JP3711961B2 - 胴縁取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱材を用い、かつ通気層を確保した壁体について、壁体構成部材を構造体に対して強固に取り付けると共にそれを長期に亘って維持することができ、また、断熱効果を向上させることができ、さらに壁体の厚みを薄くして壁体で区画される構造内側空間の増大が図れ、かつ省力化、効率化を図って工期を短縮できると共にコストダウンに寄与することができ、さらには、廃材を抑制し、地球環境の負荷を軽減することができる胴縁取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば木造、コンクリート造を問わず構造の内側と外側とを隔絶する壁体は、断熱材を用い、かつ通気層を確保して内外気を断熱している。この種の壁体は、例えば以下の工法が採用されている。また、コンクリートの構造体においては、コンクリート打設用の型枠を撤去した後に以下の工法が行われる。なお、本願においては「構造体」とは、特に「コンクリートの構造体」と説明しない限りは、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造など全てを含むこととする。
【0003】
すなわち、図10に示すように、構造体51の外面51A全面に対して断熱材52を配置する。この断熱材52の外面52Aを覆うように胴縁受け53を配し、ビス54(や釘など)を用いて断熱材52と共に構造体51に一体的に取り付ける。以下、この壁体工法及びこの工法によって完成した壁体を「従来A」ということとする。
【0004】
また、図11に示すように、柱状の胴縁受け53を構造体51の外面51Aの水平方向(あるいは垂直方向)に複数本配し、これら胴縁受け53を構造体51に直接ビス54(や釘)などを用いて取り付けた後、胴縁受け53,53間に断熱材52を配し、構造体51に貼着などする。以下、この壁体工法及びこの工法によって完成した壁体を「従来B」ということとする。
【0005】
上記の後、従来A、従来B共に、胴縁受け53の外面53Aの所定位置に、不陸調整用のパッキン(不図示)を介して胴縁55を例えば水平に取り付ける。このとき、胴縁55は、胴縁受け53に対してビス56や(釘など)を用いて取り付ける。さらに、胴縁55の外面55Aに対して、壁面体56(以下、壁下地と壁仕上材料、又は仕上材を総称する)をビス57を用いて取り付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来A、従来Bの壁体工法及び壁体構造は、以下の問題があった。すなわち、まず従来Aは、胴縁受けを構造体に取り付けるために、胴縁受けと断熱材の厚みを貫通し、かつ構造体に適度に挿入される長尺のビスや釘を用いる必要が生じる。当然のことながら長尺のビスや釘は、その軸に対して直交する方向への荷重には曲がり易い。
【0007】
従って断熱材が長期使用により痩せて厚みが薄くなると、例えば構造体への挿入部位、あるいは胴縁受けからの挿出部位において長尺のビスや釘が露出し、これらの部位に荷重が集中し、構造体に対しする壁体構成部材(すなわち断熱材、胴縁受け、胴縁、及び壁面体)がずれる可能性があり、長期に亘って強固な取り付けを維持することができないといった問題があった。
【0008】
また、上記問題を回避しようとして、長尺のビスや釘を細かいピッチで構造体へ打ち込むことは、ビスや釘の数量が増えると共に構造体へ長尺のビスや釘を挿入する手間もかかるから、結果的に工期が長期化したりコストが嵩むといった弊害を招く虞がある。
【0009】
従来Bにおいては、従来Aにおける問題は生じないものの、胴縁受けが構造体に直接取り付けられているから、外気温を伝達してしまう熱伝導体として機能してしまうという問題がある。また、従来Bにおける胴縁受けは、通気層の流路を曲折させるから、空気の流通効率が悪く、最悪な場合、空気が滞留して通気効果を低下させる。従って断熱材と通気層とによる断熱効果はさほど発揮されないといった問題があった。
【0010】
また、従来A、従来B共に、通気層を確保したうえで、さらに胴縁受けの厚みが必要となるから、その分だけ壁体の厚みが増加し、壁体で区画した構造体の内部空間が狭くなってしまうといった問題があった。
【0011】
