JP3141423B2 - アルミニウム配線形成方法 - Google Patents

アルミニウム配線形成方法

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JP3141423B2 JP03128819A JP12881991A JP3141423B2 JP 3141423 B2 JP3141423 B2 JP 3141423B2 JP 03128819 A JP03128819 A JP 03128819A JP 12881991 A JP12881991 A JP 12881991A JP 3141423 B2 JP3141423 B2 JP 3141423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造工程にお
けるウェハ表面のアルミニウム配線形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルミニウム配線を形成する
際にフォトレジスト除去用の剥離液として(熱)硫酸あ
るいは(熱)硫酸―過酸化水素水が使用されていたが、
(熱)硫酸あるいは(熱)硫酸―過酸化水素水はアルミ
ニウム(以降、Alと略称する。)などに対して腐食・
食刻作用があるためAl配線処理以降のフォトレジスト
剥離液としては発煙硝酸を使用することが多かった。発
煙硝酸を使用する理由としては、Alが(発煙)硝酸中
で「不動態」(岩波書店刊、理化学辞典参照)性を示
し、腐食・食刻されないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発煙硝
酸を使用すると以下に説明するような各種の課題が発生
する。
【0004】発煙硝酸のフォトレジストの剥離能力は
(熱)硫酸―過酸化水素水に比べてかなり劣る。
【0005】発煙硝酸は揮発性の強酸ガス(NO2また
はNO)を含んでいるため、これを熱して使用すると、
強酸ガスの蒸発量が増加するので安全性に影響がある。
【0006】強酸ガスが蒸発することにより、フォトレ
ジストの剥離能力が急激に低下し、発煙硝酸の寿命が短
くなり、剥離液の交換を頻繁に行わなければならない。
【0007】発煙硝酸は硫酸や過酸化水素水に比べて純
度が低く、次工程へ影響を及ぼすので前処理用の処理液
としては不向きである。
【0008】なお、ガスプラズマによるフォトレジスト
の除去、すなわち、アッシングも可能であるが、アッシ
ングによりウェハ表面の劣化の影響を考慮する必要があ
る(月刊Semiconductor World増刊
号90最新半導体プロセス技術参照)。
【0009】
【課題を解決するための手段】先に述べたような課題を
解決するために、この発明は、ウェハ上にアルミニウム
層を形成する工程と、発煙硝酸処理により前記アルミニ
ウム層の表面に不動態層を形成する工程と、前記不動態
層の表面にフォトレジストのパターンを形成する工程
と、前記フォトレジストのパターンをマスクとして前記
不動態層および前記アルミニウム層をパターニングする
工程と、前記ウェハを発煙硝酸処理して前記パターニン
グされたアルミニウム層の側面に不動態層を形成する工
程と、前記ウェハを硫酸―過酸化水素水処理して前記フ
ォトレジストを除去する工程とからなるアルミニウム配
線形成方法である。
【0010】
【作用】この発明では、ウェハの表面にアルミニウム
(Al)層が形成され、このAl層に不動態層を形成す
るとともにフォトレジストのパターンを形成し、これを
パターニングし、形成されたAl配線の上面にフォトレ
ジストが残留しているウェハを、発煙硝酸により処理す
ることにより、Al配線の側面の露出面に不動態層を形
成し、その後硫酸―過酸化水素水により処理することに
よりAl配線上面のフォトレジストを除去する工程を採
用することでAl配線を腐食・食刻させることがない。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明のAl配線形成方法を説明する
ためのウェハ全面にAlを蒸着してAl層を形成した状
態の断面図、図2は図1を発煙硝酸で処理し、Al層表
面に不動態層を形成した状態の断面図、図3は図2にフ
ォトレジストパターンを形成した状態の断面図、図4は
図3をエッチングした状態の断面図、図5はこの発明の
フォトレジスト除去方法を説明するための図4を発煙硝
酸で処理し、Al層側面に不動態層を形成した状態の断
面図、図6は図5を(熱)硫酸―過酸化水素水で処理
