JP3190817B2 - 灯 具 - Google Patents

灯 具

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JP3190817B2
JP3190817B2 JP05559696A JP5559696A JP3190817B2 JP 3190817 B2 JP3190817 B2 JP 3190817B2 JP 05559696 A JP05559696 A JP 05559696A JP 5559696 A JP5559696 A JP 5559696A JP 3190817 B2 JP3190817 B2 JP 3190817B2
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和典 夏目
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/72Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps in street lighting

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車輌用あるいは
一般用その他各種用途に用いられる灯具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】灯具の構成としては従来より種々のもの
が提案されているが、拡散光を照射するように構成され
た灯具としては、図15に示すように、光源2と、この
光源2からの光を前方へ反射させる反射鏡4と、この反
射鏡4の前方に設けられた拡散レンズ6とを備えたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の灯具では、光拡散機能の大半は拡散レンズ6によっ
て果たされるようになっているので、広拡散の照射光を
得ようとすると拡散レンズ6に大きな負担がかかり、こ
のため、あまり広い角度範囲にわたって光を照射するこ
とができない、という問題がある。また、上記従来の灯
具では、反射鏡4からの反射光がひとかたまりになって
拡散レンズ6に入射するので、点灯時に灯具を外部から
観察したときその光り方が凡庸で斬新性がなく、あまり
見映えが良くない、という問題がある。このような問題
は、例えば車輌用標識灯のように、灯具本来の照明機能
の他に、点灯時の灯具を外部から観察したときの見映え
(光り方)が重要視される灯具においては、特に重要な
問題となる。
【0004】これに対し、反射鏡にも光拡散機能を持た
せるようにすれば、レンズに大きな負担をかけることな
く広い照射角度を確保することが可能であり、その際、
光拡散機能を持たせるために反射面に複数の凹凸を設け
るようにすれば、反射面からの反射光がひとかたまりに
なって拡散レンズに入射するのを回避することが可能と
なる。しかしながらこの場合、反射面に凹凸を無造作に
羅列しただけでは、点灯時の灯具を外部から観察したと
き単に乱雑に光って見えるだけであり、灯具の見映えを
高めることができない、という問題がある。
【0005】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、点灯時における見映えに優れた灯具
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、反射鏡の光
軸を中心として規則性を持って区分けされた複数の反射
面素子を反射面の構成要素とすることにより、上記目的
達成を図るようにしたものである。
【0007】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、光源と、この光源からの光を前方へ反射する
反射鏡と、この反射鏡の前方に設けられた拡散レンズ
と、を備えた灯具において、上記反射鏡の反射面が、該
反射鏡の光軸を中心として同心状に区分けされた複数の
反射面素子を備えてなり、上記各反射面素子が、上記光
源からの光を上記光軸に関して径方向に拡散反射するよ
うに構成されており、上記拡散レンズが、上記光軸を中
心として放射状に区分けされた複数のレンズ素子を備え
てなる、ことを特徴とするものである。
【0008】上記「複数の反射面素子」は、反射面全域
にわたって形成してもよいし、その一部領域にのみ形成
するようにしてもよい。
