JPH0852755A - 架橋重合体コンクリート型枠 - Google Patents

架橋重合体コンクリート型枠

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JPH0852755A
JPH0852755A JP7009484A JP948495A JPH0852755A JP H0852755 A JPH0852755 A JP H0852755A JP 7009484 A JP7009484 A JP 7009484A JP 948495 A JP948495 A JP 948495A JP H0852755 A JPH0852755 A JP H0852755A
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ribs
mold
solution
thickness
formwork
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JP7009484A
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Eiji Yoshida
英次 吉田
Tadao Komoriya
尹男 小森谷
Yuzo Aido
勇三 相戸
Nobuo Yoshikiyo
暢男 吉清
Norio Iguchi
紀夫 井口
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Teijin Metton KK
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Teijin Metton KK
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G2009/028Forming boards or similar elements with reinforcing ribs on the underside

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 メタセシス重合触媒系の触媒成分を含有する
メタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマー液A
(溶液A)とメタセシス重合触媒系の活性化剤成分を含
有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマ
ー液B(溶液B)とを混合し、その原料混合液を金型内
に注入しその金型内において重合および架橋反応せしめ
ることによって得られた、一体成形化された架橋重合体
よりなるコンクリート型枠であり、該コンクリート型枠
は、それを形成している板状体のせき板裏面部の少なく
とも1部には多数の補強小リブを有している点に特徴を
有している。 【効果】 比較的大型のコンクリート型枠の一体成形体
が提供される。コンクリートからの離形性も優れ、繰返
しの利用が可能な軽量化され且つ作業性に優れたコンク
リート型枠が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状シクロオレフィン
の架橋重合体より形成されたコンクリート型枠(以下
「型枠」と称する)に関するものである。さらに詳しく
は、従来の木製型枠と同等もしくはそれ以上の性能を有
し、且つ木製型枠と異なり、桟木なども枠部分ないしは
必要部分を一体化した成形品を提供し、組立ての容易化
を計った型枠に関する。また、近年市場で使われ始めた
プラスチック製型枠に比べ、比較的簡単な設備で市場の
要求に応じた大型のものが作られ、優れた性能と軽量化
を達成できる型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メタセシス重合触媒系(複分解触
媒系ともいう)の触媒成分を含有するメタセシス重合性
環状オレフィンからなるモノマー液と活性化剤成分を含
有するメタセシス重合性環状オレフィンからなるモノマ
ー液とを混合し、金型内へ注入し、金型内で重合・架橋
させて架橋重合体成形品を製造する方法は知られている
(例えば特公平3−28451号公報参照)。
【0003】この反応射出成形法は、入手容易な原料モ
ノマーを使用しうること、モノマーの粘度が低く射出成
形の圧力が低いこと、重合・架橋反応が速く成形サイク
ルが短いこと、大型の成形品を比較的容易に得ることが
できることおよび成形品は剛性と耐衝撃性のバランスが
よいことなどの優れた利点を有している。
【0004】一方、型枠としては古くから最も一般的に
使われているものは木製型枠である。木製型枠の材料
は、熱帯雨林保護の動きから最近は入手について困難が
生じ始めている。また、使用についても自治体が制限す
る動きが出始めている。さらに2〜3回の転用で使い捨
てられているのが現状である。このような資源問題のみ
でなく、木材を型枠として使用するには熟練作業者によ
る桟木打ち作業などが必要である。
【0005】また、近年プラスチック製型枠が徐々に使
われ始めているが、この中でハンドレイアップ工法のF
RPは生産性、品質の均一性などの問題を抱えている。
また射出成形法の熱可塑性樹脂では、大型の型枠を作る
ためには日本でも数少ない大型の射出成形機が必要なこ
と、さらに種々の形状の型枠作りに対応するには多額の
高価な金型を必要とする。
【0006】このように型枠として古くから一般に広く
使われている木材は市場環境の変化から対応が必要であ
