JP4299080B2 - 肌状態測定装置およびそれとともに用いるカウンセリングツール - Google Patents

肌状態測定装置およびそれとともに用いるカウンセリングツール Download PDF

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Description

本発明は、化粧品販売員等が顧客に対して肌状態評価を行う際に用いる肌状態測定装置およびそれとともに用いるカウンセリングツールに関するものである。
従来から、化粧品販売では、専門の販売員が、店頭あるいは訪問販売先で、化粧品メーカーから配布された化粧品販売促進用シートに基づいて顧客に化粧品の売り込みを行っている。また、最近では、専用の測定機器を用いて顧客の肌を測定し、その測定結果に基づいてその人の肌に合うと思われる化粧品をアドバイスすることが行われている。
しかしながら、従来の測定機器による肌状態の測定では、機器の操作や評価に手間取ることが多かったり、その測定結果から販売員が口頭でいろいろとフォローしなければならない等の問題があった。
そこで、本出願人は、肌の状態を、短時間で要領よく測定することができ、その評価も的確かつ迅速に行うことのできる肌の評価方法と評価装置を開発し、すでに出願している(特許文献1参照)。
特開2002−355223号公報
上記特許文献1の装置は、従来の装置に比べて操作しやすく、測定結果に評価を加えて表示する機能を備えているため、カウンセリングを効率よく行うことができる点で優れている。しかし、その実施例における操作では、「肌コンディション」、「肌拡大」、「キメ」、「肌色」、「透明感」、「表皮の力」、「真皮の力」という7項目のそれぞれを、順次選択して評価するようになっており、総合評価は、これらの項目の結果を列挙した画面から判断することになっているため、総合的な肌の評価を一目で把握しにくいという問題が提起されている。このため、項目ごとの評価を統合して、一目でその肌の状態がわかるような機能を付加することが強く望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、肌に対し、複数項目を測定し評価した結果の総合的な評価を、視覚的に提示して、その肌のかかえる問題が即座に把握できるようにした肌状態測定装置およびそれとともに用いるカウンセリングツールの提供を、その目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、肌状態を評価するのに用いられる装置であって、測定部と、測定データ処理部と、測定結果表示部とを備え、測定によって得られる肌の評価項目がn個(nは3以上の整数)に設定され、各評価項目の基準値が予め上記測定データ処理部に記憶されており、上記測定結果表示部において、各評価項目の基準値に基づく所定領域を、2つの同心正n角形(大きい方の正n角形をA、小さいほうの正n角形をBとする)に挟まれた領域として表示されるとともに、上記同心正n角形A、Bの中心点と各頂点を結ぶ直線を各評価項目の評価軸として、被測定者の測定結果が、上記各評価項目の評価軸上に、基準値からの偏りとして位置決めされ、位置決めされた各点を互いに線分でつなぐことによりn角形として表示されるようになっている肌状態測定装置を第の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記肌状態測定装置が、測定部と、第1の測定データ処理部と、第1の測定結果表示部とを備えた測定装置と、第2の測定データ処理部と、第2の測定結果表示部とを備えた処理装置とを組み合わせたものであり、各評価項目の基準値が、上記第2の測定データ処理部に記憶され、上記同心正n角形A、Bと、測定結果を示すn角形とが、上記第2の測定結果表示部に表示されるようになっている肌状態測定装置を第の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記評価項目が、水分量、透明感、ハリ・弾力の3項目であり、各評価項目の基準値に基づく所定領域が、2つの同心正三角形(大きい方の正三角形をA′、小さいほうの正三角形をB′とする)に挟まれた領域として表示されるとともに、上記同心正三角形B′の内側に、さらに1つの同心正三角形Cが表示され、上記同心正三角形B′とCに挟まれた領域を、基準値から外れた第1の領域とし、上記同心正三角形Cの内側領域を、基準値からさらに外れた第2の領域として、3段階で評価できるようになっている肌状態測定装置を第の要旨とし、上記基準値が、年代別モニター群の肌状態をそれぞれ測定して得られた年代別基準値として年代ごとに記憶され、被測定者の年代を入力することにより、その年代に対応した基準値を基準とした同心正n角形A、Bと、測定結果を示すn角形とが表示されるようになっている肌状態測定装置を第の要旨とする。
