JP3172662B2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、自動車等の車輌
用の灯具に関するものであり、より詳細には、そのレン
ズの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具の反射鏡は、一般に、平行反
射光を得るため回転放物面からなる反射面を有している
が、車体構造等の制約により灯具配設スペースに余裕が
ない場合には、例えば実公昭57−19762号公報に
開示されているように、上記反射面を多重放物面で構成
して灯具反射鏡の薄型化を図り、これにより灯具配設を
可能ならしめる工夫が従来よりなされている。
【0003】しかしながら、近年の車輌においては、車
体構造のみならず車体外形形状等の意匠面からの制約も
大きくなってきているので、単に反射面を同心円状の多
重放物面にするだけでは、灯具レイアウトとして十分対
応しきれなくなってきている。
【0004】このため従来、特開平5−182505号
公報には、いわゆる自由曲面反射鏡を設定し、その反射
面に上記多重放物面の考え方を適用することにより反射
鏡の形状自由度を向上させ、これにより上記問題解決を
図るようにした灯具が提案されている。
【0005】この自由曲面反射鏡における多重放物面の
形成方法は、次のような手順で行われるようになってい
る。
【0006】すなわち、まず、図9に示すように、車体
側制約条件に応じた曲面として基本反射面Roを設定す
る。そして、この基本反射面Roの近傍に位置する定点
Fを焦点位置とする軸同一(軸A)で焦点距離の異なる
複数の回転放物面P1、P2、P3、・・を設定する。
これにより、上記基本反射面Roと上記各回転放物面P
1、P2、P3、・・との交線として複数の曲線C1、
C2、C3、・・が得られる。そこで、図10に示すよ
うに、これら複数の曲線C1、C2、C3、・・の隣接
曲線相互間に、上記各交線Ciを形成した回転放物面P
iを反射面素子として各々割り付ける。これにより、基
本反射面Roに沿った多重放物面として反射面Rを形成
する。
【0007】このように基本反射面と多重放物面との組
合せにより形成された反射鏡を、以下「自由曲面多重反
射鏡」ということとする。
【0008】ところで、車輌用灯具においては、一般
に、反射鏡の反射面前方にレンズのレンズ面が配される
が、多重放物面反射鏡を有する灯具において、上記レン
ズ面に拡散用レンズステップを形成した場合には、次の
ような問題が生じる。
【0009】すなわち、多重放物面反射鏡においては、
反射面が複数の反射面素子により階段状に形成されてい
るため、バルブ点灯時、各反射面素子の背後に生じる光
が入射しない暗部が、灯具正面視において縞状に現れる
こととなる。一方、上記拡散用レンズステップは上記実
公昭57−19762号公報にも開示されているよう
に、従来より、加工容易性等を理由として凸レンズによ
り構成されている。このため、上記反射鏡にレンズを被
せたとき、図11(a)に示すように、反射面12Sが
レンズ面14Sに近接している場合には、同図(b)に
示すように、拡散用レンズステップ14Saの凸レンズ
作用により拡大された反射面12Sの縞状暗部が拡散用
レンズステップ14aに映り込んでしまうので、灯具正
面視における見栄えが悪くなり、十分な灯具視認性を得
ることができない、という問題が生じる。
【0010】これに対し、図12(a)に示すように、
反射面12Sおよびレンズ面14S間の距離をある程度
以上長くして反射面12Sを凸レンズの焦点位置から離
すようにすれば、同図(b)に示すように、拡散用レン
ズステップ14Sa一素子当たりに多くの反射面素子1
2Saが映り込むこととなるため明暗差が緩和され、こ
れにより反射面12Sの縞状暗部を目立ちにくくするこ
とが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者らは、自由曲面多重反射鏡を有する灯具においては
上記対応策を施しても新たに次のような問題が生じる、
という知見を得た。
【0012】すなわち、上記実公昭57−19762号
公報に開示されているような、反射面素子12Saが同
心円状に形成された単純な多重放物面反射鏡において
は、図13(a)に示すように、反射面素子12Saの
ピッチを略一定に設定することができるため、反射面1
