JP3142988U - 額装用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作品の額装位置の微妙な調整を可能にし、固定された作品の額装位置を長期に保持する額装用補助具を提供する。
【解決手段】額縁Fに固定される額縁側部材1と作品Pに係止される作品側部材2とを備えている。額縁側部材1は、額縁Fの裏面に固定される基片部11から額縁Fの内側へ突片部12が突出されている。作品側部材2は、作品Pの裏面と側面とに係止するL字形の係止片21に額縁側部材1の突片部12の突出方向の自由な位置に締付け固定される締付具22が取付けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、絵画等からなる作品を額縁に収容する額装に際して使用する額装用補助具に係る技術分野に属する。
最近、額縁の規格化にともなって、自由な大きさで製作されている古典等の作品や歪みが生じている作品の額装が困難になってきている。このような規格に合わない作品の額装では、額縁と作品との間にボール紙,コルク材等の詰物を充填することで、額装位置を調整して固定することが行われている。然しながら、詰物による作品の額装位置の調整,固定は、額装作業をかなり面倒にしているという状況がある。このため、作品の額装位置の調整,固定など額装作業を容易にすることができる額装用補助具の開発が要望されている。
従来、額装作業を容易にすることを指向した作品の額装位置の調整,固定のための額装用補助具としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特開2002−186547号公報 特許文献1には、額縁と裏板との間に押圧挿入される弾力性を有したくさび形の本体部の両端部に額縁と裏板とにそれぞれ固定される延設部が設けられた額装用補助具が記載されている。
特許文献1に係る額装用補助具は、額縁と裏板とにそれぞれ固定された延設部の間にある本体部で額縁と裏板とを弾圧することで、額縁,裏板の異なる間隔に対応して容易に作品の額装位置を調整,固定できるようにするものである。なお、特許文献1に係る額装用補助具については、少なくとも額縁の4枠にそれぞれ1個ずつ取付けられることになる。
特許文献1に係る額装用補助具では、裏板(さらにはマット)を介して作品の額装位置を間接的に固定し、作品の額装位置を複数箇所の本体部の弾圧力のつり合いで調整するため、作者等の美観からの要求による作品の額装位置の微妙な調整が困難であるという問題点がある。また、作品の額装位置の固定がへたりやすい本体部の弾圧力でなされるため、固定された作品の額装位置を長期に保持することができないという問題点がある。
本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、作品の額装位置の微妙な調整が可能で固定された作品の額装位置を長期に保持することのできる額装用補助具を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本考案に係る額装用補助具は、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、額縁に固定される額縁側部材と作品に係止される作品側部材とを備え、額縁側部材は額縁の裏面に固定される基片部から額縁の内側へ突片部が突出され、作品側部材は作品の裏面と側面とに係止するL字形の係止片に額縁側部材の突片部の突出方向の自由な位置に締付け固定される締付具が取付けられている。
この手段では、額縁に額縁側部材を固定し作品側部材に作品を係止させ、額縁側部材の額縁の内側方向へ突出された突片部の突出方向の自由な位置に作品側部材の締付具を締付け固定することで、作品の額装位置を直接的に弾圧力をともなわずに締付けで調整,固定する。
また、請求項2では、請求項1の額装用補助具において、額縁側部材の突片部は突出方向にガイド溝が設けられ、作品側部材の締付具は係止片に取付けられて額縁側部材の突片部のガイド溝にスライド可能に挿通されるネジとネジに螺合されるナットとからなることを特徴とする。
この手段では、作品側部材の締付具のナットが螺合されるネジが額縁側部材の突片部のガイド溝にスライド可能に挿通されることで、作品側部材の締付具を仮締めしておいて額縁側部材に対する作品側部材の位置調整を行うことができる。
