JPS61159409A - シクロオレフイン類の遅延ゲル化による重合方法,そのための組成物,および重合生成物 - Google Patents

シクロオレフイン類の遅延ゲル化による重合方法,そのための組成物,および重合生成物

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JPS61159409A
JPS61159409A JP60255160A JP25516085A JPS61159409A JP S61159409 A JPS61159409 A JP S61159409A JP 60255160 A JP60255160 A JP 60255160A JP 25516085 A JP25516085 A JP 25516085A JP S61159409 A JPS61159409 A JP S61159409A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1果上立札1北! 本発明は精製したノルボルネン型シクロオレフィン類、
特にジシクロペンタジェンのメタセシス(metath
esis)触媒系による塊状重合、ならびにジシクロペ
ンタジェンの重合単位を少なくとも50重量%含有する
熱硬化性の、実質的に架橋したポリマー組成物に関する
本明細書において用いるrノルボルネン型」という用語
は、他に特定しない限り、ノルボルネンまたはジシクロ
ペンタジェンの5員環のように変形した5員環構造を有
するシクロオレフィン類を意味する。
従来の技術 米国特許第4400340号明細書は、反応射出成形法
(以後は時によりRIMと称する)およびメタセシス触
媒系を使った熱硬化性の架橋したポリ(ジシクロペンタ
ジェン)の製造方法を開示している。
RIM法は2種以上の低粘度反応剤流の混合をともない
1次にこれらの混合流を金型内に射出してすばやく硬化
させることにより固体の不融性物体を形成する。
上記特許は、ハロゲン化タングステンまたはオキシハロ
ゲン化タングステンのようなメタセシス触媒系の触媒を
含有する1つの反応剤流、およびハロゲン化アルキルア
ルミニウムのようなメタセシス触媒系の活性剤(助触媒
)を含有するもう1つの反応剤流(これらの反応剤流の
うち少なくとも1つはジシクロペンタジェンを含有する
)を開示している。タングステン含有触媒は好適にはV
C]、SまたはWOCl4である。アルキルアルミニウ
ム化合物はトリアルキルアルミニウム、ジハロゲン化ア
ルキルアルミニウム、またはハロゲン化ジアルキルアル
ミニウム、もしくはこれらの混合物(ここで上記アルキ
ル基は1〜10個の炭素原子を含む)であり得る。
他の米国特許第4436858号、同第4469809
号、同第4481344号および同第4485208号
の各明細書は、2つの成分から成るメタセシス触媒を使
って高い衝撃強さと高い弾性率を有する熱硬化性ジシク
ロペンタジェンホモポリマーおよびジシクロペンタジェ
ンとシクロペンテンとのコポリマーを製造することを開
示している。熱硬化性ポリマー生成物はガソリン、ナフ
サ、塩素化炭化水素および芳香族炭化水素のような普通
の溶剤に溶解せず、また昇温下で低い流動性を有する。
米国特許第4002815号明細書は、ヨウ化ジアルキ
ルアルミニウム、ジヨウ化アルキルアルミニウム、また
はトリアルキルアルミニウム化合物と元素状ヨウ素との
混合物を使用して、シクロペンテンとジシクロペンタジ
ェンとのコポリマーを製造する溶液重合法を開示してお
り、このコポリマーは先に示した普通の溶剤に溶解する
。上記特許はさらに、ヨウ素を含まないトリアルキルア
ルミニウムおよびハロゲン化ジアルキルアルミニウムの
ような他のアルキルアルミニウム類が上記コポリマーを
製造するのに不適当であることを開示している。
米国特許第4426502号明細書は1反応混合物また
は反応射出成形系においてメタセシス触媒系を使用する
ことによるノルボルネン基を有する環式オレフィンの塊
状重合法を開始している。助触媒をアルコキシ基で変性
して重合時間を延長することも示されている。
米国特許第4458037号明細書は、触媒活性剤とし
て、ヨウ化ジアルキルアルミニウム、例えばヨウ化ジエ
チルアルミニウムを開示している。この活性剤はジヨウ
化アルキルアルミニウム、またはトリアルキルアルミニ
ウム化合物と元素状ヨウ素との混合物であってもよい。
上記特許はさらに。
ジシクロペンタジェン単位を含む架橋した熱硬化気泡ポ
リマーの製造方法を開示している。この方法によれば、
2つの反応剤流のうち少なくとも1つが発泡剤を含有し
、そして混合物は約り0℃〜約80℃の範囲の温度に加
熱される。
上記の同一特許は、ジシクロペンタジェンの重合用にオ
キシハロゲン化タングステンまたはハロゲン化タングス
テン(例えば六塩化タングステン)およびヨウ化ジアル
キルアルミニウムから成る2成分オレフインメタセシス
触媒を使用すると、発熱重合に先立つ架橋による早期ゲ
ル化が十分低く抑えられ、気泡ポリマーへの均一発泡を
可能にする重合反応が生ずることを開示している。
これらの既知メタセシス触媒重合において使用されるタ
ングステン含有触媒は、ジシクロペンタジェンモノマー
と共に溶解状態で存在するのが好ましい6タングステン
化合物は、それが未変性である場合、モノマーを急速に
重合するので、そのタングステン化合物はまず少量の溶
剤に懸濁されるべきである。溶剤はタングステン化合物
と反応してはならない。例えばハロゲン化タングステン
を使用する場合、その溶剤はハロゲン化に対して感受性
であってはならない。好適な溶剤の例はベンゼン、トル
エン、キシレン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンお
よびトリクロルベンゼンである。タングステン化合物の
濃度を溶液10当たり約0.1〜1.0モルとするよう
に十分な溶剤が添加されるべきである。
これらの既知方法では、タングステン化合物がアルコー
ル系またはフェノール系化合物を少量添加することによ
り可溶化される。好適なフェノール系化合物の例はフェ
ノール、アルキルフェノールおよびハロゲン化フェノー
ルであり、t−ブチルフェノール、t−オクチルフェノ
ールおよびノニルフェノールが最適である。タングステ
ン化合物対フェノール系化合物の好適なモル比は約1=
1〜約1=3である。この溶液は、有機溶剤中のタング
ステン化合物のスラリーにフェノール系化合物を添加し
