JP3136280B2 - 椅 子 - Google Patents
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- JP3136280B2 JP3136280B2 JP09122851A JP12285197A JP3136280B2 JP 3136280 B2 JP3136280 B2 JP 3136280B2 JP 09122851 A JP09122851 A JP 09122851A JP 12285197 A JP12285197 A JP 12285197A JP 3136280 B2 JP3136280 B2 JP 3136280B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座の沈み込みと背
もたれの前後揺動が連動する。主として事務用回転椅子
として好適な椅子に関するものである。
もたれの前後揺動が連動する。主として事務用回転椅子
として好適な椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、座の沈み込み動作と背もたれ
の前後揺動動作を連動させるように構成された椅子は、
様々な構造のものが提案されており、その中の幾つかは
実用にも供されている。
の前後揺動動作を連動させるように構成された椅子は、
様々な構造のものが提案されており、その中の幾つかは
実用にも供されている。
【0003】従来の座と背もたれの動作が連動するよう
に構成された椅子は、その機能上、構造が複雑にならざ
るを得ず、この種の機能,構造を具備した椅子の大半
は、製品として製造される場合、前記機能部分をいわゆ
るアウターシェルによりフルカバーされている。
に構成された椅子は、その機能上、構造が複雑にならざ
るを得ず、この種の機能,構造を具備した椅子の大半
は、製品として製造される場合、前記機能部分をいわゆ
るアウターシェルによりフルカバーされている。
【0004】しかし、椅子の座の下面と背もたれの背面
が、合成樹脂製のアウターシェルで被覆された椅子は、
特に座の下面側のシルエットが厚ぼったくなって軽快感
に乏しく、また、アウターシェルによりフルカバーされ
ることによってデザインが制約されるといった難点があ
る。加えて、構造が複雑な上に構成部材が密集している
ため、製造が容易でないことは勿論、メンテナンスも容
易に行いにくいという難点もある。
が、合成樹脂製のアウターシェルで被覆された椅子は、
特に座の下面側のシルエットが厚ぼったくなって軽快感
に乏しく、また、アウターシェルによりフルカバーされ
ることによってデザインが制約されるといった難点があ
る。加えて、構造が複雑な上に構成部材が密集している
ため、製造が容易でないことは勿論、メンテナンスも容
易に行いにくいという難点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
座,背もたれ連動タイプの椅子の現状に鑑み、簡潔な構
造で動作も円滑であり、また、簡単な構造でデザインの
自由度も高くした座,背もたれの連動機能を有する椅子
を提供することを課題とするものである。
座,背もたれ連動タイプの椅子の現状に鑑み、簡潔な構
造で動作も円滑であり、また、簡単な構造でデザインの
自由度も高くした座,背もたれの連動機能を有する椅子
を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明椅子の構造は、支柱の上端
に座の前方側へ突出させて設けた浅底箱状のベース部材
と、該ベース部材の前端部の左,右に前後揺動可能に立
設したリンク部材と、前記ベース部材の支柱より前方に
位置する中間部に、捩じりバネの内部に遊挿された水平
な軸で先端を枢着すると共に後端側を縦向きに立ち上げ
てその立上り部に背もたれを設け、かつ、前記枢着点よ
り後方に座の支持部を設けた揺動部材とから成り、前記
リンク部材と座の支持部に座フレームを支持させるよう
にした椅子において、揺動部材に設ける座の支持部は、
その揺動部材の上面より上位まで立上げて形成し、座フ
レームは、座面の外周に則した平面外形であって平面か
ら視てほぼ四角形乃至はほぼ円形に形成すると共に、該
座フレームの下面に、舌片状をなす前,後の連結支持部
を当該フレームと一体に下向きに突出形成し、この連結
支持部の下部を、前記リンク部材の上端と揺動部材の座
の支持部の上部とに水平な軸で連結することにより、座
フレームをベース部材及び揺動部材の上面から離隔して
