JP3145963B2 - 車輌用標識灯 - Google Patents

車輌用標識灯

Info

Publication number
JP3145963B2
JP3145963B2 JP21811197A JP21811197A JP3145963B2 JP 3145963 B2 JP3145963 B2 JP 3145963B2 JP 21811197 A JP21811197 A JP 21811197A JP 21811197 A JP21811197 A JP 21811197A JP 3145963 B2 JP3145963 B2 JP 3145963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small
reflecting surface
small reflecting
cascading
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21811197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1153905A (ja
Inventor
秀昭 薩川
靖之 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP21811197A priority Critical patent/JP3145963B2/ja
Publication of JPH1153905A publication Critical patent/JPH1153905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3145963B2 publication Critical patent/JP3145963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/30Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by reflectors
    • F21S43/31Optical layout thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車輌用標識灯、
特にそのリフレクタの反射面の構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車輌用標識灯は、一般に、図10
に示すように、回転放物面からなる反射面6aを有する
リフレクタ6と、複数の魚眼レンズステップ8sが形成
されたレンズ8とを備えた構成となっており、光源バル
ブ2からの光を上記反射面6aで反射させて平行光と
し、これを上記レンズ8で拡散透過させることにより、
所要の灯具配光性能を確保するようになっている。
【0003】このような従来の標識灯においては、これ
を外部から観察したとき、点灯時・非点灯時いずれの場
合においても、単に上記レンズ8の魚眼レンズステップ
8sが光って見えるに過ぎないので、見え方が平面的で
あり、観察者に対して灯具の奥行き感を与えることがで
きない、という問題がある。
【0004】一方、近年の車輌用標識灯においては、反
射面に複数の反射面素子が形成された、いわゆるステッ
プリフレクタも多く採用されている。このようなステッ
プリフレクタを備えた標識灯においては、レンズに魚眼
レンズステップを形成することを必要とせずに所要の灯
具配光性能を確保することが可能となるので、レンズを
透して灯具内部が見えやすくなり、これにより灯具の透
明感を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に反
射面に複数の反射面素子を割り付けただけのステップリ
フレクタを備えた従来の標識灯では、点灯時・非点灯時
いずれの場合においても、灯具観察者に対して上記ステ
ップリフレクタの実際の奥行き寸法以上の奥行き感は与
えることができない、という問題がある。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、十分に奥行き感のある見映えの良い
車輌用標識灯を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、リフレクタ
の反射面に所定の小反射面を形成することにより、上記
目的達成を図るようにしたものである。
【0008】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、光源バルブと、この光源バルブからの光を前