また、本発明は、前記第1〜第4のいずれかの要旨である肌状態測定装置とともに用いられるカウンセリングツールであって、肌状態測定装置の測定結果表示部に表示される、測定結果を示すn角形のパターンが、複数種類例示されており、各例ごとに、その例における肌の状態の説明表示部と、その肌の状態に必要なスキンケア方法の説明表示部とが、設けられているカウンセリングツールを第の要旨とする。
本発明の肌状態測定装置によれば、肌に関するn個の評価項目の評価結果が、の画面上で、n角形として表示されるとともに、評価項目の全てが基準値を含む好適範囲となる領域が、2つの同心正n角形に挟まれた領域として表示されるため、両者を対比することにより、肌状態を悪くしている項目の偏りが一目でわかるようになっている。したがって、美容部員等は、簡単な操作で、顧客の肌の状態をわかりやすく提示することができ、効率がよい。そして、顧客にとっても、自分の肌の問題点を、一目で納得することができ、その問題点に関するカウンセリングを重点的に受けることができるという利点を有する。
また、本発明のカウンセリングツールによれば、上記肌状態測定装置で表示される測定結果のパターン別に、そのパターンに応じたスキンケア方法の説明表示部が設けられているため、顧客に最適なスキンケア方法を、即座に提示してカウンセリングを行うことができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である肌状態測定装置の一例を示している。この装置は、特開2002−355223号公報の第2実施例として記載された装置と基本的には同一の構成を示すもので、10インチの液晶カラーモニター4と、本体部5からなり、上記本体部5には、肌状態を測定する素肌センサ1と、皮脂量を測定するオイリーチェッカー2と、皮膚表面撮像用の拡大カメラ3とが、着脱自在に係合保持されるようになっている。なお、6は、素肌センサ1を係合するための凹部、50は拡大カメラ3を係合するための凹部である。また、130は、モニター画面4aの操作をワンタッチで行うことのできる操作パネル、145は本体部5の電源スイッチ、146はACアダプターのコネクタである。
そして、上記素肌センサ1には、肌状態を客観的に測定するための、皮膚温度センサと水分量センサと皮膚弾力性センサが設けられており、上記本体部5には、拡大カメラ3で撮像される画像情報を処理するとともに、素肌センサ1,オイリーチェッカー2から入力される測定情報を処理するための測定データ処理部が設けられている。
また、この装置では、拡大カメラ3を用いて 皮膚表面の拡大画像を得る以外に、皮膚表面から採取した角質を観察して、表皮の活性度(この例では「表皮の力」という)を評価することができるようになっている。すなわち、拡大カメラ3を係合保持する凹部50には、角質層採取シート60を斜めに保持するシート保持部61が形成されており、この部分に、被測定者の皮膚表面から角質を採取した角質層採取シート60を保持させることにより、その採取部を、上記凹部50に係合させた姿勢の拡大カメラ3で、撮像できるようになっている。
上記各測定手段によって得られる測定値をもとに、肌の状態を判断する項目としては、「肌コンディション 皮脂量・水分量・皮膚温」、「肌拡大 表面・内部」、「キメ」、「肌の色」、「透明感」、「表皮の力」、「真皮の力」の7項目が設定されている。そして、上記モニター画面4aには、まず、図2に示すようなメニュー画面が表示されるようになっており、本体部5の操作パネル130(図1参照)を操作して、測定すべき項目を選択することができるようになっている。なお、項目選択のカーソル142は、項目ボタンの外周を囲う赤枠として表示されるようになっている。また、すでに測定済の項目は、その項目ボタンの外周に青枠143が表示されるようになっている。そして、項目が選択されると、その項目において用いる測定具とその測定方法の指示が、画面もしくは音声で与えられ、これにしたがって測定を行うことにより、測定結果が、上記本体部5のデータ処理部で自動的に行われ、モニター画面4aに、グラフ図等の結果が表示されるようになっている。
なお、上記皮脂量や水分量等、各測定値の「基準値」は、年代によって変化する。そこで、この装置では、被測定者の年代を、「〜19歳」、「20〜24歳」、「25〜29歳」、「30〜34歳」、「35〜39歳」、「40〜44歳」、「45〜49歳」、「50〜54歳」、「55〜59歳」、「60〜64歳」、「65〜69歳」、「70〜74歳」、「75〜79歳」、「80歳〜」の14の年代に分けて、測定データを処理する際に基準として用いる「基準値」を、年代ごとに変更するようになっている。
