JP3134363U - 変則編みマイヤー生地 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイヤー編機を用いて、毛布として用いるのではないところの軽量で肌触りが良い変則編みマイヤー生地を編成する方法と、この方法によって得る変則編みマイヤー生地を提供すること。
【解決手段】マイヤー編機により編成したマイヤー生地であって、各1本の緯糸L1、経糸L2及びパイル糸L3を用い、その経糸L2及びパイル糸L3を一体的にループにし、これに緯糸L1を潜らせるようにして、一側の針床だけで編成した地編組織から構成してある。
【選択図】図2
【解決手段】マイヤー編機により編成したマイヤー生地であって、各1本の緯糸L1、経糸L2及びパイル糸L3を用い、その経糸L2及びパイル糸L3を一体的にループにし、これに緯糸L1を潜らせるようにして、一側の針床だけで編成した地編組織から構成してある。
【選択図】図2
Description
本考案は、マイヤー編機により編成する変則編みマイヤー生地に関する。
マイヤー編機は、専らマイヤー毛布を編成する為に用いられるもので、古くから知られているカールマイヤー編機(商標名)というダブルラッセル編機であって、図4に示すニードル、筬によって、前後二枚の地編組織を構成しながら、パイル糸を両地編組織間に掛けわたして編みつけ、編成後に、両地編組織を、そのパイル糸の中間でセンターカットして二枚に分離し、その後、パイル糸面を起毛或いは裁き処理して毛羽を備えるようにし、また、必要に応じて地編組織側も起毛処理等(短い毛羽)することによって、両面に長短毛羽のある毛布を製造するものである。
図4において、10は、それぞれ両側に配置された針床、そのサイドにニードル12、12が配置されており、各ニードルは、ここでは、6本の筬13に供給された糸を係止し、編成に用いられる。前記筬13には、緯糸L1、L6、経糸L2、L5及びパイル糸L3、L4が供給され、それぞれ、両側の地編組織14,15を編成すると共にパイル糸L3、L4が両地編組織に掛け渡され、編成後にそのパイル糸L3、L4が、カッター8により、センターカットで切断されて、2枚の地編組織が得られる。
尚、毛布としては、上記センターカットの後に、上記二枚の地編組織側を背中あわせで重ねて1枚ものとし、パイル糸面を両面に位置させて両面に毛羽を立たせる場合と、上述の如く、二枚をそれぞれ表面加工処理して1枚物の毛布として完成させる場合とがある。
尚、毛布としては、上記センターカットの後に、上記二枚の地編組織側を背中あわせで重ねて1枚ものとし、パイル糸面を両面に位置させて両面に毛羽を立たせる場合と、上述の如く、二枚をそれぞれ表面加工処理して1枚物の毛布として完成させる場合とがある。
このようなマイヤー毛布は、保温性に優れているが、厚みがあるもので、冬季用として好ましいが、春秋にも用い得るところの軽く、通気性に優れた毛布が望まれ、こうした要求に応えるマイヤー毛布が提案されている。
特開10−127458。 特開2006−299492。
上記のように、マイヤー編機で得られた生地をセンターカットし、現れたパイル糸を起毛処理することによって毛羽を得ることが毛布を製造するのに必須の要件であるが、得られた毛布は、厚みがあると共に大きな保温性を発揮するもので、基本的には冬季に用いるものであって、これを、通気性を高め、保温性を僅かに低下させて春秋にも用い得るようにするための提案がなされてきたが(特許文献1及び特許文献2)、こうした改良は、パイル糸を起毛して毛羽とする点において、従来と変わるところがなく、あくまでも毛布として製造する域を出るものではなかった。
従って、従前においては、ダブルラッセル編機(マイヤー編機)を用いるが、更に保温性を殺し、夏に用い得るところの生地を編成するという考えはなかったものである。
従って、従前においては、ダブルラッセル編機(マイヤー編機)を用いるが、更に保温性を殺し、夏に用い得るところの生地を編成するという考えはなかったものである。
本考案は、マイヤー編機を用い、毛布として用いるものではないところの軽量で肌触りが良い変則編みマイヤー生地を提供することを目的とする。