り、徐々に使われ始めたプラスチックもそれぞれの課題
があって決定的なものが未だ世の中に出ていないのが現
状である。
【0007】本発明者らは、これらの解決策として、メ
タセシス重合触媒系の触媒成分を含有するメタセシス重
合性環状オレフィンからなるモノマー液A(溶液A)と
メタセシス重合触媒系の活性化剤成分を含有するメタセ
シス重合性環状オレフィンからなるモノマー液B(溶液
B)とを混合し、その原料混合液を金型内に注入しその
金型内において重合および架橋反応せしめることによっ
て得られた架橋重合体成形品がコンクリート型枠として
有用であることを見出し、先に提案した(特願平5−3
15167号明細書:平成5年12月14日出願)。し
かし、該コンクリート型枠は型枠として良好な結果をも
たらすが、重量の点からみると一層軽量化が望まれるこ
とが判明した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、メ
タセシス重合性環状オレフィンをメタセシス重合触媒の
存在下、型内で重合と成形を同時に行って架橋重合体成
形物を製造する方法を型枠に利用して、型枠として繰返
し使用でき、且つ好ましくは桟木打ち作業の必要のない
桟木リブをも含めたせき板部・枠部・桟木リブ部3者一
体成形物で、作業性がよく、且つ軽量型枠を得ることを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、メタセシ
ス重合触媒系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環
状オレフィンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセ
シス重合触媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重
合性環状オレフィンからなるモノマー液B(溶液B)と
を混合し、その原料混合液を金型内に注入しその金型内
において重合および架橋反応せしめることによって得ら
れる架橋重合体成形品が型枠に要求される性能、すなわ
ち打設されるコンクリートの重量に耐える剛性とコンク
リートが固化してからの型を簡単に離すための剥離性、
作業者が容易に持ち運ぶことができる十分低い比重、現
場組立て時に必要な釘打ちや鋸切断の容易さ、繰返し使
用できる耐久性、廃棄焼却処分時有害ガスを発生しない
無公害性などを有することを見出した。
【0010】さらに運び易く、作業性を向上させるため
の型枠軽量化にせき板部の薄肉化を計り、且つ桟木リブ
間の著しい剛性低下を防ぐための横方向(XX方向)と
水平もしくは水平に近い小リブを桟木リブ間に多数設け
ることにより、軽量化を達成できることを見出し、本発
明に至ったものである。
【0011】すなわち、本発明は、メタセシス重合触媒
系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環状オレフィ
ンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセシス重合触
媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重合性環状オ
レフィンからなるモノマー液B(溶液B)とを混合し、
その原料混合液を金型内に注入しその金型内において重
合および架橋反応せしめることによって得られた、大型
一体架橋重合体成形品であって、該コンクリート型枠を
形成するせき板裏面部の少なくとも1部に多数の補強小
リブを有し、該小リブは下記形状特性(i)〜(iv) (i) 2.5≦h≦5 (ii) a/100≦H≦a/5 (iii)5≦i≦20 (iv) 0≦θ≦45 [但し、hは小リブの平均リブ厚みをmm単位で示す。
ここでいう平均リブ厚みとは、小リブ高さiの1/2の
点における厚みをいう。また、Hは小リブの厚みの型枠
の縦方向の合計をmm単位で示し、aは架橋重合体コン
クリート型枠の縦方向の長さをmmで示し、iは小リブ
の高さをmm単位で示し、θは小リブの長さ方向と型枠
の横方向に対して平行方向の間にできる角度のうち小さ
い方の角を°で示す。]を満足するものであることを特
徴とするプラスチック製軽量コンクリート型枠が提供さ
れる。
【0012】かかる発明によれば、0.6〜4.5m2
コンクリート型枠において軽量化が計られる。
【0013】以下、本発明についてさらに詳しく説明す
る。本発明の架橋重合体を形成するためのメタセシス重
合性環状オレフィンとしては、メタセシス重合性シクロ
アルケン基を分子中に1〜2個含有するものが使用され
る。好ましくはノルボルネン骨格を分子中に少なくとも
1つ有する化合物である。これらの具体例としては、ジ
シクロペンタジエン、トリシクロペンタジエン、シクロ
ペンタジエン−メチルシクロペンタジエン共二量体、5
−エチリデンノルボルネン、ノルボルネン、ノルボルナ
ジエン、5−シクロヘキセニルノルボルネン、1,4,
5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、1,4−メタノ−1,4,4a,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリ
デン−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,
8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリデン−
1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a