方へ反射させる反射面を有するリフレクタと、このリフ
レクタの前方に設けられたレンズと、を備えた車輌用標
識灯において、上記反射面上に、該反射面とは不連続な
面からなる複数の小反射面が形成されており、灯具正面
視における上記各小反射面のサイズが、前後方向に延び
る所定の基準線から離れた位置にある小反射面ほど大き
なサイズに設定されている、ことを特徴とするものであ
る。
【0009】上記各「小反射面」は、上記反射面とは不
連続な面からなるものであれば、その輪郭形状、表面形
状、個数、配置等は、特に限定されるものではない。
【0010】例えば、上記各「小反射面」の輪郭形状と
しては、円形、楕円形、多角形、扇形等が採用可能であ
り、上記各「小反射面」の表面形状としては、平面、球
面、放物面等が採用可能である。また、上記各「小反射
面」を上記反射面と同一の表面形状にして、その向きの
みを上記反射面と異なったものとすることも可能であ
る。さらに、上記各「小反射面」の配置については、ア
トランダムな配置としてもよいし、規則性を有する配置
としてもよい。
【0011】上記「反射面」における上記複数の小反射
面以外の部分の表面形状は特に限定されるものではな
く、例えば、回転放物面等の単一曲面で構成してもよい
し、いわゆる多重放物面等の複数の曲面で構成してもよ
い。
【0012】上記「所定の基準線」は、前後方向に延び
る線であれば、その配設位置は特に限定されるものでは
なく、上記リフレクタの光軸と一致する線であってもよ
いし、上記リフレクタの反射面を通る線であってもよい
し、上記リフレクタの反射面から外れた位置を通る線で
あってもよい。
【0013】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、リフレクタの反射面上に、該反射面とは不連
続な面からなる複数の小反射面が形成されており、灯具
正面視における上記各小反射面のサイズが、前後方向に
延びる所定の基準線から離れた位置にある小反射面ほど
大きなサイズに設定されているので、次のような作用効
果を得ることができる。
【0014】すなわち、一般に、近くにある物体は大き
く遠くにある物体は小さく見え、また、複数の物体が等
間隔で配置されている場合には近くの物体は疎に遠くの
物体は密に配置されて見える。このような視覚的な作用
を利用して遠近感を創生する手法として線遠近法が知ら
れている。
【0015】この線遠近法に照らして本願発明の構成を
考察すると、上記反射面に形成された各小反射面は、そ
の灯具正面視におけるサイズが上記基準線から離れた位
置にある小反射面ほど大きなサイズに設定されているの
で、上記反射面は、上記基準線の部分が最も遠くにある
ように見え、該基準線から離れるに従って徐々に近づい
て見えることとなる。このため、上記反射面は、その実
際の奥行き寸法よりもずっと奥行きがあるように見え
る。
【0016】したがって、本願発明によれば、レンズを
透して反射面を観察した者に対して十分な奥行き感を与
えることができ、これにより灯具の見映えを向上させる
ことができる。
【0017】ところで、上記各小反射面は、点灯時には
上記光源バルブからの光を反射させ、非点灯時には灯具
外部から入射した光を反射させるので、点灯時・非点灯
時いずれの場合においても上記のような効果を得ること
ができる。
【0018】上記構成において、上記各小反射面の配置
が限定されるものでないことは上述したとおりである
が、請求項2に記載したように、上記小反射面を連珠状
に複数個配置してなる連珠状小反射面群毎に分離して形
成するようにすれば、上記各小反射面が一定の秩序をも
って上記反射面に配置されることとなるので、上記反射
面の奥行き感を一層容易に創生することができる。
【0019】この場合における上記複数の連珠状小反射
面群の配置の態様としては、例えば、請求項3に記載し
たように、上記基準線を中心にして放射状に延びるよう
に配置したもの、請求項4に記載したように、上記基準
線を中心にして同心状に延びるように配置したもの、請
求項5に記載したように、縞状に延びるように配置した
もの等が採用可能である。
【0020】これらの配置態様のうち、放射状配置を採
用した場合には、その連珠状小反射面群内において上記
各小反射面のサイズを上記基準線から離れた位置にある
ものほど大きなサイズに設定することにより、そのまま
秩序を持った奥行き感を創生することができるのである
が、同心状配置あるいは縞状配置を採用した場合には、
請求項6に記載したように、上記各小反射面のサイズを
