JP3141165U - 作業ロボット用保護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】作業ロボットの動きを外部から確認でき、汚れを防ぎ、着脱が容易でメンテナンスの手間を小さくすることができる作業ロボット用保護カバーを提供する。
【解決手段】作業ロボットに被せる円筒状の保護カバー10であって、その中間部に長手方向に沿って設けられた、所定の長さを有する開口部50、51と、各開口部50、51に縫着されたオープンファスナー20、30と、を備え、開口部50、51を閉じた状態で作業ロボットに被せた後、オープンファスナー20、30のスライダー23、33をスライド移動させて各開口部50、51を開け、開口部50に縫着されたオープンファスナー20のエレメント21、22の各々と、開口部51に縫着されたオープンファスナー30のエレメント31、32の各々とを嵌合することにより、保護カバー10の中間部において2つの円筒に分離する。
【選択図】図1B

Description

本考案は、作業ロボット用保護カバーに関する。さらに詳しくは、ニットなどの編み物製作業ロボット又は作業ロボットアームに好適な保護カバーに関する。
従来から、アームと関節を有する作業ロボットそれ自体は知られている(特許文献1〜2)。これらの作業ロボットは、クリーン室における精密機械の組み立てなど様々な分野で使用されている。図4に、作業ロボットの一例を示す。ここでは、塗装作業に使用されるロボットを示している。図4に示す作業ロボット100は、アーム本体101と、本体101の先端に取り付けられた塗装スプレー104に塗料を供給路するためのホース102と、機台103とを備える。このような作業ロボットは、鉄板やプラスチック成形物の表面に塗料を吹き付けなどのコーティング塗装を行うものであるが、塗装作業中にロボット本体に対しても塗料の飛沫がかかり、汚れるという問題がある。ロボット本体が汚れると、汚れを落とすのが大変なばかりではなく、時々汚染物が落下して塗装物体に付着し、製品の歩留まりを低下させる原因になる。また、ほこりが発生すると同様に製品の歩留まりが低下する。さらには、関節部に汚染物が蓄積すると発火の原因にもなり、危険である。
このような問題の解決策としては、作業ロボット100の表面にフィルムをラップする方法や、図5に示すように、作業ロボット100全体に保護カバー110を被せて袋縫いし紐40、41で固定する方法がある。
特開2003−94267号公報 実開平4−112787号公報及び出願明細書
しかしながら、作業ロボット100の表面にフィルムをラップして対処する従来の方法では、きちんと巻くことが困難であり、作業ロボット100表面を被っているフィルムが作業ロボット100の動きに追従できず、ほこりが発生しやすい。
また、作業ロボット100全体に保護カバーを被せる従来の方法では、図5に示すように、作業ロボット100にホース102が設けられている場合、アーム本体101とホース102の動きが外部からわかり難い、という問題が発生する。この問題に対し、アーム本体101とホース102とを別々に保護カバーで覆い、ボタンや紐等を用いてそれら保護カバー同士をつないで露出部分をなくす方法も考えられるが、作業ロボットの動きに追従できずに、アーム本体101を被っている保護カバーとホース102を被っている保護カバーとをつないでいるボタンがはずれ、作業中に作業ロボット100の一部が剥き出しになってしまう可能性がある。
本考案は、前記従来の問題を解決するため、作業ロボットの動きを外部から確認でき、また、作業ロボットの大きな動きに追従して汚れを防止でき、着脱が容易でメンテナンスの手間を小さくすることができる作業ロボット用保護カバーを提供することを目的とする。
本考案の作業ロボット用保護カバーは、作業ロボットに被せる、円筒状の保護カバーであって、前記保護カバーの中間部に長手方向に沿って設けられた、所定の長さを有する少なくとも2つ以上の開口部と、左右対になった一組のエレメントと、この一組のエレメントの間をスライド移動することにより前記一組のエレメント同士を嵌合・分離するスライダーとを有する、前記各開口部に縫着されたオープンファスナーと、を備え、前記少なくとも2つの開口部を閉じた状態で前記作業ロボットに被せた後、前記各オープンファスナーのスライダーをスライド移動させて前記各開口部を開け、前記少なくとも2つの開口部のうち、一方の開口部に縫着されたオープンファスナーのエレメントと他方の開口部に縫着されたオープンファスナーのエレメントとを嵌合することにより、前記保護カバーの中間部において少なくとも2つの円筒に分離することを特徴とする。
