、肌と美容に関する情報として化粧品会社等33に販売し、更なる収益を増やすことも可能となる。
二つ目のビジネス方法であるビジネス方法2は、エステティックサロン36(以下エステサロン36)のような美顔マッサージ等のサービスを提供する店舗を肌診断アプリの導入当事者とするビジネス方法になる。エステサロン36にタブレット端末を置いて貰い、そのタブレット端末にタブレット端末用の肌診断アプリをダウンロードし、施術前に顧客の肌診断を行い、肌の状態に合った適正な施術メニューを選定できるようにする。
美しくなりたいと願う女性のニーズに応えて、日本のエステ市場規模は4000億円と言われており、全国に多数のエステサロン36が存在するが、施術する前にちゃんとした肌診断を行ってから施術しているエステサロン36は少ない。そこで、当社が開発したタブレット端末専用の肌診断アプリを導入して貰い、施術前にしっかりとした肌診断を行うようにすれば、エステティシャンの目視と勘に依存した今までの施術から、科学的根拠に基づいた正しい施術に脱皮することができ、そのエステサロン36への信頼感が高まり、売り上げが伸びることになるので、この肌診断アプリへのエステサロン36の潜在需要は極めて高いと思われる。
エステサロン36はその対価として、肌診断アプリの導入初期費用と月々のアプリ使用料をアプリ提供者30に支払うことでこのビジネス方法は成り立つ。加えて、エステサロン36がタブレット端末を使って肌診断を行う際には、タブレット端末のカメラに装着するマクロレンズと角質チェッカー、皮脂チェッカーが必要になるので、アプリ提供者30はエステサロン36からこれらの販売代金を得ることができる。
加えて、ビジネス方法1同様、クラウド等大容量のサーバーに肌診断システムを格納し、日々集まる膨大な数の肌診断データを分析、解析して得られる肌に関するデータをエステサロン36やその他の企業に販売することでも対価を得ることも可能となる。本ビジネス方法では、エステサロン36が所有するタブレット端末に専用アプリをダウンロードして、施術前に肌診断を実施することを念頭に置いているが、エステサロン36に設置してあるタブレット端末に代えて、アプリ提供者30とエステサロン36の肌診断アプリ使用契約に基づいて、一般消費者31が自分のスマホでも肌診断ができるようにするならば、一般消費者31がスマホ画面に表示された肌診断画面をエステサロン36に持参してエステを受けられる方法を採用しても良い。その場合、紹介者となる肌診断アプリ提供者30にエステサロン36より一定の紹介料が入るようにすれば、このビジネス方法の収益構造は更に高まる。また、一般消費者31がスマホ画面に表示された肌診断結果を訪れたエステサロン36に見せることで、エステ料の割引を受けられるようにすれば、そのエステサロン36にとって効果のある誘店策となり、売り上げ増を図ることができる。また、ビジネス方法1同様、一般消費者31に無料で提供する肌診断アプリに広告を載せたり、アプリをダウンロードしたスマホ所有者に企業の商品情報を配信することが出来るので、アプリ提供者30は大手エステサロン36や化粧品会社33とスポンサー契約し、広告料を得ることも可能となる。
また、ビジネス方法1同様、アプリ提供者30は肌診断システムを格納し、上記アプリを動かしているサーバーをクラウド等の大容量のものにし、当システムを使って日々行われる全ての被検者の肌診断データを蓄積して行き、年齢別、地域別、季節別の肌質の変化などを解析、分析、加工し、肌と美容に関する情報として化粧品会社33に販売し、更なる収益を増やすことも可能となる。その際、個人のプライバシー情報は削除するのがよい。
三つ目のビジネス方法であるビジネス方法3は、ビジネス方法2同様、タブレット端末専用アプリを使用することに変わりはないが、肌診断アプリの導入契約者である店舗がエステサロン36でなく美容院37となるところが違いである。エステサロン36の場合は、施術前に、施術メニューを決める手段としてこの肌診断アプリを導入してもらうが、美容院37では待合室に設置し、順番待ちの顧客に対する退屈しのぎの一手段として肌診断をしてもらうビジネス方法となる。