上記各連珠状小反射面群内においては互いに略同一サイ
ズに設定するとともに、上記基準線から離れた位置にあ
る連珠状小反射面群を構成する小反射面ほど大きなサイ
ズに設定するようにすれば、上記各小反射面のサイズを
単純に上記基準線からの絶対的な距離に応じて設定する
ようにした場合に比して、秩序を持った奥行き感を創生
することができる。
【0021】また、同心状配置あるいは縞状配置を採用
した場合には、請求項7に記載したように、上記各連珠
状小反射面群相互の間隔を、上記基準線から離れた位置
における間隔ほど大きな値に設定するようにすれば、近
くの物体は疎に遠くの物体は密に配置されて見えるとい
う上記線遠近法の原理により、一層奥行き感を高めるこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0023】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0024】図1は、本実施形態に係る車輌用標識灯を
示す正面図であり、図2および3は、そのII-II 線およ
びIII-III 線断面図である。
【0025】これらの図に示すように、本実施形態に係
る標識灯(灯具)10は、自動車の車体後端部に設けら
れるテールランプであって、上下方向に延びるフィラメ
ント12aを有する光源バルブ12と、この光源バルブ
12をソケット14を介して支持するとともに、該光源
バルブ12からの光を前方(灯具としての前方であって
車体としては後方、以下同様)へ向けて拡散反射させる
反射面16aを有するリフレクタ16と、このリフレク
タ16の前方に配置されるとともに該リフレクタ16に
固定されたレンズ18とを備えてなっている。
【0026】上記光源バルブ12は、そのフィラメント
12aの中心を上記リフレクタ16の光軸Ax上に位置
させるようにして、上記リフレクタ16のバルブ挿通孔
16cに挿着されている。
【0027】図4は、上記標識灯10を、そのレンズ1
8を外して示す正面図であり、図5は、図3のV 部詳細
図である。
【0028】これらの図に示すように、上記リフレクタ
16の反射面16aは、灯具正面視において、その前方
開口形状が台形形状に設定されており、上記光軸Axを
中心として同心円状に形成された円環状の複数の反射面
素子16sに分割形成されている。これら各反射面素子
16sの半径方向の幅Dは、上記光軸Axから離れたも
のほど広くなるように設定されている(ただし、最内周
の反射面素子16sは広幅に設定されている)。
【0029】上記各反射面素子16sは、素子本体部1
6s1と、その内周側のエプロン部16s2および段差
部16s3とからなっている。
【0030】上記各素子本体部16s1は、上記光軸A
xを共通の軸線としかつ該光軸Axにおける上記フィラ
メント12aの位置を共通の焦点とする、互いに焦点距
離が異なる複数の回転放物面の各々P(i) (図5におい
て2点鎖線で示す)を基準面としつつ、該基準面とは半
径方向の曲率が異なる曲面(円周方向に延びる断面凹状
の円環曲面)で構成されている。上記各回転放物面P
(i) の焦点距離は、上記光軸Axから離れた素子本体部
16s1のものほど大きな値になるように設定されてい
る。そして、これにより、上記リフレクタ16の薄型化
を図りつつ、上記各素子本体部16s1によって上記光
源バルブ12からの光を半径方向に拡散反射させるよう
になっている。
【0031】上記各エプロン部16s2は、上記複数の
回転放物面の各々P(i) でそのまま構成されており、ま
た、上記段差部16s13は、その断面形状が半径方向
外方へ向けて後退する直線形状に設定されている。
【0032】上記反射面16a上には、灯具正面視にお
いて円形形状を有する多数の小反射面16bが該反射面
16aから突出するようにして形成されている。これら
小反射面16bは、上記各反射面素子16s相互間の境
界線BLに沿って円周方向に等角度間隔で連珠状に形成
されており、これにより上記各境界線BL毎に連珠状小
反射面群16Bを構成している。
【0033】これら各連珠状小反射面群16Bを構成す
る各小反射面16bの灯具正面視におけるサイズは、上
記各連珠状小反射面群16B内においては互いに同一サ
イズに設定されているが、上記各連珠状小反射面群16
B相互間では、上記光軸Axから離れた位置にある連珠
状小反射面群16Bを構成する小反射面16bほど大き
なサイズに設定されている。また、上記各連珠状小反射
面群16Bを構成する各小反射面16bの円周方向角度
位置は、上記各連珠状小反射面群16B相互間ですべて
同じ角度位置に形成されている。