、この溶液を攪拌し、その後乾燥不活性ガス流をこの溶
液に吹き込んで塩化水素を全て除去することにより調製
できる。別の方法として、リチウムフェノキシトまたは
ナトリウムフェノキシドのようなフェノールの塩を有機
溶剤中のタングステン化合物のスラリーに添加し、本質
的に全部のタングステン化合物が溶解するまでこの混合
物を攪拌し、そして析出した無機塩を濾過または遠心分
離により除くこともできる。これらの工程は全て水分お
よび空気の不在下に実施して触媒の失活を防ぐべきであ
る。
活性剤もジシクロペンタジェンモノマーと溶解状態にあ
るのが好ましい。
商業的に入手できるジシクロペンタジェンはエンド−D
 CP D (3a、4,7,7aテトラヒドロ−4,
7−メタノIH−インデン)である。エキソ異性体は市
販されていないが、同様に使用することができる。商品
等級において最高純度のモノマーである97重量%のジ
シクロペンタジェンは精製しないと重合反応に使用でき
ず、不純物が重合を阻害しないように精製されるべきで
ある。少なくとも低沸点留分は除去すべきである。この
ことは数%の炭素原子数4〜6の不飽和揮発分(すなわ
ち約90±3トル絶対圧力、100℃以下で蒸留される
揮発分)をストリッピングすることにより行われる。往
々にして、出発物質は分子ふるい、アルミナまたはシリ
カゲルのような吸着剤を用いてさらに精製することが望
ましい。水の存在は重合反応を妨げる(触媒系の触媒お
よび活性剤の両成分を加水分解する)ので、出発物質の
水含有量は約100pH1以下であるべきである。水は
減圧下での共沸蒸留により除くことができる。
これらの既知メタセシス触媒系において使用されるタン
グステン化合物/モノマー溶液の早期重合を抑えるため
に(さもないと数時間以内に重合が起こる)、タングス
テン化合物1モル当たり約1〜5モルのルイス塩基また
はキレート化剤が添加される。好適なキレート化剤には
アセチルアセトンおよびアセト酢酸アルキル(アルキル
基は1〜lO個の炭素原子を有する)が含まれる。好適
なルイス塩基はニトリルおよびエーテルであり1例えば
ベンゾニトリルおよびテトラヒドロフランである。タン
グステン化合物溶液の安定性および貯蔵寿命の改善は、
その錯生成物をフェノール系化合物の前または後のいず
れで添加しても必ず得られる。この触媒溶液に精製した
ノルボルネン型シクロオレフィン、例えばジシクロペン
タジェンを添加する場合、数ケ月の貯蔵寿命をもつ安定
な溶液が生成される。
これらの既知メタセシス触媒系において、誘導時間とは
触媒、活性剤およびモノマーの混合と発熱重合反応の開
始を示す発熱との間の時間である。
未変性の活性剤/モノマー溶液を触媒/モノマー溶液と
混合すると、重合が自発的に且つすみやかに起こって、
ミキシングヘッド内でポリマーを硬化させるであろう。
重合の開始は活性剤/モノマー溶液に反応速度調節剤を
加えることにより遅らせることができる。アルキルアル
ミニウム化合物用の反応速度調節剤としてエーテル、エ
ステル、ケトンおよびニトリルが作用する。誘導時間は
使用する反応速度調節剤の量を変えることにより制御さ
れる。これらの既知触媒系において、アルキルアルミニ
ウム対調節剤の好適なモル比は約1:1.5〜約1=5
である。
誘導時間はまた温度に依存する。反応を実施する温度が
高められると、誘導時間は短縮されるであろう。その結
果、一層高い反応温度で制御された誘導時間を保つため
には、例えば適当な変性剤の適量を選択することにより
、触媒活性がより劣ったメタセシス触媒系を使用すべき
である6熱硬化ポリマーは高い衝撃強さを持つことが望
ましいばかりでなく、それはまた容易に合成され且つ成
形されることが望ましい6反応射出成形法は全型内重合
によりこの2番目の目的を達成する。
特定のポリマーに使用するRIM系にとって、いくつか
の必要条件を満たさねばならない=1)個個の反応剤流
は安定であり且つ周囲条件下に適切な貯蔵寿命をもたね
ばならない;2)早期ゲル化またはミキシングヘッド内
での硬化を起こすことなく十分に反応剤流を混合できね
ばならない;3)金型内に射出するとき、材料が迅速に
固体系に硬化されねばならない;および4)充填剤、安
定化剤、顔料などの添加剤はどれも材料が硬化する前に
添加されねばならない。選択される添加剤は重合反応を
妨害してはならない。
従来の刊行物に記載された適切な添加剤には充填剤、顔
料、抗酸化剤、光安定剤、可塑剤および高分子変性剤が
含まれる。例えば上記の米国特許第4436858号明
細書は可塑剤の使用について述べている。添加剤にとっ
ては、金型内に射出する前に触媒系の流れの1つまたは
両方と混合できることが望ましい。強化剤もまた反応剤
流を装填するに先立って金型キャビティへ装填すること
ができる。ただし、その強化剤は反応剤流がそれらの回
りを容易に流動して金型の残りの空隙を満たすことがで
きるようなものである。添加剤は触媒活性に悪影響を及
ぼさないことが必須条件である。
米国特許第4400340号明細書の実施例26〜33
に示されるように、ミルドグラス、ウォラストナイ 。
ト(珪灰石)、雲母、カーボンブラック、タルクおよび
炭酸カルシウムのような強化剤または充填剤はほんの少
しだけ耐衝撃性を犠牲にし且つ重合反応速度に認めうる
程度の悪影響を及ぼすことなしに、ポリマーの曲げ弾性
率を増大させることが知られている。約0〜75重量%
の添加剤を配合することができる。
すでに発行された特許、特に上記の米国特許第4400
340号明細書は、触媒系の成分を組合せる場合、得ら
れるシクロオレフィン(例えばジシクロペンタジェン)
対タングステン化合物の比はモル基準で約500 : 
1〜約1500 : 1.好まくしは2000 :1で
あるべきであり、そしてジシクロペンタジェン対アルキ
ルアルミニウムの比はモル基準で約100:l〜約20
00 : 1、好ましくは約200 : L〜約500
:1であるべきであると開示している。
これらの特許による好適な触媒系成分の組合せでは、タ
ングステン化合物の最終濃度が0.007モルとなるよ
うに、上記のごとく調製した0、5モルタングステン含
有触媒溶液に十分量のジシクロペンタジェンを添加する
。これはジシクロペンタジェン対タングステン化合物の
比が1000 : 1に相当する6また、上記のごとく
調製した塩化ジエチルアルミニウム(Et2AICI)
溶液に十分量のジシクロペンタジェンを添加して、0.
