JPH0689657A - 半導体電子放出素子の製造方法 - Google Patents

半導体電子放出素子の製造方法

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JPH0689657A
JPH0689657A JP24089892A JP24089892A JPH0689657A JP H0689657 A JPH0689657 A JP H0689657A JP 24089892 A JP24089892 A JP 24089892A JP 24089892 A JP24089892 A JP 24089892A JP H0689657 A JPH0689657 A JP H0689657A
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electron
emitting device
type semiconductor
electron beam
manufacturing
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Nobuo Watanabe
信男 渡邊
Takeo Tsukamoto
健夫 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来の製造方法に対して工程が簡
略で、電子放出特性を向上させた半導体電子放出素子の
製造方法を提供する。 【構成】 金属膜若しくは金属化合物膜又はN型半導体
層とP型半導体との接合に逆方向電圧を印加して、その
P型半導体に形成される高濃度P型半導体領域において
生じるアバランシェ増幅により生成された電子を固体表
面より外部へ放出する半導体電子放出素子において、前
記接合を有する基体を真空容器内に設置し、該容器内に
エッチングガスを導入して電子ビームを照射することに
より、前記金属膜若しくは金属化合物膜又はN型半導体
をエッチングすることを特徴とする製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体電子放出素子に係
り、特にアバランシェ増幅を起こさせホット化した電子
を放出させる半導体電子放出素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ショットキー型半導体電子放出素子
としては、例えば特開平01−220328号に示され
るように、P型半導体と金属膜又はP型半導体と金属化
合物膜とによりショットキー障壁接合を形成し、そのシ
ョットキー障壁接合の両端に逆バイアス電圧を印加して
アバランシェ増幅を起こすことにより電子をホット化
し、電子放出部より半導体基板表面に垂直な方向に電子
放出を行うものがある。ここで、その金属膜又は金属化
合物膜の形成方法としては、通常の半導体プロセスで実
施されているような、例えば、抵抗加熱(RH)蒸着
法、電子ビーム(EB)蒸着法、スパッタ堆積法、或い
は化学的気相堆積(CVD)法等が行われていた。
【0003】また、従来PN接合型電子放出素子として
は、例えば米国特許第4259678号及び米国特許第
4303930号に記載されているものが知られてい
る。この電子放出素子は、半導体基板上にP型半導体層
とN型半導体層とを形成し、そのN型半導体層の表面に
セシウム等を付着させて表面の仕事関数を低下させるこ
とにより電子放出部を形成したものである。前記P型半
導体層と前記N型半導体層とにより形成されたPN接合
の両端に逆バイアス電圧を印加してアバランシェ増幅を
起こすことにより電子をホット化し、電子放出部より半
導体基板表面に垂直な方向に電子放出を行うものであ
る。ここで、そのN型半導体層の形成方法としては、通
常の半導体プロセスで実施されているような、例えば、
イオン注入法、結晶成長法等が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
電子放出素子の特性を向上させるためにはアバランシェ
増幅を生じる高濃度P型領域の上部のみ、前記金属膜若
しくは金属化合物膜又はN型半導体層をできるだけ薄く
形成することが望ましい。しかしながら、従来の形成方
法は、半導体基体表面にほぼ均一に所望の膜を堆積する
ものであり、局所的にその厚さを変えることは困難であ
った。ただし、膜堆積後に通常のフォトリソ/エッチン
グ法等により前記高濃度P型領域の上部のみ薄くエッチ
ングすることが可能であるが、製造工程が多くなる欠点
がある。又それら従来の方法では、エッチング後の膜の
断面形状を制御することは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は前記従
来の製造方法における課題を解決するために、以下の手
段を講ずるものである。
【0006】金属膜若しくは金属化合物膜又はN型半導
体層をエッチングするにあたり、試料を真空容器内に設
置する。予め試料表面に形成してあったマークを、エッ
チングに用いる電子ビームで検知する。試料表面に例え
ばノズルによりそのエッチングガスを吹き付け、同時
に、金属膜若しくは金属化合物膜又はN型半導体をエッ
チングしたい箇所を電子ビームで照射する。エッチング
ガスは、その電子ビームの運動エネルギーにより、或い
は電子ビームを照射することにより発熱した金属膜若し
くは金属化合物膜又はN型半導体層の表面において分解
反応を生じ、金属膜若しくは金属化合物膜又はN型半導
