JP2982830B2 - 建築用板材の取付方法とこれに使用する取付具 - Google Patents
建築用板材の取付方法とこれに使用する取付具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築用板材の取付方法と
これに使用する取付具、さらに詳しくは、例えば各種建
造物の外壁材等として使用される建築用板材を下地材等
に取付ける方法とその際に使用する取付具に関する。
これに使用する取付具、さらに詳しくは、例えば各種建
造物の外壁材等として使用される建築用板材を下地材等
に取付ける方法とその際に使用する取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種建築用板材の下地材等への
取付手段としては、例えば図6に示すようなものが存在
する。
取付手段としては、例えば図6に示すようなものが存在
する。
【0003】即ち、この従来のものは、正面略矩形状の
建築用板材15の前面からビス22により直接留付け
て、該建築用板材15を下地材21に取付けるものであ
る。しかるに、当該手段に於いては、外部にビス22の
頭部が露出するために、外観体裁が極めて悪くなると共
に、ビス孔(図示せず)から漏水等が侵入してビス22
に錆等を生ぜしめるばかりでなく、下地材21の所謂不
陸個所に於いてビス22を留付けると、建築用板材15
に反りが生じたり亀裂が発生するという致命的な問題点
を有していたのである。
建築用板材15の前面からビス22により直接留付け
て、該建築用板材15を下地材21に取付けるものであ
る。しかるに、当該手段に於いては、外部にビス22の
頭部が露出するために、外観体裁が極めて悪くなると共
に、ビス孔(図示せず)から漏水等が侵入してビス22
に錆等を生ぜしめるばかりでなく、下地材21の所謂不
陸個所に於いてビス22を留付けると、建築用板材15
に反りが生じたり亀裂が発生するという致命的な問題点
を有していたのである。
【0004】而して、かかる問題点を解消すべくなされ
たのが、図7に示す所定形状の取付具23を使用して建
築用板材15を取付けるものである。かかる取付具23
は、起立片24の両端に対面する係止片25,25を有
する断面略H字状の取付具本体26の背面に板状の取付
片27を突設したものである。一方、建築用板材15は
両端部背面側に長手方向に沿って係止突片28が夫々設
けられると共に、一方の係止突片28を延設して段部2
9を有し、且つ他方の係止突片28に凹溝30を介して
突出片31を延設したものである。
たのが、図7に示す所定形状の取付具23を使用して建
築用板材15を取付けるものである。かかる取付具23
は、起立片24の両端に対面する係止片25,25を有
する断面略H字状の取付具本体26の背面に板状の取付
片27を突設したものである。一方、建築用板材15は
両端部背面側に長手方向に沿って係止突片28が夫々設
けられると共に、一方の係止突片28を延設して段部2
9を有し、且つ他方の係止突片28に凹溝30を介して
突出片31を延設したものである。
【0005】そして、取付具23の取付片27を下地材
21に向けた状態で、その係止片25,25間に一端を
固定した建築用板材15の他端部の係止突片28を係入
して取付片27から直接ビス22を下地材21に留付け
た後、連結する他の建築用板材15の係止突片28を前
記取付具23の係止片25,25間に係入し、複数の建
築用板材15…を順次連結していくものである。これに
よると、建築用板材15の突出片31等により、ビス2
2や取付具23が外部に露出せず、また内部への漏水等
の侵入を良好に阻止できるという利点がある。
21に向けた状態で、その係止片25,25間に一端を
固定した建築用板材15の他端部の係止突片28を係入
して取付片27から直接ビス22を下地材21に留付け
た後、連結する他の建築用板材15の係止突片28を前
記取付具23の係止片25,25間に係入し、複数の建
築用板材15…を順次連結していくものである。これに
よると、建築用板材15の突出片31等により、ビス2
2や取付具23が外部に露出せず、また内部への漏水等
の侵入を良好に阻止できるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取付具
23の板状の取付片27を介して直接ビス22を硬質の
下地材21に留付けるものであるため、この留付時に於
いて取付具23が移動し易く、所定の位置に取付具23
を固定することは困難であり、この位置ずれによって各
建築用板材15…の取付状態が不均一となる不都合があ
った。
23の板状の取付片27を介して直接ビス22を硬質の
下地材21に留付けるものであるため、この留付時に於