そのうえ、従来A、従来B共に、構造体をコンクリートで構成する場合は、コンクリート打設用型枠を撤去してから上記工法を行っていたため、当然に相応の工期を要するほか、手間とコストが多大にかかっていた。
【0012】
構造体をコンクリートで構成する場合、型枠は使い回しができず、コンクリート打設作業が終わると廃材になる。仮に使い回しが可能な型枠であったとしても数回の使い回しで廃材となる。このように一時的な使用の後に廃材となる型枠は、木製であることから森林資源を無駄に消費していると言える。すなわち、従来は、廃材をできるかぎり少なくしたり、環境破壊を抑制するといった考慮が一切なされていなかったのである。
【0013】
本発明は、従来の上記問題を解決するためになされたものであり、(1)壁体構成部材を、構造体に対して従来工法よりも強固に取り付けると共にそれを長期に亘って維持することができ、(2)従来工法によりも断熱効果を向上させることができ、(3)壁体を薄くして該壁体で区画される構造内側空間の増大を図ることができ、(4)従来工法より省力化、効率化を図って工期を短縮できると共にコストダウンに寄与することができ、(5)廃材を抑制し、地球環境の負荷を軽減することができる、胴縁取付具を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の胴縁取付具は、フランジ部を介した一端部に形成 された雄ねじ部、及び構造体に取り付けるために他端部にねじ状の取付部を有した雄ねじ体と、この雄ねじ体の前記雄ねじ部を螺入するために一端部に形成された雌ねじ部、及び胴縁を取り付けるために他端部に形成された取付部を有した雌ねじ体と、を備え、雄ねじ体の取付部の径より雄ねじ部の径を大きくし、かつ該雄ねじ体の取付部のねじのピッチを該雄ねじ部よりも小さくし、さらにフランジ部の雄ねじ部が形成された側、及び雌ねじ体の雌ねじ部端部に、互いに係合する段部を各々形成した構成とした。
【0015】
このようにすることで、本発明は、壁体構成部材を構造体に対して強固に取り付けると共にそれを長期に亘って維持することができ、また、断熱効果を向上させることができ、さらに、胴縁受けの厚み分だけ壁体の厚みを薄くして構造内側空間の増大化が図れ、かつ省力化、効率化を図って工期を短縮できると共にコストダウンに寄与することができ、加えて廃材を抑制し、地球環境の負荷を軽減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の胴縁取付具は、フランジ部を介した一端部に形成された雄ねじ部、及び構造体に取り付けるために他端部にねじ状の取付部を有した雄ねじ体と、この雄ねじ体の雄ねじ部を螺入するために一端部に形成された雌ねじ部、及び胴縁を取り付けるために他端部に形成された取付部を有した雌ねじ体と、を備え、雄ねじ体の取付部の径より雄ねじ部の径を大きくし、かつ該雄ねじ体の取付部のねじのピッチを該雄ねじ部よりも小さくし、さらにフランジ部の雄ねじ部が形成された側、及び雌ねじ体の雌ねじ部端部に、互いに係合する段部を各々形成したものである。
【0017】
上記胴縁取付具を用いて壁体構造を施工するには、構造体の外面に断熱材を配し、その後、構造体に対して本発明の胴縁取付具の雄ねじ体の取付部を取り付け、雄ねじ体の雄ねじ部と雌ねじ体の雌ねじ部との螺合調整により不陸調整を行った後、雌ねじ体の取付部に対して胴縁を取り付け、胴縁の外面に対して壁面体を取り付ければよい。
【0018】
また、本発明の胴縁取付具は、面状とされ、その一方面で断熱材を押さえる押さえ部、この押さえ部の一方面に形成され、断熱材の厚み以上の長さとされた複数の突部、押さえ部の一方面から他方面を貫通する孔部、からなる断熱材固定具を備えていてもよい。
【0019】
上記した断熱材固定具を備えた胴縁取付具によって壁体構造を施工するためには、構造体の外面に断熱材を配し、断熱材の外面から断熱材固定具を取り付け、この断熱材固定具の他方面から胴縁取付具の雄ねじ体の取付部を取り付け、雄ねじ体の雄ねじ部と雌ねじ体の雌ねじ部との螺合調整により不陸調整を行った後、雌ねじ体の取付部に対して胴縁を取り付け、胴縁の外面に対して壁面体を取り付ければよい。
【0020】
ここで従来A、従来Bを参照して説明する。従来Aにおいては、長期の使用により断熱材の厚みが痩せて薄くなるとビスや釘が断熱材付近で露出し、ここに荷重が集中することとなり、壁体構成部材(胴縁受け、胴縁、壁面体)の構造体への取付位置にずれが生じる可能性がある。また、強固な取り付けを維持するためにねじや釘を多数箇所に多量に使用することはそれだけコストも手間もかかる。