本考案の作業ロボット用保護カバーは、その中間部に長手方向に沿って設けられた、所定の長さを有する少なくとも2つ以上の開口部と、前記各開口部を開閉可能なオープンファスナーと、を備え、各開口部を閉じた状態で作業ロボットに被せた後、各開口部を開け、少なくとも2つの開口部のうち、一方の開口部に縫着されたオープンファスナーのエレメントと他方の開口部に縫着されたオープンファスナーのエレメントとを嵌合することにより、前記保護カバーの中間部において少なくとも2つの円筒に分離するようにしたので、ロボットアームにホースが接続固定されている場合にも、保護カバーを作業ロボットの部位に密着させて被せることができ、その結果、作業ロボットの動きを外部から確認することができる。また、保護カバーが一体形成されているため、作業ロボットの大きな動きに追従して汚れを防止でき、着脱が容易でメンテナンスの手間を小さくすることができる。また、オープンファスナーを用いたことにより、各オープンファスナーを構成する一組のエレメントを完全に分離し、異なるオープンファスナーのエレメント同士を嵌合させることができる。
また、前記各開口部に縫着されている前記各オープンファスナーの外縁に、伸縮性を有する縫代を設けたことにより、保護カバーを作業ロボットに取り付ける際のファスナーの開閉を容易にすることができる。
また、前記オープンファスナーは、プラスティックファスナーあるいはコイル(樹脂)ファスナーであるため、静電気の発生を防止することができる。
また、合成繊維糸を使用した丸編ニットで円筒状に構成し、円周方向はシームレスであるから、作業ロボットへの着脱が容易にできる。また長さ方向に縫製線がないのでロボットが作業による動きを繰り返しても、引っかかるなどの問題は生じない。さらに繊維製であることにより、塗料ミストを多量に保持でき、塗料のたれ落ちによる製品不良の発生を低くできる。
また前記丸編ニットは、JISL1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上有するので、ロボットの激しく大きな屈伸の動きにも対応できる。さらに前記丸編ニットの好ましい例は、難燃性及び/又は帯電防止性を付与しているので、静電気により帯電することはなく、火災発生のおそれもない。そして、関節を含めたロボットの汚れを防ぎ、着脱が及び廃棄も容易で交換時間も短く、メンテナンスの手間を小さくすることができ、加工製品の不良を減らすことが可能な作業ロボット用保護カバーを提供できる。さらに前記丸編ニットの好ましい例は、透明性フィラメント糸で構成することにより、内部観察が可能となる。
本考案において作業ロボットとは、作業ロボット本体でも良いし、ロボットのアームも含む。ロボット本体とアームは共に可動する場合があり、明確に区別できない場合もあるからである。以下説明の都合上、作業ロボットアームの例を用いて説明する。
また、作業ロボットとしては、塗装、洗浄、サンドブラスト等を行う目的で用いられるものや、塗装作業ロボットへの塗料の受け渡し、プレス鋼板の搬送、高温・高熱環境下における鍛造品の搬送などを行う目的で用いられるものが挙げられる。
本考案の作業ロボットアームに被せる保護カバーは、好ましくは熱可塑性合成繊維糸を用いる。熱可塑性合成繊維としては、ポリエステル繊維又はポリアミド(ナイロン)繊維が好ましい。とくに好ましくはポリエステル繊維である。これらの繊維糸は、強力が高く、作業ロボットの保護カバーとして好適である。糸の形態は、紡績糸でもフィラメント糸でもよいが、塵埃を出さないという観点からすると、好ましくはフィラメントである。フィラメント糸の場合は、マルチフィラメント延伸糸(生糸)でもよいし、マルチフィラメントの仮撚加工糸でも良い。仮撚加工糸はバルキーヤーンともいわれている。