いて取付具23が移動し易く、所定の位置に取付具23
を固定することは困難であり、この位置ずれによって各
建築用板材15…の取付状態が不均一となる不都合があ
った。
【0007】また、上記の如く取付片27は板状である
ために、この取付位置に不陸がある場合に於いて無理に
ビス22を留付けると、取付具23が変形をきたして、
建築用板材15を取付具23の係止片25,25間に係
入する作業が困難になると共に、このようにして係止保
持された複数枚の建築用板材15…は、外部に表出する
所謂有効幅が個々に異なり、該建築用板材15…を均一
に取付けることができないという大なる問題点を有して
いたのである。
ために、この取付位置に不陸がある場合に於いて無理に
ビス22を留付けると、取付具23が変形をきたして、
建築用板材15を取付具23の係止片25,25間に係
入する作業が困難になると共に、このようにして係止保
持された複数枚の建築用板材15…は、外部に表出する
所謂有効幅が個々に異なり、該建築用板材15…を均一
に取付けることができないという大なる問題点を有して
いたのである。
【0008】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、取付具の使用を前提
として、下地材等の所望位置にその状態に応じて容易且
つ強固に建築用板材を取付可能にすることを課題とする
ものである。
決するためになされたものであり、取付具の使用を前提
として、下地材等の所望位置にその状態に応じて容易且
つ強固に建築用板材を取付可能にすることを課題とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本発明は両端部背面側に一端部側の係止突片
16と他端部側の係止片16’を有する建築用板材15
を下地材等に取付ける方法であって、端部用取付具1の
起立片1aの一端部に、弾性を具備させるべく間隙3を
有して折返し形成された取付片4を下地材等に固定した
後、該起立片1aの他端部に前記取付片4とは逆向きに
折返し形成された係止片2に前記建築用板材15の一端
側の係止突片16を係入保持し、次に起立片7の一端部
を折り返して形成された係止部8とその先端部折返し方
向に部他端側の係止突辺16’を締結するに必要な延長
端部8aとを有する係止片9aと、起立片7の他端部を
前記係止部8とは逆向きに折曲して形成された係止片9
bとを有する連結用取付具6の他方の係止片9bの先端
部に、弾性を具備させるべく間隙10を有して折曲形成
された取付片11を下地材等側に向けた状態で、両係止
片9a,9b間に建築用板材15の他端部側の係止突片
16’を係入した後、建築用板材15の他端部側の係止
突片16’を、一方の係止片9aの延長端部8a、他方
の係止片9b及び取付片11を介して留付具22により
下地材等に締結固定し、その後係止部8に、連結する他
の建築用板材15の一端部側の係止突片16を係入保持
することにより複数の建築用板材15…を下地材等に取
付ける建築用板材の取付方法である。ここで「起立片」
とは、取付具を取り付けた際に、下地材に対して概ね垂
直に起立した状態となる部位をいう。
るために、本発明は両端部背面側に一端部側の係止突片
16と他端部側の係止片16’を有する建築用板材15
を下地材等に取付ける方法であって、端部用取付具1の
起立片1aの一端部に、弾性を具備させるべく間隙3を
有して折返し形成された取付片4を下地材等に固定した
後、該起立片1aの他端部に前記取付片4とは逆向きに
折返し形成された係止片2に前記建築用板材15の一端
側の係止突片16を係入保持し、次に起立片7の一端部
を折り返して形成された係止部8とその先端部折返し方
向に部他端側の係止突辺16’を締結するに必要な延長
端部8aとを有する係止片9aと、起立片7の他端部を
前記係止部8とは逆向きに折曲して形成された係止片9
bとを有する連結用取付具6の他方の係止片9bの先端
部に、弾性を具備させるべく間隙10を有して折曲形成
された取付片11を下地材等側に向けた状態で、両係止
片9a,9b間に建築用板材15の他端部側の係止突片
16’を係入した後、建築用板材15の他端部側の係止
突片16’を、一方の係止片9aの延長端部8a、他方
の係止片9b及び取付片11を介して留付具22により
下地材等に締結固定し、その後係止部8に、連結する他
の建築用板材15の一端部側の係止突片16を係入保持
することにより複数の建築用板材15…を下地材等に取
付ける建築用板材の取付方法である。ここで「起立片」
とは、取付具を取り付けた際に、下地材に対して概ね垂
直に起立した状態となる部位をいう。
【0010】
【作用】従って、上記構成を特徴とする建築用板材の取
付方法に於いては、各取付具1,6に夫々設けられた弾