2Sおよびレンズ面14S間の距離を所定値以上の値に
設定すれば、上記のような縞状暗部対策を図ることがで
きるのであるが、図13(b)に示すように、自由曲面
多重反射鏡においては、反射面素子12Saのピッチは
基本反射面の状態に応じて反射面12Sの部位により異
なったものとなり一定ピッチとはならない。このため、
反射面素子12Saのピッチが大きい反射面部位におい
ては、図14(a)に示すように、たとえ反射面12S
およびレンズ面14S間の距離を長くして反射面12S
を凸レンズの焦点位置から離すようにしても、同図
(b)に示すように、拡散用レンズステップ14Sa一
素子当たりに映り込む反射面素子12Saの数が少なく
なるため、反射面12Sの縞状暗部が目立ってしまう、
という問題が生じることとなる。
【0013】このような縞状暗部映り込みの問題は、
拡散用レンズステップの曲率、反射面およびレンズ面
間の距離、反射面素子のピッチ、という3つの要因に
よって発生することとなるが、これら要因について拡散
用レンズステップの各素子毎に確認することは手間が掛
かることであり、また、たとえ確認できたとしても、自
由曲面多重反射鏡においては、車体側制約条件に応じた
曲面として基本反射面が設定されるものであることか
ら、縞状暗部映り込み対策として、反射面およびレンズ
面間の距離をさらに長く確保する等の対応策を採ること
自体が困難である。
【0014】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、自由曲面多重反射鏡を採用した場合
において、反射面の縞状暗部がレンズ面の拡散用レンズ
ステップに映り込んで灯具の見栄えを低下させてしまう
のを、簡単な構成により防止することができる車輌用灯
具を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明は、拡散用レン
ズステップを従来のように凸レンズではなく凹レンズで
構成することにより、上記目的達成を図るようにしたも
のである。
【0016】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、車体側制約条件に応じた曲面として設定され
た基本反射面と、この基本反射面の近傍に位置する定点
を焦点位置として設定された軸同一で焦点距離の異なる
複数の回転放物面と、の交線として得られる複数の曲線
の隣接曲線相互間に、上記各交線を形成した回転放物面
が反射面素子として各々割り付けられてなる反射面を有
する反射鏡と、この反射鏡の上記反射面の前方にレンズ
面が配されるとともに該レンズ面に拡散用レンズステッ
プが形成されてなるレンズと、を備えた車輌用灯具にお
いて、上記反射面素子のピッチが上記反射面の部位によ
り異なっており、上記拡散用レンズステップが凹レンズ
で構成されている、ことを特徴とするものである。
【0017】上記「拡散用レンズステップ」は、通常は
レンズ面に複数個形成されるが、単に1個だけ形成され
るものであってもよい。また、上記「拡散用レンズステ
ップ」を構成する「凹レンズ」は、拡散のための曲率を
二方向に有する逆魚眼レンズであってよいことはもちろ
んであるが、拡散のための曲率を一方向にのみ有する逆
シリンドリカルレンズであってもよく、要するに、反射
面における該凹レンズ後方部位の上記「交線」と交わる
方向にその曲率を有するものであればよい。
【0018】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、自由曲面多重反射鏡を採用した車輌用灯具に
おける拡散用レンズステップが凹レンズで構成されてい
るので、次のような作用効果を得ることができる。
【0019】すなわち、拡散用レンズステップの凹レン
ズ作用により、反射面の縞状暗部を縮小した状態で拡散
用レンズステップに映り込ませることができる。このた
め、反射面がレンズ面から離れている場合はもちろんの
こと、反射面がレンズ面に近接している場合であって
も、拡散用レンズステップ一素子当たりに多くの反射面
素子が映り込むこととなるため明暗差が緩和され、これ
により反射面の縞状暗部を目立ちにくくすることが可能
となる。
【0020】このように、本願発明によれば、車輌用灯
具に自由曲面多重反射鏡を採用した場合において、反射
面の縞状暗部がレンズ面の拡散用レンズステップに映り
