JPH10215710A - 野菜栽培用トンネル等に装着する換気装置 - Google Patents
野菜栽培用トンネル等に装着する換気装置Info
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- JPH10215710A JPH10215710A JP9044698A JP4469897A JPH10215710A JP H10215710 A JPH10215710 A JP H10215710A JP 9044698 A JP9044698 A JP 9044698A JP 4469897 A JP4469897 A JP 4469897A JP H10215710 A JPH10215710 A JP H10215710A
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Abstract
バーシートを捲き上げないで気温が上がった場合に自動
的に換気することが出来る換気装置の提供。 【解決手段】 カバーシート7には窓を形成してこの窓
に取付ける装置であり、窓を塞ぐための蓋16や回動板
12を備え、これら蓋16や回動板12には形状記憶合
金17やバイメタルを取付けし、所定の温度に達した時
に変形して窓を自動的に開口する。
Description
ルを設ける場合が多いが、本発明は該トンネル等に装着
する換気装置に関するものである。
る。このトンネルは風除け、地温の上昇、害虫の侵入防
止等の為に用いられており、春先の低温時に野菜の栽培
を促進する為ナイロンシート等でトンネルを作り、内部
の温度を上昇させている。しかし、日中の気温が上昇す
る場合、密閉状態にあるトンネル内の温度はさらに高く
なって、栽培している野菜が高温で枯れてしまうことが
度々発生する。またトンネル内の温度上昇は地面を乾燥
させて水不足を招き、頻繁に水を補給しなくてはならな
くなる。
行わなくてはならず、非常に煩雑で大変な仕事である。
従来では該トンネル内の異常な温度上昇を回収する為に
カバーシート(イ) を一部捲り上げて窓を作り、又穴をあ
けて通気や換気が可能なようにしている。しかし、気温
が上がってしまってからトンネルのカバーシート(イ)を
捲くり上げるのでは遅く、朝の天気予報を参考にして行
わねばならない。専業農家でない勤め人であるならば、
気温が低い早朝から行わなくてはならず、トンネルでの
野菜栽培を阻害すると共に非常に面倒な作業となる。
バーシートを捲り上げる場合、トンネル内の換気は可能
となるが、春先の強風によって一部捲くり上げたカバー
シートの窓から風が入り込んでトンネル全体が飛ばされ
てしまうことがある。一方、トンネルは内部温度を適温
に保つことで野菜の成長を促す訳であるが、気温の低い
早朝からカバーシートを捲り上げたのでは内部温度が低
下してしまう。そして夕方気温が低下する場合も同じ
く、直ちに外気温と同じ温度になってしまい、トンネル
栽培の効果が半減してしまうことになる。このようなこ
とは単にトンネル栽培の場合のみならず、ビニールハウ
スの場合にも該当する。
用トンネルやビニールハウスには上記のごとき問題があ
る。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であ
って、該カバーシートの一部を捲り上げて窓を作った
り、カバーシートを取り外しすることなくトンネル内の
温度が適温に保たれるようにした換気装置を提供する。
の変化に応じて開口するようにしたものであり、温度変
化を形状記憶合金やバイメタルが感知して変形すること
で開口するように構成している。ここで形状記憶合金等
は開閉蓋に取付けられ、形状記憶合金等が所定の温度で
変形することによって上記開閉蓋が開閉する。形状記憶
合金等は湾曲変形する場合、捻じれ変形する場合等開閉
蓋の開閉動に応じて用いられる。以下、本発明に係る実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
である。同図の1は形状記憶合金、2は透明フイルム、
3は止着部、4は伸縮部をそれぞれ表している。そして
この換気装置は図2に示す野菜栽培用トンネルに取り付
けされる訳であるが、上記形状記憶合金が温度変化に応
じて変形することで、トンネルのカバーシートに形成し
た窓を開閉することが出来る。
ているが、トンネルは半円形状に湾曲した梁5、5…の
両先端部を地面6に差し込んで起立させ、カバーシート
7は梁5、5…を被覆して装着され、カバーシート7の
両側縁は土や砂を載せて止着されている。そしてカバー
シート7の所々には図1に示している換気装置8、8…
が取り付けされている。上記カバーシート7には窓が形
成されており、この窓に該換気装置8を取り付けして窓
を開閉するようにしている。
両端の止着部3、3の裏面に設けている接着層を介して
カバーシートに接着し、カバーシートに形成している窓
は透明フイルム2によって閉じられる。そこで、図3に
示すように透明フイルム2の両側に沿って設けている形
状記憶合金1が温度の上昇によって湾曲変形するなら
ば、透明フイルム2も同じように湾曲変形して閉じられ
ている窓9が開口する。この場合、止着部3、3と形状
記憶合金1の間には伸縮部4、4が介在している為に、
形状記憶合金が湾曲変形しても止着部3、3が引っ張ら
