JP3145919B2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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reflecting
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/04Optical design
    • F21V7/09Optical design with a combination of different curvatures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車輌用灯具、特
に、自動車のテールランプやストップランプ等の標識灯
に用いられる反射鏡の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具の反射鏡は、一般に、平行反
射光を得るため単一の回転放物面からなる反射面を有し
ているが、車体構造等の制約により灯具配設スペースに
余裕がない場合には、例えば実公昭57−19762号
公報に開示されているように、上記反射面を多重放物面
で構成して灯具反射鏡の薄型化を図り、これにより灯具
配設を可能ならしめる工夫が従来よりなされている。
【0003】しかしながら、近年の車輌においては、車
体構造のみならず車体外形形状等の意匠面からの制約も
大きくなってきているので、単に反射面を同心円状の多
重放物面にするだけでは、灯具レイアウトとして十分対
応しきれなくなってきている。
【0004】これに対し、特開平5−182505号公
報には、自由曲面上に複数の反射面素子を形成して反射
鏡を構成することにより反射鏡の形状自由度を向上さ
せ、これにより上記問題解決を図るようにした灯具が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−182
505号公報記載の反射鏡は、上記多重放物面の考え方
を自由曲面に適用したものといえるが、その各反射面素
子はループ状に形成されているものであるため、次のよ
うな問題がある。
【0006】すなわち、一般に、反射鏡の前方に配置さ
れるレンズには複数の拡散レンズステップが形成されて
いるが、これら拡散レンズステップは、縦縞状、横縞
状、あるいは格子状に区分されて形成されることが多い
ので、このようなレンズの後方にループ状の反射面素子
からなる反射鏡があると、レンズと反射鏡とで意匠が全
く異なったものとなってしまい、このため灯具を外部か
ら観察したときの見映えがあまり良くない、という問題
がある。
【0007】また、各反射面素子がループ状に形成され
ていると、反射面素子に拡散機能を持たせようとしたと
き、その拡散角度を精度良く設定することが困難とな
る、という問題がある。
【0008】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、自由曲面上に複数の反射面素子が形
成されてなる反射鏡を採用した場合において、外部から
観察したときの見映えに優れ、かつ必要に応じて各反射
面素子の拡散角制御を容易に行うことができる車輌用灯
具を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、自由曲面上
に形成される各反射面素子を、格子状に区分けされた複
数のセグメントの各々に割り付ける構成とすることによ
り、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0010】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、自由曲面上に複数の反射面素子が形成されて
なる反射鏡と、この反射鏡の前方に配置され、該反射鏡
からの反射光を拡散させる複数の拡散レンズステップが
形成されてなるレンズと、を備えた車輌用灯具におい
て、上記各反射面素子が、格子状に区分けされた複数の
セグメントの各々に割り付けられているとともに、所定
の定点を共通の焦点とする軸線同一で焦点距離が異なる
複数の回転放物面の各々からなり、上記軸線と略平行な
反射光を照射するように構成されている、ことを特徴と
するものである。
【0011】上記「自由曲面」とは、2次曲面以外の曲
面を意味する。
【0012】
【発明の作用効果】自動車の標識灯のレンズには複数の
拡散レンズステップが形成されており、通常これら拡散
レンズステップは縦縞状、横縞状、あるいは格子状に区
分されて形成されていることはすでに述べたが、上記構
成に示すように、本願発明においては、自由曲面上に形
成される各反射面素子が、格子状に区分けされた複数の
セグメントの各々に割り付けられているので、反射鏡と
レンズとの意匠上の調和を図ることができ、これにより