編み物は、丸編ニットで円筒状に構成する。ロボットアームの直径にあわせた大きさに編成すれば、円周方向はシームレスに形成できる。また、前記丸編ニットは、JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上有する。このような大きな伸縮性は、丸編ニットを染色する際に、リラックス状態で染色温度を130℃以上とし、染色仕上げ幅を編み幅の30〜60%に収縮させることにより伸縮性を発現できる。例えば前記編み物をリラックス染色し高温で収縮させると、大きな伸縮性を発現する。なお染色物の色は、工場のラインに応じて変えることができる。さらに、染色物を適用することにより、ほこりの原因調査をすることもできる。例えば丸編ニットを赤、青、緑、黒などの色に染色しておくと、塗装体にほこりが付着したとき、前記の色であれば丸編ニットからのほこりと推定でき、前記以外の色であれば作業着など他の原因として追及できる。また前記のような色を工程ごとに使い分けすることもできる。例えば、下塗り、中塗り、上塗り工程別に特定の色の丸編ニットを使用できる。このようにすると工程管理が容易となる。さらに、上塗り(トップコート)は通常透明樹脂を使用するが、このような場合は黒色に染色された丸編ニットを使用することにより、保護カバーである丸編ニットに付着する塗装汚れが容易に判別でき、交換時期を目視により判断できる。
前記丸編ニットには難燃性及び/又は帯電防止性を付与するのが好ましい。この性質を付与するための難燃加工、帯電防止加工は公知の方法を採用できる。例えば難燃加工はリン系の難燃剤をバインダーで付着させることにより得られる。帯電防止加工はポリエチレングリコール系化合物又はリン系化合物をバインダーで付着させることにより得られる。別の帯電防止手段としては、カーボン繊維を含ませることで実現できる。カーボン繊維は、フィラメント繊維を使用してもよいし、ガーボン繊維を芯とし、鞘にポリエステルフィラメント糸又はフリースを巻きつけたカバーリングヤーンとしてもよい。カーボン繊維又はカーボン繊維を含むカバーリングヤーンは、例えば1〜5cmピッチで挿入する。
前記丸編ニットは、シングルニットの天竺組織(平編)であることが好ましい。この組織であれば、製造コストを安くでき、ロボットアームの激しく大きな屈伸の動きにも対応できる。一例としてマルチフィラメント糸を仮撚加工糸し、仮撚時にS撚した糸とZ撚した糸を交互に丸編機に供給してシングルニットを編成する。丸編ニットは、ポリエステル又はポリアミド製マルチフィラメント糸のS撚仮撚加工糸とZ撚仮撚加工糸が交互に配置された状態になる。このようにすると糸のトルクを打ち消しあい、ループを安定化させることができ、編み物とした場合にも斜行せず、伸縮性も高く装着が容易となる。
マルチフィラメント加工糸の繊度及びフィラメント数は任意のものとすることができる。例えばフィラメント数10〜100本、トータル繊度20〜500dtexの糸を用いる。
前記丸編ニットは、目付けが60g/m2以上320g/m2以下の範囲であることが好ましい。目付けが60g/m2未満では強度が低く、かつ塗料ミストの保持量が低い傾向となる。また目付けが320g/m2を超えるとコストが高くなる傾向となる。
前記合成繊維は、酸化チタンを含まない透明性フィラメントで構成されていることが好ましい。一般の合成繊維は遮光性を出すために酸化チタンを0.5重量%添加した、いわゆる「セミダル」としている。しかし、「セミダル」であると、丸編ニットは不透明であり、内部を見ることは困難である。そこで、酸化チタンを含まない透明性フィラメント、いわゆる「スーパーブライト」糸で丸編ニットを構成すると、完全透明ではないが、内部を観察できる程度の透明性を出せ、塗装ロボット内部の機械の動きや、とりわけ塗料チューブやエアーチューブ等を観察することができ、塗料の供給状態をチェックできる。
本考案において保護カバーは、作業ロボットの形状及び大きさにフィットする複数の大きさのパーツを組み合わせても良い。通常、作業ロボットは、機台、ボディー、噴射アームなど複数のパーツで構成されているので、各パーツに合わせたサイズで保護カバーを形成すると、無駄がなく、付け替え作業も楽となる。