本考案にかかる変則編みマイヤー生地は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の通り、マイヤー編機により編成したマイヤー生地であって、
各1本の緯糸L1、経糸L2及びパイル糸3を用い、その経糸L2及びパイル糸3を一体的にループにし、これに緯糸L1を潜らせるようにして、一側の針床だけで編成した地編組織から構成してあることを特徴とする。
本考案において用いる緯糸L、経糸L2及びパイル糸3としては、ポリエステル。アクリル等の化繊、ウール、綿糸等の天然繊維から適宜選択して用いることができる。
各1本の緯糸L1、経糸L2及びパイル糸3を用い、その経糸L2及びパイル糸3を一体的にループにし、これに緯糸L1を潜らせるようにして、一側の針床だけで編成した地編組織から構成してあることを特徴とする。
本考案において用いる緯糸L、経糸L2及びパイル糸3としては、ポリエステル。アクリル等の化繊、ウール、綿糸等の天然繊維から適宜選択して用いることができる。
本考案にかかる変則編みマイヤー生地としては、前記変則編みマイヤー生地の一側面に不織布が接着され、少なくとも対抗する周辺にヘム16が逢着されているのが好ましい。
また、変則編みマイヤー生地の周辺がマチ縫いされるようにしても良い。
また、変則編みマイヤー生地の周辺がマチ縫いされるようにしても良い。
本考案にかかる変則編みマイヤー生地は、パイル糸による両側の地編組織に対する掛け渡しがなく、センターカットによるパイル糸の飛び出しがない肌触りの良い薄地の生地であり、例えば、夏季に布団シート等として持ち得る利点があると共にマイヤー編機による編成で、針床の一側だけで地編組織を編成するものであるので、編成スピードが速く、また、センターカットの工程、起毛工程等を必要としないので、コストがかからず、生産性が良好であるという利点もある。
そして、かかる方法によって編成された変則編みマイヤー生地は、薄地であるので、通気性が良く、起毛処理(毛羽)がなされていない状態で用いるので、夏季に布団シートに用いたりすることで、冷たい触感が得られて肌触りが良いという利点がる。
本考案の実施の形態を、図面を参照して以下詳述する。
図1は、本考案に用いられるマイヤー編機の筬、ニードルの部分を示す。このマイヤー編機自体は、公知の基本構成を備えたものであり、従って、本考案に直接に関係しない全体の構成については具体的な説明を省略する。
図1は、本考案に用いられるマイヤー編機の筬、ニードルの部分を示す。このマイヤー編機自体は、公知の基本構成を備えたものであり、従って、本考案に直接に関係しない全体の構成については具体的な説明を省略する。
両側に配置された針床1の一方の針床1の側面に配列するニードル2に対し、筬3・・より、一側面の地編組織4を構成するためのポリエステルの緯糸L1、経糸L2、と、綿糸のパイル糸L3が供給され、これらの緯糸L1、経糸L2、パイル糸L3によって一側の地編組織4が編成される。これらの緯糸L1、経糸L2、パイル糸L3による地編組織の編成は、パイル糸L3を地編組織に編み、他方の地編組織に掛け渡して編みこむという工程がない点で従来とを異なるが、地編組織の編成自体は従来技術と同じであり、ここでの詳細説明は省略する。
図中、5は、センターカット用のカッターを示すが、ここではその使用はない。
図中、5は、センターカット用のカッターを示すが、ここではその使用はない。
次に、要部の編成の工程について説明すると、図1及び図2にあるように、パイル糸L3が供給されている夫々の筬3が、所定の位置で作動し、対抗位置にあるニードル2によって編成が行われることになる。
即ち、図2の通り、経糸L2とパイル糸L3とがループを形成し、緯糸L1がそこを潜るようして編み込まれて一側の地編組織4が編成されて、生地7が完成されるのである。
この編成は、一方の針床1の側において行われるもので、マイヤー編機による2枚の地編組織を編成する従来の編成方法とは異なる。従って、パイル糸L3が2枚の地編組織に掛け渡されるという編成工程、センターカットによる分断工程はない。
即ち、図2の通り、経糸L2とパイル糸L3とがループを形成し、緯糸L1がそこを潜るようして編み込まれて一側の地編組織4が編成されて、生地7が完成されるのである。
