JP3363349B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3363349B2
JP3363349B2 JP18834097A JP18834097A JP3363349B2 JP 3363349 B2 JP3363349 B2 JP 3363349B2 JP 18834097 A JP18834097 A JP 18834097A JP 18834097 A JP18834097 A JP 18834097A JP 3363349 B2 JP3363349 B2 JP 3363349B2
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宏夫 直井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル複写機や
レーザプリンタ等の電子写真法を用いて画像形成を行う
画像形成装置に関し、特に、転写工程後の感光体に残留
したトナーを回収して再度画像形成に用いるようにした
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機やレーザプリンタ等の
電子写真法を用いて画像形成を行う画像形成装置とし
て、転写工程を終了した感光体の表面に残留したトナー
を回収し、現像装置に搬送して後の画像形成プロセスに
おける現像工程時に、静電潜像を担持した感光体に供給
するようにしたものがある。
【0003】ところが、転写工程を終了した感光体の表
面から回収されるトナーの多くは、帯電量が不足するた
めに転写工程時に感光体表面から用紙に転写されなかっ
たトナーや、正規の極性とは逆の極性に帯電して感光体
表面の非画像部に静電吸着したトナーである。このよう
な帯電不良のトナーを感光体の表面から回収したままの
状態で再利用すると、画像濃度の低下や画像のカブリ等
の画像欠陥を生じるとともに、感光体表面に静電吸着す
ることなく飛散して装置内や用紙を汚損する問題があ
る。
【0004】そこで、従来より、このような問題を解決
するものとして、特開昭60−220380号公報に
は、転写工程後の感光体表面から回収したトナーを空気
流によって現像容器内に搬送するサイクロンフィルタの
内壁面に、サイクロンフィルタを通過するトナーを所定
の極性に帯電させる摩擦帯電手段を設けた構成が開示さ
れている。
【0005】また、特開昭59−231561号公報に
は、感光体の表面から回収したトナーを含むトナーを現
像装置内で攪拌搬送する搬送路の出口近傍に帯電不良の
トナーを選別する選別手段を設けるとともに、選別手段
により選別された帯電不良のトナーを搬送経路の入口に
戻す循環路を設けた構成が開示されている。
【0006】さらに、特開平6−308862号公報に
は、画像形成に支障のないタイミングで現像装置内の逆
帯電トナーを感光体表面に付着させるとともに、感光体
表面に付着した逆帯電トナーを正規帯電トナー又は無帯
電トナーに変換させた後、現像装置に回収するようにし
た構成が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写工
程時における転写不良の原因となるトナーの帯電不良
は、トナーの帯電状態を制御する目的でトナーに添加さ
れる帯電制御剤の分散性や分散量が不適正であることに
起因するのみならず、現像装置内における攪拌、転写時
における用紙との接触、及び、感光体から回収される際
におけるブレード等との当接等によって画像形成装置内
で受ける機械的ストレスにも起因する。
【0008】これらの機械的ストレスにより、流動化剤
やワックスがトナーの表面からの離脱やトナーの内部へ
の埋没を生じたり、粉砕により微小化したトナーが凝集
する場合がある。このような現象を生じたトナーに対し
ては、現像装置内での攪拌によって十分な電荷を付与で
きない。特に、感光体から回収されたトナーは、既に転
写工程を経ているために転写器から逆極性の電荷を付与
されて現像時における正規の極性とは逆極性に帯電して
いる場合もあり、このような場合には、現像装置内で所
定の帯電量に帯電させることは困難である。
【0009】これらのことから、特開昭60−2203
80号公報に開示された構成では、空気流によって搬送
中のトナーとサイクロンフィルタの内壁面との摩擦によ
りトナーを帯電させるものであり、サイクロンフィルタ
の内壁面との当接による機械的ストレスによって回収ト
ナーの帯電不良を生じる問題がある。また、空気流によ
って搬送される全ての回収トナーについて内壁面に対す
る接触状態を一様にすることはできず、全ての回収トナ
ーを均一に帯電させることができない問題もある。
【0010】また、特開昭59−231561号公報に
開示された構成では、現像装置内における攪拌時間が長
時間化することにより、帯電不良の原因となる機械的ス
トレスが増加する問題がある。また、現像装置内の構成
が複雑化し、コストの上昇を招く問題もある。
【0011】さらに、特開平6−308862号公報に
開示された構成では、トナーが感光体の表面から2回以
上回収される場合を生じ、感光体から剥離される回数が
増加することにより、トナーの帯電不良の原因となる機
械的ストレスの増加を招く問題がある。また、画像形成
