JP3150471U - 芳香剤容器用蓋 - Google Patents

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喜一郎 藤川
喜一郎 藤川
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Abstract

【課題】芳香剤等の揮発性薬剤は周囲温度によって蒸発量が変化するが、芳香剤の放散量を一定に保つために、あるいは任意に調節するために、薬剤容器の開口部の面積を周囲の温度に応じて、精度良く、容易に調節することが可能で、かつ構造が簡単な芳香剤容器を提供する。【解決手段】芳香剤を入れた容器に取付け、容器内の芳香剤を放散させるための開口部を有し、温度変化に応じて変形するバイメタル6により、開口部の開度を自動的に調節する調節蓋4を備える。調節蓋は一端のヒンジ3を蓋本体2に取付け、他端には温度変化に応じて変形する略短冊状の感熱素子を係合させ、該ヒンジを支点として調節蓋を揺動させることにより、容器開口の開度を調節可能とする。【選択図】図1

Description

本考案は、芳香剤等の揮発性薬剤を入れた容器の開口部に装着する蓋の組立体に関するものであり、芳香剤入り容器の使用中に、周囲の温度変化に応じて自動的に容器開口部の開度を調節して、容器内の芳香剤の放散量を調節することを可能にした容器用蓋である。
芳香剤等の揮発性薬剤は、周囲の温度の高低に応じて放散量(蒸発量)を増減して芳香効果を調節することが望ましい。例えば、自動車の室内では、夏場は室内が高温度になるので芳香剤の放散量が過大になり、芳香が強過ぎて不快感を与えたり、臭覚が麻痺して芳香を感じなくなることがある。逆に周囲温度が低い冬場には、芳香剤の放散量が少なくなり、芳香効果あるいは消臭効果が不充分になる。したがって、常に芳香剤の放散量を適当に保つためには、高温時には容器の開口部の面積を小さくして放散量を抑制し、反対に低温時には開口面積を大きくして薬剤が放散され易くすることが必要である。
このような薬剤の放散量の調節を目的とする考案としては、容器の開口部の開閉を調整するために形状記憶合金製のばね材やバイメタル材を開口蓋に取付けて、感熱材料の熱変形により蓋を開閉するもの(非特許文献1、2、3)、ピアノ線と形状記憶合金とを組み合わせた開閉治具を用い、その変形により開口部の開度を調整するもの(非特許文献4)、あるいはヒーター電源のオンオフにより感熱材料の変形をコントロール板を介して蓋の開閉に利用するもの(特許文献1)等、種々の提案がなされている。しかし、いずれの方法においても、感熱材料の熱変形を放散口の開閉に間接的に連動させるので、開口部の構造が複雑になっている。そのために、放散用開口部の開度を簡単にかつ微妙に調節するために、構造が簡単で、しかも作動が容易で確実なものが求められている。
特開2002−282347号公報
実開昭62−99247号公報 実開平2−86546号公報 実開平2−86547号公報 実開昭62−20848号公報
本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、構造が簡単で、しかも比較的精度良く開口部の開度を調節することが可能な芳香剤容器用の蓋を提供するものである。
本考案の芳香剤容器用蓋は揮発性芳香剤を入れた容器の上口部に取付けた蓋本体、該蓋本体の上に揺動自在に取付けた調節蓋、一端を蓋本体に取付けたバイメタルおよび前記蓋本体、調節蓋およびバイメタルを覆う外蓋からなり、前記バイメタルは周囲温度の変化に応じて湾曲変形することにより、調節蓋の傾斜を変化させて蓋本体の開度を自動的に調節するものである。
本考案の芳香剤容器用蓋は、構造が簡単で、バイメタル等の熱変形素子の変形を直接蓋の開閉動作に伝達することが可能となるため、揮発性薬剤容器の本体に蓋として取付けることにより、芳香剤の揮発量を容易かつ確実に調節することが可能となる。
図1は本考案の芳香剤容器用蓋の一実施例の平面図である。 図2(a)から(c)は本考案の容器用蓋を芳香剤容器に装着した状態を示す縦断面図であり、図2(a)は周囲温度が常温の場合で容器開口部を開いた状態を示し、図2(b)は温度がわずかに上昇し、容器開口部が少し閉じた状態を示し、図2(c)は周囲温度がさらに上昇した場合に容器開口部が閉鎖した状態を示す。
本考案の一実施例を図1および図2に示し、以下に詳細に説明する。
図1は本考案の芳香剤容器用蓋の実施例の平面図であり、図2(a)、(b)および(c)は同実施例の縦断面図である。
本考案の芳香剤容器用蓋は、芳香剤などの揮発性薬剤を入れた容器1の上の開口部に取付ける蓋本体2、該蓋本体2の上に揺動自在に取付けた調節蓋4、一端を蓋本体2に取付けたバイメタル6および蓋本体2、調節蓋4およびバイメタル6を覆う外蓋5からなる。
