JP3079412B2 - 車輌用灯具及びその反射鏡の形成方法 - Google Patents

車輌用灯具及びその反射鏡の形成方法

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JP3079412B2
JP3079412B2 JP07060153A JP6015395A JP3079412B2 JP 3079412 B2 JP3079412 B2 JP 3079412B2 JP 07060153 A JP07060153 A JP 07060153A JP 6015395 A JP6015395 A JP 6015395A JP 3079412 B2 JP3079412 B2 JP 3079412B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/04Optical design
    • F21V7/06Optical design with parabolic curvature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/30Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by reflectors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌用灯具の反射鏡に
おいて反射面の周縁部に無効反射部が生じないようにす
るとともに、側面から見た灯具の見栄えの向上を図るこ
とができる新規な車輌用灯具及びその反射鏡の形成方法
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具は、車体形状に応じて多種多
様の形状設計を要求され、例えば、図15に示す自動車
用のリアコンビネーションランプaでは、左右方向の側
面部分が車体形状に合わせて湾曲した形状となってお
り、最上部に位置するテールアンドストップランプb
は、その正面形状及び側面形状が略三角形状をなし、側
面部cが側方に回り込んだ形状となっている。
【0003】図16はテールアンドストップランプbの
構成を概略的に示す斜視図であり、アウターレンズdは
その主部eが鉛直方向に対して大きく傾斜するととも
に、主部eの周壁部fが主部eから側方に比較的大きな
曲率をもって回り込んだ形状となっている。
【0004】そして、反射鏡gの形状は、図17に示す
ように、正面で見て略三角形状をなしており、回転放物
面状をした反射面の焦点位置に光源hが位置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な灯具では、反射面の大半部が有効反射部として利用さ
れるが、図16及び図17に斜線を付して示すように、
反射鏡gのうち最も短い辺寄りの周縁部に無効反射部i
が生じるため、光束の利用効率を高めるのが難しく、ま
た、このような無効反射部iは灯具の外観を損なうこと
になるという問題がある。
【0006】図18はランプbをその上部寄りの位置で
切断した場合の要部の水平断面図であり、反射鏡gの周
縁部がく字状に折り返されて無効反射部iが形成されて
おり、該無効反射部iに連続して形成されたレンズ据付
部jの溝kにアウターレンズdの周壁部fの端部が嵌め
込まれている。
【0007】無効反射部iは、光源hからの光に対して
影となっており、図19に示すように、側面から見たと
きに無発光部(斜線で示す。)となる。そして、無効反
射部iと有効反射部との境界線lがアウターレンズdの
意匠線mに沿う形状となっていないため、点灯時のラン
プを側面から見た場合に見栄えが良くないという不都合
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明車輌用灯
具は上記した課題を解決するために、反射面のうち主光
軸寄りに位置する第1の領域の形状が回転放物面状をな
し、該第1の領域に隣接する反射面の周縁領域が自由曲
面とされて該周縁領域に複数の反射ステップが形成され
た反射鏡と、該反射鏡の開口を覆うアウターレンズとを
備え、第1の領域の焦点近傍に光源が配置された車輌用
灯具であって、上記反射鏡の周縁領域が第1の領域に連
続されるとともに、周縁領域の境界線が側面から見てア
ウターレンズの意匠線に沿う形状とされており、焦点距
離を異にする多数の回転放物面からなる回転放物面群と
周縁領域との交線として得られる交線群に沿って隣接す
る交線の間にそれぞれの回転放物面を部分的に割り付け
ることで複数の反射ステップが周縁領域に形成されたも
のである。
【0009】また、本発明車輌用灯具の反射鏡の形成方
法は、上記の反射鏡を以下の(1)乃至(11)の手順