プロセス部に対する電源制御の処理手順が煩雑になる問
題もある。
【0012】この発明の目的は、構造や制御の著しい複
雑化を伴うことなく、また、トナーの劣化を生じること
なく、感光体の表面から回収したトナーの全てについて
帯電状態を適正に矯正することができるとともに、トナ
ーの帯電不良の原因となる機械的ストレスを増加させる
ことがないようにし、画質の劣化や装置等の汚損を生じ
ることなく回収したトナーを再利用することができる画
像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】発明は、転写工程終了
後に感光体の表面に残留したトナーを回収し、回収トナ
ー搬送路を経由して現像装置に搬送する画像形成装置に
おいて、トナー搬送路における現像装置に最も近接した
位置でトナー搬送路を搬送中の回収トナーのみに対して
電荷を付与する帯電手段を設けたことを特徴とする。
【0014】発明においては、転写工程終了後の感光
体の表面から回収した回収トナーのみに対し、現像装置
への搬送中の現像装置に最も近接した位置で、帯電手段
によって電荷が付与される。したがって、帯電不良に起
因して転写工程時に感光体の表面に残留したトナーの帯
電状態が、感光体の表面から回収された後であって現像
装置に収納される直前に適正な状態に矯正される。
【0015】また本発明は、前記トナー搬送路における
帯電手段の前方に、回収トナーを分散化する分散化手段
を設けたことを特徴とする。
【0016】発明においては、分散化手段により分散
化された回収トナーに対して帯電手段により電荷が付与
される。したがって、回収トナーの全てに対して均一な
状態で電荷が付与され、均一な帯電状態の回収トナーが
現像装置に収納される。
【0017】さらに本発明は、前記トナー搬送路におけ
る帯電手段の前方に、回収トナーを粒径の異なる複数種
のトナーに分類し、再利用に適した粒径のトナーのみを
帯電手段に導く手段を設けたことを特徴とする。発明
においては、回収トナーのうちで再利用に適した粒径の
トナーのみが帯電手段に導かれる。したがって、帯電手
段による電荷の帯電効率が向上する。またさらに本発明
は、前記トナー搬送路における回収トナーの搬送状態を
検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいてト
ナー搬送路を搬送中の回収トナーに対して電荷を付与す
る帯電手段の動作を制御する制御手段と、を設けたこと
を特徴とする。
【0018】発明においては、トナー搬送路中の環
境、搬送量及び帯電状態等の回収トナーの搬送状態に基
づいて帯電手段の動作が制御される。したがって、搬送
状態に応じて最適な状態で回収トナーに電荷が付与され
る。
【0019】またさらに本発明は、前記検出手段が、ト
ナー搬送路における回収トナーの搬送量を検出する手段
であることを特徴とする。
【0020】発明においては、トナー搬送路中の回収
トナーの搬送量に基づいて帯電手段の動作が制御され
る。したがって、回収トナーの搬送状態の1つである搬
送量に応じて最適な状態で回収トナーに電荷が付与され
る。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像形成装置である複写機の要部の構成を示す図であ
る。複写機12の内部には、感光体ドラム1が回転自在
に支持されており、この感光体ドラム1の周囲に、帯電
チャージャ2、現像装置4、転写チャージャ5、剥離チ
ャージャ6、クリーニング装置7及び除電ランプ8が配
置されている。感光体ドラム1は、導電性基体の表面に
光導電性を有する感光層を形成したものである。帯電チ
ャージャ2は、感光体ドラム1の表面に対して単一極性
の電荷を付与する。単一極性の電荷を帯電した感光体ド
ラム1の表面には、光学系ユニット3から画像光が配光
され、感光層における光導電作用により静電潜像が形成
される。
【0025】現像装置4は、内部にキャリア13とトナ
ー14とからなる現像剤を収納しているとともに、周面
の一部が感光体ドラム1の表面に対向する現像ローラ1
6を軸支している。現像装置4において、トナー14を
静電吸着したキャリア13が現像ローラ16の周面に磁
気吸着する。この現像ローラ16が回転することによ
り、キャリア13を介して現像ローラ16の周面に付着
したトナー14が、感光体ドラム1の表面に形成された
静電潜像に飛翔する。これによって、静電潜像が顕像化
され、感光体ドラム1の表面にトナー画像が形成され
る。なお、現像装置4において消費されるトナー14
は、トナーホッパ15から現像装置4内に補給される。
【0026】転写チャージャ5は、感光体ドラム1の回
転に同期して搬送された用紙10に対してコロナ放電を
行い、感光体ドラム1の表面に形成されたトナー画像を
用紙10の表面に移動させる。また、剥離チャージャ6
は、感光体ドラム1から用紙10を剥離する。感光体ド
ラム1と転写チャージャ5及び剥離チャージャ6との間
を通過した用紙10は、定着装置9において加熱及び加
圧を受け、用紙10に転写したトナー画像が溶融して用
紙10の表面に定着する。
【0027】一方、転写チャージャ5による転写工程を
終了した感光体ドラム1の表面には、クリーニング装置