【0009】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、反射鏡の反射面が、該反射鏡の光軸を中心と
して同心状に区分けされた複数の反射面素子を備えてな
っているので、これら各反射面素子からの反射光を一単
位とする同心状パターンの反射光群が得られるが、上記
各反射面素子は、光源からの光を上記光軸に関して径方
向に拡散反射させるように構成されているので、レンズ
を外した状態において該反射面素子は上記光軸に関して
周方向に筋状に光って見える。そして、このように同心
状に光る反射光群が拡散レンズに入射すると、灯具とし
ては上記同心状の規則性を維持しつつ離散的なパターン
で光ることとなる。このため、点灯時の灯具を外部から
観察したとき、従来の灯具にはない斬新な光り方で光っ
て見えるようにすることができる。しかも本願発明にお
いては、上記拡散レンズが、上記光軸を中心として放射
状に区分けされた複数のレンズ素子を備えてなる構成と
なっているので、次のような作用効果を得ることができ
る。すなわち、上述したように、拡散レンズには各反射
面素子からの反射光を一単位とする同心状パターンの規
則的な反射光群が入射するので、これを拡散レンズによ
りさらに放射状の規則性をもたせて拡散透過させること
により、同心状および放射状の規則性を維持しつつ散点
的に(例えば菊花あるいは打ち上げ花火等の模様のよう
に)灯具を光らせることができる。
【0010】このように、本願発明によれば、点灯時に
おける見映えに優れた灯具を得ることができる。
【0011】また、本願発明の構成を採用することによ
り、非点灯時においても、拡散レンズを透かして反射面
を観察したとき、同心状の規則性を有する反射面が拡散
レンズの奥の方に距離をおいて見えるので、灯具を秩序
ある奥行き感を呈するものとすることができる。
【0012】このように光源からの光を上記径方向に拡
散反射させるための反射面素子の具体的構成例として
は、請求項2に記載したように、所定の基準曲面上に該
基準曲面とは上記径方向の曲率が異なる曲面(径方向の
曲率が零の曲面を含む)を割り付ける方法が採用可能で
ある。
【0013】この場合において、上記基準曲面は、回転
放物面等の単一曲面でこれを構成してもよいし、いわゆ
る多重放物面等の複数の曲面でこれを構成してもよい。
【0014】請求項3に記載したように、上記基準曲面
を、上記光軸を中心軸とする回転放物面で構成するよう
にすれば、灯具正面視において各反射面素子を略均等に
光って見えるようにすることができる。このような構成
は、灯具正面方向の光り方が重視される車輌用標識灯の
ような灯具において特に効果的である。
【0015】また、請求項4に記載したように、上記各
反射面素子の上記径方向の断面形状を凸状円弧形状に設
定するようにすれば、反射鏡成形用金型の加工をエンド
ミル等を用いて容易に行うことができる。
【0016】一方、請求項5に記載したように、上記基
準曲面を、上記光軸上の一点を共通の焦点とする焦点距
離の異なる複数の回転放物面を同心状に配置することに
より構成し、かつ、上記各回転放物面の焦点距離を、上
記光軸に近い回転放物面ほど長い値に設定するようにし
てもよい。このような構成とすることにより、灯具正面
視において各反射面素子を略均等に光って見えるように
することができるとともに、基準曲面自体の形成自由度
を増大させることができ、しかも、反射鏡の奥行き寸法
を長くして大きな立体角を確保することができるので、
灯具の効率を高めることができる。
【0017】ところで、多重放物面で基準曲面を構成す
ると上記各回転放物面相互間には必然的に段差が形成さ
れるが、請求項5記載のような焦点距離設定がなされて
いる場合には、請求項6に記載したように、上記各回転
放物面を、前方に向けて広がる環状斜面を介して接続す
るようにすれば、該環状斜面に入射した光源からの光を
上記光軸に対して斜め方向の光として反射させることが
できるので、側方照射光を得ることができる。そして、
これにより、点灯状態にある灯具を前方斜め方向から観
察したときに上記各環状斜面は間隔をおいて光ることと
なるので、灯具の見映えを一層向上させることができ
る。すなわち、上記各回転放物面相互間に形成される段
差を灯具の見映え向上手段として有効利用することがで
きる。
【0018】上記各環状斜面の上記径方向の幅の広狭は
特に限定されるものではないが、上記光軸に近い環状斜
面ほど狭い値に設定するようにすれば、灯具正面視にお
いて暗部となる(あるいは灯具斜方視において明部とな
