JP3145930B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JP3145930B2 JP22048596A JP22048596A JP3145930B2 JP 3145930 B2 JP3145930 B2 JP 3145930B2 JP 22048596 A JP22048596 A JP 22048596A JP 22048596 A JP22048596 A JP 22048596A JP 3145930 B2 JP3145930 B2 JP 3145930B2
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、放電バルブを備
えた車輌用前照灯、特に、副灯配光パターン形成用の前
照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電バルブは高輝度照射が可能なことか
ら、近年、車輌用前照灯の光源としても採用されるよう
になってきている。
【0003】このような放電バルブを備えた前照灯にお
いて、斜めカットラインおよび水平カットラインを有す
る副灯配光パターンを形成するようにした場合には、遠
方視認性に優れかつ幅広い照射角を有する副灯配光パタ
ーンを得ることができる。
【0004】この副灯配光パターンの形成を、複数の反
射面素子からなる反射面を有するリフレクタを用い、こ
れら各反射面素子で放電バルブからの光を反射制御する
ことによって行うように構成された前照灯も提案されて
いる。
【0005】図6(c)は、上記のような配光制御機能
を有するリフレクタ16において、その反射面の水平カ
ットライン形成用領域22Aを構成する複数の反射面素
子のうち、外側に位置する3本の反射面素子22As
1′、22As2′、22As3′を示す部分平断面図
であり、図6(a)は、これら各反射面素子22As
1′、22As2′、22As3′により各々形成され
る配光パターンPA1′、PA2′、PA3′を示すス
クリーン配光パターン図である。
【0006】図6(a)に示すように、上記各配光パタ
ーンPA1′、PA2′、PA3′は、水平カットライ
ンCL2に沿った配光パターンとなるが、これらは、左
配光の副灯配光パターンPのホットゾーン(最も明るく
照射される領域)HZの一部を構成するよう、その左端
部が斜めカットラインCL1の下方位置まで延びるよう
に形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6(c)に示すよう
に、上記水平カットライン形成用領域22Aを構成する
各反射面素子22As1′、22As2′、22As
3′、・・・は、いずれも凸状の水平断面形状を有して
いる。これは、凸状に形成した場合には、各反射面素子
からの反射光が、その左端部からは左方へ照射され、そ
の右端部からは右方へ照射されるため、配光設計が比較
的行いやすいこと、また、凹状に形成した場合に比して
反射面の見映えが若干良いこと、等によるものである。
【0008】しかしながら、上記各反射面素子22As
1′、22As2′、22As3′、・・・の水平断面
形状を、一律に凸状に形成した場合には、次のような問
題がある。
【0009】すなわち、例えば、図6(c)に示すよう
に、リフレクタ16の前方に該リフレクタ16の外周縁
に沿ってエクステンション28等が設けられている場合
には、水平カットライン形成用領域22Aの最外側部に
位置する反射面素子22As1′の左端部からの反射光
は、エクステンション28等に遮られて灯具前方へ照射
されず、このため、該反射面素子22As1′からの反
射光により形成される配光パターンPA1′は、図6
(a)において破線で示す形状より左端部が多少欠けた
同図実線の配光パターンとなる。
【0010】しかも、リフレクタ16を左側へエイミン
グした場合には、図6(c)に示すように、反射面素子
22As1′の左端部からの反射光は、より多くエクス
テンション28等に遮られるため、このとき該反射面素
子22As1′からの反射光により形成される配光パタ
ーンPA1′は、図6(b)にように、左約半分が欠け
た実線の配光パターンとなる。この配光パターンPA
1′は、副灯配光パターンPのホットゾーンHZの形成
に寄与しないばかりか、該配光パターンPA1′とホッ
トゾーンHZとの間に相対的な暗部を形成するため、副
灯配光パターンPは車輌正面遠方を視認しにくい配光パ
ターンとなってしまう、という問題がある。
【0011】このような問題は、ハロゲンバルブ等を光
源とする従来の前照灯においても存在はしていたが、特
に大きな問題とはなっていなかった。しかしながら、放
電バルブを光源として採用した場合、放電バルブはハロ
ゲンバルブ等とは光度分布特性が全く異なる像を形成す