この編成は、一方の針床1の側において行われるもので、マイヤー編機による2枚の地編組織を編成する従来の編成方法とは異なる。従って、パイル糸L3が2枚の地編組織に掛け渡されるという編成工程、センターカットによる分断工程はない。
このようにして編成される変則編み生地7は、マイヤー編機から編み出される。しかる後に、図3に示すように、この生地を、不織布6に、接着剤を用いて貼着する。この際、この生地7の短辺側の2辺に、ヘム16が逢着される。
この不織布6としては、化繊、天然繊維等、種々の素材ものを用いてよく、接着方法についても、接着剤を用いずに、ミシン縫いであってもよい。
また、別の態様として、前記不織布6を用いずに、この変則編みマイヤー生地の周辺をマチ縫いするだけで、シーツとして用いるようにしてもよい。この際、使い勝手を良くするために、前記生地の少なくとも一辺にヘム16を逢着するようにしてもよい。
この不織布6としては、化繊、天然繊維等、種々の素材ものを用いてよく、接着方法についても、接着剤を用いずに、ミシン縫いであってもよい。
また、別の態様として、前記不織布6を用いずに、この変則編みマイヤー生地の周辺をマチ縫いするだけで、シーツとして用いるようにしてもよい。この際、使い勝手を良くするために、前記生地の少なくとも一辺にヘム16を逢着するようにしてもよい。
本考案の変則マイヤー毛布は、従前のマイヤー編機を用いることができるので、これを設置した工場において実施可能であり、その実施が容易である。また、変則マイヤー生地は、起毛、毛羽処理がなく、薄地で通気性が良くいので、毛布ではなく、シーツなどとして季節性を問わずに使用でき、その応用範囲は広いものである。
1:針床
2:ニードル
3:筬
4:地編組織
5:カッター
6:不織布
7:生地
16:ヘム
L1:緯糸
L2:経糸
L3:パイル糸
2:ニードル
3:筬
4:地編組織
5:カッター
6:不織布
7:生地
16:ヘム
L1:緯糸
L2:経糸
L3:パイル糸
Claims (3)
- マイヤー編機により編成したマイヤー生地であって、
各1本の緯糸L1、経糸L2及びパイル糸3を用い、その経糸L2及びパイル糸3を一体的にループにし、これに緯糸L1を潜らせるようにして、一側の針床だけで編成した地編組織から構成してあることを特徴とする変則編みマイヤー生マイヤー編機により編成するマイヤー生地の編成方法であって、 - 請求項1の変則編みマイヤー生地の一側面に不織布が接着され、少なくとも対抗する周辺にヘム16が逢着されている変則編みマイヤー生地。
- 請求項1の変則編みマイヤー生地の周辺がマチ縫いされている変則編みマイヤー生地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001002U JP3134363U (ja) | 2007-01-21 | 2007-01-21 | 変則編みマイヤー生地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001002U JP3134363U (ja) | 2007-01-21 | 2007-01-21 | 変則編みマイヤー生地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134363U true JP3134363U (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=43284943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001002U Expired - Lifetime JP3134363U (ja) | 2007-01-21 | 2007-01-21 | 変則編みマイヤー生地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134363U (ja) |
-
2007
- 2007-01-21 JP JP2007001002U patent/JP3134363U/ja not_active Expired - Lifetime
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