JP3134535U - 電子レンジ用炊飯釜 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構造である陶器製の電子レンジ用炊飯釜において、調理時に発生する吹き零れに対し、吹き零れを防止あるいは減少させるとともに、吹き零れが発生した際にはレンジ内部の掃除を不要とする。
【解決手段】炊飯時発生する内部圧力により中蓋と外蓋位置がずれをおこして吹き零れが発生しないように、釜内部に同心円状に2つの段差を設け、蓋の周縁がその段差に当接して保持される構造とし、更に外蓋の上面が釜の上端部より低い位置にある構造とすることで通気孔から流れ出た液体を釜内部に還流させる。また、吹き零れた際にレンジ台を汚さないよう受け皿を組み合わせる。
【選択図】図1
【解決手段】炊飯時発生する内部圧力により中蓋と外蓋位置がずれをおこして吹き零れが発生しないように、釜内部に同心円状に2つの段差を設け、蓋の周縁がその段差に当接して保持される構造とし、更に外蓋の上面が釜の上端部より低い位置にある構造とすることで通気孔から流れ出た液体を釜内部に還流させる。また、吹き零れた際にレンジ台を汚さないよう受け皿を組み合わせる。
【選択図】図1
Description
本考案は、電子レンジにて炊飯でき、調理後に移し変えることなく茶碗として使用することのできる釜であり、調理時に発生する吹き零れの煩わしさを解消する、電子レンジ用の炊飯釜に関するものである。
従来より、洗米と水を容器に入れ、電子レンジを利用して炊飯する電子レンジ用の調理器具がある。金属製や陶器製のものがあり、陶器製のものの中には調理後茶碗として使用できるものもある。陶器製のものは簡素な構造であるが、調理時に吹き零れが発生しレンジ内部を汚しやすいという問題があった。
特許登録第2111175号
実用新案登録第3118243号
解決しようとする問題点は、簡素な構造である陶器製の電子レンジ用炊飯釜において、調理時に発生する吹き零れに対し、少ない吹き零れにするとともに吹き零れが発生した際にレンジ内の掃除を不要とする点である。
本考案は、製造におけるコストを低減し、また調理後に移し変えることなく茶碗として使用できるようにするため、構成部品をすべて陶器製としている。
本考案は、電子レンジ用の釜の蓋位置について調理時の内圧により蓋が動いても、釜内部に蓋の周縁が当接する段差をもつことにより位置を安定させ、調理時の内部加圧加減を適度に保ちつつ、吹き零れしにくい構造であることを主たる特徴としている。
本考案は、調理時に吹き零れた場合に、電子レンジの内部を汚さないように受け皿を組み合わせていることを主たる特徴としている。
本考案の電子レンジ用調理釜は、調理中の沸騰時に発生する粘性ある泡による蓋の持ち上がりによる蓋ずれによる吹き零れを防止あるいは低減させるとともに、吹き零れが発生しても受け皿により電子レンジ内部を汚さないという利点がある。
図3に示すように釜10は茶碗型であり下部に甲台13を設け、調理後そのまま茶碗として使用する形状となっており。図1、図2で示すように蓋は二重構造となっており、蓋は陶器製で重みのある外蓋20と、陶器製で重みのある中蓋30でできている。この重みにより、炊飯時に適度な加圧を行う。
釜10は厚みのある陶器製の容器で、図4、図12で示すように釜10の内部に同心円状の2つの段差を設けている。図11で示すように、その2つの段差のうち上側の段差は外蓋用段差部11であり、外蓋20の周縁部が段差部に当接することによりその位置を保持する。下側の段差は中蓋用段差部12であり、中蓋30の周縁部が段差部に当接することによりその位置を保持する。2つ段差部は釜10の内部に十分な空間ができるよう釜10の上方部に設けられている。
図7、図8で示すように中蓋30には把手32と直径3〜8mmの通気孔31が複数個設けられており、炊飯時に発生する蒸気や水分を通気する。炊飯時には粘性のある泡が中蓋30を押し上げることになるが、釜10に設けられた中蓋用段差部12により、中蓋30がずれて傾斜することを防ぐ。そのため中蓋30が傾斜することによる外蓋20の持ち上げを防止することができる。
図5、図6で示すとおり、外蓋20には把手22と直径3〜8mmの通気孔21が複数個設けられており、炊飯時に中蓋を通過した蒸気や水分、また粘性のある泡を外蓋20の外部に放出する。図11で示すように外蓋20の上面は釜10の上端周縁部よりも低い位置にあるため、通気孔21を通過した粘性ある泡は外蓋20の上面を流れても釜10の外壁に落ちることなく釜10内部に還流し、吹き零れを防止あるいは低減する。
調理には電子レンジの通常加熱モード(500〜700ワット)と解凍モード(150〜200ワット)とを組み合わせて行う方法を用いるが、使用時の水の温度や調理の種類(炊き込みご飯等)により、調理状態に多少のばらつきが発生し、調理時に生じる粘性ある泡が釜10の外部に吹き零れてしまうことがある。吹き零れによる電子レンジの内部の汚れを防ぐため、陶器製の受け皿40の上に釜10を乗せて調理する方法を常態とする(図1、図9、図10)。