ることから、上記問題が顕在化してきている。
【0012】すなわち、図7は、光源からの光がリフレ
クタ反射面22のある一点で反射して前方スクリーンに
照射されたときの、光源の像の長手方向の光度分布を示
す図であるが、図7(a)に示すように、光源がハロゲ
ンバルブ(のフィラメント18a′)である場合には、
光源の像I′の長手方向の光度分布は、その両端部の光
度が徐々に低下する特性になるのに対し、図7(b)に
示すように、光源が放電バルブ(の発光部(アーク)1
8a)である場合には、光源の像Iの長手方向の光度分
布は、その両端部の光度が急激に低下する特性になる。
【0013】このように長手方向両端部の光度が急激に
低下する光度分布特性を有する像Iを、図6(a)に示
す水平カットラインCL2に沿って偏向あるいは拡散さ
せた場合には、これにより形成される配光パターンPA
1′、PA2′、・・・はその両端部まで高光度の配光
パターンとなる。そして、放電バルブのパワー自体が非
常に大きいことと相俟って、配光パターンPA1′、P
A2′、・・・の左右両端部は非常に明るいものとな
る。
【0014】このため、図6(b)において配光パター
ンPA1′とホットゾーンHZとの間に形成される暗部
は、光源としてハロゲンバルブ等を採用している従来の
前照灯に比して顕著に現れることとなる。
【0015】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、リフレクタ反射面を構成する複数の
反射面素子により放電バルブからの光を制御するように
構成された副灯配光パターン形成用の前照灯において、
リフレクタをエイミング調整した状態においても所要の
副灯配光パターンを得ることができる車輌用前照灯を提
供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願発明は、水平カット
ライン形成用領域の最外側部に位置する反射面素子の構
成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るように
したものである。
【0017】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、放電バルブと、この放電バルブからの光を前
方へ反射させる複数の反射面素子からなる反射面を有す
るリフレクタとを備えてなり、上記各反射面素子からの
反射光を制御することにより斜めカットラインおよび水
平カットラインを有する副灯配光パターンを形成するよ
うに構成された車輌用前照灯において、上記反射面にお
ける水平カットライン形成領域を構成する複数の反射面
素子のうち最外側部に位置する反射面素子が、凹状の水
平断面形状を有しており、この反射面素子の内側に隣接
する反射面素子が、凸状の水平断面形状を有している、
ことを特徴とするものである。
【0018】上記最外側部に位置する反射面素子の「内
側に隣接する反射面素子」が、凸状の水平断面形状を有
していれば、それよりもさらに内側に位置して水平カッ
トライン形成領域を構成する他の(単数または複数の)
反射面素子については必ずしも凸状の水平断面形状を有
していることは必要でない。
【0019】
【発明の作用効果】本願発明においては、リフレクタ反
射面の水平カットライン形成領域を構成する複数の反射
面素子のうち最外側部に位置する反射面素子が、凹状の
水平断面形状を有しているので、該反射面素子へ入射し
た放電バルブからの光は、左右にクロスするようにして
前方へ反射することとなる。
【0020】このため、リフレクタが外側へエイミング
されることにより、上記最外側部に位置する反射面素子
の外端部からの反射光がエクステンション等に遮られる
ことがあっても、上記反射面素子の他の部分から該エク
ステンション等に遮られずに灯具前方へ照射された反射
光により形成される配光パターンについては、元の配光
パターンに対して斜めカットライン側の部分が残った配
光パターンとなるので、この配光パターンは、副灯配光
パターンのホットゾーンの一部を構成することとなり、
該配光パターンとホットゾーンとの間に暗部が形成され
ることはない。したがって、エイミング時においても、
車輌正面遠方を視認しにくい副灯配光パターンが形成さ
れるおそれはない。
【0021】このように、本願発明によれば、リフレク
タ反射面を構成する複数の反射面素子により放電バルブ
からの光を制御するように構成された副灯配光パターン
形成用の前照灯において、リフレクタをエイミング調整
した状態においても所要の副灯配光パターンを得ること
ができる。
【0022】上記構成において、請求項3に記載したよ
うに、最外側部に位置する反射面素子と、この反射面素
子の内側に隣接する上記反射面素子(2番目の反射面素
子)とを、略同一左右拡散反射角に設定するようにすれ