7のブレード17が当接する。これによって、感光体ド
ラム1の表面に残留しているトナーが、クリーニング装
置7内に掻き落とされる。さらに、感光体ドラム1の表
面は除電ランプ8による光の照射を受け、感光体ドラム
1の表面に残留している電荷が除去される。除電ランプ
8による除電工程を終了した感光体ドラム1の表面は、
帯電チャージャ2により再び電荷の帯電を受け、上述の
画像形成プロセスが繰り返される。
【0028】図2は、発明の前提となる第1の画像形
成装置である複写機におけるトナー搬送路の構成を示す
図である。複写機12には、クリーニング装置7の内部
とトナーホッパ15の内部とを連絡するトナー搬送路1
1が配置されている。円筒形のトナー搬送路11の内部
には、スクリュ20が回転自在に支持されている。スク
リュ20が回転すると、転写工程を終了した感光体ドラ
ム1の表面からブレード17により掻き落とされた回収
トナー18が、トナー搬送路11を経由してトナーホッ
パ15の内部に搬送される。
【0029】トナー搬送路11の中間部には、帯電チャ
ージャ19が露出している。帯電チャージャ19は、一
例として、開口幅及び開口長さがいずれも20mmであ
るステンレス製のシールドケース19a内にタングステ
ン製のワイヤ19bを張架し、さらに、ステンレス製の
グリッド19cを設け、ワイヤ19b及びグリッド19
cに対して電圧を印加する電源21及び22を備えてい
る。例えば、電源21からワイヤ19bに+5〜6KV
の電圧を印加し、電源22からグリッド19cに任意の
電圧を印加できるようにされている。スクリュ20が回
転している状態で、電源21及び22からワイヤ19b
及びグリッド19cに電圧を印加することにより、クリ
ーニング装置7からトナーホッパ15に搬送される回収
トナー18に電荷が付与される。即ち、感光体ドラム1
の表面に残留した回収トナー18は、帯電チャージャ1
9によりコロナ放電による帯電を受ける。
【0030】一例として、プロセス速度190mm/s
ec(毎分A4サイズ30枚)の複写機において、トナ
ーとしてスチレン・アクリル樹脂にカーボンブラック、
帯電制御剤及びワックスを分散させ、シリカ及びマグネ
タイトを外添した粒径約10μm、抵抗値109 Ω・c
mの2成分正帯電トナーを用い、印字率8%の画像によ
り毎分1.5gのトナーを消費した場合、その20%に
当たる約0.3gがクリーニング装置7により回収され
る。回収トナー18は、クリーニング装置7内に一時貯
溜された後、スクリュ20の回転により毎分約0.3g
の速度でトナー搬送路11中をトナーホッパ15に搬送
される。
【0031】トナーホッパ15に搬送された回収トナー
18は、トナーホッパ15に予め収納されているトナー
14とともに現像装置4内に補給され、キャリア13と
の攪拌により摩擦帯電を受けた後、現像工程に用いられ
る。回収トナー18は、トナー搬送路11において帯電
チャージャ19により所定の電荷を帯電しているため、
トナーホッパ15内に予め収納されているトナー14と
同様の摩擦帯電を行う必要はない。但し、トナーの帯電
能力は粒径や素材等によって一定であり、トナー14と
同様の摩擦帯電を受けた場合に、回収トナー18が電荷
を過剰に帯電することはない。
【0032】図3は、上記複写機における帯電チャージ
ャのグリッド電圧と回収トナーの帯電量との関係を示す
図である。例えば、回収トナー18の帯電量を+15μ
C/gとする場合には、帯電チャージャ19のグリッド
19cに電源22から+500Vの電圧を印加する。上
述した条件下においては、毎分5g程度の回収トナー1
8を十分帯電させることができ、特に、抵抗値が106
〜1013Ω・cmのトナーに対して良好な結果を得るこ
とができた。
【0033】なお、使用するトナーの特性や、回収トナ
ーの搬送量に応じて、帯電チャージャ19のシールドケ
ースの開口幅及び開口長さ、並びに、ワイヤ及びグリッ
ドに印加する電圧を適宜調整することより、回収トナー
を所望の帯電状態に帯電させることができる。
【0034】また、トナーとしては、ポリエステル等の
他の素材を用いたものでもよく、また、トナーのみから
なる1成分現像剤であってもよい。
【0035】さらに、帯電チャージャ19としては、グ
リッドのないコロトロン方式のコロナ放電を行うもので
あってもよく、この場合には、ワイヤの放電電流を調整
することにより、回収トナーの帯電状態を制御できる。
【0036】図4は、発明の前提となる第2の画像形
成装置である複写機におけるトナー搬送路の構成を示す
図である。この実施形態に係る複写機は、帯電手段とし
て帯電チャージャに代えて、搬送ベルト26上の回収ト
ナーに接触する帯電ブラシ23を備えている。帯電ブラ
シ23は、導電性のアルミニウム基体23aとナイロン
樹脂にカーボンを分散させたブラシ23bとによって構
成されている。このブラシ23bは、太さ3000デニ
ール、抵抗値105 Ω・cmの繊維を長さ15mm、幅
20mm、厚み3mmに構成したものである。帯電ブラ
シ23には、電源22から電圧が印加される。
【0037】搬送ベルト26は、幅20mm、外周10
0mm、厚さ1mmのポリウレタン製ゴムベルトをロー
ラ24に張架したものであり、スクリュ20に回転力を
供給するモータ25からローラ24を介して回転力が供