性を有する取付片4,11を介して該取付具1,6を下
地材等に取付けるものであるため、かかる取付片4,1
1の取付位置が下地材等の不陸個所にあたる場合であっ
ても、この不陸の凹凸部分が各取付片4,11の有する
弾性により好適に吸収されて、所謂不陸調整が図れるこ
ととなる。これにより、各取付具1,6の強固且つ確実
な取付状態を維持できて、この両者間に建築用板材15
を無理なく取付けることが可能となるのである。また、
留付具22を連結用取付具6の一方の係止片9a側から
建築用板材15の他端部側の係止突片16’を介して下
地材等に留付け固定するものであるため、建築用板材1
5の所望位置に連結用取付具6を取付けることができ
て、この両者間の取付位置が位置ずれするようなことも
なくなる結果、均一な建築用板材15の取付けが可能に
なる。
付方法に於いては、各取付具1,6に夫々設けられた弾
性を有する取付片4,11を介して該取付具1,6を下
地材等に取付けるものであるため、かかる取付片4,1
1の取付位置が下地材等の不陸個所にあたる場合であっ
ても、この不陸の凹凸部分が各取付片4,11の有する
弾性により好適に吸収されて、所謂不陸調整が図れるこ
ととなる。これにより、各取付具1,6の強固且つ確実
な取付状態を維持できて、この両者間に建築用板材15
を無理なく取付けることが可能となるのである。また、
留付具22を連結用取付具6の一方の係止片9a側から
建築用板材15の他端部側の係止突片16’を介して下
地材等に留付け固定するものであるため、建築用板材1
5の所望位置に連結用取付具6を取付けることができ
て、この両者間の取付位置が位置ずれするようなことも
なくなる結果、均一な建築用板材15の取付けが可能に
なる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について先ず各取付
具を図面に従って説明する。図1(イ)に於いて、1は
起立片1aの一端部を折返して係止片2が形成された板
材からなる端部用取付具を示し、起立片1aの他端部に
は弾性を具備させるべく間隙3を有して前記係止片2と
は逆向きに折返し形成された取付片4が設けられてな
る。5,5は取付片4の両片に対向して穿設された留付
具挿通用の孔である。
具を図面に従って説明する。図1(イ)に於いて、1は
起立片1aの一端部を折返して係止片2が形成された板
材からなる端部用取付具を示し、起立片1aの他端部に
は弾性を具備させるべく間隙3を有して前記係止片2と
は逆向きに折返し形成された取付片4が設けられてな
る。5,5は取付片4の両片に対向して穿設された留付
具挿通用の孔である。
【0012】図1(ロ)中、6は両側に二枚の建築用板
材を連結するための連結用取付具で、起立片7の一端部
を折返して形成された係止部8とその先端部折返し方向
に建築用板材15の他端部側の係止突辺16’を締結す
るに必要な延長端部8aを有する係止片9aと、起立片
7の他端部を前記係止片9aとは逆向きに折曲して該係
止片9aと対面する係止片9bが形成されており、また
係止片9bの先端部には、弾性を具備するように間隙1
0を有して取付片11が折曲形成され、且つ取付片11
の先端部は前記係止部8に対面するように下向きに折曲
されてなる。12,13,14は夫々対向して両係止片
9a,9b及び取付片11に穿設された孔を示す。
材を連結するための連結用取付具で、起立片7の一端部
を折返して形成された係止部8とその先端部折返し方向
に建築用板材15の他端部側の係止突辺16’を締結す
るに必要な延長端部8aを有する係止片9aと、起立片
7の他端部を前記係止片9aとは逆向きに折曲して該係
止片9aと対面する係止片9bが形成されており、また
係止片9bの先端部には、弾性を具備するように間隙1
0を有して取付片11が折曲形成され、且つ取付片11
の先端部は前記係止部8に対面するように下向きに折曲
されてなる。12,13,14は夫々対向して両係止片
9a,9b及び取付片11に穿設された孔を示す。
【0013】本実施例は以上のような構成からなり、次
にこれを使用して建築用板材を下地材等に取付ける場合
について説明する。尚、この建築用板材15は正面略矩
形状に形成され、且つ図2の如く長手側両端部の背面側
に一端部側の係止突片16と他端部側の係止突片16’
とが突設されると共に、一方の端部には溝17を介して
前面側に突出片18が突設されてなり、他方の端部には
溝19を介して凸状部20が突設されている。
にこれを使用して建築用板材を下地材等に取付ける場合
について説明する。尚、この建築用板材15は正面略矩
形状に形成され、且つ図2の如く長手側両端部の背面側
に一端部側の係止突片16と他端部側の係止突片16’
とが突設されると共に、一方の端部には溝17を介して