【0021】
一方、従来Bにおいては、胴縁受けが構造体に直接取り付けられるから、胴縁受けにより外気が構造体に直接伝達される。また、胴縁受けを避けて断熱材を構造体に取り付けるから、胴縁受けの分だけ断熱材の占有面積が少なくなる。さらに胴縁受けにより通気層における流路が屈曲し、効率よい空気の流通が妨げられる。
【0022】
さらには、従来A、従来B共に、胴縁受けの厚み分だけ壁体の厚みを有することとなり、その分だけ壁体で区画された構造内側の空間を大きく確保することができない。
【0023】
これらに対して本発明は、以下に示す作用により上記従来A、従来Bの問題が全て解消される。すなわち、本発明の胴縁取付具は、構造体と胴縁の両者の取り付けを行うことができるから、胴縁受けを省略することができる。また、断熱材固定具を備えた胴縁取付具は、断熱材固定具の突部が断熱材を貫通して直接構造体の外面に達し、構造体への取り付けに要する力が断熱材で吸収されないから、胴縁受けを省略することができる。
【0024】
このことにより、従来Aの問題は次のように解消される。すなわち、従来Aで必要とされていた胴縁受けの厚み分の長さも含む長尺のビスや釘が不要となる。長尺のビスや釘が不要になると、断熱材が長期の使用によって痩せて厚みが薄くなり、断熱材の部位で長尺のビスや釘が露出し、露出した部位に荷重が集中しても、十分に耐え得る状態とすることができる。
【0025】
よって、本発明の胴縁取付具を採用すれば、従来Aの長尺のビスや釘を用いずに長期に亘る強固な取り付けを維持することができ、また、長尺のビスや釘を細かいピッチで構造体へ挿入する手間と、ビスや釘の数量とを著しく減少させることができ、また、工期が長期化したりコストが嵩むといった弊害が解消される。
【0026】
また、従来Bの問題は次のように解消される。すなわち、構造体に直接熱を伝達する熱伝導体としての胴縁受けが省略できるから、断熱効果が向上する。また、構造体の外面全面を断熱材で覆う、つまり断熱材の占有面積が増加するから、この点においても断熱効果が向上する。さらに通気層における空気の流路を直線状にすることができるから、空気の流通が促される。これら断熱材、通気層の各々の断熱効果が相乗的に作用して従来Bに較べて飛躍的に断熱効果が向上する。
【0027】
さらに、本発明の胴縁取付具は、上記作用効果を奏しつつも、従来A、従来Bに較べて壁体の厚みを、胴縁受けの厚み分だけ薄くすることができるから、その分だけ壁体で区画される構造内側空間を大きく確保することができる。
【0028】
また、本発明の胴縁取付具は、雄ねじ体の取付部において、ねじ状に代えて、雄ねじ部の軸内に、コンクリート打設時に用いるセパレータを螺入する雌ねじを形成してもよい。この構成の胴縁取付具を用いて構造体をコンクリートで構成する場合は、打設幅両側に断熱材を配し、これら断熱材の各々同位置に、断熱材固定具を取り付け、両側の断熱材において同位置に設けた断熱材固定具の孔部間にセパレータを挿通し、コンクリート硬化後、セパレータに対して雄ねじ体を取り付ければよい。
【0029】
このようにすることで、従来A、従来Bにおいてコンクリートで構造体を構成する場合に生じていた問題は、次のように解消される。すなわち、上記の壁体施工法は、コンクリート打設前には断熱材が型枠として機能し、かつ構造体完成後にはそのまま断熱材として機能するため、コンクリート打設前の型枠設置及び打設完了後の型枠撤去に要していた手間とコストを削減することができ、また、廃材を減少させ、環境破壊を抑制することができる。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜図9を参照して説明する。
図1に示す本発明の胴縁取付具1は、次の構成とされている。図1(c)に示す胴縁取付具1は、同図(b)に示す雄ねじ体2と、同図(a)に示す雌ねじ体3とを有する。雄ねじ体2は、フランジ部2aを介した、一端部には雄ねじ部2Aが、他端部には構造体T(図2など参照)に取り付けるための取付部2Bが、それぞれ形成されている。
【0031】
取付部2Bは、雄ねじ体2の取付部2Bをねじ状としている。このとき、取付部2Bのねじのピッチは、雄ねじ部2Aのそれよりも小さくする。