給される。
【0038】一例として、プロセス速度100mm/s
ec(毎分A4サイズ10枚)の複写機において、トナ
ーとしてスチレン・アクリル樹脂にカーボンブラック、
帯電制御剤及びワックスを分散させ、シリカ及びマグネ
タイトを外添した粒径約10μm、抵抗値105 Ω・c
mの2成分正帯電トナーを用い、印字率8%の画像によ
り毎分0.5gのトナーを消費した場合、その20%に
当たる約0.1gがクリーニング装置7により回収され
る。回収トナー18は、クリーニング装置7内に一時貯
溜された後、スクリュ20及び搬送ベルト26により毎
分約0.1gの速度でトナー搬送路11中をトナーホッ
パ15に搬送される。
【0039】図5は、上記複写機における帯電ブラシの
印加電圧と回収トナーの帯電量との関係を示す図であ
る。例えば、回収トナー18の帯電量を+10μC/g
とする場合には、帯電ブラシ23に電源22から+60
0Vの電圧を印加する。上述した条件下においては、毎
分3g程度の回収トナー18を十分帯電させることがで
き、特に、抵抗値が103 〜106 Ω・cmのトナーに
対して良好な結果を得ることができた。
【0040】なお、使用するトナーの特性や、回収トナ
ーの搬送量に応じて、帯電ブラシ23の材質、抵抗値及
び寸法、並びに、帯電ブラシ23の印加電圧を適宜調整
することより、所望の帯電状態に回収トナーを帯電させ
ることができる。例えば、ブラシ23bの素材としてテ
トロン又はポリエステル等を用いることができる。
【0041】また、トナーとしては、ポリエステル等の
他の素材を用いたものでもよく、また、トナーのみから
なる1成分現像剤であってもよい。
【0042】図6は、発明の前提となる第3の画像形
成装置である複写機におけるトナー搬送路の構成を示す
図である。この発明の帯電手段として図4に示した帯電
ブラシ23に代えて、搬送ベルト26上の回収トナーに
接触する図6に示すような帯電ローラ27を用いること
ができる。帯電ローラ27は、一例として、直径3mm
のステンレス製の芯金27aの周面の長さ20mmの範
囲に、アルミナを適量混合した厚さ3mmのポリウレタ
ンゴムの導電層27bと、10μmの絶縁性ナイロンの
コーティング層27cと、をこの順に被覆し、抵抗値1
6 Ω・cm、JIS−A硬度30°に構成したもので
ある。この帯電ローラ27は、搬送ベルト26に約3m
mのニップ幅で接触し、搬送ベルト26の回転に従動し
て回転する。また、芯金27aには電源22から所定の
電圧が印加される。
【0043】感光体ドラム1の表面からクリーニング装
置7によって回収された回収トナー18は、帯電ローラ
27と搬送ベルト26とのニップ位置を通過する際に帯
電ローラ27から電荷を付与される。帯電ローラ27の
印加電圧と回収トナー18の帯電量との関係は、図5に
示した帯電ブラシ26の印加電圧と回収トナー18の帯
電量との関係に略等しい。なお、帯電ローラ27の導電
層27bは、シリコンゴムやEPDMゴム等の他のゴム
を素材とすることができる。また、帯電ローラ27の材
質、抵抗値、径及び印加電圧等は、回収トナー18の搬
送量及び帯電量に応じて適宜選択することができる。
【0044】図7は、発明の前提となる第4の画像形
成装置である複写機におけるトナー搬送路の構成を示す
図である。この実施形態に係る複写機では、帯電手段と
して搬送ベルト26上の回収トナーに接触する帯電ブレ
ード28を備えたものである。帯電ブレード28は、長
さ20mm、幅20mm、厚み0.13mmのステンレ
ス製の湾曲した板材の表面にシリコンをコーティングし
たものである。
【0045】一例として、プロセス速度80mm/se
c(毎分A4サイズ8枚)の複写機において、トナーと
してスチレン・アクリル樹脂にカーボンブラック、帯電
制御剤及びワックスを分散させ、シリカ及びマグネタイ
トを外添した粒径約10μm、抵抗値1010Ω・cmの
1成分正帯電トナーを用い、印字率8%の画像により毎
分0.4gのトナーを消費した場合、その20%に当た
る約0.08gがクリーニング装置7により回収され
る。回収トナー18は、クリーニング装置7内に一時貯
溜された後、スクリュ20及び搬送ベルト26により毎
分約0.08gの速度でトナー搬送路11中をトナーホ
ッパ15に搬送される。この時、回収トナー18は、搬
送ベルト26上において帯電ブレード28と接触し、摩
擦帯電により10μC/gの電荷が付与される。
【0046】図8は、上記複写機における帯電ブレード
28を通過する回収トナー量と回収トナーの帯電量との
関係を示す図である。例えば、回収トナー18の帯電量
を+10μC/gとする場合には、回収トナー18の搬
送量を毎分1.5gまでとする。
【0047】なお、使用するトナーの特性や、回収トナ
ーの搬送量及び帯電量に応じて、帯電ブレード28の材
質、寸法、当接角度及びコーティング材を適宜変更する
ことができる。例えば、コーディング材としてフッ素を
用いることができる。
【0048】また、トナーとしては、ポリエステル等の
他の素材を用いたものでもよく、また、キャリアととも
に用いられる2成分現像剤であってもよい。
【0049】さらに、帯電ブレード28に回収トナー1
8に付与すべき電荷と同極性の電圧を印加する電源を備