設けたことを特徴とするものである。
を目的としてなされた本発明椅子の構造は、支柱の上端
に座の前方側へ突出させて設けた浅底箱状のベース部材
と、該ベース部材の前端部の左,右に前後揺動可能に立
設したリンク部材と、前記ベース部材の支柱より前方に
位置する中間部に、捩じりバネの内部に遊挿された水平
な軸で先端を枢着すると共に後端側を縦向きに立ち上げ
てその立上り部に背もたれを設け、かつ、前記枢着点よ
り後方に座の支持部を設けた揺動部材とから成り、前記
リンク部材と座の支持部に座フレームを支持させるよう
にした椅子において、揺動部材に設ける座の支持部は、
その揺動部材の上面より上位まで立上げて形成し、座フ
レームは、座面の外周に則した平面外形であって平面か
ら視てほぼ四角形乃至はほぼ円形に形成すると共に、該
座フレームの下面に、舌片状をなす前,後の連結支持部
を当該フレームと一体に下向きに突出形成し、この連結
支持部の下部を、前記リンク部材の上端と揺動部材の座
の支持部の上部とに水平な軸で連結することにより、座
フレームをベース部材及び揺動部材の上面から離隔して
設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に拠り説明する。図1は本発明椅子の要部の構造例
を示す手前上方からの斜視図、図2は図1の椅子の縦断
側面図、図3〜図5は、図1,図2の椅子姿勢変化の例
を示す縦断側面図である。
て図に拠り説明する。図1は本発明椅子の要部の構造例
を示す手前上方からの斜視図、図2は図1の椅子の縦断
側面図、図3〜図5は、図1,図2の椅子姿勢変化の例
を示す縦断側面図である。
【0008】上記図1〜図5に於て、1は図示しない下
端に人手状乃至は円板状等の足が設けられる支柱で、こ
の支柱自体は、高さ変更可能なもの、或は、そうでない
ものがある。
端に人手状乃至は円板状等の足が設けられる支柱で、こ
の支柱自体は、高さ変更可能なもの、或は、そうでない
ものがある。
【0009】2は、上記支柱1の上端において、回転自
在又は回転不能に取付けた、正面から視て略凹状をな
し、かつ、後部を正面視断面口状をなすように形成した
ベース部材で、この部材2の後部の二重壁の部分2aが、
支柱1の上端に貫通して取付けられている。支柱1の上
端に回転不能に取付けられるベース部材2は、その支柱
1と一体に、支柱受け(図示せず)に回転可能に支持さ
れる。
在又は回転不能に取付けた、正面から視て略凹状をな
し、かつ、後部を正面視断面口状をなすように形成した
ベース部材で、この部材2の後部の二重壁の部分2aが、
支柱1の上端に貫通して取付けられている。支柱1の上
端に回転不能に取付けられるベース部材2は、その支柱
1と一体に、支柱受け(図示せず)に回転可能に支持さ
れる。
【0010】3,4は、上記ベース部材2の前端部であ
って左,右の立壁2b,2cに通し軸5を以て下端部を枢着
して立ち姿勢で設けたリンク部材で、このリンク部材
3,4の上端には軸穴3a,4aが形成されている。
って左,右の立壁2b,2cに通し軸5を以て下端部を枢着
して立ち姿勢で設けたリンク部材で、このリンク部材
3,4の上端には軸穴3a,4aが形成されている。
【0011】6は,ほぼ中間部より前方側が上記ベース
部材2の左,右の立壁2b,2cを外側から抱持する形態の
2本のレバー状をなし、かつ、後部をほぼ真上に立上げ
た揺動部材で、左,右2本のほぼ水平姿勢のレバー部材
6a,6bを連結部材6cにより連結して大略ホーク状をなす
ように形成し、その先端部を水平な軸により、前記ベー
ス部材2の左,右の立壁2b,2cに枢着している。
部材2の左,右の立壁2b,2cを外側から抱持する形態の
2本のレバー状をなし、かつ、後部をほぼ真上に立上げ
た揺動部材で、左,右2本のほぼ水平姿勢のレバー部材
6a,6bを連結部材6cにより連結して大略ホーク状をなす
ように形成し、その先端部を水平な軸により、前記ベー
ス部材2の左,右の立壁2b,2cに枢着している。
【0012】上記揺動部材6は、左,右2本のレバー部
材6a,6bにおける前記軸7による枢着部より後方であっ
て、図示した例では、支柱1の略真上に当る位置の上部
に、短かい翼状部6d,6eを形成し、当該状部6d,6eの外
側端を立上げて立壁片6f,6eに形成すると共に、この立
壁片6f,6gに軸穴6h,6iを形成している。この揺動部材
6における立壁片6f,6gと、先に述べたリンク部材3,
4は、後述する座フレームの取付け支持部として機能す
るのもである。
材6a,6bにおける前記軸7による枢着部より後方であっ
