JP3150637U - 芳香剤容器用の蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】芳香剤等の薬剤は外気温により蒸発量が異なるが、蒸発量を一定に、あるいは適度に保つために、容器用の蓋の開孔の面積を温度に応じて調節することができる簡単な構造の薬剤容器用の蓋を提供する。【解決手段】芳香剤を入れた容器1の上口部に取付けられ、複数の下開孔8を有する蓋本体2、複数の上開孔を有し、蓋本体に回動自在に枢着された調節円板4、一端を蓋本体2に固定し、他端を調節円板4に設けた一対の支持柱7,7の間に挿通したバイメタル5および前記蓋本体2、調節円板4およびバイメタル5を覆う外蓋12からなり、前記バイメタル5の熱変形により、調節円板4を回動させて上開孔と下開孔8との角度位置を変化させることを可能にして構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、芳香剤等の薬剤を入れた容器の開口部に装着する蓋の組立体に関するものであり、芳香剤入り容器の使用中に、周囲の温度変化に応じて自動的に容器開口部の開度を調節して、容器内の芳香剤の放散量を調節することを可能にした容器用の蓋である。
芳香剤等の薬剤は、周囲の温度の高低に応じて放散量(蒸発量)を増減して芳香効果を調節することが望ましい。例えば、自動車の室内では、夏場は室内が高温度になるので芳香剤の放散量が過大になり、芳香が強過ぎて不快感を与えたり、臭覚が麻痺して芳香を感じなくなることがある。逆に周囲温度が低い冬場には、芳香剤の放散量が少なくなり、芳香効果あるいは消臭効果が不充分になる。したがって、常に芳香剤の放散量を適当に保つためには、高温時には容器の開口部の面積を小さくして放散量を抑制し、反対に低温時には開口面積を大きくして薬剤が放散され易くすることが必要である。
このような薬剤の放散量の調節を目的とする考案としては、容器の開口部の開閉を調節するために形状記憶合金製のばね材やバイメタル材を開口蓋に取付けて、感熱材料の熱変形により蓋を開閉するもの(非特許文献1、2、3)、ピアノ線と形状記憶合金とを組み合わせた開閉治具を用い、その変形により開口部の開度を調節するもの(非特許文献4)、あるいはヒーター電源のオンオフにより感熱材料の変形をコントロール板を介して蓋の開閉に利用するもの(特許文献1)等、種々の提案がなされている。しかし、いずれの方法においても、感熱材料の熱変形を放散口の開閉に間接的に連動させるので、開口部の構造が複雑になっている。そのために、放散用開口部の開度を簡単にかつ微妙に調節するために、構造が簡単で、しかも作動が容易で確実なものが求められている。
特開2002−282347号公報
実開昭62−99247号公報 実開平2−86546号公報 実開平2−86547号公報 実開昭62−20848号公報
本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、構造が簡単で、しかも比較的精度良く開口部の開度を調節することが可能な芳香剤容器用の蓋を提供するものである。
本考案の芳香剤容器用の蓋は、容器の上口部に取付けた蓋本体、該蓋本体の円形凹部の上に同心的に載置して回動自在に枢着した調節円板、一端を前記蓋本体に固定し、他端を調節円板の支持柱に挿通したバイメタルおよび前記蓋本体、調節円板およびバイメタル等を覆う外蓋からなり、前記バイメタルは周囲温度の変化に応じて湾曲変形することにより、蓋本体の円形凹部の面上で調節円板を回動させて、円形凹部と調節円板との相互の角度を変化させることによって、円形凹部と調節円板とにそれぞれ設けた上下開孔の開度を自動的に調節することを特徴とするものである。
本考案の芳香剤容器用の蓋は、構造が簡単で、薬剤容器の本体に蓋として取付けることができる。この蓋は、バイメタル等の熱変形素子の変形を直接蓋の開孔の開閉動作に伝達することによって、芳香剤の蒸発量を容易かつ確実に調節することが可能となる利点を有する。