体をエッチングする。
【0007】前記の電子ビームは直径が10μm以下に
集束された電子ビームを用いることがよい。このとき、
エッチングガスの濃度、電子ビームの電流密度、電子ビ
ームの照射時間等によりエッチングする金属膜若しくは
金属化合物膜又はN型半導体層のエッチング後の厚さを
制御することが可能である。また、電子ビームの走査条
件により金属膜若しくは金属化合物膜又はN型半導体層
のエッチング後の膜厚分布や断面構造を制御することが
可能である。また、上記電子ビームをイオンビーム或い
はレーザー光に換えても同様の結果が得られる。
【0008】本発明のように、電子ビーム、イオンビー
ム或いはレーザービームの照射により、金属膜又は金属
化合物膜をエッチングするとエッチング材料として表1
に例示するもの等が一般に知られており、適応可能であ
る。
【0009】
【表1】 又同様にN型半導体材料をエッチングするガスとN型半
導体材料としては、表2に例示するもの等が一般に知ら
れており、適応可能である。
【0010】
【表2】 以上説明したエッチング法により従来のフォトリソ/エ
ッチング法が不要となり、即ちレジストプロセスが不要
となり、それに付随する製造工程が簡略化できた。又、
従来の方法では困難であった、必要な箇所のみ選択的に
かつ膜厚分布や断面構造を制御して金属膜若しくは金属
化合物膜又はN型半導体層をエッチングすることが可能
となった。
【0011】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の一実施例によるショットキー型電子放出
素子について、作製時(a),及び完成時(b)の断面
図を模式的に示したものである。素子は回転対称構造を
している。図中101は高濃度P型半導体基板、102
はP型半導体層、103はアバランシェ増幅により熱電
子を生成するP型活性領域、104はN型のガードリン
グ、105は絶縁膜、106はP型半導体に対するオー
ム性接合電極、107はN型半導体に対するオーム性接
合電極、108はP型半導体とショットキー障壁接合を
形成する金属膜、109はエッチングガスを導入するた
めのノズル、110はエッチングガス、111は電子ビ
ーム、112は電源である。
【0012】図2はショットキー障壁接合を用いた素子
の動作原理を説明するバンド図である。
【0013】以下、図1に示した素子の製造工程につい
て説明する。
【0014】(1)亜鉛(Zn)濃度が約5×1018
-3の高濃度P型GaAs半導体基板101上に分子線
エピタキシャル成長(MBE)法により、ベリリウム
(Be)濃度が約1×1017cm-3のP型GaAs半導
体層102を厚さ約2μmエピタキシャル成長した。
【0015】(2)P型活性領域103には、P型半導
体層102表面より深さ約0.2μmにわたり不純物濃
度が約1×1018cm-3程度となるように、集束イオン
ビーム(FIB)注入法により40KeVに加速したB
eイオンを3×1013cm-2注入した。 (3)N型ガードリング104には、不純物濃度が約1
×1018cm-3以上となるように、FIB注入法により
200KeVに加速したシリコン(Si)イオンを注入
した。
【0016】(4)絶縁膜として、SiO2 をスパッタ
リング法により厚さ約0.3μm堆積後、850℃、1
0秒間の熱処理により注入部を活性化した。
【0017】(5)高濃度P型半導体基板101の裏面
にクロム(Cr)及び金(Au)をそれぞれ厚さ0.0
5μm及び0.5μmとなるように順次真空蒸着した。
また、オーム性接合電極107の反転パターンをフォト
レジストで形成後、ゲルマニウム(Ge)金(Au)合
金を厚さ0.5μmとなるように真空蒸着し、リフトオ
フした。350℃、5分の熱処理によりオーム性接合電
極106及び107を形成した。
【0018】(6)P型GaAs半導体に対してショッ
トキー障壁接合を形成する材料としてタングステン
(W)の薄膜を選択し、通常のスパッタ法により厚さ1
00nm堆積した。
【0019】(7)エッチングガスとして4フッ化炭素
(CF4 )を選択した。上記試料を集束可能で、かつ、
パターン描画可能な電子ビーム走査装置内にセットし
た。チャンバーの真空度が約1×10-6Torrとなる
ように排気しながら、ノズル109によりCF4 を基板
表面に吹き付け、ビーム径を約0.1μmに集束した電
子ビームを照射した。電子ビームの照射されたW表面に
のみ選択的にエッチングされた。このようにして、エッ
チング後の電子放出部の厚さが約5nmのショットキー
電極113を形成した。以上のプロセスにより図1に示
した素子を完成した。したがって従来の製造方法のよう
に、ショットキー電極をこの構造に形成するために通常
のフォトリソ/エッチング法のようにレジストプロセス
を行うことなく所望のショットキー電極が形成可能とな
った。
【0020】このようにして作製した電子放出素子を真
空度約1×10-7Torrに保たれた真空室内に設置
し、電源112により7Vを印加したところ、P型活性
領域103の上部のW表面より約100pAの電子放出
が観測された。また、印加電圧を10Vまで順次増大し
たところ、電子放出量(エミッション電流)も約800
pAまで順次増大した。
【0021】ここで、図1及び図2を用いて、本発明の
ショットキー型電子放出素子の動作原理を説明する。図
1において半導体材料としては、原理的には例えばS
i,Ge,GaAs,GaP,AlAs,GaAsP.