−ヘプタヒドロナフタレン、1,4,5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−ヘキサヒドロナフタレ
ン、エチレンビス(5−ノルボルネン)などを挙げるこ
とができこれらの混合物も使用することができる。特に
ジシクロペンタジエンまたはそれを50モル%以上、好
ましくは70モル%以上含む混合物が好適に用いられ
る。
【0014】また、必要に応じて、酸素、窒素などの異
種元素を含有する極性基を有するメタセシス重合性環状
オレフィンを共重合モノマーとして用いることができ
る。かかる共重合モノマーも、ノルボルネン構造単位を
有するものが好ましく且つ極性基としてはエステル基、
エーテル基、シアノ基、N−置換イミド基、ハロゲン基
などが好ましい。かかる共重合モノマーの具体例として
は、5−メトキシカルボニルノルボルネン、5−(2−
エチルヘキシロキシ)カルボニル−5−メチルノルボル
ネン、5−フェニロキシメチルノルボルネン、5−シア
ノノルボルネン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、N−ブチルナデック酸イミド、5−クロルノルボ
ルネンなどを挙げることができる。
【0015】本発明におけるモノマー液A(溶液A)中
には、メタセシス重合触媒系の触媒成分が含有されてい
る。かかる触媒成分としては、タングステン、レニウ
ム、タンタル、モリブデンなどの金属のハライドなどの
塩類が用いられるが、特にタングステン化合物が好まし
い。かかるタングステン化合物としては、タングステン
ヘキサハライド、タングステンオキシハライドなどが好
ましく、より具体的にはタングステンヘキサクロライ
ド、タングステンオキシクロライドなどが好ましい。ま
た、有機アンモニウムタングステン酸塩なども用いるこ
とができる。かかるタングステン化合物は、直接モノマ
ーに添加すると、直ちにカチオン重合を開始することが
分かっており好ましくない。従って、かかるタングステ
ン化合物は不活性溶媒、例えばベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼンなどに予め懸濁し、少量のアルコール系化
合物および/またはフェノール系化合物を添加すること
によって可溶化させて使用するのが好ましい。さらに上
述した如き、好ましくない重合を予防するためにタング
ステン化合物1モルに対し、約1〜5モルのルイス塩基
またはキレート化剤を添加することが好ましい。かかる
添加剤としてはアセチルアセトン、アセト酢酸アルキル
エステル類、テトラヒドロフラン、ベンゾニトリルなど
を挙げることができる。極性モノマーを用いる場合に
は、前述の如く、そのものがルイス塩基である場合があ
り、上記の如き化合物を特に加えなくてもその作用を有
している場合もある。前述の如くして、触媒成分を含む
モノマー液A(溶液A)は、実質上充分な安定性を有す
ることになる。
【0016】一方、本発明におけるモノマー液B(溶液
B)中には、メタセシス重合触媒系の活性化剤成分が含
有されている。この活性化剤成分は、周期律表第I〜第
III族の金属のアルキル化物を中心とする有機金属化
合物、特にテトラアルキル錫、アルキルアルミニウム化
合物、アルキルアルミニウムハライド化合物が好まし
く、具体的には塩化ジエチルアルミニウム、ジ塩化エチ
ルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジオクチ
ルアルミニウムアイオダイド、テトラブチル錫などを挙
げることができる。これら活性化剤成分としての有機金
属化合物を、モノマーに溶解することにより、モノマー
液B(溶液B)が形成される。
【0017】基本的には前記溶液Aおよび溶液Bを混合
し、金型内に注入することによって、架橋重合体成形品
を得ることができるが、上記組成のままでは、重合反応
が非常に速く開始されるので、成形金型に十分流れ込ま
ない間に硬化が起こることもあり、度々問題となる場合
が多い。従って、活性調節剤を用いることが好ましい。
かかる調節剤としては、ルイス塩基類が一般に用いら
れ、なかんずく、エーテル類、エステル類、ニトリル類
などが用いられる。具体例としては安息香酸エチル、ブ
チルエーテル、ジグライムなどを挙げることができる。
かかる調節剤は一般的に、有機金属化合物の活性化剤の
成分の溶液(溶液B)の側に添加して用いられる。前述
と同様にルイス塩基を有するモノマーを使用する場合に
は、それを調節剤の役目を兼ねさせることができる。
【0018】メタセシス重合触媒系の使用量は、例えば
触媒成分としてタングステン化合物を用いる場合は、上
記原料モノマーに対するタングステン化合物の比率は、
モル基準で約1,000対1〜1,500対1、好ましく
は2,000対1の付近であり、また、活性化剤成分は
アルキルアルミニウム類を用いる場合には、上記原料モ
ノマーに対するアルミニウム化合物の比率は、モル基準
で約100対1〜5,000対1、好ましくは200対
1〜500対1の付近が用いられる。さらに上述した如
き、マスク剤や調節剤については、実験によって上記触
媒系の使用量に応じて、適宜調節して用いることができ
る。
【0019】本発明の成形品は、基本的には、前記した
溶液Aおよび溶液Bを混合して金型へ注入することによ
り得ることができる。その際溶液Aおよび溶液Bを混合
することによって形成されるメタセシス触媒系の触媒活
性は、両溶液を混合した時から混合液が流動性を失うま
での時間で表わすことができる。すなわち、この流動性
