JP3439862B2 - 大型浄化槽 - Google Patents

大型浄化槽

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JP3439862B2
JP3439862B2 JP2955795A JP2955795A JP3439862B2 JP 3439862 B2 JP3439862 B2 JP 3439862B2 JP 2955795 A JP2955795 A JP 2955795A JP 2955795 A JP2955795 A JP 2955795A JP 3439862 B2 JP3439862 B2 JP 3439862B2
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英次 吉田
建孔 山田
紀夫 井口
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帝人メトン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽量で衝撃に対して強
く、また外部または内部からの圧力に対しても強く、且
つ耐久性に優れた大型浄化槽に関するものである。また
本発明は繊維強化の必要もなく、リサイクルが可能であ
り、さらに廃棄焼却処分時有害ガスを発生しない無公害
な、一体成形された大型浄化槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽の多くは繊維強化プラスチ
ック(FRP)を使用して成形されている。特にガラス
繊維で強化した不飽和ポリエステル樹脂を使用して成形
されている。このガラス繊維で強化した不飽和ポリエス
テル樹脂を用いて浄化槽を成形する場合、ガラス繊維を
含んだ大量の粉塵が発生し、作業環境が劣悪となる問題
があった。その上かかるFRPを使用した浄化槽は重量
も大きく、また運搬時落とした場合や施工時小石があた
った場合、その衝撃によって容易に割れ目が発生すると
いう欠点があった。さらにFRPの成形品は、ガラス繊
維入りのため廃棄時に破砕、粉砕が困難であり、また焼
却してもガラス繊維が大量に残りその処理に手間を要し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の第一の
目的は、従来のFRPを使用した浄化槽が有する諸問題
を解消した浄化槽を提供することにある。本発明の第二
の目的は、製造過程において環境問題を起こさず、しか
も反応射出成形法により比較的簡単に成形することがで
きる浄化槽を提供することにある。本発明の第三の目的
は、軽量でありその上衝撃に対して充分な強度を有し、
さらに設置後に内部および外部の圧力、殊に上部または
下部からの圧力にも充分耐え得る浄化槽を提供すること
にある。本発明の他の目的は、使用した樹脂成形品のリ
サイクル使用が可能であり、また廃棄処理が容易な浄化
槽を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
大型浄化槽特に合併浄化槽として有利に利用しうる浄化
槽を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの一部は前記
本発明の目的を解決するために鋭意研究を進めた結果、
メタセシス重合触媒系(複分解触媒系)を用いてメタセ
シス重合触媒性環状オレフィンを金型内で重合および架
橋反応せしめることによって得られた架橋重合体を利用
し、特定の凹凸形状のリブを形成されることにより、製
造が容易で軽量化が可能で衝撃に対して強く、耐久性お
よび耐圧性を有し、リサイクル可能の大型浄槽を得るこ
とができることを見い出し先に提案した(特願平5−2
85097号:平成5年11月15日出願)。
【0005】本発明者らは、前記架橋重合体によって得
られた大型浄化槽について実用化のための改良をさらに
進めた。すなわち大型浄化槽は、度々地下に埋設して利
用され、このような場合地上部は生活空間として使用さ
れる場合が多い。一方、大型浄化槽の上部にはマンホー
ルが数個形成されている。このマンホールの上に物を設
置したり、また人または車が通過すると、その荷重によ
ってマンホール部の屈曲部が耐えられなくなることがあ
ることが判明した。また、浄化槽を埋設した地下に湧き