れて位置が変わることはない。ここで、換気装置8の取
着手段としてはカバーシート7の窓に接着する場合に限
らず、粘着テープ(マジックテープ)やその他の手段を
用いることは自由である。
変形するように設定するならば、トンネル内の温度がこ
の温度に達すると同時にカバーシート7の窓が開くこと
になる。従って、トンネル内の温度は40℃以上に上が
ることはなく、栽培している野菜が高温で枯れるような
ことはない。
発明の単なる1具体例に過ぎず、その他色々な形態の換
気装置を用い得る。図4は本発明の他の実施例であり、
四角形の基板10には大きな開口11を有し、この開口
11には3枚の回動板12、12…を軸支している。す
なわち回動板12の両端には軸13、13を有し、基板
10に設けている軸受けに支持されて回動可能な状態に
ある。同図は回動板12、12…が基板10と同一面に
位置している場合であって、開口11は3枚の回動板1
2、12…により閉じられている。
の形をした形状記憶合金14が取り付けされ、温度が高
くなるならば該形状記憶合金14が変形して回動板12
が回動することが出来る。従って、開口11は開いて該
開口から空気の出入りが行われる。基板10は前記図1
に示した換気装置8と同じく、カバーシートの窓に取り
付けすることが出来る。
り付けしているが、全ての回動板12、12…を同一温
度で回動するような形状記憶合金を用いることが出来る
が、各温度で段階的に回動して開口11の開き度を調整
することも可能である。すなわち、30℃で1枚の回動
板12が回動し、35℃では2枚の回動板12、12が
回動し、40℃では3枚の回動板12、12…が回動し
て全開するように構成出来る。
別の実施例である。リング状の取付け板15の内部開口
には開閉蓋16が取着され、取付け部位には形状記憶合
金17を有している。この形状記憶合金17は一端を取
付け板15に固定し、その一部を開閉蓋16に止着して
いる。従ってトンネル内の温度が上昇して所定の温度に
達したならば、形状記憶合金は変形して開閉蓋16が開
いて取付け板15から離れ、窓は開口する。
に取り付けされ、取付け板15を窓の周囲に接着するこ
とが出来る。ここで、カバーシート7の窓には害虫がト
ンネルに侵入することを防止する為にネット18を張着
する。従って、開閉蓋16を開いた場合であっても虫が
入り込むことはない。
段として、又回転板の回動手段として、所定の温度に達
したところで変形する形状記憶合金を用いているが、バ
イメタルを利用することも可能である。バイメタルは熱
膨張率の異なる2種類の金属を貼り合わせたもので、温
度の変化に応じてバイメタルは変形し、その結果、開閉
蓋を開閉し、回動板を回動するように適用出来る。ただ
し、形状記憶合金のように所定温度で急激に変形するの
ではなく、温度変化に応じて比例的に変形するもので、
温度−変形の特性は全く異なる。
取付けした場合の実施例である。図7はこの換気装置を
表しているが、両アーム20、20は湾曲可能な連結具
21により互いに繋がれ、両アーム20、20間にはU
型をした形状記憶合金22が介在して設けられている。
そしてアーム20、20端にはキャップ23、23が取
付けられ、カバーシート7はこのアーム20とキャップ
23の間に挟まれている。
0、20が位置しており、図7(b)のようにアーム2
0、20が広がることで切り込み19は開口することが
出来る。すなわち、形状記憶合金22が所定温度達した
ところで変形するようにしておけばよく、又形状記憶合
金22の代わりにバイメタルを用いてもよい。従って、
本発明の窓にはこの切り込み19のようなものも含むこ
とにする。以上述べたように、本発明の換気装置はトン
ネル等のカバーシートに形成した窓に取り付けするもの
であって、温度が高くなったところで開口するように機
能するもので、次のような効果を得ることが出来る。
シートの窓に取り付けすることが出来、トンネル内の温
度が高くなった場合には換気装置が作動して窓を開き、
温かい空気を流出して換気することが出来る。従って、
トンネルに栽培している野菜が高温で枯れてしまうこと
はなく、カバーシートを捲り上げて窓を作る必要はな
い。この換気装置には形状記憶合金やバイメタルが使用
されていて、所定の温度に達したならば該形状記憶合金
等は変形し、蓋を開き、回動板を回動して窓が開かれ
る。そして、この換気装置は基板や取付け板等に接着層
を設けることでトンネルのカバーシートに簡単に取り付
け出来る。
した場合。
例。
した他の具体例。
着例。
Claims (6)
- 【請求項1】 野菜を栽培する場合に用いるトンネル等
のカバーシートを捲り上げることなく換気する為の装置
において、該カバーシートには窓を形成してこの窓に取
り付けする装置であり、窓を塞ぐ為の蓋や回動板等を備
え、これら蓋や回動板等には形状記憶合金やバイメタル
を取り付けし、所定の温度に達したところで形状記憶合
金等が変形して上記蓋や回動板が作動することで窓を自
動的に開口することを特徴とする野菜栽培用トンネル等
に装着する換気装置。 - 【請求項2】 野菜を栽培する場合に用いるトンネル等
のカバーシートを捲り上げることなく換気する為の装置
において、該カバーシートには窓を形成してこの窓に取
り付けする装置であり、窓を塞ぐ為の蓋となる透明フイ