えることにより、回収トナー18の帯電効率を向上する
ことができる。
【0050】図9は、画像形成装置である複写機におけ
るトナー搬送路の構成を示す図である。この実施形態に
係る複写機では、図2に示した構成に加えて、トナー搬
送路11内の搬送方向における帯電チャージャ19の上
流側に、搬送ベルト26に接触する弾性シート29を備
えている。弾性シート29は、長さ15mm、幅20m
m、厚み0.2mmのポリエチレンテレフタレートのシ
ート材により構成され、搬送ベルト26の上面に当接す
る。
【0051】感光体ドラム1の表面からクリーニング装
置7により回収された回収トナー18は、搬送ベルト2
6上において弾性シート29に当接する。この弾性シー
トとの当接により、回収トナー18は、1〜5層に均一
化される。このように、均一化された回収トナー18に
対し、帯電チャージャ19により電荷が付与される。こ
のように、弾性シート29により均一化した回収トナー
18に電荷を付与することにより、図10に示すよう
に、回収トナー18の帯電効率を向上することができ
る。
【0052】なお、使用するトナーの特性や、回収トナ
ーの搬送量及び帯電量に応じて、弾性シート29の形状
や材質を適宜変更することより、回収トナーを所望の帯
電状態に帯電させることができる。例えば、弾性シート
29の素材としてポリプロピレン等を用いることができ
る。
【0053】図11は、発明の応用例に係る画像形成
装置である複写機のトナー搬送路の構成を示す図であ
る。この応用例に係る複写機では、図2に示した構成に
加えて、トナー搬送路11内に搬送ベルト26を備え、
この搬送ベルト26上の搬送方向における帯電チャージ
ャ19の上流側に、温度/湿度センサ30を設け、温度
/湿度センサ30の検出結果に基づいて帯電チャージャ
19のグリッド19cに対する印加電圧を調整するよう
にしたものである。回収トナー18の帯電量は、電荷付
与環境中における水分量、即ち、温度/湿度の影響を受
ける。これは、環境中の水分量が増加するにしたがって
回収トナー18に付与された電荷がリークするためであ
る。このため、帯電チャージャ19のグリッド19cに
対する印加電圧を一定に維持しても、環境中の温度/湿
度が変化すると回収トナー18の帯電量が変化する。
【0054】そこで、この応用例では、帯電チャージャ
19から回収トナー18に電荷を付与する直前の温度/
湿度を温度/湿度センサ30により測定し、この測定結
果に応じてグリッド19cに印加する電圧を変化するこ
とにより、回収トナー18の帯電量を一定に維持する。
例えば、図12に示す温度/湿度をパラメータとしたグ
リッドの印加電圧と回収トナー18の帯電量との関係を
参照して、回収トナー18の帯電量を15μC/gに維
持する場合、20°/50%では500Vを、10°/
20%では350Vを、30°/80%では700Vを
グリッド19cに印加する。
【0055】なお、帯電手段として帯電チャージャ19
の代えて帯電ブラシや帯電ローラ等を用いる場合にも、
この実施形態を同様に適用することができる。
【0056】図13は、発明の他の応用例に係る画像
形成装置である複写機の要部の構成を示す図である。こ
応用例に係る複写機では、現像工程終了後で転写工程
開始前の感光体ドラム1の表面に吸着しているトナー量
を測定するセンサ31を設け、センサ31の検出信号に
基づいてトナー搬送路11内に設けた帯電チャージャ1
9のグリッド19cの印加電圧を制御する。
【0057】センサ31は、発光素子31aと受光素子
31bとからなるフォトセンサであり、発光素子31a
から照射した光の感光体ドラム1の表面における反射光
を受光素子31bにより受光する。発光素子31aとし
ては、発光ダイオード、LED又は半導体レーザ等を用
いることができる。感光体ドラム1の表面において画像
のカブリを生じた場合、感光体ドラム1の表面における
反射光量が減少し、受光素子31bの出力電圧が低下す
る。したがって、受光素子31bの出力電圧を測定する
ことにより感光体ドラム1におけるカブリ状態を検出す
ることができる。
【0058】感光体ドラム1に画像のカブリを生じる
と、画像の白地部分にトナーが付着する結果、用紙上に
不要なトナーが付着して画質の低下を招くとともに、装
置内の汚損の原因ともなる。このような画像のカブリ
は、感光体ドラム1が疲労した場合や環境条件が変化し
た場合に生じるだげでなく、機械的ストレスによりキャ
リアからコート材が剥がれた場合に現像装置4内でトナ
ーがキャリアのコア材と接触し、抵抗値の極めて低いコ
ア材に帯電電荷を奪われたトナーが感光体ドラム1の表
面における非露光部分に付着し易くなることによって生
じる。
【0059】そこで、この応用例では、図14に示すカ
ブリトナー量とグリッド印加電圧の加算量との関係にし
たがって、感光体ドラム1の表面におけるカブリトナー
量の検出結果に基づいて、グリッド19cに対する印加
電圧に、現像装置4内におけるキャリアのコア材との接
触による電荷の消失分を予め補っておく。例えば、感光
体ドラム1、環境状態及びキャリアが全て正常であって
も、感光体ドラム1の表面にはファンデルワールス力に
より0.005mg程度のカブリトナーが存在するが、
キャリアの機械的ストレスによりカブリトナー量が0.