水が出て浄化槽が水漬けになった場合、浄化槽に浮力が
働き、浄化槽が上に上がろうとして、一番上のマンホー
ル部に力がかかり屈曲部が耐えなくなることも判明し
た。その対策としてその屈曲部の厚みを厚くすればよい
が、重量が重くなること、屈曲部のみ厚くすると偏肉に
よる成形歪みで成形品の形状がゆがむことなどが起こ
る。特に前者の重量増によりコストアップにもなり、厚
みを単純に増すことは好ましくない。
【0006】そこで本発明者らは、上部に形成されたマ
ンホール部の屈曲部が強化された大型浄化槽について研
究を進めた結果、マンホール部の屈曲部の内側または外
側に特定形状の補強リブを形成させることによって、前
記問題点が解決されることを見出し本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明によれば、上槽部および
下槽部より構成されるか或いは上槽部、下槽部およびそ
れらを連結する板状帯の中間槽部より構成される大型浄
化槽であって、該大型浄化槽は、(1)少なくとも上槽
部および下槽部は、メタセシス重合触媒系の触媒成分を
含有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノ
マー液A(溶液A)とメタセシス重合触媒系の活性化剤
成分を含有するメタセシス重合性環状オレフィンからな
るモノマー液B(溶液B)とを混合し、その原料混合液
を金型内に注入しその金型内において重合および架橋反
応せしめることによって得られた架橋重合体成形品であ
って、(2)該大型浄化槽は、その浄化槽に設けられた
マンホールの少なくとも1つのマンホール部の屈曲部の
内側または外側には補強リブを有し、かつ該補強リブは
下記形状特性(i)〜(iii)を満足することを特徴
とする大型浄化槽が提供される。 (i) 30≦P≦300 (ii) 3≦Q≦50 (iii)S≧2 (iv) N≧2 [但し、Pはマンホール部の内側に設けられた補強リブ
の長さをミリ単位で示し、Qは補強リブの平均高さをミ
リ単位で示し、Sは補強リブの幅をミリ単位で示し、N
は1つのマンホール当たりに設けられた補強リブの個数
を示す。]
【0008】かかる本発明によれば槽容量が2m3
上、好ましくは3〜15m3、特に好ましくは3〜12
3の大型の浄化槽が提供される。
【0009】以下本発明についてさらに具体的に説明す
る。本発明の浄化槽を構成する架橋重合体を形成するた
めのメタセシス重合性環状オレフィンとしては、メタセ
シス重合性シクロアルケン基を分子中に1〜2個含有す
るものが使用される。好ましくはノルボルネン骨格を分
子中に少なくとも1つ有する化合物である。これらの具
体例としては、ジシクロペンタジエン、トリシクロペン
タジエン、シクロペンタジエン−メチルシクロペンタジ
エン共二量体、5−エチリデンノルボルネン、ノルボル
ネナン、ノルボルナジエン、5−シクロヘキセニルノル
ボルネン、1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,4−メタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,
5,6,7,8,8a−ヘプタヒドロナフタレン、1,4,
5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−ヘキ
サヒドロナフタレン、エチレンビス(5−ノルボルネ
ン)などを挙げることができこれらの混合物も使用する
ことができる。特にジシクロペンタジエンまたはそれを
50モル%以上、好ましくは70モル%以上含む混合物
が好適に用いられる。
【0010】また、必要に応じて、酸素、窒素などの異
種元素を含有する極性基を有するメタセシス重合性環状
オレフィンを共重合モノマーとして用いることができ
る。かかる共重合モノマーも、ノルボルネン構造単位を
有するものが好ましく且つ極性基としてはエステル基、
エーテル基、シアノ基、N−置換イミド基、ハロゲン基
などが好ましい。かかる共重合モノマーの具体例として
は、5−メトキシカルボニルノルボルネン、5−(2−
エチルヘキシロキシ)カルボニル−5−メチルノルボル
ネン、5−フェニロキシメチルノルボルネン、5−シア
ノノルボルネン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、N−ブチルナデック酸イミド、5−クロルノルボ