ば、本来最外側部に位置する反射面素子により形成すべ
き配光パターンを2番目の反射面素子により形成してお
き、最外側部に位置する反射面素子により形成される配
光パターンについてはこれをホットゾーン補強用として
付加的に利用する、という配光制御が可能となり、これ
によりエイミング位置にかかわらず安定した副灯配光パ
ターン形成を行うことができる。
【0023】ところで、上記反射面における斜めカット
ライン形成領域を構成する複数の反射面素子のうち最外
側部に位置する反射面素子については、該反射面素子か
らの反射光により形成される配光パターンは一般に副灯
配光パターンのホットゾーンの一部を構成するものであ
るため、たとえこれを凸状の水平断面形状に形成したこ
とにより、リフレクタの外側エイミング時に、その外端
部からの反射光がエクステンション等に遮られたとして
も、該反射面素子の他の部分から該エクステンション等
に遮られずに灯具前方へ照射された反射光により形成さ
れる配光パターンとホットゾーンとの間に暗部が形成さ
れてしまうようなことはないのであるが、請求項2に記
載したように、これを凹状の水平断面形状に形成するよ
うにすれば、リフレクタの外側エイミング時、元の配光
パターンに対して水平カットライン側の部分が残った配
光パターンとなるので、エイミング時においても、車輌
正面遠方を視認しやすい副灯配光パターンを確保するこ
とができる。
【0024】リフレクタが外側へエイミングされたとき
に、水平カットライン形成領域あるいは斜めカットライ
ン形成領域の最外側部に位置する反射面素子の外端部か
らの反射光が遮られる対象は、エクステンション以外に
も、ボディ側壁部、リム等の部材が考えられるが、エク
ステンションは、リフレクタの外周縁に沿って設けられ
ることが多く、このような場合にはリフレクタの外側エ
イミング時に反射光が遮られやすいことから、請求項4
に記載したように、リフレクタの前方にその外周縁に沿
ってエクステンションが設けられている場合に、本願発
明の構成を採用することが特に効果的である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0026】図1は、本願発明の一実施形態に係る車輌
用前照灯を示す正面図であり、図2は、その側断面図で
ある。
【0027】これらの図に示すように、本実施形態に係
る前照灯10は、レンズ12とボディ14とで形成され
る空間内に、放電バルブ18およびシェード20が取り
付けられたリフレクタ16が上下方向および左右方向に
傾動可能に設けられてなり、図3に示すような斜めカッ
トライン(15°カットライン)CL1および水平カッ
トラインCL2を有する左配光の副灯配光パターンPを
形成するように構成されている。
【0028】上記レンズ12は素通しレンズであって、
上記副灯配光パターンPはリフレクタ16により形成さ
れるようになっている。
【0029】すなわち、上記リフレクタ16の反射面2
2は、前後方向に延びる光軸Axを中心軸とする回転放
物面を基準面として設定するとともに、この基準面を複
数のセグメントに区分けしてこれら各セグメントに上記
基準面とは曲率の異なる反射面素子22sを割り付ける
ことにより構成されている。そして、上記各反射面素子
22sの曲率を適当な値に設定することにより、上記副
灯配光パターンPを得るようにしている。
【0030】上記放電バルブ18は、メタルハライド放
電バルブであって、その光軸(基準軸)をリフレクタ1
6の光軸Axと一致させるとともに、その発光部(アー
ク)18aをリフレクタ16の基準面たる回転放物面の
焦点位置Fよりもやや前方に位置させるようにして、リ
フレクタ16に取り付けられている。上記放電バルブ1
8は、その点灯のために高電圧を必要とするため、バル
ブソケット24および高圧コード26を介して点灯回路
(図示せず)に接続されている。また、上記リフレクタ
16の前方には、エクステンション28が設けられてい
る。
【0031】上記シェード20は、放電バルブ18の前
方を覆うカップ状の先端部20aと、この先端部20a
から放電バルブ18の下側を略半円筒状に覆うようにし
て後方へ延び、後端部においてリフレクタ16に固定さ
れた半円筒部20bとからなり、上記先端部20aによ
って、放電バルブ18から灯具前方へ向かう直射光を遮
蔽するとともに、上記半円筒部20bによって、放電バ
ルブ18からリフレクタ16の反射面22の下部領域へ
向かう光を遮蔽するようになっている。そして、上記半
円筒部20bの右側(灯具前方へ向かって右側、以下同
様)上端縁20b1によって上記斜めカットラインCL
1を形成するとともに、左側上端縁20b2によって上
記水平カットラインCL2を形成するようになってい
る。
【0032】図1に2点鎖線で示すように、上記リフレ
クタ16の反射面22には、上記右側上端縁20b1お