048Mのアルキルアルミニウム濃度を得る。これはジ
シクロペンタジェン対アルキルアルミニウムの比が15
0 : 1に相当する。これら2つの流れを1:1の比
で混合すると、ジシクロペンタジェン対タングステン化
合物の最終比は2000:]となり、ジシクロペンタジ
オン対アルキルアルミニウムの最終比は300 : 1
となり、そしてタングステン化合物対アルキルアルミニ
ウムの最終比は約1ニアとなるであろう6 例示した組合せは成形品を作り得る最低触媒レベルを示
したものではなく、この系に存在する不純物が若干の触
媒成分を消費する場合に過剰の触媒を提供する実際上の
レベルであると記述されている。米国特許第44003
40号明細書は、より高いアルキルアルミニウムレベル
が費用と残留塩素レベルを増大させるばかりでなく、満
足のゆく硬化をもたらさないであろうと指摘している。
引裂■抵抗、剛性、残留臭気および表面特性などの良好
な性質を有する実質的に架橋したポリマー製品が製造さ
れると述べられている広範囲のアルキルアルミニウム活
性剤/タングステン触媒配合物が開示されている。
既知の2成分系メタセシス触媒法による熱硬化性ジシク
ロペンタジェンホモポリマーの平均残留モノマー含有量
がその商業上の用途を大いに制限してきたことは、例え
ば米国特許第4481344号明細書の開示により知ら
れている。
この平均残留モノマー含有量を減少させる1つの方法が
上記の米国特許に示されており、この特許はRIM反応
剤流の一方にハロゲン含有ヒドロカルビル添加剤を加え
ることを提案している。
最初に連鎖形成を促進し、且つ発熱(モノマーのポリマ
ーへの変換を伴う)に先立フモノマーの架橋およびその
結果としてのゲル化の早期出現を遅らせるために1重合
反応を制御する手段が提供されるのが望ましいだろう。
RIM法において、このような早期ゲル化は金型への反
応組成物の迅速な注入を妨げ、架橋の均一性を妨げ、そ
して成形品内に気泡を形成させる。気泡ポリマーの製造
の場合には、ポリマー内での気泡の均一形成が阻害され
る。
既知方法はどれも、架橋の早期出現を遅らせる重合反応
の諸要因をオペレータが認めうる情報を提供していない
従来の刊行物は、先に示したように、モノマー変換用の
過剰触媒の適切なレベルが、タングステン化合物対アル
キルアルミニウム化合物の最終モル比を約1ニアに(ま
たはアルキルアルミニウム化合物対タングステン化合物
のモル比を約7:1に)保つことにより得られると単に
指摘しているにすぎない。
明が解決しようとする間p点 本発明によれば、メタセシス触媒系のモノマー可溶性ま
たは溶剤可溶性タングステン化合物触媒およびアルキル
アルミニウム化合物活性剤を使用することによるノルボ
ルネン型シクロオレフィンの重合方法は、その活性剤が
2つの成分、すなわち第1成分としてのトリアルキルア
ルミニウム化合物または塩化ジアルキルアルミニウム、
および第2成分としてのヨウ化ジアルキルアルミニウム
から成る点に特徴があり、それにより重合反応の発熱が
架橋を進行させるようになるまで連鎖形成が選択的に促
進される。
本発明方法においては、架橋の出現が重合反応の最も望
ましい段階へと延期される。その結果はより効果的な混
合であり、より迅速な金型への移行であり、気泡形成の
阻止であり、且つより均一に架橋されたポリマーである
気泡ポリマーに対しては本発明方法を発泡剤と共に使用
することにより、米国特許第4458037号明細書に
記載のポリマーよりも、発泡後に高度に架橋された構造
を形成し且つクリープ抵抗および圧縮強さなどのより望
ましい最終性質を有する均一な気泡ポリマーを製造する
ことができる。
好適しこけ、オレフインメタセシス触媒系の3つの成分
、すなわち2つの型の活性剤および遷移金属触媒、なら
びにモノマーは反応組成物の基礎をなし、2つの別々の
反応剤流の形を取り、通常反応射出成形機のミキシング
ヘッド内で混合され。
その後金型内に射出され、そこで固体の不溶性架橋ポリ
マーへと硬化される。
さらに好適には、アルキルアルミニウム(全アルミニウ
ム含有量基準)対タングステン化合物のモル比は約2=
1〜2.75:1であるにもかかわらず、上記のような
適切な活性剤が使用されるときには2:1〜4:1のモ
ル比で早期架橋の満足すべき制御が得られる。
残留モノマーの量が比較的少ないノルボルネン型シクロ
オレフィン架橋ポリマー組成物を、追加の成分を必要と
することなく製造する手段を提供することが望ましいで
あろう。従って本発明によれば、メタセシス触媒系のタ
ングステン化合物触媒および塩化ジアルキルアルミニウ
ム活性剤を用いてノルボルネン型シクロオレフィンを重
合させ、それにより低残留モノマーのポリマー製品を製
造する方法は活性剤対触媒の比が約2:1〜約4=1で
ある点に特徴がある。
上記のような好適な2成分系活性剤の組合せを使用せず
、単一の活性剤を使用する場合、活性剤対触媒の好適な
比は約2=1〜約2.75:1であり、この場合約0.
3〜1.5重量%の残留モノマーが生ずる。2成分系活
性剤を使用する場合は、その比が早期ゲル化の制御のた
めに用いた活性剤対触媒の比と偶然にも正確に一致し、
その結果2成分系活性剤による効果的なゲル化制御はさ
らに残留モノマーをも効果的に減少させる。
好適には、活性剤対触媒比約2=1〜約4=1を使用し
て低残留モノマーのポリマー製品を製造する本発明方法
は、その反応組成物がパ約1716〜約178インチ″
のミルドグラスファイバー、ニコ・カンパニー(Nyc
o Company)からNYAD Gという商橿名で
市販されている粒径が3.5 X 70ミクロンのウオ
ラストナイト(Ilollastonite)粒子、ま
たは高分子量のポリエチレン粒子(例えば製品301)
を含有する点に特徴がある。
このような微細粒子はシクロオレフィン重合に対して実
質的に化学的に不活性であり、ポリマーの物理的性質を
改善するために通常使用される広範囲の充填剤から選択
することができる。そしてこの種の粒子は重合の際に生
じた熱を吸収することにより重合の最高温度を低下させ
る冷却用放熱子として作用すると考えられる。この作用
は触媒の活性寿命を延長するので一層少量の残留モノマ
ーを残存させ、さらに活性剤対触媒比が約2=1〜約4
:1であるという点に特徴がある。
上記のような好適な2成分系活性剤の組合せを使用せず
、単一活性剤を使用する場合、約0.3〜1.5重量2
の残留モノマーを生ずるのに適する活性剤対触媒の比は
約2:1〜約2.75:1である。これらの不活性粒子
は本明細書では「冷却用放熱材料」と称される6 反応組成物中の冷却用放熱材料の有効量は1例えば10
〜20重量%の“l/8インチ″ミルドグラスファイバ
ー、ウオラストナイト粒子または高分子量ポリエチレン
粒子であり得る。それらは金型へ射出する前に触媒系の
流れの一方または両方と混合される。
この種の材料は、活性剤対触媒比約3:1で使用する場
合、残留モノマーの量を0.43〜1.81重量%に低
下させるであろう。残留モノマーの割合が低下するにつ
れて、製品の性質が改善される;特に、潜在的悪臭が大