し、フォトレジストを除去した状態の断面図である。
【0012】まず、図1に示すように、ウェハ1表面に
は蒸着によりAl層2を形成する。つぎに、図1のウェ
ハ1を発煙硝酸に浸漬して表面処理し、図2に示すよう
に、不動態層3をAl層2表面全体に形成する。この際
の発煙硝酸はフォトレジストの除去を目的とするものと
は違うので、使用温度は室温でも室温より低温でもよく
NO2やNOの蒸発が抑えられ発煙硝酸の寿命を伸ばす
ことができる。
【0013】そして、図3に示すように、不動態層3表
面にAl配線パターンが形成されるようにフォトレジス
ト4のパターンを形成する。図3のフォトレジスト4の
パターンが形成されたウェハ1をエッチングすることに
より、不要のAl層2と不動態層3が除去された図4に
示すAl配線パターンができあがる。
【0014】Al配線パターンができあがった図4のウ
ェハ1を、再度発煙硝酸に浸漬して、図5に示すよう
に、Al層2のAlが露出している側面を処理して、側
面にも不動態層3を形成する。この際も図2の説明のと
きと同様に発煙硝酸の温度は室温あるいは室温以下でよ
い。
【0015】最後に、図5に示すように処理されたウェ
ハ1を(熱)硫酸―過酸化水素水に浸漬して、上面に形
成されたフォトレジスト4を除去する。この際、Al層
2は表面および側面を不動態層3で覆われているので、
(熱)硫酸―過酸化水素水により腐食・食刻されること
がない。また、(熱)硫酸―過酸化水素水は処理履歴と
ともに過酸化水素水が分解消費されるが、消費された過
酸化水素水を随時補充すれば長期間フォトレジストの除
去効果を維持できる。
【0016】この発明のフォトレジスト除去方法でフォ
トレジスト4を除去したウエハ1の洗浄は、ディップ式
洗浄装置、枚葉式スプレー洗浄装置、カセット式スプレ
ー洗浄装置のいずれの洗浄装置を使用しても洗浄が可能
である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ウェ
ハの表面にAl層が形成され、このAl層に不動態層を
形成するとともに、フォトレジストのパターンを形成
し、これをパターニングして形成されたAl配線の上面
にフォトレジストが残留しているウェハを、発煙硝酸に
より処理することにより、Al配線の側面の露出面に不
動態層を形成し、その後硫酸―過酸化水素水により処理
することによりAl配線上面のフォトレジストを除去す
るのでAl配線を腐食・食刻することなくAl配線を形
成することができ、以下に説明するような各種の効果が
得られる。
【0018】発煙硝酸を低温で使用することができるの
で、発煙硝酸の寿命を伸ばすことができ、コストダウン
効果が得られる。
【0019】(熱)硫酸―過酸化水素水によりフォトレ
ジストの除去ができるので、フォトレジストの除去効果
を高めることができる。
【0020】(熱)硫酸―過酸化水素水を使用すること
により、過酸化水素水の補充のみで長期間剥離効果を維
持することができ、コストダウン効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェハ全面にAl層を蒸着した状態の断面図。
【図2】図1のAl層の表面に不動態層を形成した状態
の断面図。
【図3】図2にフォトレジストパターンを形成した状態
の断面図。
【図4】図3をエッチングした状態の断面図。
【図5】図4のAl層の側面に不動態層を形成した状態
の断面図。
【図6】図5のフォトレジストを除去した状態の断面図
である。
【符号の説明】
1 ウェハ 2 アルミニウム(Al)層 3 不動態層 4 フォトレジスト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハ上にアルミニウム層を形成する工
    程と、 発煙硝酸処理により前記アルミニウム層の表面に不動態
    層を形成する工程と、 前記不動態層の表面にフォトレジストのパターンを形成
    する工程と、 前記フォトレジストのパターンをマスクとして前記不動
    態層および前記アルミニウム層をパターニングする工程
    と、 前記ウェハを発煙硝酸処理して前記パターニングされた
    アルミニウム層の側面に不動態層を形成する工程と、 前記ウェハを硫酸―過酸化水素水処理して前記フォトレ
    ジストを除去する工程と、 を含むことを特徴とするアルミニウム配線形成方法。
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