ルネンなどを挙げることができる。
【0011】本発明におけるモノマー液A(溶液A)中
には、メタセシス集合触媒系の触媒成分が含有されてい
る。かかる触媒成分としては、タングステン、レニウ
ム、タンタル、モリブデンなどの金属のハライドなどの
塩類が用いられるが、特にタングステン化合物が好まし
い。かかるタングステン化合物としては、タングステン
ヘキサハライド、タングステンオキシハライドなどが好
ましく、より具体的にはタングステンヘキサクロライ
ド、タングステンオキシクロライドなどが好ましい。ま
た、有機アンモニウムタングステン酸塩なども用いるこ
とができる。かかるタングステン化合物は、直接モノマ
ーに添加すると、直ちにカチオン重合を開始することが
分かっており好ましくない。従って、かかるタングステ
ン化合物は不活性溶媒、例えばベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼンなどに予め懸濁し、少量のアルコール系化
合物および/またはフェノール系化合物を添加すること
によって可溶化させて使用するのが好ましい。さらに上
述した如き、好ましくない重合を予防するためにタング
ステン化合物1モルに対し、約1〜5モルのルイス塩基
またはキレート化剤を添加することが好ましい。かるか
添加剤としてはアセチルアセトン、アセト酢酸アルキル
エステル類、テトラヒドロフラン、ベンゾニトリルなど
を挙げることができる。極性モノマーを用いる場合に
は、前述の如く、そのものがルイス塩基である場合があ
り、上記の如き化合物を特に加えなくてもその作用を有
している場合もある。前述の如くして、触媒成分を含む
モノマー液A(溶液A)は、実質上充分な安定性を有す
ることになる。
【0012】一方、本発明におけるモノマー液B(溶液
B)中には、メタセシス重合触媒系の活性化剤成分が含
有されている。この活性化剤成分は、周期律表第I〜第
III族の金属のアルキル化物を中心とする有機金属化
合物、特にテトラアルキル錫、アルキルアルミニウム化
合物、アルキルアルミニウムハライド化合物が好まし
く、具体的には塩化ジエチルアルミニウム、ジ塩化エチ
ルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジオクチ
ルアルミニウムアイオダイド、テトラブチル錫などを挙
げることができる。これら活性化剤成分としての有機金
属化合物をモノマーに溶解することにより、モノマー液
B(溶液B)が形成される。
【0013】基本的には前記溶液Aおよび溶液Bを混合
し、金型内に注入することによって、目的とする架橋重
合体の成形品を得ることができるが、上記組成のままで
は、重合反応が非常に速く開始されるので、成形金型に
十分流れ込まない間に硬化が起こることもあり、度々問
題となる場合が多い。従って、活性調節剤を用いること
が好ましい。かかる調節剤としては、ルイス塩基類が一
般に用いられ、なかんずく、エーテル類、エステル類、
ニトリル類などが用いられる。具体例としては安息香酸
エチル、ブチルエーテル、ジグライムなどを挙げること
ができる。かかる調節剤は一般的に、有機金属化合物の
活性化剤の成分の溶液(溶液B)の側に添加して用いら
れる。前述と同様にルイス塩基を有するモノマーを使用
する場合には、それを調節剤の役目を兼ねさせることが
できる。
【0014】メタセシス重合触媒系の使用量は、例えば
触媒成分としてタングステン化合物を用いる場合は、上
記原料モノマーに対するタングステン化合物の比率は、
モル基準で約1,000対1〜15,000対1、好まし
くは2,000対1の付近であり、また、活性化剤成分
はアルキルアルミニウム類を用いる場合には、上記原料
モノマーに対するアルミニウム化合物の比率は、モル基
準で約100対1〜10,000対1、好ましくは20
0対1〜500対1の付近が用いられる。さらに上述し
た如き、キレート剤や調節剤については、実験によって
上記触媒系の使用量に応じて、適宜調節して用いること
ができる。
【0015】本発明の成形品は、基本的には、前記した
溶液Aおよび溶液Bを混合して金型内へ注入することに
より得ることができる。その際溶液Aおよび溶液Bを混
合することによって形成されるメタセシス触媒系の触媒