る)環状斜面の幅が外周に向かって徐々に広くなるの
で、グラデーション効果による見映え向上を図ることが
できる。
【0019】上記各環状斜面を設けるようにした場合に
おいて、光源から各反射面素子に入射する光を上記光軸
に関して径方向に拡散反射させるための具体的構成とし
て、請求項4に記載したように、上記各反射面素子の上
記径方向の断面形状を凸状円弧形状に設定すると、該反
射面素子からの反射光の一部がその外周側の環状斜面に
入射して本来意図する拡散が行われなくなってしまうの
で、上記各反射面素子の上記径方向の断面形状を凹状円
弧形状に設定すること、あるいは円弧形状に限らずとも
凹形状に設定することが好ましい。
【0020】上記基準曲面を、単一曲面あるいは複数の
曲面いずれにより構成する場合においても、上記各反射
面素子の上記径方向の幅の広狭について特に限定される
ものではないが、請求項7に記載したように、上記各反
射面素子の上記径方向の幅を、上記光軸に近い反射面素
子ほど狭い値に設定するようにすれば、灯具正面視にお
いて同心状パターンで形成される明部相互の上記径方向
の間隔および各明部自体の上記径方向の幅が外周に向か
って徐々に広くなるので、グラデーション効果による見
映え向上を図ることができる。
【0021】
【0022】
【0023】本願発明は、車輌用灯具、屋内外で使用さ
れる一般照明用灯具、案内表示用灯具、ディスプレー照
明用灯具、携帯用灯具、その他各種用途に用いられる灯
具に適用可能であるが、点灯時における灯具自体の見映
えが極めて重要視される車輌用標識灯に適用した場合に
特に効果的である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施形態について説明する。
【0025】図1は、本願発明の第1実施形態に係る灯
具を示す側断面図であり、図2はそのII方向矢視図であ
る。
【0026】本実施形態に係る灯具10は、車輌用標識
灯であって、光源12と、この光源12からの光を前方
へ反射させる反射鏡14と、この反射鏡14の前方に設
けられた拡散レンズ16とを備えてなり、灯具正面視に
おける外形形状が円形に設定されている。
【0027】上記反射鏡14の反射面18は、該反射鏡
14の光軸Axを中心軸とする回転放物面で構成された
基準曲面18o上に、図3に示すように、光軸Axを中
心として同心状に等ピッチで区分けされた複数の円環状
の反射面素子18sが割り付けられてなっている。
【0028】上記光源12は、C−6タイプのフィラメ
ント12aを有するバルブであって、そのフィラメント
12aが基準曲面18oの焦点Fに位置するようにし
て、ソケット20を介して反射鏡14の後頂部に取り付
けられている。
【0029】上記各反射面素子18sは、図1に詳細に
示すように、径方向の断面形状が凸状円弧形状に設定さ
れており、これにより光源12からの光を光軸Axに関
して径方向に拡散反射させるようになっている。
【0030】上記拡散レンズ16は、図4に示すよう
に、光軸Axを中心として放射状に等ピッチで区分けさ
れた複数のレンズ素子16sを備えてなっている。これ
ら各レンズ素子16sは、円周方向の断面形状が図5に
示すように凸状円弧形状に設定されている。そして、こ
れにより反射面18からの反射光を光軸Axに関して円
周方向に拡散透過させるようになっている。なお、上記
のようにレンズ素子16sを放射状に区分けするように
した場合、その中心は一点(光軸Ax上の点)となり正
確にレンズ素子16sを形成することが金型加工上困難
となるので、拡散レンズ16のレンズ中心部には、魚眼
レンズ状に形成された小円領域16aが設定されてい
る。
【0031】次に本実施形態の作用について説明する。
【0032】上記拡散レンズ16にその後方から平行光
が入射している場合において、これを前方正面から観察
すると、該拡散レンズ16は、図6(a)に示すように
等ピッチで放射状に光って見える。これは、上記複数の
レンズ素子16sの各々のレンズ作用により、上記平行
光が円周方向に拡散せしめられるからである。
【0033】一方、上記光源12から(正確にはそのフ
ィラメント12aから)反射面18に入射した光は、該
反射面18に形成された複数の反射面素子18sの各々
によって上記径方向に拡散反射するため、これを前方正
面から観察すると、該反射面18は、その複数の反射面
素子18sの各々の稜線が円環状に光って見える。そし