前面側に突出片18が突設されてなり、他方の端部には
溝19を介して凸状部20が突設されている。
【0014】先ず、図3に示すように端部用取付具1の
係止片2を上向きにしてその取付片4を下地材21に当
接した状態で、ビス22を前面側から取付片4の孔5,
5に挿通してねじ込んで端部用取付具1を下地材21に
固定する。
係止片2を上向きにしてその取付片4を下地材21に当
接した状態で、ビス22を前面側から取付片4の孔5,
5に挿通してねじ込んで端部用取付具1を下地材21に
固定する。
【0015】次に、建築用板材15の一端部の溝17に
端部用取付具1の係止片2を係入して建築用板材15を
保持する。そして、図4に示す如く連結用取付具6の取
付片11を下地材21側に向けて、その係止片9a,9
b 間に前記建築用板材15の他端部側の係止突片1
6’を係入する。この状態で、ビス22を前面側の係止
片9aの孔12からねじ込んでいくと、建築用板材15
の他端部側の係止突片16’、他方の係止片9b及び取
付片11の各孔13,14 を介して建築用板材15が
下地材21に固定されることとなる。
端部用取付具1の係止片2を係入して建築用板材15を
保持する。そして、図4に示す如く連結用取付具6の取
付片11を下地材21側に向けて、その係止片9a,9
b 間に前記建築用板材15の他端部側の係止突片1
6’を係入する。この状態で、ビス22を前面側の係止
片9aの孔12からねじ込んでいくと、建築用板材15
の他端部側の係止突片16’、他方の係止片9b及び取
付片11の各孔13,14 を介して建築用板材15が
下地材21に固定されることとなる。
【0016】この場合に於いて、ビス22は連結用取付
具6の係止片9aの孔12を介して建築用板材15の他
端部側の係止突片16’にねじ込まれるため、連結用取
付具6を建築用板材15の所望位置に取付けることがで
き、よって両者間の位置ずれを生ぜしめることなく、順
次建築用板材15を均一に且つ強固に下地材21へ取付
けることができるのである。
具6の係止片9aの孔12を介して建築用板材15の他
端部側の係止突片16’にねじ込まれるため、連結用取
付具6を建築用板材15の所望位置に取付けることがで
き、よって両者間の位置ずれを生ぜしめることなく、順
次建築用板材15を均一に且つ強固に下地材21へ取付
けることができるのである。
【0017】また、各取付具1,6の取付片4,11は
弾性を具備してなるため、下地材21の不陸個所に取付
具1,6を取付けざるを得ない場合に於いても、取付片
4,11の弾性により所謂不陸調整が図れるばかりでは
なく、ビス22のねじ込み力が吸収されることとなっ
て、建築用板材15の一端部側の係止突片16および他
端部側の係止突片16’に亀裂等を生ぜしめることもな
いのである。
弾性を具備してなるため、下地材21の不陸個所に取付
具1,6を取付けざるを得ない場合に於いても、取付片
4,11の弾性により所謂不陸調整が図れるばかりでは
なく、ビス22のねじ込み力が吸収されることとなっ
て、建築用板材15の一端部側の係止突片16および他
端部側の係止突片16’に亀裂等を生ぜしめることもな
いのである。
【0018】次に、連結用取付具6の係止部8に、連結
する他の建築用板材15の一端部側の係止突片16を係
入保持する。また、取付片11の先端に係止突片16に
係入するに必要な延長端部を設けた場合においては、連
結する他の建築用部材15の一端部側の係止突片16を
連結用取付具6の係止部8と取付片11の延長端部との
間に係入する。上記のように取り付ければ、該建築用板
材15の突出片18により連結用取付具6の外部への露
出が阻止されて外部からの漏水の侵入や錆等の発生も良
好に回避でき、外観体裁良く建築用板材15の一端部を
保持できるのである。
する他の建築用板材15の一端部側の係止突片16を係
入保持する。また、取付片11の先端に係止突片16に
係入するに必要な延長端部を設けた場合においては、連
結する他の建築用部材15の一端部側の係止突片16を
連結用取付具6の係止部8と取付片11の延長端部との
間に係入する。上記のように取り付ければ、該建築用板
材15の突出片18により連結用取付具6の外部への露
出が阻止されて外部からの漏水の侵入や錆等の発生も良
好に回避でき、外観体裁良く建築用板材15の一端部を
保持できるのである。
【0019】このように、建築用板材15の取付作業が
下地材21の不陸に影響されることなく行えるために、
その作業が煩雑になることなく迅速且つ容易に行えて、
作業能率を向上せしめることができるという利点があ
る。
下地材21の不陸に影響されることなく行えるために、
その作業が煩雑になることなく迅速且つ容易に行えて、
作業能率を向上せしめることができるという利点があ
る。
