JP3122291B2 - 架橋重合体コンクリート型枠 - Google Patents
架橋重合体コンクリート型枠Info
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Description
重合体より形成され且つ一体成形化されたコンクリート
型枠(以下単に“型枠”と略称することがある)に関す
るものである。さらに詳しくは、従来の建築用の木製型
枠と同等もしくはそれ以上の性能を有し、またそれとは
異なり一体成形化により組立ての容易化並びに簡素化を
計った型枠に関するものである。さらに近年建築現場で
使用され始めたプラスチック製の型枠に比べて、比較的
簡単な設備で、しかも市場の要求に応じた大型のものが
製作でき、その上優れた性能と軽量化を達成できる型枠
に関するものである。
媒系ともいう)の触媒成分を含有するメタセシス重合性
環状オレフィンからなるモノマー液と活性化剤成分を含
有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマ
ー液とを混合し、金型内へ注入し、金型内で重合・架橋
させて架橋重合体成形品を製造する方法は知られている
(例えば特公平3−28451号公報参照)。
ノマーを使用しうること、モノマーの粘度が低く射出成
形の圧力が低いこと、重合・架橋反応が速く成形サイク
ルが短いこと、大型の成形品を比較的容易に得ることが
できることおよび成形品は剛性と耐衝撃性のバランスが
よいことなどの優れた利点を有している。
最も一般的に使われているものは木製の型枠であり、近
年プラスチック製の型枠が徐々に普及し始めている。
熱帯雨林保護の動きから最近は入手について困難が生じ
始めている。また、使用についても政府もしくは自治体
が制限する動きが出ている。さらに木製の型枠は2〜3
回の使用で使い捨てられているのが現状である。このよ
うな資源問題のみでなく、木材を型枠の材料として使用
するには、熟練作業者による桟木打ち作業などが必要で
あり、人手不足問題から型枠の一体成形化が望まれる。
また、近年プラスチック製の型枠が使われ始めている
が、この中でハンドレイアップ工法のFRPは生産性お
よび品質の均一性などの問題を抱えている。また射出成
形法による熱可塑性樹脂の成形の場合には、大型の型枠
を作るためには日本でも数少ない大型の射出成形機が必
要なこと、さらに種々の形状の型枠作りに対応するには
多種類の高価な金型を必要とする。
使われている木材は市場環境の変化から対応が必要であ
り、徐々に使われ始めたプラスチックもそれぞれの課題
があって種々の条件を満足する型枠は未だ提供されてい
ないのが現状である。
解決するため鋭意研究した結果、複分解触媒系を使用し
て環状オレフィンを金型内で重合および架橋反応せしめ
ることによって得られた、一体成形化された架橋重合体
よりなるコンクリート型枠は、型枠に要求される諸性
能、すなわち打設されるコンクリートの重量に耐える剛
性、コンクリートが固化してからの型を簡単に離すため
の剥離性、作業者が容易に持ち運ぶことができる軽量
性、現場組立て時に必要な釘打ちや鋸切断の容易性、繰
返し使用できる耐久性、廃棄焼却処分時有害ガスを発生
しない無公害性などを有することを見出し、本発明に到
達したものである。
の触媒成分を含有するメタセシス重合性環状オレフィン
からなるモノマー液A(溶液A)とメタセシス重合触媒
系の活性化剤成分を含有するメタセシス重合性環状オレ
フィンからなるモノマー液B(溶液B)とを混合し、そ
の原料混合液を金型内に注入しその金型内において重合
および架橋反応せしめることによって得られた、一体成
形化された架橋重合体よりなるコンクリート型枠であ
る。
ているコンクリート型枠について、容易に代替可能な前
記架橋重合体よりなる型枠の構造を種々研究した結果、
特定の大きさおよび構造の矩形の板状体が好ましいこと
を見出した。すなわち、本発明によれば、前記一体成形
化された架橋重合体よりなるコンクリート型枠であっ
て、縦方向の長さが1000〜3000mmであり、横
方向の長さが縦方向の長さの1/2〜1/6であり且つ
厚さが3〜10mmの矩形の板状体であり、その板状体
の片面にはその周囲に沿って枠(A)を有し且つ縦方向
に複数のリブを有しているコンクリート型枠が提供され
る。
する。本発明のコンクリート型枠を構成する架橋重合体
を形成するためのメタセシス重合性環状オレフィンとし
ては、メタセシス重合性シクロアルケン基を分子中に1
〜2個含有するものが使用される。好ましくはノルボル