部分の人間の嗅覚により感知できない程度に減少する。
1点を解決するための手 他に特定しない限り、本明細書で使用する材料の百分率
は重量基準であり、「溶剤」はモノマーまたは触媒を容
易に溶解する液体を意味する。
好適な反応剤/活性剤溶液はジシクロペンタジェン;ト
リアルキルアルミニウム化合物およびヨウ化ジアルキル
アルミニウム(各アルキル基は直鎖状または分枝鎖状で
あり、5〜10個の炭素原子を有する)、これらのアル
キルアルミニウム化合物はジシクロペンタジェン対アル
キルアルミニウムのモル比約80=1〜約1300:1
、より好適には約80=1〜約800:1で存在する:
およびビス(2−メトキシエチル)エーテル、アルキル
アルミニウム対ビス(2−メトキシエチル)エーテルの
モル比は少なくとも1:0.5、より好適には約1=1
〜約1:4;から成る。
トリアルキルアルミニウム化合物対ヨウ化ジアルキルア
ルミニウムの比は約1.5:1〜約6=1である。2成
分系活性剤の第1成分は好適にはトリオクチルアルミニ
ウムまたは塩化ジオクチルアルミニウムであり、最適に
はトリーローオクチルアルミニウムである。そしてヨウ
化ジアルキルアルミニウムは好適にはヨウ化ジオクチル
アルミニウムである。
最大の効果を上げるためには、ビス(2−メトキシエチ
ル)エーテルがトリアルキルアルミニウムを添加する前
のモノマーまたはモノマー混合物に添加される。
好適な触媒組成物はwCIGに制御しながら酸素供与体
を添加することにより調製され、その組成物は約10〜
75モル%のwocl、と約25〜90モル%のWCI
、との混合物である。酸素供与体は湿潤N2ガス。
水和無機塩(例えばFeSO4・7N20)またはアル
キルアルコール(例えばt−ブタノール)でありうる、
酸素供与体の好適な割合はタングステン1モル当り約0
.5モルである。
好適な実施態様では、酸素供与体として水蒸気を含む担
体ガス(例えば窒素)のガス状混合物が、不活性雰囲気
下にトルエンのような溶剤中のVCIG触媒前駆体の攪
拌混合物に添加される。担体ガスと水蒸気とのガス状混
合物は、乾燥担体ガスを導入される水および溶剤の容器
から混合容器内の溶剤表面のすぐ下またはすぐ上の位置
に運ばれる。
水の量を触媒前駆体の量に比例させることにより。
その触媒前駆体への水からの酸素添加を制御して触媒生
成物を作る。供給容器中に最初に存在する水の量は、混
合容器中の触媒前駆体の量に比例する。水対ICIG触
媒前駆体のモル比は0.25〜0.75であるのが好ま
しい。水蒸気に過度に露出させておくと触媒生成物の失
活が起こるかも知れない。それ故、これらの副生物の形
成を最小限に抑えるために、注意してこの反応を制御す
る必要がある。
フェノール系化合物およびアセチルアセトン(acac
)は、シクロオレフィン中でこの触媒系を可溶化し且つ
安定化するために加えられる。この方法で製造した触媒
は、シクロオレフィン対触媒比14000 : 1のよ
うな高い比でDCPDのごときノルボルネン型シクロオ
レフィンを重合するのに有効である。
反応剤溶液はさらに約20%までの1種またはそれ以上
のメタセシスー重合可能なノルボルネン型シクロオレフ
ィンコモノマーを含有してもよい。
好適には、本発明方法において使用するシクロオレフィ
ン反応組成物は少なくとも50重量%、より好適には8
0重量%のDCPDを含む。最適には、特に気泡を含ま
ない成形固体ポリマーの製造の場合、その重合混合物は
発泡剤不合基準で約88〜98%の多環式オレフィンモ
ノマーを含む。また好適には。
重合容液はモノマーまたはモノマー混合物の重量基準で
約10%までのエラストマーを含有する。
エラストマーの添加は反応剤溶液の粘度を高め、且つ最
終熱硬化ポリマー製品の耐衡撃性を改善する。一定量の
エラストマーは不活性雰囲気下でトルエンのような溶剤
中のWCI、触媒前駆体の攪拌混合物に添加される。そ
の量はモノマーまたはモノマー混合物の重量基準で約3
〜約10%であるのが好ましい。エラストマーの例とし
ては天然ゴム、ブチルゴム、ポリイソプレン、ポリブタ
ジェン、ポリイソブチレン、エチレン−プロピレンコポ
リマー、スチレン−ブタジェン−スチレントリブロック
ゴム、ランダムスチレン−ブタジェンゴム、スチレン−
イソプレン−スチレントリブロックゴムおよびエチレン
プロピレンジエンターポリマーが含まれる。
組成物の製品密度は若干の充填剤を含む約1.2g/m
Qから約0 、04g/mQまでの間で変化しうる。
重合ジシクロペンタジェンは炭素−炭素不飽和結合を含
むので、酸化をうけやすいかも知れない。
この製品は約2.0重量%程度のフェノール系またはア
ミン系抗酸化剤を配合することにより保護することがで
きる。好適な抗酸化剤には2,6−ジーt−ブチル−P
−クレゾール、N、N’−ジフェニル−ρ−フェニレン
ジアミンおよびテトラキス[メチレン(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)]メタンが含
まれる。抗酸化剤はいずれか一方または両方の流れに添
加することができるが、触媒/モノマーの流れの方に配
合することが好ましい。
気泡構造の製品を製造する場合には、反応流に発泡剤を
配合することができる。反応射出成形法または関連方法
において用いられる慣用発泡剤はどれも使用できるが、
メタセシス触媒の活性を減じたり、あるいはその触媒に
悪影響を及ぼすものであってはならない。好適な発泡剤
には低沸点有機化合物(すなわち1周囲条件下に液体で
あるが重合条件下に揮発する化合物)および不活性ガス
が含まれる。代表的な低沸点有機化合物は炭化水素(例
えばペンタンおよびヘキサン)およびハロゲン化炭化水
素(例えば塩化メチレン、トリクロルフルオルメタンお
よび1,1.2−)−シクロルー1.2.2−トリフル
オルエタン)を含む6代表的な不活性ガスは窒素、アル
ゴンおよびフッ素化炭化水素(例えばジクロルージフル
オルメタンおよび1,2−ジクロル−1,1,2,2−
テトラフルオルエタン)を含む。
発泡剤はいずれか一方または両方の反応流に配合される
か、または別のモノマー流に添加される。
配合される発泡剤の量は、モノマーの重量基準で約2〜
約30%、好適には約4〜約20%である6使用する発
泡剤の量が多ければ多いほど、製造される最終気泡架橋
ポリマーの密度は減少する。
本発明の気泡架橋ポリマーはRIM法または関連方法で
製造し成形することができる。メタセシス触媒系の2成
分をモノマーおよび発泡剤と別々に混合して、2つの適
当な溶液を作り、それらを別々の容器に入れる。これら
の容器は個々の流れの供給源を提供する。2つの流れは
RIM機のミキシングヘッドのような1つの場所で混合
され。
その後重合反応を行う金型内に射出される。
気泡の大きさをより小さく且つより均一にするために、
界面活性剤のような気泡安定剤を添加することができる
。これは一般に気泡安定剤を含まない場合よりも独立気
泡のパーセントが高い発泡体の形成をもたらす。気泡の
大きさが小さくて均一であると、一般に曲げ弾性率、耐
衝撃性および圧縮強さなどの改善された性質が発泡体に