そこで、被測定者は、図2に示すメニュー画面において、右上の「Age」の項目147を選択して、図3の画面を開き、操作パネル130(図1参照)の所定のボタンを操作して、カーソル142′を移動させることにより、該当する年代の項目を選択する。これにより、自分の年代に応じた測定結果の評価を受けることができるようになっている。
さらに、このようにして入力された被測定者の年代に基づいて求められる年代別基準値は、絶対的なものではなく、その測定時期の環境温度によっても左右される。そこで、この装置には、この装置が設置された場所の環境温度を常時計測する温度センサが内蔵されており、被測定者が皮膚状態を測定する際の環境温度が、本体部5内のデータ処理部に自動的に入力され、基準値として用いられる年代別基準値が、環境温度の影響を考慮した値に修正されるようになっている。
上記年代入力を終えた被測定者が、例えば「肌コンディション」の項目(図2に戻る)を選択すると、モニター画面4aにおいて、素肌センサ1を頬に当てて皮膚温度と水分量を測定し、オイリーチェッカー2を額中央に当てて皮脂量を測定するよう指示が与えられるようになっている。そして、皮膚温度、水分量、皮脂量の測定結果から、図4に示すように、被測定者の肌コンディションが一目でわかるようなグラフ図69が、モニター画面4a(図1参照)に表示されるようになっている。
このグラフ図69は、皮脂量を縦軸にとり、水分量を横軸にとって、予め収集したデータに基づき、皮脂量の基準値を適正範囲の最大値とし、水分量の基準値を適正範囲の最小値として、皮膚状態を4つの典型例に区分して示したものがベースとなっており、皮脂量も水分量も基準値より少ない領域が乾燥肌(象徴記号「D」)、皮脂量も水分量も基準値より多い領域が脂性肌(象徴記号「O」)、皮脂量が多く水分量が少ない領域が脂性乾燥肌(象徴記号「OD」)、水分量が多い領域が普通肌(象徴記号「N」)として示されている。70,71は各基準値を示すラインである。そして、被測定者の測定結果から両者の交点に所定のマーク72が付されており、被測定者の肌タイプが一目でわかるようになっている。
そして、上記グラフ図69の下には、皮膚温度についての棒グラフ73が表示されており、この棒グラフ73にも、基準値74と、測定値75が表示されている。また、グラフ図69の右上には、入力された被測定者の年代を示す年代記号(ハートの個数1つ:10代前半、1つ半:10代後半、2つ:20代前半……という記号であり、この図では、被測定者が40代前半であることを示している)76と、環境温度を示す枠77が設けられている。また、その下には、皮脂量と水分量と皮膚温度を示す枠78〜80がそれぞれ設けられており、実際の測定値から換算された指数が数値で示されるようになっている。
また、メニュー画面(図2参照)の「透明感」を選択すると、拡大カメラ3を頬に当てて無反射画像で皮膚表面を見るよう指示が与えられるようになっている。そして、得られる画像情報から、肌の透明感の指標となるメラニンと血色に関する情報が数値的に処理され、図5に示すように、被測定者の肌の透明感が一目でわかるようなグラフ図96が、モニター画面4a(図1参照)に表示されるようになっている。
このグラフ図96は、メラニンに基づく指数を縦軸にとり、血色に基づく指数を横軸にとって、予め収集したデータに基づいて肌の透明感を4つの典型例に区分して示したものがベースとなっており、グラフ面が、これらの基準値を示すライン97,98によって、a〜dの4つの領域に区分されるようになっている。そして、被測定者の測定結果から両者の交点に所定のマーク99が付されており、被測定者の肌の透明感が一目でわかるようになっている。なお、このグラフ図96における基準値も、環境温度によって修正された年代別基準値が用いられている。
そして、上記グラフ図96の右上に、被測定者の年代を示す年代記号76と、環境温度を示す枠77が設けられている。また、その下には、メラニンの指数と血色の指数を示す枠100,101がそれぞれ設けられており、各指数が数値で示されるようになっている。
同様にして、メニュー画面(図2参照)に表示された各項目の測定を終了した時点で、総合結果200のボタンを選択すると、モニター画面4aに、図6に示すように、全測定結果が一目でわかるようにまとめられた画面が表示されるようになっている。すなわち、この画面の上部中程に、一連の測定に先立って入力した被測定者の氏名202が(会員である場合にはその会員番号とともに)表示されている。記号203は、すでに述べたように、被測定者の年代を示す年代記号である。