ルムの縁には形状記憶合金やバイメタルを沿設し、該形
状記憶合金等の両サイドには伸縮部を介して止着部を設
け、所定の温度に達したところで形状記憶合金等が湾曲
変形すると共に透明フイルムも湾曲変形して窓を自動的
に開口することを特徴とする野菜栽培用トンネル等に装
着する換気装置。 - 【請求項3】 野菜を栽培する場合に用いるトンネル等
のカバーシートを捲り上げることなく換気する為の装置
において、該カバーシートには窓を形成してこの窓に取
り付けする装置であり、基板には開口を形成して回動板
を軸支すると共に形状記憶合金やバイメタルを連結し、
所定の温度に達したところで形状記憶合金等が変形する
ことで回動板を回動して窓を自動的に開口することを特
徴とする野菜栽培用トンネル等に装着する換気装置。 - 【請求項4】 上記回動板を基板の開口に複数枚取り付
けした請求項3記載の野菜栽培用トンネル等に装着する
換気装置。 - 【請求項5】 野菜を栽培する場合に用いるトンネル等
のカバーシートを捲り上げることなく換気する為の装置
において、該カバーシートには窓を形成してこの窓に取
り付けする装置であり、取付け板の内部開口には開閉蓋
を取り付けし、取付け部には形状記憶合金やバイメタル
を設けて所定の温度に達したところで該形状記憶合金等
が変形に伴って開閉蓋を作動して窓を自動的に開口する
ことを特徴とする野菜栽培用トンネル等に装着する換気
装置。 - 【請求項6】 上記換気装置の取付け部には接着層を設
けてトンネル等のカバーシートに形成した窓に接着可能
とした請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は
請求項5記載の野菜栽培用トンネル等に装着する換気装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044698A JPH10215710A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 野菜栽培用トンネル等に装着する換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044698A JPH10215710A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 野菜栽培用トンネル等に装着する換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10215710A true JPH10215710A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12698645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9044698A Pending JPH10215710A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 野菜栽培用トンネル等に装着する換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10215710A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000073071A (ko) * | 1999-05-04 | 2000-12-05 | 이세중 | 완전 자동환기창 |
JP5339394B1 (ja) * | 2013-05-24 | 2013-11-13 | ヒノックス商事株式会社 | 太陽熱利用の苗カバー |
EP2693866B1 (de) * | 2011-04-08 | 2016-03-30 | BAM Bundesanstalt für Materialforschung und -prüfung | Funktionaler folientunnel, insbesondere sich selbst aufrichtende struktur und verfahren zur herstellung |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9044698A patent/JPH10215710A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000073071A (ko) * | 1999-05-04 | 2000-12-05 | 이세중 | 완전 자동환기창 |
EP2693866B1 (de) * | 2011-04-08 | 2016-03-30 | BAM Bundesanstalt für Materialforschung und -prüfung | Funktionaler folientunnel, insbesondere sich selbst aufrichtende struktur und verfahren zur herstellung |
JP5339394B1 (ja) * | 2013-05-24 | 2013-11-13 | ヒノックス商事株式会社 | 太陽熱利用の苗カバー |
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