もたらされる6独立気泡の数が多いと、断熱材などの多
数の用途に適する6 フッ素化アルキルメタクリレートコポリマー、例えばミ
ネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング
・カンパニー(Minnesota Miningan
d Manufacturing Company)か
らFC−740およびFC−432という商標名で市販
されているフッ素化アルキルメタクリレートコポリマー
界面活性剤は、大きさが均一で小さい気泡を十分に分散
して有する発泡体を製造するための気泡安定剤として使
用できる。フッ素化アルキルメタクリレートコポリマー
から成るその他の類似の界面活性剤も有効である6高分
子界面活性剤の分子量はその気泡安定力に影響を及ぼさ
ないと考えられるので、分子量に対する制限は、それが
希釈剤としての不活性溶剤をはなはだしく大量に必要と
するほどの高分子量ではないということのみである。
さらに、界面活性剤を溶解する溶剤は重合を妨害または
阻害するものであってはならない。添加される界面活性
剤の量はジシクロペンタジェンモノマーの量の約0.1
〜約1.0%であるべきである。
界面活性剤は触媒/モノマー流または活性剤/モノマー
流のいずれかに添加し得る。界面活性剤はモノマー流を
攪拌下に発泡させるためにより低い密度を有するので、
両方の流れが同じ密度を有するように両方の流れに界面
活性剤を添加するのが好適である。
ポリウレタンフォームの製造において通常使用されるポ
リシリコーンおよびポリエーテルのグラフトコポリマー
またはブロックコポリマーのような界面活性剤、および
グリセリルジオレエート、ポリオキシエチル化t−オク
チルフェノール、ポリエチレングリコール300ジラウ
レート、n−オクチル硫酸ナトリウム、アルキルトリメ
チルアンモニウム塩、ポリソルベート、アルカノールア
ミドおよびパーフルオルアルキルポリエーテルのような
多数の慣用界面活性剤は本発明方法の気泡安定剤として
役に立たない。
次の実施例1〜8は1本発明方法において重合前にモノ
マーに充填剤/冷却用放熱子を添加することにより、ポ
リDCPD中の低残留モノマーを得ることについて示す
グローブボックス内の電磁撹拌棒を備えた慣用びんの中
に、vcl、 0.0375モルおよびす0C140,
0125モルを入れ、その後びんに栓をして取り出した
。ノニルフェノール11.05 g (0,050モル
)を慣用びんの中に入れ、栓をして窒素を散布し、その
後このノニルフェノールを窒素下にNaバ合金から蒸留
したトルエン100mQ中に溶解した。この溶液をタン
グステン塩に加え、全混合物を攪拌して1時間乾燥窒素
を散布した。次に、シリンジを使ってアセチルアセトン
lo、oog(0,10モル)を加え、この混合物は窒
素を散布しながら一晩攪拌してMCIガスを除いた。そ
の後トルエンを加えて溶液の体積をもとのレベルに戻し
、0.50M溶液を調製した。
2−メトキシエチメエーテル13.4g(0,100モ
ル)を、窒素を散布した慣用びん中の精製ジシクロペン
タジェン42.4rsQに加えた。この溶液にシリンジ
を使ってトリーn−オクチルアルミニウム31.16 
g (0,085モル)を加えた。次に、この溶液にシ
リンジを使ってヨウ化ジ−n−オクチルアルミニウム5
.70g(0,015モル)を加えた。この混合物を窒
素下に十分混合してアルキルアルミニウム活性剤の1.
00M溶液を得た。
x1遼ル−主 実施例3〜8の各々において、標準RIM機を使用する
RIM@により重合ジシクロペンタジェンを製造した。
以下の記載は成形方法を示す。最初にRIM機のタンク
を閉じて乾燥窒素雰囲気により不活性化した。2個のタ
ンクに所望量のジシクロペンタジェンモノマーを装填し
た。これらのタンクはRIM機の異なる側面に配置した
:すなわち、A側のタンクには活性剤混合物を添加し、
B側のタンクには触媒溶液を添加した。所望により、ジ
シクロペンタジェンモノマー中にゴムを予め溶解しても
よい。また、所望により固体充填剤を添加してもよい。
十分量の1.00Mアルキルアルミニウム活性剤溶液を
Aタンクに加えて、アルキルアルミニウム活性剤の濃度
を0.0207Mとした。
十分量の0.50Mタングステン触媒溶液をBタンクに
加えて、モノマー中のその濃度を0.00690Mとし
た。移し換えは全てこの系内への酸素、または湿気の流
入を排除するやり方で行った。これらの溶液はそれぞれ
のタンク内で十分に混合した。
活性剤溶液(A流)と触媒溶液(B流)との混合は、標
準インピンジメント(impingement)型RI
Mミックスヘッドを使って実施した。活性剤/モノマー
溶液対触媒/モノマー溶液の比は1:1であった。イン
ピンジメント混合はこれら両方の溶液を直径が0.03
2インチのオリフィスを約80mQ/秒の流速で通過さ
せることにより実施した。これは約1000psiのボ
ンピング圧力を必要とした。
得られた混合物は、50℃〜60℃に加熱した金型へ直
接流し込んだにの金型はアルミニウム製であってクロム
めっきが施されていた。この金型は厚さがIOインチ×
10インチ×178インチのプラーク(平板)サンプル
を形成する平形キャビティを有していた。金型を密閉し
ておくために1.5トンの締付力を加えた。金型に充填
した後1分以内で重合サンプルを取り出した。
実施例3では、6重量%のスチレン−ブタジェンゴム〔
ステレオン(Stereon)720A、 B、F、グ
ツドリッチ社〕を添加して成形方法を行った6触媒/モ
ノマー溶液および活性剤/モノマー溶液の両方に等量ず
つを添加することにより1種々の無機充填剤をジシクロ
ペンタジェンポリマーに配合した。
実施例4では、20%の1/16インチミルドグラス(
OCF 737A、オーエンス・コーニング社)を含有
スるサンプルが作られた。これらのサンプルは、最初に
触媒/モノマーおよび活性剤/モノマーの両温液中でミ
ルドグラスをスラリー化することにより製造した。その
他の点では、これらの溶液は実施例3で用いたものと同
一であった。実施例5では、20重重量のウオラストナ
イトを含む組成物が、この充填剤を実施例3に記載のも
のと同一の配合物に添加することにより作られた。実施
例6は実施例3と同じ方法であったが、配合物に10重
量%のハイ−ファックス(Hi−fax) 1900が
加えられた。
実施例7は実施例3と同じ方法であったが、金型キャビ
ティの厚さが10インチXIOインチ×174インチで
あった。実施例8は実施例4と同じ方法であったが、金
型キャビティの厚さがIOインチ×10インチ×174
インチであった。各々の場合に固体の不溶性ポリマーが
作られた。各実施例についての各種データを下記の表1
に示す。
表1上  ノプラーク の  DCPDモノマーに支す
る   Jの彰饗3  なし            
l/8インチ  1.62%4  ミルドグラス  2
0    1/8インチ  1.10%5  ウォラス
ナイト 20    1/8インチ  1.14%7 
 なし            1/4インチ  0.