を失うまでの時間を、両溶液を攪拌機を備えたガラス容
器中に入れてからその攪拌機の攪拌軸に溶液がゲル化し
て絡み出すまでの時間と定義すれば、本発明の溶液Aお
よび溶液Bは、30℃で前記流動性を失う時間が1〜1
20秒、好ましくは2〜100秒の間であることが望ま
しい。
【0020】本発明によって得られる架橋重合体の成形
品には、実用に当ってその特性を改良または維持するた
めにさらにその目的に応じた各種添加剤を配合すること
ができる。かかる添加剤としては、例えばエラストマ
ー、充填剤、強化剤、酸化防止剤、熱安定剤、顔料、光
安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃化剤、
発泡剤、軟化剤、粘着付与剤、可塑剤、離型剤、防臭
剤、香料または増量剤が挙げられ、これらは単独のみな
らず2種以上を組合わせて使用することもできる。
【0021】本発明の成形品において架橋重合体相に配
合される添加成分は、モノマーのメタセシス重合性環状
オレフィンに対して非反応性のものであり、モノマーに
対して溶解性であってもよくまた非溶解性であってもよ
い。添加剤成分は成形品に対してそれを配合することに
よって或る機能を改良乃至付与しうるものであればよ
く、一般に樹脂の添加剤として使用されているものが使
用される。このような添加剤は、本発明の架橋重合体が
成形された後は添加することが不可能であるから添加す
る場合には予め前述した原料溶液に添加しておく必要が
ある。
【0022】その最も容易な方法としては、前記溶液A
および溶液Bのいずれかまたは両方に前もって添加して
おく方法を挙げることができるが、その場合、その液中
の反応性の強い触媒成分、活性化剤成分と実用上差支え
ある程度には反応せず、且つ重合を阻害しないものでな
くてはならない。どうしても、その反応が避け得ないも
のが共存しても、重合は実質的に阻害しないものの場合
は、モノマーと混合して、第三液を調製し、重合直前に
混合使用することもできる。また、重合触媒または活性
化剤を第三液とし、これを含まない溶液Aまたは溶液B
に上記添加物を添加する方法も考えられる。さらに、固
体の充填剤の場合であって、両成分が混合されて、重合
反応を開始する直前あるいは重合しながら、その空隙を
充分に埋め得る形状の物については、成形型内に、充填
しておくことも可能である。
【0023】これら添加剤成分の配合割合は、その種類
によって左右されるが、配合すべき架橋重合体相に基づ
いて0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量
%の範囲が適当である。
【0024】以下、添加剤成分の具体例について説明す
る。 エラストマー 例えばスチレン−ブタジエン−スチレントリブロックゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレントリブロックゴ
ム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ブチルゴム、エ
チレンプロピレン−ジエンターポリマー、ニトリルゴム
など広範なエラストマー 充填剤、強化剤 例えば炭酸カルシウム、クレー、酸化アルミニウム、ガ
ラス繊維、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、合
成繊維粉末(繊維状、粒子状)、ワラストナイト、タル
ク、硫酸バリウム、炭素繊維、金属繊維、カーボンブラ
ック、グラファイト、ウイスカー 酸化防止剤、熱安定剤 例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ルなどのヒンダードフェノール系酸化防止剤、ジラウリ
ルチオジプロピオン酸エステルなどのイオウ系酸化防止
剤、トリスノニルフェニルホスファイトなどのリン系酸
化防止剤 顔料 例えば酸化チタン、カーボンブラック、ベンガラ、フタ
ロシアニンブルー、カドミウムイエロー
【0025】光安定剤、紫外線吸収剤 例えばベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベン
ゾエート系、サリチル酸誘導体、アクリロニトリル誘導
体、ヒンダードピペリジン骨格を有する光安定剤(HA
LS) 滑剤 例えば流動パラフィンなどの炭化水素類、ステアリン酸
ブチルなどのエステル類、ステアリン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸バリウムなどの高級脂肪酸金
属塩 帯電防止剤 例えばアルキルスルホン酸塩などのアニオン界面活性
剤、アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン界
面活性剤、グリセリン酸エステル、アルキルジエタノー
ルアミンなどのノニオン界面活性剤、ペンタエリスリッ
トなどの多価アルコールのエステル、リン酸トリエステ
ルなどのリン酸化物、第4級アンモニウム塩、ポリエチ
レングリコール
【0026】難燃化剤 例えば酸化アンチモン、各種有機臭素化合物、各種有機
塩素化合物、各種リン酸エステル、各種窒素化合物 発泡剤 例えばC4〜C7の脂肪族炭化水素、塩素化脂肪族炭化水
素、フッ素化脂肪族炭化水素、低沸点成分を有機物でく
るんだ粒子状粉末および窒素、アルゴンなどのガスを予
め注入溶液に溶解せしめたもの 軟化剤 例えばパラフィン油、ナフテン油、芳香族油 粘着付与剤 例えばクマロン樹脂、フェノール樹脂、ロジン誘導体、
テルペン樹脂、石油系炭化水素樹脂 可塑剤 例えばフタル酸エステルなどのポリエステル系、エポキ