そして、その下には、「三項目三角形」と呼称される、大、中、小の3つの同心正三角形205a、205b、205cが表示されている。この同心正三角形205a等の中心点Oと各頂点を結ぶ放射状の3本の直線は、それぞれ、「水分量」、「透明感」、「ハリ・弾力」の3項目の評価軸となっており、同心正三角形205aと同心正三角形205bに挟まれた領域Pが、上記各評価軸上での、各項目の「基準値」を含む、最適領域として示されている。肌の状態としては「よい状態」を示している。
そして、「水分量」を示す軸は、「54」と「33」の目盛りのところで区分され、「透明感」を示す軸は、「a」と「bd」と「c」の3つの線分に区分され、「ハリ・弾力」を示す軸は、「39」と「29」の目盛りのところで区分され、各目盛りをつなぐことにより、内側の同心正三角形205bと、同心正三角形205cが形成されている。上記同心正三角形205bと、同心正三角形205cとで挟まれた領域Qが、上記領域Pに比べて、「やや不足気味」の肌の状態を示す領域である。また、上記同心正三角形205cの内側の領域Rが、上記領域Qよりも、さらに「不足気味」の肌の状態を示している。
なお、これらの設定は、予め記憶された「基準値」を基準に設定されるもので、年代ごとに、その値が調整されるようになっている。例えば、「ハリ・弾力」を示す目盛りが、この例では、「39」、「29」になっているが、年代が変わると、この目盛りの数字が変化する。
したがって、上記「三項目三角形」では、各評価軸上で、被測定者の測定結果が「基準値」よりも低くなると、その分だけ、中心点Oに近づき、各頂点を結んで得られる三角形の形状が、変形するようになっている。この例では、被測定者の測定結果を太線Xで示している。
一方、この画面の右側には、「肌体力カルテ」という見出し206が表示されており、その下の、点線Yで囲われた領域内に、一連の測定項目207と、その測定結果を表示する枠208、209が設けられている。枠208には、前回の測定結果が、参考として表示されるようになっている(この例では空欄)。枠209には、今回の測定結果が表示されている。また、その右側の枠210内には、測定結果に対し、所定の評価基準にもとづいて与えられる評価記号211が記入されている。そして、それらの右側には、それぞれ簡単なコメント212が付記されている。例えば、「肌タイプ」の評価が「D」である場合のコメント212は、「水分、脂分ともに不足気味です。」となっている。
そして、その下には、「あなたの肌体力は★★★★★☆☆☆☆☆」という評価213が示されている。これは、前記測定項目207のうち、肌を評価するのに重要な10項目を抽出し、その10項目のうち、前記「三項目三角形」の領域Pで示される「よい状態」に属する測定値であったものの数を、★の数で示したものである。上記10項目とは、前記測定項目207のうち、「水分量」、「皮脂量」、「キメ状態」、「キメ大きさ」、「角質分布量」、「角質剥離量」、「メラニン量」、「血色」、「弾力」、「血行」の10項目である。そして、該当する各項目の左側に、測定値が「よい状態」のものには★印が付され、測定値が「よい状態」でないものには☆印が付されている。したがって、「肌体力」の評価は、上記★の数に応じて、10段階で評価されることがわかる。なお、この評価213の右側には、「皮フ温」214の見出しがあり、皮膚温度が示されている。
さらに、この画面の下には、四角枠215が設けられており、その内側の左上には、「肌レッスン」の見出し216が表示されている。この四角枠215内には、この画面をプリントアウトした後に、美容部員等が、被測定者の肌の状態に適したスキンケアのアドバイスを記入することができるようになっている。アドバイスを記入した用紙は、被測定者に、「肌体力カルテ」として手渡すことができる。また、化粧品販売店等において、上記内容をカウンセリングデータとして保存しておき、顧客管理に役立てることができる。
なお、この画面をプリントアウトする場合は、本体部5に接続されたプリンタ(図示せず)を用いる。
したがって、この肌状態測定装置によれば、肌に関する3個の評価項目の評価結果が、モニター画面4a上で、三角形として表示されるとともに、全ての項目が基準値を含む好適範囲内にある理想的な状態が、同心正三角形205a、205bに挟まれた領域Pとして表示されるため、両者を対比することにより、肌状態を悪くしている項目の偏りが一目でわかるようになっている。したがって、美容部員等は、簡単な操作で、顧客の肌の状態をわかりやすく提示することができ、効率がよい。そして、顧客にとっても、自分の肌の問題点を、一目で納得することができ、その問題点に関するカウンセリングを重点的に受けることができるという利点を有する。