ヘアカットする順番待ちの一般消費者31が、待合室に設置してあるタブレット端末を使って自分の肌診断を気兼ねなく行えることは、順番待ちの時間が苦痛でなくなるだけでなく、肌診断結果を基にして、同じく順番待ちをしている他の顧客や美容師との会話がはずみ、美容師と顧客のコミュニケーションが高まるので、顧客の固定客化に貢献するものと考えられる。
美容院37はその対価として、肌診断アプリ導入初期費用と月々のアプリ使用料をアプリ提供者30に支払うことでこのビジネス方法が成り立つ。加えて、タブレット端末で肌診断する際には、タブレット端末のカメラに装着するマクロレンズと角質チェッカー、皮脂チェッカーが必要になるので、アプリ提供者30は美容院37からこれらの販売代金を得ることができる。また、タブレット端末に表示される肌診断アプリ画面の周辺や診断結果画面に、美容院37で取り扱っている化粧品の広告が表示されたり、顧客の肌診断結果に基づいて推奨される化粧品が表示されるようにすることで、この肌診断アプリは化粧品会社等33にとって非常に魅力にある広告媒体となるので、アプリ提供者30はこれらの化粧品会社等33に広告出稿を促して、広告収入を得ることが可能となる。もちろん、このビジネス方法3でも他のビジネス方法同様、アプリ提供者30は肌診断システムを格納しているサーバーをクラウド等大容量サーバーにし、日々蓄積される膨大な肌診断データを解析・分析して得られる肌に関するデータを美容院37に化粧品等を卸している化粧品会社等33に販売し、情報に対する対価を受け取ることも可能となる。
尚、当ビジネス方法に於いて、タブレット端末専用アプリを、肌診断ではなく、スカルプ(頭皮)診断やヘアスタイル診断に変えても良い。角質チェッカーで頭皮の角質(フケ)を採取し、マクロレンズを装着したカメラでその画像を送信して薄毛診断をしたり、マクロレンズを外して自分の顔写真を撮影して送信するなどして、自分のヘアスタイル診断ができるようにしても良い。
四つ目のビジネス方法であるビジネス方法4は、ビジネス方法2、3同様店内に、肌診断アプリをダウンロードしたタブレット端末を店内に置いて、診断を行うビジネス方法であるが、このビジネス方法では、診断を行う店がエステサロン36や美容院37ではなく理容室38であるところに違いがある。しかも、診断内容が肌診断ではなく頭皮診断となるところがビジネス方法2や3との違いである。

男性の禿の要因の一つに、頭皮の皮脂量が関係することが分かっているので、皮脂チェッカー8で頭皮の皮脂量を測定し、その測定結果をタブレット端末付属のカメラで撮影して頭皮診断を行えるようにすることで、禿のリスク診断が可能となる。
理容室38はこの頭皮(禿リスク)診断に基づいて、散髪サービスに加えて頭皮マッサージ等の有料のスペシャル頭皮ケアを顧客に勧めることができるので、サービス料の底上げを図ることが可能となり、育毛剤やスカルプケア商品、頭皮に良いシャンプー等を顧客に推奨販売することによる商品売上も期待できる。定期的に行く理容室38で禿リスク診断ができることは、抜け毛が増えてきて禿リスクが気になり始めた男性にとっては得難いサービスであり、理容室38にとっては散髪で顧客の頭を触れる立場を利用して、今まで無かった全く新しい“禿リスク診断”を提供し、自店の魅力度アップと他店との差別化を図ることができる。理容室38はその対価として、頭皮診断アプリ導入初期費用と月々使用料をアプリ提供者30に支払うことでこのビジネス方法が成り立つ。