に従って形成するものである。 (1)反射鏡の主光軸を含む鉛直面内に第1の領域と同
一の焦点を有する基準放物線を設定する。 (2)反射鏡の主光軸を含む水平面内において、アウタ
ーレンズが取り付けられるレンズ据付部と周縁領域との
境界線の基準点を設定する。 (3)(2)の基準点を通り側面から見てアウターレン
ズの意匠線に沿う周縁領域の境界線を設定する。 (4)正面から見た反射鏡の外形枠と(3)の境界線と
に基づき該境界線の端点を決定する。 (5)正面から見た反射鏡の外形枠と(1)の基準放物
線とに基づき基準放物線の端点、主光軸を含む水平面と
基準放物線との交点を決定する。 (6)(2)の基準点、(4)の端点と(5)の端点及
び交点のうち鉛直方向において対応するもの同士を円弧
によりそれぞれ接続する。 (7)(6)の円弧、(1)の基準放物線、(3)の境
界線に基づいて曲面を形成する。 (8)第1の領域と同じ焦点及び焦点距離を有する回転
放物面と(7)の曲面との交線を求めることによって、
第1の領域と周縁領域との境界線を決定し、第1の領域
の形状が回転放物面状をなし、周縁領域の形状が(7)
の曲面の一部をなすように規定する。 (9)焦点距離を異にする多数の回転放物面からなる回
転放物面群を周縁領域に対して設定する。 (10)周縁領域と回転放物面群との間の交線群を決定
する。 (11)隣接する交線の間に回転放物面をそれぞれ部分
的に割り付けることで周縁領域における複数の反射ステ
ップを交線群に沿って形成する。
【0010】
【作用】本発明によれば、第1の領域を回転放物面状と
し、これに連続する周縁領域を、第1の領域との境界線
とアウターレンズの意匠線に沿う周縁部の境界線とを円
滑に連続させることによって得られる曲面として形成す
ることで反射面の周縁部に光源に対して影となる部分が
生じないようにするとともに、該周縁領域と回転放物面
群との交線に沿って回転放物面を部分的に割り付けるこ
とによって周縁領域に複数の反射ステップを形成して反
射鏡の主光軸に沿う反射光を得るようにしているので、
反射面の周縁部に無効反射部が生じない面形状を得るこ
とができ、また、灯具を側面から見た場合の周縁領域の
境界線をアウターレンズの意匠線に沿う形状とすること
ができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明車輌用灯具及びその反射鏡の
形成方法を図示した実施例に従って説明する。尚、図示
した実施例は本発明をテールアンドストップランプに適
用したものである。
【0012】図1は本発明に係る反射鏡1の正面形状を
示すものであり、略三角形状をした反射鏡1の中央部に
は電球挿入孔として円孔2が形成されている。尚、反射
鏡1に対して設定される直交座標系のx軸は円孔2の中
心を通り反射鏡1の主光軸方向(つまり紙面に対して垂
直な方向)に延びる軸に選ばれ(手前側を正方向とす
る。)、また、y軸には、x軸に対して直交しかつ円孔
2の中心を通って水平方向に延びる軸が選ばれ(右方を
正方向をとする。)、z軸には、x軸及びy軸に直交し
かつ円孔2の中心を通って鉛直方向に延びる軸が選ばれ
ている(上方を正方向とする。)。
【0013】反射鏡1の反射面1aは、3つの配光制御
区分に分けることができる。即ち、正面で見てx−z平
面の左側に位置する領域3aは焦点距離faの回転放物
面状をなし、また、x−z平面の右側に位置する領域3
bは焦点距離fbの回転放物面状をなしている。尚、両
領域についての焦点は共通化されている。
【0014】そして、領域3bの右側に隣接する反射面
1aの周縁領域3cは、解析的な数式では厳密に表し得
ない所謂自由曲面を基本面とし、これに複数の反射ステ
ップを形成することによって得られる複合面として設計
されている。
【0015】反射面1aの左半面を占める領域3aは回
転放物面状をしており、その形成方法は既知であるの
で、以下では、反射面1aの右半面の形状設計につい
て、その基礎となる基本面を形成する段階と、領域3c
に対して反射ステップを形成する段階との2段階に分け
て図2乃至図14に従って説明する。
【0016】図2乃至図8は基本面の形成手順を示すも
のである。
【0017】(a1)x軸を含む鉛直面VP内に焦点距
離faの基準放物線を引く 先ず、図2に示すように、x軸上の点FPを焦点とし、
焦点距離faの基準放物線4をx−z平面内に設定す
る。尚、鉛直面VP内においてx軸の上側に設定される
基準放物線の焦点距離とx軸の下側に設定される基準放
物線の焦点距離とが異なるようにしても良い。
【0018】(a2)反射面1aの周囲に形成されるレ
ンズ据付部の水平面内における位置を決定する 図3に示す曲線5はアウターレンズの内面とx軸を含む
水平面HP(つまり、x−y平面)との交線であり、こ
