JP3148794B2 - 架橋重合体敷板 - Google Patents
架橋重合体敷板Info
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Description
の架橋重合体よりなるクレーン用敷板(以下「敷板」と
称する)に関するものである。更に詳しくは、従来の金
属製敷板と同等もしくはそれ以上の性能を有し、かつ、
金属製敷板と異なり、錆びることなく、しかも軽量の敷
板成形品を提供し、作業性の容易化を計った敷板に関す
る。また近年市場で使われ始めたプラスチック製敷板に
比べ、比較的簡単な設備で市場の要求に応じた大型で強
度的に優れた性能を達成出来る敷板に関するものであ
る。
媒系ともいう)の触媒成分を含有するメタセシス重合性
環状オレフィンからなるモノマー液と活性化剤成分を含
有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマ
ー液とを混合し、金型内へ注入し、金型内で重合・架橋
させて架橋重合体成形品を製造する方法は知られている
(例えば特公平3−28451号公報参照)。
ノマーを使用しうること、モノマーの粘度が低く射出成
形の圧力が低いこと、重合・架橋反応が速く成形サイク
ルが短いこと、大型の成形品を比較的容易に得ることが
できることおよび成形品は剛性と耐衝撃性のバランスが
よいことなどの優れた利点を有している。
も一般的に使われているものは金属製敷板である。金属
製敷板は、重たく、そのため2人以上の作業者を必要と
し、その工程の軽減化が望まれていた。
われ始めているが、それ単独では使用できず、金属製敷
板と併用しなければならないという問題を抱えている。
また射出成形法の熱可塑性樹脂では、大型の型枠を作る
為には日本でも数少ない大型の射出成形機が必要なこ
と、さらに種々の形状の型枠作りに対応するには多類の
高価な金型を必要とする。
つかわれている金属製敷板は労働環境の変化から軽量化
という対応が必要であり、徐々に使われ始めたプラスチ
ック製敷板も前述した種々の課題があって決定的なもの
が未だ提案されていないのが現状である。
れ、且つ、使用に際して、軽量で錆びず、外部からの衝
撃に耐える力に優れ、しかも容易に製作することが可能
なクレーン用敷板を提供することを目的とするものであ
る。
重合触媒系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環状
オレフィンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセシ
ス重合触媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重合
性環状オレフィンからなるモノマー液B(溶液B)とを
混合し、その原料混合液を金型内に注入しその金型内に
おいて重合および架橋反応せしめることによって得られ
る架橋重合体成形品よりなることを特徴とするクレーン
用敷板によって達成されることが見出だされた。
めの敷板軽量化に対し、敷板上面にリブ構造を一体で成
形することにより、剛性低下を防ぎつつ、厚みを薄くで
きることを見出だし、本発明に至ったものである。
メタセシス重合触媒系の触媒成分を含有するメタセシス
重合性環状オレフィンからなるモノマー液A(溶液A)
とメタセシス重合触媒系の活性化剤成分を含有するメタ
セシス重合性環状オレフィンからなるモノマー液B(溶
液B)とを混合し、その原料混合液を金型内に注入しそ
の金型内において重合および架橋反応せしめることによ
って得られた、一体架橋重合体成形品であることを特徴
とするクレーン用敷板が提供される。
造をクレーンの足が接触する面側に設けることにより軽
量化されたクレーン用敷板が提供される。かかる発明に
よれば、約0.7〜1.5m2の面積のクレーン用敷板に
おいて軽量化が計られる。
る。本発明の架橋重合体を形成するためのメタセシス重
合性環状オレフィンとしては、メタセシス重合性シクロ
アルケン基を分子中に1〜2個含有するものが使用され
る。好ましくはノルボルネン骨格を分子中に少なくとも
1つ有する化合物である。これらの具体例としては、ジ
シクロペンタジエン、トリシクロペンタジエン、シクロ
ペンタジエン−メチルシクロペンタジエン共二量体、5
−エチリデンノルボルネン、ノルボルネン、ノルボルナ
ジエン、5−シクロヘキセニルノルボルネン、1,4,
5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、1,4−メタノ−1,4,4a,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリ
デン−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,
8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリデン−
