JP3145035B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP3145035B2 JP3145035B2 JP23811096A JP23811096A JP3145035B2 JP 3145035 B2 JP3145035 B2 JP 3145035B2 JP 23811096 A JP23811096 A JP 23811096A JP 23811096 A JP23811096 A JP 23811096A JP 3145035 B2 JP3145035 B2 JP 3145035B2
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- carrier
- toner
- developing
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
- G03G15/5033—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
- G03G15/5037—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor the characteristics being an electrical parameter, e.g. voltage
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0266—Arrangements for controlling the amount of charge
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/065—Arrangements for controlling the potential of the developing electrode
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00025—Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
- G03G2215/00029—Image density detection
- G03G2215/00033—Image density detection on recording member
- G03G2215/00054—Electrostatic image detection
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真プロセ
スにより感光体に画像を形成し、トナーを用いて画像を
現像したのち被転写材としての用紙上に出力する画像形
成装置およびこの画像形成装置に適した現像装置に関す
る。
スにより感光体に画像を形成し、トナーを用いて画像を
現像したのち被転写材としての用紙上に出力する画像形
成装置およびこの画像形成装置に適した現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスが利用されている画像
形成装置は、光導電性を有する感光体に所定の電位を与
えたのち画像情報に対応する光を照射して感光体の電位
を選択的に減衰させることで静電潜像を形成し、静電潜
像にトナーを供給することで、複写対象物の複写像また
は印字すべき画像を出力する。
形成装置は、光導電性を有する感光体に所定の電位を与
えたのち画像情報に対応する光を照射して感光体の電位
を選択的に減衰させることで静電潜像を形成し、静電潜
像にトナーを供給することで、複写対象物の複写像また
は印字すべき画像を出力する。
【0003】感光体に供給されたトナーすなわち形成さ
れたトナー像は、被転写材としての用紙に転写され、定
着装置を介して記録用紙に定着される。一方、感光体に
残った未転写トナーは、クリーニング装置を介して感光
体から除去される。
れたトナー像は、被転写材としての用紙に転写され、定
着装置を介して記録用紙に定着される。一方、感光体に
残った未転写トナーは、クリーニング装置を介して感光
体から除去される。
【0004】ところで、多くの複写装置においては、ト
ナーをキャリアを用いて十分に摩擦帯電させ、感光体の
静電潜像にこの帯電したトナーを感光体の表面に対して
所定の間隔で配置された現像スリーブ (現像ローラ) か
ら供給することで現像を行っている。そして、現像スリ
ーブの外周面の移動速度を感光体の表面が移動される速
度よりも速い速度で移動させる (高速回転させる) こと
で、静電潜像に付着されるトナーの量すなわち画像濃度
を確保している。
ナーをキャリアを用いて十分に摩擦帯電させ、感光体の
静電潜像にこの帯電したトナーを感光体の表面に対して
所定の間隔で配置された現像スリーブ (現像ローラ) か
ら供給することで現像を行っている。そして、現像スリ
ーブの外周面の移動速度を感光体の表面が移動される速
度よりも速い速度で移動させる (高速回転させる) こと
で、静電潜像に付着されるトナーの量すなわち画像濃度
を確保している。
【0005】しかしながら、現像スリーブを高速回転さ
せることは、感光体の周囲あるいは複写装置内部にトナ
ーを飛散させることになる。このトナー飛散は、トナー
の中に十分帯電していないものがあり、この帯電が弱い
トナー (以下弱帯電トナーと称する) とキャリアとの静
電吸着力が弱いために、現像ローラの回転時に弱帯電ト
ナーが遠心力を受けてキャリアから離脱することで生じ
るものである。
せることは、感光体の周囲あるいは複写装置内部にトナ
ーを飛散させることになる。このトナー飛散は、トナー
の中に十分帯電していないものがあり、この帯電が弱い
トナー (以下弱帯電トナーと称する) とキャリアとの静
電吸着力が弱いために、現像ローラの回転時に弱帯電ト
ナーが遠心力を受けてキャリアから離脱することで生じ
るものである。
【0006】このトナー飛散を防止するには、現像剤側
を改良する方法と現像装置側を改良する方法の2つの方
法がある。まず、現像剤側の改良法として、トナーの摩
擦帯電量を上げることによりトナーとキャリアとの静電
吸着力を大きくする方法がある。しかし、この方法で
は、トナー飛散を防止することはできるが、トナーの摩
擦帯電量が高いために、十分な画像濃度が得られないと
いう問題がある。
を改良する方法と現像装置側を改良する方法の2つの方
法がある。まず、現像剤側の改良法として、トナーの摩
擦帯電量を上げることによりトナーとキャリアとの静電
吸着力を大きくする方法がある。しかし、この方法で
は、トナー飛散を防止することはできるが、トナーの摩
擦帯電量が高いために、十分な画像濃度が得られないと
いう問題がある。
【0007】一方、現像装置側の改良としては、像形成
スピード (以下プロセススピードと称する) に比較して
大径の現像ローラを使用することにより、遠心力を小さ
くすることが試みられている。
スピード (以下プロセススピードと称する) に比較して
大径の現像ローラを使用することにより、遠心力を小さ
くすることが試みられている。
【0008】しかしながら、大径の現像ローラは、装置
の大型化ひいてはコストアップを招くという問題があ
る。このようなさまざまな問題を考慮し、近年、キャリ
アの小粒径化が試みられている。このキャリアの小粒径
化により、キャリアのトナーに対する比表面積が増大す
るので、トナー濃度を高く設定することができ、現像効
率がアップする。この現像効率のアップは、現像スリー
ブを従来ほど高速に回転させなくとも、十分な画像濃度
が得られることを意味しており、現像ローラに対する制
約を低減させることができる。
の大型化ひいてはコストアップを招くという問題があ
る。このようなさまざまな問題を考慮し、近年、キャリ
アの小粒径化が試みられている。このキャリアの小粒径
化により、キャリアのトナーに対する比表面積が増大す
るので、トナー濃度を高く設定することができ、現像効
率がアップする。この現像効率のアップは、現像スリー
ブを従来ほど高速に回転させなくとも、十分な画像濃度
が得られることを意味しており、現像ローラに対する制
約を低減させることができる。
【0009】しかしながら、小粒径キャリアを使用した
場合、特に、粒径が50μm以下のキャリアを使用した
場合には、通常の現像では見られない、感光体にキャリ
アが付着する現象 (以下キャリア付着と称する) が起き
ることが判明した。
場合、特に、粒径が50μm以下のキャリアを使用した
場合には、通常の現像では見られない、感光体にキャリ
アが付着する現象 (以下キャリア付着と称する) が起き
ることが判明した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来
は、小粒径キャリアを使用した場合には、現像効率をア
ップさせることができるものの、感光体へのキャリア付
着を招き、十分満足し得る現像を行うことができなかっ
た。
は、小粒径キャリアを使用した場合には、現像効率をア
ップさせることができるものの、感光体へのキャリア付
着を招き、十分満足し得る現像を行うことができなかっ
た。
【0011】この発明の目的は、小粒径キャリアを使用
して、現像効率が高くかつキャリア付着のない現像装置
を提供することにある。また、現像ローラを大型化する
ことなくトナー飛散を防止できる現像装置を提供するこ
とにある。
して、現像効率が高くかつキャリア付着のない現像装置
を提供することにある。また、現像ローラを大型化する
ことなくトナー飛散を防止できる現像装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【問題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、像担持体に帯電する帯電手段
と、前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静
電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体から離間し
