JP2017196212A - マイヤー編機を用いたマイヤー毛布の製造方法とマイヤー毛布 - Google Patents

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房喜 吉田
Fusaki Yoshida
房喜 吉田
正倉 池野
Masakura Ikeno
正倉 池野
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YOSHDA FUSA ORIMONO KK
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Abstract

【課題】従来のマイヤー編機を用いながら、一層構造の地編組織からなる毛布を編成し、軽くて、保温性、通気性に優れ、嵩も低くて使い勝手のよい、マイヤー毛布を製造する。
【解決手段】針床5の一側に配列されたニードル13に対し、筬8より一方の地編用の経糸L1及び経糸を供給し、一方の地編組織2Fを編成すると共に他側のニードル14にパイル糸を供給してパイルを前記一方の地編組織に編成し、毛布編地を一方の地編組織だけで編成して後に起毛処理を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイヤー編機を用いたマイヤー毛布の製造方法とマイヤー毛布に関するものである。
マイヤー毛布は、一般に、マイヤー編機(普通名詞化)と呼ばれるダブルラッセル編機によって前後2枚の地編組織を構成しながらパイル糸を両地編組織間に掛け渡して編み、両地編組織の一側面(又は両側面)の起毛処理を施して毛布として完成させている。
こうした一般的な使用態様では、非常に厚みがあって保温性に優れているが、その分、通気性が損なわれ、また、重量があって着心地は今一つであり、1枚の毛布としては糸の使用量が多くなってコスト高となると共に軽量で適度の保温性、通気性のある毛布として適していない。
その他の使用態様として、パイル糸で繋がった前述の前後2枚の地編組織を、その中間の繋ぎのパイル糸をセンターカットすることで、2枚の毛布地とし、切断によって現れたパイル糸を起毛処理することで毛羽を備えるようにして用いることも行われている。
かかる方法によれば、軽量化を図ることは可能であるが、センターカットの工程を必要とするもので、その分、コスト高となると共にそのカット工程の調節作業に手間を要するという問題もある。
特開2012−217813 特開2006−299492
上記従来技術にあっては、通常の2層構造の地編組織から成る毛布地であるため、通常のマイヤー編機の運転態様によるものであり、編成された毛布をそのまま使用する利点は存するものの(起毛の有無に関係なく)、嵩高くて使用勝手が良くなく、保温性は有する反面、通気性に劣り、重量もあって薄物掛け毛布として適していないものである。
本発明は、かかる現状に鑑み、従来のマイヤー編機を用いながら、一層構造の地編組織からなる毛布を編成し、保温性、通気性に優れ、嵩も低くて使い勝手のよい、マイヤー毛布を製造することを目的とする。
本発明にかかるマイヤー毛布の製造方法は、針床(5)の一側に配列されたニードル(13)に対し、筬(8)より一方の地編用の経糸(L1)及び経糸(L2)を供給して一方の地編組織(2F)を編成し、更に、筬(8)により少なくとも一本のパイル糸(L3)を他側のニードル(14)に供給して前記一方の地編組織(2F)に係合させてパイル(L3A)を順次形成させると共に該パイル(L3A)を相互に鎖編みによって連結させ、以って、毛布編地を一方の地編組織だけで完成させ、前記パイル(L3A)に起毛処理を施すことを特徴とする。
本発明によれば、マイヤー毛布の編地を、一側の地編地だけで構成するので、軽量で嵩が低く、適度の保温性と通気性を兼ね備え、ドレープ性の良い使い勝手の優れた毛布を提供できるのであり、製造においても、従来のようなセンターカット工程を必要とすることもなく、製造コストも低減できる利点がある。
加えて、パイル糸が鎖編みによって相互に連結されているので、起毛処理において針がパイルに引掛ったときにずれることがなく、均一に綺麗に起毛できる利点がある。
本発明のその他の利点は、以下の実施例の記載から明らかになろう。
本発明の実施に際しては、前記パイル糸を2本とすることで、軽量な毛布でありながら、複雑な絵柄の毛布を編成させることができる。
本発明にかかるマイヤー編機のニードル及び筬の模式図である。 本発明にかかる編成過程を示す模式図である。 本発明にかかる編地の模式図である。
以下、本発明にかかるマイヤー毛布の製造方法について図面を参照して詳述すると、図1に示すように、針床5の一側に配列されたニードル13に対し、筬8より一方の地編用の経糸L1及び横糸L2を供給し、これらの経糸L1及び横糸L2並びに、他側のニードル14を用いてパイル糸L3及びL4にて一方の地編組織2Fのみを編成してパイルL3A,L4Aを備え、毛布編地を一方の地編地だけで完成させるものである。
この際、筬8によって、他側のニードル14に対し、パイル糸L3及びL4が供給され、前記一方の地編組織2Fに係合してパイルL3A,L4Aを編成するが、このとき、ニードル14が下降して抜けたときに、これらのパイルL3A,L4Aは、夫々が相互に鎖編みで連結されて前記地編組織2Fに残されることになる。
編機による鎖編みは、2つの針床5に夫々地編組織を編成する従来の手法において周知のもので、新規なものではないが、ここでは、他方のニードル14が下降して抜けたときに、図2に示すように、パイルL3A,L4Aが、一方の地編組織2Fの側に引き寄せられて、その地編組織2Fの側に鎖連結状態で形成されることになる。尚、前記パイル糸L3及びL4は少なくとも1本あればよく、2本にすることで、毛布に複雑な絵柄を付与することができる。
しかる後、起毛機(マイヤー編み機とは別)によって前記編成された地編地の一側(パイルL3A,L4A)に対して起毛を施すことになる。
使用するマイヤー編機は、従来公知の構成のものである。但し、針床5の前後面に配列する前後のニードル13、14に対して、筬8・により、一側面の地編組織2Fを構成するための経糸L1、横糸L2を供給し、筬8・によって、パイル糸L3及びL4を他側のニードル14に供給することで、パイルL3A,L4Aを一側面の地編組織2Fを編成することが特徴である。
本発明によれば、従来のマイヤー編機をそのまま用いて実施可能であるので、従前設置の工場において容易に実施できる。そして、センターカットを行う装置も不要であるから、その応用範囲は広い。
2F:地編組織
5:針床
8:筬
13:一側のニードル
14:他側のニードル
Ll:経糸
L2:横糸
L3:一方のパイル糸
L4:もう一方のパイル糸