活性は、両溶液を混合した時から混合液が流動性を失う
までの時間で表わすことができる。すなわち、この流動
性を失うまでの時間を、両溶液を攪拌機を備えたガラス
容器中に入れ攪拌を開始してからその攪拌機の攪拌軸に
溶液がゲル化して絡み出すまでの時間と定義すれば、本
発明の溶液Aおよび溶液Bは、30℃で前記流動性を失
う時間が1〜120秒、好ましくは2〜100秒の間で
あることが望ましい。
【0016】本発明によって得られる架橋重合体の成形
品には、実用に当ってその特性を改良または維持するた
めに更にその目的に応じた各種添加剤を配合することが
できる。かかる添加剤としては、充填剤、顔料、酸化防
止剤、光安定剤、難燃剤、高分子改良剤などがある。こ
のような添加剤は、本発明の架橋重合体が成形されて後
は添加することが不可能であるから添加する場合には予
め前述した原料溶液に添加しておく必要がある。
【0017】その最も容易な方法としては、前記溶液A
および溶液Bのいずれかまたは両方に前もって添加して
おく方法を挙げることができるが、その場合、その液中
の反応性の強い触媒成分、活性化剤成分と実用上差支え
ある程度には反応せず、且つ重合を阻害しないものでな
くてはならない。どうしても、その反応が避け得ないも
のが共存しても、重合は実質的に阻害しないものの場合
は、モノマーと混合して、第三液を調製し、重合直前に
混合使用することもできる。また、重合触媒または活性
化剤を第三液とし、これを含まない溶液Aまたは溶液B
に上記添加物を添加する方法も考えられる。さらに、固
体の充填剤の場合であって、両成分が混合されて、重合
反応を開始する直前あるいは重合しながら、その空隙を
充分に埋め得る形状の物については、成形型内に、充填
しておくことも可能である。添加剤としての補強材また
は充填剤は、曲げモジュラスを向上するのに効果があ
る。かかるものとしては、ガラス繊維、雲母、カーボン
ブラック、ウオラストナイトなどを挙げることができ
る。これらを、いわゆるシランカップラーなどによって
表面処理したものを好適に使用できる。
【0018】また、本発明による成形物は、酸化防止剤
を添加しておくことが好ましく、そのため、フェノール
系またはアミン系の酸化防止剤を予め溶液中に加えてお
くことが望ましい。これら酸化防止剤の具体例として
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、N,N'
−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、テトラキス
[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
シンナメート)]メタンなどが挙げられる。
【0019】また、本発明の成形物は、他の重合体を成
形時にモノマー溶液状態の時に添加しておいて得ること
ができる。かかる重合体添加剤としてはエラストマーの
添加が、成形物の耐衝撃性を高めることおよび溶液の粘
度を調節する上で効果がある。かかる目的に用いられる
エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレ
ントリブロックゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
トリブロックゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ブチルゴム、エチレンプロピレン−ジエンターポリマ
ー、ニトリルゴムなど広範なエラストマーを挙げること
ができる。
【0020】本発明の浄化槽を成形するための型の材質
としては、スチール、鋳造あるいは鍛造のアルミニウ
ム、亜鉛合金などの鋳造や溶射、ニッケルや銅などの電
鋳および樹脂などが挙げられる。また型の構造は成形時
に型内に発生する圧力が数kg/cm2と他の成形方法
に比べて極めて低いので簡単なもので十分であり、従っ
て他の成形方法の型に比べて安価に作ることができる。
【0021】本発明の環状オレフィン架橋重合体成形品
の特長の一つは耐衝撃性の優れていることであり落下さ
せてもまた小石などの固形物が衝突しても容易に壊れる
ことはない。さらに本発明の成形品は基本的にはガラス
繊維などの補強材を特に用いる必要はない。そのため曲