て設けられ、粒径が30ないし50μmのキャリアとこ
のキャリアの被覆率が30から40%となるようにキャ
リアに対して混合されたトナーとからなる現像剤を収容
し、この収容した現像剤を用いて前記露光手段により形
成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記像担持
体および現像剤のうちの少なくとも一方の使用度数を計
数する計数手段と、前記現像ローラに現像バイアス電圧
Vbを印加するもので、前記現像バイアス電圧Vbと前
記露光手段にて露光された像担持体の非画像部電位Vw
との差を、像担持体と前記現像ローラとの間の間隔にて
除算して得られるコントラスト電界の大きさである値が
60ないし220 (V/mm) となるように、現像バイ
アス電圧を印加する電圧印加手段と、前記コントラスト
電界の大きさを60ないし220 (V/mm) に保つよ
うに前記計数手段が計数する使用度数に応じて前記電圧
印加手段を制御する制御手段とを備え、画像形成速度を
V (mm/s) とし、前記像担持体の外周面の移動速度
に対する現像ローラの外周面の移動速度の比をKとした
とき、現像ローラの径が、 2 (KV) 2 /12000ないし2 (KV) 2 /8000 であり、なおかつ前記制御手段は、前記計数手段が計数
する使用度数に応じた前記非画像部電位Vwを記憶する
とともに、この非画像部電位Vwと前記現像バイアス電
圧Vbとの差であるVb−Vw、並びに像担持体の帯電
電位Voと前記現像バイアス電圧Vbとの差であるVo
−Vwを記憶している手段を有し、この記憶された前記
非画像部電位Vwの値に基づいて、前記現像バイアス電
圧および像担持体の帯電電圧を制御する ことを特徴とす
る画像形成装置を提供するものである。
に基づきなされたもので、像担持体に帯電する帯電手段
と、前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静
電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体から離間し
て設けられ、粒径が30ないし50μmのキャリアとこ
のキャリアの被覆率が30から40%となるようにキャ
リアに対して混合されたトナーとからなる現像剤を収容
し、この収容した現像剤を用いて前記露光手段により形
成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記像担持
体および現像剤のうちの少なくとも一方の使用度数を計
数する計数手段と、前記現像ローラに現像バイアス電圧
Vbを印加するもので、前記現像バイアス電圧Vbと前
記露光手段にて露光された像担持体の非画像部電位Vw
との差を、像担持体と前記現像ローラとの間の間隔にて
除算して得られるコントラスト電界の大きさである値が
60ないし220 (V/mm) となるように、現像バイ
アス電圧を印加する電圧印加手段と、前記コントラスト
電界の大きさを60ないし220 (V/mm) に保つよ
うに前記計数手段が計数する使用度数に応じて前記電圧
印加手段を制御する制御手段とを備え、画像形成速度を
V (mm/s) とし、前記像担持体の外周面の移動速度
に対する現像ローラの外周面の移動速度の比をKとした
とき、現像ローラの径が、 2 (KV) 2 /12000ないし2 (KV) 2 /8000 であり、なおかつ前記制御手段は、前記計数手段が計数
する使用度数に応じた前記非画像部電位Vwを記憶する
とともに、この非画像部電位Vwと前記現像バイアス電
圧Vbとの差であるVb−Vw、並びに像担持体の帯電
電位Voと前記現像バイアス電圧Vbとの差であるVo
−Vwを記憶している手段を有し、この記憶された前記
非画像部電位Vwの値に基づいて、前記現像バイアス電
圧および像担持体の帯電電圧を制御する ことを特徴とす
る画像形成装置を提供するものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。図1に示されるように、画像形成
装置すなわち複写装置2は、原稿Dの画像に対応する情
報を記録用紙に複写する画像形成部すなわち複写装置本
体10および複写装置本体10の上部に配置され、後述
する原稿載置台に複写すべき原稿Dを1枚ずつ給送する
自動原稿送り装置 (以下、ADFと略示する) 100か
ら構成されている。
施の形態を説明する。図1に示されるように、画像形成
装置すなわち複写装置2は、原稿Dの画像に対応する情
報を記録用紙に複写する画像形成部すなわち複写装置本
体10および複写装置本体10の上部に配置され、後述
する原稿載置台に複写すべき原稿Dを1枚ずつ給送する
自動原稿送り装置 (以下、ADFと略示する) 100か
ら構成されている。
【0020】複写装置本体10は、原稿Dの画像情報を
読み取る原稿読取り部12、原稿読取り部12により読
み取られた画像データまたは外部から供給される画像デ
ータに基づいて画像を形成する画像形成部14、画像形
成部14により形成された画像を保持する記録用紙を給
送する用紙供給部16および画像形成部14にて形成さ
れた画像が転写された用紙を装置外部へ搬送して出力す
る用紙搬送部18等を含んでいる。
読み取る原稿読取り部12、原稿読取り部12により読
み取られた画像データまたは外部から供給される画像デ
ータに基づいて画像を形成する画像形成部14、画像形
成部14により形成された画像を保持する記録用紙を給
送する用紙供給部16および画像形成部14にて形成さ
れた画像が転写された用紙を装置外部へ搬送して出力す
る用紙搬送部18等を含んでいる。
【0021】複写装置本体10の上部であって、ADF
100の後述する搬送ベルトと対向される位置には、複
写すべき原稿Dが載置されるすなわち原稿Dを保持する
原稿テーブル20が配置されている。なお、原稿テーブ
ル20は、たとえば、厚さ5ミリメートル (以下、mm
と示す) の透明なガラスなどにより構成される。
100の後述する搬送ベルトと対向される位置には、複
写すべき原稿Dが載置されるすなわち原稿Dを保持する
原稿テーブル20が配置されている。なお、原稿テーブ
ル20は、たとえば、厚さ5ミリメートル (以下、mm
と示す) の透明なガラスなどにより構成される。
【0022】原稿テーブル20の一端の原稿が載置され
る側の面 (以下原稿載置面と示す)上には、原稿テーブ
ルに原稿Dをセットする際に原稿をセットすべき先端の
位置を指示する原稿突当板22が配置されている。な
お、原稿突当板22は、原稿DがADF100により搬
送される場合に原稿Dの先端を停止させるために、原稿
テーブル20を断面方向から見た状態で原稿載置面から
僅かに突出されている。
る側の面 (以下原稿載置面と示す)上には、原稿テーブ
ルに原稿Dをセットする際に原稿をセットすべき先端の
位置を指示する原稿突当板22が配置されている。な
お、原稿突当板22は、原稿DがADF100により搬
送される場合に原稿Dの先端を停止させるために、原稿
テーブル20を断面方向から見た状態で原稿載置面から
僅かに突出されている。
【0023】原稿テーブル20の下方には、原稿テーブ
ル20に概ね平行かつ原稿テーブル20に沿って移動可
能に配置され、原稿に記載されている情報を光の明暗と
して取り出す第一キャリッジ30および第一キャリッジ
30に従動するとともに第一キャリッジ30によって取
り出された情報を、情報記録媒体 (後述) に伝達する
る第二キャリッジ40が、それぞれ、原稿テーブル20
に沿って移動可能に配置されている。
ル20に概ね平行かつ原稿テーブル20に沿って移動可
能に配置され、原稿に記載されている情報を光の明暗と
して取り出す第一キャリッジ30および第一キャリッジ
30に従動するとともに第一キャリッジ30によって取
り出された情報を、情報記録媒体 (後述) に伝達する
る第二キャリッジ40が、それぞれ、原稿テーブル20
に沿って移動可能に配置されている。
【0024】第一キャリッジ30には、原稿Dを照明す
る照明ランプ32、照明ランプ32からの光を原稿Dに
集光させ、照明効率を増大させるリフレクタ34および
原稿Dからの反射光を第二キャリッジ40へ向かって反
射させる第1ミラー36が配置されている。
る照明ランプ32、照明ランプ32からの光を原稿Dに
集光させ、照明効率を増大させるリフレクタ34および
原稿Dからの反射光を第二キャリッジ40へ向かって反
射させる第1ミラー36が配置されている。
【0025】第二キャリッジ40には、第1ミラー36
から反射された反射光を90°折返す第2ミラー41お
よび第2ミラー41により折返された原稿Dからの反射
光をさらに90°折返す第3ミラー42が配置されてい
る。
から反射された反射光を90°折返す第2ミラー41お
よび第2ミラー41により折返された原稿Dからの反射
光をさらに90°折返す第3ミラー42が配置されてい
る。
【0026】第一キャリッジ30の下方であって、第二
キャリッジ40の第3ミラー42で反射された光が伝達
される面内には、原稿Dからの反射光を入力された複写
倍率に対応する倍率で集束させる結像レンズ43および
結像レンズ43を通過された原稿Dからの反射光をさら
に折り返して、以下に説明する情報記憶媒体すなわち像
担持体に向けて案内する第4,第5ミラー44,45お
よび露光ミラー46が配置されている。なお、第4,第
5ミラー44,45は、詳述しないミラー保持枠47に
より第3ミラー42で反射された光が伝達される面内を
結像レンズ43を通る光軸に沿って移動可能に形成さ
れ、複写倍率に基づいて結像レンズ43が移動された場
合に生じる原稿テーブル20と以下に説明する像担持体
の間の光路長 (光学距離) を補正する。
キャリッジ40の第3ミラー42で反射された光が伝達
される面内には、原稿Dからの反射光を入力された複写
倍率に対応する倍率で集束させる結像レンズ43および
結像レンズ43を通過された原稿Dからの反射光をさら
に折り返して、以下に説明する情報記憶媒体すなわち像
担持体に向けて案内する第4,第5ミラー44,45お
よび露光ミラー46が配置されている。なお、第4,第
5ミラー44,45は、詳述しないミラー保持枠47に
