JP3136248B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3136248B2
JP3136248B2 JP07033400A JP3340095A JP3136248B2 JP 3136248 B2 JP3136248 B2 JP 3136248B2 JP 07033400 A JP07033400 A JP 07033400A JP 3340095 A JP3340095 A JP 3340095A JP 3136248 B2 JP3136248 B2 JP 3136248B2
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裕二 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、持ち運び用のハンドル
を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床移動式電気掃除機では、図17
に示すように、掃除機本体1の前側に接続ホース2を接
続する吸口3が設けられ、掃除機本体1の内部に吸口3
に連通するように集塵袋4が着脱自在に装着され、その
後側に電動送風機5が配されている。また、掃除機本体
1の移動手段として本体底面の前側にキャスター6、後
側の左右両側に車輪7が取り付けられている。そして、
電動送風機5によって外部から接続ホース2、集塵袋
4、フィルタ8を通過して吸引された空気は、電動送風
機5を通過し後部の排気口9から外へ排気される。
【0003】上記の電気掃除機において、掃除機本体1
を持ち運ぶためのハンドル10は通常掃除機本体1の上
面に設けられており、掃除機本体1にヒンジ11によっ
て回転自在に支持されている。ハンドル10は掃除機本
体1に対し略垂直状態になるまで回転し、その状態で固
定が可能となるよう突起や面にて回転が規制されてい
る。
【0004】また、他の形態として、掃除機本体前方に
吸口や掃除機本体の下部材等を利用した簡易的なハンド
ルが設けられているもの(例えば実開昭63−6206
3号公報の第5図に記載されたもの)や、掃除機本体の
下部材にて固定式のハンドルを設けたもの、あるいは掃
除機本体の下部材等に可動式のハンドルを設けたもの
(例えば実開昭63−62063号公報の第1図に記載
されたもの、あるいは実開昭63−52564号公報の
第2図に記載されたもの)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、掃除機本
体前方に設けられているハンドルにおいて吸口や掃除機
本体の下部材を利用したものについては、ハンドル機構
が簡易的であり、しかも掃除機本体のデザイン処理等に
て形状の規制を受けるので、ハンドル本来の機能を十分
発揮させることが難しく、長時間ハンドルを持っての操
作では持つ手が痛くなる、持ちにくい等の困難がある。
【0006】また、掃除機本体の下部材等を利用した固
定式のハンドルを有するものについては、ハンドル本来
の持ちやすさ等の機能については、十分満足できる形
状、操作感を得ることができるが、掃除機本体が大きく
なり、電気掃除機としての使用性が悪化し、収納性にも
悪影響を及ぼしてしまう。
【0007】さらに、掃除機本体の下部材等に可動式の
ハンドルを設けたものについては、掃除機本体より引き
出し摺動可能なものでは、掃除機本体の横方向が大きく
なってしまい、また引き出したまま使用された場合、家
具等を傷つけてしまう可能性があり、しかもデザイン性
を損なう恐れがある。また、回転可能なものについて
は、掃除機本体に設けたハンドルが下方向から回転され
固定するものであり、通常接続ホースが掃除機本体に接
続された状態でハンドルが使用されるため、接続ホース
にハンドルが干渉してしまい使用性が悪く、しかも収納
状態ではハンドルが掃除機本体の下側に位置しており、
敷居乗り越え時などに障害物にハンドルが衝突し破壊さ
れる可能性があり、振動、衝撃にてハンドルが浮き出し
てしまう可能性もある。そのうえ、ハンドルが突出した
状態で使用された場合、床面への傷付け、障害物への引
っ掛かりが生じてしまう。
【0008】そして、掃除機本体を水平状態のまま持ち
上げたり、あるいは垂直状態に立てて持ち上げる際に、
従来のような1つのハンドルを共用させる場合、掃除機
本体の重心位置およびその重量によりハンドルの垂直状
態での固定、また前方での固定ができず、掃除機本体が
不安定な状態となってしまう。