げ弾性率はこれらの補強材を用いたものと比べて一般に
低くなる。これを解決する手段として後述するように縦
方向に特定構造の凹凸状のリブを有した形状を有してい
ることが望ましい。
【0022】浄化槽は一旦設置すると10〜20年以上
の長期にわたって使用されるものであり、またその内部
に水が入るので内部に水圧がかかり、さらに地下に埋設
した場合、上部から以外にも土砂や地下水によって外側
からも圧力が常にかかるなど、耐久性および耐熱性も厳
しさが要求される。
【0023】かかる要求特性に対し本発明の大型浄化槽
はマンホール部の屈曲部を補強することにより、また必
要によりその補強に加えて縦方向に特定構造の凹凸状リ
ブを形成させることにより短期的にも長期的にも耐圧性
および耐久性に問題が解決されることになる。
【0024】次に本発明の大型浄化槽の構造について図
面により説明する。本発明の大型浄化槽は、基本的には
2個または3個の部材より構成される。すなわち、上槽
部および下槽部の2個の部材より構成されるか、あるい
は上槽部、下槽部およびそれらを連結する板状帯の中間
槽部の3個より構成される。
【0025】図1には本発明の大型浄化槽の1例が示さ
れておりはその正面図であり、はその側面図であ
る。図1において1は上槽部であり2は下槽部である。
図1において上槽部1と下槽部2とはフランジ3および
3'によって固定される。また上槽部1と下槽部2と
は、それらを連結する板状帯の中間槽部より固定されて
いてもよい。この中間槽部は図1には示されていない。
中間槽部は、通常フランジを介して上槽部と下槽部の間
に固く固定される。この中間槽部を設けることにより、
内容積が増大した浄化槽とすることができる。
【0026】本発明の大型浄化槽は、少なくとも上槽部
および下槽部は、前述したメタセシス重合性環状オレフ
ィンの架橋重合体の成形品であり、好ましくは上槽部、
下槽部および中間槽部の全てがこの架橋重合体の成形品
である。これら上槽部、下槽部および中間槽部のそれぞ
れは、一体成形品である点にも特徴を有している。
【0027】本発明の成形品は、通常はガラス繊維など
の補強材を含有しないため素材自体は剛性が小さいにも
拘わらず、その凹凸のリブの形状に基づいて構造体とし
て剛性を向上させたものであり、前述したように内圧お
よび外圧に耐える構造として凹凸リブは浄化槽の縦方向
に設けられている。図1の大型浄化槽では上槽部および
下槽部にそれぞれリブ4,4'が縦方向に設けられている
(凹凸リブの数は図1の場合、正面図で4本、側面図で
2本である)。
【0028】本発明の大型浄化槽は、その上部に設けら
れたマンホール部における構造に特徴の1つを有してい
る。すなわち、数個あるマンホール部の少なくとも1
個、好ましくは全てにマンホール部の屈曲部の内側また
は外側に補強リブを有していることである。
【0029】図2にマンホール部およびその拡大した断
面図を示す。図2のは大型浄化槽の図1のに示した
XX方向における横断面図を示したものであり、図2の
はその1部のマンホール部の拡大断面図を示したもの
である。図2のにおいて5はマンホール部の屈曲部に
設けられた補強リブを示す。この補強リブは内側または
外側の屈曲部に沿って縦の方向に細長い構造を有してい
る。図2は屈曲部の内側に補強リブを有している場合を
示している。この補強リブは細長い構造であり、その長
さの方向はマンホール部の入口から下方に向って屈曲部
に沿って縦方向に存在する。つまり上部から或いは底部
からの浮力に耐えるように縦方向であるのが望ましい。
【0030】マンホール部の内側または外側の屈曲部に
設けられる補強リブは、1つのマンホール部についてそ
の長さ、高さ(厚み)、幅およびその個数は下記(i)
〜(iv)を満足すべきである。 (i) 30≦P≦300 (ii) 3≦Q≦50 (iii)S≧2 (iv) N≧2 [但し、Pはマンホール部の内側に設けられた補強リブ
の長さをミリ単位で示し、Qはその補強リブの平均高さ
をミリ単位で示し、Sは補強リブの幅をミリ単位を示
し、Nは1つのマンホール当たりにつく補強リブの個数
を示す。]
【0031】前記(i)〜(iv)において、補強リブ
の長さPはマンホール部の内側または外側の屈曲部に設
けられたリブの長さを示し、この長さPは30〜300
mmの範囲であり、好ましくは50〜200mmの範囲