の曲線5より稍後方(x軸の負方向)にΔxだけ寄った
位置に、レンズ据付部6の先端部が来るように位置を規
定する。そして、図4に示すように、さらにΔxだけ後
方に寄った位置に点Aを設定する。この点Aはレンズ据
付部6の内側にあり、反射面1aの右端境界を規定する
曲線の基準点である。
【0019】(a3)アウターレンズの意匠線に沿う曲
線を設定する 図5は灯具の側面から見たものであり、曲線7は、アウ
ターレンズの意匠線(外形線の一部)を示している。上
記の点Aを通り曲線7と略同じ曲率傾向をもつ曲線8を
設定し、該曲線8によって反射面1aの右端境界を規定
する。
【0020】(a4)曲線8の上下端を決定する 図6に示すように、反射面1aの正面形状を規定する外
形枠9と曲線8とにより曲線8の上端点Bと下端点Cを
決定する。即ち、外形枠9を含みx軸に平行に延びる曲
面と曲線8との交点として点B、Cがそれぞれ決定され
る。
【0021】(a5)基準放物線4の上下端及び中間点
を決定する 図6に示すように、外形枠9及び基準放物線4により基
準放物線4の上端点Dと下端点Fを決定する。即ち、外
形枠9を含んでx軸に平行に延びる曲面と基準放物線4
との交点としてして点D、点Fが決まる。尚、点Eは、
x−y平面と基準放物線4との交点である。
【0022】(a6)点B−点D間、点A−点E間、点
C−点F間をそれぞれ円弧によって接続する 図7に示すように、点Bと点Dとの間を円弧R1によっ
て結び、点Aと点Eとの間を円弧R2によって結び、点
Cと点Fとの間を円弧R3によって結ぶ。その際、円弧
R1乃至R3は下記の条件を満たす必要がある。
【0023】(条件1)車体側部材との干渉がないこ
と。
【0024】(条件2)焦点FP、焦点距離fb(>f
a)の回転放物面RP(図にはその部分線を破線で示
す。)と円弧R2との交点Gがx軸からできるだけ離れ
ていること。
【0025】条件2は焦点距離fbの回転放物面RPの
領域を広げることによって光源から反射面1aを見込ん
だ立体角を増やすための条件であり、点Gからx軸に垂
ろした垂線の足を点Hとすると、線分GHの長さghを
できる限り長くとることが好ましい。
【0026】(a7)円弧R1、R2、R3、曲線8、
基準放物線4に基づいて曲面を生成する 円弧R1、R2、R3、曲線8、基準放物線4を境界線
とするスプライン面として曲面Sfを形成する。
【0027】(a8)曲面Sfと回転放物面RPとの交
線を求める 曲面Sfと回転放物面RPとの交線を求めると、領域3
bと領域3cとの境界線として、図8に示すように、く
字状の曲線10が得られる。つまり、領域3bと領域3
cとは曲線10において連続している。
【0028】(a9)曲線10の内側領域と外側領域に
それぞれ曲面を割り当てる 曲線10の内側領域の形状が焦点FP、焦点距離fbの
回転放物面状をなし、曲線10の外側領域の形状が曲面
Sfの一部をなすように規定する。
【0029】以上の手順によって反射面1aの右半面に
ついての基本面が得られる。
【0030】次に、領域3cに対して反射ステップを形
成する手順について図9乃至図14に従って説明する。
尚、これらの図では理解し易いように曲面Sfを平面に
近い形状としている。
【0031】(b1)基本面である曲面Sfの設定 上記の手順で設計された曲面Sfを、図9に示すよう
に、設定する。
【0032】(b2)回転放物面群の設定 次に、図10に示すように、反射面の配光性能を規定す
る回転放物面群11を用意する。この回転放物面群11
は、共通の回転対称軸を有しかつ焦点距離を異にする
(焦点位置が同じとは限らない。)多数の回転放物面1
1a、11a、・・・からなっている。尚、回転放物面
11a、11a、・・・はどれも空間的に交わることが
ないように選ばれている。
【0033】(b3)交線群の生成 そして、図11に示すように、上記の曲面Sfと回転放
物面群11との交線12、12、・・・を決定する。
尚、これらの交線12、12、・・・は互いに交差する
ことはない。
【0034】図12は交線12の形成について曲面Sf
の局部領域を示すものであり、曲面Sf上の点Pに関す
る光路Lを示している。図中、ベクトル「V_IN」は
ある回転放物面の焦点から出射して点Pに向かう入射光
線の方向ベクトル、ベクトル「V_OUT」は点Pでの
反射光線の方向ベクトルをそれぞれ示しており、また、
「R」は曲面Sf上の点Pでの微小反射面を示し、ま
た、ベクトル「N_R」は点Pにおいて微小反射面Rに
立てた法線ベクトル、「T」は曲面Sfの点Pにおける
接平面、ベクトル「N_T」は点Pにおいて接平面Tに
立てた法線ベクトルをそれぞれ示している。
【0035】ベクトルWは、法線ベクトルN_RとN_
Tとの外積であり、破線で示す交線12は、この外積W