ネン骨格を分子中に少なくとも1つ有する化合物であ
る。これらの具体例としては、ジシクロペンタジエン、
トリシクロペンタジエン、シクロペンタジエン−メチル
シクロペンタジエン共二量体、5−エチリデンノルボル
ネン、ノルボルネン、ノルボルナジエン、5−シクロヘ
キセニルノルボルネン、1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
1,4−メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジ
メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ
ナフタレン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−ヘプタヒドロナフタ
レン、1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,
8,8a−ヘキサヒドロナフタレン、エチレンビス(5
−ノルボルネン)などを挙げることができこれらの混合
物も使用することができる。特にジシクロペンタジエン
またはそれを50モル%以上、好ましくは70モル%以
上含む混合物が好適に用いられる。
種元素を含有する極性基を有するメタセシス重合性環状
オレフィンを共重合モノマーとして用いることができ
る。かかる共重合モノマーも、ノルボルネン構造単位を
有するものが好ましく且つ極性基としてはエステル基、
エーテル基、シアノ基、N−置換イミド基、ハロゲン基
などが好ましい。かかる共重合モノマーの具体例として
は、5−メトキシカルボニルノルボルネン、5−(2−
エチルヘキシロキシ)カルボニル−5−メチルノルボル
ネン、5−フェニロキシメチルノルボルネン、5−シア
ノノルボルネン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、N−ブチルナデック酸イミド、5−クロルノルボ
ルネンなどを挙げることができる。
には、メタセシス重合触媒系の触媒成分が含有されてい
る。かかる触媒成分としては、タングステン、レニウ
ム、タンタル、モリブデンなどの金属のハライドなどの
塩類が用いられるが、特にタングステン化合物が好まし
い。かかるタングステン化合物としては、タングステン
ヘキサハライド、タングステンオキシハライドなどが好
ましく、より具体的にはタングステンヘキサクロライ
ド、タングステンオキシクロライドなどが好ましい。ま
た、有機アンモニウムタングステン酸塩なども用いるこ
とができる。かかるタングステン化合物は、直接モノマ
ーに添加すると、直ちにカチオン重合を開始することが
分かっており好ましくない。従って、かかるタングステ
ン化合物は不活性溶媒、例えばベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼンなどに予め懸濁し、少量のアルコール系化
合物および/またはフェノール系化合物を添加すること
によって可溶化させて使用するのが好ましい。さらに上
述した如き、好ましくない重合を予防するためにタング
ステン化合物1モルに対し、約1〜5モルのルイス塩基
またはキレート化剤を添加することが好ましい。かかる
添加剤としてはアセチルアセトン、アセト酢酸アルキル
エステル類、テトラヒドロフラン、ベンゾニトリルなど
を挙げることができる。極性モノマーを用いる場合に
は、前述の如く、そのものがルイス塩基である場合があ
り、上記の如き化合物を特に加えなくてもその作用を有
している場合もある。前述の如くして、触媒成分を含む
モノマー液A(溶液A)は、実質上充分な安定性を有す
ることになる。
B)中には、メタセシス重合触媒系の活性化剤成分が含
有されている。この活性化剤成分は、周期律表第I〜第
III族の金属のアルキル化物を中心とする有機金属化
合物、特にテトラアルキル錫、アルキルアルミニウム化
合物、アルキルアルミニウムハライド化合物が好まし
く、具体的には塩化ジエチルアルミニウム、ジ塩化エチ
ルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジオクチ
ルアルミニウムアイオダイド、テトラブチル錫などを挙
げることができる。これら活性化剤成分としての有機金
属化合物を、モノマーに溶解することにより、モノマー
液B(溶液B)が形成される。
し、金型内に注入することによって、目的とする架橋重
合体の成形品を得ることができるが、上記組成のままで
は、重合反応が非常に速く開始されるので、成形金型に
十分流れ込まない間に硬化が起こることもあり、度々問