AlGaAs,SiC,BP,AlN,ダイヤモンド等
が適用可能であり、特に間接遷移遷移型でバンドギャッ
プの大きい材料が適している。また、ショットキー障壁
接合を形成する金属膜(電極)108の材料としては、
Wの他にAl,Au等一般に知られており、前記P型半
導体に対してショットキー障壁接合を形成するものであ
ればよい。ただし、この電極表面の仕事関数は小さいほ
ど電子放出効率が増大するので、その材料の仕事関数が
大きい場合は表面にCs等の低仕事関数材料を薄く被覆
することにより電子放出効率が向上する。又この金属膜
(電極)108の断面構造としては、図1(b)に示し
たようにP型活性領域103の上部のみ薄く形成するこ
とにより、該P型活性領域103においてアバランシェ
増幅により生成された熱電子は、金属膜(電極)108
内部を通過する際に散乱しにくくなり、電子放出効率
(放出電流/素子電流)が向上する。
【0022】図2を用いて、本発明のショットキー障壁
接合を用いた半導体電子放出素子における電子放出過程
について説明する。P型半導体102とショットキー障
壁接合を形成するショットキーダイオードに逆バイアス
電圧を印加することにより、P型半導体102の伝導帯
の底EC はショットキー障壁を形成する金属膜(電極)
の真空準位EVAC よりも高いエネルギー準位となる。ア
バランシェ増幅によって生成された電子は、半導体−金
属電極界面に生ずる空乏層内の電界によって格子温度よ
りも高いエネルギーを得て、ショットキー障壁接合を形
成する電極へと注入される。ショットキー障壁接合を形
成する電極表面の仕事関数よりも大きなエネルギーを持
った電子は、真空中へ放出される。したがって前述のよ
うに、電極表面を低仕事関数処理することは電子放出量
を増加につながる。
【0023】上記ショットキー型電子放出素子のショッ
トキー金属膜をN型半導体層に置き換えたものが次のP
N接合型電子放出素子である。実施例2図3は本発明の
第2の実施例に係るPN接合型電子放出素子の断面を模
式的に示したものである。素子は回転対称構造をしてい
る。図中301は高濃度P型半導体基板、302はP型
半導体層、303はアバランシェ増幅により熱電子を生
成するP型活性領域、304はN型のガードリング、3
05は絶縁膜、306はP型半導体に対するオーム性接
合電極、307はN型半導体に対するオーム性接合電
極、308はPN接合を形成するN型半導体層、309
は電源である。
【0024】以下、図3に示したGaAsのPN接合型
素子の製造工程について説明する。
【0025】(1)亜鉛(Zn)濃度が約5×1018
-3の高濃度P型GaAs半導体基板301上に分子線
エピタキシャル成長(MBE)法により、ベリリウム
(Be)濃度が約1×1017cm-3のP型GaAs半導
体層302を厚さ約2μmエピタキシャル成長した。
【0026】(2)P型活性領域303には、P型半導
体層302表面より深さ約0.2μmにわたり不純物濃
度が約1×1018cm-3程度となるように、集束イオン
ビーム(FIB)注入法により40KeVに加速したB
eイオンを3×1013cm-2注入した。
【0027】(3)N型ガードリング304には、不純
物濃度が約1×1018cm-3以上となるように、FIB
注入法により200KeVに加速したシリコン(Si)
イオンを注入した。また、P型活性領域303及びその
周囲のP型半導体層302とPN接合を形成するN型半
導体層308として、同様に不純物濃度が約2×10 18
cm-3となるようにFIB注入法により40KeVに加
速したシリコン(Si)イオンを注入した。
【0028】(4)絶縁膜として、SiO2 をスパッタ
リング法により厚さ約0.3μm堆積後、850℃、1
0秒間の熱処理により注入部を活性化した。
【0029】(5)高濃度P型半導体基板301の裏面
にクロム(Cr)及び金(Au)をそれぞれ厚さ0.0
5μm及び0.5μmとなるように順次真空蒸着した。
また、オーム性接合電極307の反転パターンをフォト
レジストで形成後、ゲルマニウム(Ge)金(Au)合
金を厚さ0.5μmとなるように真空蒸着し、リフトオ
フした。350℃、5分の熱処理によりオーム性接合電
極306及び307を形成した。
【0030】(6)図のように中央部をエッチングした
N型半導体層を形成するために、そのエッチングガスと
して塩素ガス(Cl2 )を選択した。上記試料を直径
0.1μm以下に集束可能で、かつ、パターン描画可能
な電子ビーム走査装置内にセットした。チャンバーの真
空度が約1×10-6Torrとなるように排気しなが
ら、ノズルによりCl2 を試料表面に吹き付け、ビーム
径を約0.1μmに集束した電子ビームを照射した。N
型GaAs半導体層308は電子ビームの照射された表
面のみ選択的にエッチングされた。このとき電子ビーム
をP型活性領域303の上部のみ少なく、それ以外のP
型半導体層302表面には多く走査することにより、そ
のP型活性領域の上部は薄く(5nm程度)なるように
エッチングした。このようにして、図3に示したような
断面構造を有するN型半導体層308を形成した。
【0031】このようにして作製した電子放出素子を真
空度が約1×10-7Torrに保たれた真空室内に設置