灯具を外部から観察したときの見映えを良くすることが
できる。
【0013】また、本願発明においては、上記各反射面
素子が、所定の定点を共通の焦点とする軸線同一で焦点
距離が異なる複数の回転放物面の各々からなり、上記軸
線と略平行な反射光を照射するように構成されていると
ころ、これら各反射面素子のセグメントは格子状に区分
けされているので、該反射面素子に拡散機能(例えば上
下方向あるいは水平方向の拡散機能)を持たせるように
した場合において、その拡散角度を精度良く設定するこ
とができる。
【0014】このように、本願発明によれば、自由曲面
上に複数の反射面素子が形成されてなる反射鏡を採用し
た車輌用灯具において、外部から観察したときの灯具の
見映えを高めることができ、かつ、必要に応じて各反射
面素子の拡散角制御を容易に行うようにすることができ
る。
【0015】上記各反射面素子を構成する回転放物面の
焦点距離の値は特に限定されるものではないが、請求項
2に記載したように、上記軸線から離れたセグメントの
反射面素子ほど大きな値に設定するようにすれば、反射
鏡の奥行き寸法を小さくした上で(すなわち自由曲面を
採用したメリットを生かした上で)上記作用効果を得る
ことができる。ただし、自由曲面にもいろいろな態様が
あり、必ずしも自由曲面の全領域が単一の回転放物面に
比して反射鏡の奥行き寸法を小さくする側に設定される
とは限らず、場合によっては、上記軸線に近いセグメン
トの反射面素子よりも遠いセグメントの反射面素子の方
が、これを構成する回転放物面の焦点距離を小さな値に
設定されることもある。
【0016】上記各反射面素子を構成する回転放物面の
設定方法については、特に限定されるものではないが、
請求項3に記載したように、上記各回転放物面の焦点距
離を、該回転放物面が形成されるべきセグメントにおい
て上記軸線に最も近い点を基準にして設定するようにす
れば、該セグメント内のいずれの点においても回転放物
面上の点を自由曲面よりも後方へ突出させないようにす
ることが可能となり、これにより反射鏡の薄型化を確実
に保証することができる。一方、これとは逆に、請求項
4に記載したように、上記各回転放物面の焦点距離を、
該回転放物面が形成されるべきセグメントにおいて上記
軸線から最も遠い点を基準にして設定するようにすれ
ば、該セグメント内のいずれの点においても回転放物面
上の点を自由曲面よりも前方へ突出させないようにする
ことが可能となり、これにより反射面素子がレンズと干
渉するのを防止することができる。したがって、上記各
回転放物面の焦点距離を設定する際の基準点の位置は、
個々の灯具の構造的条件等に応じて適宜決定するように
すればよい。この場合、例えば、上記軸線に近い反射面
領域に関しては上記軸線に最も近い点を基準点とする一
方、上記軸線から離れた周辺領域に関しては上記軸線か
ら最も遠い点を基準点とすれば、反射鏡の薄型化と、反
射面素子およびレンズ間の干渉防止とを両立させること
が可能である。
【0017】また、上記構成に示すように、上記各反射
面素子を回転放物面で構成することにより、平行反射光
を得るようにしてもよいことはもちろんであるが、請求
項5に記載したように、これらのうち少なくとも一部の
反射面素子を、該反射面素子を構成すべき回転放物面を
基準としつつ該回転放物面とは曲率を異にする曲面で構
成するようにすれば、該反射面素子に拡散機能を持たせ
ることができる。
【0018】さらに、上記構成において、請求項6に記
載したように、反射鏡前方のレンズの各拡散レンズステ
ップを、格子状に区分けされた複数のセグメントの各々
に割り付けるようにすれば、反射鏡とレンズとの意匠を
より一層調和させることができ、これにより灯具を外部
から観察したときの見映えをさらに良くすることができ
る。
【0019】上記構成において、請求項7に記載したよ
うに、レンズに形成された複数の拡散レンズステップ
を、小拡散用ステップと大拡散用ステップとを備えた構
成とし、大拡散用ステップを反射鏡の各セグメント相互
間の境界線の前方に配置するようにすれば、上記境界線
を大拡散用ステップの光拡散作用により目立たなくする
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本願発明の一実施形態に係る車輌
用灯具を示す側断面図であり、図2はその正面図であ
る。
【0022】これらの図に示すように、本実施形態に係
る灯具10は、自動車のテールランプであって、フィラ
メント12を有するバルブ12と、このバルブ12を支
持するとともに該バルブ12からの光を前方へ反射する
反射鏡14と、この反射鏡14前方に配置されたレンズ
16とを備えてなっている。
【0023】図3および4は、上記灯具10をそのレン
ズ16を外して示す正面図、およびレンズ16を単品で
示す正面図である。
【0024】図3に示すように、上記反射鏡14は、多