また、前記保護カバーは、さらに紐、ゴム、ボタン、ホック、フック、磁石、ファスナー又は面ファスナーによる固定手段を有していてもよい。これらの固定手段を使用すると、保護カバーが作業ロボットから外れることを防止できるうえ、塗料パイプや電線などが存在していても、隙間を作成して覆うことができる。とくに磁石は、磁石同士でも、磁石とロボットのハウジングなどの金属とも固定でき、複雑な形状であってもたるみなく固定できることから好ましい。
また、前記保護カバーの末端は、融着加工によりほつれ防止処理されていることが好ましい。作業においてほこりを出すことは好ましくないからである。
次に図面を用いて説明する。
図1A〜図1Cは本考案の一実施例における円筒状の保護カバー1の斜視図である。円周方向にはシームレスである。両末端は伸縮性のある縫い方で処理するか、または伸縮性を損なわない熱溶融処理するので、末端からのほつれは起こらない。この保護カバーは、円筒状編み物の直径が幅となるように折りたたんだ状態で、一例として長さLは0.3〜4.5m、幅Dは0.3〜1.5mである。
また、保護カバー10は、その中間部において長手方向に沿って設けられた、所定の長さを有する2つの開口部50、51と、各開口部50、51に縫着され、各開口部50、51を開閉可能なオープンファスナー20、21と、を備える。さらにこの保護カバー10は、その両端に、固定手段として袋縫いし紐40、41を備える。
オープンファスナー20は、左右対になった一組のエレメント21、22と、この一組のエレメント21、22の間をスライド移動することにより前記一組のエレメント20、21同士を嵌合・分離するスライダー23とを有する。オープンファスナー30は、オープンファスナー20と同様の構成であり、一組のエレメント31、33と、スライダー34とを有する。オープンファスナーを用いた理由は、ファスナーを構成する一組のエレメントを完全に分離することができ、また、異なるファスナーのエレメント同士を嵌合させることができるからである。
なお、オープンファスナー20、21の外縁には、伸縮性を有する縫代24、34を設けることが好ましい。より好ましくは、保護カバー10の伸縮率よりも縫代24、34部分の伸縮率のほうが高いことである。これにより、作業ロボットに取り付ける際の開口部の開閉を容易にすることができる。
また、オープンファスナー20、21は、プラスティックファスナーあるいはコイル(樹脂)ファスナーであることが好ましい。これにより、静電気の発生を防止することができる。
図2は、直径の異なる2つの円筒状編み物11,12を縫製してつなぐか、又は連続した編み物とした保護カバー10の斜視図である。両末端は同様に折り返され縫製されている。この保護カバーは、円筒状編み物の直径が幅となるように折りたたんだ状態で、一例として長さL1は0.3〜4.0m、L2は0.3〜1.5m、幅D1は0.3〜1.5m、D2は0.05m以上〜0.3m未満である。
図3は、図1又は図2の保護カバー10を作業ロボットアーム100に取り付けた一例の斜視図である。ここでは、一例として塗装を行う作業ロボットを示している。
保護カバー10は作業ロボット100の全体を覆い、関節部の激しく大きな動きにも伸縮して対応できる。101はアーム本体、102はホース、103は機台、104は塗装スプレーである。
以下実施例を用いて本考案をさらに具体的に説明する。
(1)編み物の伸び率
JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した。温度20±2℃、相対湿度65±2%の雰囲気下で編み物をウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)にそれぞれ長さ30cm、幅5cmの大きさに切断し、5枚の試験片とした。この試験片の一端を上部クランプで固定し、他端に3gfの初期荷重を加え、20cm間隔に印を付け、静かに500gの荷重を加えて1分間保持後の印間の距離を測定し、次の式によって伸び率(%)を求め、ウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)それぞれ5回の平均値を算出した。
p={(L1−L)/L}×100
p:伸び率(%)
L:元の印間の長さ(cm)
1:500gの荷重を加え1分間保持後の印間の長さ(cm)