込んで灯具の見栄えを低下させてしまうのを、簡単な構
成により防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明に
係る車輌用灯具の実施の形態について説明する。
【0022】図1(a)は、本願発明の一実施形態を示
す、灯具光軸に沿った灯具の要部断面図であり、図1
(b)は、その正面図である。
【0023】本実施形態に係る車両用灯具は、尾灯であ
って、図1(a)に示すように、複数の反射面素子12
Saが形成されてなる反射面12Sを有する反射鏡12
と、この反射鏡12の反射面12Sの前方にレンズ面1
4Sが配されるとともに該レンズ面14Sの略全面にわ
たって多数の拡散用レンズステップ14Sbが形成され
てなるレンズ14とを備えてなっている。
【0024】上記各拡散用レンズステップ14Sbは、
図1(b)に示すような格子状に区切られた区画内に、
図1(a)に示すような曲率を有する球状凹面として形
成された凹レンズ(逆魚眼レンズ)で構成されている。
【0025】上記反射鏡12の反射面12Sは、図9お
よび10に示すように、車体側制約条件に応じた曲面と
して設定された基本反射面Roと、この基本反射面Ro
の近傍に位置する定点Fを焦点位置として設定された軸
同一で焦点距離の異なる複数の回転放物面P1、P2、
P3、・・と、の交線として得られる複数の曲線C1、
C2、C3、・・の隣接曲線相互間に、上記各交線Ci
を形成した回転放物面Piが、図13(b)に示すよう
に、反射面素子12Saとして各々割り付けられてなっ
ている。
【0026】このような自由曲面多重反射鏡において
は、反射面素子12Saのピッチは基本反射面Roの状
態に応じて反射面12Sの部位により異なったものとな
り一定ピッチとはならず、図1(a)に示すように、反
射面素子12Saのピッチが比較的大きい反射面部位が
存在する。
【0027】この場合において、レンズ面14Sに形成
された拡散用レンズステップが仮に図14(a)に示す
ような凸レンズ14Saであったとすれば、同図(b)
に示すように、拡散用レンズステップ14Sa一素子当
たりに映り込む反射面素子12Saの数が少なくなるた
め、反射面12Sの縞状暗部が目立ってしまう、という
問題が生じることとなるのであるが、本実施形態におい
ては、図1(a)に示すように、上記拡散用レンズステ
ップが凹レンズ14Sbであるため、この拡散用レンズ
ステップ14Sbの凹レンズ作用により、同図(b)に
示すように、反射面12Sの縞状暗部を縮小した状態で
該拡散用レンズステップ14Sbに映り込ませることが
できる。したがって、拡散用レンズステップ14Saに
映り込んだ反射面12Sの明暗差が十分に緩和され、こ
れにより反射面12Sの縞状暗部が目立ちにくくなる。
【0028】しかも、凹レンズからなる拡散用レンズス
テップ14Sbは凸レンズのように焦点を結ぶことがな
いため、図1(a)に示すように反射面12Sがレンズ
面14Sから離れている場合はもちろんのこと、図2
(a)に示すように反射面がレンズ面に近接している場
合であっても、同図(b)に示すように、拡散用レンズ
ステップ14Sb一素子当たりに多くの反射面素子12
Saを映り込ませることができ、これにより反射面12
Sの明暗差が緩和され、その縞状暗部が目立ちにくくな
る。
【0029】このように、本実施形態によれば、車輌用
灯具に自由曲面多重反射鏡を採用した場合において、反
射面の縞状暗部がレンズ面の拡散用レンズステップに映
り込んで灯具の見栄えを低下させてしまうのを、簡単な
構成により防止することができる。
【0030】ところで、自由曲面多重反射鏡を有する灯
具において、拡散用レンズステップを凹レンズ14Sb
で構成することが灯具の見栄え上効果的であることは上
述したとおりであるが、かかる構成が得られたのは、反
射面素子12Saの不均一ピッチが灯具の見栄えに悪影
響を及ぼしている、という事実を見い出した本願発明者
らの知見によるものである。そして、上記不均一ピッチ
の発生は、反射面素子12Saのピッチが起伏に富んだ
基本反射面Roの形状に依存することに起因するもので
ある。
【0031】そこで、以下に、自由曲面多重反射鏡にお
ける基本反射面Roの形成方法の一例について説明し、
同時に、基本反射面Roが起伏に富んだものとなる理由
についても説明する。