シ化トリグリセライドなどのエポキシ系、リン酸トリク
レジルなどのリン酸エステル
【0027】離型剤 例えばシリコーン油、金属石鹸、ステアリン酸エステ
ル、ワックス 防臭剤、香料 例えばヘキサヒドロ−4,7-メタノインデン−5(また
は6)−イル−アセテート、2−ブテン−1−オン−1
−(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキサジエ
ン−1−イル)、2,6,6−トリメチル−1−クロトニ
ル−シクロヘキセン−1,1,4−ジオネール、サリチル
酸メチル、シトロネリルエーテル、1,3,5−ウンデカ
トリエン 増量剤 例えば回収ポリエチレン粉末、廃油、C重油などが挙げ
られる。
【0028】本発明のコンクリート型枠を成形するため
の型の材質としては、スチール、鋳造あるいは鍛造のア
ルミニウム、亜鉛合金などの鋳造や溶射、ニッケルや銅
などの電鋳または樹脂などが挙げられる。また、型の構
造は、成形時に型内に発生する圧力が数kg/cm2
他の成形方法に比べて極めて低いので簡単なもので十分
であり、従って他の成形方法に比べて安価に作ることが
できる。
【0029】次に、本発明のコンクリート型枠の構造に
ついて図面により例示する。図1は本発明のコンクリー
ト型枠の一例を示す。Aは平面図、Bは縦方向の側面
図、Cは横方向の側面図、DはXX方向における横断面
図、EはYY方向における横断面図、FはZZ方向にお
ける横断面図を示すものである。図1のAにおいて、コ
ンクリート型枠は、平面図に示されるような矩形(長方
形)の板状体1であり、該板状体1には、コンクリート
注入時にコンクリートと接触する面とは反対面に複数の
小リブ7が形成されている。さらに複数の小リブが成形
される面には図示されているように、その周囲に沿って
枠3が形成され、好ましくは縦方向に複数の桟木リブ2
(図1の場合4本)が形成されている。また、コンクリ
ートと接触する面(図1のAの反対面)は図1では平面
で示してある。コンクリート表面形状が曲面および/あ
るいは模様入りになる場合には、コンクリートと接触す
る該面は曲面および/あるいは模様入りとなる。
【0030】本発明のコンクリート型枠の好ましい構造
は、縦方向の長さ(図1のa)は1000〜3000m
mの範囲であり、好ましくは1200〜2200mmの
範囲である。またその横方向の長さ(図1のb)は、縦
方向の長さ(a)の1/2〜1/6の範囲、好ましくは
1/3〜1/5の範囲である。また板状体1の厚みは3
〜10mmの範囲が適当であり、特に4〜8mmの範囲
が望ましい。
【0031】小リブ7は板状体の横方向に沿って複数本
(図1では多数)設けられている。通常小リブは、大略
横方向(XX方向)に設けられていればよく、図1のよ
うに水平方向の周囲枠に約15゜の角度を有して、ほぼ
同じ間隔で設けられているのが最も好ましい。また小リ
ブの横方向の長さは、その両末端の縦方向の桟木リブ2
あるいは周囲枠3と結合するように設けられているのが
好ましい。しかし、小リブの水平方向からの角度は必ず
しも15゜である必要はなく、0゜以上45゜以下、好
ましくは10゜以上30゜以下の角度を有するのが好ま
しい。角度が小さすぎると成形時の液流れによって小リ
ブ中央部に気泡が残りやすくなり、また一方、角度が大
きすぎると、コンクリート打設時に起きるコンクリート
側圧で桟木リブ間に大きな撓みを発生する。
【0032】小リブの厚み(h)は板状体の縦方向の長
さ(図1ではa)に対して、その縦方向の合計H(hの
合計)で1/5〜1/100の範囲、好ましくは1/8
〜1/50の範囲が有利である。そして各リブの高さは
周囲枠3の高さ(図1のDのe)より低いのが、成形
上、あるいは型枠使用上好ましい。小リブの合計が縦方
向の長さ(図1ではa)の1/5より大きくなると、軽
量化の効果が薄れ、1/100より小さくなると、剛性
が低くなる。小リブの分布状況については、剛性を効果
的に発揮させるため、図1に示す如く、小リブの数は多
くすることが好ましいが、最小リブ幅の厚みを2mm以
下になるまで多数に分割することは物性上望ましくな
い。小リブの平均厚みは2.0〜5mm、好ましくは2.
5〜4.5mmである。
【0033】また小リブは、図1、図4および図5に示
すように板状体の全体に亘って形成されていてもよく、
また図6および図7に示すように板状体の少なくとも1
部の領域に形成されていてもよい。1部の領域に形成さ
れる場合、小リブが形成される領域は、全体の少なくと
も20%が好ましく、少なくとも30%が特に好まし
い。
【0034】小リブの間隔(g)は一定である必要はな
いが、全体に渡って効果的な剛性を維持するためには一
定にした方がよい。図2に小リブの形状と小リブの傾き
を示し配置方法の例を示す。小リブの高さは5〜20m
mの範囲、好ましくは8〜15mmの範囲が有利であ
る。小リブの高さが低いと剛性上好ましくなく、高すぎ
ると成形上困難を伴う。
【0035】そして、コンクリート型枠の片面(コンク
リートと接触しない面)の周囲には枠3が形成されまた
複数の桟木リブ2(図1では4本)が縦方向に形成され
ている。この周囲に設けられた枠3は、厚み(図1の
d)が5〜10mmの範囲、好ましくは6〜9mmの範
囲であり、その枠3の高さ(図1のDのe)は40〜7
0mmの範囲、好ましくは50〜65mmの範囲であ
る。この周囲の枠3は、実質的には周囲全体に沿って連
続して設けられていることが構造上望ましいが、部分的
に断続していても差支えない。