Claims (3)

  1. マイヤー編機を用いたマイヤー毛布の製造方法であって、マイヤー針床(5)の一側に配列されたニードル(13)に対し、筬(8)より一方の地編用の経糸(L1)及び経糸(L2)を供給して一方の地編組織(2F)を編成し、更に、筬(8)により少なくとも一本のパイル糸(L3)を他側のニードル(14)に供給して前記一方の地編組織(2F)に係合させてパイル(L3A)を順次形成させると共に該パイル(L3A)を相互に鎖編みによって連結させ、以って、毛布編地を一方の地編組織だけで完成させ、前記パイル(L3A)に起毛処理を施すことを特徴とするマイヤー編機を用いたマイヤー毛布の製造方法。
  2. 更に筬(8)によって他側のニードルに対してもう一本のパイル糸(L4)を供給して編成することを特徴とする請求項1に記載のマイヤー毛布の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の製造方法により製造されたマイヤー毛布。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110791873A (zh) * 2019-10-18 2020-02-14 浙江康嘉纺织科技有限公司 一种荷兰绒坯布的生产工艺
CN110923935A (zh) * 2019-10-18 2020-03-27 浙江康嘉纺织科技有限公司 一种仿棉绒坯布的生产工艺
CN110983605A (zh) * 2019-10-18 2020-04-10 浙江康嘉纺织科技有限公司 一种意大利绒坯布的生产工艺

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