を任意の点Pにおける接線ベクトルとして与えていくこ
とによってスプライン曲線として得られる。
【0036】(b4)反射ステップの形成 以上のようにして交線12、12、・・・が決定される
と、これらに従って反射ステップを形成する。即ち、図
13に示すように、隣接する交線の間に回転放物面群1
1を部分的に埋めこんでいくことによって反射ステップ
13、13、・・・を形成する。図14は曲面Sfの一
部分の正面図を上段に配置し、正面図のB−B線に沿っ
て切断した場合の断面形状の概略図を下段に配置したも
のである。曲面Sf上の交線は、内側から順に12a、
12b、12c、・・・とされ、これらは反射ステップ
の境界線として現れている。図に破線で示す線は回転放
物面群11を示しており、反射ステップ13aは交線1
2aによって区分される内部領域に形成され、反射ステ
ップ13bは交線12aと12bとの間の内部領域に形
成され、反射ステップ13cは交線12bと12cとの
間の内部領域に形成されるという具合に反射ステップの
形状が規定される。つまり、個々のステップ面は焦点距
離を異にする回転放物面の一部をなすように形成され、
断面で見て階段状に形成されることになる。
【0037】以上のようにして曲面Sfに対して交線群
に沿う複数の反射ステップが形成された反射面1aがC
ADシステムを用いて作成されると、これに基づいて反
射鏡1の金型を作成するためのCAMデータを得ること
ができる。
【0038】図1に示すように、領域3cの交線群14
は、互いに交わることなく右側に膨らむようにして湾曲
された曲線14a、14a、・・・を右端及び上下端で
の境界線に沿って切断した曲線部分となっている。つま
り、交線群14は基本的には閉曲線群であり、曲線14
a、14a、・・・はその部分群をなしている。
【0039】しかして、上記した反射面1aの形成方法
から明らかなように、主光軸寄りの領域3bを回転放物
面状とし、これに連続する領域3cの基本面を、領域3
bとの境界線とアウターレンズの意匠線に沿う周縁部の
境界線との間で滑らかに連続させて得られる曲面Sfで
形成しているので、反射面1aの周縁部に光源に対する
影の部分が生じないように設計することができる。その
際、曲面Sfと回転放物面RPとの交線位置ができるだ
け主光軸から離れるようにすることで、光源から反射面
1aの右半部を見込む立体角を大きくとることができ
る。そして、領域3cと回転放物面群11との間にでき
る交線群に沿って回転放物面を部分的に割り付けること
によって当該領域3cに多数の反射ステップを形成して
反射鏡1の主光軸方向に沿う反射光を得るようにしてい
るので、反射面1aの周縁部に無効反射部が生じないよ
うに反射面1aの形状設計を行うことができ、また、領
域3cの右端境界線8がアウターレンズの意匠線7に沿
う形状とされているので、側面から見たときに反射鏡1
の端部の形状がアウターレンズの外形線にそぐわないと
いった不都合は生じない。
【0040】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明によれば、第1の領域を回転放物面状とし、
これに連続する周縁領域を、第1の領域との境界線とア
ウターレンズの意匠線に沿う周縁部の境界線とを滑らか
に連続させることによって得られる曲面として形成して
反射面の周縁部に光源に対して影となる部分が生じない
ようにするとともに、該周縁領域と回転放物面群との交
線に沿って回転放物面を部分的に割り付けることによっ
て周縁領域に複数の反射ステップを形成して反射鏡の主
光軸に沿う反射光を得るようにしているので、反射面の
周縁部に無効反射部が生じないように反射面の形状設計
を行うことができ、また、周縁領域の境界線をアウター
レンズの意匠線に沿う形状とすることにより、側面から
見た場合の灯具の見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射鏡の反射面を示す正面図であ
る。
【図2】図3乃至図8とともに本発明に係る反射面の右
半面の形成について説明するための概略図であり、本図
は、主光軸を含む鉛直面に設定される基準放物線を示す
斜視図である。
【図3】主光軸を含む水平面におけるレンズ据付部の位
置設定を示す斜視図である。
【図4】レンズ据付部の内側に設定される反射面の右端
境界線を示す斜視図である。
【図5】反射面の右端境界線とアウターレンズの意匠線
との関係を示す側面図である。
【図6】反射面の外形枠と反射面の右端境界線及び基準
放物線とにより決定される端点の位置を示す正面図であ
る。
【図7】反射面の右半面の曲面形成の仕方を示す斜視図
である。
【図8】曲面Sfと回転放物面RPとの交線を示す正面
図である。
【図9】図10乃至図14とともに反射ステップの形成