1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a
−ヘプタヒドロナフタレン、1,4,5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−ヘキサヒドロナフタレ
ン、エチレンビス(5−ノルボルネン)などを挙げるこ
とができこれらの混合物も使用することができる。特に
ジシクロペンタジエンまたはそれを50モル%以上、好
ましくは70モル%以上含む混合物が好適に用いられ
る。
種元素を含有する極性基を有するメタセシス重合性環状
オレフィンを共重合モノマーとして用いることができ
る。かかる共重合モノマーも、ノルボルネン構造単位を
有するものが好ましく且つ極性基としてはエステル基、
エーテル基、シアノ基、N−置換イミド基、ハロゲン基
などが好ましい。かかる共重合モノマーの具体例として
は、5−メトキシカルボニルノルボルネン、5−(2−
エチルヘキシロキシ)カルボニル−5−メチルノルボル
ネン、5−フェニロキシメチルノルボルネン、5−シア
ノノルボルネン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、N−ブチルナデック酸イミド、5−クロルノルボ
ルネンなどを挙げることができる。
には、メタセシス重合触媒系の触媒成分が含有されてい
る。かかる触媒成分としては、タングステン、レニウ
ム、タンタル、モリブデンなどの金属のハライドなどの
塩類が用いられるが、特にタングステン化合物が好まし
い。かかるタングステン化合物としては、タングステン
ヘキサハライド、タングステンオキシハライドなどが好
ましく、より具体的にはタングステンヘキサクロライ
ド、タングステンオキシクロライドなどが好ましい。ま
た、有機アンモニウムタングステン酸塩なども用いるこ
とができる。かかるタングステン化合物は、直接モノマ
ーに添加すると、直ちにカチオン重合を開始することが
分かっており好ましくない。従って、かかるタングステ
ン化合物は不活性溶媒、例えばベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼンなどに予め懸濁し、少量のアルコール系化
合物および/またはフェノール系化合物を添加すること
によって可溶化させて使用するのが好ましい。さらに上
述した如き、好ましくない重合を予防するためにタング
ステン化合物1モルに対し、約1〜5モルのルイス塩基
またはキレート化剤を添加することが好ましい。かかる
添加剤としてはアセチルアセトン、アセト酢酸アルキル
エステル類、テトラヒドロフラン、ベンゾニトリルなど
を挙げることができる。極性モノマーを用いる場合に
は、前述の如く、そのものがルイス塩基である場合があ
り、上記の如き化合物を特に加えなくてもその作用を有
している場合もある。前述の如くして、触媒成分を含む
モノマー液A(溶液A)は、実質上充分な安定性を有す
ることになる。
B)中には、メタセシス重合触媒系の活性化剤成分が含
有されている。この活性化剤成分は、周期律表第I〜第
III族の金属のアルキル化物を中心とする有機金属化
合物、特にテトラアルキル錫、アルキルアルミニウム化
合物、アルキルアルミニウムハライド化合物が好まし
く、具体的には塩化ジエチルアルミニウム、ジ塩化エチ
ルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジオクチ
ルアルミニウムアイオダイド、テトラブチル錫などを挙
げることができる。これら活性化剤成分としての有機金
属化合物を、モノマーに溶解することにより、モノマー
液B(溶液B)が形成される。
し、金型内に注入することによって、架橋重合体成形品
を得ることができるが、上記組成のままでは、重合反応
が非常に速く開始されるので、成形金型に十分流れ込ま
ない間に硬化が起こることもあり、度々問題となる場合
が多い。従って、活性調節剤を用いることが好ましい。
かかる調節剤としては、ルイス塩基類が一般に用いら
れ、なかんずく、エーテル類、エステル類、ニトリル類
などが用いられる。具体例としては安息香酸エチル、ブ
チルエーテル、ジグライムなどを挙げることができる。
かかる調節剤は一般的に、有機金属化合物の活性化剤の
成分の溶液(溶液B)の側に添加して用いられる。前述
と同様にルイス塩基を有するモノマーを使用する場合に
は、それを調節剤の役目を兼ねさせることができる。
触媒成分としてタングステン化合物を用いる場合は、上
記原料モノマーに対するタングステン化合物の比率は、
モル基準で約1,000対1〜1,500対1、好ましく
は2,000対1の付近であり、また、活性化剤成分は
アルキルアルミニウム類を用いる場合には、上記原料モ
ノマーに対するアルミニウム化合物の比率は、モル基準
で約100対1〜5,000対1、好ましくは200対
1〜500対1の付近が用いられる。さらに上述した如
き、マスク剤や調節剤については、実験によって上記触
媒系の使用量に応じて、適宜調節して用いることができ
る。
溶液Aおよび溶液Bを混合して金型へ注入することによ