題となる場合が多い。従って、活性調節剤を用いること
が好ましい。かかる調節剤としては、ルイス塩基類が一
般に用いられ、なかんずく、エーテル類、エステル類、
ニトリル類などが用いられる。具体例としては安息香酸
エチル、ブチルエーテル、ジグライムなどを挙げること
ができる。かかる調節剤は一般的に、有機金属化合物の
活性化剤の成分の溶液(溶液B)の側に添加して用いら
れる。前述と同様にルイス塩基を有するモノマーを使用
する場合には、それを調節剤の役目を兼ねさせることが
できる。
触媒成分としてタングステン化合物を用いる場合は、上
記原料モノマーに対するタングステン化合物の比率は、
モル基準で約1,000対1〜1,500対1、好ましく
は2,000対1の付近であり、また、活性化剤成分は
アルキルアルミニウム類を用いる場合には、上記原料モ
ノマーに対するアルミニウム化合物の比率は、モル基準
で約100対1〜5,000対1、好ましくは200対
1〜500対1の付近が用いられる。さらに上述した如
き、マスク剤や調節剤については、実験によって上記触
媒系の使用量に応じて、適宜、調節して用いることがで
きる。
品には、実用に当って、その特性を改良または維持する
ためにさらにその目的に応じた各種添加剤を配合するこ
とができる。かかる添加剤としては、充填剤、顔料、酸
化防止剤、光安定化剤、難燃剤、高分子改良剤などがあ
る。このような添加剤は、本発明の架橋重合体が成形さ
れた後は添加することが不可能であるから添加する場合
には予め前述した原料溶液に添加しておく必要がある。
および溶液Bのいずれかまたは両方に前もって添加して
おく方法を挙げることができるが、その場合、その液中
の反応性の強い触媒成分、活性化剤成分と実用上差支え
ある程度には反応せず、且つ重合を阻害しないものでな
くてはならない。どうしても、その反応が避け得ないも
のが共存しても、重合は実質的に阻害しないものの場合
は、モノマーと混合して、第三液を調製し、重合直前に
混合使用することもできる。また、重合触媒または活性
化剤を第三液とし、これを含まない溶液Aまたは溶液B
に上記添加物を添加する方法も考えられる。さらに、固
体の充填剤の場合であって、両成分が混合されて、重合
反応を開始する直前あるいは重合しながら、その空隙を
充分に埋め得る形状の物については、成形型内に、充填
しておくことも可能である。添加剤としての補強材また
は充填剤は、曲げモジュラスを向上するのに効果があ
る。かかるものとしては、ガラス繊維、雲母、カーボン
ブラック、ウオラストナイトなどを挙げることができ
る。これらを、いわゆるシランカップラーなどによって
表面処理したものを好適に使用できる。
を添加しておくことが好ましく、そのため、フェノール
系またはアミン系の酸化防止剤を予め溶液中に加えてお
くことが望ましい。これら酸化防止剤の具体例として
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、N,N'
−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、テトラキス
[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
シンナメート)]メタンなどが挙げられる。
形時にモノマー溶液状態の時に添加しておいて得ること
ができる。かかる重合体添加剤としてはエラストマーの
添加が、成形物の耐衝撃性を高めることおよび溶液の粘
度を調節する上で効果がある。かかる目的に用いられる
エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレ
ントリブロツクゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
トリブロックゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ブチルゴム、エチレンプロピレン−ジエンターポリマ
ー、ニトリルゴムなど広範なエラストマーを挙げること
ができる。
に使用される鋳型の材質としては、スチール、鋳造ある
いは鍛造のアルミニウム、亜鉛合金などの鋳造や溶射、
ニッケルや銅などの電鋳または樹脂などが挙げられる。
また、型の構造は、成形時に型内に発生する圧力が数k
g/cm2と他の成形方法に比べて極めて低いので、簡
単なもので十分であり、従って他の成形方法の型に比べ
て安く作ることができる。
ついて図面により説明する。図1は本発明のコンクリー
ト型枠の1例を示す。Aは平面図、Bは縦方向の側面