方法について説明するための図であり、本図は基本面を
示す図である。
【図10】回転放物面群を示す図である。
【図11】回転放物面群と基本面との交線として得られ
る交線群を示す図である。
【図12】交線の形成について説明するための斜視図で
ある。
【図13】交線群に沿った反射ステップの形成について
説明するための図である。
【図14】反射ステップの正面形状及び断面形状を示す
図である。
【図15】車輌の後部に設けられたリアコンビネーショ
ンランプを示す斜視図である。
【図16】従来の車輌用灯具を示す斜視図である。
【図17】図18及び図19とともに従来の問題点を説
明するための図であり、本図は反射鏡の正面図である。
【図18】反射鏡の無効反射部及びレンズ据付部を示す
要部の水平断面図である。
【図19】反射鏡の無効反射部とアウターレンズの意匠
線との関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 反射鏡 1a 反射面 3b 領域(第1の領域) 3c 領域(周縁領域) 4 基準放物線 6 レンズ据付部 7 曲線(アウターレンズの意匠線) 9 外形枠 10 境界線 11 回転放物面群 11a 回転放物面 12 交線 13 反射ステップ 14 交線群 A 周縁領域の基準点 B、C 境界線の端点 D、F 基準放物線の端点 R1、R2、R3 円弧 RP 回転放物面 x 主光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−203612(JP,A) 特開 平7−6611(JP,A) 特開 平6−28906(JP,A) 実開 平6−60907(JP,U) 実開 平7−30411(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射面のうち主光軸寄りに位置する第1
    の領域の形状が回転放物面状をなし、該第1の領域に隣
    接する反射面の周縁領域が自由曲面とされて該周縁領域
    に複数の反射ステップが形成された反射鏡と、該反射鏡
    の開口を覆うアウターレンズとを備え、第1の領域の焦
    点近傍に光源が配置された車輌用灯具であって、 上記反射鏡の周縁領域が第1の領域に連続されるととも
    に、周縁領域の境界線が側面から見てアウターレンズの
    意匠線に沿う形状とされており、焦点距離を異にする多
    数の回転放物面からなる回転放物面群と周縁領域との交
    線として得られる交線群に沿って隣接する交線の間にそ
    れぞれの回転放物面を部分的に割り付けることで複数の
    反射ステップが周縁領域に形成されていることを特徴と
    する車輌用灯具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車輌用灯具の反射鏡
    の形成方法であって、(1)反射鏡の主光軸を含む鉛直
    面内に第1の領域と同一の焦点を有する基準放物線を設
    定し、(2)反射鏡の主光軸を含む水平面内において、
    アウターレンズが取り付けられるレンズ据付部と周縁領
    域との境界線の基準点を設定し、(3)(2)の基準点
    を通り側面から見てアウターレンズの意匠線に沿う周縁
    領域の境界線を設定し、(4)正面から見た反射鏡の外
    形枠と(3)の境界線とに基づき該境界線の端点を決定
    し、(5)正面から見た反射鏡の外形枠と(1)の基準
    放物線とに基づき基準放物線の端点、主光軸を含む水平
    面と基準放物線との交点を決定し、(6)(2)の基準
    点、(4)の端点と(5)の端点及び交点のうち鉛直方
    向において対応するもの同士を円弧によりそれぞれ接続
    し、(7)(6)の円弧、(1)の基準放物線、(3)
    の境界線に基づいて曲面を形成し、(8)第1の領域と
    同じ焦点及び焦点距離を有する回転放物面と(7)の曲
    面との交線を求めることによって、第1の領域と周縁領
    域との境界線を決定し、第1の領域の形状が回転放物面
    状をなし、周縁領域の形状が(7)の曲面の一部をなす
    ように規定し、(9)焦点距離を異にする多数の回転放
    物面からなる回転放物面群を周縁領域に対して設定し、
    (10)周縁領域と回転放物面群との間の交線群を決定
    し、(11)隣接する交線の間に回転放物面をそれぞれ
    部分的に割り付けることで周縁領域における複数の反射
    ステップを交線群に沿って形成する、ようにしたことを
    特徴とする車輌用灯具の反射鏡の形成方法。
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