て、反射面18全体としては、図6(b)に示すように
等ピッチで同心円状に光って見える。その際、反射面1
8の基準曲面18oは光軸Axを中心軸とする回転放物
面で構成されているので、すべての反射面素子18sが
略均等に光って見える。
【0034】したがって、反射鏡14の前方に拡散レン
ズ16を配置すると、図6(b)に示す同心円状の反射
光パターンが、拡散レンズ16により円周方向に離散せ
しめられるので、灯具10を前方正面から観察すると、
図6(c)に示すように径方向および円周方向双方に等
間隔の散点的パターンで光ることとなる。
【0035】なお、灯具10を前方斜め方向から観察し
た場合には、拡散レンズ16と反射面18との位置関係
がずれるが、上記各レンズ素子16sおよび各反射面素
子18sは光拡散機能を有しているので、図6(a)お
よび図6(b)に示す拡散レンズ16および反射鏡14
の光り方のパターンは、前方正面から観察したときのパ
ターンに比して多少変形する程度であり、このため、灯
具10は図6(c)に示す散点的パターンに近いパター
ンで光ることとなる。
【0036】以上詳述したように、本実施形態において
は、反射鏡14の反射面18が、該反射鏡14の光軸A
xを中心として同心円状に区分けされた複数の反射面素
子18sを備えてなっているので、これら各反射面素子
18sからの反射光を一単位とする同心円状パターンの
反射光群を得ることができ、そしてこのような規則性を
有する反射光群を、放射状に区分けされた複数のレンズ
素子16sを備えた拡散レンズ16に入射させることに
より、上記同心円状および放射状の規則性を維持しつつ
離散的なパターンで灯具10を光らせることができ、こ
れにより、点灯時の灯具10を外部から観察したとき、
従来の灯具にはない斬新な光り方で光って見えるように
することができる。
【0037】このように、本実施形態によれば、点灯時
における見映えに優れた灯具を得ることができる。
【0038】また、本実施形態の構成を採用することに
より、非点灯時においても、図2に示すように、拡散レ
ンズ16を透かして反射面18を観察したとき、同心状
の規則性を有する反射面18が放射状の規則性を有する
拡散レンズ16の奥の方に距離をおいて見えるので、灯
具10を秩序ある奥行き感を呈するものとすることがで
きる。
【0039】上記実施形態においては、反射面素子18
sおよびレンズ素子16s共に、等ピッチで形成された
ものについて説明したが、これらピッチを各々変えるよ
うにしてもよいことはもちろんであり、このようにした
場合には、上記実施形態に比してパターンにアクセント
のある光り方の灯具を得ることができる。
【0040】また、上記実施形態においては、径方向の
断面形状が凸状円弧形状に設定された反射面素子18s
について説明したが、図7(a)に示すような凹状円弧
形状の反射面素子18sAあるいは図7(b)に示すよ
うな波形断面形状の反射面素子18sBを採用してもよ
く、これらの場合にも、光源12からの光を径方向に拡
散反射させることができるので、上記実施形態と類似し
た光り方の灯具を得ることができる。一方、このような
拡散反射機能を有する反射面素子18sに代えて、図7
(c)、図7(d)に示すような光源12からの光を径
方向に偏向反射させる反射面素子18sC、18sDを
採用してもよく、これらの場合には、上記実施形態とは
趣の異なる光り方の灯具を得ることができる。
【0041】上記拡散レンズ16のレンズ素子16sに
ついても、上記実施形態のような凸状円弧形状の断面形
状に代えて、上記反射面素子の変形例として挙げた図7
(a)、図7(b)に示すような凹状円弧形状、波形断
面形状等にしてもよく、これらの場合にも、反射光を円
周方向に拡散透過させることができるので、上記実施形
態と類似した光り方の灯具を得ることができる。
【0042】さらに、上記実施形態のように放射状に区
分けされた拡散レンズ16に代えて、図8に示すような
同心円状に区分けされた拡散レンズ16Aあるいは図9
に示すような放射状および同心円状に区分けされた拡散
レンズ16B、さらには、図15に従来例として示した
ような格子状に区分けされた拡散レンズ6を採用しても
よく、これらの場合には、上記実施形態とは趣の異なる
光り方の灯具を得ることができる。
【0043】本願発明は、上記実施形態のような円形形
状の灯具とは異なる外形形状の灯具にも適用可能である
ことはもちろんである。図10は、矩形形状の灯具10
Aへの適用例を示すものである。この例では、上記実施