(2)編み物の伸長弾性率
JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した。温度20±2℃、相対湿度65±2%の雰囲気下で編み物をウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)にそれぞれ長さ30cm、幅5cmの大きさに切断し、5枚の試験片とした。この試験片をつかみ間距離20cmとして引っ張り試験機に装着し、500gの荷重を加えたまま1分間保持後、印間の距離を測定し、直ちに荷重を取り除き、さらに3分間放置した。試験片の引っ張り速度は20cm/分とした。その後、3gfの荷重を加えて再度印間の距離を測定し、次の式によって定荷重時伸長弾性率(%)を求め、ウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)それぞれ5回の平均値を算出した。
q={(L0−L1)/(L0−L)}×100
q:伸長弾性率(%)
L:元の印間の長さ(cm)
0:500gの荷重を加え1分間保持後の印間の長さ(cm)
1:500gの荷重を取り除いた後、3分間放置し、その後3gfの荷重を加えたときの印間の長さ(cm)
(実施例1)
(1)編み物編成
ポリエステルフィラメント仮撚加工糸(フィラメント数48本、トータル繊度167dtex、酸化チタン0.5重量%添加糸)を用い、仮撚時にS撚した糸とZ撚した糸を交互に丸編機に供給して天竺組織(平編)に編成した。サイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で幅D1.5m、長さL60mとした。
(2)染色高次加工
前記の編み物を、下記の条件で染色加工した。
a.分散染料:ダイスター社製"DIANIX BLUE FBL"を0.01%owf(owfはon the weight of fiberの略)、長瀬カラーケミカル社製"DISPERSE RED AC-E"を2.4%owf、ダイスター社製"DIANIX YELLOW AC-E"を0.8%owf
b.pH調整用酸として積上化成社製"ニコールDA−23"を1.2%owf
c.分散材としてツヤツク社製商品名“21-WO-21"を1%owf
染色機は高圧液流染色機を用い、編み物をリラックス状態に保持して130℃、40分染色した。
その後、還元洗浄し、水洗し、脱水して一旦乾燥した。
次に、防炎剤として大和化学工業社製"フランJP-40"を10wt%、帯電防止加工剤として三洋化成工業社製"サンスタットES−15"を0.5wt%加えた水溶液を調整し、この中に前記の染色編み物を浸漬させ、ピックアップ率80wt%となるようにマングルパットを用いて絞った。その後乾燥し、丸ニットの内側に105cm幅の枠を通し、捩れをなくすようにたたみなおした。
このようにして得られたサイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で図1における幅Dは1m、長さLは45mであった。また、得られた編み物のコース数は48個/インチ、ウエール数は41個/インチ、目付け165g/m2であった。
(3)編み物の伸び率
前記したJIS L1018B法に準拠した伸び率は、たて方向で30%、よこ(円周)方向で99%であった。また、伸長弾性率は、たて方向で90%、よこ(円周)方向で85%であった。
(4)編み物の難燃性
編み物の難燃性は、下記の表1のとおりであった。
Figure 0003141165
(5)編み物の帯電防止性
編み物の帯電防止性は、JIS L1094B法に準拠し、温度20℃、相対湿度65%RH、ロータリースタテックテスター使用、400rpm、摩擦布は綿を使用して測定した結果、たて方向の帯電圧は7V、よこ方向の帯電圧は3Vであった。未加工編み物のたて方向の帯電圧は1000V、よこ方向の帯電圧は800Vであった。
また、JIS L1094−1997参考法に準拠し、温度20℃、相対湿度40%RH、印加電圧1000Vにおける、たて方向の表面漏洩抵抗値は2.2×108Ω、よこ方向は6.0×109Ωであった。
(6)ロボットの保護カバー試験