より第3ミラー42で反射された光が伝達される面内を
結像レンズ43を通る光軸に沿って移動可能に形成さ
れ、複写倍率に基づいて結像レンズ43が移動された場
合に生じる原稿テーブル20と以下に説明する像担持体
の間の光路長 (光学距離) を補正する。
【0027】画像形成部14は、本体10の概ね中央に
配置された像担持体としてのドラム状の感光体すなわち
感光体ドラム50を含んでいる。感光体ドラム50の周
囲には、感光体ドラム50を所定の表面電位に帯電する
帯電手段としての帯電装置52、後述するレーザ露光装
置を介して感光体ドラム50に形成された静電潜像に図
示しないトナーを供給することで潜像を現像する現像手
段としての現像装置54および感光体ドラム50に残さ
れたトナーを取除くとともに感光体ドラム50に残った
電荷を除去するクリーニング装置56などが、感光体ド
ラム50が回転される方向に沿って、順に、配置されて
いる。
配置された像担持体としてのドラム状の感光体すなわち
感光体ドラム50を含んでいる。感光体ドラム50の周
囲には、感光体ドラム50を所定の表面電位に帯電する
帯電手段としての帯電装置52、後述するレーザ露光装
置を介して感光体ドラム50に形成された静電潜像に図
示しないトナーを供給することで潜像を現像する現像手
段としての現像装置54および感光体ドラム50に残さ
れたトナーを取除くとともに感光体ドラム50に残った
電荷を除去するクリーニング装置56などが、感光体ド
ラム50が回転される方向に沿って、順に、配置されて
いる。
【0028】感光体ドラム50の近傍であって、現像装
置54に対して感光体ドラム50が回転される方向の上
流側、かつ帯電装置52と現像装置54との間の空間に
は、露光ミラー46に伝達された原稿Dからの反射光が
露光ミラー46により感光体ドラム50の外周に照射さ
れる露光位置58が規定されている。
置54に対して感光体ドラム50が回転される方向の上
流側、かつ帯電装置52と現像装置54との間の空間に
は、露光ミラー46に伝達された原稿Dからの反射光が
露光ミラー46により感光体ドラム50の外周に照射さ
れる露光位置58が規定されている。
【0029】また、現像装置54とクリーニング装置5
6との間には、現像装置54により現像された感光体ド
ラム50上の潜像すなわちトナー像を後述するカセット
から供給される被転写材たとえば複写用紙Pに転写させ
る転写装置60が配置されている。
6との間には、現像装置54により現像された感光体ド
ラム50上の潜像すなわちトナー像を後述するカセット
から供給される被転写材たとえば複写用紙Pに転写させ
る転写装置60が配置されている。
【0030】画像形成部14の右側には、画像形成部1
4により形成された画像を保持するための用紙Pを収容
する用紙カセット62aおよび用紙カセット62aの上
部にカセット62aに一体的に形成されたバイパストレ
イ62bが配置されている。また、カセット62aの下
方には、たとえば、2000枚の用紙Pを収容可能な大
容量カセット (以下、ラージキャパシティカセット、L
CCとする) 62cが配置されている。
4により形成された画像を保持するための用紙Pを収容
する用紙カセット62aおよび用紙カセット62aの上
部にカセット62aに一体的に形成されたバイパストレ
イ62bが配置されている。また、カセット62aの下
方には、たとえば、2000枚の用紙Pを収容可能な大
容量カセット (以下、ラージキャパシティカセット、L
CCとする) 62cが配置されている。
【0031】用紙カセット62aならびに大容量カセッ
ト62cと感光体ドラム50との間には、カセット62
aから供給される用紙Pを感光体ドラム50に向かって
導く上段給紙ローラ64aおよび上段給紙ガイド66
a、及び、LCC62cから供給される用紙Pを感光体
ドラム50に向かって導く下段給紙ローラ64bおよび
下段給紙ガイド66bが、それぞれ、配置されている。
なお、バイパストレイ62bには、トレイ62bに載置
された用紙Pを上段給紙ローラ64aに案内するための
バイパスフィードローラ68が配置されている。
ト62cと感光体ドラム50との間には、カセット62
aから供給される用紙Pを感光体ドラム50に向かって
導く上段給紙ローラ64aおよび上段給紙ガイド66
a、及び、LCC62cから供給される用紙Pを感光体
ドラム50に向かって導く下段給紙ローラ64bおよび
下段給紙ガイド66bが、それぞれ、配置されている。
なお、バイパストレイ62bには、トレイ62bに載置
された用紙Pを上段給紙ローラ64aに案内するための
バイパスフィードローラ68が配置されている。
【0032】給紙ガイド66aおよび66bと感光体ド
ラム50との間には、カセット62aまたはバイパスト
レイ62bおよびLCC62cから給送される用紙Pを
一時停止させることで用紙Pの傾きを補正するととも
に、感光体ドラム50の表面に形成され、感光体ドラム
50の回転とともに転写ローラ60に向かって搬送され
る画像すなわちトナー像と用紙Pとの先端位置を整合さ
せるレジストローラ70が配置されている。
ラム50との間には、カセット62aまたはバイパスト
レイ62bおよびLCC62cから給送される用紙Pを
一時停止させることで用紙Pの傾きを補正するととも
に、感光体ドラム50の表面に形成され、感光体ドラム
50の回転とともに転写ローラ60に向かって搬送され
る画像すなわちトナー像と用紙Pとの先端位置を整合さ
せるレジストローラ70が配置されている。
【0033】画像形成部14の左側には、転写装置60
により感光体ドラム50からトナー像が転写された用紙
Pに、トナー像を定着させる定着装置72、定着装置7
2と転写装置60との間に配置され、トナー像が転写さ
れた用紙Pを定着装置72に向かって送出する搬送装置
74、定着装置72を介して画像が定着された用紙P
を、複写装置本体10の外部あるいは後述する用紙反転
部のいづれかへ案内する分岐ゲート76、分岐ゲート7
6により複写装置本体10の外部に向かって案内される
用紙Pを複写装置本体10の外部へ送出する排出ローラ
78および排出された用紙Pを保持するトレイ80が配
置されている。
により感光体ドラム50からトナー像が転写された用紙
Pに、トナー像を定着させる定着装置72、定着装置7
2と転写装置60との間に配置され、トナー像が転写さ
れた用紙Pを定着装置72に向かって送出する搬送装置
74、定着装置72を介して画像が定着された用紙P
を、複写装置本体10の外部あるいは後述する用紙反転
部のいづれかへ案内する分岐ゲート76、分岐ゲート7
6により複写装置本体10の外部に向かって案内される
用紙Pを複写装置本体10の外部へ送出する排出ローラ
78および排出された用紙Pを保持するトレイ80が配
置されている。
【0034】画像形成部14の下方には、分岐ゲート7
6により分岐された用紙Pの表裏を反転させたのち、再
び、レジストローラ70に案内するための用紙反転部9
0が配置されている。
6により分岐された用紙Pの表裏を反転させたのち、再
び、レジストローラ70に案内するための用紙反転部9
0が配置されている。
【0035】用紙反転部90は、片面に既に画像が複写
された用紙Pを案内する反転ガイド91、反転ガイド9
1を所定の間隔すなわち反転可能な用紙Pの大きさに依
存して規定される間隔で配置された搬送ローラ92、反
転ガイド91ならびに搬送ローラ92により案内される
用紙Pを一時的に収容する格納領域部93、格納領域部
93に収容された用紙Pを、レジストローラ70に向か
って搬送するための反転給紙ローラ94、反転給紙ロー
ラ94により後端側から引き出された用紙Pを案内する
反転給紙ガイド95、及び、反転給紙ガイド95ないを
通過される用紙Pをレジストローラ70に向かって推進
する中間搬送ローラ96などにより構成される。
された用紙Pを案内する反転ガイド91、反転ガイド9
1を所定の間隔すなわち反転可能な用紙Pの大きさに依
存して規定される間隔で配置された搬送ローラ92、反
転ガイド91ならびに搬送ローラ92により案内される
用紙Pを一時的に収容する格納領域部93、格納領域部
93に収容された用紙Pを、レジストローラ70に向か
って搬送するための反転給紙ローラ94、反転給紙ロー
ラ94により後端側から引き出された用紙Pを案内する
反転給紙ガイド95、及び、反転給紙ガイド95ないを
通過される用紙Pをレジストローラ70に向かって推進
する中間搬送ローラ96などにより構成される。
【0036】図2には、図1に示した複写装置の各部の
電気的接続および制御のための制御ブロックが概略的に
示されている。図2に示されるように、制御部100
は、主制御部としてのCPU (中央処理装置) 110を
含んでいる。
電気的接続および制御のための制御ブロックが概略的に
示されている。図2に示されるように、制御部100
は、主制御部としてのCPU (中央処理装置) 110を
含んでいる。
【0037】CPU110には、たとえば、感光体ドラ
ム50の外周面の移動速度が所定の速度となるよう感光
体ドラム50を回転させる図示しない主モータ、第一お
よび第二のキャリッジ30および40を原稿テーブルに
沿って移動させる図示しない走査モータ (ステッピング
モータ) および現像装置の現像ローラの現像スリーブを
回転する現像モータ等を独立にあるいは所定の組み合わ
せで回転させるモータ駆動回路112、結像レンズ43
を入力された複写倍率に対応される位置に移動する図示
しないレンズモータを制御するレンズ位置制御回路11
4、図示しない多くのセンサからの出力信号を取り込ん
でCPU110に報知する入力回路116などが接続さ
れる。
ム50の外周面の移動速度が所定の速度となるよう感光
体ドラム50を回転させる図示しない主モータ、第一お
よび第二のキャリッジ30および40を原稿テーブルに
沿って移動させる図示しない走査モータ (ステッピング
モータ) および現像装置の現像ローラの現像スリーブを
回転する現像モータ等を独立にあるいは所定の組み合わ
せで回転させるモータ駆動回路112、結像レンズ43
を入力された複写倍率に対応される位置に移動する図示
しないレンズモータを制御するレンズ位置制御回路11