形態と同様のレンズ素子16sを採用しているが、反射
面素子18sについては、灯具10Aの形状に合わせ
て、光軸Axを中心として同心矩形形状に区分けされた
ものを採用している。この場合にも、灯具の光り方は上
記実施形態と類似したのとなるが、円形と矩形との相違
により、上記実施形態とは趣の異なる光り方の灯具を得
ることができる。
【0044】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0045】図11は、本実施形態に係る灯具を示す側
断面図であり、図12はその XII方向矢視図である。
【0046】本実施形態に係る灯具10′も、灯具正面
視における外形形状が円形に設定された車輌用標識灯で
あって、光源12および拡散レンズ16については第1
実施形態と全く同様の構成であるが、反射鏡14′が第
1実施形態の反射鏡14とは異なっている。
【0047】すなわち、本実施形態における反射鏡1
4′は、その反射面18の基準曲面18oが、該反射鏡
14の光軸Ax上の一点Fを共通の焦点とする焦点距離
の異なる複数の回転放物面が同心状に配置された構成と
なっている。そして、これら各回転放物面に、光軸Ax
に関して径方向の断面形状が凹状円弧形状の反射面素子
18sが割り付けられ、これら各反射面素子18sによ
り光源12からの光を上記径方向に拡散反射させるよう
になっている。
【0048】図14に示すように、上記各回転放物面の
焦点距離は、光軸Axに近い回転放物面ほど長い値に設
定されている。そして、これら各回転放物面は、環状斜
面18wを介して接続されている。
【0049】図13に示すように、これら各環状斜面1
8wの上記径方向の幅は、光軸Axに近い環状斜面ほど
狭い値に設定されている。また、上記各反射面素子18
sの上記径方向の幅についても、上記光軸Axに近い反
射面素子ほど狭い値に設定されている。
【0050】本実施形態においても、第1実施形態と同
様、反射鏡14′の反射面18が、該反射鏡14′の光
軸Axを中心として同心円状に区分けされた複数の反射
面素子18sを備えてなっているので、これら各反射面
素子18sからの反射光を一単位とする同心円状パター
ンの反射光群を得ることができ、そしてこのような規則
性を有する反射光群を、放射状に区分けされた複数のレ
ンズ素子16sを備えた拡散レンズ16に入射させるこ
とにより、上記同心円状および放射状の規則性を維持し
つつ離散的なパターンで灯具10を光らせることがで
き、これにより、点灯時の灯具10を外部から観察した
とき、従来の灯具にはない斬新な光り方で光って見える
ようにすることができる。
【0051】本実施形態においては、さらに次のような
作用効果を得ることができる。
【0052】すなわち、反射面18の基準曲面18o
が、該反射鏡14の光軸Ax上の一点Fを共通の焦点と
する焦点距離の異なる複数の回転放物面が同心状に配置
されてなっているので、灯具正面視において各反射面素
子18sを略均等に光って見えるようにすることができ
る。
【0053】しかも、上記各反射面素子18sの上記径
方向の幅が、光軸Axに近い反射面素子ほど狭い値に設
定されているので、灯具正面視において同心状パターン
で形成される明部相互の上記径方向の間隔および各明部
自体の上記径方向の幅が外周に向かって徐々に広がるこ
ととなり、これによりグラデーション効果による見映え
向上を図ることができる。
【0054】また、上記各回転放物面の焦点距離が、光
軸Axに近い回転放物面ほど長い値に設定されているの
で、反射鏡の奥行き寸法が長くなって大きな立体角を確
保することができ、これにより灯具の効率を高めること
ができる。
【0055】さらに、上記各回転放物面が環状斜面18
wを介して接続されているので、該環状斜面18wに入
射した光源12からの光は光軸Axに対して斜め方向の
光として反射することとなり、これにより側方照射光が
得られる。そして、点灯状態にある灯具を前方斜め方向
から観察したときに各環状斜面18wが間隔をおいて光
ることとなるため、灯具の見映えを一層向上させること
ができる。
【0056】そして、これら各環状斜面18wの上記径
方向の幅は、光軸Axに近い環状斜面ほど狭い値に設定
されているので、灯具正面視において暗部となる(ある
いは灯具斜方視において明部となる)環状斜面の幅が外
周に向かって徐々に広くなることとなり、これによりグ
ラデーション効果による見映え向上を図ることができ