である。全て補強リブの長さは、同一である必要はな
い。長さPが30mmより小さいと浄化槽の大きさ・形
状によっては上部や浄化槽底部から受ける浮力を、この
マンホール部の屈曲部で受けられなくなる恐れがある。
一方Pが300mmより長すぎると気泡などの欠陥が出
やすく成形上の制約を受けやすくなる。補強リブの高さ
Qは3〜50mmの範囲であり、好ましくは5〜10m
mの範囲である。高さは均一である必要はなく、部分的
に変化してもよい。Qが3mmより小さいと浄化槽の大
きさ・形状によってはマンホール部の屈曲部が上方また
は下方の圧力や浮力に耐えられなくなる恐れがあり、5
0mmより大きいと同じく成形欠陥が出やすくなる。補
強リブの幅(S)は、2mm以上、好ましくは3〜50
mmの範囲であり、この幅は均一でなくともよい。該マ
ンホール部の補強リブの数(N)は2個以上必要とし、
好ましくは3〜8個である。
【0032】本発明の大型浄化槽は、マンホール部の屈
曲部に前記のように補強リブを設けると共に、槽の縦方
向に図1の4,4'に示すように凹凸リブを設けることが
望ましい。この凹凸リブは角形であって浄化槽の横方向
(図1におけるFおよびJの方向)の長さに対して平均
して1m当り1.5〜5個、好ましくは2〜4個設ける
のが有利である。
【0033】そして縦方向の凹凸リブは、下記形状
(v)〜(viii)を満足するのが好ましい。 (v) 10≦h≦80 (vi)30≦W≦300 (vii)2≦R≦h、2≦R'≦h (viii)3≦t [但しtは凹凸リブの長さ方向に対する直角断面の成形
品の平均厚さを示し、RおよびR'は、それぞれ凹凸部
の屈曲部の半径を示す。t、h、W、RおよびR'の単
位はミリ(mm)で表わす。]
【0034】この縦方向の凹凸リブの形状は、その断面
の一例が図3に示されている。図3において凹凸リブの
凸部(或いは凹部)の高さはhで表される。この高さh
は10〜80mmの範囲であり、好ましくは15〜50
mmの範囲である。高さhが10mmよりも小さい場
合、構造体の剛性の向上は少なくなり、一方80mmを
越えると凹凸リブの深さが大き過ぎ、運搬や施工時の取
り扱いが面倒となり、さらに浄化槽内部の構造が複雑と
なる。凹凸リブの幅Wは30〜300mmの範囲で好ま
しくは50〜200mmの範囲である。30mmよりも
狭くともまた300mmより広すぎても構造体の強い剛
性のために望ましくない。
【0035】本発明の浄化槽の厚み(t)は強度上3m
m以上、好ましくは4mm以上さらに好ましくは4.5
mm以上である。一方厚くなれば厚いほど構造体として
の強度および剛性は大きくなるが重量が重くなり、価格
も高くなる。従って本発明の浄化槽(凹凸のリブ)の厚
み(t)としては15mm以下、好ましくは10mm以
下が適当である。
【0036】本発明の大型浄化槽においては、本発明の
前記凹凸リブ以外にも通常の棒状リブや板状リブを設け
ることもできる。さらに浄化槽としての機能上浄化槽内
部には区画するための仕切板が必要であるが、該仕切板
は浄化槽構造体として、内圧、外圧に対する変形防止に
は重要であり、該仕切板に剛性の高い材料あるいは構造
とすることにより、浄化槽全体の変形を防止することが
できる。本発明においては凹凸リブは浄化槽の縦方向に
設置するが、浄化槽を地下埋設する場合、浄化槽底部で
地下水の突き上げ圧力も一般に大きい。そこで縦方向に
設けた凹凸リブの一部をそのまま浄化槽底部にまで延長
して設けることにより底部の剛性アップを計ることがで
きる。
【0037】本発明の浄化槽は、一般には上槽部と下槽
部の2つに分けて必要により中間槽部がある場合にはそ
れぞれ別個に成形する。その成形方法はすでに公知の例
えば特公平3−28451号公報により開示された方法
で成形される。上槽部および下槽部の開口部には合わせ
目となるフランジ部(図1の3,3')が設けられてお
り、該フランジで合わせることにより上槽部と下槽部が
合体し浄化槽となる。本発明においては上槽部と下槽部
のフランジの間に、上下のフランジを有する帯状の中間
槽部を介してさしはさむことにより浄化槽の高さと容積
を増すこともできる。これらフランジは、浄化槽を構造
体としてみた場合、横方向に設けたリブ構造となり、そ
の形状は強度保持のために適当な長さと厚みを有するの
が好ましい。
【0038】本発明の浄化槽内部は図示されてないが通