1合炊きサイズの本考案の場合、釜20の直径165mmで高さは130mmである。
中蓋30の直径は145mmで、直径3.5mmの孔31が4つ設けられており重量は約200gである
外蓋20の直径は155mmで、直径3.5mmの孔21が2つ設けられており重量は約250gである。
洗米と水を釜10に入れ、中蓋30、外蓋20、受け皿40を図12の順序で組み合わせる。電子レンジのレンジ台に組み立てられた釜を乗せ、通常加熱モードで約5分間、解凍モードで約13分の調理を実施する。
簡素な構造でかつ陶磁器でできていることから、一人用の0.5合炊きから家族用の3合程度まで市場のニーズに応じたサイズを容易に製造、供給することができる。
10 釜
11 外蓋用段差部
12 中蓋用段差部
13 甲台
20 外蓋
21 通気孔
22 把手
30 中蓋
31 通気孔
32 把手
40 受け皿
11 外蓋用段差部
12 中蓋用段差部
13 甲台
20 外蓋
21 通気孔
22 把手
30 中蓋
31 通気孔
32 把手
40 受け皿
Claims (2)
- 電子レンジ用の陶器製炊飯釜であって、釜の上部の同心円状に2つの段差を設けており、上部の段差には外蓋の周縁部が当接保持され下部の段差には中蓋の周縁部が当接保持され、外蓋と中蓋には複数の通気孔を設けており調理時の内圧を調整する機能を有し、外蓋の上面は釜の開口部より低い位置にあることにより調理時に外蓋の通気孔より出てきた煮沸状態の液体が釜内部に還流することを特徴とする電子レンジ用炊飯釜。
- 陶器製炊飯釜の下部に受け皿を敷設することにより、調理時に通気孔や蓋の周縁よりあふれ出てきた煮沸状態の液体が受け皿に溜まることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用炊飯釜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004266U JP3134535U (ja) | 2007-06-07 | 2007-06-07 | 電子レンジ用炊飯釜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004266U JP3134535U (ja) | 2007-06-07 | 2007-06-07 | 電子レンジ用炊飯釜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134535U true JP3134535U (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=43285105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007004266U Expired - Lifetime JP3134535U (ja) | 2007-06-07 | 2007-06-07 | 電子レンジ用炊飯釜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134535U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020130794A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
JP2020192093A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
-
2007
- 2007-06-07 JP JP2007004266U patent/JP3134535U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020130794A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
JP7555555B2 (ja) | 2019-02-22 | 2024-09-25 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
JP2020192093A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
JP7227493B2 (ja) | 2019-05-28 | 2023-02-22 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
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