る。
【0057】また、上記各反射面素子18sの上記径方
向の断面形状が凹状円弧形状に設定れているので、これ
を例えば凸状円弧形状に設定した場合のように該反射面
素子18sからの反射光の一部がその外周側の環状斜面
18wに入射して本来意図する拡散が行われなくなって
しまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る灯具を示す側断
面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】上記灯具をその拡散レンズを外して示す、図1
のIII方向矢視図
【図4】上記灯具のレンズを示す、図1のIV方向矢視図
【図5】上記灯具のレンズ素子の断面形状を示す、図4
のV-V線断面図
【図6】上記実施形態の作用を示す図
【図7】上記灯具の反射面素子の断面形状の変形例を示
す、図1の部分拡大図
【図8】上記実施形態の拡散レンズの変形例を示す、図
4と同様の図
【図9】上記実施形態の拡散レンズの他の変形例を示
す、図4と同様の図
【図10】上記実施形態の変形例を示す、図2と同様の
【図11】本願発明の第2実施形態に係る灯具を示す側
断面図
【図12】図11のXII 方向矢視図
【図13】上記灯具をその拡散レンズを外して示す、図
11のXIII方向矢視図
【図14】上記灯具の反射面を詳細に示す、図11の部
分拡大図
【図15】従来例を示す図
【符号の説明】
10、10A、10′ 灯具 12 光源(バルブ) 12a フィラメント 14、14′ 反射鏡 16、16A、16B レンズ 16s レンズ素子 18 反射面 18o 基準曲面(回転放物面、多重放物面) 18s、18sA、18sB、18sC、18sD 反
射面素子 18w 環状斜面 Ax 光軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−82109(JP,A) 特開 平7−57516(JP,A) 特開 平9−231813(JP,A) 特開 平7−161205(JP,A) 実開 昭60−162302(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21W 101:14 F21Y 101:00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光を前方へ反射
    する反射鏡と、この反射鏡の前方に設けられた拡散レン
    ズと、を備えた灯具において、 上記反射鏡の反射面が、該反射鏡の光軸を中心として同
    心状に区分けされた複数の反射面素子を備えてなり、 上記各反射面素子が、上記光源からの光を上記光軸に関
    して径方向に拡散反射するように構成されており、 上記拡散レンズが、上記光軸を中心として放射状に区分
    けされた複数のレンズ素子を備えてなる、ことを特徴と
    する灯具。
  2. 【請求項2】 上記各反射面素子が、所定の基準曲面上
    に該基準曲面とは上記径方向の曲率が異なる曲面を割り
    付けることにより構成されている、ことを特徴とする請
    求項1記載の灯具。
  3. 【請求項3】 上記基準曲面が、上記光軸を中心軸とす
    る回転放物面で構成されている、ことを特徴とする請求
    項2記載の灯具。
  4. 【請求項4】 上記各反射面素子の上記径方向の断面形
    状が、凸状円弧形状に設定されている、ことを特徴とす
    る請求項2または3記載の灯具。
  5. 【請求項5】 上記基準曲面が、上記光軸上の一点を共
    通の焦点とする焦点距離の異なる複数の回転放物面を同
    心状に配置することにより構成されており、上記各回転
    放物面の焦点距離が、上記光軸に近い回転放物面ほど長
    い値に設定されている、ことを特徴とする請求項2記載
    の灯具。
  6. 【請求項6】 上記各回転放物面が、前方に向けて広が
    る環状斜面を介して接続されている、ことを特徴とする
    請求項5記載の灯具。
  7. 【請求項7】 上記各反射面素子の上記径方向の幅が、
    上記光軸に近い反射面素子ほど狭い値に設定されてい
    る、ことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の灯
    具。
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