JP3150190U - 挽肉加工食品 - Google Patents

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【課題】 牛肉等の肉独自の旨味を味わうことができるとともに健康食品としても優れた挽肉加工食品を提供すること。【解決手段】牛肉と豚肉とからなる挽肉に、当該挽肉重量の2倍以上の重量を有する生芋蒟蒻を磨り潰してなる第1添加材と、玉葱等の野菜のみじん切りと、胡椒等の香辛料とを含んだ添加材を加えて中間材を生成し、当該中間材に繋ぎ材(パン粉、澱粉、鶏卵等)を混ぜてこね合わせたものを所定形状に整形して焼いて成る。【選択図】 図1

Description

本考案は、ハンバーグ等の挽肉加工食品に関する。
近年、我が国古来の食品である豆腐が見直されており、豆腐を使用したハンバーグ様食品(豆腐ハンバーグ)が市場に出回るようになってきた(例えば、特許文献1参照)。
特許第3635916号公報
ところで、豆腐ハンバーグは健康的な食品ではあるが、牛肉等の肉独自の旨味を味わえず敬遠されることも少なくない。この不人気を解消する一方策として、挽肉に豆腐を混ぜ合わせてハンバーグを作ることも考えられるが、これでは両者の味を生かすことができず、美味しくないという食品として致命的な問題が生じる。
そこで、本発明者は、長年の挽肉加工食品製造の経験を生かして、肉独自の旨味を堪能でき、なおかつ健康にも優れたハンバーグ等の挽肉加工食品を開発した。
本考案の目的は、牛肉等の肉独自の旨味を味わうことができるとともに健康食品としても優れたハンバーグ等の挽肉加工食品を提供することにある。
本考案は、挽肉に、当該挽肉重量の2倍以上(例えば7/3倍)の重量を有する生芋蒟蒻を磨り潰してなる第1添加材を含む添加材を加えて中間材を生成し、当該中間材にパン粉等の繋ぎ材を混ぜてこね合わせたものを所定形状に整形して焼いて成る挽肉加工食品(例えばハンバーグ)である。
上記本考案の場合、挽肉重量の2倍以上(例えば7/3倍)の重量を有する蒟蒻成分が入っているが、見た目には通常の挽肉加工食品(例えば、ハンバーグ)と変わらない。ここで、蒟蒻成分を挽肉重量の2倍以上としたのは、挽肉の味を十分に感じることができ、なおかつ低カロリーで食物繊維が豊富な食品を提供するためである。
Figure 0003150190
このように、蒟蒻は低カロリーで食物繊維が豊富であるので、健康維持に不可欠な食物繊維が豊富な食品を提供することができる。加えて、生芋蒟蒻は、人間が健康な生活を営む上で不可欠なマグネシウム等のミネラルを比較的多く含んでいるので、良質な健康食品といえる。また、牛肉等の挽肉も十分に含まれているので、肉独自の旨味を味わうことができる。なお、生芋蒟蒻には独特の味があるが、挽肉の味を損なうことはなく、かえって肉の本来の味を引き立たせる役目を果たすので、同種の通常の挽肉加工食品と比較しても美味しく食することができる。
本考案によれば、挽肉と、当該挽肉重量の2倍以上(例えば7/3倍)の重量を有する生芋蒟蒻とを原材料とする挽肉加工食品(例えばハンバーグ)であるので、牛肉等の肉独自の旨味を味わうことができるとともに、低カロリーを実現しつつ健康な生活をおくる上で必要な量の食物繊維を摂取することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。
本考案に係る挽肉加工食品は、挽肉に、当該挽肉重量の少なくとも半分の重量を有する生芋蒟蒻を磨り潰してなる第1添加材を含む添加材を加えて中間材を生成し、当該中間材に繋ぎ材を混ぜてこね合わせたものを所定形状に整形して焼いて成る。
この実施形態の場合、挽肉加工食品としてハンバーグが選定されている。そして、本ハンバーグの製造は、図1に示すように、原料の生芋蒟蒻を作る第1工程S1と、原料(挽肉、生芋蒟蒻を含む添加材、繋ぎ材)を準備する第2工程S2と、生芋蒟蒻を挽く第3工程S3と、上記各原料を混ぜ合わせて所定形状に整形する第4工程S4と、当該整形物を所定温度で所定時間焼く第5工程S5とからなる。
以下、上記各工程を詳細に説明する。
(1)第1工程S1