96%8  ミルドグラス  20    1/4イン
チ  0.63%実施例9および10はモノマーの予備
発熱ゲル化を示す。
去l史主 ttcli対wOC14のモル比が1:1であるタング
ステン触媒のO,1M溶液を使用した。窒素下にNa/
に合金から蒸留されたトルエン100m1liにノニル
フェノール2.21 g (0,01モル)を溶解した
ものを加え、この混合物を窒素散布下で1時間攪拌した
。次に、アセチルアセトン2.00 g (0,02モ
ル)をシリンジにより加え、この混合物を窒素散布下に
一晩攪拌してHCIガスを除いた。
重合反応は、予め窒素を散布しておいたキャップ付きの
10m12バイアル中で行った。バイアルキャップは、
窒素を流入させるためのガス管、モノマー混合物を導入
するための導管1重合反応中のサンプルの発熱を測定す
るための熱電対リード線、および重合反応中のサンプル
の粘度を測定するためのデジタル式ブルックフィールド
型粘度計のスピンドルをそれぞれ収容する5つの小さな
孔を有していた。
触媒/モノマー溶液は、窒素下にDCPD 10.0g
および0.1M触媒溶液0.76111111を混合す
ることにより調製した。活性剤/モノマー溶液は、窒素
下にDCPDlo、0 g、トルエン中の塩化ジエチル
アルミニウム0.63M溶液、およびブチルエーテル0
.15gを混合することにより調製した。
DCPDの重合は、サンプル用バイアルに接続されたT
形管を通して触媒/モノマー溶液および活性剤/モノマ
ー溶液各々4 、0m1Jずつを同時に注入することに
より実施した。2つの溶液の混合はT形管内で2つの流
れを互いに衝突(インピンジメント)させることにより
行った。短時間の誘導期間後、モノマーの粘度は100
000センチボイス以上に急激に増加した。その後激し
い発熱が観察され、固体の不溶性ポリマーが形成された
。ゲル化までの時間、発熱までの時間、および総発熱を
表2に示す。
去!ml主 本実施例では実施例9の方法を行ったが、活性剤/モノ
マー溶液を調製するために、塩化ジエチルアルミニウム
およびブチルエーテルの代りにDCPD中のトリオクチ
ルアルミニウムおよびメトキシエチルエーテルの1.1
2M溶液0.20mρを使用した。
固体に不溶性ポリマーが形成された。その結果を表2に
示す。
実施例11 本実施例は塩化ジエチルアルミニウムとヨウ化ジエチル
アルミニウムとの混合物を使用することにより、モノマ
ーのゲル化を遅らせることについて示す。
実施例9の方法を行ったが、活性剤/モノマー溶液を調
製するために、塩化ジエチルアルミニウム0 、63m
Qの代りにトルエン中の塩化ジエチルアルミニウム0.
36M溶液0.57m12およびトルエン中のヨウ化ジ
エチルアルミニウム0.42M溶液0.054mflを
使用した。固体の不溶性ポリマーが得られた。ゲル化ま
での時間、発熱までの時間、およびサンプルの発熱を表
2に示す。
実施例12 本実施例はトリオクチルアルミニウムとヨウ化ジエチル
アルミニウムとの混合物を使用することにより、モノマ
ーのゲル化を遅らせることについて示す。
実施例9の方法を行ったが、活性剤/モノマー溶液を調
製するために、塩化ジエチルアルミニウムおよびブチル
エーテルの代わりにDCPD中のトリオクチルアルミニ
ウムが0.34M、ヨウ化ジエチルアルミニウムが0.
06M、およびメトキシエチルエーテルが0.40Mで
ある溶液0.4”1mQを使用した。固体の不溶性ポリ
マーが得られた。ゲル化までの時間、発熱までの時間、
およびサンプルの発熱を表2に示す。
実施例13では、メトキシエチルエーテル対アルミニウ
ムの最終比が3=1となるように十分量のメトキシエチ
ルエーテルを加えた。
実施例13 実施例13は実施例9の方法を行ったが、活性剤/モノ
マー溶液を調製するために、塩化ジエチルアルミニウム
およびブチルエーテルの代わりにトルエン中トリオクチ
ルアルミニウムが0.36M、ヨウ化ジオクチルアルミ
ニウムが0.063M、およびメトキシエチルエーテル
が0.42Mである溶液0.54mQを使用した。固体
の不溶性ポリマーが得られた。
ゲル化までの時間1発熱までの時間、およびサンプルの
発熱温度を表3に示す。
戎−且 D CP D         60.5  ミリモル
タングステン触媒    0.0303ミリモルEt、
AICI (オクチル)、Al       O,0773ミリモ
ルEt、 AII (オクチル)2AII      ’0.0136ミリ
モルブチルエーテル メトキシエチルエーテル 0.0909ミリモルゲル化
までの時間    24  秒 発熱までの時間     26  秒 発熱    156℃ 実施例9〜13において製造された固体不溶性ポリマー
は実質的に架橋されており、そしてノツチ付アイゾツト
衝撃強さ少なくとも1.5フィート−ボンド/ノツチ;
室温(約70°F)での曲げ弾性率少なくとも1500
00psi ;およびポリマーを100’Cで2時間ト
ルエン中に浸漬した後のゲル膨潤百分率約200%以下
を有していた。
実施例14は気泡ポリマーの製造において使用される活
性剤調製物について示す。
失傭例14 使用した触媒は、先に製造したWCI、 /WOCl4
の1=1モル混合物であった。トリオクチルアルミニウ
ム(TNOA)が1.06M、ヨウ化ジエチルアルミニ
ウム(DHAI)が0.19M、およびメトキシエチル
エーテルが1.25Mであるアルキルアルミニウム活性
剤溶液 ′は、ジシクロペンタジェン157.3mQ中
にメトキシエチルエーテル85.0g、 TNOA 1
96.1gおよびDEAI20.00 gを溶解するこ
とにより調製した。この時のTNOA : DIEAI
 :メトキシエチルエーテルのモル比は0.85 : 
0.15 : 1.00であった。
実施例15〜19は、ジシクロペンタジェンモノマーの
気泡ポリマーが触媒活性剤としてヨウ化ジエチルアルミ
ニウムとトリオクチルアルミニウムとの混合物を使用す
ることにより形成される小規模製造を示し、この場合ジ
シクロペンタジェンモノマーはさらに6重量%のスチレ
ン−ブタジェンゴムを含有していた。
実施例14.15.19.20および22で使用したフ
ッ素化アルキルメタクリレートコポリマー界面活性剤は
、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリ
ング・カンパニーにより製造されたFC−740であっ
た。
実施例15 触媒/モノマー溶液は、0.1M触媒溶液3.8mQと
共にスチレン−ブタジェンゴム3.0gを予め溶解させ
たDCPo 50g、トリクロルフルオルメタン2.5
 g 。
およびフッ素化アルキルメタクリレートコポリマーo、
so gを窒素下で混合することにより調製した。
活性剤/モノマー溶液は、1.25Mアルキルアルミニ
ウム活性剤溶液1.45m<1と共にスチレン−ブタジ
ェンゴム3.0gを溶解させたDCPo 50g、トリ
クロルフルオルメタン2.5g、およびフッ素化アルキ
ルメタクリレートコポリマーo、so gを窒素下で混
合することにより調製した。
触媒/モノマー溶液および活性剤/モノマー溶液はその