て、図示した例では、支柱1の略真上に当る位置の上部
に、短かい翼状部6d,6eを形成し、当該状部6d,6eの外
側端を立上げて立壁片6f,6eに形成すると共に、この立
壁片6f,6gに軸穴6h,6iを形成している。この揺動部材
6における立壁片6f,6gと、先に述べたリンク部材3,
4は、後述する座フレームの取付け支持部として機能す
るのもである。
【0013】8は、上記揺動部材6をベース部材2に支
持した軸7に巻回部分を挿装した捩りバネで、始端部側
8aをベース部材2に取付けたバネ調節部9に支持させる
と共に2本の後端部8b,8cを、前記レバー部材6a,6bに
形成した翼状部6d,6eの下面に受け止めさせている。こ
のバネ8の作用により、揺動部材6は、軸7に関して図
1,図2の半時計方向に常時付勢されることになる。
持した軸7に巻回部分を挿装した捩りバネで、始端部側
8aをベース部材2に取付けたバネ調節部9に支持させる
と共に2本の後端部8b,8cを、前記レバー部材6a,6bに
形成した翼状部6d,6eの下面に受け止めさせている。こ
のバネ8の作用により、揺動部材6は、軸7に関して図
1,図2の半時計方向に常時付勢されることになる。
【0014】バネ力調節部9は、ベース部材2の底板2d
に設けた、下部にノブ9aを有するネジ杆9bのネジ部に、
前記バネ8の始端部を上から押えて支持する押圧片9cを
螺合させて形成されており、ノブ9aの正,逆回転により
このバネ8の始端側8aと底板2dとの距離を調節し、バネ
8の後端側8b,8cの翼状片6d(6e)に対する押上力を調節
するように作用する。
に設けた、下部にノブ9aを有するネジ杆9bのネジ部に、
前記バネ8の始端部を上から押えて支持する押圧片9cを
螺合させて形成されており、ノブ9aの正,逆回転により
このバネ8の始端側8aと底板2dとの距離を調節し、バネ
8の後端側8b,8cの翼状片6d(6e)に対する押上力を調節
するように作用する。
【0015】10は、揺動部材6における最下位の連結部
材6cとベース部材2の後端部の間に架設したガスシリン
ダで、揺動部材6の揺動した傾斜角を固定するためのも
のであり、従って、揺動部材6のフリー動作時には、こ
のガスシリンダもフリーに伸縮できるように、図示しな
い内部のガス流路の弁が開けられており、ロック時にの
み当該弁が閉止されるタイプのものである。2eは前記ガ
スシリンダのピストンロッドを連結するためベース部材
2の後端部に軸止めして設けたロッド連結用のブラケッ
トであり、以上に述べたベース部材2からガスシリンダ
10までの部材により、本発明椅子の揺動機構を形成す
る。なお、本発明椅子では、ガスシリンダ10を設けない
タイプのものもある。
材6cとベース部材2の後端部の間に架設したガスシリン
ダで、揺動部材6の揺動した傾斜角を固定するためのも
のであり、従って、揺動部材6のフリー動作時には、こ
のガスシリンダもフリーに伸縮できるように、図示しな
い内部のガス流路の弁が開けられており、ロック時にの
み当該弁が閉止されるタイプのものである。2eは前記ガ
スシリンダのピストンロッドを連結するためベース部材
2の後端部に軸止めして設けたロッド連結用のブラケッ
トであり、以上に述べたベース部材2からガスシリンダ
10までの部材により、本発明椅子の揺動機構を形成す
る。なお、本発明椅子では、ガスシリンダ10を設けない
タイプのものもある。
【0016】11は、上記の揺動機構において、前記のリ
ンク部材3,4の軸穴3a,4a、及び、後方の立壁片6f,
6gの軸穴6h,6iに、それぞれ通し軸12とピン状の軸13
a,13bによって枢着支持させた、平面から視て大略四角
形の枠状をなす座フレームで、この座フレーム11には、
その下面であって前記軸12と同13a,13bに対応する部位
に立壁状をなす前方支持片11a,11bと、後方支持片11
c,11dが垂設形成されている。また、このフレーム11の
内部は、フレーム11の外輪部とほぼ相似形の穴11eが形
成されている。上記座フレーム11には、平面略四角形
で、内部に穴11aを形成したものを使用したが、本発明
椅子の座フレーム11の平面形状は角形以外に円形でもよ
く、また、穴11eのないプレーンなタイプのフレームで
あってもよい。
ンク部材3,4の軸穴3a,4a、及び、後方の立壁片6f,
6gの軸穴6h,6iに、それぞれ通し軸12とピン状の軸13
a,13bによって枢着支持させた、平面から視て大略四角
形の枠状をなす座フレームで、この座フレーム11には、