【0032】
この理由は、胴縁取付具1は、後述するように雄ねじ体2と雌ねじ体3とを一体として、雄ねじ体2の取付部2Bを構造体Tに取り付ける。しかし雄ねじ体2の取付部2Bのピッチが雄ねじ部2Aのピッチと同等以上であると、不陸調整時に、雌ねじ体3の回転に伴って雄ねじ体2の取付部2Bも回転し、構造体Tから胴縁取付具1全体が螺出してしまう可能性がある。
【0033】
従って、雄ねじ体2の雄ねじ部2Aのピッチを取付部2Bより大きくすることで、不陸調整時に取付部2B(雄ねじ体2)が回転せず、雄ねじ体2を構造体Tに安定して取り付けておくことができる。
【0034】
もちろん、図示するように雄ねじ体2の雄ねじ部2Aの径は、取付部2Bの径よりも大きくすることで、取付部2Bを回す力に較べて雌ねじ体3の雌ねじ部3Aを回す力の方が小さくなるので、不陸調整が容易に行える。
【0035】
また、雄ねじ体2は、フランジ部2aにおける雄ねじ部2Aが形成された側に、その直径上に互い違いの段部2bが形成されている。この段部2bは、後述する雌ねじ体3の雌ねじ部3A端部に形成された段部3bと係合する。この作用効果については後述する。
【0036】
一方、胴縁取付具1における雌ねじ体3は、上記雄ねじ体2の雄ねじ部2Aが螺入する雌ねじ部3Aが形成されている。また、雌ねじ体3における雄ねじ体2側の端面には、上記雄ねじ体2の段部2bと係合する段部3bが形成されている。この作用効果についても後述する。
【0037】
また、雌ねじ体3は、雌ねじ部3Aが形成された側と反対の端部に、取付部3Bが形成されている。この取付部3Bは、後述する胴縁Fが取り付けられる状態であればどのような、例えば樹脂製でも木製としても構わないが、本実施例では、例えば樹脂製とすればよい。
【0038】
この理由は、胴縁取付具1の製造コストを考えると雌ねじ体3を一体成形できる方が有利だからであり、また、雌ねじ体3の取付部3Bを木製とすると、熱や湿度によって膨脹収縮が発生し、不陸調整に変動が生じる可能性があるからである。
【0039】
また、雌ねじ体3の雌ねじ部3A部位外周には、後述する金属製のC型胴縁F1を係合するために、取付部3Bの構成に含まれる溝3aが形成されている。さらに、雌ねじ体3には、取付部3Bの外周部をスパナ(レンチ)によって回転可能な係合部(参照番号無し)が形成されている。
【0040】
次に、図1に示した構成の胴縁取付具1を用いた壁体構造及び壁体施工法を図2〜図4を用いて説明する。まず、壁体構造及び壁体施工法で用いる断熱材としては、図2(a)に示すように、通常のパネル状(シート状)の断熱材D1、図2(b)に示すように、所定位置に孔Daが形成された断熱材D2、のいずれも使用可能である。以下、これらを総称するときには断熱材Dと記す。
【0041】
まず、図2(a)に示す断熱材D1を用いる場合は、断熱材D1を構造体Tの外面に例えば貼着する。この後、断熱材D1に所定ピッチの縦横線を付し、この縦横線の交点を胴縁取付具1の取付位置とする。
【0042】
一方、図2(b)に示す断熱材D2を用いる場合も図2(a)同様に構造体Tに断熱材D2を例えば貼着する。なお、図2(b)の断熱材D2は、予め孔Daにより胴縁取付具1の取り付け位置が決定されているので、上記図2(a)のように縦横線を付す必要がなく、現場における作業性に優れ、工期も図2(a)の断熱材D1を使用する場合に較べて短くすることができる。
【0043】
図2の後、図3に示すように、胴縁取付具1を構造体Tに取り付ける。胴縁取付具1の構造体Tへの取り付けは、図3(a)(b)に示す場合共に、胴縁取付具1における雌ねじ体3の取付部3B外周に形成された係合部にスパナを係合させたうえで、胴縁取付具1を回転させることで行う。
【0044】
このとき、前述した雄ねじ体2と雌ねじ体3に各々の段部2b,3bが形成されていることで、雌ねじ体3が雄ねじ体2に不要に螺合することがなく(きつく締まることがなく)、従って後の不陸調整時には雌ねじ体3のみをスパナや素手で容易に回動させることができる。
【0045】
図3(a)(b)に示すように、雄ねじ体2と雌ねじ体3とが一体となった状態(段部2bと段部3bとが係合した状態)の胴縁取付具1を、断熱材D1が採用された図3(a)では前記交点位置から該断熱材D1を圧縮して構造体Tに取り付け、一方、断熱材D2が採用された図3(b)では前記孔部Daから挿入して構造体Tに取り付ける。