よび左側上端縁20b2により、放電バルブ18の発光
部18aからの光の影線SL1およびSL2が形成され
ることとなる。
【0033】図1に斜線で示す反射面領域(水平カット
ライン形成領域)22Aを構成する6本の反射面素子2
2Asは、該反射面素子22Asからの反射光により、
図3に示すような水平カットラインCL2を有する配光
パターンPAを形成するようになっている。
【0034】図1のIV-IV 線断面図である図4(c)に
示すように、上記水平カットライン形成用の6本の反射
面素子22Asのうち、最外側部に位置する反射面素子
22As1は、凹状の水平断面形状を有しており、それ
以外の反射面素子22As2、22As3、・・・は、
いずれも凸状の水平断面形状を有している。このため、
反射面素子22As1以外の反射面素子22As2、2
2As3、・・・からの反射光は、その左端部からは左
方へ右端部からは右方へ照射されるが、反射面素子22
As1からの反射光は、その左端部からは右方へ右端部
からは左方へ照射され、これにより図3に示すように、
反射光が左右にクロスして配光パターンPA1を形成す
るようになっている。
【0035】上記最外側部に位置する反射面素子22A
s1と、その内側に隣接する反射面素子22As2と
は、図4(a)に示すように、略同一左右拡散反射角に
設定されている。そして、2番目の反射面素子22As
2により、本来最外側部に位置する反射面素子により形
成すべき配光パターンを形成しておき、最外側部の反射
面素子22As1により形成される配光パターンについ
ては、これをホットゾーン補強用として付加的に利用す
るようになっている。
【0036】同様に、図1のV-V 線断面図である図5
(c)に示すように、上記斜めカットライン形成領域2
2Bも、その最外側部に位置する反射面素子22Bs1
は、凹状の水平断面形状を有しており、2番目の反射面
素子22Bs2以降は、凸状の水平断面形状を有してい
る。上記最外側部の反射面素子22Bs1と2番目の反
射面素子22Bs2とは、図5(a)に示すように、略
同一左右拡散反射角に設定されている。そして、2番目
の反射面素子22Bs2により、本来最外側部に位置す
る反射面素子により形成すべき配光パターン(ホットゾ
ーン形成用配光パターン)を形成しておき、最外側部の
反射面素子22Bs1により形成される配光パターンに
ついては、これをホットゾーン補強用として付加的に利
用するようになっている。
【0037】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0038】上記のように、反射面素子22As1から
の反射光が左右にクロスして照射されることから、図4
(c)に示すように、リフレクタ16の前方に該リフレ
クタ16の外周縁に沿ってエクステンション28が設け
られているにもかかわらず、反射面素子22As1から
の反射光は、その左端部からの反射光もエクステンショ
ン28に遮られずに灯具前方へ照射されることとなる。
【0039】一方、リフレクタ16を左側へエイミング
した場合には、図4(c)に示すように、反射面素子2
2As1の左端部からの反射光はエクステンション28
に遮られるが、このとき該反射面素子22As1の他の
部分からの反射光により形成される配光パターンPA1
は、図4(b)に示すように、右端部が欠けた実線の配
光パターンとなる。このため、この配光パターンPA1
が副灯配光パターンPのホットゾーンHZ形成に寄与し
ている状態はエイミング時においても維持され、また、
従来のように暗部が形成されてしまうことはない。した
がって、エイミング時においても、車輌正面遠方を視認
しにくい副灯配光パターンが形成されるおそれはない。
【0040】このように、本実施形態によれば、リフレ
クタ反射面を構成する複数の反射面素子により放電バル
ブからの光を制御するように構成された副灯配光パター
ン形成用の前照灯において、リフレクタをエイミング調
整した状態においても所要の副灯配光パターンを得るこ
とができる。
【0041】しかも、本実施形態においては、最外側部
に位置する反射面素子22As1と、その内側に隣接す
る反射面素子22As2とが、略同一左右拡散反射角に
設定されており、さらに、本来最外側部に位置する反射
面素子22As1により形成すべき配光パターンを2番
目の反射面素子22As2により形成しておき、最外側
部に位置する反射面素子により形成される配光パターン
についてはこれをホットゾーン補強用として付加的に利
用する、という配光制御がなされるようになっているの
で、エイミング位置にかかわらず安定した副灯配光パタ
ーン形成を行うことができる。
【0042】さらに、本実施形態においては、図5
(c)に示すように、斜めカットライン形成領域22B
の最外側部に位置する反射面素子22Bs1も凹状の水