【0020】尚、各取付具1,6を下地材21に固定す
る留付具22も該実施例のビスに限定されるものではな
く打込み式の留付具等を使用しても構わず、留付具22
の構成によっては、該留付具挿通用の孔5,12等を各
取付具1,6に設ける必要はない。
る留付具22も該実施例のビスに限定されるものではな
く打込み式の留付具等を使用しても構わず、留付具22
の構成によっては、該留付具挿通用の孔5,12等を各
取付具1,6に設ける必要はない。
【0021】また、各取付具1,6の係止部2,8の具
体的な形状は問わず、さらに取付片4,11 も要は下
地材21の不陸等を吸収できるように構成されればよ
く、その具体的な構成は上記実施例に限定されない。
体的な形状は問わず、さらに取付片4,11 も要は下
地材21の不陸等を吸収できるように構成されればよ
く、その具体的な構成は上記実施例に限定されない。
【0022】また、建築用板材15の端部に設けられる
係止突片16,16’や溝17,19等の具体的な形状
も問うものではなく、要は各取付具1,6に取付け可能
な係止突片16,16’が両端部背面側に形成されれば
よい。
係止突片16,16’や溝17,19等の具体的な形状
も問うものではなく、要は各取付具1,6に取付け可能
な係止突片16,16’が両端部背面側に形成されれば
よい。
【0023】さらに、本発明に係る建築用板材15の用
途も建造物の外壁材に限定されず、その他各種建築用の
板材として幅広く適用できると共に、水平や傾斜状に連
結していくことも可能である等、具体的な使用用途や使
用態様は問わない。
途も建造物の外壁材に限定されず、その他各種建築用の
板材として幅広く適用できると共に、水平や傾斜状に連
結していくことも可能である等、具体的な使用用途や使
用態様は問わない。
【0024】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は間隙を有して折曲
げ形成した弾性を具備する取付片を介して各取付具を下
地材等に取付けるものであるため、下地材等に生じた不
陸部分に該取付具を取付けざるを得ない場合であって
も、この不陸が取付片により好適に吸収されて、所謂不
陸調整が図れることとなり、よって従来の如く留付具の
留付時に建築用板材に亀裂等の損傷を与えて作業が中断
されることもなく、作業能率良く一連の取付作業が行え
るという格別の効果を得るに至った。
げ形成した弾性を具備する取付片を介して各取付具を下
地材等に取付けるものであるため、下地材等に生じた不
陸部分に該取付具を取付けざるを得ない場合であって
も、この不陸が取付片により好適に吸収されて、所謂不
陸調整が図れることとなり、よって従来の如く留付具の
留付時に建築用板材に亀裂等の損傷を与えて作業が中断
されることもなく、作業能率良く一連の取付作業が行え
るという格別の効果を得るに至った。
【0025】また、連結用取付具の下地材等への固定
は、該連結用取付具の一方の係止片側から建築用板材を
介して行われるために、連結用取付具が建築用板材から
位置ずれするようなことがなく、両者の関係が保たれて
一定の位置に取付け可能となる結果、各建築用板材の所
謂有効幅の均一化が図れて、全体の外観体裁も良好に取
付けることができる効果も有する。
は、該連結用取付具の一方の係止片側から建築用板材を
介して行われるために、連結用取付具が建築用板材から
位置ずれするようなことがなく、両者の関係が保たれて
一定の位置に取付け可能となる結果、各建築用板材の所
謂有効幅の均一化が図れて、全体の外観体裁も良好に取
付けることができる効果も有する。
【0026】さらに、各取付具は極めて簡易な構成から
なるため、その制作も安価に且つ容易に行えるという実
用的な効果も奏するのである。
なるため、その制作も安価に且つ容易に行えるという実
用的な効果も奏するのである。
【図1】本発明に係る取付具を示し、(イ)は端部用取
付具の斜視図、(ロ)は連結用取付具の斜視図。
付具の斜視図、(ロ)は連結用取付具の斜視図。
【図2】建築用板材の要部を示す側面図。
【図3】端部用取付具により建築用板材を下地材に取付
けた要部拡大側面図。
けた要部拡大側面図。
【図4】連結用取付具により建築用板材を下地材に取付
けた要部拡大側面図。
けた要部拡大側面図。
【図5】取付具により建築用板材を下地材に取付けた状
態を示す側面図。
態を示す側面図。
【図6】従来例を示す側面図。
【図7】従来例を示す側面図。
1…端部用取付具 1a…起立片 2…係止片 3…間隙 4…取付片 5…孔 6…連結用取付具 7…起立片8…係止部 8a…延長端部 9a,9b…係止片 10…間隙 11…取付片 12,13,14…孔 15…建築用板材16…一端部側の係止突片 16’…他端部側の係止突片 22…留付具