図1は本考案の芳香剤容器用の蓋を容器に装着した状態を示す一実施例の縦断面図である。 図2(a)から(c)は、前記容器の蓋の平面図であり、図2(a)は周囲温度が常温で開孔が全開した状態を示し、図2(b)は温度が少し上昇して開孔が半開きになった状態を示し、図2(c)は周囲温度がさらに高くなって、開孔が閉鎖した状態を示す。
以下に、本考案の一実施例を図1および図2(a)、(b)、(c)に基づき詳細に説明する。
図1は本考案の芳香剤容器用の蓋を容器に装着した状態を示す縦断面図であり、図2(a)、(b)および(c)は芳香剤容器用の蓋の平面図である。
本考案の芳香剤容器用の蓋は、芳香剤などの薬剤を入れた容器1の上の開口部にねじを介して蓋本体2を取付ける。この蓋本体2の中央部に、円形凹部3を形成し、円形凹部3と同心円状に調節円板4を軸10によって回動自在に枢支する。調節円板4の上にはバイメタル5を設け、その一端部を蓋本体2に形成した挿入溝6に差込み、バイメタル5の他端は調節円板4の円周上に設けた一対の支持柱7の間に摺動自在に挿通する。なお、前記蓋本体2、調節円板4およびバイメタル5を外蓋12で覆う。外蓋12の上面には放散孔13を適宜の形状および配置に形成し、後記の下開孔および上開孔を経て香気を放散孔13から周囲に放散する。
前記蓋本体2の中央の円形凹部3には、複数の扇形の下開孔8を8個を形成し、その上に載置した調節円板4にも、同様の上開孔9を8個を形成する。図には上下開孔8、9が扇形のものを示すが、芳香剤の蒸気を通過させて放散できる孔であれば扇形に限定されず、例えば同心円状に配置した円形、楕円形、長方形など適宜の形状でもよい。下開孔8および上開孔9の数も、両開孔の角度位置が変化した場合に孔の開きを変化させることができるものであればその個数は限定されない。なお、下側の円形凹部3の面に形成した下開孔8と、上側の調節円板4の面に形成した上開孔9は、図2(a)においては角度位置が一致しており、両開孔8、9は全開の状態になっているので、下開孔8は図上に現れていない。
前記バイメタル5は周囲温度の変化に応じて、蓋本体2の挿入溝6を支点として湾曲変形し、調節円板4を回動させて両開孔8、9の相互位置を変化させ開孔の開度を調節する。すなわち、図2(b)においては、周囲温度がやや高くなり、バイメタル5は温度変化に応じて挿入溝6を支点として、図2(b)の下側へ湾曲変形し、支持柱7、7に挟まれたバイメタル5の先端が下方へ動き、調節円板4を僅かに反時計回りに回動させて、開孔8および9からなる放散孔の開度を小さく半開きにする。
周囲温度が更に上昇すると、図2(c)に示すように、バイメタル5は図の下側へ更に湾曲して、支持柱7、7に挟まれたバイメタル5の先端が更に下方へ動き、調節円板4を反時計方向に回動させる。その際、円形凹部3の下開孔8とその隣の下開孔8との間の下封止部8aの上に形成したストッパー11に、調節円板4の上開孔9の縁部が当接し、下開孔8および上開孔9の位置が上開孔9の幅だけずれて停止し、全ての開孔8および9が、下封止部8aおよび上封止部9aによって塞がれて薬剤の放散は中止される。
一方、周囲温度が低くなると、バイメタル5の屈曲状態は解消し、図2(a)に示すように、下封止部8aと上封止部9aとが上下に重なる。すなわち、下開孔8と上開孔9とが同じ位置に重なった状態になり、容器内の芳香剤の香気を放散させる。
なお、芳香剤容器1は図1に上部の口部のみを示す。この実施例において、蓋本体2は容器1の上部口部にねじを介して取付けられているが、蓋本体2を容器1に取付ける態様は任意である。