なお、上記肌状態測定装置を用いた肌状態評価方法の実施に際しては、例えば、上記肌状態測定装置に表示される測定結果である三角形のパターンのうち、典型的なものを例示し、例示された各パターンごとに、その肌の状態を説明す説明表示部と、その肌の状態に必要なスキンケア方法の説明表示部を設けたカウンセリングツールを用いることが好適である。そのようなカウンセリングツールの一例として、例えば、上記の内容を、一冊の冊子にまとめたものをあげることができる。
このものは、冊子の特定の見開きページが、図7(左側の頁)、図8(右側の頁)に示すように構成されている。この見開きページの上部には、左右に延びる帯状枠220が設けられており、その内側に、「アドバイスポイント」という見出し221と、「三項目三角形における、肌状態のご説明から肌レッスンへスムーズにつなげましょう。」というアドバイスのポイントを示す文222が表示されている。
そして、その下のスペースには、上下3段の帯状枠223、224、225が設けられており、各段の左側に、前記肌状態測定装置の総合評価画面に表示された三項目三角形の同心正三角形205(a,b,cの区別は省略)と、測定結果として得られる典型的な、3種類の変形パターンの三角形が、それぞれ表示されている。
また、各段は、左右方向に、3つの部分に区分されており、左側の部分の上部には、「肌状態のご説明」という見出し226が表示されている。また、中央の部分(図8参照)の上部には、「肌レッスンメニュウのご提案」という見出し227が表示されており、右側の部分の上部には、「ハンドアクション」の見出し228が表示されている。
ちなみに、最上段の帯状枠223内の最も左側(図7に戻る)には、丸枠227で囲われた「水分量」という見出し228が表示されている。そして、その右側に、すでに述べたように、同心正三角形205と、水分量が不足した測定結果を示す三角形のパターンX1とが表示されている。そして、その右側には、「水分が不足しがちな状態」という小見出し229が表示されており、その下に、「お肌を外的刺激から守るバリア機能も低下しやすく、………考えられます。」という説明文230が表示されている。
そして、その右側(図8参照)には、「やや不足している方 W保湿」という見出し231と、「不足している方 W保湿+ローションマスク・クリーム」という見出し232とが表示されている。そして、見出し231、232の下には、アドバイスのポイントを述べる説明文233、234がそれぞれ表示されている。
また、その右側には、「化粧水…P43〜44」、「ローションマスク…P44」、「乳液…P45〜46」、「クリーム…P49〜50」というページ表示235がなされている。ここに列挙された化粧水等の商品は、水分量が不足しがちな人が使用するのに適した商品である。そして、その右側に示されたページは、この冊子の別の部分に表示されている、その商品を用いたスキンケア方法を説明したページを示している。
その下の帯状枠224内には、上記と同様の構成で、「透明感」が不足した測定結果を示す三角形のパターンX2と、それに対するアドバイス等が表示されている。
その下の帯状枠225内には、上記と同様の構成で、「ハリ・弾力」が不足した測定結果を示す三角形のパターンX3と、それに対するアドバイス等が表示されている。
したがって、上記カウンセリングツールによれば、被測定者の測定結果として表示された三角形のパターンに応じたアドバイスを、即座に提示することができ、効率よくカウンセリングを進めることができる。
なお、上記カウンセリングツールは、冊子である必要はなく、複数枚のシートを組み合わせたものであってもよいし、カード式になったものであってもよい。また、印刷物によらず、上記の内容を、上記肌状態測定装置のモニター画面4aに表示させるようにしたものであっても差し支えない。
一方、本発明肌状態測定装置は、上記の例に限らず、測定部と、測定データ処理部と、測定結果表示部とを備えたものであれば、特に限定するものではないが、測定結果表示部において、3以上の複数の評価項目について、全てが基準値を含む好適範囲となる領域を、2つの同心正n角形に挟まれた領域Pとして表示し、測定結果を、基準値からの偏りとして、変形したn角形として表示するよう設定されたものでなければならない。