Claims (3)
- 【請求項1】 両端部背面側に一端部側の係止突片16
と他端部側の係止片16’とを有する建築用板材15を
下地材等に取付ける方法であって、端部用取付具1の起
立片1aの一端部に、弾性を具備させるべく間隙3を有
して折返し形成された取付片4を下地材等に固定した
後、該起立片1aの他端部に前記取付片4とは逆向きに
折返し形成された係止片2に前記建築用板材15の一端
側の係止突片16を係入保持し、次に起立片7の一端部
を折り返して形成された係止部8と、その先端部折返し
方向に他端部側の係止突片16’を締結するに必要な延
長端部8aとを有する係止片9aと、起立片7の他端部
を前記係止部8とは逆向きに折曲して形成された係止片
9bとを有する連結用取付具6の他方の係止片9bの先
端部に、弾性を具備させるべく間隙10を有して折曲形
成された取付片11を下地材等側に向けた状態で、両係
止片9a,9b間に建築用板材15の他端部側の係止突
片16’を係入した後、建築用板材15の他端部側の係
止突片16’を、一方の係止片9aの延長端部8a、他
方の係止片9b及び取付片11を介して留付具22によ
り下地材等に締結固定し、その後係止部8に、連結する
他の建築用板材15の一端部側の係止突片16を係入保
持することにより複数の建築用板材15…を下地材等に
取付けることを特徴とする建築用板材の取付方法。 - 【請求項2】 起立片7の一端部を折返して係止部8と
その先端部折返し方向に他端部側の係止突片16’を締
結するに必要な延長端部8aとを有する係止片9aが形
成され、且つ該起立片7の他端部を前記係止部8とは逆
向きに折曲して該係止片9aと対面する係止片9bが形
成されてなり、しかも該係止片9bの先端は下地材等に
固定するための取付片11が間隙10を有して折曲形成
されてなることを特徴とする建築用板材の取付具。 - 【請求項3】 起立片1aの一端部を折返して係止片2
が形成され且つ該起立片1aの他端部に下地材等に取付
けるための取付片4が間隙3を有して前記係止片2とは
逆向きに折返し形成されてなることを特徴とする建築用
板材の取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3065740A JP2982830B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 建築用板材の取付方法とこれに使用する取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3065740A JP2982830B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 建築用板材の取付方法とこれに使用する取付具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04357262A JPH04357262A (ja) | 1992-12-10 |
JP2982830B2 true JP2982830B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=13295720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3065740A Expired - Lifetime JP2982830B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 建築用板材の取付方法とこれに使用する取付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982830B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349040A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Arutekku:Kk | 建築用外装部材の取り付け部材 |
JP5275614B2 (ja) * | 2007-11-12 | 2013-08-28 | 神島化学工業株式会社 | 外装材取付具、外装材最終取付具および外装材取付構造 |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP3065740A patent/JP2982830B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04357262A (ja) | 1992-12-10 |
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