【0009】本発明は、上記に鑑み、すっきりした外観
を呈しつつハンドルの使用性を向上させた電気掃除機の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、掃除機本体20の前側に接続ホース
取付用吸口25が設けられた電気掃除機において、掃除
機本体20の前側にハンドル40が接続ホース26より
上方を回転可能に取付軸41を介して設けられ、ハンド
ル40を掃除機本体20と一体になるように収納する溝
42が掃除機本体20に形成され、ハンドル40の端部
が溝42の壁面に当接してハンドル40の所定位置より
下向きへの回転が規制されるものである。
【0011】そして、ハンドル40の回転が規制された
状態において、ハンドル40の握り部43の位置が掃除
機本体20の重心位置と略同一水平面上になる。また、
ハンドル40が収納される回転方向にハンドル40を付
勢する付勢体50が設けられ、ハンドル40の端部に当
接してハンドル40を溝42に収納する手前で一旦停止
させる係止片51が溝42の壁面に設けられている。
【0012】他の課題解決手段は、図11の如く、掃除
機本体20の前側に接続ホース取付用吸口25が設けら
れ、吸口25の上側に集塵室28用ケースカバー24が
開閉自在に設けられ、掃除機本体20の前側にハンドル
40が接続ホース26より上方を回転可能に取付軸41
を介して設けられ、ハンドル40を掃除機本体20と一
体になるように収納する溝42が掃除機本体20に形成
され、吸口25内にケースカバー24の開閉動作に伴っ
て溝42に出没する可動片60が設けられ、ケースカバ
ー24の開状態において可動片60は溝42に突出され
るものである。
【0013】また、他の課題解決手段は、図13の如
く、掃除機本体20の上側にハンドル70が回転可能に
取付軸71を介して設けられ、後方に倒されたハンドル
70を掃除機本体20と一体になるように収納する溝7
2が掃除機本体20に形成され、ハンドル70を垂直な
状態に保持する手段および前方に倒した状態に保持する
手段が設けられたものである。
【0014】
【作用】上記課題解決手段において、ハンドル40が収
納されているときは、溝42内に納まっており、すっき
りした外観が得られる。そして、ハンドル40を使用す
る場合、ハンドル40を回転が規制されるところまで回
転させると、所定位置に達する。この位置において、ハ
ンドル40は接続ホース26とは干渉せず、掃除の邪魔
にはならない。ここで、掃除機本体20を持ち上げる
と、ハンドル40には掃除機本体20の重量だけがかか
り、他の力がかからず、安定した状態で持ち運び等の使
用ができる。
【0015】次に、ハンドル40を収納する場合、ハン
ドル40を手で戻してもよいが、付勢体50の力でも戻
される。しかし、戻る途中、ハンドル40は係止片51
に当接し、一旦停止させられる。このため、異物や指を
挟むことをなくせる。一旦停止させられたハンドル40
は、押し込むことによって溝42に収納される。
【0016】他の課題解決手段において、集塵室28の
集塵袋31を交換するためにケースカバー24を開ける
が、ハンドル40があると交換作業の邪魔になる。その
ため、ケースカバー24が開いているとき可動片60が
溝42に突出するようにしておくと、ハンドル40が可
動片60に当接して溝42に収納されず、ハンドル40
に邪魔されずに集塵袋31の交換作業が行える。
【0017】また、他の課題解決手段において、ハンド
ル70を後方に倒しておくことにより、ハンドル70は
溝72内に納まって、すっきりした外観が得られる。そ
して、掃除機本体20を持ち運ぶときは、ハンドル20
を垂直な状態まで回転させることにより、ハンドル70
はこの状態で保持され、安定した状態で持ち運びでき
る。さらに、ハンドル70を前方に倒すと、この状態で
ハンドル70は保持され、ハンドル70がぐらつくこと
なく掃除機本体20を引っ張ることができる。
【0018】
【実施例】
(第一実施例)本発明の第一実施例における電気掃除機
の全体構成を図1,2に基づいて説明する。掃除機本体
20は、本体下部材21、本体上部材22、本体上部材
22にヒンジ23を介して開閉自在に支持されたケース
カバー24、本体下部材21の前側に取り付けられた吸
口25により外殻が構成され、吸口25に接続ホース2
6が挿入される接続孔27が形成されている。掃除機本
体20の内部には、接続孔27に連通した集塵室28
と、フィルタ29を介して集塵室28に連通した機構室
30とが形成され、集塵室28には紙製集塵袋31が着
脱自在に配され、集塵室28の上面がケースカバー24
とされ、ケースカバー24を閉状態に保持するクランプ
機構を解除してケースカバー24を開くことによって集
塵袋31が着脱できる。機構室30には電動送風機32
が配され、電動送風機32の後方では本体上部材22に
排気口33が形成されている。なお、図中、34はキャ
スター、35は車輪、36はケースカバー24を開閉す
るためのつまみ、37は掃除機本体20を立て置きした
とき垂直状態で支える接地リブであり、電気掃除機とし
ての基本的な機能は従来と同じである。
【0019】そして、本実施例では、掃除機本体20の
前側にハンドル40が接続ホース26より上方を回転可
能に取付軸41を介して設けられ、ハンドル40を掃除
機本体20と一体になるように収納する溝42が掃除機
本体20に形成されている。
【0020】ハンドル40は、コの字状でかつ側面視へ
の字状に成形された中空の樹脂体であり、握り部43お
よび握り部43を支える2本の基部44からなる。基部
44の内側面には、図3の如く、取付軸41がはまり込
む孔45が形成されている。そして、ハンドル40の基
部44の端面44aは掃除機本体20の前側から後側に
向かって上り傾斜になっている。
【0021】溝42は、本体下部材21に吸口25を挟
んで両側に形成された立て溝部46と、吸口25上方の
ケースカバー24に形成された凹部47とによって構成
されており、図3の如く、立て溝部46の吸口25側の
側壁面に突設された一対の取付軸41にハンドル40の
孔45をはめ込むことによってハンドル40は取付軸4
1周りに掃除機本体20に対して前側に倒れる方向に回
転可能となる。また、凹部47の上部には、ハンドル4
0を起こすために手を差し入れるための隙間が設けられ
ている。なお、図4の如く、取付軸41を立て溝部46
の本体下部材21側の側壁面に突設して、ハンドル40
の基部44の外側面に取付軸41がはまり込む孔45を
形成したものでもよい。
【0022】そして、溝42の深さは、ハンドル40の
厚み分よりも大とされ、ハンドル40がすっぽりとはま
り込んで収納されるようになっており、特に立て溝部4
6では孔45の中心から基部44の端面44aの最遠部
分までの距離よりも若干小さくなっている。また、孔4
5の中心から立て溝部46の水平壁46aまでの距離は
孔45の中心から基部44の端面44aの最遠部分まで
の距離よりも長くされ、図5の如く、ハンドル40を前
側に倒したとき、ハンドル40は溝42に接触せずに回
転でき、ハンドル40の基部44が立て溝部46の垂直
壁46bに当接することによってそれ以上下向きへの回
転が規制される。この状態において、ハンドル40は固
定した状態となり、図6の如く、ハンドル40の握り部
43の位置は掃除機本体20の重心を通る水平線Lと一
致している。
【0023】このような構成において、電気掃除機を使
用しているときにはハンドル40を掃除機本体20側に
倒して、溝42の中に収納しておく。この状態では、ハ
ンドル40は掃除機本体20の外表面から突出せず、す
っきりとした外観を呈している。また、掃除機本体20
が敷居を乗り越えたり障害物に衝突した場合、ハンドル
40は掃除機本体20の上半分側にあるので、破壊され
たり損傷を受けることはない。そして、ハンドル40が
浮き上がって前側に倒れたとしてもハンドル40の基部
44が溝42の壁面に当接したところで回転が規制さ
れ、ハンドル40が接続ホース26に干渉するようなこ
とはなく、掃除作業に差し障りはない。なお、集塵袋3
1を交換する場合には、ハンドル40を前側に倒してか
ら、ケースカバー24のつまみ36を持ち上げてケース
カバー24を開き、集塵袋31を取り出して新しい集塵
袋31を装着して、ケースカバー24を閉じる。
【0024】次に、ハンドル40を前側に倒すと、ハン
ドル40の基部44の端面44aが溝42の立て溝部4
6の垂直壁46bに当接するまで取付軸41周りに回転
し、所定位置で回転が規制され、固定された状態とな
る。この状態において、ハンドル40の握り部43が掃
除機本体20の重心と同じ水平面上に位置される。した
がって、掃除機本体20を持ち運ぶ場合、掃除機本体2
0は垂直な状態になり、掃除機本体20の重量が全てハ
ンドル40にかかり、ぐらついたりせず余分な力が必要
でなくなり、持ったときの安定性が高まる。さらに、掃
除機本体20を持ち上げてそのまま下ろすだけで、車輪
35と接地リブ37によって掃除機本体20は立て置き
される。したがって、高所を掃除する場合や使用しない
ときに収納する場合において、接続ホース26が傾かず
安定した状態で使用や収納が可能となる。
【0025】ここで、ハンドル40を所定位置に固定す
る他の方法として、図7の如く、立て溝部46の上側で
はハンドル40の厚み分の深さとし、下側では孔45の
中心から基部44の端面44aの最遠部分までの距離以
上の深さにして、垂直壁46bに基部44が当接せずに
回転できるようにする。そして、両側をつなぐ部分に上
壁48が形成されており、この上壁48に基部44の後
側面が当接することによって、ハンドル40はこれ以上
前側に倒れることができなくなり、所定位置に固定され
る。
【0026】(第二実施例)本実施例では、図8,9の
如く、ハンドル40をその収納する方向に付勢する付勢
体としてねじりコイルばね50を設けている。ねじりコ
イルばね50は、取付軸41に巻き付けられ、一端がハ
ンドル40の基部44に固定され、他端が吸口25の側
壁面に固定されている。ところで、付勢体として、ねじ
りコイルばね50の代わりに引っ張りばねをハンドル4
0と掃除機本体20との間に介装したものでもよい。他
の構成は上記第一実施例と同じである。
【0027】これによって、ハンドル40を前側に倒し
て使用した後、ハンドル40から手を離すと、ハンドル
40はねじりコイルばね50の付勢力によって自然に戻
り、収納された状態となる。すなわち、使用者が意図し
て使わないときには、ハンドル40は常に掃除機本体2
0に収納されている。したがって、ハンドル40の収納
忘れを防止することができ、また掃除中には、振動等に
よってハンドル40が前側に倒れるといったことが起こ
らず、家具等への傷つけを防止できる。
【0028】(第三実施例)上記実施例において、ハン
ドル40がねじりコイルばね50の付勢力によって戻さ
れるとき、ハンドル40と掃除機本体20との間に異物
を噛み込んだり、指を挟むおそれがある。そこで、図1
0の如く、立て溝部46の水平壁46aに係止片51を
突設し、ハンドル40の基部44の端面44aに係止片
51に当接するリブ52を設けて、係止片51によるハ
ンドル40の保持力はねじりコイルばね50の付勢力よ
りも大としておくことによってハンドル40が戻るとき
一旦停止させる。なお、ハンドル40が一旦停止する位
置は、ケースカバー24の開閉に邪魔にならない位置に
設定されている。
【0029】これによって、ハンドル40を前側に倒し
て使用した後、手を離すとハンドル40はねじりコイル
ばね50の付勢力により戻されるが、係止片51にリブ
52が当接することによってハンドル40は一旦停止さ
れる。ここで、異物があったりしたら取り除いておき、
そしてハンドル40を押し込むと、リブ52が係止片5
1を乗り越えてハンドル40は溝42内に収納される。
なお、ハンドル40の基部44の端面44aは前側から
後側に向かって上り傾斜になっているので、収納された
状態のとき基部44は係止片51には当接しない。した
がって、ハンドル40を収納するとき、異物が噛み込ん
だり指を挟むといったことがなくなる。
【0030】逆に、ハンドル40を使用するためには、
前側に倒すときリブ52が係止片51に当接するが、さ
らに倒すことによって係止片51を乗り越えさせればよ
い。そして、このことを利用してハンドル40を一旦停
止させておくと、ケースカバー24を開閉するときハン
ドル40が邪魔にならず、しかもハンドル40を押さえ
ておく必要もなくなり、集塵袋31の交換を容易に行う
ことができる。
【0031】(第四実施例)本実施例では、図11,1
2の如く、吸口25内にケースカバー24の開閉動作に
伴って溝42に出没する可動片60が設けられている。
可動片60は、吸口25の側壁に形成された孔61から
溝42に出没する長辺部62とケースカバー24の突起
63に当接する短辺部64とからL字状に成形され、両
辺の合流部分に突設された軸65が吸口25に回転自在
に支持されている。ケースカバー24の突起63は、吸
口25の上部に形成された孔66に出入り自在とされ、
ケースカバー24が閉じた状態で突起63は可動片60
の短辺部64に当接している。なお、長辺部62は、吸
口25内に入った突起63と干渉しないように短辺部6
4よりも前側に位置している。そして、可動片60を溝
42に突出させるように付勢するねじりコイルばね67
が設けられている。ねじりコイルばね67は軸65に巻
き付けられ、その一端が長辺部62に固定され、他端が
吸口25に固定されている。なお、他の構成は第二実施
例と同じである。
【0032】これによって、ケースカバー24が閉じて
いるときには、可動片60は突起63に押されて吸口2
5内に収納されている。ハンドル40を前側に倒したと
きケースカバー24を開くことができるので、ケースカ
バー24を開いたときハンドル40は溝42内にはな
い。すると、突起63による規制が解除されるので、可
動片60はねじりコイルばね67の付勢力によって回転
し、長辺部62が吸口25の孔61から飛び出し、溝4
2内に突出する。
【0033】ケースカバー24が開いた状態において集
塵袋31の交換を行うが、ハンドル40がねじりコイル
ばね50の付勢力によって戻ろうとしたり強制的に戻さ
れても、可動片60の長辺部62が溝42内に突出して
いるので、ハンドル40の基部44が可動片60に当接
して、ハンドル40はそれ以上戻れない。したがって、
集塵袋31の交換時にはハンドル40を気にすることな
く作業が行え、使い勝手がよくなる。そして、ハンドル
40を収納するには、ケースカバー24を完全に閉じ、
突起63によって可動片60の短辺部62を押し、ねじ
りコイルばね67の付勢力に抗して可動片60を回転さ
せ、長辺部62を吸口25内に収納させる。すると、ハ
ンドル40の戻りを規制するものがなくなるので、ハン
ドル40は溝42内に収納される。
【0034】(第五実施例)本実施例では、図13,1
4の如く、掃除機本体20の上側にハンドル70が後方
に水平に倒れた状態から垂直な状態を経て前方に水平に
倒れた状態までの略180度回転可能に取付軸71を介
して設けられ、後方に倒されたハンドル70を掃除機本
体20と一体になるように収納する溝72が本体上部材
22に形成されており、ハンドル40は垂直な状態およ
び前方に倒された状態に保持されるようになっている。
【0035】ハンドル70はコの字状に成形され、握り
部73を支える2本の基部74の外側面に取付軸71が
係合する取付孔75が形成されている。溝72は本体上
部材22にハンドル70の形状に合わせて形成され、取
付軸71は、本体上部材22に溝72に向けて突設さ
れ、円柱の下側部分を平らに切り欠いた平面部71aを
有するものである。そして、溝72の取付軸71の下方
部分において、ハンドル70が回転できるように他の部
分よりも低くなっている。また、ケースカバー24の上
面に、ハンドル70の基部74がはまり込む2本の凹み
76が形成されている。
【0036】そして、取付孔75は略瓢箪状とされ、取
付軸71とほぼ同径の円形の第1孔部77と、取付軸7
1とほぼ同形状の下側部分が平らに切り欠かれた第2孔
部78と、両者を接続する通路部79とからなり、通路
部79は取付軸71の径よりも小さい幅とされ、取付軸
71が各孔部77,78に係合されているとき容易に移
行できないようになっている。ハンドル70をスライド
させることによって、取付軸71は第1孔部77と第2
孔部78との間を移行する。このとき、通路部79を取
付軸71は容易に移行できないようになっているが、ハ
ンドル70は合成樹脂からなるものであるので弾性変形
可能であり、通路部79がたわむことによって取付軸7
1は移行できる。
【0037】ここで、取付軸71を第2孔部78に係合
させることによって、平面部71aが第2孔部78の平
面と一致し、ハンドル70の取付軸71周りの回転が規
制される。これらによって、ハンドル70を垂直な状態
に保持する手段が構成される。また、ハンドル70を前
方に倒した状態に保持する手段として、図15,16の
如く、ケースカバー24の凹み76内にL形の係合片8
0が突設され、ハンドル70の基部74に係合片80が
はまり込む切欠81が形成されている。切欠81は、係
合片80の上面部80aが貫通可能な大きさの大孔部分
81aおよび係合片80の脚部80bが貫通可能な大き
さの小孔部分81bが連続したものであり、係合片80
が小孔部分81bに係合しているとき、ハンドル70は
回転させることができず、前方に倒れた状態で保持され
る。
【0038】このような構成において、ハンドル70を
使用しないときは、後方に倒して溝72に収納してお
く。このとき、取付孔75の第1孔部77に取付軸71
は係合されており、ハンドル70は回転可能な状態であ
り、掃除機本体20の外表面からは突出しておらず、掃
除機本体20と一体的になっている。
【0039】そして、掃除機本体20を持ち上げるよう
な場合、ハンドル70を持ち上げて垂直になるまで回転
させる。ハンドル70が垂直な状態になったときにハン
ドル70を引き上げると、図14の如く、取付孔75で
は取付軸71に対して第1孔部77から通路部79を経
て第2孔部78に移行する。すると、取付軸71と第2
孔部78とが面接触し、しかもその接触面に掃除機本体
20の重量がかかることからハンドル70は容易に回転
できなくなり、垂直な状態で保持されることになる。し
たがって、掃除機本体20を持ち上げたときハンドル7
0は回転しないので、ぐらぐらすることがなく安定した
状態となって、使用感が向上される。特に、取付軸71
を配置する位置を掃除機本体20の重心の鉛直線上にし
ておくと、余分な力が不要になり、携帯性を向上でき
る。そして、ハンドル70を回転させる場合は、ハンド
ル70を押し下げることにより、取付孔75は取付軸7
1に対して第2孔部78から通路部79を経て第1孔部
77に移行し、ハンドル70は回転可能な状態となる。
【0040】次に、掃除機本体20を引っ張って移動さ
せるような場合、ハンドル70をケースカバー24の凹
み76に入るまで前方に倒す。すると、図16(a)に
示すようにハンドル70の切欠81の大孔部分81aに
係合片80の上面部80aがはまり込む。そして、図1
6(b)に示すようにハンドル70を前方にスライドさ
せ、係合片80の脚部80bが切欠81の小孔部分81
bにはまるとともに、取付孔75では取付軸71に対し
て第1孔部77から通路部79を経て第2孔部78に移
行する。ハンドル70を回転させようとしても係合片8
0の上面部80aがハンドル70の壁面に引っ掛かるこ
とによって、ハンドル70は回転が規制されるととも
に、水平方向への移動も規制され、この状態で保持され
る。しかも、ハンドル70をこの状態のままにして掃除
を行っても、ハンドル70は大きく掃除機本体20から
突出していないので、家具等を傷つけることはない。
【0041】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、掃除機本体の前側にハンドルが接続ホースより
上方を回転可能に取付軸を介して設けられ、ハンドルを
掃除機本体と一体になるように収納する溝が掃除機本体
に形成され、ハンドルの端部が溝の壁面に当接してハン
ドルの所定位置より下向きへの回転が規制されるので、
ハンドルの収納時はすっきりとした外観が得られ、デザ
イン性を損なわない。しかも、ハンドルは接続ホースと
干渉することはなく、掃除中でもハンドルは邪魔になら
ず、敷居等の障害物に衝突することもない。掃除機本体
の持ち運び時には、ハンドルの回転が規制されてぐらつ
くことはなく、使い勝手のよいハンドルの提供を実現で
きる。
【0043】特に、ハンドルの回転が規制された状態に
おいて、ハンドルの握り部の位置が掃除機本体の重心位
置と略同一水平面上になっているので、掃除機本体を持
ち上げたときには掃除機本体が垂直な状態となり、余分
な力が必要でなくなり、安定した状態で使用することが
できる。しかも、掃除機本体を立て置きする場合でも、
そのまま置くだけで立てることができる。
【0044】さらに、ハンドルが収納される回転方向に
ハンドルを付勢する付勢体が設けられ、ハンドルの端部
に当接してハンドルを溝に収納する手前で一旦停止させ
る係止片が溝の壁面に設けられているので、ハンドルの
収納し忘れを防止でき、家具等の衝突もなくせる。しか
も、ハンドルと掃除機本体との間に異物や指を挟むこと
がなくなり、安全性の向上を図ることができる。
【0045】また、掃除機本体の前側にハンドルが接続
ホースより上方を回転可能に取付軸を介して設けられ、
ハンドルを掃除機本体と一体になるように収納する溝が
掃除機本体に形成され、吸口内にケースカバーの開閉動
作に伴って溝に出没する可動片が設けられ、ケースカバ
ーの開状態において可動片は溝に突出されているので、
ケースカバーを閉じなければハンドルを溝に収納するこ
とできない。したがって、集塵袋の交換中はハンドルが
邪魔にならず、交換作業が容易になる。
【0046】また、掃除機本体の上側にハンドルが回転
可能に取付軸を介して設けられ、後方に倒されたハンド
ルを掃除機本体と一体になるように収納する溝が掃除機
本体に形成され、ハンドルは垂直な状態および前方に倒
した状態に保持されているので、ハンドルを収納してい
るときは掃除機本体と一体となり、すっきりした外観が
得られ、デザイン的に優れたものとなる。しかも、ハン
ドルを各状態に保持することによって、1本のハンドル
を使用目的に応じて安定した状態で使い分けることがで
き、安価で使い勝手のよいハンドルを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の電気掃除機の側断面図
【図2】電気掃除機の斜視図
【図3】ハンドルの取付部分の正面図
【図4】他の実施例のハンドルの取付部分の正面図
【図5】ハンドルの取付部分の側面図
【図6】ハンドルを倒した状態の電気掃除機の側断面図
【図7】他の実施例のハンドルの取付部分の側面図
【図8】第二実施例のハンドルの取付部分の正面図
【図9】ハンドルの取付部分の側面図
【図10】第三実施例のハンドルの取付部分の側面図
【図11】第四実施例のハンドルの取付部分の正面図
【図12】一旦停止された状態におけるハンドルの取付
部分の側面図
【図13】第五実施例の電気掃除機の側断面図
【図14】垂直な状態に保持されたハンドルの取付部分
の側面図
【図15】前方に倒した状態に保持されたハンドルの断
面図
【図16】(a)はハンドルを前方に倒したときの状態
を示す図、(b)はハンドルを前方に倒した状態で保持
したときの状態を示す図
【図17】従来の電気掃除機の側断面図
【符号の説明】
20 掃除機本体 24 ケースカバー 25 吸口 26 接続ホース 40 ハンドル 41 取付軸 42 溝 43 握り部 44 基部 50 ねじりコイルばね 51 係止片 60 可動片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−322628(JP,A) 実開 昭63−52563(JP,U) 実開 平3−49050(JP,U) 実開 平3−35243(JP,U) 実公 昭46−35580(JP,Y1) 実公 平3−54687(JP,Y2) 実公 平1−26361(JP,Y2) 実公 平5−38701(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体の前側に接続ホース取付用吸
    口が設けられ、 握り部及び該握り部の両端に設けられた基部からなるコ
    の字形状ハンドルが、該ハンドルの基部において取付軸
    を介して、接続ホ−スより上方を前記握り部が回転可能
    に、前記掃除機本体の前側に設けられ、 取付軸を回転軸として前記ハンドルを前記掃除機本体の
    上方に回転させることにより前記掃除機本体と一体にな
    るように収納する溝が前記掃除機本体の前面から上面に
    かけて形成され、 前記ハンドルの基部の端部が前記溝の壁面に当接するこ
    とにより、前記握り部と前記接続ホ−スとが干渉しない
    すきまを形成するように、前記ハンドルの 下向きへの回
    転が規制されることを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 ハンドルの回転が規制された状態におい
    て、該ハンドルの握り部の位置が掃除機本体の重心位置
    と略同一水平面上になることを特徴とする請求項1記載
    の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 ハンドルが収納される回転方向にハンド
    ルを付勢する付勢体が設けられ、前記ハンドルの端部に
    当接してハンドルを溝に収納する手前で一旦停止させる
    係止片が前記溝の壁面に設けられたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 掃除機本体の前側に接続ホース取付用吸
    口が設けられ、 該吸口の上側に集塵室用ケースカバーが開閉自在に設け
    られ 握り部及び該握り部の両端に設けられた基部からなるコ
    の字形状ハンドルが、該ハンドルの基部において取付軸
    を介して、接続ホ−スより上方を前記握り部が回転可能
    に、前記掃除機本体の前側に設けられ、 前記ハンドルを取付軸を回転軸として上方に回転させる
    ことにより前記掃除機本体と一体になるように収納する
    溝が前記掃除機本体の前面から上面にかけて形成され、 前記ハンドルは上方に回動するように付勢され、該上方
    回動時に、前記前面上方向に設けられる溝に収納され、
    前記吸口内に前記ケ−スカバ−の開閉動作に伴って前記
    溝に出没する可動片が設けられ、前記ケースカバーの開
    状態において前記可動片は前記溝に突出されることを特
    徴とする電気掃除機。
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