【0032】まず、図3に示すように、灯具正面視にお
いて、灯具反射面全体がカバーされるよう、3つの水平
断面(反射鏡の光軸Axを通るAおよびその上下のB、
C)と、3つの鉛直断面(反射鏡の光軸Axを通るDお
よびその左右のE、F)とを設定する。
【0033】次に、車体側制約条件に基づいて、図4に
実線で示すように、水平断面Aにおいて円弧ラインRh
を上記3つの水平断面A、B、Cに割り当てるととも
に、鉛直断面Dにおいて円弧ラインRvを上記3つの鉛
直断面D、E、Fに割り当てることにより、1つの曲面
を形成し、レンズ面との干渉を調べる。本実施形態にお
いては、図5(a)に実線で示すように、水平断面Aに
割り当てた円弧ラインRhが右端点(ただし灯具正面視
において(以下同様))Pa近傍においてレンズ面と干
渉し、図5(b)に実線で示すように、鉛直断面Dに割
り当てた円弧ラインRvが下端点Pd近傍においてレン
ズ面と干渉している。同時に、水平断面B、Cに割り当
てた各円弧ラインRhが右端点Pb、Pc近傍において
レンズ面と各々干渉し、鉛直断面Eに割り当てた円弧ラ
インRvが下端点Pe近傍においてレンズ面と干渉して
いる。この干渉を避けるため、図4に示す4つの領域Z
1、Z2、Z3、Z4のうち、領域Z2、Z3、Z4つ
いては面修正が必要となる。領域Z1については、円弧
ラインRhおよびRvがそのまま使用できる。
【0034】次に、領域Z2、Z3、Z4の面修正を行
うが、例えば、領域Z2については以下のようにしての
面修正を行う。
【0035】まず、図4に示すように、点Pa、Pb、
Pc、Pd、Peを、レンズ面との干渉が生じなくなる
位置まで後方側に変位させ、その変位した点を点P
a′、Pb′、Pc′、Pd′、Pe′で表わす。
【0036】そして、水平断面Aに割り当てた円弧ライ
ンRhについては、図5(a)に破線で示すように、右
端点がPa′となるよう、その右半分を変形させてレン
ズ面との干渉を回避可能なラインCaに修正する。その
際、左半分のラインRhと右半分のラインCaとが滑ら
かに接続するよう、ラインCaは光軸Axにおいてライ
ンRhの接線方向に延びる曲線として生成する。同様
に、鉛直断面Dに割り当てた円弧ラインRvについて
も、図5(b)に破線で示すように、下端点がPd′と
なるよう、その下半分をレンズ面との干渉を回避可能な
ラインCdに修正する。また、図6(a)および(b)
に破線で示すように、鉛直断面E、Cにおいても上記と
同様の手順でラインCe、Ccを新たに生成する。そし
て、これらのラインCe、Ccと上記2つのラインR
h、Cdとの4つのラインで新たな曲面を形成すること
により、領域Z2の面修正を行う。
【0037】領域Z3、Z4についても、上記と同様に
して面修正を行う。
【0038】このような面修正が施された曲面は、その
水平断面A、B、Cおよび鉛直断面D、E、Fについて
は、レンズ面との干渉回避が保証され、車体側制約条件
を満足するものとなっているが、各領域Z1、Z2、Z
3、Z4の内部領域については、単に補間による面形成
がなされているに過ぎず、車体側制約条件を満足し得る
ものであるか否かの検証はまだなされていない。
【0039】そこで、上記曲面に対して、図7に示すよ
うに、反射鏡の光軸Axを中心とする複数の放射状断面
をとり、これら各断面を形成する曲線について車体側制
約条件を満たすか否かを検証する。その際の放射状断面
は、各領域の外周コーナの点aと、該領域と隣接する領
域との外周境界点bとの間に2〜8個の点a1、a2、
・・を取り、これら各点aiと光軸Ax上の点oとを結
ぶようにして設定する。
【0040】その結果、領域Z4内で点aiについての
曲線が反射鏡取付用ボスと干渉していたことが分かる
と、図8に示すように、反射鏡取付用ボスの突出コーナ
点cを光軸Ax上の点oと点aiとの間に設定し、点c
で滑らかに接続するように点oと点aiとの間に修正曲
線(図中2点鎖線で示す)を生成することにより、反射
鏡取付用ボスとの干渉回避を図る。
【0041】このような修正曲線の生成作業を経た後、
面全体を連続的な1つの自由曲面として形成し、基本反
射面Roを得る。
【0042】以上のように複雑な過程を経て形成される
基本反射面Roは非常に起伏に富んだ複雑な曲面となる
ため、この基本反射面Ro上に形成される多重反射面
は、図13(b)に示すように、その部位によって反射