【0046】
図3の後、胴縁取付具1の係合部にスパナを係合させて、今度は、雄ねじ体2の雄ねじ部2Aと雌ねじ体3の雌ねじ部3Aとが螺出するように、雌ねじ体3を回転させ、不陸調整を行う。このとき、上記したように、胴縁取付具1は、雄ねじ体2の雄ねじ部2Aのピッチが雄ねじ体2の取付部2Bのそれよりも大きいので、不陸調整時に雌ねじ体3を回転させた際、雄ねじ体2が一緒に回転することがない。なお、不陸調整は、スパナを用いなくても素手で行ってもよい。
【0047】
その後、図2(b)の断熱材D2を用いた場合を代表して説明するが、胴縁取付具1における雌ねじ体3の取付部3Bに対して、図4(a)に示す状態では、金属製のC型胴縁F1を、図4(b)に示す状態では、木製の胴縁F2を取り付ける。以下、これら胴縁F1,F2を総称するときは単に胴縁Fと記す。
【0048】
図4(a)において、胴縁取付具1には、取付部3Bの外周部分に溝3aに胴縁F1の開口端部を係合させる。一方、図4(b)においては、胴縁取付具1には、取付部3Bの頭部端面に胴縁F2を当接させたうえで、胴縁F2の外面からねじ又は釘を打ち込んで、胴縁F2を胴縁取付具1に取り付ける。
【0049】
ここで、本実施例における胴縁取付具1は、雌ねじ体3の外周面に溝3aが形成されているので、図4(a)のごとくC型の胴縁F1を用いた場合は、図4(b)の胴縁F2を用いたときに較べて、現場において胴縁F2と胴縁取付具1とを取り付けるためのねじや釘が不要となり、そのための手間を省略できる点で有利である。
【0050】
そして、図4(a)(b)共に、胴縁F1,F2を胴縁取付具1に取り付けた後、胴縁F1,F2に、壁面体Wをねじや釘又は壁面体Wの取付専用金具を用いて取り付ける。このとき、図4(a)においては、壁面体Wは胴縁F1を介して胴縁取付具1の取付部3Bに取り付ける。一方、図4(b)においては、壁面体Wは胴縁F2に対して取り付ける。
【0051】
以上の説明において、本実施例の胴縁取付具1を用いた壁体を施工するに際して、最も施工性に優れる条件は、(孔部Daを有した)断熱材D2及び、(金属製のC型)胴縁F1を用いることである。次に優れた条件は、断熱材D1及び胴縁F1を用いることである。以下、順に、断熱材D2及び胴縁F2を用いること、断熱材D1及び胴縁F2を用いることである。当然、いずれの条件においても胴縁取付具1を用いることから、従来A、従来Bより優れているのは上記に説明した通りである。
【0052】
このように、胴縁取付具1は、構造体Tと胴縁Fの両者を取り付けることができ、胴縁受けを省略できる。これに起因して雄ねじ体2の取付部2Bが、従来Aにおけるねじや釘よりも短い。よって例え断熱材Dが痩せて厚みが薄くなって取付部2Bが露出しても、荷重が集中して曲がりにくくなり、結果として壁体構成部材(壁面体W、胴縁F)を、構造体Tに対して強固に取り付けると共にそれを長期に亘って維持することができる。
【0053】
また、壁面体W、胴縁Fを、構造体Tに対して長期に亘って強固に取り付けるために胴縁取付具1の取り付けピッチを細かくする必要などないので、作業が簡略化、短期化され、工期が短縮され、かつコストも低減できる。
【0054】
さらに、胴縁取付具1を用いることで、従来Bにおいて熱伝導体となっていた胴縁受けを省略できる。これに起因して従来Bで曲折していた通気層を直線状にでき、また、特に図2(a)で示した断熱材D1を採用すると、構造体Tの全面に断熱材を配置することができる。従って、断熱効果を向上させることができる。そのうえ胴縁受けを省略した分だけ厚みを薄くして壁体で区画される構造内部空間を大きくすることができる。
【0055】
また、胴縁取付具1を用いることで、従来A、従来Bにおける胴縁受けの厚み分だけ、壁体の厚みを薄くできる。これに起因して、壁体で区画された構造内側の空間を大きくすることができる。
【0056】
さらに、胴縁取付具1を用いることで、胴縁取付具1を構造体Tに取り付ける作業で使用したスパナによって不陸調整作業も行えるから、多数の工具を取り替えたり用意する必要がなく、従来より省力化、効率化が図られ、工期を短縮すると共にコストダウンに寄与することができる。なお、不陸調整自体は素手ででも行えるので、作業の簡便性が極めて高いといえる。
【0057】