その下面であって前記軸12と同13a,13bに対応する部位
に立壁状をなす前方支持片11a,11bと、後方支持片11
c,11dが垂設形成されている。また、このフレーム11の
内部は、フレーム11の外輪部とほぼ相似形の穴11eが形
成されている。上記座フレーム11には、平面略四角形
で、内部に穴11aを形成したものを使用したが、本発明
椅子の座フレーム11の平面形状は角形以外に円形でもよ
く、また、穴11eのないプレーンなタイプのフレームで
あってもよい。
【0017】14は、上記穴あき座フレーム11の上面に張
設した、例えば、金属ネット,合成樹脂板,木質系合板
などによる座板、15は、揺動部材6の立上り部分6j,6k
の前面に張設した前記座フレーム11と同様に内部に穴を
形成した枠状の背もたれフレームで、前記板14と同様の
材質の部材を張設して背もたれ板を形成しており、以上
に述べた支柱1から背もたれフレーム15に張設された背
もたれ板までの各部材により、本発明椅子の一例を形し
ている。なお、座フレーム11が穴11eを形成しないプレ
ート状のものの場合、座板14は外皮で覆ったクッション
材により形成することがある。この場合の座フレーム11
は、インナーシェルとして機能させるようにしてもよ
い。また、背もたれフレーム15に張設される背もたれ板
も、クッション材で覆われたタイプにすることは、任意
である。
設した、例えば、金属ネット,合成樹脂板,木質系合板
などによる座板、15は、揺動部材6の立上り部分6j,6k
の前面に張設した前記座フレーム11と同様に内部に穴を
形成した枠状の背もたれフレームで、前記板14と同様の
材質の部材を張設して背もたれ板を形成しており、以上
に述べた支柱1から背もたれフレーム15に張設された背
もたれ板までの各部材により、本発明椅子の一例を形し
ている。なお、座フレーム11が穴11eを形成しないプレ
ート状のものの場合、座板14は外皮で覆ったクッション
材により形成することがある。この場合の座フレーム11
は、インナーシェルとして機能させるようにしてもよ
い。また、背もたれフレーム15に張設される背もたれ板
も、クッション材で覆われたタイプにすることは、任意
である。
【0018】上記の本発明椅子は、座板14に人が座れ
ば、その荷重によって揺動部材6がその軸7を中心にし
て後方側が沈み込み、この沈み込みに同期して背もたれ
板15が後傾する点は、従来のこの種の椅子と略同様であ
る。
ば、その荷重によって揺動部材6がその軸7を中心にし
て後方側が沈み込み、この沈み込みに同期して背もたれ
板15が後傾する点は、従来のこの種の椅子と略同様であ
る。
【0019】しかし乍ら、本発明椅子では、揺動機構側
の座フレーム14の支持部として、ベース部材2の前方に
起立させて設けた左,右リンク部材3,4と揺動部材6
の軸7より後方の上面側に立設形成した立壁片6f,6g
と、座フレーム11の下面に前記支持部に対応して垂設し
た4個の支持片11a〜11dとが、軸12、同13a,13bにより
連結されていることにより、座フレーム11、及び、その
フレーム11に張設された座板14が、揺動機構の主要部材
であるベース部材2や揺動部材6の上面から、十分な距
離を保って離隔状態に支持されることになる。
の座フレーム14の支持部として、ベース部材2の前方に
起立させて設けた左,右リンク部材3,4と揺動部材6
の軸7より後方の上面側に立設形成した立壁片6f,6g
と、座フレーム11の下面に前記支持部に対応して垂設し
た4個の支持片11a〜11dとが、軸12、同13a,13bにより
連結されていることにより、座フレーム11、及び、その
フレーム11に張設された座板14が、揺動機構の主要部材
であるベース部材2や揺動部材6の上面から、十分な距
離を保って離隔状態に支持されることになる。
【0020】上記の座フレーム11,座板14とベース部材
2,揺動部材6の間に十分な離隔量が保持されること
は、揺動機構側と座フレーム,座板側とを分離させた形
態のデザインを形成し易く、従来のこの種の椅子に見ら
れない斬新なデザインを施すことが容易になる。
2,揺動部材6の間に十分な離隔量が保持されること
は、揺動機構側と座フレーム,座板側とを分離させた形
態のデザインを形成し易く、従来のこの種の椅子に見ら
れない斬新なデザインを施すことが容易になる。
【0021】特に、図示した本発明椅子では、座フレー
ム11がベース部材2や揺動部材6の前半側を、その支持
片11a〜11dを介して吊下支持しているような形態となる
ので、これによって、上記デザインの斬新性を一層強調