上記バイメタル5以外の各部材は、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、ポリプロピレン、ポリカーボネート、その他適宜の合成樹脂で射出成形などにより成形することができる。また、感熱素子としては、略短冊状のバイメタル5により形成することが好適である。バイメタル5は異種の金属板を圧延法で貼り合わせて、熱膨張率の相違により屈曲変形する性質を利用したものであり、材料としては、低膨張側にアンバー(インバー)などを使用し、高膨張側には銅合金などが使用される。
なお、上記バイメタル5は使用目的および周囲温度に準じて、材質の構成および形状・寸法などを適宜選択することができる。例えば、一例を示すと、本考案において使用するために好適なバイメタルとしては、高膨張側はマンガン−ニッケル−銅合金を用い、低膨張側はインバー(ニッケル−鉄合金)からなるものを使用することができる。バイメタル5の寸法の例は、幅5mm、厚み0.2mm、作動長40mmである。
本考案のバイメタル5の層構成は、図2(a)において、低膨張金属を図の下側とし、高膨張金属を上側として使用する。バイメタル5は周囲温度が上昇すると、図2(c)に示すように、蓋本体2に設けた挿入溝6を支点として下方へ湾曲して、調節円板4を反時計回りに回転させる。これにより、調節円板4の上開孔9の縁部が円形凹部3の下封止部8aに設けたストッパー11に当接し、上開孔9を下封止部8aで塞いで、芳香剤の蒸散を抑制する。
以下、本考案の芳香剤容器用の蓋についてその作用を説明する。
図2(a)に示すように、周囲温度が常温付近にある場合には、バイメタル5は通常の状態で屈曲せず、蓋本体2の下開孔8および調節円板4の上開孔9が同じ角度位置で重なり合い、両開孔8、9は連通した状態となって、放散孔13から芳香を放散する。
周囲温度がやや上昇すると、図2(b)に示すように、バイメタル5は挿入溝6を支点として僅かに屈曲し、調節円板4に設けた支持柱7、7の間に挿通したバイメタル5の先端部を図の下方に押し下げる。これにより調節円板4は反時計方向に僅かに回転し、下開孔8と上開孔9との位置が相対的にずれて、開孔部が半開きの状態になって開度がやや小さくなり、放散孔13からの芳香剤蒸気の放散量がある程度抑制される。
なお、夏の炎天下における自動車室内のように温度が更に上昇すると、図2(c)に示すように、バイメタル5の変形が更に大きくなり、バイメタル5は図の下方へ湾曲して調節円板4を反時計方向に更に回動し、円形凹部3の下封止部8aに設けたストッパー11に調節円板4の上開孔9の縁部が当接し、下開孔8および上開孔9の位置が相互にずれて止まり、全ての開孔が塞がって芳香の放散が停止する。
本考案の薬剤容器用の蓋を、芳香剤等の薬剤を入れた容器の口部に取付けることにより、薬剤の放散量を周囲温度の変動に応じて自動的に調節することが可能になる。
1 容器
2 蓋本体
3 円形凹部
4 調節円板
5 バイメタル
6 挿入溝
7 支持柱
8 下開孔
8a 下封止部
9 上開孔
9a 上封止部
10 軸
11 ストッパー
12 外蓋
13 放散孔

Claims (2)

  1. 芳香剤を入れた容器1の上口部に取付けられ、複数の下開孔8を有する蓋本体2、複数の上開孔9を有し、該蓋本体2の上に回動自在に載置した調節円板4、一端を蓋本体2に固定し、他端を調節円板4に設けた一対の支持柱7、7の間に挿通したバイメタル5、および前記蓋本体2、調節円板4およびバイメタル5を覆う外蓋12からなり、前記バイメタル5は周囲温度の変化に応じて湾曲変形することによって調節円板4を回動させ、上開孔9と下開孔8との角度位置を調節し、両開孔8、9の開度を自動的に調節することを特徴とする芳香剤容器用の蓋。
  2. 下開孔8は蓋本体2の円形凹部3に形成された適宜の形状の複数の開孔であり、上開孔9は調節円板4に形成された複数の開孔であり、かつ円形凹部3と調節円板4とを軸10によって回動自在に枢着してなることを特徴とする請求項1に記載の芳香剤容器用の蓋。
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