常の浄化槽内部と同じであり、嫌気槽、好気槽(接触ば
っ気槽)、消毒槽など各機能別に区画されており、各区
画は排水を効率よく浄化するための各種部材を充填し、
かつ流水路を設けてある。本発明の浄化槽はし尿処理だ
けの単独槽としても、或いはし尿と家庭排水の両方を浄
化する合併浄化槽としても使用できる。特に本発明の浄
化槽は大型化特に内容積が2m3以上のものに適してお
り、今後環境対策の上から需要の大きい合併浄化槽の用
途に特に好適に用いることができる。
【0039】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を説明する。な
お、実施例は説明のためのものであって、本発明はこれ
らに限定されるわけではない。
【0040】[実施例1] [型]図1に示す製品形状を盛り込んだアルミニウム型
を使用した。実施例で作った浄化槽の寸法は次のとおり
であった。 A=390mm B=520mm C=490mm
D=340mm E=520mm F=2260mm G=950mm
H=800mm I=260mm J=1140mm 3つのマンホール部取り付けた補強リブはそれぞれ図2
において下記形状およびサイズを有するものであった。 (i) P=200mm (ii) Q=5mm (iii)S=3mm (iv) N=6個 縦方向の凹凸状のリブはいずれも図3において下記形状
およびサイズを有するものであった。 (v) h=30mm (vi) W=160mm (vii) R=25mm、R'=25mm (viii)t=4.3mm
【0041】[モノマー液] [溶液Aの調製]六塩化タングステン20重量部を窒素
気流中下で乾燥トルエン70重量部に添加し、次いでノ
ニルフェノール2重量部およびトルエン16重量部より
なる溶液を添加して0.5Mのタングステン含有触媒を
調製し、この溶液に対し窒素ガスを一晩パージして、六
塩化タングステンとノニルフェノールとの反応によって
生成される塩化水素ガスを除去して、さらにかかる溶液
10容量部に対し、1容量部のアセチルアセトンを加え
て重合用触媒とした。
【0042】次いで、精製ジシクロペンタジエン(純度
99.7重量%、以下同様)95重量部、精製エチリデ
ンノルボルネン(純度99.5重量%、以下同様)5重
量部よりなるモノマー混合物に対し、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部、酸化安定剤としてエタノックス7
02 2重量部を加えた溶液に上記重合用触媒溶液をタ
ングステン含量が0.01/リットルになるように加え
て触媒成分を含有するモノマー液A(溶液A)を調製し
た。
【0043】[溶液Bの調製]トリオクチルアルミニウ
ム85、ジオクチルアルミニウムアイオダイド15、ジ
グライム100のモル割合で混合調製した重合用活性化
剤混合溶液を精製ジシクロペンタジエン95重量部、精
製エチリデンノルボルネン5重量部、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部よりなるモノマー混合物にアルミニ
ウム含量が0.03モル/リットルになる割合で混合
し、活性化剤成分を含有するモノマー液B(溶液B)を
調製した。溶液Bの粘度は30℃で300cpsであっ
た。
【0044】[成形]前記成形用アルミニウム金型をキ
ャビテイー型90℃、コア型60℃に加熱し型を閉じた
後、この中へRIM成形機を利用してミキシングヘッド
中で等量の溶液Aと溶液Bを衝突混合し注入した。液注
入充填後2分で型を開き3.5分後に架橋重合品を取り
出した。
【0045】[浄化槽としての評価]得られた架橋重合
体成形品の上下槽をフランジ部を介してボルトと接着剤
で固定して評価用製品とした。なお、該製品は予めFR
P製仕切板3枚を、用い同じボルトおよびポリウレタン
系接着剤を用いて、横内部に固定してある。該製品はJ
ISA4101に基づく剛性試験、耐久試験をいずれも
満足した。
【0046】また、マンホール屈曲部のリブの間にひず
み計を張り付け、浄化槽を空の水槽に置き、マンホール
部の上部に水槽に水を入、該浄化槽が浮き上った場合に
マンホールの上部に接するようにH鋼を渡して固定し、
浄化槽の上部から10cm低いところまで水槽に水を入
れた。この時の発生するひずみを測定したところ、0.