01mg程度に増加した場合には、グリッド19cへの
印加電圧を50Vだけ増加させる。
【0060】また、現像装置4内に収納されている2成
分現像剤中のトナー量が増加すると、キャリアとの摩擦
帯電の効率が低下し、トナーの帯電量が減少する結果、
感光体ドラム1の表面にトナーが付着し易くなってカブ
リを生じる。この場合にも、感光体ドラム1におけるト
ナーの付着量の測定結果に基づいてグリッド19cの印
加電圧を制御することにより、現像装置4内のトナー量
が増加することによる感光体ドラム1の表面に多量のト
ナーが付着することを防止できる。
【0061】図15は、発明の実施形態に係る画像形
成装置である複写機のトナー搬送路の構成を示す図であ
る。この実施形態に係る複写機は、トナー搬送路11内
に配置された搬送ベルト26上で搬送方向における帯電
チャージャ19の上流側において、回収トナー18の搬
送量を測定するセンサ32を備え、このセンサ31の検
出結果に基づいて、帯電チャージャ19のグリッド19
cに対する印加電圧を制御するようにしている。
【0062】センサ32は、発光素子32aと受光素子
32bとからなるフォトセンサであり、発光素子32a
から照射した光の搬送ベルト26の表面における反射光
を受光素子32bにより受光する。発光素子32aとし
ては、発光ダイオード、LED又は半導体レーザ等を用
いることができる。搬送ベルト26は、表面粗度が10
μm以下の白色のウレタンを素材としている。また、ブ
レード33は、搬送ベルト26の表面に当接し、搬送ベ
ルト26の表面をクリーニングする。
【0063】回収トナー18の搬送量が増加すると、搬
送ベルト26におけるトナー量が増加し、搬送ベルト2
6の表面における反射光量が減少し、受光素子32bの
出力電圧が低下する。したがって、受光素子32bの出
力電圧を測定することにより回収トナー18の搬送量を
検出することができる。
【0064】クリーニング装置7により感光体ドラム1
の表面から回収される回収トナー量は、複写機のプロセ
ス速度や画像における印字率のみならず、環境変化に伴
う転写効率の影響を受けて変動する。トナー搬送路11
中における回収トナー18の搬送量が増減変化すると、
帯電チャージャ19のグリッド19cに対する印加電圧
を一定に維持しても回収トナー18の帯電量は変化す
る。
【0065】そこで、図16に示す回収トナー18の搬
送量と帯電チャージャ19のグリッド19cに対する印
加電圧との関係にしたがって、センサ32による搬送量
の検出結果に応じて、グリッド19cに対する印加電圧
を制御する。これによって、回収トナー18の搬送量に
拘らず、回収トナー18の帯電状態を一定に維持するこ
とができる。
【0066】なお、センサ32による回収トナー18の
搬送量の測定結果に基づいて、モータ25の回転速度を
変化させることにより、搬送ベルト26における回収ト
ナー18の搬送量を一定に維持し、クリーニング装置7
による回収トナー18の回収量が増減変化した場合にも
帯電チャージャ19の帯電出力を変化させることなく、
回収トナー18の帯電量を一定に維持するようにしても
よい。
【0067】例えば、センサ32により測定した回収ト
ナー18の搬送量が増加した場合には、モータ25の回
転速度を低下して搬送ベルト26における回収トナー1
8の搬送量を相対的に減少させる。
【0068】図17は、発明の他の応用例に係る画像
形成装置である複写機のトナー搬送路の構成を示す図で
ある。この応用例に係る複写機は、トナー搬送路11内
に配置された搬送ベルト26上で搬送方向における帯電
チャージャ19の下流側において、回収トナー18の帯
電量を測定するセンサ34を備え、このセンサ34の測
定結果に基づいて、帯電チャージャ19のグリッド19
cに対する印加電圧を制御するようにしている。
【0069】センサ34は、帯電チャージャ19による
電荷の付与を受けた回収トナー18の表面電位を測定す
る。この測定結果に基づいて、図18に示す回収トナー
18の表面電位と回収トナー18の帯電量及びグリッド
19cの印加電圧との関係を参照してグリッド19cに
印加する電圧を制御する。例えば、回収トナー18の帯
電量を15μC/gとする場合、図18の線図1により
グリッド19cの印加電圧を500Vに設定する。この
状態でセンサ34が測定した回収トナー18の表面電位
が350Vであったとすると、図18の線図2により回
収トナー18には12μC/gの電荷しか帯電されてい
ないことになる。そこで、図18の線図3に基づいてグ
リッド19cの印加電圧を600Vとすることにより、
回収トナー18の帯電量を15μC/gとすることがで
きる。
【0070】なお、帯電チャージャ19により電荷を帯
電した後の回収トナー18について、常に表面電位を測
定し、図19に示すs1〜s5の処理により、グリッド
19cの印加電圧をフィードバック制御するようにして
もよい。
【0071】また、帯電手段として、帯電チャージャ1
9に代えて帯電ブラシや帯電ローラ等を用いることがで
きる。
【0072】図20は、発明の実施形態に係る画像形
成装置である複写機のトナー搬送路の構成を示す図であ
る。この実施形態に係る複写機は、トナー搬送路11中
の搬送方向について搬送ベルト26の上流側に、円筒形
状の超音波振動手段35を備えている。感光体ドラム1
の表面からクリーニング装置7により回収された回収ト
ナー18は、ブレード17による機械的な力の作用によ
って凝集し、塊状化している場合が多い。このような凝
集固化した回収トナー18に対して帯電チャージャ19
により所定の帯電力により電荷を付与しても、回収トナ
ー18の全てに均一に電荷を付与することができない。
【0073】そこで、この実施形態に係る複写機では、
帯電チャージャ19により電荷を付与する前に、回収ト