後窒素下ですみやかに混合した。この混合物を排気した
金型内にすみやかに注入して気泡ポリマーへと重合させ
た。
失凰鼠上旦 実施例15の方法を行ったが、発泡剤として10%のト
リクロルフルオルメタンを使用し、0.5%のフッ素化
アルキルメタクリレートコポリマー界面活性剤を使用し
、そしてアルキルアルミニウム活性剤溶液1.16mρ
を使用して活性剤/モノマー溶液を調製した。
スフJII17 実施例15の方法を行ったが、発泡剤として7%のトリ
クロルフルオルメタンを使用し、アルキルアルミニウム
活性剤溶液1.40m12を使用して活性剤/モノマー
溶液を調製した。
一溶液を調製した。
叉胤叢上旦 実施例16の方法を使用したが1発泡剤として15%の
塩化メチレンを使用し、アルキルアルミニウム活性剤溶
液1 、06mQを使用して活性剤/モノマー溶液を調
製した。
表4は重合反応混合物を示し、これらの混合物から実施
例14〜19において発泡生成物を製造した。
叉瀝例20 本実施例は反応射出成形法による気泡架橋ジシクロペン
タジェンポリマーの合成の好適な具体例を示し、この場
合触媒系はトリオクチルアルミニウム(TNOA)とヨ
ウ化ジエチルアルミニウム(DEAI)との混合物によ
り活性化された。
予め密閉して窒素で不活性化した2ガロン容積の2個の
タンクに、6重量%のランダムスチレン−ブタジェンゴ
ムを含有するDCPDを装填した。一方のタンクにキシ
レン中のW(:IJソノニルフェノールアセチルアセト
ン触媒(これらのモル比1:1:2)を十分に加えてD
CPD :タングステン触媒比100重量部を得た。次
に、別のタンクにトリオクチルアルミニウム:ヨウ化ジ
エチルアルミニウム:メトキシエチルエーテル溶液(こ
れらのモル比0.85:0.15:1、O)を十分に加
えてDCPD ニアルミニウム比1000 :2.4を
得た。各々のタンクにフッ素化アルキルメタクリレート
コポリマー界面活性剤を加えて、DCPo 100重量
部あたり0.5重量部の濃度とした。その後、各々のタ
ンクに塩化メチレンを加えて、 DCPD 100重量
部あたり5.0重量部の濃度とした。全ての移し換えは
この系内への酸素または湿気の侵入を防ぐやり方で行っ
た。それぞれのタンク内の材料は十分に混合した。
2個のタンクの成分は標準インピンジメント型RIMミ
ックスヘッド内で混合した。活性剤/モノマー溶液対触
媒/モノマー溶液の比は1:1であった。インピンジメ
ント混合は両方の溶液を直径が0.032インチのオリ
フィスを約80mA/秒の流速で通過させることにより
実施した。これは約500psi= 1000psiの
ボンピング圧力を要した。
得られた混合物は、約35℃〜70℃に加熱された金型
内に直接注入した。この金型は厚さが8インチ×8イン
チ×378インチのプラークサンプルを形成する平形キ
ャビティーを有していた。反応剤は密閉金型内ですみや
かに重合し、反応は実質的に約1分またはそれ以下で完
了した。金型を開いて、密度が0.55g/ccの気泡
架橋ポリDCPDを取り出した。
実施例21 触媒/モノマー溶液はDCPD 400g、0.1Mタ
ングステン触媒溶液30.7m12、シリカ2g、およ
びトリクロルフルオルメタン57gを窒素下に混合する
ことにより調製した。
活性剤/モノマー溶液はDCPD 390g、スチレン
−ブタジェンゴム39 g 、 DCPo中のDEAC
の0.825M溶液5.49mQ、 DCPo中のDH
AIの0.45M溶液15.5mLおよびトリクロルフ
ルオルメタン56gを窒素下に混合することにより調製
した。
その後、触媒/モノマー溶液171.4gおよび活性剤
/モノマー溶液188.6 gを合わせて窒素下に混合
し、金型内に注入した6約1分後混合物は重合および発
泡を開始して気泡架橋ポリマーを形成した。発泡体の最
終密度は0.034 g /ccであった。
本実施例で使用したシリカはキャボノト社で製造された
Cab−o−sil EH−5であった。
ヌ施例22 触媒/モノマー混合物はDCPD 100g 、 5D
P−760ポリエチレン粉末(SDP−760、アルコ
ケミカル社)10g、塩化メチレン10g、 フッ素化
アル、キルメタクリレートコポリマー界面活性剤0.5
0 g、および0.1Mタングステン触媒溶液1.56
mQを窒素下で混合することにより調製した。
活性剤/モノマー溶液はDCPo 100g、スチレン
−ブタジェンゴム10g、塩化メチレン10g、フッ素
化アルキルメタクリレートコポリマー界面活性剤0.5
0 g 、 DCPo中のDEAC(1)0.825M
溶液2.8m(1、DCPo中のDHAIの0.450
M溶液0.53mfl、およびブチルエーテル0.70
gを窒素下に混合することにより調製した。
活性剤/モノマー溶液および触媒/モノマー混合物は4
0℃で混合し、45℃で3インチ×4インチ×9インチ
の金型内に速やかに注入し、ここで混合物を重合させて
密度が0−13g/ccの気泡ポリマーを形成した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタセシス触媒系の触媒としてモノマー可溶性また
    は溶剤可溶性のタングステン化合物、および活性剤とし
    てヨウ化ジアルキルアルミニウムを含有する反応性組成
    物中で、ノルボルネン型シクロオレフィンモノマーを重
    合させる方法であって、該活性剤が2つの成分、すなわ
    ち第1成分としてのトリアルキルアルミニウム化合物ま
    たは塩化ジアルキルアルミニウム、および第2成分とし
    てのヨウ化ジアルキルアルミニウムから成り、それによ
    り重合反応の発熱が架橋形成を進行させるようになるま
    でポリマーの連鎖形成を選択的に促進させることを特徴
    とする上記重合方法。 2、ヨウ化ジアルキルアルミニウムがヨウ化ジオクチル
    アルミニウである、特許請求の範囲第1項記載の重合方
    法。 3、2成分系活性剤の第1成分がトリオクチルアルミニ
    ウムである、特許請求の範囲第2項記載の重合方法。 4、2成分系活性剤の第1成分が塩化ジオクチルアルミ
    ニウムである、特許請求の範囲第2項記載の重合方法。 5、2成分系活性剤の合計アルミニウム含有量に基づい
    たアルキルアルミニウム対タングステンのモル比が約2
    :1〜4:1である、特許請求の範囲第3項または4項
    記載の重合方法。 6、98.5%以上のシクロオレフィンが重合されるこ
    とにより、生成物が1.5%以下の残留モノマーを含有
    する、特許請求の範囲第5項記載の重合方法。 7、2成分系活性剤の第1成分が塩化ジエチルアルミニ
    ウムである、特許請求の範囲第2項記載の重合方法。 8、メタセシス触媒系の触媒としてモノマー可溶性また
    は溶剤可溶性のタングステン化合物および活性剤として
    ヨウ化ジアルキルアルミニウムを含有する反応性組成物
    中で、ノルボルネン型シクロオレフィンモノマーを重合
    させる方法であって、合計アルミニウム含有量に基づい
    たアルキルアルミニウム対タングステンのモル比が約2