【0034】上記各連珠状小反射面群16Bを構成する
各小反射面16bの表面形状は、図5に示すように、該
連珠状小反射面群16Bの内周側に隣接する素子本体部
16s1の基準面と同じ回転放物面P(i) を基準面とし
つつ、該基準面とは曲率の異なる凹状球面で構成されて
いる。この凹状球面の曲率半径は、上記内周側に隣接す
る素子本体部16s1の半径方向断面を構成する凹状曲
線の曲率半径と略同じ値に設定されている。
【0035】なお、上記各反射面素子16sの段差部1
6s3は、上記各小反射面16bが形成されている部分
においては、該小反射面16bの外周側に回り込むよう
にして形成されている。
【0036】上記各連珠状小反射面群16B相互の間隔
は、上記各反射面素子16sの半径方向の幅Dに等しい
ものとなるが、該幅Dが上記光軸Axから離れたものほ
ど広くなるように設定されていることから、上記光軸A
xから離れた位置における間隔ほど大きな値になってい
る。
【0037】図1に示すように、上記レンズ18は、そ
の内面18aが複数のレンズステップ18sに分割形成
されている。これら複数のレンズステップ18sは、上
記光軸Axを中心にして、上記内面18aの周縁部へ向
かって放射状に延びるように形成されている。なお、こ
のように形成する代わりに、上記光軸Axから上方へ延
びる鉛直線を中心にして上記内面18aの周縁部へ向か
って略放射状に延びるように形成してもよい。
【0038】上記各レンズステップ18sは、その円周
方向断面が凸状曲線で構成されており、これにより上記
反射面16aからの反射光を前方へ向けて円周方向に拡
散透過させるようになっている。そして、上記リフレク
タ16による拡散反射と上記レンズ18による拡散透過
との組合せにより、灯具配光性能上要求される上下およ
び左右方向の拡散照射光を確保するようになっている。
【0039】以上詳述したように、本実施形態において
は、リフレクタ16の反射面16a上に多数の円形の小
反射面16bが突出形成されており、これら各小反射面
16bのサイズが上記リフレクタ16の光軸Axから離
れた位置にあるものほど大きなサイズに設定されている
ので、上記反射面16aは、線遠近法の原理により、上
記光軸Ax寄りの部分が最も遠くにあるように見え、該
部分から半径方向外方へ離れるに従って徐々に近づいて
見えることとなる。このため、上記反射面16aは、そ
の実際の奥行き寸法よりもずっと奥行きがあるように見
える。
【0040】したがって、本実施形態によれば、レンズ
18を透して上記反射面16を観察した者に対して十分
な奥行き感を与えることができ、これにより灯具10の
見映えを向上させることができる。
【0041】ところで、上記各小反射面16bは、点灯
時には上記光源バルブ12からの光を反射させ、非点灯
時には上記灯具10の外部から入射した光を反射させる
ので、点灯時・非点灯時いずれの場合においても上記の
ような効果を得ることができる。
【0042】本実施形態においては、上記多数の小反射
面16bが、同一サイズの小反射面16bを円周方向に
連珠状に複数個配置してなる連珠状小反射面群16B毎
に半径方向に分離して形成されているので、これら連珠
状小反射面群16Bが上記反射面16aの中心部から周
縁部へ向けて同心円状に広がって見えることとなり、こ
れにより上記反射面16aの奥行き感を一層容易に創生
することができる。
【0043】その際、上記各連珠状小反射面群16B相
互の間隔Dは、上記光軸Axから離れた位置における間
隔ほど大きな値に設定されているので、近くの物体は疎
に遠くの物体は密に配置されて見えるという線遠近法の
原理により、上記反射面16aの奥行き感をさらに一層
高めることができる。
【0044】また、本実施形態においては、上記反射面
16aが円環状の複数の反射面素子16sに分割形成さ
れているので、その素子本体部16s1が円周方向に連
続したリング状の光輝部として光って見えることとなる
が、これら各反射面素子16sの境界線BLには上記各
連珠状小反射面群16Bが配置されており、その各小反
射面16bは円周方向に散点的に配列されたドット状の
光輝部として光って見えるので、上記反射面16a全体
としては、リング状の光輝部とドット状の光輝部とが半
径方向に交互に光って見えることとなる。このため、本
実施形態においては、上記反射面16aを斬新な意匠で
光らせることができ、これにより上記反射面16aの見
映えをさらに向上させることができる。
【0045】しかも、本実施形態においては、上記レン
ズ18の内面18aに、上記光軸Ax(あるいは鉛直線