以上のようにして得られた編地(保護カバー)10を、まず、図1Aに示すように、2つの開口部50、51を閉じた状態で、図4に示す作業ロボット100に被せて袋縫いし紐40、41で固定すると、図5に示すように、従来と同様の装着状態となる。
その後、各オープンファスナー20、30のスライダー23、33をスライド移動させて、図1Bに示すように、前記各開口部50、51を開け、オープンファスナー20のエレメント21とエレメント22との間を完全に分離するとともに、オープンファスナー30のエレメント31とエレメント32との間を完全に分離する。
そして、一方の開口部50に縫着されたオープンファスナー20のエレメント21と他方の開口部51に縫着されたオープンファスナー30のエレメント31とを嵌合するとともに、オープンファスナー20のエレメント22とオープンファスナー30のエレメント32とを嵌合すると、図1Cに示すように、保護カバー10が中間部において2つの円筒に分離されることになる。つまり、図3に示すように、作業ロボット100のアーム本体101とホース102のそれぞれに保護カバー10を密着させた状態で取り付けることができる。
なお、オープンファスナーの各エレメントを色分けしておけば、保護カバー10を作業ロボットに取り付ける際に、どのエレメント同士を嵌合すれば良いかを目視で簡単に確認することができるため、より取り付け作業をスムーズに行うことができる。たとえば、オープンファスナー20のエレメント21を赤色、エレメント22を黒色とし、オープンファスナー30のエレメント31を赤色、エレメント32を黒色とした場合、作業ロボットに取り付ける際、オープンファスナー20、30の各一組のエレメントをスライダー23、33により完全に分離した後、赤色のエレメント同士、黒色のエレメント同士となるように組み合わせて嵌合させれば良い。
以上のようにして取り付けられた保護カバー10は、アーム本体101とホース102の動きを外部から簡単に確認することができた。また、保護カバー10は一体形成されているため、作業ロボット100の激しい動きにも追従することができた。また、長さ方向に縫製線がないのでロボットが作業による動きを繰り返しても、引っかかるなどの問題は生じなかった。さらに保液性が高く、塗料ミストを多量に保持できるので、塗料たれ落ちによる製品不良の発生を低くできた。また帯電防止性を付与しているので、静電気により帯電することはなかった。さらに難燃性を付与しているので安全性も高かった。さらに、この保護カバーは完全透明ではないが内部を観察できる程度の透明性があり、作業ロボット内部の機械の動きやホース内部を観察することができ、塗料の供給状態をチェックできた。また、洗濯して再使用することもできた。
なお、本実施例では、開口部を2つ設けた場合について説明したが、3つ以上の開口部を設けるようにすれば、保護カバーの中間部において複数の円筒に分離することが可能となる。たとえば、保護カバーに3つの開口部を設けた場合にも各開口部にオープンファスナーを縫着し、作業ロボットに被せた後で、各開口部に縫着されたオープンファスナーを構成する一組のエレメントの各々を完全に分離し、前記一組のエレメントのうち、右側エレメントを、右隣のオープンファスナーの左側エレメントと嵌合し、左側エレメントを、左隣のオープンファスナーの右側エレメントと嵌合することにより、保護カバーの中間部において3つの円筒に分離することができる。
本考案は、塗装、溶接、洗浄、サンドブラスト等を行うための作業ロボット、塗料などの被搬送物を搬送するための作業ロボットの保護カバーとして有用である。
図1Aは本考案の一実施例における保護カバーを示す斜視図である。 図1Bは本考案の一実施例における保護カバーの開口部を開けた状態を示す斜視図である。 図1Cは本考案の一実施例における保護カバーの中間部において2つの円筒に分離された状態を示す斜視図である。 図2は本考案の別の実施例における保護カバーを示す斜視図である。 図3は本考案の一実施例の保護カバーを作業ロボットに装着した模式的斜視図である。 図4は、作業ロボットの全体の構成の様子を示す斜視図である。 図5は、従来の保護カバーを作業ロボットに装着した模式的斜視図である。
符号の説明
10 保護カバー
11、12 円筒状編み物
20、30 オープンファスナー