次に、断熱材固定具11を備えた胴縁取付具1と、これを用いた壁体構造と壁体施工法について説明する。断熱材固定具11は、図5に示すように、面状とされ、その一方面で断熱材Dを押さえる押さえ部11Aと、この押さえ部11Aの一方面に形成され、断熱材
【0063】
次に、図5に示した断熱材固定具11を備えた胴縁取付具1を用いた壁体構造及び壁体施工法について図6及び図7を参照して説明する。まず、図6に示すように、構造体Tに断熱材D1を例えば貼着する。その後、断熱材D1の外面から上記したように断熱材固定具を構造体Tに取り付ける。
【0064】
その後、図7に示すように、断熱材固定具11の外面から上記したように胴縁取付具1を構造体Tに対して取り付ける。このとき、胴縁取付具1における雄ねじ体2のフランジ部2aが、断熱材固定具11の押さえ部11Aを押圧し、この押圧力が断熱材固定具11の突部11Bを介して構造体Tの外面に伝達される。
【0065】
ゆえに断熱材D1が長期の使用によって痩せて厚みが薄くなっても、断熱材固定具11の突部11Bにより押圧力が構造体Tの外面に伝達されているので、断熱材D1及び胴縁F、壁面体Wを構造体Tに対して一層強固に取り付けることができ、また、それを長期に亘って維持することができる。
【0066】
続いて、図7において、胴縁取付具1を断熱材固定具11及び断熱材D1を介して構造体Tに取り付けた後、上記したように胴縁取付具1により不陸調整を行う。その後、図7(a)に示すように、金属製のC型胴縁F1を胴縁取付具1における雌ねじ体3の溝3aに係合させる。また、図7(b)に示すように、木製の胴縁F2を雌ねじ部3の取付部3Bの頭部にねじや釘で打ち込む。このときにおいても、上記したように胴縁F1を用いた方が胴縁F2を用いたときに較べて作業性の面で有利である。
【0067】
その後、図7(a)に示すように、胴縁F1を胴縁取付具1に取り付けた後、胴縁F1の外面から壁面体Wをねじや釘又は壁面体Wの取付専用金具によって胴縁取付具1の取付部3Bの頭部に取り付ける。また、図7(b)に示すように、胴縁F2を胴縁取付具1に取り付けた後、胴縁F2の外面から壁面体Wをねじや釘又は壁面体Wの取付専用金具によって胴縁F2に取り付ける。
【0068】
Dの厚み以上の長さとされた複数の突部11Bと、押さえ部11Aの一方面から他方面を貫通する複数の孔部11Cとを有している。突部11Bは断熱材Dを貫通するが、構造体Tには挿入されないようになっている。この理由は後述する。
【0058】
ちなみに断熱材固定具11部分のみを用いた壁体構造と壁体施工法は、図示しないが次のようになる。すなわち、構造体Tに断熱材Dを例えば貼着する。その後、胴縁Fを取り付ける位置に断熱材固定具11を、突部11Bが断熱材Dの厚みを貫通するように取り付ける。
【0059】
このとき、前述したように、突部11Bを断熱材Dに取り付けた際、構造体Tへ突部11Bが挿入しないようにしているのは、断熱材固定具11の押さえ部11Aにかかる力が構造体Tへ吸収されてしまい、後の不陸調整や壁面体Wの取付状態が不均一となる可能性がある。従って、突部11Bは構造体Tに挿入されないようにしているのである。
【0060】
その後、断熱材固定具11の押さえ部11Aの外面から、不陸調整用パッキンを介在させて胴縁Fを構造体Tに取り付ける。この胴縁Fを取り付ける際のねじや釘は、断熱材固定具11の孔部11Cを挿通して構造体Tに打ち込まれる。
【0061】
このように、断熱材固定具11は、断熱材Dの厚み以上の長さとされた複数の突部11Bが構造体Tに到達するから、胴縁受けを省略することができる。すなわち、断熱材固定具11は、断熱材Dが使用により痩せて厚みが薄くなっても、胴縁F(及び壁面体W)を取り付けるときの力が断熱材Dや構造体Tに吸収されず直接構造体Tに伝達でき、また、従来工法よりも短いねじや釘を用いるので、壁体構成部材を、構造体Tに対して強固に取り付けると共にそれを長期に亘って維持することができる。
【0062】
また、断熱材固定具11を用いたときにおいても、胴縁受けを省略することができる点で、上記した胴縁取付具1を用いたのと同様に、断熱効果を向上させることができ、また、従来より取り付けの強化が図れ、そのうえ省力化、効率化が図れ、また、構造内側の空間を増大することができ、工期を短縮すると共にコストダウンに寄与することができる。