また、請求項3では、請求項1または2の額装用補助具において、作品側部材の係止片は作品への当接面に作品の傷付き損傷を防止する保護材が貼付けられてことを特徴とする。
この手段では、作品側部材の係止片に貼付けられた保護材が作品に当接されることで、作品の傷付き損傷が防止される。
本考案に係る額装用補助具は、額縁に額縁側部材を固定し作品側部材に作品を係止させ、額縁側部材の額縁の内側方向へ突出された突片部の突出方向の自由な位置に作品側部材の締付具を締付け固定することで、作品の額装位置を直接的に弾圧力をともなわずに締付けで調整,固定するため、作品の額装位置の微妙な調整が可能で固定された作品の額装位置を長期に保持することができる効果がある。
さらに、請求項2として、作品側部材の締付具のナットが螺合されるネジが額縁側部材の突片部のガイド溝にスライド可能に挿通されることで、作品側部材の締付具を仮締めしておいて額縁側部材に対する作品側部材の位置調整を行うことができるため、作品の額装位置の微妙な調整が可能となる効果がある。
さらに、請求項3として、作品側部材の係止片に貼付けられた保護材が作品に当接されることで、作品の傷付き損傷が防止されるため、芸術性の高い貴重な作品の額装に好適となる効果がある。
以下、本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態の第1例を示すものである。
第1例では、断面がほぼL字形の木枠からなる額縁Fに木枠Paに画布Pbが張設されたキャンバスからなる作品Pが収容されるものを示してある。
第1例は、図1,図2に示すように、額縁側部材1,作品側部材2,取付ネジ3で構成されている。
額縁側部材1は、錆付きの生じないステンレス等の金属材や合成樹脂材で形成された基片部11,突片部12のほぼT字形の板体からなる。基片部11は、長方形に形成されて額縁Fの裏面に固定されるもので、取付ネジ3が挿通されるネジ孔13が穿孔されている。突片部12は、基片部11の中央部から直交する長方形に形成されて額縁Fの内側へ突出されるもので、突出方向(長さ方向)にガイド溝14が設けられている。
作品側部材2は、額縁側部材1と同様に、錆付きの生じないステンレス等の金属材や合成樹脂材で形成された係止片21,締付具22とからなる。係止片21は、L字形に形成されて作品Pの木枠Paの裏面と側面とに当接される(画布Pbが張設された部分では画布Pbを介して)。締付具22は、ネジ22a,ナット22b,バネワッシャ22cからなるもので、額縁側部材1の突片部12の突出方向の自由な位置に締付け固定される。締付具22のネジ22aは、係止片21の木枠Paの裏面に当接する当接面の反対側の面に溶接等で取付けられて起立されたもので、径が額縁側部材1のガイド溝14の幅とほぼ一致され、額縁側部材1のガイド溝14にスライド可能に挿通される。締付具22のナット22bは、額縁側部材1の突片部12を係止片21との間に挟込むようにしてネジ22aに螺合される。締付具22のバネワッシャ22cは、額縁側部材1の突片部12とナット22bとの間に介装されてナット22bの緩みを防止する。
取付ネジ3は、錆付きの生じないステンレス等の金属材で形成された食込みタイプのものからなる。
第1例を使用して作品Pを額装するには、まず、額縁Fに作品Pを仮に収容しておく。
そして、額縁側部材1を額縁Fに固定する。即ち、額縁側部材1の突片部12を内側に向けて基片部11を額縁Fの裏面に当接させ、取付ネジ3をネジ孔13に挿通して基片部11を額縁Fの裏面に締付け固定する。
次ぎに、作品側部材2の締付具22のネジ22aを額縁側部材1のガイド溝14に挿通して、作品側部材2の係止片21を作品Pの木枠Paの裏面,側面に当接させる。
そして、作品側部材2の締付具22のネジ22aにバネワッシャ22cを嵌合させナット22bを螺合させ、図3に示すような組付け構造を構成する。このとき、ナット22bを完全に締付けない仮締めとしておく。この仮締めは、図4に示すように、作品Pの4辺で少なくとも1箇所ずつの合計4箇所で実施される。
この後、作品Pを上下,左右方向にスライドさせるように位置調整(即ち、図3に示す額縁F,作品Pの間隔Sの調整)してから、作品側部材2の締付具22のナット22bを本締めすることになる。