し、電源309により7Vを印加したところ、P型活性
領域303の上部のN型GaAs表面より約50pAの
電子放出が観測された。また、印加電圧を10Vまで順
次増大したところ、電子放出量(エミッション電流)も
約300pAまで順次増大した。
【0032】ここで、従来のようにN型GaAs層での
熱電子の散乱を低減するためにそのN型半導体層を均一
に薄く形成すると、その膜の抵抗値が上昇するためにジ
ュール熱の発生等素子特性を悪化することになる。
【0033】なお、エッチングガスとエッチング材料と
しては表2に示したようにCl2 とGaAsの他にXe
2 とSi、CClF3 とSi等が一般に知られてい
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体電
子放出素子の製造方法によれば従来の製造方法に対して
製造工程が簡略になる。さらに、その素子の電子放出特
性(効率)を向上させるのに都合のよいショットキー電
極或いはN型半導体層の膜厚分布や断面形状を、容易に
形成可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したショットキー型電子放出素子
の断面の概略図である。
【図2】ショットキー障壁接合を用いた素子の動作原理
を説明するためのバンド図である。
【図3】本発明を実施したPN接合型電子放出素子の断
面の概略図である。
【符号の説明】
101,301 高濃度P型半導体基板 102,302 P型半導体層 103,303 アバランシェ増幅により熱電子を生
じるP型活性領域 104,304 N型のガードリング 105,305 絶縁膜 106,306 オーム性接合電極 107,307 オーム性接合電極 108 ショットキー障壁接合を形成する金属膜 109 エッチングガスを導入するためのノズル 110 エッチングガス 111 電子ビーム 112,309 電源 308 N型半導体層

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属膜又は金属化合物膜とP型半導体と
    のショットキー障壁接合に逆方向電圧を印加することに
    より、そのP型半導体に形成された高濃度P型半導体領
    域において生じるアバランシェ増幅により生成された電
    子を、固体表面より外部へと放出する半導体電子放出素
    子において、 前記金属膜又は金属化合物膜を堆積後にその基体を真空
    容器内に設置し、電子ビーム照射することによりその金
    属膜又は金属化合物膜をエッチングすることが可能なガ
    スを導入して、電子ビームを照射することにより前記金
    属膜又は金属化合物膜をエッチングすることを特徴とす
    る半導体電子放出素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 直径が10μm以下に集束された電子ビ
    ームを用いることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    電子放出素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 電子ビームを前記金属膜又は金属化合物
    膜の表面の任意の箇所に照射することにより、その箇所
    にのみ選択的にエッチングすることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の半導体電子放出素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 金属膜又は金属化合物膜のエッチング後
    の厚さを、電子ビームの照射時間により制御することを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の半
    導体電子放出素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属膜又は金属化合物膜のエッチング後
    の厚さを、照射する電子ビームの電流値により制御する
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記
    載の半導体電子放出素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属膜又は金属化合物膜のエッチング後
    の厚さを、金属膜又は金属化合物膜の表面における前記
    ガスの濃度により制御することを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3に記載の半導体電子放出素子の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 金属膜又は金属化合物膜のエッチング後
    の膜厚分布を、照射する電子ビームの走査条件により制
    御することを特徴とする請求項3に記載の半導体電子放
    出素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 金属膜又は金属化合物膜のエッチング後
    の膜厚分布を、照射する電子ビームの走査条件により、