【0036】桟木リブ2は板状体の縦方向に沿って複数
本(図1では4本)設けられている。通常桟木リブ2
は、大略縦方向に設けられていればよく、図1のように
縦方向の周囲枠3に平行して、ほぼ同じ間隔で設けられ
ているのが最も好ましい。また桟木リブ2の縦方向の長
さは、その両末端が周囲枠3と結合するように設けられ
ているのが好ましい。しかし、桟木リブ2の縦方向の角
度は縦方向の周囲枠3に必ずしも平行である必要はな
く、縦方向の周囲枠3に対して30゜以下、好ましくは
20゜以下の角度を有していてもよい。桟木リブ2の構
造、数および角度はコンクリート型枠の強度に大きな影
響を与える。一般に桟木リブ2は3〜6本、好適には4
〜5本が望ましい。リブの厚み(f)は板状体の横方向
の長さ(図1ではAのb)に対して、その合計(fの合
計)で1/10〜1/30の範囲、好ましくは1/12
〜1/25の範囲が有利である。そして各桟木リブ2の
高さは周囲枠3の高さ(図1のDのe)と同じ高さであ
るのが、使用上好ましい。桟木リブ2の数として、せき
板部全面に渡り、同じ数である必要もなく、図4に示す
ような配置のものでもよい。
【0037】また、桟木リブ2の厚みは前記条件を満足
すればよく、図1に示されているように縦方向に同じ厚
み(図1のAのf)を有していてもよく、また若干の厚
みに変化を有していてもよい(図5のA)。別の態様と
して縦方向における一方向に対して厚くすることもでき
る(図5のA)。このように桟木リブの厚みを縦方向に
対して変化を持たせることによってコンクリート型枠を
使用した場合、コンクリートの圧力が大きい部分にリブ
の厚い部分が対応するように使用することが可能とな
る。またさらには、せき板部(桟木リブ2が施されてい
る面)自身も図5に示されているように厚みの徐変構造
になっていても良い。また、複数の桟木リブ2の間隔
は、任意の点で、各桟木リブ2は最も近い隣接する隣の
桟木リブ2との距離が200mm以下、好ましくは15
0mm以下となるように各桟木リブを設置するのが有利
である。
【0038】本発明のコンクリート型枠の側面には、図
1BおよびCに示されるように、コンクリート枠を取り
付ける場合、ボルトを通すための孔4または小孔5を開
け、接合部材をボルトまたは釘により固定化することが
できる。
【0039】本発明のコンクリート型枠の裏面にはセパ
レーター(コンクリート厚みを一定に保持するための専
用治具)を固定するために、該セパレーター取付付近に
おけるせき板厚みを増して設置することができる(図1
のAの8)。具体的には、合板と同じ12mmであるの
が望ましい。
【0040】本発明のコンクリート型枠はその縦方向の
少なくとも一方の端部に接合部材が組込み可能な構造を
有しているか或いは接合部材が組込まれ、且つ固定化さ
れていてもよい。接合部材としては通常木製の角材が使
用される。板状体の端部に組込まれる接合部材は、コン
クリート型枠を使用し、組立てる場合、梁型枠や床型枠
とコンクリート型枠とを釘打ちなどによって固定化する
接合部材を形成する。そのため、接合部材は釘打ちやボ
ルト締めなどの固定化手段に耐えうるものであり、形状
は角形であるものが望ましい。接合部材が組込まれたコ
ンクリート型枠は、これを多数壁型枠に使用した場合、
この接合部材を介して梁型枠を釘打ちして固定化する際
に簡単に作業でき、しかも繰返し使用することができ
る。接合部材の厚みは桟木リブと同じ高さが望ましい。
接合部材の取り付け方は図3に示すごとくIの方法で
も、IIの方法(桟木リブと同じ高さにするため、接合
部材厚み調整用のリブを併用)でもよい。接合部材は、
コンクリート型枠の縦方向の両方の端部に組込まれても
よいが、片方の端部であってもよい。
【0041】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明する。な
お、実施例は説明のためのものであって、本発明はこれ
らに限定されるわけではない。
【0042】[実施例1] (型)図1に示す製品形状(横方向600mm、縦方向
1996mm、高さ62mm、板状体の厚み4mm)を
彫り込んだアルミニウム型を使用した。実施例1で作っ
た型枠の寸法は図1の記号によれば次のとおりであっ
た。 a=1996mm、b=600mm、c=4mm、d=
8mm、e=62mm、f=6mm、g=35mm、h
=3mm、i=10mm、k=30mm、θ=15゜ ここで、aは板状体の縦方向の長さであり、bは板状体
の横方向の長さであり、cは板状体の厚みであり、dは
枠の厚みであり、eは枠の高さ、fはリブの厚みを示
す。gは小リブ間の間隔であり、hは小リブの平均厚み
であり、iは小リブの高さ示す。kは接合部材の組込み
可能な構造部分の長さを示す。θは小リブの長さ方向と
bに対して平行方向の間にできる角度のうち小さい方の
角度を示す。
【0043】(モノマー液) (溶液Aの調製)六塩化タングステン20重量部を窒素
気流中下で乾燥トルエン70重量部に添加し、次いでノ
ニルフェノール2重量部およびトルエン16重量部より
なる溶液を添加して0.5Mのタングステン含有触媒を
調製し、この溶液に対し窒素ガスを一晩パージして、六
塩化タングステンとノニルフェノールとの反応によって
生成される塩化水素ガスを除去して、さらにかかる溶液
10容量部に対し、1容量部のアセチルアセトンを加え
て重合用触媒とした。
【0044】次いで、精製ジシクロペンタジエン(純度
99.7重量%、以下同様)95重量部、精製エチリデ
ンノルボルネン(純度99.5重量%、以下同様)5重