ナー18に対して超音波振動手段35により振動を与
え、凝集固化した回収トナー18を分散化し、帯電チャ
ージャ19により回収トナー18の全てに均一な電荷を
帯電させることができるようにしている。
【0074】超音波振動手段35としては、例えば、共
振周波数50KHz/出力10Wの超音波振動装置を用
いることができ、この場合の回収トナー18の粒径の分
布状態を図21に示す。図21に示すように、超音波振
動手段35により回収トナー18を分散化することによ
り、回収トナー18の粒径を均一化することができ、回
収トナー18の帯電状態を均一化することができる。
【0075】図22は、発明の実施形態に係る画像形
成装置である複写機のトナー搬送路の構成を示す図であ
る。この実施形態に係る複写機は、クリーニング装置7
とトナー搬送路11との間に収納容器36を備えてい
る。この収納容器36は、クリーニング装置7により感
光体ドラム1の表面から回収された回収トナー18を一
時貯溜するとともに、この回収トナー18に対して超音
波振動を付与する。さらに、収納容器36には、シャッ
タ36a〜36dが配置されている。
【0076】先ず、収納容器36は、シャッタ36a,
36bを閉鎖し、シャッタ36c,36dを閉鎖した状
態で、回収トナー18を収納する。クリーニング装置7
から所定量の回収トナー18が収納されると、収納容器
36は回収トナー18に対して超音波振動を与える。こ
のとき、回収トナー18の粒径に応じて、粒径の大きい
トナーは収納容器36の下方に、粒径の適当なトナーは
収納容器36の中間に、粒径の小さいトナーは収納容器
36の上方に収納される。
【0077】この後、シャッタ36c,36dを閉鎖
し、収納容器36内において回収トナー18を微粉トナ
ー、適正トナー及び粗粉トナーに分類する。さらに、シ
ャッタ36aを開放し、収納容器36の中間部に位置す
る再利用に適した粒径の回収トナー18のみをトナー搬
送路11を経由してトナーホッパ15に回収する。再利
用に適した粒径の回収トナー18の全ての回収が終了す
ると、シャッタ36aを閉鎖するとともに、シャッタ3
6b〜36dを開放し、再利用に適しない粒径の回収ト
ナー18を廃棄トナーとして廃棄する。
【0078】以上の構成により、この実施形態に係る複
写機においては、回収トナー18に対して超音波振動に
よる分散化処理を施した後に、再利用に適した粒径の回
収トナー18のみをトナーホッパ15に回収するように
し、帯電チャージャ19等の帯電手段による電荷の帯電
効率を向上することができる。
【0079】なお、収納容器36は、一例として、30
0gの回収トナー18を収納することができ、共振周波
数50KHz/出力40Wの超音波振動を発生するもの
を用いることができる。
【0080】図23は、発明の実施形態に係る画像形
成装置である複写機のトナー搬送路の構成を示す図であ
る。この実施形態に係る複写機は、トナー搬送路11中
においてトナーホッパ15に最も接近した位置に帯電チ
ャージャ19を配置したものである。帯電チャージャ1
9等の帯電手段により電荷を付与した回収トナー18
は、その後の搬送中に多少の電荷を消失し、特に、高温
/高湿度下でこの現象が顕著である。例えば、図24に
示すように、15μC/gの電荷を付与された回収トナ
ー18を温度30°C/湿度80%の環境下で搬送した
場合、帯電手段からトナーホッパ15までのトナー搬送
路11の通過時間が60分である場合には回収トナー1
8の帯電量は13μC/gまで低下し、通過時間が30
分である場合には回収トナー18の帯電量は14.5μ
C/gまで低下する。
【0081】そこで、トナーホッパ15に収納される直
前の回収トナー18に対して帯電手段から電荷を付与す
ることにより、搬送による電荷の消失を防止して、適正
な帯電量の回収トナー18をトナーホッパ15に収納す
ることができる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、帯電不良に起因して転
写工程時に感光体の表面に残留したトナーの帯電状態
を、感光体の表面から回収された後であって現像装置に
収納される直前で搬送による電荷の消失を生じることな
く適正な状態に矯正することができ、トナーの帯電不良
の原因となる機械的ストレスを増加させることがないよ
うにし、画質の劣化や装置等の汚損を生じることなく回
収したトナーを再利用することができる。
【0083】また本発明によれば、回収トナーの全てに
対して均一な状態で電荷を付与することができ、均一な
帯電状態の回収トナーを再利用して画質の劣化や装置等
の汚損を生じることなく画像形成を行うことができる。
【0084】さらに本発明によれば、回収トナーのうち
で再利用に適した粒径のトナーのみを帯電手段に導くこ
とにより、帯電手段による電荷の帯電効率を向上するこ
とができ、画質の劣化や装置等の汚損を生じることなく
回収トナーの再利用による画像形成を行うことができ
る。またさらに本発明によれば、回収トナーの搬送状態
に応じて最適な状態で回収トナーに電荷を付与すること
ができ、画質の劣化や装置等の汚損を生じることなく回
収トナーの再利用による画像形成を行うことができる。
【0085】またさらに本発明によれば、トナー搬送路
中の回収トナーの搬送量に基づいて帯電手段の動作を制
御することにより、回収トナーの搬送状態の1つである
搬送量に応じて最適な状態で回収トナーに電荷を付与す
ることができ、画質の劣化や装置等の汚損を生じること
なく回収トナーの再利用による画像形成を行うことがで
きる
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る画像形成装置である
複写機の要部の構成を示す図である。
【図2】発明の前提となる第1の画像形成装置である
複写機におけるトナー搬送路の構成を示す図である。