数の反射面素子14sによりその反射面が形成されてい
る。これら各反射面素子14sは、格子状に区分けされ
た複数のセグメントS(R) の各々に割り付けられてい
る。
【0025】図1に示すように、上記各反射面素子14
sは、バルブ12のフィラメント12aの位置を共通の
焦点Fとし、車輌前後方向に延びる軸線として設定され
た反射鏡14の光軸Axを中心軸とする、焦点距離が異
なる複数の回転放物面の各々で構成されている。図3に
示すように、これら各回転放物面の焦点距離は、該回転
放物面が形成されるべきセグメントS(R) において上記
光軸Axに最も近い点mを基準にして設定されている。
また、上記各焦点距離は、上記軸線Axから離れたセグ
メントS(R) の反射面素子14sほど大きな値に設定さ
れている。
【0026】上記レンズ16は、図4に示すように、多
数の拡散用レンズステップ16sによりそのレンズ面が
形成されている。上記各拡散用レンズステップ16s
は、魚眼レンズ状の凸レンズからなり、格子状に区分け
された複数のセグメントS(L)の各々に割り付けられて
いる。
【0027】図5および6は、上記各反射面素子14s
を構成する回転放物面Pの焦点距離fの設定方法を示す
説明図である。
【0028】図5に示すように、まず、車体構造や車体
外形形状等の車体側制約条件に応じた自由曲面として反
射基準面Roを設定する。そして、この反射基準面Ro
の近傍に位置する定点Fを焦点位置とする軸線同一(軸
線A)で焦点距離の異なる複数の回転放物面P1、P
2、P3、・・を設定する。これにより、上記反射基準
面Roと上記各回転放物面P1、P2、P3、・・との
交線として複数の曲線C1、C2、C3、・・を得る。
【0029】次に、図6に示すように、これら複数の曲
線C1、C2、C3、・・を、その軸線Aを反射鏡14
の光軸Axと一致させるようにして、格子状に区分けさ
れた複数のセグメントS(R) に重ね合わせる。このと
き、上記複数の曲線C1、C2、C3、・・の隣接曲線
相互間のループ状の各領域Ziに、該領域Ziの内周側
の交線Ciを形成した回転放物面Piの焦点距離fiを
割り付けておく。そして、上記複数のセグメントS(R)
のうち当該セグメントにおいて上記軸線Axに最も近い
点mが上記領域Ziに属するセグメントに割り付けられ
る反射面素子14sについては、これを構成する回転放
物面Pの焦点距離fとして、上記領域Ziの焦点距離f
iを設定する。図示の場合、斜線を付して示す4つのセ
グメントに割り付けられる反射面素子は、焦点距離fi
の回転放物面Piで構成されることとなる。
【0030】以上詳述したように、本実施形態において
は、自由曲面Ro上に形成される各反射面素子14s
が、格子状に区分けされた複数のセグメントS(R) の各
々に割り付けられており、また、反射鏡14の前方に配
置されたレンズ16の拡散レンズステップ16sも格子
状に区分されて形成されているため、反射鏡14とレン
ズ16との意匠上の調和を図ることができ、これによ
り、灯具10を外部から観察したときの見映えを良くす
ることができる。
【0031】特に、本実施形態においては、反射面素子
14sの水平方向のピッチが拡散レンズステップ16s
のそれの2分の1、また、反射面素子14sの上下方向
のピッチが拡散レンズステップ16sのそれの2倍に設
定されているので、図2に示すように、反射鏡14にレ
ンズ16が被せられた灯具10を正面(車輌後方側)か
ら観察したとき、水平方向および上下方向各々等ピッチ
の格子状意匠ラインが見えることとなり、灯具10の見
映えを一層優れたものとすることができる。
【0032】また、本実施形態においては、上記各反射
面素子14sが、各々反射鏡の光軸Axを中心軸とする
回転放物面Pで構成されているので、反射鏡14の反射
面14aから平行反射光を得ることができ、そして、こ
れら各反射面素子14sのセグメントS(R) が格子状に
区分けされているので、該反射面素子14sに拡散機能
を持たせるようにした場合において、その拡散角度を精
度良く設定することができる。
【0033】さらに、本実施形態においては、上記各回
転放物面Pの焦点距離fが、上記光軸Axから離れたセ
グメントS(R) の反射面素子14sほど大きな値に設定
されているので、反射鏡14の奥行き寸法を小さくした
上で(すなわち自由曲面Roを採用したメリットを生か
した上で)上記作用効果を得ることができる。
【0034】このように、本実施形態によれば、自由曲
面上に複数の反射面素子が形成されてなる反射鏡を採用
した車輌用灯具において、外部から観察したときの灯具
の見映えを高めることができ、かつ、必要に応じて各反
射面素子の拡散角制御を容易に行うようにすることがで
きる。
【0035】しかも、本実施形態においては、上記各回
転放物面Pの焦点距離fが、該回転放物面Pが形成され