図、Cは横方向の側面図、DはXX方向における横断面
図を示すものである。図1において、コンクリート型枠
は、平面図に示されるような矩形(長方形)の板状体1
であり、その片面には図示されているように、その周囲
に沿って枠3が形成され、縦方向には複数(図1では4
本)のリブ2を有している。この周囲の枠3および複数
のリブ2が形成されている面と反対の面(図1の反対
面)は平面である。
は、縦方向の長さ(図1のa)は1000〜3000m
mの範囲であり、好ましくは1200〜2200mmの
範囲である。またその横方向の長さ(図1のb)は、縦
方向の長さ(a)の1/2〜1/6の範囲、好ましくは
1/3〜1/5の範囲である。また板状体1の厚みは3
〜10mmの範囲が適当であり、特に4〜8mmの範囲
が望ましい。そして、コンクリート型枠の片面の周囲に
は枠3が形成されまた複数のリブ2が形成されている。
この周囲に設けられた枠3は、厚み(図1のd)が5〜
10mmの範囲、好ましくは6〜9mmの範囲であり、
その枠3の高さ(図1のDのe)は40〜70mmの範
囲、好ましくは50〜65mmの範囲である。この周囲
の枠3は、実質的には周囲全体に沿って連続して設けら
れていることが構造上望ましいが、部分的に断続してい
ても差支えない。
(図1では4本)設けられている。通常リブは、大略縦
方向に設けられていればよく、図1のように縦方向の周
囲枠3に平行して、ほぼ同じ間隔で設けられているのが
最も好ましい。またリブの縦方向の長さは、その両末端
が周囲枠3と結合するように設けられているのが好まし
い。しかし、リブの縦方向の角度は縦方向の周囲枠3に
必ずしも平行である必要はなく、縦方向の周囲枠3に対
して30゜以下、好ましくは20゜以下の角度を有して
いてもよい。リブの構造、数および角度はコンクリート
型枠の強度に大きな影響を与える。一般にリブは3〜6
本、好適には4〜5本が望ましい。リブの厚みは板状体
の横方向の長さ(図1ではb)に対して、その合計(f
の合計)で1/10〜1/30の範囲、好ましくは1/
12〜1/25の範囲が有利である。そして各リブの高
さは周囲枠3の高さ(図1のDのe)と同じ高さである
のが、使用上好ましい。
よく、図1に示されているように縦方向に同じ厚み(図
1のf)を有していてもよく、また若干厚みに変化を有
していてもよい。別の態様として縦方向における一方向
に対して厚くすることもできる(図2、図3および図4
参照)。このようにリブの厚みを縦方向に対して変化を
持たせることによってコンクリート型枠を使用した場
合、コンクリートの圧力に対して、圧力が大きい部分に
リブの厚い部分が対応するように使用することが可能と
なる。
各リブは最も近い隣接する隣のリブとの距離が200m
m以下、好ましくは150mm以下となるように各リブ
を設置するのが有利である。さらに、本発明のコンクリ
ート型枠の側面には、図1BおよびCに示されるよう
に、コンクリート枠を取り付ける場合、ボルトを通すた
めの孔4あるいは釘を打つための小孔5を開けていても
よい。
クリート型枠の別の態様の平面図が示されている。すな
わち、図2は、基本的には図1のコンクリート型枠とほ
ぼ同じ平面図を有しているコンクリート型枠が示されて
いるが、リブの厚みが縦方向に変化している点に特徴を
有している。つまり、図2の上から下へ向かってリブの
厚み(f)が次第に厚くなる構造を有している。
中で分かれた音叉型のリブ構造を有している点に特徴を
有する。この図3において、各々のリブの厚み(fおよ
びj)は、大略全体的に同じであるが、横方向のリブの
厚みの合計は、上部と比べて下部が厚くなっている。さ
らに、図4には、コンクリート型枠に設けられたリブ
(4本)は、部分的に厚みが増加した部分(g)を有し
ている。また図4において各リブは上部の厚み(f)に
比べて下部の厚み(j)が若干厚い構造を有している。
示されたコンクリート型枠は、上部に比べて下部のリブ
厚みの合計が大きくなるように設計されている。このよ
うに縦方向にリブ厚みの合計を変化させることによっ
て、コンクリート型枠を用いてコンクリートを流し込ん
だ場合、下部はコンクリートの圧力に耐えることができ
るばかりでなく、コンクリート型枠の重量を全体として
軽減することも可能となる。
お、実施例は説明のためのものであって、本発明はこれ
らに限定されるわけではない。
ィを有する鋳造アルミニウム製の型を成形用に使用し
た。また架橋重合体を形成するための溶液Aおよび溶液
Bは下記方法に従って調製された。
重量部を窒素気流中下で乾燥トルエン70重量部に添加