【図3】上記複写機における帯電チャージャのグリッド
電圧と回収トナーの帯電量との関係を示す図である。
【図4】発明の前提となる第2の画像形成装置である
複写機におけるトナー搬送路の構成を示す図である。
【図5】上記複写機における帯電ブラシの印加電圧と回
収トナーの帯電量との関係を示す図である。
【図6】発明の前提となる第3の画像形成装置である
複写機におけるトナー搬送路の構成を示す図である。
【図7】発明の前提となる第4の画像形成装置である
複写機におけるトナー搬送路の構成を示す図である。
【図8】上記複写機における帯電ブレード28を通過す
る回収トナー量と回収トナーの帯電量との関係を示す図
である。
【図9】画像形成装置である複写機におけるトナー搬送
路の構成を示す図である。
【図10】上記複写機におけるグリッドの印加電圧と回
収トナーの帯電量との関係を示す図である。
【図11】発明の応用例に係る画像形成装置である複
写機のトナー搬送路の構成を示す図である。
【図12】上記複写機におけるグリッドの印加電圧と回
収トナーの帯電量との関係を温度/湿度をパラメータと
して示す図である。
【図13】発明の他の応用例に係る画像形成装置であ
る複写機の要部の構成を示す図である。
【図14】上記複写機における感光体表面のカブリトナ
ー量とグリッドの印加電圧との関係を示す図である。
【図15】発明の実施形態に係る画像形成装置である
複写機のトナー搬送路の構成を示す図である。
【図16】上記複写機における回収トナー量とグリッド
の印加電圧との関係を示す図である。
【図17】発明の他の応用例に係る画像形成装置であ
る複写機のトナー搬送路の構成を示す図である。
【図18】上記複写機における回収トナーの帯電量と回
収トナーの表面電位及びグリッドの印加電圧との関係を
示す図である。
【図19】上記複写機におけるグリッドの印加電圧を制
御する処理手順を示すフローチャートである。
【図20】発明の実施形態に係る画像形成装置である
複写機のトナー搬送路の構成を示す図である。
【図21】上記複写機における超音波振動を付与する前
後の回収トナーの粒径を示す図である。
【図22】発明の実施形態に係る画像形成装置である
複写機のトナー搬送路の構成を示す図である。
【図23】本発明の実施形態に係る画像形成装置である
複写機のトナー搬送路の構成を示す図である。
【図24】上記複写機における回収トナーの帯電量と搬
送時間との関係を示す図である。
【符号の説明】
1−感光体ドラム 4−現像装置 5−転写チャージャ 7−クリーニング装置 11−トナー搬送路 15−トナーホッパ 18−回収トナー 19−帯電チャージャ(帯電手段) 19c−グリッド 21,22−電源 26−搬送ベルト 30−温度/湿度センサ(請求項7の検出手段) 31−センサ(請求項8の検出手段) 34−センサ(請求項6の検出手段) 35−超音波振動手段(分散化手段) 36−収納容器(分散化手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 昌次 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 直井 宏夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 竹ノ内 幸一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−151840(JP,A) 特開 平5−188770(JP,A) 実開 昭61−38677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写工程終了後に感光体の表面に残留し
    たトナーを回収し、回収トナー搬送路を経由して現像装
    置に搬送する画像形成装置において、 トナー搬送路における現像装置に最も近接した位置でト
    ナー搬送路を搬送中の回収トナーのみに対して電荷を付
    与する帯電手段と、 前記トナー搬送路における帯電手段の前方に、回収トナ
    ーを粒径の異なる複数種のトナーに分類し、再利用に適
    した粒径のトナーのみを帯電手段に導く手段 を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写工程終了後に感光体の表面に残留し
    たトナーを回収し、回収トナー搬送路を経由して現像装
    置に搬送する画像形成装置において、 トナー搬送路における現像装置に最も近接した位置でト
    ナー搬送路を搬送中の回収トナーのみに対して電荷を付
    与する帯電手段と、 前記トナー搬送路における回収トナーの搬送量を検出す
    る検出手段と、 検出手段の検出結果に基づいてトナー搬送路を搬送中の
    回収トナーに対して電荷を付与する帯電手段の動作を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 転写工程終了後に感光体の表面に残留し
    たトナーを回収し、回収トナー搬送路を経由して現像装
    置に搬送する画像形成装置において、 トナー搬送路における現像装置に最も近接した位置でト
    ナー搬送路を搬送中の回収トナーのみに対して電荷を付
    与する帯電手段と、 前記トナー搬送路における帯電手段の前方に設けられ、
    回収トナーを分散化する分散化手段と、 前記トナー搬送路における回収トナーの搬送量を検出す
    る検出手段と、 検出手段の検出結果に基づいてトナー搬送路を搬送中の
    回収トナーに対して電荷を付与する帯電手段の動作を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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