量部よりなるモノマー混合物に対し、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部、酸化安定剤としてエタノックス7
02 2重量部を加えた溶液に上記重合用触媒溶液をタ
ングスチン含量が0.01モル/リットルになるように
加えて触媒成分を含有するモノマー液A(溶液A)を調
製した。
【0045】(溶液Bの調製)トリオクチルアルミニウ
ム85、ジオクチルアルミニウムアイオダイド15、ジ
グライム100のモル割合で混合調整した重合用活性化
剤混合溶液を精製ジシクロペンタジエン95重量部、精
製エチリデンノルボルネン5重量部、エチレン含有70
モル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネ
ン重合ゴム3重量部よりなるモノマー混合物にアルミニ
ウムの含量が0.03モル/リットルになる割合で混合
し、活性化剤成分を含有するモノマー液B(溶液B)を
調製した。溶液Bの粘度は30℃で300cpsであっ
た。
【0046】(成形)成形用アルミニウム金型をキャビ
ティー型90℃、コア型70℃に加熱し型を閉じた後、
この中へRIM成形機を利用してミキシングヘッド中で
等量の溶液Aと溶液Bを衝突混合し注入した。液注入充
填後5分で型を開き架橋重合体成形品を取り出した。
【0047】(接合部材の取付け)前記成形により得ら
れた架橋重合体成形品の端部における接合部材の組込み
可能な溝部分(図1の上部部分、)に、長さ586mm
で30mm×50mmの断面形状を有する木製角材を組
込み(図3のII)、横方向の断面において木ネジで留
めた。
【0048】(型枠としての評価)得られた木製角材付
き架橋重合体成形品2枚ずつを図1のB面で緊結金具を
利用して固定し、壁型枠として作り、コンクリートを流
し込む隙間が150mmになるように縦方向が上下方向
になるように向かい合わせて立てた。この上下に、それ
それ木製の梁型枠と床型枠に相当するものを釘で打ち付
けた。また、隙間の中へ上方からコンクリートを注ぎ込
んだ。コンクリートの打ち込み時に型枠の移動とはらみ
などの変形は発生しなかった。コンクリート硬化後型枠
を容易に剥すことができ、コンクリート表面の変色や硬
化不良が認められなかった。この型枠は数回繰返し使用
しても何等支障はなかった。
【0049】[実施例2]図4に示す製品形状(幅60
0mm、長さ1996mm、深さ62mm、板状体の厚
み4mm)を彫り込んだアルミニウム型を使用した。実
施例2で作った型枠の寸法は次のとおりであった。 a=1996mm、b=600mm、c=4mm、d=
8mm、e=62mm、f=6mm、g=35mm、h
=3mm、i=10mm、k=30mm、θ=15゜ ここで、a,b、c、d、e、f、g、h、i、kおよ
びθは実施例1の定義と同じである。型以外は実施例1
と同じ条件で成形物を得た。実施例1と同様コンクリー
ト硬化後型枠を容易に剥すことができ、コンクリート表
面の変色や硬化不良が認められなかった。
【0050】[実施例3]図5に示す製品形状(幅60
0mm、長さ1996mm、深さ62mm、板状体の厚
み3〜5mm)を彫り込んだアルミニウム型を使用し
た。実施例3で作った型枠の寸法は次のとおりであっ
た。 a=1996mm、b=600mm、c1=3mm、c
2=5mm、d=8mm、e=62mm、f=6mm、
g=35mm、h=3mm、i=10mm、j=7m
m、k=30mm、θ=15゜、m1=12mm、m2
=12mm、m3=10mm、m4=7mm ここで、a,b,c、d、e、g、h、i、kおよびθ
は実施例1の定義と同じである。fは使用時に上になる
ところのリブの平均厚みを示し、jは使用時に下になる
ところのリブの平均厚みを示す。m1〜m4は幅広のリ
ブ部の厚みを使用時に下になるところから上に向かって
順に示す。
【0051】型以外は実施例1と同じ条件で成形物を得
た。実施例1と同様コンクリート硬化後型枠を容易に剥
すことができ、コンクリート表面の変色や硬化不良が認
められなかった。
【0052】[実施例4]図6に示す製品形状(幅45
0mm、長さ2528mm、深さ62mm、板状体の厚
み4mm)を彫り込んだアルミニウム型を使用した。実
施例4で作った型の寸法は次の通りであった。なお、以
下に記した記号の中で図6に示されていないアルファベ
ット記号は図1と同じ場所を示す。 a=2528mm、b=450mm、c=4mm、d=
8mm、e=62mm、f=5mm、g=33mm、h
=3mm、i=10mm、k=30mm、θ=15゜ ここで、a,b、c、d、e、f、g、h、i、kおよ
びθは実施例1の定義と同じである。また、縦枠の外側
位置と縦リブの中央位置との最小間隔b'は105mm
であり、縦リブと縦リブの各中央位置間での最小距離
b''は80mmである。更に、セパレーター取り付け位
置の厚肉部(8)は、実施例1の矩形状と異なり、円錐
台状を用いた。型以外は実施例1と同じ条件で成形物を
得た。実施例1と同様コンクリート硬化後型枠を容易に
剥すことができ、コンクリート表面の変色や硬化不良は
認められなかった。
【0053】[実施例5]図7に示す製品形状(幅60
0mm、長さ2026mm、深さ62mm、板状体の厚
み5mm)を彫り込んだアルミニウム型を使用した。実
施例5で作った型の寸法は次の通りであった。なお、以
下に記した記号の中で図7に示されていないアルファベ
ット記号は図1と同じ場所を示す。 a=2026mm、b=600mm、c=5mm、d=
8mm e=62mm、f=5mm、g=33mm、h=3m
m、i=10mm、θ=15゜ ここで、a、b、c、d、e、f、g、h、iおよびθ