面素子12Saのピッチ間隔が著しく異なったものとな
り、その境界線は複雑な形状を示すものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示す、灯具光軸に沿っ
た灯具の要部断面図(a)およびその正面図(b)
【図2】反射面およびレンズ面間の距離が短い場合の様
子を示す、図1と同様の図
【図3】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける基本反射面の形成方法の一例を示す説明図(その
1)
【図4】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける基本反射面の形成方法の一例を示す説明図(その
2)
【図5】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける基本反射面の形成方法の一例を示す説明図(その
3)
【図6】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける基本反射面の形成方法の一例を示す説明図(その
4)
【図7】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける基本反射面の形成方法の一例を示す説明図(その
5)
【図8】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける基本反射面の形成方法の一例を示す説明図(その
6)
【図9】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡に
おける多重放物面の形成方法の一例を示す説明図(その
1)
【図10】本願発明の前提となる、自由曲面多重反射鏡
における多重放物面の形成方法の一例を示す説明図(そ
の2)
【図11】従来例を示す、図2と同様の図
【図12】従来例を示す、図1と同様の図
【図13】反射面素子が同心円状に形成された多重放物
面反射鏡(a)との比較で自由曲面多重反射鏡(b)を
示す正面図
【図14】他の従来例を示す、図1と同様の図
【符号の説明】
12 反射鏡 12S 反射面 12Sa 反射面素子 14 レンズ 14S レンズ面 14Sb 拡散用レンズステップ Ro 基本反射面 F 焦点位置(光源位置) Pi(P1、P2、P3、・・) 回転放物面 Ci(C1、C2、C3、・・) 交線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−182505(JP,A) 実開 昭60−22705(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側制約条件に応じた曲面として設定
    された基本反射面と、この基本反射面の近傍に位置する
    定点を焦点位置として設定された軸同一で焦点距離の異
    なる複数の回転放物面と、の交線として得られる複数の
    曲線の隣接曲線相互間に、上記各交線を形成した回転放
    物面が反射面素子として各々割り付けられてなる反射面
    を有する反射鏡と、 この反射鏡の上記反射面の前方にレンズ面が配されると
    ともに該レンズ面に拡散用レンズステップが形成されて
    なるレンズと、を備えた車輌用灯具において、 上記反射面素子のピッチが上記反射面の部位により異な
    っており、 上記拡散用レンズステップが凹レンズで構成されてい
    る、ことを特徴とする車輌用灯具。
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DE102017125184A1 (de) * 2017-10-27 2019-05-02 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Freiformspiegel für eine Sendeeinrichtung einer optischen Erfassungsvorrichtung, Sendeeinrichtung, optische Erfassungsvorrichtung, Kraftfahrzeug und Verfahren

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