4、図示しない多くのセンサからの出力信号を取り込ん
でCPU110に報知する入力回路116などが接続さ
れる。
【0038】また、CPU110には、帯電装置52に
帯電電圧を供給する高電圧発生回路122、帯電装置5
2に所定のグリッドバイアス電圧を与えるグリッド電圧
発生回路124、現像装置54に所定の現像バイアス電
圧を与える現像バイアス電圧発生回路126および転写
装置60に転写電圧を提供する転写電圧発生回路128
等が接続されている。
帯電電圧を供給する高電圧発生回路122、帯電装置5
2に所定のグリッドバイアス電圧を与えるグリッド電圧
発生回路124、現像装置54に所定の現像バイアス電
圧を与える現像バイアス電圧発生回路126および転写
装置60に転写電圧を提供する転写電圧発生回路128
等が接続されている。
【0039】CPU110にはさらに、予め決められて
いるイニシャルデータ、装置本体2が組み立てられる際
に設定された調整データ、あるいは、図示しない操作パ
ネルにより入力される変数データ等が記憶されるメモリ
ユニット130が接続されている。なお、メモリユニッ
ト130は、予め決められている数値データあるいは装
置2を動作させるための制御データなどが記憶されてい
る読みだし専用メモリ(ROM) 132、図示しない操
作パネルにより入力された複写条件データ等が記憶され
るランダム・アクセス・メモリ (RAM) 134、並び
に複写装置2が組立てられる際に入力される調整データ
たとえば照明ランプ32を点灯させるための基準電圧等
が記憶される不揮発性メモリ (NVM) 136を含んで
いる。
いるイニシャルデータ、装置本体2が組み立てられる際
に設定された調整データ、あるいは、図示しない操作パ
ネルにより入力される変数データ等が記憶されるメモリ
ユニット130が接続されている。なお、メモリユニッ
ト130は、予め決められている数値データあるいは装
置2を動作させるための制御データなどが記憶されてい
る読みだし専用メモリ(ROM) 132、図示しない操
作パネルにより入力された複写条件データ等が記憶され
るランダム・アクセス・メモリ (RAM) 134、並び
に複写装置2が組立てられる際に入力される調整データ
たとえば照明ランプ32を点灯させるための基準電圧等
が記憶される不揮発性メモリ (NVM) 136を含んで
いる。
【0040】なお、モータ駆動回路112から図示しな
い主モータに供給される駆動パルスは、例えば、カウン
タ142 (図14により後述するカウンタ装置201お
よび202) で随時積算されるとともに、NVM136
およびRAM134の所定の領域で、更新記憶される。
この記憶された駆動パルスに基づいて、感光体ドラム5
0が回転された累積時間および画像形成に要した累積時
間 (現像剤使用時間)に相当する度数が計測される。
い主モータに供給される駆動パルスは、例えば、カウン
タ142 (図14により後述するカウンタ装置201お
よび202) で随時積算されるとともに、NVM136
およびRAM134の所定の領域で、更新記憶される。
この記憶された駆動パルスに基づいて、感光体ドラム5
0が回転された累積時間および画像形成に要した累積時
間 (現像剤使用時間)に相当する度数が計測される。
【0041】この画像形成に要した累積時間に基づい
て、この発明の実施の形態では、後段に詳述するよう
に、現像バイアス電圧の制御並びに感光体ドラム50の
帯電量を制御するものである。
て、この発明の実施の形態では、後段に詳述するよう
に、現像バイアス電圧の制御並びに感光体ドラム50の
帯電量を制御するものである。
【0042】次に、図1および図2に示した複写装置の
動作の特徴を説明する。図1に示されるように、ADF
100 (あるいは利用者) により原稿テーブル20の所
定の位置にセットされた複写対象物すなわち原稿Dは、
ADF100の詳述しないベルトを介して原稿テーブル
20に密着される。
動作の特徴を説明する。図1に示されるように、ADF
100 (あるいは利用者) により原稿テーブル20の所
定の位置にセットされた複写対象物すなわち原稿Dは、
ADF100の詳述しないベルトを介して原稿テーブル
20に密着される。
【0043】原稿テーブル20に密着された原稿の画像
は、照明ランプ32及びリフレクタ34により照明され
ることにより生じる反射光として、第一キャリッジ30
の第1ミラー36、第二キャリッジ40の第2ミラー4
1および第3ミラー42で順に反射され、結像レンズ4
3を通過されて、さらに第4ミラー44,第5ミラー4
5および露光ミラー46で順に反射されて、露光位置5
8aで、感光体ドラム50の外周面に、照射される。な
お、図示しない操作パネルから入力された複写倍率に対
応する所定の位置に、照明ランプ32の点灯および第一
キャリッジ30(第二キャリッジ40) の移動に先立っ
て、結像レンズ43が移動される。
は、照明ランプ32及びリフレクタ34により照明され
ることにより生じる反射光として、第一キャリッジ30
の第1ミラー36、第二キャリッジ40の第2ミラー4
1および第3ミラー42で順に反射され、結像レンズ4
3を通過されて、さらに第4ミラー44,第5ミラー4
5および露光ミラー46で順に反射されて、露光位置5
8aで、感光体ドラム50の外周面に、照射される。な
お、図示しない操作パネルから入力された複写倍率に対
応する所定の位置に、照明ランプ32の点灯および第一
キャリッジ30(第二キャリッジ40) の移動に先立っ
て、結像レンズ43が移動される。
【0044】上述した原稿Dの反射光が感光体ドラム5
0に案内される工程に並列にまたは僅かに先行して、高
電圧発生回路114により付勢された帯電装置52によ
り、感光体ドラム50の外周面が所定の表面電位に帯電
される。
0に案内される工程に並列にまたは僅かに先行して、高
電圧発生回路114により付勢された帯電装置52によ
り、感光体ドラム50の外周面が所定の表面電位に帯電
される。
【0045】この状態で、感光体ドラム50の外周面の
露光位置58に、露光ミラー46で反射された原稿Dか
らの反射光が照射されることにより感光体ドラム50の
外周面に静電潜像が形成される。
露光位置58に、露光ミラー46で反射された原稿Dか
らの反射光が照射されることにより感光体ドラム50の
外周面に静電潜像が形成される。
【0046】感光体ドラム50に形成された静電潜像
は、現像装置54を介して供給されるトナーによりトナ
ー像として現像されたのち、転写装置60により、用紙
Pに、転写される。
は、現像装置54を介して供給されるトナーによりトナ
ー像として現像されたのち、転写装置60により、用紙
Pに、転写される。
【0047】トナー像が転写された用紙は、搬送装置7
4により定着装置72に搬送され、定着装置72から提
供される熱によりトナー像すなわちトナーが固着された
後、用紙反転部または装置2の外部へ案内される。
4により定着装置72に搬送され、定着装置72から提
供される熱によりトナー像すなわちトナーが固着された
後、用紙反転部または装置2の外部へ案内される。
【0048】トナー像を用紙に引き渡した感光体ドラム
50は、クリーニング装置56により、表面に残った電
荷およびトナーが除去され、引き続き、次の画像形成に
利用される。
50は、クリーニング装置56により、表面に残った電
荷およびトナーが除去され、引き続き、次の画像形成に
利用される。
【0049】なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。次に、図1および図2に示した複写装置に
適した現像装置、現像条件、現像剤およびトナーについ
て詳細に説明する。
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。次に、図1および図2に示した複写装置に
適した現像装置、現像条件、現像剤およびトナーについ
て詳細に説明する。
【0050】既に説明したように、トナー飛散は、トナ
ー濃度にも支配されるものの現像スリーブの回転により
生じる遠心力により、弱帯電トナーが吹き飛ばされるこ
とが主たる要因であることが既に明らかにされている。
ー濃度にも支配されるものの現像スリーブの回転により
生じる遠心力により、弱帯電トナーが吹き飛ばされるこ
とが主たる要因であることが既に明らかにされている。
【0051】このことから、この発明では、小粒径キャ
リアを使用して感光体ドラム50へのトナーの供給能力
を高め、現像スリーブの回転を低くするようにした。ま
た、小粒径キャリアを使用した時に生じるキャリア付着
の問題をコントラスト電位、すなわち現像バイアス電圧
Vbと感光体ドラム50上の非画像部電位Vwとの差を
適度に設定することでキャリア付着を低減するようにし
た。次に、上記高現像効率の現像剤の採用により現像ス
リーブの周速比を最低値に抑え、最小径の現像ローラを
提供するようにした。
リアを使用して感光体ドラム50へのトナーの供給能力
を高め、現像スリーブの回転を低くするようにした。ま
た、小粒径キャリアを使用した時に生じるキャリア付着
の問題をコントラスト電位、すなわち現像バイアス電圧
Vbと感光体ドラム50上の非画像部電位Vwとの差を
適度に設定することでキャリア付着を低減するようにし
た。次に、上記高現像効率の現像剤の採用により現像ス
リーブの周速比を最低値に抑え、最小径の現像ローラを
提供するようにした。
【0052】以下に、高現像効率の現像剤を作成するた
めの条件について詳細に説明する。トナー供給能力を最
大とするためには、トナー濃度を高く設定する方向であ
るが、むやみに高く上げられる訳でなく、キャリアとト
ナーとを混合するプロセスにおいて、トナーが十分に摩
擦帯電されることが必要となる。
めの条件について詳細に説明する。トナー供給能力を最
大とするためには、トナー濃度を高く設定する方向であ
るが、むやみに高く上げられる訳でなく、キャリアとト
ナーとを混合するプロセスにおいて、トナーが十分に摩
擦帯電されることが必要となる。
【0053】すなわち、キャリアとトナーが出会ったと
きに、キャリア上をトナーが十分に動き回ることができ