り得ることができる。その際溶液Aおよび溶液Bを混合
することによって形成されるメタセシス触媒系の触媒活
性は、両溶液を混合した時から混合液が流動性を失うま
での時間で表わすことができる。すなわち、この流動性
を失うまでの時間を、両溶液を攪拌機を備えたガラス容
器中に入れてからその攪拌機の攪拌軸に溶液がゲル化し
て絡み出すまでの時間と定義すれば、本発明の溶液Aお
よび溶液Bは、30℃で前記流動性を失う時間が1〜1
20秒、好ましくは2〜100秒の間であることが望ま
しい。
品には、実用に当ってその特性を改良または維持するた
めにさらにその目的に応じた各種添加剤を配合すること
ができる。かかる添加剤としては、例えばエラストマ
ー、充填剤、強化剤、酸化防止剤、熱安定剤、顔料、光
安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃化剤、
発泡剤、軟化剤、粘着付与剤、可塑剤、離型剤、防臭
剤、香料または増量剤が挙げられ、これらは単独のみな
らず2種以上を組合わせて使用することもできる。
合される添加成分は、モノマーのメタセシス重合性環状
オレフィンに対して非反応性のものであり、モノマーに
対して溶解性であってもよくまた非溶解性であってもよ
い。添加剤成分は成形品に対してそれを配合することに
よって或る機能を改良乃至付与しうるものであればよ
く、一般に樹脂の添加剤として使用されているものが使
用される。このような添加剤は、本発明の架橋重合体が
成形された後は添加することが不可能であるから添加す
る場合には予め前述した原料溶液に添加しておく必要が
ある。
および溶液Bのいずれかまたは両方に前もって添加して
おく方法を挙げることができるが、その場合、その液中
の反応性の強い触媒成分、活性化剤成分と実用上差支え
ある程度には反応せず、且つ重合を阻害しないものでな
くてはならない。どうしても、その反応が避け得ないも
のが共存しても、重合は実質的に阻害しないものの場合
は、モノマーと混合して、第三液を調製し、重合直前に
混合使用することもできる。また、重合触媒または活性
化剤を第三液とし、これを含まない溶液Aまたは溶液B
に上記添加物を添加する方法も考えられる。さらに、固
体の充填剤の場合であって、両成分が混合されて、重合
反応を開始する直前あるいは重合しながら、その空隙を
充分に埋め得る形状の物については、成形型内に、充填
しておくことも可能である。
によって左右されるが、配合すべき架橋重合体相に基づ
いて0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量
%の範囲が適当である。
る。エラストマー 例えばスチレン−ブタジエン−スチレントリブロックゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレントリブロックゴ
ム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ブチルゴム、エ
チレンプロピレン−ジエンターポリマー、ニトリルゴム
など広範なエラストマー充填剤、強化剤 例えば炭酸カルシウム、クレー、酸化アルミニウム、ガ
ラス繊維、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、合
成繊維粉末(繊維状、粒子状)、ワラストナイト、タル
ク、硫酸バリウム、炭素繊維、金属繊維、カーボンブラ
ック、グラファイト、ウイスカー酸化防止剤、熱安定剤 例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ノールなどのヒンダードフェノール系酸化防止剤、ジラ
ウリルチオジプロピオン酸エステルなどのイオウ系酸化
防止剤、トリスノニルフェニルホスファイトなどのリン
系酸化防止剤顔料 例えば酸化チタン、カーボンブラック、ベンガラ、フタ
ロシアニンブルー、カドミウムイエロー
ゾエート系、サリチル酸誘導体、アクリロニトリル誘導
体、ヒンダードピペリジン骨格を有する光安定剤(HA
LS)滑剤 例えば流動パラフィンなどの炭化水素類、ステアリン酸
ブチルなどのエステル類、ステアリン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸バリウムなどの高級脂肪酸金
属塩帯電防止剤 例えばアルキルスルホン酸塩などのアニオン界面活性
剤、アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン界
面活性剤、グリセリン酸エステル、アルキルジエタノー
ルアミンなどのノニオン界面活性剤、ペンタエリスリッ
トなどの多価アルコールのエステル、リン酸トリエステ
ルなどのリン酸化物、第4級アンモニウム塩、ポリエチ
レングリコール
塩素化合物、各種リン酸エステル、各種窒素化合物発泡剤 例えばC4〜C7の脂肪族炭化水素、塩素化脂肪族炭化水
素、フッ素化脂肪族炭化水素、低沸点成分を有機物でく
るんだ粒子状粉末および窒素、アルゴンなどのガスを予