この結果、額縁F,作品Pの間に詰物を充填しなくても、作品Pの額装位置を調整することができる。特に、特許文献1に係る額装用補助具のような弾圧力のつり合いという偶然性で調整するものではないため、作品Pの額装位置を微妙に調整することが可能である。また、作品Pをスライド操作で位置調整するため、調整作業が面倒になることもない。
また、作品Pの額装が完成した状態では、額縁側部材1を額縁Fに固定され、作品Pに係止された作品側部材2が額縁側部材1に締付け固定される。従って、特許文献1に係る額装用補助具のような、へたり、の生ずる弾圧力を利用していないため、固定された作品Pの額装位置を長期に保持することができる。
図5は、本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態の第2例を示すものである。
第2例では、作品側部材2の係止片21の作品Pの木枠Paの裏面,側面への当接面に保護材23が貼付けられている。
保護材23としては、紙材,布材,発泡材等が考えられる。
第2例によると、保護材23が作品Pに当接されることで、作品Pの傷付き損傷が防止されるため、芸術性の高い貴重な作品Pの額装に好適となる。
保護材23については、乾燥剤,錆防止剤,酸化防止剤等を含浸させておくことも可能である。
図6は、本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態の第3例を示すものである。
第3例では、作品Pの木枠Paの裏面と作品側部材2の係止片21との間にブロック体のスペーサ4を介在させてある。
スペーサ4としては、木材,金属材,合成樹脂材等が考えられる。なお、少しの弾力性を有する硬質の発泡性樹脂を選択することも可能である。
第3例によると、厚さDの異なる作品に対応する汎用性を備えることができる。
スペーサ4については、保護材23と同様に、乾燥剤,錆防止剤,酸化防止剤等を含浸させておくことも可能である。また、製品化に際して、厚さの異なるものを複数個セットすることもできる。
以上、図示した各例の外に、額縁Fが外枠と外枠の内部に嵌合されるライナとからなる構造を備えたものである場合、額縁側部材1をライナに固定して使用することも可能である。
さらに、作品Pがキャンバス以外の構造であってもある程度の厚さDを有すれば適用することが可能である。
さたに、額縁側部材1を額縁Fに釘打ち固定することも可能である。
さらに、作品側部材2の締付具22をネジ構造以外のもの(例えば、スナップ構造)とすることも可能である。
本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態の第1例の使用状態の斜視図である。 図1の取外し分解状態の斜視図である。 図1の縦断面図である。 図1の取付箇所を説明する額縁の背面図である。 本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態の第2例の断面図である。 本考案に係る額装用補助具を実施するための最良の形態の第3例の断面図である。
符号の説明

額縁側部材
11 基片部
12 突片部
14 ガイド溝
2 作品側部材
21 係止片
22 締付具
22a ネジ
22b ナット
23 保護材
F 額縁
P 作品

Claims (3)

  1. 額縁に固定される額縁側部材と作品に係止される作品側部材とを備え、額縁側部材は額縁の裏面に固定される基片部から額縁の内側へ突片部が突出され、作品側部材は作品の裏面と側面とに係止するL字形の係止片に額縁側部材の突片部の突出方向の自由な位置に締付け固定される締付具が取付けられている額装用補助具。
  2. 請求項1の額装用補助具において、額縁側部材の突片部は突出方向にガイド溝が設けられ、作品側部材の締付具は係止片に取付けられて額縁側部材の突片部のガイド溝にスライド可能に挿通されるネジとネジに螺合されるナットとからなることを特徴とする額装用補助具。
  3. 請求項1または2の額装用補助具において、作品側部材の係止片は作品への当接面に作品の傷付き損傷を防止する保護材が貼付けられてことを特徴とする額装用補助具。
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