る状態であることが必要である。なお、トナーを十分に
摩擦帯電するために必要な要件としては、図3に示すよ
うに、トナーがキャリアの外周に付着する程度を示す被
覆率が約30〜50%程度の範囲にあることが好まし
い。なお、被覆率は、NationalTecnica
l Report Vo1.28,No4,Aug.1
982の「新しいプロセスと現像材料を用いた高画質の
普通紙複写機」に示されており、Eを被覆率、ρcをキ
ャリアの密度 (g/cm3 ) 、ρtをトナーの密度 (g
/cm3 ) 、Cをトナー濃度 (重量%) 、dcをキャリ
アの平均粒径 (cm) および、dtをトナーの平均粒径
(cm) とするとき、 E=100・C・ρc・dc・S/π・ (100−C) ・ρt・dt3 ‥‥‥ (1) ここで、S=πdc2 × (1− (√dc (dc+2dt) /dc+dt) ‥‥‥ (2) により求められる。
きに、キャリア上をトナーが十分に動き回ることができ
る状態であることが必要である。なお、トナーを十分に
摩擦帯電するために必要な要件としては、図3に示すよ
うに、トナーがキャリアの外周に付着する程度を示す被
覆率が約30〜50%程度の範囲にあることが好まし
い。なお、被覆率は、NationalTecnica
l Report Vo1.28,No4,Aug.1
982の「新しいプロセスと現像材料を用いた高画質の
普通紙複写機」に示されており、Eを被覆率、ρcをキ
ャリアの密度 (g/cm3 ) 、ρtをトナーの密度 (g
/cm3 ) 、Cをトナー濃度 (重量%) 、dcをキャリ
アの平均粒径 (cm) および、dtをトナーの平均粒径
(cm) とするとき、 E=100・C・ρc・dc・S/π・ (100−C) ・ρt・dt3 ‥‥‥ (1) ここで、S=πdc2 × (1− (√dc (dc+2dt) /dc+dt) ‥‥‥ (2) により求められる。
【0054】図3に、キャリア被覆率と弱帯電トナー発
生率との関係を示す。図3において、曲線aは、キャリ
ア平均粒径が30μmである場合を、曲線bは、キャリ
ア平均粒径が50μmである場合を、それぞれ、示して
いる。
生率との関係を示す。図3において、曲線aは、キャリ
ア平均粒径が30μmである場合を、曲線bは、キャリ
ア平均粒径が50μmである場合を、それぞれ、示して
いる。
【0055】図3に示した結果を求めるために、東芝製
電子複写機レオドライ2540を用いた。使用キャリア
は、シリコン (Si) 系コートキャリアを用いた。トナ
ーは、スチレン−アクリル系で、平均粒径が11μmの
ものである。
電子複写機レオドライ2540を用いた。使用キャリア
は、シリコン (Si) 系コートキャリアを用いた。トナ
ーは、スチレン−アクリル系で、平均粒径が11μmの
ものである。
【0056】図3より、キャリアの平均粒径に拘らず、
被覆率によって、弱帯電トナーの割合が定まり、弱帯電
トナーの量を低減するためには、キャリア粒径が30な
いし50μmの範囲で、被覆率が40%以下であること
が望ましいことがわかる。
被覆率によって、弱帯電トナーの割合が定まり、弱帯電
トナーの量を低減するためには、キャリア粒径が30な
いし50μmの範囲で、被覆率が40%以下であること
が望ましいことがわかる。
【0057】しかし、逆に、トナー濃度が低いと、トナ
ーの供給量が不足し、画像濃度が得られなくなる。ま
た、現像装置中のトナー濃度のばらつきを考慮すると、
被覆率を30ないし40%に設定することが望ましい。
ーの供給量が不足し、画像濃度が得られなくなる。ま
た、現像装置中のトナー濃度のばらつきを考慮すると、
被覆率を30ないし40%に設定することが望ましい。
【0058】このように、キャリア被覆率を30ないし
40%と決定し、キャリアの粒径、トナーの粒径、およ
び密度から上記 (1) 式により、被覆率が30ないし4
0%となるトナー濃度を定め、これを現像装置中のトナ
ー濃度とする。
40%と決定し、キャリアの粒径、トナーの粒径、およ
び密度から上記 (1) 式により、被覆率が30ないし4
0%となるトナー濃度を定め、これを現像装置中のトナ
ー濃度とする。
【0059】ところで、キャリアの平均粒径は、上述し
たようにトナー濃度の点で、より小さい方がその表面積
が大きくなるので小径のものが望ましいが、感光体ドラ
ム50の表面へのキャリアの付着を防止する点では、図
4に示されるように、キャリアの平均粒径が大きい方
(50μm以上) が有益である。なお、実際には、感光
体ドラム50の表面にキャリアが付着される要因とし
て、感光体ドラム50の表面の非画像部電位Vwと現像
装置により現像剤 (キャリア) に印加される現像バイア
ス電圧Vbの差および感光体ドラム50と現像スリーブ
との間の距離Ddにより規定される地かぶり防止電界
(コントラスト電位) すなわち (Vb−Vw)/Ddの大
きさに支配されることから、図5に示されるように現像
電界の大きさを最適に設定することにより、より小径の
キャリア (30μm以上) を利用可能な条件も提供され
る。なお、図5において、曲線aは、キャリア平均粒径
が30μmの例を、曲線bは、キャリア平均粒径が40
μmの例を、曲線cは、キャリア平均粒径が50μmの
例を、それぞれ、示している。なお、図5の実験条件
は、図3の実験条件と同一である。感光体ドラム50へ
のキャリア付着を防止するためには、図5より、平均粒
径が30ないし50μmのキャリアにおいて、コントラ
スト電位を220 (V/mm) にする必要があることが
わかる。また、より好ましくは、コントラスト電位は、
180 (V/mm) である。
たようにトナー濃度の点で、より小さい方がその表面積
が大きくなるので小径のものが望ましいが、感光体ドラ
ム50の表面へのキャリアの付着を防止する点では、図
4に示されるように、キャリアの平均粒径が大きい方
(50μm以上) が有益である。なお、実際には、感光
体ドラム50の表面にキャリアが付着される要因とし
て、感光体ドラム50の表面の非画像部電位Vwと現像
装置により現像剤 (キャリア) に印加される現像バイア
ス電圧Vbの差および感光体ドラム50と現像スリーブ
との間の距離Ddにより規定される地かぶり防止電界
(コントラスト電位) すなわち (Vb−Vw)/Ddの大
きさに支配されることから、図5に示されるように現像
電界の大きさを最適に設定することにより、より小径の
キャリア (30μm以上) を利用可能な条件も提供され
る。なお、図5において、曲線aは、キャリア平均粒径
が30μmの例を、曲線bは、キャリア平均粒径が40
μmの例を、曲線cは、キャリア平均粒径が50μmの
例を、それぞれ、示している。なお、図5の実験条件
は、図3の実験条件と同一である。感光体ドラム50へ
のキャリア付着を防止するためには、図5より、平均粒
径が30ないし50μmのキャリアにおいて、コントラ
スト電位を220 (V/mm) にする必要があることが
わかる。また、より好ましくは、コントラスト電位は、
180 (V/mm) である。
【0060】一方、図6は、キャリアおよびトナーの平
均粒径のそれぞれを変化させた場合の地かぶり防止電界
(コントラスト電位) すなわち (Vb−Vw) /Ddに
対するかぶりの程度の変化を測定した結果を示すグラフ
である。なお、図6は、現像剤および感光体ドラムのそ
れぞれに経時変化がない状態すなわち初期状態に関する
グラフである。また、図6において、曲線aは、キャリ
ア平均粒径が30μmでトナー平均粒径が7μmの現像
剤について、曲線bは、キャリア平均粒径が40μmで
トナー平均粒径が7μmの現像剤ついて、曲線cは、キ
ャリア平均粒径が50μmでトナー平均粒径が7μmの
現像剤ついて、曲線dは、キャリア平均粒径が30μm
でトナー平均粒径が12μmの現像剤ついて、曲線e
は、キャリア平均粒径が40μmでトナー平均粒径が1
2μmの現像剤ついて、曲線fは、キャリア平均粒径が
50μmでトナー平均粒径が12μmの現像剤ついて、
それぞれ、示している。なお、曲線a,c,eは、それ
ぞれ、実質的に、曲線b,d,fと同一である。
均粒径のそれぞれを変化させた場合の地かぶり防止電界
(コントラスト電位) すなわち (Vb−Vw) /Ddに
対するかぶりの程度の変化を測定した結果を示すグラフ
である。なお、図6は、現像剤および感光体ドラムのそ
れぞれに経時変化がない状態すなわち初期状態に関する
グラフである。また、図6において、曲線aは、キャリ
ア平均粒径が30μmでトナー平均粒径が7μmの現像
剤について、曲線bは、キャリア平均粒径が40μmで
トナー平均粒径が7μmの現像剤ついて、曲線cは、キ
ャリア平均粒径が50μmでトナー平均粒径が7μmの
現像剤ついて、曲線dは、キャリア平均粒径が30μm
でトナー平均粒径が12μmの現像剤ついて、曲線e
は、キャリア平均粒径が40μmでトナー平均粒径が1
2μmの現像剤ついて、曲線fは、キャリア平均粒径が
50μmでトナー平均粒径が12μmの現像剤ついて、
それぞれ、示している。なお、曲線a,c,eは、それ
ぞれ、実質的に、曲線b,d,fと同一である。
【0061】図7は、図6に示したと同一の条件におい
て、A4サイズの用紙に、10万回画像を形成した時に
発生するかぶりを測定したものである。なお、図7にお
いて、曲線aは、キャリア平均粒径が30μmでトナー
平均粒径が7μmの現像剤について、曲線bは、キャリ
ア平均粒径が40μmでトナー平均粒径が7μmの現像
剤ついて、曲線cは、キャリア平均粒径が50μmでト
ナー平均粒径が7μmの現像剤ついて、曲線dは、キャ
リア平均粒径が30μmでトナー平均粒径が12μmの
現像剤ついて、曲線eは、キャリア平均粒径が40μm
でトナー平均粒径が12μmの現像剤ついて、曲線f
は、キャリア平均粒径が50μmでトナー平均粒径が1
2μmの現像剤ついて、それぞれ、示している。また、
曲線d,fは、それぞれ、実質的に、曲線c,eと同一
である。
て、A4サイズの用紙に、10万回画像を形成した時に
発生するかぶりを測定したものである。なお、図7にお
いて、曲線aは、キャリア平均粒径が30μmでトナー