し、次いでノニルフェノール2重量部およびトルエン1
6重量部よりなる溶液を添加して0.5Mのタングステ
ン含有触媒溶液を調製し、この溶液に対し窒素ガスを一
晩パージして、六塩化タングステンとノニルフェノール
との反応によって生成される塩化水素ガスを除去して、
さらにかかる溶液10容量部に対し、1容量部のアセチ
ルアセトンを加えて重合用触媒とした。
99.7重量%、以下同様)95重量部、精製エチリデ
ンノルボルネン(純度99.5重量%、以下同様)5重
量部よりなるモノマー混合物に対し、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部、酸化安定剤としてエタノックス7
02 2重量部を加えた溶液に上記重合用触媒溶液をタ
ングスチン含量が0.01モル/リットルになるように
加えて触媒成分を含有するモノマー液A(溶液A)を調
製した。
ム85、ジオクチルアルミニウムアイオダイド15、ジ
グライム100のモル割合で混合調整した重合用活性化
剤混合溶液を精製ジシクロペンタジエン95重量部、精
製エチリデンノルボルネン5重量部、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部よりなるモノマー混合物にアルミニ
ウムの含量が0.03モル/リットルになる割合で混合
し、活性化剤成分を含有するモノマー液B(溶液B)を
調製した。溶液Bの粘度は30℃で300cpsであっ
た。
ィ型90℃、コア型70℃に加熱し型を閉じた後、この
中へRIM成形機を利用してミキシングヘッド中で等量
の溶液Aと溶液Bを衝突混合し注入した。液注入充填後
2分で型を開き架橋重合体を取り出した。
2枚ずつを図1のB面でボルト、ナットで固定し、型枠
(せき板)として使い、コンクリートを流し込む隙間が
150mmになるように長手方向が上下方向になるよう
に向かい合わせて立てた。この隙間の側面と底面を木製
合板で、コンクリートが流出しないようにふさいだ。こ
の隙間の中へ上方からコンクリートを注ぎ込んだ。コン
クリートの打込み時に型枠の移動とはらみなどの変形は
発生しなかった。コンクリート硬化後、型枠を容易に剥
すことができ、コンクリート表面の変色や硬化不良が認
められなかった。さらに一体化タイプの型枠であり、取
扱い易く、軽量且つ耐久性もあるのでこの作業をした人
々に好評であった。
おりであった。 平板の形状について 縦方向の長さ(a)=2026mm 横方向の長さ(b)=600mm 厚さ(c)=6mm 平板の周囲の枠(B)について 厚さ(d)=7mm 高さ(e)=56mm 縦方向のリブについて(4本) 厚さ(f)=12mm 高さ(e)=56mm
れたことがなかった材質を使ったものであり、各々の従
来型枠に比べて、天然資源の保護、熟練作業者不足への
対応、市場が要求する種々の形状と大きさへの対応、品
質の均一性と軽量化など多くの特徴を備えており、市場
からの強い要望に応えるものである。
ある。Aは平面図、Bは縦方向の側面図、Cは横方向の
側面図、DはXX方向の横断面図を示す。
を示すものである。
を示すものである。
を示すものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 メタセシス重合触媒系の触媒成分を含有
するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマー
液A(溶液A)とメタセシス重合触媒系の活性化剤成分
を含有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモ
ノマー液B(溶液B)とを混合し、その原料混合液を金
型内に注入しその金型内において重合および架橋反応せ
しめることによって得られた、一体成形化された架橋重
合体よりなるコンクリート型枠であって、縦方向の長さ
が1000〜3000mmであり、横方向の長さが縦方
向の長さの1/2〜1/6であり且つ厚さが3〜10m
mの矩形の板状体であり、その板状体の片面にはその周
囲に沿って枠(A)を有し且つ縦方向に複数のリブを有
しているコンクリート型枠。 - 【請求項2】 枠(A)は板状体に対して5〜10mm
の厚みおよび40〜70mmの高さを有する請求項1記
載のコンクリート型枠。 - 【請求項3】 複数のリブの横方向における厚みの合計
は、板状体の横方向の長さの1/10〜1/30の範囲
である請求項1記載のコンクリート型枠。
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