加えて、他のビジネス方法同様、理容室のタブレット端末に装着するマクロレンズと頭皮診断に必要となる皮脂チェッカー8の理容室38に対する売上もプラスされるので、アプリ提供者30の利益は更に上乗せとなる。また、理容室38で頭皮(禿リスク)診断を受ける顧客は、AGA治療等を行っている頭髪専門のクリニックや増毛サービスを行っている企業、或いはカツラ販売企業にとっては有望な潜在顧客であるため、理容室38で頭皮診断(禿リスク診断)を行うアプリ画面やその他のページへこれらの企業やクリニックが広告を出すことが考えられ、その広告収入も肌診断アプリ提供者30にとってプラスとなる。加えて、このビジネス方法でも他のビジネス方法同様、アプリ提供者30は頭皮診断システムを格納するサーバーをクラウド等の大容量サーバーにし、膨大な量の日々の頭皮診断データを蓄積し、これらのデータを解析・分析して得られる頭皮に関するデータを頭皮治療クリニックや増毛サービス企業に販売して対価を受け取ることも可能である。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、この発明の肌診断システムは、主観の不明確性を客観事実により修正する判定システムであるから、社会に広く受け入れられることが期待できる。また、ビジネス方法自体、一般消費者の所謂必需品に対する明確なアドバイスを提供するものでありサービスや商品等の割引が受けられるものでもあるから、一般消費者に広く受け入れられることが期待できる。
本発明はその精神や主要な特徴から逸脱することなく、他の種々な形で実施することができる。そのため、前述の実施例は単なる例示に過ぎず、本発明を限定的に解釈してはならない。
1 マークシート
2 スキャナー
3 パソコン
4 サーバー
5 診断結果表示装置
6 問診
7 角質チェッカー
8 皮脂チェッカー
9 画像データ
10 診断結果
20 スマートフォン又はタブレット端末
21 問診データ
22 画像データ
25 クラウドサービス
30 アプリ提供者
31 一般消費者
32 ドラッグストアまたはスーパーマーケット
33 化粧品会社
36 エステティックサロン
37 美容院
38 理容室
39 頭皮治療クリニックまたは増毛サービス関連企業

Claims (3)

  1. 肌または頭皮状態を判定する肌または頭皮状態判定システムであって、
    一般消費者の所有する端末と、
    店舗に設置した端末と、
    化粧品会社の所有する端末と、
    前記一般消費者の端末及び前記店舗の端末に肌または頭皮診断アプリケーションを提供するアプリ提供者のサーバーと、を有し、
    前記一般消費者の端末及び前記店舗の端末は、前記肌または頭皮診断アプリケーションに基づいて前記一般消費者の肌または頭皮診断データを前記サーバーに送信し、
    前記サーバーは、前記肌または頭皮診断データに基づいた肌または頭皮診断結果を前記一般消費者及び前記店舗の端末に出力し、
    前記店舗の端末は、前記肌または頭皮診断結果と、前記サーバー内で選択、紐付けされた化粧品を紐付けて前記一般消費者に推奨し、
    前記サーバーは、全ての肌または頭皮診断データを個人情報を削除した上で前記化粧品会社の端末に出力することを特徴とする肌または頭皮状態判定システム。
  2. 前記サーバーは、前記一般消費者の所有する端末及び前記店舗に設置した端末に前記肌または頭皮診断結果を送信する際に、前記化粧品会社の広告を一緒に送信することを特徴とする請求項1に記載の肌または頭皮状態判定システム。
  3. 肌または頭皮状態を判定する肌または頭皮状態判定方法であって、
    肌または頭皮診断アプリケーションを、アプリ提供者のサーバーから一般消費者の所有する端末及び店舗に設置した端末に提供し、
    前記一般消費者の肌または頭皮診断データを、前記肌または頭皮診断アプリケーションに基づいて前記一般消費者の端末及び前記店舗の端末から前記サーバーに送信し、
    前記肌または頭皮診断データに基づいた肌または頭皮診断結果を、前記サーバーから前記一般消費者及び前記店舗の端末に出力し、
    前記肌または頭皮診断結果と前記サーバー内で選択、紐付けされた化粧品を紐付けて、前記店舗の端末から前記一般消費者に推奨し、
    全ての肌または頭皮診断データを個人情報を削除した上で、前記サーバーから化粧品会社の端末に出力することを特徴とする肌または頭皮状態判定方法。
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