L)から周縁部へ向かって略放射状に延びる複数のレン
ズステップ18sが形成されているので、灯具としての
所要配光性能を容易に確保することができるのみなら
ず、上記レンズ18にも線遠近法が適用されることとな
り、これにより灯具10の奥行き感をさらに一層高める
ことができる。
【0046】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0047】図6は、本実施形態に係る車輌用標識灯
を、そのレンズを外して示す正面図であり、図7は、そ
のVII-VII 線断面図である。
【0048】これらの図に示すように、本実施形態にお
いては、反射面16aの構成が第1実施形態と大きく異
なっている。
【0049】すなわち、本実施形態の反射面16aは、
灯具正面視において上下方向に延びる複数の帯状の反射
面素子16sに分割形成されており、これにより縦縞模
様を構成している。これら各反射面素子16sの左右方
向の幅Dは、上記光軸Axを通る鉛直線Lから離れたも
のほど広くなるように設定されている。
【0050】また、これら各反射面素子16sは、上記
光軸Axを軸線としかつ該光軸Axにおける上記フィラ
メント12aの位置を焦点とする単一の回転放物面P
(図7において2点鎖線で示す)を基準面としつつ、該
基準面とは左右方向の曲率が異なる曲面(上下方向に延
びる断面凹状のシリンドリカル曲面)で構成されてい
る。
【0051】また、本実施形態の各小反射面16bは、
上記各反射面素子16sの外方端部において上記各反射
面素子16s相互間の境界線BLに接するようにして上
下方向に等間隔で連珠状に形成されており、これにより
上記各境界線BL毎に連珠状小反射面群16Bを構成し
ている。上記各小反射面16bが灯具正面視において円
形形状を有している点、および、上記各小反射面16b
の灯具正面視におけるサイズが、上記各連珠状小反射面
群16B内においては互いに同一サイズに設定されてい
るが、上記各連珠状小反射面群16B相互間では上記光
軸Axから離れた位置にある連珠状小反射面群16Bを
構成する小反射面16bほど大きなサイズに設定されて
いる点については、第1実施形態と同様である。
【0052】上記各小反射面16bの表面形状は、上記
回転放物面Pそのままの曲面で構成されている。
【0053】このように本実施形態においては、リフレ
クタ16の反射面16a上に多数の円形の小反射面16
bが、上下方向に延びる連珠状小反射面群16B毎の集
団で左右方向に分離して形成されており、かつ、これら
連珠状小反射面群16Bを構成する各小反射面16bの
サイズが、上記リフレクタ16の光軸Axを通る鉛直線
Lから離れた位置にある連珠状小反射面群16Bのもの
ほど大きなサイズに設定されているので、上記反射面1
6aは、線遠近法の原理により、上記鉛直線L寄りの部
分が最も遠くにあるように見え、該部分から左右方向外
方へ離れるに従って徐々に近づいて見えることとなる。
このため、上記反射面16aは、その実際の奥行き寸法
よりもずっと奥行きがあるように見える。
【0054】したがって、本実施形態によれば、レンズ
18を透して上記反射面16を観察した者に対して十分
な奥行き感を与えることができ、これにより灯具10の
見映えを向上させることができる。
【0055】しかも、本実施形態においては、上記各連
珠状小反射面群16B相互の間隔Dが、上記光軸Axか
ら離れた位置における間隔ほど大きな値に設定されてい
るので、近くの物体は疎に遠くの物体は密に配置されて
見えるという線遠近法の原理により、上記反射面16a
の奥行き感を一層高めることができる。
【0056】また、本実施形態においては、上記反射面
16aが上下方向に延びる複数の反射面素子16sに分
割形成されているので、これら各反射面素子16sは帯
状の光輝部として光って見えることとなるが、これら各
反射面素子16sの外方端部には上記各連珠状小反射面
群16Bが配置されており、その各小反射面16bは上
下方向に散点的に配列されたドット状の光輝部として光
って見えるので、上記反射面16a全体としては、帯状
の光輝部とドット状の光輝部とが縦縞状に交互に光って
見えることとなる。このため、本実施形態においては、
上記反射面16aを斬新な意匠で光らせることができ、
これにより上記反射面16aの見映えをさらに向上させ
ることができる。
【0057】本実施形態においては、上記各反射面素子
16sの表面形状が、上記回転放物面Pよりも左右方向
の曲率が大きいシリンドリカル曲面で構成されているの
に対し、上記各小反射面16bの表面形状は、上記回転