平断面形状を有しており、該反射面素子22Bs1から
の反射光は左右にクロスして照射されることから、図5
(c)に示すように、リフレクタ16の前方に該リフレ
クタ16の外周縁に沿ってエクステンション28が設け
られているにもかかわらず、反射面素子22Bs1から
の反射光は、その右端部からの反射光もエクステンショ
ン28に遮られずに灯具前方へ照射されることとなる。
そして、リフレクタ16を右側へエイミングした場合に
は、図5(c)に示すように、反射面素子22Bs1の
右端部からの反射光はエクステンション28に遮られる
が、このとき該反射面素子22Bs1の他の部分からの
反射光により形成される配光パターンPB1は、図5
(b)に示すように、V−V軸寄りの部分が残った実線
の配光パターンとなるので、エイミング時においても、
車輌正面遠方を視認しやすい副灯配光パターンを確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用前照灯を示
す正面図
【図2】上記前照灯の側断面図
【図3】上記実施形態の作用を示すスクリーン配光パタ
ーン図
【図4】上記実施形態の要部を示す、図1のIV-IV 線断
面図(c)、該要部により形成されるスクリーン配光パ
ターン図(a)および(b)
【図5】上記実施形態の他の要部を示す、図1のV-V 線
断面図(c)、該要部により形成されるスクリーン配光
パターン図(a)および(b)
【図6】従来例を示す、図4と同様の図
【図7】光源としてハロゲンバルブを用いた場合と放電
バルブを用いた場合とで、その反射光の像の長手方向の
光度分布特性に生じる差を示す図
【符号の説明】
10 前照灯 12 レンズ 14 ボディ 16 リフレクタ 18 放電バルブ 18a 発光部(アーク) 20 シェード 20b1 右側上端縁 20b2 左側上端縁 22 反射面 22s 反射面素子 22A 水平カットライン形成領域 22As 反射面素子(水平カットライン形成用反射面
素子) 22As1 反射面素子(最外側部に位置する反射面素
子) 22As2 反射面素子(内側に隣接する反射面素子) 22B 斜めカットライン形成領域 22Bs1 反射面素子(最外側部に位置する反射面素
子) 22Bs2 反射面素子(内側に隣接する反射面素子) Ax 光軸 CL1 斜めカットライン CL2 水平カットライン F 焦点位置 HZ ホットゾーン P 副灯配光パターン PA、PA1、PA2、PA3、PB1、PB2 配光
パターン SL1、SL2 影線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−148002(JP,A) 特開 平7−57505(JP,A) 特開 平8−31204(JP,A) 特開 平4−249801(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 7/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電バルブと、この放電バルブからの光
    を前方へ反射させる複数の反射面素子からなる反射面を
    有するリフレクタとを備えてなり、上記各反射面素子か
    らの反射光を制御することにより斜めカットラインおよ
    び水平カットラインを有する副灯配光パターンを形成す
    るように構成された車輌用前照灯において、 上記反射面における水平カットライン形成領域を構成す
    る複数の反射面素子のうち最外側部に位置する反射面素
    子が、凹状の水平断面形状を有しており、 この反射面素子の内側に隣接する反射面素子が、凸状の
    水平断面形状を有している、ことを特徴とする車輌用前
    照灯。
  2. 【請求項2】 上記反射面における斜めカットライン形
    成領域を構成する複数の反射面素子のうち最外側部に位
    置する反射面素子が、凹状の水平断面形状を有してお
    り、 この反射面素子の内側に隣接する反射面素子が、凸状の
    水平断面形状を有している、ことを特徴とする請求項1
    記載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 上記最外側部に位置する反射面素子と、
    この反射面素子の内側に隣接する上記反射面素子とが、
    略同一左右拡散反射角に設定されている、ことを特徴と
    する請求項1または2記載の車輌用前照灯。
  4. 【請求項4】 上記リフレクタの前方に、該リフレクタ
    の外周縁に沿ってエクステンションが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車輌用前
    照灯。
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