平均粒径が7μmの現像剤について、曲線bは、キャリ
ア平均粒径が40μmでトナー平均粒径が7μmの現像
剤ついて、曲線cは、キャリア平均粒径が50μmでト
ナー平均粒径が7μmの現像剤ついて、曲線dは、キャ
リア平均粒径が30μmでトナー平均粒径が12μmの
現像剤ついて、曲線eは、キャリア平均粒径が40μm
でトナー平均粒径が12μmの現像剤ついて、曲線f
は、キャリア平均粒径が50μmでトナー平均粒径が1
2μmの現像剤ついて、それぞれ、示している。また、
曲線d,fは、それぞれ、実質的に、曲線c,eと同一
である。
【0062】図6および図7より、初期状態とライフ時
において、かぶりを防止する最適なコントラスト電位は
変化するが、概ね、コントラスト電位が60 (V/m
m) 、より好ましくは、80 (V/mm) 以上であれ
ば、良好な現像が可能であることがわかる。
において、かぶりを防止する最適なコントラスト電位は
変化するが、概ね、コントラスト電位が60 (V/m
m) 、より好ましくは、80 (V/mm) 以上であれ
ば、良好な現像が可能であることがわかる。
【0063】図6および図7より、コントラスト電位
を、60 (V/mm) 〜280 (V/mm) 、粒径を、
30〜50μm、被覆率を、30〜40%のキャリアを
使用することで、感光体ドラム50へのキャリア付着を
防止し、さらに、かぶりを防止できることがわかった。
を、60 (V/mm) 〜280 (V/mm) 、粒径を、
30〜50μm、被覆率を、30〜40%のキャリアを
使用することで、感光体ドラム50へのキャリア付着を
防止し、さらに、かぶりを防止できることがわかった。
【0064】次に、上述したように、キャリアの粒径、
被覆率、およびコントラスト電位が設定された現像剤を
使用して、トナー供給能力の適性化を行うが、これらと
密接な遠心力とトナー飛散の関係およびトナー供給能力
と画像濃度の関係について説明する。
被覆率、およびコントラスト電位が設定された現像剤を
使用して、トナー供給能力の適性化を行うが、これらと
密接な遠心力とトナー飛散の関係およびトナー供給能力
と画像濃度の関係について説明する。
【0065】第1にトナー飛散と遠心力について述べ、
結果を図8に示す。なお、使用した現像剤は、上述した
例と同等のものを用い、キャリアの平均粒径は、50μ
mとした。また、実験に用いた装置は、東芝製電子複写
装置レオドライ2540、同4550および同6550
で、A4サイズの用紙に、4万回画像を形成した時に現
像装置の下部に落下したトナーを採取した。なお、経験
則により50mg以下で、トナー飛散の実用上の許容値
を満足できることがわかっている。
結果を図8に示す。なお、使用した現像剤は、上述した
例と同等のものを用い、キャリアの平均粒径は、50μ
mとした。また、実験に用いた装置は、東芝製電子複写
装置レオドライ2540、同4550および同6550
で、A4サイズの用紙に、4万回画像を形成した時に現
像装置の下部に落下したトナーを採取した。なお、経験
則により50mg以下で、トナー飛散の実用上の許容値
を満足できることがわかっている。
【0066】図8において、曲線Aはスリーブ径が20
mmの例を、曲線Bは同38mmの例を、曲線Cは同が
50mmの例を、それぞれ、示している。図8から明ら
かなように、現像剤の単位重量当たりの遠心力が概ね1
2000(dyn) より小さい場合、スリーブ径に拘り
なく、トナー飛散の程度は、許容値内に収まることが認
められる。
mmの例を、曲線Bは同38mmの例を、曲線Cは同が
50mmの例を、それぞれ、示している。図8から明ら
かなように、現像剤の単位重量当たりの遠心力が概ね1
2000(dyn) より小さい場合、スリーブ径に拘り
なく、トナー飛散の程度は、許容値内に収まることが認
められる。
【0067】すなわち、現像スリーブの直径Φ (mm)
は、周速比をKおよびプロセススピードをVとすると
き、 2 (KV) 2 / Φ ≦ 12000 ‥‥‥ (3) により、与えられることがわかる。
は、周速比をKおよびプロセススピードをVとすると
き、 2 (KV) 2 / Φ ≦ 12000 ‥‥‥ (3) により、与えられることがわかる。
【0068】なお、実際の複写装置においては、装置内
部の温度上昇等により画像形成部材への悪影響が及ぶこ
とを考慮して、装置内部に、冷却装置としてのファンが
設けられている。このファンにより、トナー飛散が助長
されることがある。ファンにより、トナー飛散が劣化さ
れる程度は、複写装置の構造等により異なるが、同等あ
るいは40%程度ダウンすることが過去の経験から明ら
かである。
部の温度上昇等により画像形成部材への悪影響が及ぶこ
とを考慮して、装置内部に、冷却装置としてのファンが
設けられている。このファンにより、トナー飛散が助長
されることがある。ファンにより、トナー飛散が劣化さ
れる程度は、複写装置の構造等により異なるが、同等あ
るいは40%程度ダウンすることが過去の経験から明ら
かである。
【0069】このことから、ファン等によるトナー飛散
の劣化を考慮すると、トナー飛散を防止するための遠心
力は、40%程度小さくする必要があり、結果として、 8000 ≦ 2 (KV) 2 / Φ ≦ 12000 ‥‥‥ (4) の範囲にスリーブ径を設定すれば良いことがわかる。
の劣化を考慮すると、トナー飛散を防止するための遠心
力は、40%程度小さくする必要があり、結果として、 8000 ≦ 2 (KV) 2 / Φ ≦ 12000 ‥‥‥ (4) の範囲にスリーブ径を設定すれば良いことがわかる。
【0070】一方、図9は、トナー供給能力すなわちト
ナー濃度と感光体ドラムの外周の移動速度に対する現像
スリーブの外周の移動速度の比を掛け合わせた数値と画
像濃度との関係を示すグラフである。なお、図9におい
て、曲線aは、40μmの平均粒径のキャリアに7μm
の平均粒径のトナー平均粒径を重量比6%で混合した現
像剤により提供される画像濃度を、曲線bは、50μm
の平均粒径のキャリアに12μmの平均粒径のトナー平
均粒径を重量比8%で混合した現像剤により提供される
画像濃度を、曲線cは、30μmの平均粒径のキャリア
に12μmの平均粒径のトナー平均粒径を重量比12%
で混合した現像剤により提供される画像濃度を、曲線d
は、40μmの平均粒径のキャリアに11μmの平均粒
径のトナー平均粒径を重量比9%で混合した現像剤によ
り提供される画像濃度を、それぞれ、示している。
ナー濃度と感光体ドラムの外周の移動速度に対する現像
スリーブの外周の移動速度の比を掛け合わせた数値と画
像濃度との関係を示すグラフである。なお、図9におい
て、曲線aは、40μmの平均粒径のキャリアに7μm
の平均粒径のトナー平均粒径を重量比6%で混合した現
像剤により提供される画像濃度を、曲線bは、50μm
の平均粒径のキャリアに12μmの平均粒径のトナー平
均粒径を重量比8%で混合した現像剤により提供される
画像濃度を、曲線cは、30μmの平均粒径のキャリア
に12μmの平均粒径のトナー平均粒径を重量比12%
で混合した現像剤により提供される画像濃度を、曲線d
は、40μmの平均粒径のキャリアに11μmの平均粒
径のトナー平均粒径を重量比9%で混合した現像剤によ
り提供される画像濃度を、それぞれ、示している。
【0071】図9から明らかなように、キャリア粒径と
トナー粒径とが異なる組み合わせでも、トナー濃度に拘
りなく、トナー供給能力が概ね12より大きな場合に、
画像濃度が1.4を越えることが認められる。なお、図
9に示す結果は、図8に示した遠心力の関係を満足する
現像スリーブの直径および回転数 (スリーブ周速) とは
独立に達成されるものであって、結果として、画像濃度
は、現像スリーブ径およびプロセススピードにほとんど
依存せず、トナー濃度と周速比Kの積に依存することを
示している。すなわち、
トナー粒径とが異なる組み合わせでも、トナー濃度に拘
りなく、トナー供給能力が概ね12より大きな場合に、
画像濃度が1.4を越えることが認められる。なお、図
9に示す結果は、図8に示した遠心力の関係を満足する
現像スリーブの直径および回転数 (スリーブ周速) とは
独立に達成されるものであって、結果として、画像濃度
は、現像スリーブ径およびプロセススピードにほとんど
依存せず、トナー濃度と周速比Kの積に依存することを
示している。すなわち、
【0072】
【数1】 が満足される。
【0073】ここで、トナー濃度は、キャリア粒径、被
覆率等の要因と (1) 式, (2) により適正な濃度を求
めることが可能であるから、 (5) 式から、画像濃度I
Dを確保するために最低限必要な周速比kを求めること
ができる。
覆率等の要因と (1) 式, (2) により適正な濃度を求
めることが可能であるから、 (5) 式から、画像濃度I
Dを確保するために最低限必要な周速比kを求めること
ができる。
【0074】ここで、現像ローラの直径に着目すると、
遠心力は、 (3) 式に示したよう、2 (KV) 2 /Φで
表されるから、 (3) 式を満足するように現像ローラの
直径Φ (mm) を設定することで、トナー飛散を防止で
きる。
遠心力は、 (3) 式に示したよう、2 (KV) 2 /Φで
表されるから、 (3) 式を満足するように現像ローラの
直径Φ (mm) を設定することで、トナー飛散を防止で
きる。
【0075】従って、現像ローラの直径Φ (mm) の最
小値は、 (3) 式より、 Φ = 2 (KV) 2 /12000 ‥‥‥ (6) と一義的に求められる。
小値は、 (3) 式より、 Φ = 2 (KV) 2 /12000 ‥‥‥ (6) と一義的に求められる。
【0076】なお、 (4) 式を用いて既に説明したと同
一の理由により、 (6) 式は、遠心力の範囲が8000
〜12000 (dyn) である場合、 2 (KV) 2 /12000 ≦ Φ ≦ 2 (KV) 2 /8000 ‥‥‥ (7) と変形できる。
一の理由により、 (6) 式は、遠心力の範囲が8000
〜12000 (dyn) である場合、 2 (KV) 2 /12000 ≦ Φ ≦ 2 (KV) 2 /8000 ‥‥‥ (7) と変形できる。