1%以下であった。これから計算される安全係数は40
以上であり、浮力がかかっても問題ない。比較のため、
各マンホール部のリブ6本を取り除き、それ以外は実施
例1と全く形状が同じ浄化槽を成形し、実施例1と同様
に組み立て、同じテストをしたところ、ひずみが1.2
%起こり、これから求めた安全係数は3.6となり、安
全上不安がある。これは下からの突き上げた場合のテス
トであるが、上から力が掛かる場合も全く同様であり、
マンホール屈曲部の変形は屈曲部にリブを設けることで
抑えられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における大型浄化槽の1例を示すもので
あり、は正面図、は側面図を示す。
【図2】図2のは、図1のに示したXX方向におけ
る横断面図を示し、図2のBはその1部のマンホール部
の矢印方向から見た拡大平面図を示し、図2の
は、のYY方向における断面を横からみた断面図を示
す。
【図3】本発明における大型浄化槽における縦方向の凹
凸リブの断面図を示す。
【符号の説明】
1 浄化槽上槽部 2 浄化槽下槽部 3 フランジ 3' フランジ 4 凹凸リブ 4' 凹凸リブ 5 補強リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−137030(JP,A) 特開 平5−86208(JP,A) 特開 平5−287793(JP,A) 実開 平3−54799(JP,U) 実開 昭62−85588(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 45/00 - 45/84 C02F 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上槽部および下槽部より構成されるか或
    いは上槽部、下槽部およびそれらを連結する板状帯の中
    間槽部より構成される大型浄化槽であって、該大型浄化
    槽は、(1)少なくとも上槽部および下槽部は、メタセ
    シス重合触媒系の触媒成分を含有するメタセシス重合性
    環状オレフィンからなるモノマー液A(溶液A)とメタ
    セシス重合触媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス
    重合性環状オレフィンからなるモノマー液B(溶液B)
    とを混合し、その原料混合液を金型内に注入しその金型
    内において重合および架橋反応せしめることによって得
    られた架橋重合体成形品であって、(2)該大型浄化槽
    は、その浄化槽に設けられたマンホールの少なくとも1
    つのマンホール部の屈曲部の内側または外側には補強リ
    ブを有し、かつ該補強リブは下記形状特性(i)〜(i
    ii)を満足することを特徴とする大型浄化槽。 (i) 30≦P≦300 (ii) 3≦Q≦50 (iii)S≧2 (iv) N≧2 [但し、Pはマンホール部の内側に設けられた補強リブ
    の長さをミリ単位で示し、Qはその補強リブの平均高さ
    をミリ単位で示し、Sは補強リブの幅をミリ単位で示
    し、Nは1つのマンホール当たりに設けられた補強リブ
    の個数を示す。]
  2. 【請求項2】 該補強リブはその長さ方向が浄化槽にお
    いてほぼ垂直方向の角度を有して設けられている請求項
    1記載の大型浄化槽。
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