は実施例1の定義と同じである。小リブの形状は直線状
でなく、波形状のものを型に施した。施す範囲の長さ方
向を示すa'はaの1/4であり、a''はaの1/2で
ある。型以外は実施例1と同じ条件で成形物を得た。実
施例1と同様コンクリート硬化後型枠を容易に剥すこと
ができ、コンクリート表面の変色や硬化不良は認められ
なかった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、メタセシス重合触媒系
の触媒成分および活性化剤成分の存在下にメタセシス重
合性環状オレフィンの反応射出成形法によって大型の一
体化されたコンクリート軽量型枠が提供される。本発明
のコンクリート型枠は、桟木打ち作業の必要がなく、人
手不足解消を計ることができ、高年齢労働者に対しても
軽量で作業性の良い軽量型枠であり、しかも繰返し使用
可能によって市場の大半を占める木材の節約ができ、な
お且つ、一枚当たりに占めるコストを下げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコンクリート型枠の一例を示す
ものである。Aは平面図、Bは縦方向の側面図、Cは横
方向の側面図、DはXX方向の横断面図、EはYY方向
の横断面図、FはZZ方向の横断面図を示す。
【図2】本発明のコンクリート型枠において、Aは小リ
ブ部の断面形状の一例を示し、Bはθを定義するための
平面図を示すものである。
【図3】本発明のコンクリート型枠において、接合部材
の組込んだ状態を示す部分斜視図であり、IおよびII
はそれぞれ図1、図4および図5のコンクリート型枠の
接合部材を組込み可能な構造部分に接合部材(6)が組
込まれた様子を示している。
【図4】本発明におけるコンクリート型枠の別の態様の
平面図(A)および側面図(B)(C)を示すものであ
る。
【図5】本発明におけるコンクリート型枠の別の態様の
平面図(A)および側面図(B)(C)を示すものであ
る。
【図6】本発明におけるコンクリート型枠の別の態様の
平面図を示すものである。すなわち図1のAにおけるa
とbで囲まれた部分の別の態様を示す。
【図7】本発明におけるコンクリート型枠の別の態様の
平面図を示すものである。すなわち図1のAにおけるa
とbで囲まれた部分の別の態様を示す。
【符号の説明】
1 板状体 2 桟木リブ 3 枠 4 孔 5 小孔 6 接合部材 7 小リブ 8 セパレーター取付部 a 板状体の縦方向の長さ a’桟木リブ・桟木リブ間に施した小リブ範囲の縦方向
の長さ a”縦枠・桟木リブ間に施した小リブ範囲の縦方向の長
さ b 板状体の横方向の長さ b’縦枠・桟木リブ間の横方向の長さ b”桟木リブ・桟木リブ間の横方向の長さ c 板状体の厚み d 枠の厚み e 枠の高さ f 桟木リブの厚み g 小リブ間の間隔 h 小リブの平均厚み i 小リブの高さ k 接合部材の組込み可能な構造部分の長さ θ 小リブの長さ方向とbに対して平行方向の間にでき
る角度のうち小さい方の角度
フロントページの続き (72)発明者 吉清 暢男 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 帝 人メトン株式会社内 (72)発明者 井口 紀夫 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 帝 人メトン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート型枠がメタセシス重合触媒
    系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環状オレフィ
    ンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセシス重合触
    媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重合性環状オ
    レフィンからなるモノマー液B(溶液B)とを混合し、
    その原料混合液を金型内に注入しその金型内において重
    合および架橋反応せしめることによって得られた、大型
    一体架橋重合体成形品であって、該コンクリート型枠を
    形成するせき板裏面部の少なくとも1部に多数の補強小
    リブを有し、該小リブは下記形状特性(i)〜(iv) (i) 2.5≦h≦5 (ii) a/100≦H≦a/5 (iii)5≦i≦20 (iv) 0≦θ≦45 [但し、hは小リブの平均リブ厚みをmm単位で示す。
    ここでいう平均リブ厚みとは、小リブ高さiの1/2の
    点における厚みをいう。また、Hは小リブの厚みの型枠
    の縦方向の合計をmm単位で示し、aは架橋重合体コン
    クリート型枠の縦方向の長さをmmで示し、iは小リブ
    の高さをmm単位で示し、θは小リブの長さ方向と型枠
    の横方向に対して平行方向の間にできる角度のうち小さ
    い方の角を°で示す。]を満足するものであることを特
    徴とするプラスチック製軽量コンクリート型枠。
JP7009484A 1994-06-08 1995-01-25 架橋重合体コンクリート型枠 Withdrawn JPH0852755A (ja)

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JP12657094 1994-06-08
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