【0077】このように、キャリア粒径、被覆率、コン
トラスト電位を適正な範囲とすることで、後は、トナー
飛散を防止すべく、 (7) 式を満たすよう、最小のロー
ラ径Φを設定することにより、装置を小形化できる。
トラスト電位を適正な範囲とすることで、後は、トナー
飛散を防止すべく、 (7) 式を満たすよう、最小のロー
ラ径Φを設定することにより、装置を小形化できる。
【0078】実際の確認には、東芝製電子複写装置レオ
ドライ3240を改造した実験装置に、Φ=20mmの
現像ローラを組み込み、キャリアに、平均粒径が40μ
mの関東電化製コートキャリアを用い、平均粒径が1
0.5μmの東芝製スチレン−アクリル系トナー (カー
ボン比率6%、帯電制御剤0.5%、シリカ0.5%)
を、9 (重量%) の濃度に設定した現像剤で、プロセス
スピードVをV=205mm/s、表面電位VoをVo
=−600V、現像バイアス電圧VbをVb=−100
V、周速比kをk=1.4として、A4サイズの用紙に
画像を形成して、トナー飛散の量を測定した。なお、感
光体ドラムは、東芝製電子複写装置レオドライ4550
に利用する感光体ドラムと同等の感度を与えた試作品で
ある。
ドライ3240を改造した実験装置に、Φ=20mmの
現像ローラを組み込み、キャリアに、平均粒径が40μ
mの関東電化製コートキャリアを用い、平均粒径が1
0.5μmの東芝製スチレン−アクリル系トナー (カー
ボン比率6%、帯電制御剤0.5%、シリカ0.5%)
を、9 (重量%) の濃度に設定した現像剤で、プロセス
スピードVをV=205mm/s、表面電位VoをVo
=−600V、現像バイアス電圧VbをVb=−100
V、周速比kをk=1.4として、A4サイズの用紙に
画像を形成して、トナー飛散の量を測定した。なお、感
光体ドラムは、東芝製電子複写装置レオドライ4550
に利用する感光体ドラムと同等の感度を与えた試作品で
ある。
【0079】上述した条件で10万枚の画像を形成した
結果、トナー飛散の量は、75mgであった。この結果
は、図8を用いて説明した4万回の画像形成におけるト
ナー飛散の量の許容値である50mgに比較して、60
%に改善されている。
結果、トナー飛散の量は、75mgであった。この結果
は、図8を用いて説明した4万回の画像形成におけるト
ナー飛散の量の許容値である50mgに比較して、60
%に改善されている。
【0080】以上説明したように、キャリア粒径、被覆
率、コントラスト電位、および現像ローラ径等を適切な
範囲に設定することで、良好な現像を行うことが可能と
なるが、感光体ドラムの帯電能力の変動、例えば光疲
労、温度および湿度の変化、画像形成回数の増大に伴う
物理的あるいは化学的変化は、感光体ドラムの表面電位
Voおよび電位減衰度 (所定時間経過後の暗減衰による
残留電位の程度) に変化をもたらす。このような、感光
体ドラムの表面電位Voおよび電位減衰度の変化は、感
光体ドラムの非画像部電位Vwを変化させることから、
結果として、コントラスト電位に関わる (Vb−Vw)
も変化させてしまう。このため、初期状態と同一の帯電
電位 (表面電位Voを提供するための帯電装置の出力)
およびコントラスト電位を使用していたのでは、かぶり
濃度が増大されたり、画像濃度が低下する問題がある。
同様に、現像剤の長時間の使用による現像剤劣化等によ
り、現像剤の帯電量等が変化するので、現像剤に対して
も、初期状態と同一の制御を行っていた場合、かぶり濃
度が増大されたり画像濃度が低下する問題がある。
率、コントラスト電位、および現像ローラ径等を適切な
範囲に設定することで、良好な現像を行うことが可能と
なるが、感光体ドラムの帯電能力の変動、例えば光疲
労、温度および湿度の変化、画像形成回数の増大に伴う
物理的あるいは化学的変化は、感光体ドラムの表面電位
Voおよび電位減衰度 (所定時間経過後の暗減衰による
残留電位の程度) に変化をもたらす。このような、感光
体ドラムの表面電位Voおよび電位減衰度の変化は、感
光体ドラムの非画像部電位Vwを変化させることから、
結果として、コントラスト電位に関わる (Vb−Vw)
も変化させてしまう。このため、初期状態と同一の帯電
電位 (表面電位Voを提供するための帯電装置の出力)
およびコントラスト電位を使用していたのでは、かぶり
濃度が増大されたり、画像濃度が低下する問題がある。
同様に、現像剤の長時間の使用による現像剤劣化等によ
り、現像剤の帯電量等が変化するので、現像剤に対して
も、初期状態と同一の制御を行っていた場合、かぶり濃
度が増大されたり画像濃度が低下する問題がある。
【0081】しかしながら、非画像部電位Vwは、直接
制御することができないことから、(Vb−Vw) /D
dが60〜220 (V/mm) となるよう、現像バイア
ス電圧Vbを変化させることにより制御する方法が考え
られる。ここで、現像バイアス電圧Vbを変化させる
と、感光体ドラムの表面電位Voと現像バイアス電圧V
bとの差によって決まる画像のコントラストにも影響が
生じることから、現像バイアス電圧Vbを変化させた場
合には、感光体ドラムの表面電位Voも合わせて変化さ
せる必要が生じることはいうまでもない。
制御することができないことから、(Vb−Vw) /D
dが60〜220 (V/mm) となるよう、現像バイア
ス電圧Vbを変化させることにより制御する方法が考え
られる。ここで、現像バイアス電圧Vbを変化させる
と、感光体ドラムの表面電位Voと現像バイアス電圧V
bとの差によって決まる画像のコントラストにも影響が
生じることから、現像バイアス電圧Vbを変化させた場
合には、感光体ドラムの表面電位Voも合わせて変化さ
せる必要が生じることはいうまでもない。
【0082】図14は、画像形成回数が繰り返されるこ
とに応じて上述した感光体ドラムの表面電位Voと現像
バイアス電圧Vbとを変化させるための制御を行う制御
装置を表すブロック図である (図2に示したブロック図
と一部重複する) 。
とに応じて上述した感光体ドラムの表面電位Voと現像
バイアス電圧Vbとを変化させるための制御を行う制御
装置を表すブロック図である (図2に示したブロック図
と一部重複する) 。
【0083】図14から明らかなように、制御装置は、
感光体ドラムの使用度数 (程度) 、現像剤使用度数 (程
度) のそれぞれをカウントする感光体ドラムの使用度数
カウント装置201および現像剤使用度数カウント装置
202を有している。なお、カウント装置を、感光体ド
ラムと現像剤の双方に設けることにより感光体ドラムと
現像剤の寿命が必ずしも等しくない場合であっても、寿
命に達したいづれかを交換できる。
感光体ドラムの使用度数 (程度) 、現像剤使用度数 (程
度) のそれぞれをカウントする感光体ドラムの使用度数
カウント装置201および現像剤使用度数カウント装置
202を有している。なお、カウント装置を、感光体ド
ラムと現像剤の双方に設けることにより感光体ドラムと
現像剤の寿命が必ずしも等しくない場合であっても、寿
命に達したいづれかを交換できる。
【0084】カウント装置201および202は、感光
体ドラムおよび現像剤のそれぞれの使用度数を計数する
とともに、対応する感光体ドラムまたは現像剤の少なく
とも一方が交換された場合には、図示しない操作パネル
からのリセット入力により、リセットされる。
体ドラムおよび現像剤のそれぞれの使用度数を計数する
とともに、対応する感光体ドラムまたは現像剤の少なく
とも一方が交換された場合には、図示しない操作パネル
からのリセット入力により、リセットされる。
【0085】また、メモリユニット130のROM13
2 (あるいはNVM136であってもよい) には、画像
形成回数の累積すなわち経時変化に伴って変化する感光
体ドラムの非画像部電位Vwの値が予め予測して記憶さ
れている。同様に、経時変化に伴って、かぶり防止電界
を一定の範囲 (60〜220V/mm) とするために必
要な (Vb−Vw) および (Vo−Vb) の値も予測に
基づいて記憶されている。なお、上述した予測値は、図
10を用いて既に説明したVwの変化に基づいて設定さ
れる。
2 (あるいはNVM136であってもよい) には、画像
形成回数の累積すなわち経時変化に伴って変化する感光
体ドラムの非画像部電位Vwの値が予め予測して記憶さ
れている。同様に、経時変化に伴って、かぶり防止電界
を一定の範囲 (60〜220V/mm) とするために必
要な (Vb−Vw) および (Vo−Vb) の値も予測に
基づいて記憶されている。なお、上述した予測値は、図
10を用いて既に説明したVwの変化に基づいて設定さ
れる。
【0086】それぞれの記憶領域に記憶されているデー
タは、モータ駆動回路112に供給されるモータ駆動パ
ルスが図2 (図14) に示したカウンタ201および2
02で計数されるとともに、所定のパルス数ごとに、こ
のデータが参照されることにより取り出される。
タは、モータ駆動回路112に供給されるモータ駆動パ
ルスが図2 (図14) に示したカウンタ201および2
02で計数されるとともに、所定のパルス数ごとに、こ
のデータが参照されることにより取り出される。
【0087】図15は、図14に示した画像形成回数が
繰り返されることに応じて上述した感光体ドラムの表面
電位Voと現像バイアス電圧Vbとを変化させるための
制御の流れを説明するフローチャートである。
繰り返されることに応じて上述した感光体ドラムの表面
電位Voと現像バイアス電圧Vbとを変化させるための
制御の流れを説明するフローチャートである。
【0088】図15に示されるように、画像形成がある
程度行われた時点 (感光体使用度数カウント=ステップ
ST1および現像剤使用度数カウント=ステップST
2) で、ROM132 (またはNVM136) の所定の
領域から、画像形成の累積に対応するVw, (Vb−V
w) および (Vo−Vb) が、それぞれ読み出される
(ステップST3,ST4,ST5) 。
程度行われた時点 (感光体使用度数カウント=ステップ
ST1および現像剤使用度数カウント=ステップST
2) で、ROM132 (またはNVM136) の所定の