することが出来るのみならず、穴を有する座フレーム11
が揺動機構の上方に浮いた状態で位置するので、座シー
トに薄い板材やネット材を用いるだけで、良好なクッシ
ョン性が得られる。
ム11がベース部材2や揺動部材6の前半側を、その支持
片11a〜11dを介して吊下支持しているような形態となる
ので、これによって、上記デザインの斬新性を一層強調
することが出来るのみならず、穴を有する座フレーム11
が揺動機構の上方に浮いた状態で位置するので、座シー
トに薄い板材やネット材を用いるだけで、良好なクッシ
ョン性が得られる。
【0022】また、本発明椅子では、座フレーム11の前
方が立設されたリンク部材3,4の揺動作用によって、
当該座フレーム11の後方沈み込み時に、上方と後方へ同
時に変位するので、いわゆるアンクルチルト機能を十分
かつ円滑に発揮させることができる。そして、アンクル
チルトさせた姿勢は、ガスシリンダ10を具備したもので
は、所望の角度で固定することもできる
方が立設されたリンク部材3,4の揺動作用によって、
当該座フレーム11の後方沈み込み時に、上方と後方へ同
時に変位するので、いわゆるアンクルチルト機能を十分
かつ円滑に発揮させることができる。そして、アンクル
チルトさせた姿勢は、ガスシリンダ10を具備したもので
は、所望の角度で固定することもできる
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるから、座と背
が同期的に連動する椅子、特に事務用回転椅子としてき
わめて有用である。しかも、上記機能を発揮するための
構造は至ってシンプルであり、特に、座フレームと揺動
機構とが離れており、また、インナーシェルが全く不要
であるから、製造も容易かつ低コストにできるという利
点がある。
が同期的に連動する椅子、特に事務用回転椅子としてき
わめて有用である。しかも、上記機能を発揮するための
構造は至ってシンプルであり、特に、座フレームと揺動
機構とが離れており、また、インナーシェルが全く不要
であるから、製造も容易かつ低コストにできるという利
点がある。
【図1】本発明椅子の要部の構造例を示す手前上方から
の斜視図。
の斜視図。
【図2】図1の椅子の縦断側面図。
【図3】図1,図2の椅子姿勢変化の第一例を示す縦断
側面図。
側面図。
【図4】図1,図2の椅子姿勢変化の第二例を示す縦断
側面図。
側面図。
【図5】図1,図2の椅子姿勢変化の第三例を示す縦断
側面図。
側面図。
1 支柱 2 ベース部材 2b,2c 左,右立壁 3,4 リンク部材 5 軸 6 揺動部材 6a,6b レバー部材 6c 連結部材 6d,6e 翼状部 6f,6g 立壁片 6h,6i 軸穴 7 水平軸 8 捩りバネ 8a 始端側 8b,8c 後端側 9 バネ力調節部 9a ノブ 10 ガスシリンダ 11 座フレーム 11a,11b 支持片 11c,11d 後方支持片 11e 穴 12 通し軸 13a,13b 軸 14 座板 15 背もたれフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 3/00 - 7/48
Claims (2)
- 【請求項1】 支柱の上端に座の前方側へ突出させて設
けた浅底箱状のベース部材と、該ベース部材の前端部の
左,右に前後揺動可能に立設したリンク部材と、前記ベ
ース部材の支柱より前方に位置する中間部に、捩じりバ
ネの内部に遊挿された水平な軸で先端を枢着すると共に
後端側を縦向きに立ち上げてその立上り部に背もたれを
設け、かつ、前記枢着点より後方に座の支持部を設けた
揺動部材とから成り、前記リンク部材と座の支持部に座
フレームを支持させるようにした椅子において、揺動部
材に設ける座の支持部は、その揺動部材の上面より上位
まで立上げて形成し、座フレームは、座面の外周に則し
た平面外形であって平面から視てほぼ四角形乃至はほぼ
円形に形成すると共に、該座フレームの下面に、舌片状
をなす前,後の連結支持部を当該フレームと一体に下向
きに突出形成し、この連結支持部の下部を、前記リンク
部材の上端と揺動部材の座の支持部の上部とに水平な軸
で連結することにより、座フレームをベース部材及び揺
動部材の上面から離隔して設けたことを特徴とする椅
子。 - 【請求項2】 座フレームは、環状の枠体により形成
し、該枠体にネット,薄板などによる座部材を張設した
請求項1の椅子。
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