め注入溶液に溶解せしめたもの軟化剤 例えばパラフィン油、ナフテン油、芳香族油粘着付与剤 例えばクマロン樹脂、フェノール樹脂、ロジン誘導体、
テルペン樹脂、石油系炭化水素樹脂可塑剤 例えばフタル酸エステルなどのポリエステル系、エポキ
シ化トリグリセライドなどのエポキシ系、リン酸トリク
レジルなどのリン酸エステル
ル、ワックス防臭剤、香料 例えばヘキサヒドロ−4,7-メタノインデン−5(また
は6)−イル−アセテート、2−ブテン−1−オン−1
−(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキサジエ
ン−1−イル)、2,6,6−トリメチル−1−クロトニ
ル−シクロヘキセン−1,1,4−ジオネール、サリチル
酸メチル、シトロネリルエーテル、1,3,5−ウンデカ
トリエン増量剤 例えば回収ポリエチレン粉末、廃油、C重油などが挙げ
られる。
しては、スチール、鋳造あるいは鍛造のアルミニウム、
亜鉛合金などの鋳造や溶射、ニッケルや銅などの電鋳お
よび樹脂などが挙げられる。また、型の構造は成形時に
型内に発生する圧力が数kg/cm2と他の成形方法に
比べて極めて低いので簡単なもので十分であり、従って
他の成形方法と比べて安価に作ることができる。
より説明する。図1は本発明の敷板の一例を示す。Aは
平面図、BはXX方向における横断面図を示すものであ
る。図1において、敷板は、平面図に示されような矩形
(長方形あるいは正方形)の平たい板状体1である。本
発明の敷板の好ましい構造は、縦方向の長さ(図1の
a)は700〜1500mmの範囲であり、好ましくは
800〜1000mmの範囲である。またその横方向の
長さ(図1のb)は、縦方向の長さ(a)の80〜12
0%の範囲であり、好ましくは90〜110%の範囲で
ある。また板状体1の厚み(図1のc)は30〜100
mmの範囲が適当であり、特に好ましくは40〜90m
mの範囲が望ましい。
正方形)である必要はなく、多角形でも曲線で囲まれた
形状にしても構わない。これは、クレーンの重量に支え
るのに必要な剛性はクレーンが乗る部分の面積とそれを
支えるのに必要な領域(例えば図2の平面図Aの領域)
によって得られるものであり、対角線上にある四隅や足
から離れた領域の剛性への寄与は小さいことによる。
例を示す。該片面には図示されているように、敷板のも
つ剛性を上げるためにその周囲を沿って枠2が形成さ
れ、内側には複数のリブ3が形成されている。クレーン
の足が乗る部分を含む領域(図2の縦a1と横b1によ
って囲まれる部分)は少なくとも平面である。この領域
はクレーンの足が触れる部分の縦の長さ(m)よりも縦
の長さ(a1)が1.25倍以上であり、クレーンの足
が触れる部分の横の長さ(l)よりも横の長さ(b1)
が1.25倍以上であることが望ましい。当然のことな
がら、クレーンの足が触れる部分は前記領域のほぼ中心
に位置するように設けられるべきである。$ 取り付け
る枠・リブの場所は剛性への影響が大きく、検討した結
果、クレーンの足が乗る側に設けることが極めて望まし
いことが判明した。すなわち、リブが地面と接触する側
にあると必ずしも高い剛性を示さないためである。これ
はクレーンの重量を支えているのは地面であって、リブ
部が地面と敷板部の一部との間に直接接触するのを妨げ
る可能性を持つからである。
(d)が好ましくは5〜40mmの範囲、更に好ましく
は15〜30mmの範囲であり、その枠2の高さ(図2
のBのe)は好ましくは30〜100mmの範囲、更に
好ましくは40〜90mmの範囲である。この周囲の枠
2は、実質的には周囲全体に沿って連続して設けられて
いることが構造上望ましいが、部分的に断続していても
支えない。
かって複数本(図2では10本)設けられている。通常
リブは、大略縦・横方向に設けられていればよく、図2
のように縦方向の周囲枠2に垂直に、ほぽ同じ間隔で設
けられているのが最も望ましい。またリブの縦方向の長
さは、その両末端の周囲枠2と内部平面部4と結合する
ように設けられているのが好ましい。しかし、リブの方
向は周囲枠2に必ずしも垂直に交わる必要はなく、周囲
枠2に対して30゜以下、好ましくは20゜以下の角度
を有していてもよい。リブの構造、数および角度は敷板
の強度に大きな影響を与える。一般にリブは4〜16
本、好適には8〜12本が望ましい。リブの厚み
(d')は好ましくは15〜40mm、更に好ましくは
15〜25mmの範囲が有利である。そして各リブ3の
高さは周囲枠2の高さと同じ高さであるのが、使用上好
ましい。
よく、図2に示されているように縦・横方向に同じ厚み
を有していてもよく、また若干の厚みに変化を有してい
てもよい。別の態様として一方向に対して厚くすること
もできる。このようにリブの厚みを縦方向に対して変化
を持たせることによって敷板を使用した場合、クレーン
の圧力に対応することが可能となる。また、複数のリブ
の間隔は、任意の点で、各リブは最も近い隣接する隣の
リブとの距離が500mm以下、好ましくは300mm