21、22、31、32 エレメント
23、33 スライダー
24、34 縫代
40、41 紐
50、51 開口部
100 作業ロボット
101 アーム本体
102 ホース
103 機台
104 塗料スプレー
110 保護カバー

Claims (12)

  1. 作業ロボットに被せる、円筒状の保護カバーであって、
    前記保護カバーの中間部に長手方向に沿って設けられた、所定の長さを有する少なくとも2つ以上の開口部と、
    左右対になった一組のエレメントと、この一組のエレメントの間をスライド移動することにより前記一組のエレメント同士を嵌合・分離するスライダーとを有する、前記各開口部に縫着されたオープンファスナーと、を備え、
    前記少なくとも2つの開口部を閉じた状態で前記作業ロボットに被せた後、前記各オープンファスナーのスライダーをスライド移動させて前記各開口部を開け、前記少なくとも2つの開口部のうち、一方の開口部に縫着されたオープンファスナーのエレメントと他方の開口部に縫着されたオープンファスナーのエレメントとを嵌合することにより、前記保護カバーの中間部において少なくとも2つの円筒に分離する、
    ことを特徴とする作業ロボット用保護カバー。
  2. 前記各開口部に縫着されている前記各オープンファスナーの外縁に、伸縮性を有する縫代が設けられている請求項1に記載の作業ロボット用保護カバー。
  3. 前記オープンファスナーは、プラスティックファスナーあるいはコイル(樹脂)ファスナーである請求項1または2に記載の作業ロボット用保護カバー。
  4. 前記保護カバーは、合成繊維糸を使用した丸編ニットで円筒状に構成し、主要部の円周方向はシームレスであり、
    前記丸編ニットは、JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上ある請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  5. 前記丸編ニットは、合成繊維からなるマルチフィラメント糸のS撚仮撚加工糸とZ撚仮撚加工糸を交互に配置したシングルニットの天竺組織である請求項4に記載の作業ロボット用保護カバー。
  6. 前記丸編ニットは、目付けが80g/m2以上320g/m2以下の範囲である請求項4または5のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  7. 前記保護カバーは難燃性及び/又は帯電防止性を有する請求項4ないし6のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  8. 前記合成繊維は、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維である請求項4ないし7のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  9. 前記合成繊維は、酸化チタンを含まない透明性フィラメントで構成されている請求項4ないし8のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  10. 前記保護カバーは、作業ロボットの形状及び大きさにフィットする複数の大きさのパーツからなる請求項1ないし9のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  11. 前記保護カバーは、さらに紐、ゴム、ボタン、ホック、フック、磁石、ファスナー又は面ファスナーによる固定手段を有する請求項1ないし10のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
  12. 前記保護カバーの末端は、融着加工によりほつれ防止処理されている請求項1ないし11のいずれかに記載の作業ロボット用保護カバー。
JP2008000675U 2008-02-12 2008-02-12 作業ロボット用保護カバー Expired - Lifetime JP3141165U (ja)

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