放物面Pそのままの曲面で構成されているので、点灯
時、灯具正面視において上記各小反射面16bがドット
状の光輝部として非常に明るく光って見えることとな
り、これにより上記反射面16aの奥行き感をさらに一
層高めることができる。
【0058】次に、本願発明の第3実施形態について説
明する。
【0059】図8は、本実施形態に係る車輌用標識灯
を、そのレンズを外して示す正面図である。
【0060】図示のように、本実施形態においては、第
2実施形態に対して、反射面16aを構成する複数の反
射面素子16sが、縦縞状ではなく光軸Axを中心に同
心状に形成されている点が異なっているが、上記各反射
面素子16sおよび各小反射面16bの断面形状につい
ては、第2実施形態と同様である。
【0061】上記各反射面素子16s相互間の境界線B
Lは、上記反射面16aの前方開口形状と相似の台形形
状に設定されており、また、上記各反射面素子16sの
幅(すなわち上記各境界線BL相互の間隔)Dは、上下
・左右いずれの方向に関しても、上記光軸Axから離れ
たものほど広くなるように設定されている。
【0062】このように本実施形態においては、リフレ
クタ16の反射面16a上に多数の円形の小反射面16
bが、同心台形状に延びる連珠状小反射面群16B毎の
集団で半径方向に分離して形成されており、かつ、これ
ら連珠状小反射面群16Bを構成する各小反射面16b
のサイズが、上記リフレクタ16の光軸Axから離れた
位置にある連珠状小反射面群16Bのものほど大きなサ
イズに設定されているので、上記反射面16aは、線遠
近法の原理により、上記光軸Ax寄りの部分が最も遠く
にあるように見え、該部分から左右方向外方へ離れるに
従って徐々に近づいて見えることとなる。このため、上
記反射面16aは、その実際の奥行き寸法よりもずっと
奥行きがあるように見える。
【0063】したがって、本実施形態によれば、レンズ
18を透して上記反射面16を観察した者に対して十分
な奥行き感を与えることができ、これにより灯具10の
見映えを向上させることができる。
【0064】しかも、本実施形態においては、上記各連
珠状小反射面群16B相互の間隔Dが、上記光軸Axか
ら離れた位置における間隔ほど大きな値に設定されてい
るので、近くの物体は疎に遠くの物体は密に配置されて
見えるという線遠近法の原理により、上記反射面16a
の奥行き感を一層高めることができる。
【0065】また、本実施形態においては、上記反射面
16aが同心台形状に延びる複数の反射面素子16sに
分割形成されているので、これら各反射面素子16sは
台形状に連続的に延びる光輝部として光って見えること
となるが、これら各反射面素子16sの外方端部には上
記各連珠状小反射面群16Bが配置されており、その各
小反射面16bは台形状に散点的に配列されたドット状
の光輝部として光って見えるので、上記反射面16a全
体としては、台形状に連続的に延びる光輝部とドット状
に配列された光輝部とが同心台形状に交互に光って見え
ることとなる。このため、本実施形態においては、上記
反射面16aを斬新な意匠で光らせることができ、これ
により上記反射面16aの見映えをさらに向上させるこ
とができる。
【0066】本実施形態においても、上記各小反射面1
6bの表面形状が上記回転放物面Pそのままの曲面で構
成されているので、点灯時、灯具正面視において上記各
小反射面16bがドット状の光輝部として非常に明るく
光って見え、これにより上記反射面16aの奥行き感を
さらに一層高めることができる。
【0067】次に、本願発明の第4実施形態について説
明する。
【0068】図9は、本実施形態に係る車輌用標識灯
を、そのレンズを外して示す正面図である。
【0069】図示のように、本実施形態においては、第
1実施形態に対して、反射面16aが単一放物面で構成
されている点、および、複数の小反射面16bにより構
成される連珠状小反射面群16Bが、光軸Axを中心に
して放射状に延びるように配置されている点が異なって
いるが、上記各小反射面16bの断面形状については、
第1実施形態と同様である。
【0070】上記各連珠状小反射面群16Bを構成する
各小反射面16bのサイズは、上記リフレクタ16の光
軸Axから離れるに従って急激に大きなサイズになるよ
うに設定されており、最外部に位置する小反射面16b
は、上記反射面16aの外周縁に、そのコーナ部あるい
は上記光軸Axを通る鉛直線および水平線との交点にお
いて内接するようにして形成されている。
【0071】このように本実施形態においては、リフレ
クタ16の反射面16a上に多数の円形の小反射面16