るべきセグメントS(R) において上記光軸Axに最も近
い点mを基準にして設定されているので、該セグメント
S(R) 内のいずれの点においても回転放物面P上の点が
自由曲面Roよりも後方へ突出することがなくなり、こ
れにより反射鏡14の薄型化を確実に保証することがで
きる。
【0036】上記各反射面素子14sは、自由曲面Ro
が略平坦面状に設定されたような場合においても容易に
形成可能である。また、自由曲面Ro上の光軸Axから
遠く離れた部位のようにフィラメント12aからの入射
光が自由曲面Roとなす角度が小さくなる部位において
も、該部位に上記反射面素子14sを形成することによ
り十分な明るさを有する反射光を得ることができる。そ
して、これにより灯具10全体が均一に光って見えるよ
うにすることができる。
【0037】ところで、反射鏡14の裏面には灯具10
を車体に取り付けるためのボス(図示せず)が設けられ
ることがあり、このような場合には反射面のボス前方部
位にヒケが発生しやすくなるが、本実施形態において
は、格子状に区分けされた複数のセグメントS(R) の各
々に割り付けられた複数の反射面素子14sにより反射
面が構成されているので、ボス前方部位の反射面素子1
4sの表面形状を上記ヒケによる変形度合に応じて適当
に修正することにより、反射面のヒケ発生部位について
もこれを配光上有効な面として活用することが可能とな
る。
【0038】上記実施形態においては、上記各回転放物
面Pの焦点距離fを常にfi<f(i+1) となるように設
定する場合について説明したが、この焦点距離fは車体
側制約条件等に応じて自由に設定することが可能であ
る。例えば、部分的にfi>f(i+1) に設定するように
してもよいし、あるいはfi<f(i+1) >f(i+2) <f
(i+3) というように交互に大小の値になるように設定す
るようにしてもよい。
【0039】図7は、上記実施形態の反射鏡14に対し
て水平方向の拡散機能を持たせた反射鏡14′を示す部
分斜視図である。図中、2点鎖線で示すのが上記実施形
態の反射鏡14の各反射面素子14sを構成する回転放
物面Pであって、反射鏡14′の各反射面素子14s′
は、上記回転放物面Pに対して水平方向の曲率が大きく
なるように形成されている。このような反射鏡14′を
備えた灯具においては、レンズによる左右拡散機能を不
要とすることができるので、上記実施形態のレンズ16
に代えて、図8に示すような横縞状の拡散レンズステッ
プ16s′を有するレンズ16′を採用することが可能
となる。
【0040】また、このように横縞状の拡散レンズステ
ップを有するレンズを採用する場合において、レンズ1
6′に代えて、図9および10に示すようなレンズ1
6″をを採用するようにしてもよい。このレンズ16″
は、上下幅が広く曲率が小さい1本の小拡散用ステップ
16s1″と上下幅が狭く曲率が大きい2本の大拡散用
ステップ16s2″とが交互に形成されてなっている。
上記2本の大拡散用ステップ16s2″は、反射鏡14
の各セグメントS(R) 相互間の上下境界線Bの前方に配
置されている。このようなレンズ16″を採用すること
により、上下境界線Bを上記2本の大拡散用ステップ1
6s2″の光拡散作用により目立たなくすることができ
る。
【0041】上記実施形態においては、反射鏡14の各
反射面素子14sを構成する各回転放物面Pの焦点距離
fの設定を、該回転放物面Pが形成されるべきセグメン
トS(R) において上記光軸Axに最も近い点mを基準に
して行うようになっているが、図11に示すように、該
回転放物面Pが形成されるべきセグメントS(R) におい
て上記光軸Axに最から遠い点m′を基準にして行うこ
ともできる。
【0042】こうすることにより、セグメントS(R) 内
のいずれの点においても回転放物面上の点を自由曲面か
ら前方へ大きく突出させないようにすることができ、こ
れにより反射面素子がレンズと干渉するのを防止するこ
とができる。
【0043】さらに、この場合において、上記複数の曲
線C1、C2、C3、・・の隣接曲線相互間のループ状
の各領域Ziに、該領域Ziの内周側の交線Ciではな
く外周側の交線Ci+1 を形成した回転放物面Pi+1 の焦
点距離fi+1 を割り付けておくようにすれば、自由曲面
からの前方突出を全くなくすことができる。
【0044】また、上記実施形態においては、あるセグ
メントS(R) に割り付けられる反射面素子14sを構成
する回転放物面Pの焦点距離fを、当該セグメントにお
いて上記軸線Axに最も近い点mが属するループ状の領
域Ziに予め割り付けられている焦点距離fiに設定す
るようになっているが、焦点F(図5参照)と上記点m
との位置関係から上記焦点距離fを直接算出してその値
で回転放物面Pを設定するようにしてもよい。上記実施
形態の場合には、焦点距離fの長短の種類を領域Ziの
