JP7085207B2 - 芳香剤容器用蓋、及び芳香剤容器用蓋を用いた芳香剤容器のレンタル方法 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照しながら、本実施形態における、芳香剤容器用蓋の構成について説明する。図1は、本実施形態における芳香剤容器の分解斜視図である。図2aは、本実施形態において、重複開口部の開口面積が最大となるように第2蓋部を回動させた状態における、芳香剤容器用蓋の正面図である。図2bは、本実施形態において、重複開口部の開口面積が最小となるように第2蓋部を回動させた状態における、芳香剤容器用蓋の正面図である。図3は、本実施形態において、図2aに記載の第2蓋部の回動状態における、芳香剤容器用蓋の背面図である。図4は、本実施形態における、芳香剤容器用蓋の右側面図である。図5は、本実施形態における、芳香剤容器用蓋の左側面図である。図6は、本実施形態における、芳香剤容器用蓋の平面図である。図7は、本実施形態における、芳香剤容器用蓋の底面図である。ここで、図2a、図2b及び図3に記載のハッチング部は、第1開口部115と第2開口部124とが重なり合う重複開口部を示す。以下、「軸方向」とは、第2蓋部12の中心軸の軸方向を指すものとする。また、「周方向」とは、中心軸周りに第2蓋部12が回動する回動方向を指すものとする。さらに、「径方向」とは、軸方向に見た場合における第2蓋部12の径方向を指すものとする。
(第1蓋部)
図1乃至3を参照して、第1蓋部11は、環状の天面部111と、天面部111の外縁の下面から軸方向下方に延びて円筒状を呈する側面部112と、側面部112の下端から径方向内側に突出した爪部113と、第1蓋板114と、を備える。爪部113を、芳香剤容器本体2の上方に設けられた開口縁部21に係合させることにより、芳香剤容器用蓋1が芳香剤容器本体2に着脱可能に取り付けられる。芳香剤容器用蓋1及び芳香剤容器本体2の装着状態において、芳香剤容器用蓋1の側面部112の下端を軸方向上方に押し上げることにより、容器本体2の開口縁部21と爪部113との係合が絶たれて、容器本体2から芳香剤容器用蓋1を容易に取り外すことができる。
第2蓋部12は、天面部111に包囲される位置に配置される。第2蓋部12は、軸方向に延びる円筒形状であって底面を備えた有底円筒部121と、有底円筒部121を包囲する円盤状の第2蓋板122と、第2蓋板122の外縁から軸方向下方に延びる一対のスライド部123と、を備える。有底円筒部121の底面部121aから軸方向下方に向かって、一対の凸部121bが延びている。この凸部121bの外面は穴部116の内周面の一部に対応した形状を呈しており、凸部121bの外面が穴部116の内周面に当接することによって、第2蓋部12が第1蓋部11に対して回動可能に配置される。
芳香剤容器用蓋1を用いた芳香剤容器のレンタル方法について、図8を参照して以下に詳細に説明する。図8は、本実施形態における芳香剤容器用蓋を用いた芳香剤容器のレンタル方法を示すフローチャートである。なお、レンタル先に届ける容器本体は、既に使用されたものを再利用するものとする。
まず、レンタル先に届ける容器本体(以下、第1容器本体と称す)に取り付けられている密閉シート(芳香剤容器用蓋1とは異なり、容器本体内部の保護に用いられるシート)を取り外し(S1)、その中に残存している芳香剤を取り除く(S2)。芳香剤が取り除かれた第1容器本体の中に、新たに芳香剤を充填する(S3)。充填する芳香剤は、レンタル先の顧客が所望する香り及び芳香期間を満たすものであり、例えば、40gで芳香期間が約4週間のシトラスの香りの芳香剤であってよいが、これに限られない。芳香剤充填後、第1容器本体に密閉シートを取り付け(S4)、第1容器本体を持参してレンタル先を訪問する(S5)。
本実施形態において、第1開口部115及び第2開口部124は、周方向に等間隔に4つずつ設けられているが、これに限られず、周方向に等間隔にそれぞれ3つ以下又は5つ以上設けられていてもよい。
本実施形態において、芳香剤容器用蓋1は、爪部113を備えることにより、容器本体に着脱可能となっている。しかしながら、これに限られず、例えば、側面部112の内周面に、容器本体2の開口縁部21のねじ溝210に対応するねじ溝が形成されている構成であってよい。この場合、側面部112を容器本体の開口縁部に螺合させることにより、芳香剤容器用蓋1が容器本体2に装着される。
本実施形態においては、第1蓋板114の穴部116の内周面に、有底円筒部121の一対の凸部121bの外面が当接することにより、第2蓋部12が第1蓋部11に対して回動可能に配置されている。しかしながら、これに限られず、例えば、第1蓋板114の中央部から軸方向上方に凸部が形成され、この凸部の外周が、第2蓋部に形成された穴部の内周面と当接することにより、第2蓋部12が第1蓋部11に対して回動可能に配置されてもよい。
本実施形態においては、第1蓋部11がガイド溝118を備え、第2蓋部12がスライド部123を備えた構造であるが、これに限られず、第1蓋部11がスライド部を備え、第2蓋部12がガイド溝を備えた構造であってよい。この場合、スライド部の上端部がフランジ状に形成される。
Claims (4)
- 芳香剤容器の蓋として用いられる芳香剤容器用蓋であって、
芳香剤を収容する容器本体の開口縁部に着脱可能に装着され、
第1蓋部と、第2蓋部と、を備え、
前記第2蓋部は、前記第1蓋部に、前記第2蓋部の中心軸周りに回動可能に取り付けられており、
前記第1蓋部は、略円盤状の第1蓋板と、前記第2蓋板の回動方向において前記第1蓋板に等間隔に形成された複数の第1開口部と、を備え、
前記第2蓋部は、略円盤状の第2蓋板と、前記回動方向において前記第2蓋板に等間隔に形成された複数の第2開口部と、を備え、
前記第2蓋部は、前記第1開口部と前記第2開口部とが重なり合う重複開口部における開口面積が最大となる第1開口状態と、前記開口面積が最小となる第2開口状態と、の間で前記開口面積を変化させるように回動し、
前記第1蓋部及び前記第2蓋部のうちいずれか一方の蓋部は、前記回動方向に延びて始端とは異なる位置で終端するガイド溝を備え、他方の蓋部は、前記第2蓋部の回動時において前記ガイド溝にガイドされるスライド部を備え、
前記スライド部は、前記ガイド溝を、前記中心軸の軸方向に貫通して延びており、
前記スライド部の先端部には、前記ガイド溝から前記スライド部が抜けることを抑制する抜け止め部が形成されており、
前記第2蓋部の回動動作は、前記回動方向において、前記スライド部が前記ガイド溝の始端及び終端に接触することによって規制されることを特徴とする芳香剤容器用蓋。 - 前記第2開口状態において、前記開口面積が0より大きいことを特徴とする請求項1に記載の芳香剤容器用蓋。
- 前記第2蓋板の下面は、前記第1蓋板の上面より上方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の芳香剤容器用蓋。
- 前記第2蓋板のうち前記第2開口部の外縁を避けた位置には、突状の指掛け部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の芳香剤容器用蓋。
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