ただし、上記の例のように、既存の肌状態測定装置に、新たな改良を施すことが手間となる場合は、既存の肌状態測定装置で得られた測定値を、別のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置において処理し、その装置に内蔵されているか接続されている画像表示手段において、本発明の特徴である評価結果の表示を行うようにしても差し支えない。その場合は、上記情報処理装置および画像表示手段が、本発明の肌状態測定装置の測定データ処理部と、測定結果表示部として機能している。例えば、化粧品販売店等において、顧客管理や商品管理を目的として設置されている情報処理装置を、肌状態測定装置と組み合わせて用いることができる。
そして、本発明において、測定すべき3以上の評価項目は、上記の例に限らず、肌の状態を特定するのに必要な項目であれば、特に限定するものではない。ただし、上記の例のように、水分量、透明感、ハリ・弾力の3項目について評価することが、肌の根本的な問題を抽出するには最適であり、最小限の項目で、的確な評価を得ることができ、好適である。
また、上記の例では、年代別および環境温度別に基準値を調整するようにしているが、これらの調整も、行う方がきめ細かいカウンセリングにつながり好適であるが、実際には、必ずしも必要ではない。
本発明の一実施例を示す外観斜視図である。 上記実施例のモニター画面の表示例を示す説明図である。 上記実施例のモニター画面の表示例を示す説明図である。 上記実施例のモニター画面の表示例を示す説明図である。 上記実施例のモニター画面の表示例を示す説明図である。 上記実施例のモニター画面の表示例を示す説明図である。 上記実施例に用いるカウンセリングツールの部分的な説明図である。 上記実施例に用いるカウンセリングツールの部分的な説明図である。
1 素肌センサ
2 オイリーチェッカー
3 拡大カメラ
4 液晶カラーモニター
5 本体部

Claims (5)

  1. 肌状態を評価するのに用いられる装置であって、測定部と、測定データ処理部と、測定結果表示部とを備え、測定によって得られる肌の評価項目がn個(nは3以上の整数)に設定され、各評価項目の基準値が予め上記測定データ処理部に記憶されており、上記測定結果表示部において、各評価項目の基準値に基づく所定領域を、2つの同心正n角形(大きい方の正n角形をA、小さいほうの正n角形をBとする)に挟まれた領域として表示されるとともに、上記同心正n角形A、Bの中心点と各頂点を結ぶ直線を各評価項目の評価軸として、被測定者の測定結果が、上記各評価項目の評価軸上に、基準値からの偏りとして位置決めされ、位置決めされた各点を互いに線分でつなぐことによりn角形として表示されるようになっていることを特徴とする肌状態測定装置。
  2. 上記肌状態測定装置が、測定部と、第1の測定データ処理部と、第1の測定結果表示部とを備えた測定装置と、第2の測定データ処理部と、第2の測定結果表示部とを備えた処理装置とを組み合わせたものであり、各評価項目の基準値が、上記第2の測定データ処理部に記憶され、上記同心正n角形A、Bと、測定結果を示すn角形とが、上記第2の測定結果表示部に表示されるようになっている請求項記載の肌状態測定装置。
  3. 上記評価項目が、水分量、透明感、ハリ・弾力の3項目であり、各評価項目の基準値に基づく所定領域が、2つの同心正三角形(大きい方の正三角形をA′、小さいほうの正三角形をB′とする)に挟まれた領域として表示されるとともに、上記同心正三角形B′の内側に、さらに1つの同心正三角形Cが表示され、上記同心正三角形B′とCに挟まれた領域を、基準値から外れた第1の領域とし、上記同心正三角形Cの内側領域を、基準値からさらに外れた第2の領域として、3段階で評価できるようになっている請求項または記載の肌状態測定装置。
  4. 上記基準値が、年代別モニター群の肌状態をそれぞれ測定して得られた年代別基準値として年代ごとに記憶され、被測定者の年代を入力することにより、その年代に対応した基準値を基準とした同心正n角形A、Bと、測定結果を示すn角形とが表示されるようになっている請求項のいずれか一項に記載の肌状態測定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された肌状態測定装置とともに用いられるカウンセリングツールであって、上記肌状態測定装置の測定結果表示部に表示される、測定結果を示すn角形のパターンが、複数種類例示されており、各例ごとに、その例における肌の状態の説明表示部と、その肌の状態に必要なスキンケア方法の説明表示部とが、設けられていることを特徴とするカウンセリングツール。
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