数に応じた数に限定することができるので、反射面を比
較的容易に形成することが可能となり、一方、上記位置
関係から焦点距離fを直接算出するようにした場合に
は、当該セグメントの位置に応じた最適な焦点距離fの
回転放物面Pで回転放物面Piを構成することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用灯具を示す
側断面図
【図2】上記灯具を示す正面図
【図3】上記灯具をレンズを外して示す正面図
【図4】上記灯具のレンズを単品で示す正面図
【図5】上記灯具の各反射面素子を構成する回転放物面
の焦点距離の設定方法を示す説明図(その1)
【図6】上記灯具の各反射面素子を構成する回転放物面
の焦点距離の設定方法を示す説明図(その2)
【図7】上記実施形態の変形例を示す、反射鏡の部分斜
視図
【図8】上記変形例のレンズを単品で示す正面図
【図9】上記実施形態の他の変形例を示す側断面図
【図10】上記他の変形例のレンズを単品で示す正面図
【図11】上記灯具の各反射面素子を構成する回転放物
面の焦点距離の設定方法の変形例を示す説明図
【符号の説明】
10 灯具 12 バルブ 12a フィラメント 14 反射鏡 14s、14s′ 反射面素子 16、16′、16″ レンズ 16s、16s′、16s1″、16s2″ 拡散用レ
ンズステップ A 軸線 Ax 光軸 B 上下境界線 Ci(C1、C2、C3、・・) 交線 F 焦点位置 P、Pi(P1、P2、P3、・・) 回転放物面 Ro 反射基準面(自由曲面) S(L) レンズのセグメント S(R) 反射鏡のセグメント Z、Zi(Z1、Z2、Z3、・・) ループ状の領域 f、fi(f1、f2、f3、・・) 焦点距離 m 光軸に最も近い点 m′ 光軸から最も遠い点
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−82109(JP,A) 特開 平7−57516(JP,A) 特開 平7−161205(JP,A) 特開 平7−57505(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21W 101:14 F21Y 101:00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由曲面上に複数の反射面素子が形成さ
    れてなる反射鏡と、この反射鏡の前方に配置され、該反
    射鏡からの反射光を拡散させる複数の拡散レンズステッ
    プが形成されてなるレンズと、を備えた車輌用灯具にお
    いて、 上記各反射面素子が、格子状に区分けされた複数のセグ
    メントの各々に割り付けられているとともに、所定の定
    点を共通の焦点とする軸線同一で焦点距離が異なる複数
    の回転放物面の各々からなり、上記軸線と略平行な反射
    光を照射するように構成されている、ことを特徴とする
    車輌用灯具。
  2. 【請求項2】 上記各回転放物面の焦点距離が、上記軸
    線から離れたセグメントの反射面素子ほど大きな値に設
    定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車輌用
    灯具。
  3. 【請求項3】 上記各回転放物面の焦点距離が、該回転
    放物面が形成されるべきセグメントにおいて上記軸線に
    最も近い点を基準にして設定されている、ことを特徴と
    する請求項1または2記載の車輌用灯具。
  4. 【請求項4】 上記各回転放物面の焦点距離が、該回転
    放物面が形成されるべきセグメントにおいて上記軸線か
    ら最も遠い点を基準にして設定されている、ことを特徴
    とする請求項1または2記載の車輌用灯具。
  5. 【請求項5】 上記複数の反射面素子のうち少なくとも
    一部の反射面素子が、該反射面素子を構成すべき回転放
    物面に代えて、該回転放物面を基準としつつ該回転放物
    面とは曲率を異にする曲面で構成されている、ことを特
    徴とする請求項1〜4いずれか記載の車輌用灯具。
  6. 【請求項6】 上記各拡散レンズステップが、格子状に
    区分けされた複数のセグメントの各々に割り付けられて
    いる、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の車
    輌用灯具。
  7. 【請求項7】 上記複数の拡散レンズステップが、小拡
    散用ステップと大拡散用ステップとを備えており、上記
    大拡散用ステップが、上記反射鏡における上記各セグメ
    ント相互間の境界線の前方に配置されている、ことを特
    徴とする請求項1〜6いずれか記載の車輌用灯具。
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