    前記高濃度P型半導体領域の部分のみ薄く形成すること
    を特徴とする請求項7に記載の半導体電子放出素子の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8に記載の製造方法
    において、電子ビームの換わりにイオンビームを用いた
    ことを特徴とする半導体電子放出素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8に記載の製造方
    法において、電子ビームの換わりにレーザー光を用いた
    ことを特徴とする半導体電子放出素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 P型半導体とN型半導体層とのPN接
    合に逆方向電圧を印加することにより、そのP型半導体
    に形成された高濃度P型半導体領域において生じるアバ
    ランシェ増幅により生成された電子を、固体表面より外
    部へと放出する半導体電子放出素子において、 前記PN接合を有する基体を真空容器内に設置し、電子
    ビーム照射することによりそのN型半導体層をエッチン
    グすることが可能なガスを導入して、電子ビームを照射
    することにより前記N型半導体層をエッチングすること
    を特徴とする半導体電子放出素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 直径が10μm以下に集束された電子
    ビームを用いることを特徴とする請求項11に記載の半
    導体電子放出素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 電子ビームを前記N型半導体層の表面
    の任意の箇所に照射することにより、その箇所にのみ選
    択的にエッチングすることを特徴とする請求項11又は
    請求項12に記載の半導体電子放出素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 N型半導体層のエッチング後の厚さ
    を、電子ビームの照射する時間により制御することを特
    徴とする請求項11、請求項12又は請求項13に記載
    の半導体電子放出素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 N型半導体層のエッチング後の厚さ
    を、照射する電子ビームの電流値により制御することを
    特徴とする請求項11、請求項12又は請求項13に記
    載の半導体電子放出素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 N型半導体層のエッチング後の厚さ
    を、そのN型半導体層の表面における前記ガスの濃度に
    より制御することを特徴とする請求項11、請求項12
    又は請求項13に記載の半導体電子放出素子の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 N型半導体層のエッチング後の膜厚分
    布を、照射する電子ビームの走査条件により制御するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の半導体電子放出素子
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 N型半導体層のエッチング後の膜厚分
    布を、照射する電子ビームの走査条件により、前記高濃
    度P型半導体領域の部分のみ薄く形成することを特徴と
    する請求項17に記載の半導体電子放出素子の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項11から請求項18に記載の製
    造方法において、電子ビームの換わりにイオンビームを
    用いたことを特徴とする半導体電子放出素子の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項11から請求項18に記載の製
    造方法において、電子ビームの換わりにレーザー光を用
    いたことを特徴とする半導体電子放出素子の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5674100A (en) * 1994-07-20 1997-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing electron-emitting device
US5857882A (en) * 1996-02-27 1999-01-12 Sandia Corporation Processing of materials for uniform field emission
JP2018018886A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 日本特殊陶業株式会社 マスク及び配線基板の製造方法

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