芳香剤容器1は図2に上部の開口部のみを示す。この実施例では、蓋本体2は容器1の開口部にねじを介して取付けられているが、蓋本体2を容器に取付ける態様は任意である。蓋本体2は調節蓋4およびバイメタル6を取付けるための基台となる。すなわち、前記調節蓋4の一端のヒンジ3を蓋本体2の受け溝10に取付けて、調節蓋4を揺動自在に開閉する構造にして、容器1の開口部の開度を調節する。さらに、バイメタル6の一端を蓋本体2の支持溝9に挿着し、他端を前記調節蓋4に設けた挿通孔7に挿通する。
上記バイメタル以外の各部材は、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、ポリプロピレン、ポリカーボネート、その他適宜の合成樹脂で射出成形などにより成形することができる。また、感熱素子は、例えば、略短冊状のバイメタル6により形成することが好適である。バイメタルは異種の金属板を圧延法で貼り合わせて、熱膨張率の相違を利用したものであり、材料としては、低膨張側にアンバー(インバー)などを使用し、高膨張側には銅合金などが使用される。
なお、上記バイメタル6は使用目的および周囲温度に準じて、材質の構成および形状寸法などを適宜選択することができる。例えば、一例を示すと、本考案において使用するために好適なバイメタルは、高膨張側はマンガン−ニッケル−銅合金で、低膨張側はインバー(ニッケル−鉄合金)からなり、幅8mm、厚み0.2mm、作動長40mmである。
本考案のバイメタル6の層構成は、高膨張金属を上側とし、低膨張金属を下側として使用する。周囲温度が上昇すると、図2(c)に示すように、バイメタル6は支持溝9に挿入した部分を支点として下方へ湾曲して調節蓋4を押し下げる。一方、周囲温度が低くなるとバイメタル6は上方へ屈曲し、図2(b)に示す状態を経て、図2(a)に示すように調節蓋4を持上げ、容器内の芳香剤の香気を放散させる。
芳香剤容器は、例えば家屋の室内、作業場内、自動車の室内などの使用場所、または夏期あるいは冬期などの季節によって環境温度が相違するので、バイメタルの材質や寸法を変えて使用目的に適合させる。
符号5は調節蓋4、蓋本体2およびバイメタル6などからなる蓋全体を覆う外蓋を示し、外蓋5の上面には適宜の形状の放散孔8を形成し、芳香剤の香気を放散する。
なお、図2中符号11は容器中の芳香剤を吸収してその上面から芳香剤を蒸発させる吸上芯であり、この吸上芯を支持部材12で保持する。
以下に本考案の芳香剤容器用蓋の作用を説明する。
図2(a)に示すように、周囲温度が常温付近にある場合には、バイメタル6は支持溝9に挿入した部分を支点として上方へ屈曲して調節蓋4を持上げ、調節蓋4の開度を大きくして、放散孔8から芳香を放散する。
図2(b)は周囲温度がやや上昇した時の状態を示す。バイメタル6は温度の上昇と共に屈曲が中程度になり、バイメタル6は下方に降下して、調節蓋4は中開きの状態になって開度がやや小さくなり、放散孔8からの芳香剤の揮発量がある程度抑制される。
図2(c)はさらに周囲温度が高くなった場合を示す。例えば、夏の炎天下における自動車の室内のように異常に高温度になると、バイメタル6の変形がさらに大きくなって下方へ湾曲し、調節蓋4を下方へ押し下げ、蓋本体2の開口部を閉鎖して芳香剤の放散を防止することができる。
本考案は、芳香剤等の揮発性薬剤を入れる容器に取付けることにより、薬剤の放散量を周囲温度の高低に応じて自動的に調節することが可能となる。
1 芳香剤容器
2 蓋本体
3 ヒンジ
4 調節蓋
5 外蓋
6 バイメタル
7 挿通孔
8 放散口
9 支持溝
10 受け溝
11 吸上芯
12 支持部材

Claims (2)

  1. 揮発性芳香剤を入れた容器1の上口部に取付けた蓋本体2、該蓋本体2の上に揺動自在に取付けた調節蓋4、一端を蓋本体2に取付けたバイメタル6および前記蓋本体2、調節蓋4およびバイメタル6を覆う外蓋5からなり、前記バイメタル6は周囲温度の変化に応じて湾曲変形することにより、調節蓋4の傾斜を変化させて蓋本体2の開度を自動的に調節することを特徴とする芳香剤容器用蓋。
  2. 前記調節蓋4の一側に設けたヒンジ3を蓋本体2の受け溝10に取付け、かつ調節蓋4の他側に挿通孔7を形成し、前記バイメタル6の一端を蓋本体2の支持溝9に挿着し、他端を調節蓋4の挿通孔7に挿通してなる請求項1に記載の芳香剤容器用蓋。
JP2009001113U 2009-02-27 2009-02-27 芳香剤容器用蓋 Expired - Lifetime JP3150471U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102041786B1 (ko) * 2018-06-21 2019-11-07 최해숙 엘이디 램프

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