このようにすることで、上記した全ての作用効果をより一層顕著に得ることができる。特に構造体Tへの取り付けに関しては、胴縁取付具1と、断熱材固定具11部分のみとを別々に用いた場合に較べて効果が顕著となる。
【0069】
その理由は、胴縁取付具1におけるフランジ部2aから構造体T方向にかかる力が、断熱材固定具11の押さえ部11Aに伝達され、押さえ部11Aによって断熱材D1を広い面で支持し、かつこの押さえ部11Aにかかる力が、突部11Bから構造体Tの外面に直接伝達されるからである。
【0070】
ところで、断熱材固定具11を備えた胴縁取付具1を用いることで構造体Tに対して断熱材D等を強固に取り付けることができる点は上記した通りであるが、この特性を転用すると、断熱材D1をコンクリート打設用型枠として使用することができる。その壁体施工法の実施例を図8及び図9を用いて説明する。
【0071】
図8において、壁体を構成するコンクリート打設箇所にパネル状、あるいはシート状の立設可能な断熱材D3を配置する。この断熱材D3は、当然のことながら先に基準となる側に立設しておく。その後、この基準側断熱材D3に所定間隔を存して断熱材固定具11を挿入して取り付ける。なお、断熱材D3の幅方向端部同士の付き合わせ部には、1枚の断熱材固定具11が2枚の断熱材D3を跨ぐように取り付ける。
【0072】
続いて、コンクリート打設幅を決める側(以下、幅側という)に、例えば上記と同じ立設可能な断熱材D3を立設し、この外面で基準側の断熱材D3と同じ位置に断熱材固定具11を取り付ける。その後、基準側と幅側の断熱材固定具11孔部11CにセパレータSを挿入する。このとき、上記したように2枚の断熱材D3を跨いで設けた断熱材固定具11については、1枚毎の断熱材D3に対応する孔部11CにそれぞれセパレータSを挿入する。なお、セパレータSの途中箇所にはナットが螺入され、予めコンクリート打設幅が決定されている。
【0073】
このセパレータSは、コンクリート硬化後に胴縁取付具1における雄ねじ体2の取付部2Bの構成の一部として機能する。すなわち、本実施例における胴縁取付具1の雄ねじ体2の取付部2Bは、ねじ状に代え、雄ねじ部2Aの軸内に形成された雌ねじ2Baが形成される(図9及び図10参照)。
【0074】
このように構成した本実施例における胴縁取付具1は、コンクリート打設、硬化前の段階では、セパレータSの両端を断熱材固定具11の孔部11Cから突出させた状態で、幅固定用の金具(不図示)によって断熱材D間の幅を固定しておく。その後、基準側と幅側の断熱材D3間にコンクリートを打設する。
【0075】
そして、コンクリートが硬化して構造体Tとなった後に、幅固定用の金具を取り外し、断熱材固定具11の孔部11Cに挿入され、押さえ部11Aの外面に突出したセパレータSの両端部に、それぞれ雌ねじ2Baを螺入する。胴縁取付具1は、セパレータSに螺入したナットと断熱材固定具11の孔部11Aの端面が当接してそれ以上の螺入が不可能になるまで雌ねじ2BaをセパレータSの両端に螺入する。
【0076】
さらにその後、外面の胴縁取付具1に胴縁Fを取り付ける。図9(a)には、金属製のC型胴縁F1を胴縁取付具1の溝3aに係合させた状態を示す。図9(b)には、木製の胴縁F2を胴縁取付具1における取付部3Bの頭部端面に当接させ、ねじ又は釘を打ち込んで取り付けた状態を示す。
【0077】
その後、例えば図9(a)に示すように、胴縁F1の外面から壁面体Wをねじや釘又は壁面体Wの取付専用金具によって胴縁取付具1の取付部3Bの頭部に取り付ける。また、例えば図9(b)に示すように、胴縁F2の外面から壁面体Wをねじや釘又は壁面体Wの取付専用金具によって胴縁F2に取り付ける。
【0078】
このように、本実施例によれば、構造体Tをコンクリートで構成する場合、断熱材Dをコンクリート打設用型枠として使用するので、型枠を設置したり型枠を取り外す手間が省け、より一層効率が良くなると共に、廃材を抑制し、地球環境の負荷を軽減することができる。
【0079】
さらに、コンクリート硬化後に壁体を施工する際には、断熱材固定具11を備えた胴縁取付具1による上記した効果をも得ることができ、全体として省力化、高効率化を図ることができ、また、工期を大幅に短縮すると共にコストダウンに寄与することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、本発明の胴縁取付具は、壁体構成部材を構造体に対して強固に取り付けると共にそれを長期に亘って維持することができ、また、断熱効果を向上させることができ、さらに、壁体を薄くして構造内側の空間を増加することができ、また、省力化、効率化を図って工期を短縮すると共にコストダウンに寄与することができる。