以下となるように各リブを設置するのが有利である。
図2の5に示されるように、手で動作できるように取っ
手が付けられていてもよい。
説明のためのものであって、本発明はこれらに限定され
るわけではない。型 図1に示す製品形状(幅900mm、長さ900mm、
高さ40mm)を彫り込んだアルミニウム型を使用し
た。実施例で作った敷板の寸法は次の通りであった。 a=900mm、b=900mm、c=40mm
ルエン70重量部に添加し、次いでノニルフェノール2
重量部およびトルエン16重量部よりなる溶液を添加し
て0.5Mのタングステン含有触媒を調製し、この溶液
に対し窒素ガスを一晩パージして、六塩化タングステン
とノニルフェノールとの反応によって生成される塩化水
素ガスを除去して、さらにかかる溶液10容量部に対
し、1容量部のアセチルアセトンを加えて重合用触媒と
した。
99.7重量%、以下同様)95重量部、精製エチリデ
ンノルボルネン(純度99.5重量%、以下同様)5重
量部よりなるモノマー混合物に対し、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部、酸化安定剤としてエタノックス7
02 2重量部を加えた溶液に上記重合用触媒溶液をタ
ングステン含量が0.01/リットルになるように加え
て触媒成分を含有するモノマー液(溶液A)を調製し
た。
ムアイオダイド15、ジグライム100のモル割合で混
合調製した重合用活性化剤混合溶液を精製ジシクロペン
タジエン95重量部、精製エチリデンノルボルネン5重
量部、エチレン含有70モル%のエチレン−プロピレン
−エチリデンノルボルネン重合ゴム3重量部よりなるモ
ノマー混合物にアルミニウム含量が0.03モル/リッ
トルになる割合で混合し、活性化剤成分を含有するモノ
マー液B(溶液B)を調製した。溶液Bの粘度は30℃
で300cpsであった。成形 成形用アルミニウム金型をキャビティー型90℃、コア
型60℃に加熱し型を閉じた後、この中へRIM成形機
を利用してミキシングヘッド中で等量の溶液Aと溶液B
を衝突混合し注入した。液注入充填後10分で型を開き
架橋重合体成形品を取り出した。
等の種々の動作をクレーンにさせて、敷板の変形具合お
よび欠陥チェックを行ったが問題点は認められなかっ
た。この敷板は数回繰返し使用しても何等支障はなかっ
た。
した。実施例で作った敷板の寸法は次の通りであった。 a=900mm、a1=500mm、a2=200mm b=900mm、b1=400mm、b2=250mm c1=40mm、c2=25mm 型以外は実施例1と同じ条件で成形物を得た。実施例1
と同様、敷板として使用しても何等問題がなかった。
の触媒成分および活性化剤成分の存在下にメタセシス重
合性環状オレフィンの反応射出成形法によって大型の一
体化された軽量敷板が提供される。本発明の軽量敷板
は、金属と異なり軽量であり、従って、高年齢労働者に
対しても作業性の良い敷板を提供することができる。
Aは平面図、BはXX方向における横断面図を示す。
およびXX方向における横断面図(B)を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 メタセシス重合触媒系の触媒成分を含有
するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマー
液A(溶液A)とメタセシス重合触媒系の活性化剤成分
を含有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモ
ノマー液B(溶液B)とを混合し、その原料混合液を金
型内に注入しその金型内において重合および架橋反応せ
しめることによって得られた、一体架橋重合体成形品よ
りなることを特徴とするクレーン用敷板。 - 【請求項2】 リブ構造を有し、かつ該リブがクレーン
の足と接触する面側に設けたことを特徴とする請求項1
記載のクレーン用敷板。
Priority Applications (1)
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JP14908094A JP3148794B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 架橋重合体敷板 |
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JPH0811150A JPH0811150A (ja) | 1996-01-16 |
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JP2003082072A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Teijin Meton Kk | 繊維強化樹脂成形体及びその製造方法 |
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