生芋蒟蒻は、生蒟蒻芋の皮を剥いて磨り潰して作られる。なお、前記皮の一部又は全部を残して磨り潰してもよい。より正確には、生芋蒟蒻とは、生の若しくは蒸煮した蒟蒻芋を摺りおろしたもの若しくはついたものに水又は温湯及び凝固剤(水酸化カルシウム等こんにゃくの主成分であるこんにゃくマンナンを凝固させるものをいう。)を加え、凝固させたものをいう。
(2)第2工程S2
本ハンバーグの原材料の一つである挽肉としては、牛肉と豚肉とが選定されている。より具体的には、牛肉として上州牛(登録商標)、豚肉として奥利根もち豚を採用している。ここでは、牛肉と豚肉との重量割合は、半々とされている。なお、牛肉と豚肉の重量割合は、半々に限らず任意に決めることができる。また、いずれか一方のみを使用することも可能である。本実施形態では、牛肉が150g、豚肉が150g、挽肉の重量は300gとされている。
また、この実施形態では、添加材は、第1添加材と、野菜のみじん切りと、香辛料とから成る。具体的には、第1添加材は、上記した挽肉重量の2倍以上の重量を有する生芋蒟蒻を磨り潰してなる。より具体的には、生芋蒟蒻は、挽肉重量の7/3倍の重量を有する分だけ磨り潰される。例えば、挽肉300gの場合、生芋蒟蒻は700gとなる。また、本実施形態の場合、野菜として、みじん切りした玉葱を使用している。他の野菜でもよいことは勿論である。また、香辛料として、ブラックペッパー5g、ナツメッグ3g、ケチャップ88g、塩11gが使用されている。
(3)第3工程S3
生芋蒟蒻を挽く。
(4)第4工程S4
上記した挽肉と添加材とを混ぜ合わせて中間材が生成する。そして、この中間材に繋ぎ材を混ぜてこね合わせて所定形状(楕円形や円形等)に整形する。この実施形態の場合、繋ぎ材として、鶏卵、パン粉および澱粉が使用されている。本実施形態の場合、鶏卵2個、パン粉110g、澱粉37gとされている。
(5)第5工程S5
上記整形物を所定温度で所定時間だけ焼く。これにより、ハンバーグが完成する。
上記構成の本ハンバーグの場合、挽肉重量の2倍以上(すなわち、7/3倍)の重量を有する蒟蒻成分が入っているが、見た目には通常のハンバーグ(蒟蒻が入っていないもの)と変わらない。ここで、蒟蒻は低カロリーで食物繊維が豊富であるので、健康維持に不可欠な食物繊維が豊富な食品を提供することができる。加えて、生芋蒟蒻は、マグネシウム等のミネラルを比較的く含んでいるので、良質な健康食品といえる。また、牛肉等の挽肉も含まれているので、肉独自の旨味を味わうことができる。なお、蒟蒻には独特の味があるが、挽肉の味を損なうことはなく、かえって肉の本来の味を引き立たせる役目を果たすので、同種の通常の挽肉加工食品と比較しても美味しく食することができる。
而して、本ハンバーグによれば、挽肉と、当該挽肉重量の2倍以上の重量を有する生芋蒟蒻とを原材料とする挽肉加工食品であるので、牛肉等の肉独自の旨味を味わうことができるとともに、低カロリーを実現しつつ健康な生活をおくる上で必要な量の食物繊維を摂取することができる。
本考案に係る挽肉加工食品であるハンバーグの製造工程を説明するためのブロック図である。
S1 第1工程
S2 第2工程
S3 第3工程
S4 第4工程
S5 第5工程

Claims (2)

  1. 挽肉に、当該挽肉重量の2倍以上の重量を有する生芋蒟蒻を磨り潰してなる第1添加材を含む添加材を加えて中間材を生成し、当該中間材に繋ぎ材を混ぜてこね合わせたものを所定形状に整形して焼いて成る挽肉加工食品。
  2. 挽肉に、当該挽肉重量の7/3倍の重量を有する生芋蒟蒻を磨り潰してなる第1添加材を含む添加材を加えて中間材を生成し、当該中間材にパン粉等の繋ぎ材を混ぜてこね合わせたものを所定形状に整形して焼いて成るハンバーグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111149988A (zh) * 2020-03-04 2020-05-15 江西省百约食品有限责任公司 一种添加蔬菜重组调理肉饼

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