【0081】
また、本発明の胴縁取付具は、構造体をコンクリートで構成する場合に際し、従来の型枠が不要となり、従って型枠を設けたり、取り外したりする手間が省け、より一層効率が良くなると共に、型枠という廃材を抑制し、地球環境の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の胴縁取付具であり、(a)は雌ねじ体を示す斜視図、(b)は雄ねじ体を示す斜視図、(c)は雌ねじ体と雄ねじ体を一体とした状態を示す断面図、である。
【図2】 本発明の胴縁取付具を用いて壁体構造を施工する際に使用する断熱材であり、(a)はパネル状のものを、(b)は所定位置に孔が形成されたものを、各々示す図である。
【図3】 本発明の胴縁取付具を構造体に取り付けた状況、及び壁体施工時の手順の一部であり、(a)はパネル状の断熱材を用いた場合、(b)は所定位置に孔が形成された断熱材を用いた場合、を各々示す図である。
【図4】 本発明の胴縁取付具を構造体に取り付けた状況、及び壁体施工時の手順の一部であり、(a)は金属製のC型胴縁を用いた場合、(b)は木製の胴縁を用いた場合、を各々示す図である。
【図5】 本発明の胴縁取付具における断熱材固定具のみを部分的に示し、(a)は外面側を、(b)は構造体側を、(c)は(b)のA−A線断面を、各々示す図である。
【図6】 断熱材固定具を備えた本発明の胴縁取付具を用いた壁体施工時の手順の一部であり、パネル状の断熱材に断熱材固定具を取り付けた状況を示す図である。
【図7】 断熱材固定具を備えた本発明の胴縁取付具を用いた壁体施工時の手順の一部であり、(a)は金属製のC型胴縁を用いた場合、(b)は木製の胴縁を用いた場合、を各々示す図である。
【図8】 断熱材固定具を備えた本発明の胴縁取付具の他の例による壁体施工時の手順の一部であり、(a)は外面側の断熱材から見た斜視図、(b)は(a)の側面図、を各々示す。
【図9】 断熱材固定具を備えた本発明の胴縁取付具の他の例による壁体施工時の手順の一部であり、(a)は金属製のC型胴縁を用いた場合、(b)は木製の胴縁を用いた場合、を各々示す図である。
【図10】 従来Aにおける断熱材を用い、通気層を確保した壁体構造を示す図である。
【図11】 従来Bにおける断熱材を用い、通気層を確保した壁体構造を示す図である。
【符号の説明】
1 胴縁取付具
2 雄ねじ体
2A 雄ねじ部
2B 取付部
2Ba 雌ねじ
2a フランジ部
2b 段部
3 雌ねじ体
3A 雌ねじ部
3B 取付部
3a 溝
3b 段部
11 断熱材固定具
11A 押さえ部
11B 突部
11C 孔部
D,D1,D2,D3 断熱材
Da 孔
F,F1,F2 胴縁
S セパレータ
T 構造体
W 壁面体
Claims (3)
- 構造体に対して胴縁を取り付けるための胴縁取付具において、フランジ部を介した一端部に形成された雄ねじ部、及び構造体に取り付けるために他端部にねじ状の取付部を有した雄ねじ体と、この雄ねじ体の前記雄ねじ部を螺入するために一端部に形成された雌ねじ部、及び胴縁を取り付けるために他端部に形成された取付部を有した雌ねじ体と、を備え、前記雄ねじ体の取付部の径より前記雄ねじ部の径を大きくし、かつ該雄ねじ体の取付部のねじのピッチを該雄ねじ部よりも小さくし、さらに前記フランジ部の前記雄ねじ部が形成された側、及び前記雌ねじ体の前記雌ねじ部端部に、互いに係合する段部を各々形成したことを特徴とする胴縁取付具。
- 面状とされ、その一方面で断熱材を押さえる押さえ部、この押さえ部の一方面に形成され、断熱材の厚み以上の長さとされた複数の突部、前記押さえ部の一方面から他方面を貫通する孔部、からなる断熱材固定具を備えたことを特徴とする請求項1記載の胴縁取付具。
- 胴縁取付具における雄ねじ体の取付部において、ねじ状に代えて、雄ねじ部の軸内に、コンクリート打設時に用いるセパレータを螺入する雌ねじを形成したことを特徴とする請求項2記載の胴縁取付具。
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