bが、放射状に延びる連珠状小反射面群16B毎の集団
で周方向に分離して形成されており、かつ、これら連珠
状小反射面群16Bを構成する各小反射面16bのサイ
ズが、上記リフレクタ16の光軸Axから離れた位置に
あるものほど大きなサイズに設定されているので、上記
反射面16aは、線遠近法の原理により、上記光軸Ax
寄りの部分が最も遠くにあるように見え、該部分から半
径方向外方へ離れるに従って徐々に近づいて見えること
となる。このため、上記反射面16aは、その実際の奥
行き寸法よりもずっと奥行きがあるように見える。
【0072】したがって、本実施形態によれば、レンズ
18を透して上記反射面16を観察した者に対して十分
な奥行き感を与えることができ、これにより灯具10の
見映えを向上させることができる。
【0073】しかも、本実施形態においては、上記各連
珠状小反射面群16Bを構成する各小反射面16bのサ
イズが急激に変化するように設定されているので、上記
反射面16aの奥行き感を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る車輌用標識灯を
示す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】図1のIII-III 線断面図
【図4】第1実施形態に係る車輌用標識灯を、そのレン
ズを外して示す正面図
【図5】図3のV 部詳細図
【図6】本願発明の第2実施形態に係る車輌用標識灯
を、そのレンズを外して示す正面図
【図7】図6のVII-VII 線断面図
【図8】本願発明の第3実施形態に係る車輌用標識灯
を、そのレンズを外して示す正面図
【図9】本願発明の第4実施形態に係る車輌用標識灯
を、そのレンズを外して示す正面図
【図10】従来例を示す、車輌用標識灯の分解斜視図
【符号の説明】
10 標識灯(灯具) 12 光源バルブ 12a フィラメント 16 リフレクタ 16a 反射面 16b 小反射面 16B 連珠状小反射面群 16s 反射面素子 16s1 素子本体部 16s2 エプロン部 16s3 段差部 18 レンズ 18a 内面 18s レンズステップ Ax リフレクタの光軸(基準線) BL 境界線 D 境界線の間隔 L 鉛直線 P、P(i) 回転放物面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21W 101:14 F21Y 101:00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源バルブと、この光源バルブからの光
    を前方へ反射させる反射面を有するリフレクタと、この
    リフレクタの前方に設けられたレンズと、を備えた車輌
    用標識灯において、 上記反射面上に、該反射面とは不連続な面からなる複数
    の小反射面が形成されており、 灯具正面視における上記各小反射面のサイズが、前後方
    向に延びる所定の基準線から離れた位置にある小反射面
    ほど大きなサイズに設定されている、ことを特徴とする
    車輌用標識灯。
  2. 【請求項2】 上記各小反射面が、該小反射面を連珠状
    に複数個配置してなる連珠状小反射面群毎に分離して形
    成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車輌用
    標識灯。
  3. 【請求項3】 上記複数の連珠状小反射面群が、上記基
    準線を中心にして放射状に延びるように配置されてい
    る、ことを特徴とする請求項2記載の車輌用標識灯。
  4. 【請求項4】 上記複数の連珠状小反射面群が、上記基
    準線を中心にして同心状に延びるように配置されてい
    る、ことを特徴とする請求項2記載の車輌用標識灯。
  5. 【請求項5】 上記複数の連珠状小反射面群が、縞状に
    延びるように配置されている、ことを特徴とする請求項
    2記載の車輌用標識灯。
  6. 【請求項6】 灯具正面視における上記各小反射面のサ
    イズが、上記各連珠状小反射面群内においては互いに略
    同一サイズに設定されるとともに、上記基準線から離れ
    た位置にある連珠状小反射面群を構成する小反射面ほど
    大きなサイズに設定されている、ことを特徴とする請求
    項4または5記載の車輌用標識灯。
  7. 【請求項7】 上記各連珠状小反射面群相互の間隔が、
    上記基準線から離れた位置における間隔ほど大きな値に
    設定されている、ことを特徴とする請求項4〜6いずれ