    :1〜約2.75:1であり、且つ98.5%以上のシ
    クロオレフィンが重合されることによりその生成物が1
    .5%以下の残留モノマーを含むことを特徴とする上記
    重合方法。 9、99.7%以上のシクロオレフィンが重合されるこ
    とにより、その生成物が0.3%以下の残留モノマーを
    含む、特許請求の範囲第7または8項記載の重合方法。 10、反応性組成物中に、シクロオレフィンの重合に実
    質的に不活性であり且つ重合により生ずる熱を吸収する
    粒径が3.2mmを超えない冷却用放熱材料の粒子10
    〜20重量%を配合することにより重合温度を低下させ
    、それにより98.5%以上のシクロオレフィンを重合
    させて残留モノマーの量を0.5〜1.5重量%とする
    、特許請求の範囲第5または8項記載の重合方法。 11、冷却用放熱材料は長さが約1.6mm〜約3.2
    mmのミルドグラスファイバー、粒径が0.0035m
    m×0.07mmのウォラストナイト粒子、または粒径
    が約3.2mmの高分子量ポリエチレン粒子である特許
    請求の範囲第10項記載の重合方法。 12、触媒としてモノマー可溶性または溶剤可溶性のタ
    ングステン化合物および活性剤としてヨウ化ジアルキル
    アルミニウムを有するメタセシス触媒系中に、ノルボル
    ネン型シクロオレフィンモノマーを含有してなる反応性
    組成物であって、該活性剤が2つの成分、すなわち第1
    成分としてのトリアルキルアルミニウム化合物または塩
    化ジアルキルアルミニウム、および第2成分としてのヨ
    ウ化ジアルキルアルミニウムから成り、それにより重合
    反応の発熱が架橋形成を進行させるようになるまでポリ
    マーの連鎖形成が選択的に促進されることを特徴とする
    上記反応性組成物。 13、ヨウ化ジアルキルアルミニウムがヨウ化ジオクチ
    ルアルミニウムである、特許請求の範囲第12項記載の
    反応性組成物。 14、2成分系活性剤の第1成分がトリオクチルアルミ
    ニウムである、特許請求の範囲第12項記載の反応性組
    成物。 15、2成分系活性剤の第1成分が塩化ジオクチルアル
    ミニウムである、特許請求の範囲第12項記載の反応性
    組成物。 16、2成分系活性剤の合計アルミニウム含有量に基づ
    いたアルキルアルミニウム対タングステンのモル比が約
    2:1〜4:1である、特許請求の範囲第13または1
    4項記載の反応性組成物。 17、98.5%以上のシクロオレフィンが重合される
    ことにより、その生成物が1.5%以下の残留モノマー
    を含有する、特許請求の範囲第16項記載の反応性組成
    物。 18、2成分系活性剤の第1成分が塩化ジエチルアルミ
    ニウムである、特許請求の範囲第12項記載の反応性組
    成物。 19、触媒としてモノマー可溶性または溶剤可溶性のタ
    ングステン化合物および活性剤としてヨウ化ジアルキル
    アルミニウムを含むメタセシス触媒系、およびシクロオ
    レフィンモノマーを含有してなる反応性組成物であって
    、合計アルミニウム含有量に基づいたアルキルアルミニ
    ウム対タングステンのモル比が約2:1〜約2.75:
    1であり、且つ98.5%以上のシクロオレフィンが重
    合されることによりその生成物が1.5%以下の残留モ
    ノマーを含有することを特徴とする上記反応性組成物。 20、99.7%以上のシクロオレフィンが重合される
    ことにより、その生成物が0.3%以下の残留モノマー
    を含有する、特許請求の範囲第17または18項記載の
    反応性組成物。 21、シクロオレフィンの重合に実質的に不活性であり
    且つ重合により生ずる熱を吸収する粒径が3.2mmを
    越えない冷却用放熱材料の粒子10〜20重量%を含有
    する、特許請求の範囲第15または18項記載の反応性
    組成物。 22、冷却用放熱材料は長さが約1.6mm〜約3.2
    mmのミルドグラスファイバー、粒径が0.0035m
    m×0.07mmのウォラストナイト粒子、または粒径
    が約3.2mmの高分子量ポリエチレン粒子である、特
    許請求の範囲第21項記載の反応性組成物。 23、シクロオレフィンモノマーおよびメタセシス触媒
    系の触媒としてのモノマー可溶性または溶剤可溶性のタ
    ングステン化合物を含有する少なくとも1つの反応性溶
    液;およびメタセシス触媒系の活性剤を含有する別の反
    応性溶液;を含む反応性溶液の組合せであって、該活性
    剤が2つの成分、すなわち第1成分としてのトリアルキ
    ルアルミニウム化合物または塩化ジアルキルアルミニウ
    ム、および第2成分としてのヨウ化ジアルキルアルミニ
    ウムから成り、それにより重合反応の発熱が架橋形成を
    進行させるようになるまでポリマーの連鎖形成が選択的
    に促進されることを特徴とする上記反応性溶液の組合せ
    。 24、ヨウ化ジアルキルアルミニウムがヨウ化ジオクチ
    ルアルミニウムである、特許請求の範囲第23項記載の
    反応性溶液の組合せ。 25、2成分系活性剤の第1成分がトリオクチルアルミ
    ニウムである、特許請求の範囲第23項記載の反応性溶
    液の組合せ。 26、2成分系活性剤の第1成分が塩化ジオクチルアル
    ミニウムである、特許請求の範囲第23項記載の反応性
    溶液の組合せ。 27、2成分系活性剤の合計アルミニウム含有量に基づ
    いたアルキルアルミニウム対タングステンのモル比が約
    2:1〜4:1である、特許請求の範囲第24または2
    5項記載の反応性溶液の組合せ。 28、2成分系活性剤の第1成分が塩化ジエチルアルミ
    ニウムである、特許請求の範囲第23項記載の反応性溶
    液の組合せ。 29、2成分活性剤の合計アルミニウム含有量に基づい
    たアルキルアルミニウム対タングステンのモル比が約2
    :1〜約2.75:1である、特許請求の範囲第27項
    記載の反応性溶液の組合せ。 30、シクロオレフィンモノマーおよびメタセシス触媒
    系の触媒としてのモノマー可溶性または溶剤可溶性のタ
    ングステン化合物を含有する少なくとも1つの反応性溶
    液;およびメタセシス触媒系の活性剤を含有する別の反
    応性溶液;を含む反応性溶液の組合せであって、合計ア
    ルミニウム含有量に基づいたアルキルアルミニウム対タ
    ングステンのモル比が約2:1〜約2.75:1である
    ことを特徴とする上記反応性溶液の組合せ。 31、反応性溶液の少なくとも1つが発泡剤を含有する
    、特許請求の範囲第23または30項記載の反応性溶液
    の組合せ。
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