領域から、画像形成の累積に対応するVw, (Vb−V
w) および (Vo−Vb) が、それぞれ読み出される
(ステップST3,ST4,ST5) 。
【0089】この読み出したVwと (Vb−Vw) とを
足し合わせてVbを求める (ステップST6) 。ステッ
プST6で求められたVbを現像バイアス電圧とするた
めに、CPU110から現像バイアス発生回路126
に、所定の制御信号が出力される (ステップST7) 。
足し合わせてVbを求める (ステップST6) 。ステッ
プST6で求められたVbを現像バイアス電圧とするた
めに、CPU110から現像バイアス発生回路126
に、所定の制御信号が出力される (ステップST7) 。
【0090】続いて、ステップST6で求められたVb
とステップST5により読み出された (Vo−Vb) を
求める (ステップST8) 。ステップST8で求められ
たVoが感光体ドラムの表面電位Voとなるよう、CP
U110からグリッドバイアス回路124に、所定の制
御信号が出力される(ステップST9) 。
とステップST5により読み出された (Vo−Vb) を
求める (ステップST8) 。ステップST8で求められ
たVoが感光体ドラムの表面電位Voとなるよう、CP
U110からグリッドバイアス回路124に、所定の制
御信号が出力される(ステップST9) 。
【0091】このように、経時変化を考慮して現像バイ
アス電圧および感光体ドラムの表面電位を変化させるこ
とで、感光体ドラムあるいは現像剤の特性変化によるか
ぶりの増大および画像濃度の低下が補償される。
アス電圧および感光体ドラムの表面電位を変化させるこ
とで、感光体ドラムあるいは現像剤の特性変化によるか
ぶりの増大および画像濃度の低下が補償される。
【0092】図11は、図15に示したフローチャート
に示した制御の一例を示すもので、横軸に画像形成回数
を時間に換算した換算値をとり、地かぶり防止電界 (V
o−Vw) /Ddの変動を示すグラフである。また、実
際の現像バイアス電圧およびグリッドバイアス電圧は、
それぞれ、図12および図13に示すように変化され
る。
に示した制御の一例を示すもので、横軸に画像形成回数
を時間に換算した換算値をとり、地かぶり防止電界 (V
o−Vw) /Ddの変動を示すグラフである。また、実
際の現像バイアス電圧およびグリッドバイアス電圧は、
それぞれ、図12および図13に示すように変化され
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、キャリア平均粒径、トナー平均粒径、トナー濃度、
現像スリーブ直径および現像スリーブ周速が最適化され
ることから、現像スリーブ直径を低減することにより装
置が小型化されるとともに、現像スリーブ直径が小さい
にも拘らず、高い画像濃度が確保され、さらに、トナー
飛散が低減される。
ば、キャリア平均粒径、トナー平均粒径、トナー濃度、
現像スリーブ直径および現像スリーブ周速が最適化され
ることから、現像スリーブ直径を低減することにより装
置が小型化されるとともに、現像スリーブ直径が小さい
にも拘らず、高い画像濃度が確保され、さらに、トナー
飛散が低減される。
【0094】また、画像形成回数に応じて、コントラス
ト電位の電位差の減少分が現像バイアス電圧およびグリ
ッドバイアス電圧のそれぞれの変化により補償されるこ
とから、画像濃度が一定に維持される。従って、トナー
飛散および画像濃度の変動が少ない画像形成装置が提供
される。
ト電位の電位差の減少分が現像バイアス電圧およびグリ
ッドバイアス電圧のそれぞれの変化により補償されるこ
とから、画像濃度が一定に維持される。従って、トナー
飛散および画像濃度の変動が少ない画像形成装置が提供
される。
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像形成装
置を示す概略図。
置を示す概略図。
【図2】図1に示した画像形成装置の主要部の制御ブロ
ックを示すブロック図。
ックを示すブロック図。
【図3】トナーによるキャリア表面の被覆率と弱帯電ト
ナーの比率を示すグラフ。
ナーの比率を示すグラフ。
【図4】キャリアの平均粒径と感光体ドラムへのキャリ
ア付着数の関係を示すグラフ。
ア付着数の関係を示すグラフ。
【図5】コントラスト電位とキャリア平均粒径とキャリ
ア付着数の関係を示すグラフ。
ア付着数の関係を示すグラフ。
【図6】初期状態において、キャリアおよびトナーの平
均粒径のそれぞれを変化させた場合のコントラスト電位
とかぶりの程度の変化の関係を示すグラフ。
均粒径のそれぞれを変化させた場合のコントラスト電位
とかぶりの程度の変化の関係を示すグラフ。
【図7】図6に示したと同一の条件において、A4サイ
ズの用紙に、10万回、画像を形成した時点での現像剤
および感光体ドラムの経時変化を、かぶりの程度として
捕らえたグラフ。
ズの用紙に、10万回、画像を形成した時点での現像剤
および感光体ドラムの経時変化を、かぶりの程度として
捕らえたグラフ。
【図8】キャリア平均粒径とキャリアに作用する遠心力
の関係を示すグラフ。
の関係を示すグラフ。
【図9】トナー供給能力と画像濃度の関係を示すグラ
フ。
フ。
【図10】感光体ドラムの非画像部電位の経時変化を示
すグラフ。
すグラフ。
【図11】感光体ドラムの特性の経時変化に対するコン
トラスト電位 (Vb−Vw) /Ddの変動を示すグラ
フ。
トラスト電位 (Vb−Vw) /Ddの変動を示すグラ
フ。
【図12】感光体ドラムの特性の経時変化を補償するた
めに変化すべき現像バイアス電圧Vbの大きさの変動を
示すグラフ。
めに変化すべき現像バイアス電圧Vbの大きさの変動を
示すグラフ。
【図13】感光体ドラムの特性の経時変化を補償するた
めに変化すべき帯電装置のグリッドバイアス電圧Vgの
大きさの変動を示すグラフ。
めに変化すべき帯電装置のグリッドバイアス電圧Vgの
大きさの変動を示すグラフ。
【図14】画像形成回数が繰り返されることに応じて上
述した感光体ドラムの表面電位Voと現像バイアス電圧
Vbとを変化させるための制御を行う制御装置を表すブ
ロック図。
述した感光体ドラムの表面電位Voと現像バイアス電圧
Vbとを変化させるための制御を行う制御装置を表すブ
ロック図。
【図15】図14に示した画像形成回数が繰り返される
ことに応じて上述した感光体ドラムの表面電位Voと現
像バイアス電圧Vbとを変化させるための制御の流れを
説明するフローチャート。
ことに応じて上述した感光体ドラムの表面電位Voと現
像バイアス電圧Vbとを変化させるための制御の流れを
説明するフローチャート。
2 …複写装置 (画像形成装置) 、 20 …原稿テーブル、 30 …第一キャリッジ、 40 …第二キャリッジ、 43 …結像レンズ、 50 …感光体ドラム、 52 …帯電装置、 54 …現像装置、 56 …転写分離装置、 70 …レジストローラ、 100 …制御部、 110 …CPU、 112 …モータ駆動回路、 114 …レンズ位置制御回路、 116 …入力回路、 122 …高電圧発生回路、 124 …グリッドバイアス電圧発生回路、 126 …現像バイアス電圧発生回路、 128 …転写電圧発生回路、 130 …メモリユニット、 132 …ROM、 134 …RAM、 136 …NVM、 142 …カウンタ、 201 …感光体使用度数カウント装置、 202 …現像剤使用度数カウント装置、 D …原稿。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−56567(JP,A) 特開 平3−123371(JP,A) 特開 昭58−132248(JP,A) 特開 昭58−33266(JP,A) 特開 平3−129364(JP,A) 特開 平6−130818(JP,A) 特開 平8−110655(JP,A) 特開 平7−140730(JP,A) 実開 昭62−154454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/06 G03G 15/08
Claims (1)
- 【請求項1】像担持体に帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電潜
像を形成する露光手段と、 前記像担持体から離間して設けられ、粒径が30ないし
50μmのキャリアとこのキャリアの被覆率が30から
40%となるようにキャリアに対して混合されたトナー
とからなる現像剤を収容し、この収容した現像剤を用い
て前記露光手段により形成された静電潜像を現像する現
像ローラと、 前記像担持体および現像剤のうちの少なくとも一方の使
用度数を計数する計数手段と、 前記現像ローラに現像バイアス電圧Vbを印加するもの
で、前記現像バイアス電圧Vbと前記露光手段にて露光
された像担持体の非画像部電位Vwとの差を、像担持体
と前記現像ローラとの間の間隔にて除算して得られるコ
ントラスト電界の大きさである値が60ないし220
(V/mm) となるように、現像バイアス電圧を印加す
る電圧印加手段と、 前記コントラスト電界の大きさを60ないし220 (V
/mm) に保つように前記計数手段が計数する使用度数
に応じて前記電圧印加手段を制御する制御手段とを備
え、 画像形成速度をV (mm/s) とし、前記像担持体の外
周面の移動速度に対する現像ローラの外周面の移動速度
の比をKとしたとき、 現像ローラの径が、 2 (KV) 2 /12000ないし2 (KV) 2 /8000 であり、なおかつ前記制御手段は、前記計数手段が計数
する使用度数に応じた前記非画像部電位Vwを記憶する
とともに、この非画像部電位Vwと前記現像バイアス電
圧Vbとの差であるVb−Vw、並びに像担持体の帯電
電位Voと前記現像バイアス電圧Vbとの差であるVo
−Vwを記憶している手段を有し、この記憶された前記
非画像部電位Vwの値に基づいて、前記現像バイアス電
圧および像担持体の帯電電圧を制御する ことを特徴とす
る画像形成装置。
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