    か記載の車輌用標識灯。
JP21811197A 1997-07-29 1997-07-29 車輌用標識灯 Expired - Fee Related JP3145963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21811197A JP3145963B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 車輌用標識灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21811197A JP3145963B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 車輌用標識灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1153905A JPH1153905A (ja) 1999-02-26
JP3145963B2 true JP3145963B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=16714809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21811197A Expired - Fee Related JP3145963B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 車輌用標識灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3145963B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10047208A1 (de) * 2000-09-23 2002-04-11 Hella Kg Hueck & Co Signalleuchte
JP5304092B2 (ja) * 2008-08-03 2013-10-02 スズキ株式会社 自動車の装飾用外装部構造
JP5828787B2 (ja) * 2012-03-16 2015-12-09 積水樹脂株式会社 自発光式道路鋲
JP7202113B2 (ja) * 2018-03-14 2023-01-11 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP7192281B2 (ja) * 2018-07-19 2022-12-20 市光工業株式会社 車両用灯具のリフレクタ、車両用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1153905A (ja) 1999-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6543921B2 (en) Vehicular indicator lamp
US6129447A (en) Automobile lamp
JP3913358B2 (ja) 車輌用標識灯
JP3904783B2 (ja) 車両用標識灯
JP3734941B2 (ja) 車輌用標識灯
JP3145963B2 (ja) 車輌用標識灯
US6200006B1 (en) Vehicle Lamp
KR100717541B1 (ko) 차량용 램프
US6361195B1 (en) Vehicle lamp and method of determining reflective surface of reflector thereof
JP3920005B2 (ja) 車両用標識灯
JP3145962B2 (ja) 車輌用標識灯
JP3190816B2 (ja) 灯 具
JP3193891B2 (ja) 車輌用標識灯
JP3732295B2 (ja) 車輌用標識灯
JP3190818B2 (ja) 灯 具
JP3145919B2 (ja) 車輌用灯具
JP3190817B2 (ja) 灯 具
JP3190815B2 (ja) 灯 具
JPH10154404A (ja) 車輌用標識灯
JP3966982B2 (ja) 車輌用標識灯
US20030231509A1 (en) Vehicular lamp
JP2852917B2 (ja) 車輌用標識灯
JPH0314732Y2 (ja)
JPH0317321B2 (ja)
JP3025792U (ja) 表示灯

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees