JP3135070B2 - 半導体電子放出素子 - Google Patents

半導体電子放出素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体電子放出素子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体電子放出素子のうち、アバ
ランシェ増幅機構を用いたものとしては、例えば米国特
許第4259678号及び米国特許第4303930号
に記載されているものが知られている。この半導体電子
放出素子は、半導体基板上にP型半導体層とN型半導体
層とを形成し、そのN型半導体層の表面にセシウム等を
付着させて表面の仕事関数を低下させることにより電子
放出部を形成したものである。前記P型半導体層と前記
N型半導体層とにより形成されたPN接合の両端に逆バ
イアス電圧を印加してアバランシェ増幅を起こすことに
より電子をホット化し、電子放出部より半導体基板表面
に垂直な方向に電子放出を行うものである。
【0003】また特開平1−220328号公報のよう
に、P型半導体と金属材料あるいはP型半導体と金属化
合物とによりショットキ障壁接合を形成し、そのショッ
トキ障壁接合の両端に逆バイアス電圧を印加してアバラ
ンシェ増幅を起こすことにより電子をホット化し、電子
放出部より半導体基板表面に垂直な方向に電子放出を行
なうものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体電子
放出素子は、アバランシェ増幅機構により生成された電
子を放出するにあたり、そのアバランシェ増幅を規定す
る高濃度P型半導体領域へ電子を十分に供給しなければ
ならない。しかしながら、従来の電子放出素子は前記高
濃度P型半導体領域が比抵抗の高いP型半導体領域に囲
まれており、電子を供給するため比抵抗の低い領域(例
えば、電極)とは距離が離れていた。従って、その電子
を供給するための比抵抗の低い領域と前記高濃度P型半
導体領域との間の抵抗が高いために、その抵抗値Rとア
バランシェ降伏が起こる直前のショットキ障壁接合ある
いはPN接合の空乏層幅での電気容量Cとの積RCによ
って決定される素子の動作速度を高めることが困難であ
った。
【0005】また、電子放出時においては前記高濃度P
型半導体領域、及びその近傍に電流が集中するために、
前記抵抗値の高い領域においてジュール熱が発生し、温
度上昇による素子の破壊や劣化、あるいは電子放出量の
ゆらぎが禁じえなかった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、動作
速度が速く、且つ、素子内部でのジュール熱による発熱
を低減した半導体電子放出素子を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の半導体
電子放出素子は、表面にショットキ障壁接合を有する第
1のP型半導体が、その第1のP型半導体よりも比抵抗
の小さい第2のP型半導体上に形成された積層構造をな
し、前記ショットキ障壁接合を形成する電極下の前記第
1のP型半導体内にアバランシェ増幅を起こす高濃度P
型半導体領域を有する半導体電子放出素子において、
記第1のP型半導体内であって前記高濃度P型半導体領
域の近傍に位置し、前記ショットキ障壁接合を形成する
電極とは接せず、且つ、前記第1のP型半導体よりも比
抵抗が小さい領域を有するものである。 また本発明の半
導体電子放出素子は、表面にショットキ障壁接合を有す
る第1のP型半導体が、その第1のP型半導体よりも比
抵抗の小さい第2のP型半導体上に形成された積層構造
をなし、 前記ショットキ障壁接合を形成する電極下の前
記第1のP型半導体内に形成されたアバランシェ増幅を
起こす高濃度P型半導体領域と、その高濃度P型半導体
領域の周囲に形成されたN型半導体領域とを有する半導
体電子放出素子において、 前記第1のP型半導体内であ
って前記高濃度P型半導体領域の近傍に位置し、前記シ
ョットキ障壁接合を形成する電極及び前記N型半導体領
域とは接せず、且つ、前記第1のP型半導体よりも比抵
抗が小さい領域を有するものである。 上記本発明は以下
の作用を奏する。 (1)アバランシェ降伏を起こす高濃度P型半導体領域
の近傍に比抵抗の小さい領域を設け、その比抵抗の小さ
い領域を電子供給のための電極として用いる。これによ
り、高濃度P型半導体領域への電子供給経路の抵抗値を
小さくすることが可能となった (2)前記比抵抗の小さい領域を例えばキャリア濃度の
高いP型半導体で形成する。これにより、ショットキ障
壁接合を形成するための金属電極等以外の部分を全て半
導体により形成可能なため、素子の基本的特性に悪影響
を及ぼすことなく、作製工程の簡略化が可能となった (3)前記比抵抗の小さい領域をイオン注入で形成する
ことにより、その領域の抵抗値を精密に制御可能となっ
た。
【0008】すなわち本発明によれば、アバランシェ降
伏を生じる高濃度P型半導体領域の近傍に比抵抗の小さ
い領域を設けることにより、素子の動作速度を速くする
ことが可能となった。更に、前記アバランシェ増幅を起
こす高濃度P型半導体領域近傍でのジュール熱の発生に
よる素子の破壊や劣化を防ぎ、更に電子放出量のゆらぎ
を低減することが可能となった。
【0009】
【実施例】実施例1 図1及び図2は本発明の一実施例に係る半導体電子放出
素子を示した概略図である。図1は平面図、図2は図1
のA−A’断面図である。これらの図中、101は高濃
度P型半導体基板、102はP型半導体層、103は本
発明の特徴である高濃度P型半導体領域、104はP型
半導体層、105はリング状のN型半導体領域、106
はアバランシェ増幅を起こす高濃度P型半導体領域、1
07は絶縁膜、108,109はそれぞれオーム性接合
電極、110はショットキ障壁接合となる金属電極、1
11は計算により求めた逆バイアス印加時の空乏層の端
部、112は電源である。
【0010】以下、図1及び図2に示した半導体電子放
出素子の製造工程について説明する: (1)キャリア濃度が5×1018cm-3のZnドープの
高濃度P型GaAs半導体基板101上にMBE(分子
線エピタキシャル成長)法により、キャリア濃度が2×
1016cm-3となるようにBeをドープしたP型GaA
s半導体層102を成長させた; (2)高濃度P型半導体領域103には不純物濃度が5
x1018cm-3となるように、FIB(集束イオンビー
ム)注入法によりBeイオンを注入した; (3)MBE法によりキャリア濃度が2×1016cm-3
となるように、BeをドープしたP型GaAs半導体層
104を成長させた。次に、FIB注入法により不純物
濃度が1×1019cm-3となるようにSiイオンを注入
し、リング状のN型半導体領域105を形成した。更
に、FIB注入法により不純物濃度が2×1018cm-3
となるようにBeイオンを注入し、アバランシェ増幅を
起こす高濃度P型半導体領域106を形成した。これら
の注入工程が終了した後、850℃、10秒間の熱処理
により、注入部を活性化した; (4)絶縁膜107としてSiO2 を真空蒸着し、通常
のフォトリソグラフィーにより開口部を形成した; (5)リング状のN型半導体領域104上にはAu/G
eを、高濃度P型GaAs半導体基板101の裏面には
Au/Crをそれぞれ真空蒸着し、400℃、5分の熱
処理によりオーム性接合電極108及び109を形成し
た; (6)更に、P型GaAs半導体に対してショットキ障
壁接合を形成する材料としてWを選択し、電子ビーム蒸
着により厚さ8nmの電極110を形成した。
【0011】この様にして作製した半導体電子放出素子
を真空度1×10-7Torrに保たれた真空チャンバ内
に設置し、電源111により逆バイアス5Vを印加した
ところ、高濃度P型半導体領域106の上部のW表面よ
り約0.1nAの電子放出が観測され、更に印加電圧を
10Vまで上昇させることにより約1nAの電子放出が
確認された。しかし、従来の素子のように電子放出中に
破壊したり放出電流が不安定になることは認められなか
った。また、本半導体電子放出素子は、本発明に関わる
高濃度P型半導体領域(比抵抗の小さい領域)を持たな
い従来の素子と比べて、その構造や大きさが同様である
場合、電圧の印加から電子放出するまでの動作速度が約
1/4以下の高速駆動が可能となった。これは前述の様
に、素子の動作速度を決定する因子が、アバランシェ降
伏を生じる直前において、電子を供給する領域の抵抗値
Rとアバランシェ増幅を起こす高濃度P型半導体領域に
形成される空乏層の電気容量Cとの積RCに依るからで
ある。本半導体電子放出素子においては、空乏層の電気
容量Cは従来の素子と同様であるが、電子を供給する領
域の抵抗値Rの因子である距離Lが短くなったためにそ
の積RCは小さくなり、動作速度が速くなった。また、
前記抵抗値Rが小さくなったことにより、そこでのジュ
ール熱による発熱が抑制され、特に印加電圧を上げるこ
とにより電子放出量を大きくしようとした時の素子を安
定化に貢献した。
【0012】ここで図1及び図2を用いて、本発明の半
導体電子放出素子の動作原理を説明する。この半導体電
子放出素子において半導体材料としては、原理的には例
えばSi,Ge,GaAs,GaP,AlAs,GaA
sP,AlGaAs,SiC,BP,AlN,ダイヤモ
ンド等が適用可能であり、特に間接遷移型でバンドギャ
ップの大きい材料が適している。また後述するアバラン
シェ増幅を生じて電子放出に関与する高濃度P型半導体
領域106と、その高濃度P型半導体領域へ電子を供給
する高濃度P型半導体基板101との距離を、比抵抗の
小さい領域103により短くしたのが本発明の特徴であ
る。P型半導体104の比抵抗が同様であっても、距離
が短くなったことにより抵抗値が減少し、前述の様に、
素子の動作速度が速くなり、且つ、ジュール熱による発
熱を抑制することが可能となった。また、電極110の
材料としては、Wの他にAl,Au,LaB6 等一般に
知られている前記P型半導体に対してショットキ障壁接
合を形成するものであれば良い。ただし、この電極表面
の仕事関数は小さいほど電子放出効率が増大するので、
その材料の仕事関数が大きい場合は表面にCs等の低仕
事関数材料を薄く被覆することにより電子放出効率が向
上する。
【0013】図3を用いて、本発明の半導体電子放出素
子における電子放出過程について説明する。P型半導体
とショットキ障壁接合を形成するショットキダイオード
に逆バイアス電圧を印加することにより、P型半導体の
伝導帯の底Ecはショットキ障壁を形成する電極の真空
準位Evacよりも高いエネルギー準位となる。アバラ
ンシェ増幅によって生成された電子は、半導体−金属電
極界面に生ずる空乏層内の電界によって格子温度よりも
高いエネルギーを得て、ショットキ障壁接合を形成する
電極へと注入される。ショットキ障壁接合を形成する電
極表面の仕事関数よりも大きなエネルギー持った電子
は、真空中へ放出される。従って前述のように、電極表
面を低仕事関数処理することは電子放出量の増加につな
がる。
【0014】実施例2 図4及び図5は、本発明の他の実施例に係る半導体電子
放出素子をマトリクス状に並べたマルチ電子放出の一部
分を示す概略図である。図4は平面図、図5は図4のA
−A’断面図である。これらの図中、301は半絶縁性
半導体基板、302はX方向に長いストライプ状の高濃
度P型半導体領域、303は半絶縁性半導体層、304
は本発明の特徴である比抵抗の小さい高濃度P型半導体
領域、305は半絶縁性半導体層、306は高濃度P型
半導体領域302まで到達するP型半導体領域、307
はリング状のN型半導体領域、308はアバランシェ増
幅を起こす高濃度P型半導体領域、309は高濃度P型
半導体領域302と接する高濃度P型半導体領域、31
0は絶縁体層、311はY方向に長く、且つ、リング状
のN型半導体領域307に対するオーム性接合となる電
極、312は高濃度P型半導体領域309に対するオー
ム性接合電極、313はP型半導体に対してショットキ
障壁接合となる薄い電極、314は絶縁材料による支持
体、315は金属膜によるゲートである。
【0015】以下、図4及び図5に示した半導体電子放
出素子の製造工程について説明する: (1)キャリア濃度が1×1012cm-3以下の半絶縁性
GaAs半導体基板301に対して、キャリア濃度が5
×1018cm-3となるようにFIB(集束イオンビー
ム)注入法によりBeイオン注入を行い、X方向に長い
ストライプ状の高濃度P型半導体領域302を形成し
た; (2)MBE(分子線エピタキシャル成長)法により、
キャリア濃度が1×1013cm-3以下の半絶縁性GaA
s半導体層303を成長した。次に、高濃度P型半導体
領域304には不純物濃度が5×1018cm-3となるよ
うにFIB注入法によりBeイオンを注入した。更にM
BE法によりキャリア濃度が1×1013cm-3以下とな
るように半絶縁性GaAs半導体層305を成長させ
た; (3)次に、P型半導体領域306には表面から高濃度
P型GaAs半導体層302に至るまでほぼ均一に不純
物濃度が2×1016cm-3となるように、FIB注入法
により40keV,140keV及び200keVにそ
れぞれ加速したBeイオンを順次注入した。次に、高濃
度P型半導体領域309にも306と同様にしてキャリ
ア濃度が5×1018cm-3以上となるようにFIB注入
した。次に、FIB注入法により不純物濃度が1×10
19cm-3となるようにSiイオンを注入し、リング状の
N型半導体領域307を形成した。更に、FIB注入法
により不純物濃度が2×1018cm-3となるようにBe
イオンを注入し、アバランシェ増幅を起こす高濃度P型
半導体領域308を形成した; 以上(1)から(4)のFIB注入工程とMBE成長工
程とは、それぞれの装置が真空トンネルで接続されてい
るので、大気にさらされることなく行われた。これらの
注入工程が終了した後、850℃、10秒間の熱処理に
より、注入部を活性化した; (5)絶縁膜310としてAlN(窒化アルミニウム)
を真空蒸着し、通常のフォトリソグラフィーにより開口
部を形成した; (6)リング状のN型半導体領域307上にはAu/G
eを、高濃度P型半導体領域309上にはAu/Crを
それぞれ真空蒸着し、400℃、5分の熱処理によりオ
ーム性接合電極311及び312を形成した; (7)P型GaAs半導体に対してショットキ障壁接合
を形成する材料としてWを選択し、電子ビーム蒸着によ
り厚さ8nmの電極313を形成した; (8)絶縁材料による支持体314及びゲート315と
しては、SiO2及びWをそれぞれ真空蒸着法により順
次堆積し、通常のフォトリソグラフィーにより形成し
た。
【0016】この様にして作製された電子放出部がX方
向に20個、Y方向に15個マトリクス状に並んだマル
チ半導体電子放出素子を真空度が1×10-7Torrに
排気した真空チャンバ内に設置し、マルチ素子全部に逆
バイアス7Vを印加したところ、合計約60nAの電子
放出が確認された。本素子においても動作速度は単素子
の時とほぼ同様であった。また長時間の駆動において
も、素子の破壊や劣化、あるいは電子放出量のゆらぎは
生じなかった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体電
子放出素子は、アバランシェ増幅を規定する高濃度P型
半導体領域の近傍に比抵抗の小さい領域を設けたことに
より、従来の素子に比べて、その抵抗値Rと電気容量C
との積RCで決定される素子の動作速度を速くすること
が可能となった。また、前記抵抗値Rを小さくできたこ
とにより、そこでのジュール熱による素子の発熱や劣
化、あるいは電子放出量のゆらぎを抑制することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体電子放出素子を示
した平面図である。
【図2】図1のA−A’断面図である。
【図3】本発明の素子の動作原理を説明するためのバン
ド図である。
【図4】本発明の実施例に係る半導体電子放出素子をマ
トリクス状に並べたマルチ電子放出の一部分を示す平面
図である。
【図5】図4のA−A’断面図である。
【符号の説明】
101 半導体基板 102 P型半導体層 103 高濃度P型半導体領域 104 P型半導体層 105 リング状のN型半導体領域 106 高濃度P型半導体領域 107 絶縁膜 108 オーム性接合電極 109 オーム性接合電極 110 ショットキ障壁接合電極 111 空乏層 112 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−220328(JP,A) 特開 昭62−299088(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/308 H01J 9/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にショットキ障壁接合を有する第1
    のP型半導体が、その第1のP型半導体よりも比抵抗の
    小さい第2のP型半導体上に形成された積層構造をな
    し、 前記 ショットキ障壁接合を形成する電極下の前記第1の
    P型半導体内にアバランシェ増幅を起こす高濃度P型半
    導体領域を有する半導体電子放出素子において、前記第1のP型半導体内であって 前記高濃度P型半導体
    領域の近傍に位置し、前記ショットキ障壁接合を形成す
    る電極とは接せず、且つ、前記第1のP型半導体よりも
    比抵抗が小さい領域を有する半導体電子放出素子。
  2. 【請求項2】 表面にショットキ障壁接合を有する第1
    のP型半導体が、その第1のP型半導体よりも比抵抗の
    小さい第2のP型半導体上に形成された積層構造をな
    し、 前記 ショットキ障壁接合を形成する電極下の前記第1の
    P型半導体内に形成されたアバランシェ増幅を起こす高
    濃度P型半導体領域と、その高濃度P型半導体領域の周
    囲に形成されたN型半導体領域とを有する半導体電子放
    出素子において、前記第1のP型半導体内であって 前記高濃度P型半導体
    領域の近傍に位置し、前記ショットキ障壁接合を形成す
    る電極及び前記N型半導体領域とは接せず、且つ、前記
    第1のP型半導体よりも比抵抗が小さい領域を有する半
    導体電子放出素子。
  3. 【請求項3】 前記第2のP型半導体上であって前記
    濃度P型半導体領域の近傍に位置し、前記ショットキ障
    壁接合を形成する電極と又は前記ショットキ障壁接合を
    形成する電極及び前記N型半導体領域とは接せず、且
    つ、前記第1のP型半導体よりも比抵抗が小さい領域
    が、前記ショットキ障壁接合を形成する第1のP型半導
    体内にて前記比抵抗の小さい第2のP型半導体と接する
    位置に形成されたことを特徴とする、請求項1または2
    に記載の半導体電子放出素子。
  4. 【請求項4】 前記第1のP型半導体内であって前記
    濃度P型半導体領域の近傍に位置し、前記ショットキ障
    壁接合を形成する電極と又は前記ショットキ 障壁接合を
    形成する電極及び前記N型半導体領域とは接せず、且
    つ、前記第1のP型半導体よりも比抵抗が小さい領域
    が、イオン注入法により形成されたことを特徴とする、
    請求項1〜請求項のいずれかに記載の半導体電子放出
    素子。
  5. 【請求項5】 前記第1のP型半導体内であって前記
    濃度P型半導体領域の近傍に位置し、前記ショットキ障
    壁接合を形成する電極と又は前記ショットキ障壁接合を
    形成する電極及び前記N型半導体領域とは接せず、且
    つ、前記第1のP型半導体よりも比抵抗が小さい領域
    が、P型半導体であることを特徴とする、請求項1〜請
    求項のいずれかに記載の半導体電子放出素子。
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