JP3132942B2 - 加熱コイル体 - Google Patents
加熱コイル体Info
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- JP3132942B2 JP3132942B2 JP05066687A JP6668793A JP3132942B2 JP 3132942 B2 JP3132942 B2 JP 3132942B2 JP 05066687 A JP05066687 A JP 05066687A JP 6668793 A JP6668793 A JP 6668793A JP 3132942 B2 JP3132942 B2 JP 3132942B2
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- Japan
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- coil
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- heating coil
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気融着継手の製造に
用いられる加熱コイル体に関する。
用いられる加熱コイル体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、金型にコイルをセットして樹
脂材料を射出成形する電気融着継手の製造方法が知られ
ている(例えば、特開平3−278919号公報参
照)。
脂材料を射出成形する電気融着継手の製造方法が知られ
ている(例えば、特開平3−278919号公報参
照)。
【0003】また、図6に示すように、コイルbを円筒
状に巻回して円筒体cとし、この円筒体cの他端側のコ
イルbの端部を一端側に折り返し、この円筒体cの一端
側にコイルbの両端部を位置させて同一端部側に通電タ
ーミナルdを有する加熱コイル体aを形成し、この加熱
コイル体aを金型eにセットして樹脂材料fを射出成形
する電気融着継手gの製造が行われている。
状に巻回して円筒体cとし、この円筒体cの他端側のコ
イルbの端部を一端側に折り返し、この円筒体cの一端
側にコイルbの両端部を位置させて同一端部側に通電タ
ーミナルdを有する加熱コイル体aを形成し、この加熱
コイル体aを金型eにセットして樹脂材料fを射出成形
する電気融着継手gの製造が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この加熱コイ
ル体aの場合、射出成形時の樹脂材料fの流動圧によっ
てコイルbの折り返し部分hがずれ、この折り返し部分
hと円筒体cの部分のコイルbが接触した状態で製造さ
れやすくなる。その結果、この製造方法によって製造さ
れた電気融着継手gに通電すると、折り返し部分hのコ
イルbと円筒体cの部分のコイルbとがショートしてし
まうといった不都合を生じることとなる。
ル体aの場合、射出成形時の樹脂材料fの流動圧によっ
てコイルbの折り返し部分hがずれ、この折り返し部分
hと円筒体cの部分のコイルbが接触した状態で製造さ
れやすくなる。その結果、この製造方法によって製造さ
れた電気融着継手gに通電すると、折り返し部分hのコ
イルbと円筒体cの部分のコイルbとがショートしてし
まうといった不都合を生じることとなる。
【0005】また、製造時には折り返し部分hのコイル
bと円筒体cの部分のコイルbとが接触しなかったとし
ても、通電時に、コイルbの周縁の樹脂が溶融してコイ
ルbがずれ、円筒体cの部分のコイルbと折り返し部分
hのコイルbとが接触してショートしてしまうといった
不都合を生じることとなる。
bと円筒体cの部分のコイルbとが接触しなかったとし
ても、通電時に、コイルbの周縁の樹脂が溶融してコイ
ルbがずれ、円筒体cの部分のコイルbと折り返し部分
hのコイルbとが接触してショートしてしまうといった
不都合を生じることとなる。
【0006】そのため、この折り返し部分hのコイルb
に絶縁コーティングや耐熱性樹脂の被覆を施して円筒体
cの部分のコイルbとの絶縁を図ることが提案されてい
るが、この場合、充分な絶縁効果を得るためには、これ
らのコーティングや被覆を厚くしなければならず、加熱
コイル体a自身がコスト高になってしまうといった不都
合を生じることとなる。
に絶縁コーティングや耐熱性樹脂の被覆を施して円筒体
cの部分のコイルbとの絶縁を図ることが提案されてい
るが、この場合、充分な絶縁効果を得るためには、これ
らのコーティングや被覆を厚くしなければならず、加熱
コイル体a自身がコスト高になってしまうといった不都
合を生じることとなる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、低コストで安全性に優れた加熱コイル体を提供する
ことを目的としている。
で、低コストで安全性に優れた加熱コイル体を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の加熱コイル体は、円筒状に巻回したコイルの
円筒体の一端側に、このコイルに導通する通電ターミナ
ルを有する加熱コイル体であって、円筒体の他端側に位
置するコイルの他端部と、円筒体の一端側に位置する通
電ターミナルとの間の折り返し部が、低抵抗値およびま
たは高剛性の通電体の表面に絶縁体を被覆した折返部材
によって接続されてなるものである。
の本発明の加熱コイル体は、円筒状に巻回したコイルの
円筒体の一端側に、このコイルに導通する通電ターミナ
ルを有する加熱コイル体であって、円筒体の他端側に位
置するコイルの他端部と、円筒体の一端側に位置する通
電ターミナルとの間の折り返し部が、低抵抗値およびま
たは高剛性の通電体の表面に絶縁体を被覆した折返部材
によって接続されてなるものである。
【0009】
【作用】本発明によると、折返部材の絶縁体によって、
折返部材の通電体と円筒体のコイルとの間に充分な絶縁
効果を得ることができる。
折返部材の通電体と円筒体のコイルとの間に充分な絶縁
効果を得ることができる。
【0010】また、折返部材の通電体を高剛性の通電体
とした場合、電気融着継手の製造時に、射出成形樹脂の
流動圧の影響を受けにくくなり、この通電体と円筒体部
分のコイルとが接触しない電気融着継手が得られる。そ
のため、この通電体の表面に被覆される絶縁体を薄くし
ても充分な絶縁効果が得られることとなる。
とした場合、電気融着継手の製造時に、射出成形樹脂の
流動圧の影響を受けにくくなり、この通電体と円筒体部
分のコイルとが接触しない電気融着継手が得られる。そ
のため、この通電体の表面に被覆される絶縁体を薄くし
ても充分な絶縁効果が得られることとなる。
【0011】さらに、折返部材の通電体を低抵抗値の通
電体とした場合、電気融着継手の通電時に、この通電体
の周縁の樹脂が溶融しなくなり、この通電体と円筒体部
分のコイルとが溶融によってずれて接触するといったこ
とが防止される。そのため、この通電体の表面に被覆さ
れる絶縁体を薄くしても充分な絶縁効果が得られること
となる。
電体とした場合、電気融着継手の通電時に、この通電体
の周縁の樹脂が溶融しなくなり、この通電体と円筒体部
分のコイルとが溶融によってずれて接触するといったこ
とが防止される。そのため、この通電体の表面に被覆さ
れる絶縁体を薄くしても充分な絶縁効果が得られること
となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0013】
【実施例1】図1は加熱コイル体1の全体構成の概略を
示し、図2は同加熱コイル体1の要部を示している。
示し、図2は同加熱コイル体1の要部を示している。
【0014】すなわち、この加熱コイル体1は、コイル
2を巻回してなる円筒体20の他端側に位置するコイル
2の他端部21と、円筒体20の一端側に位置する通電
ターミナル3との間が、折返部材4によって接続されて
なるものである。
2を巻回してなる円筒体20の他端側に位置するコイル
2の他端部21と、円筒体20の一端側に位置する通電
ターミナル3との間が、折返部材4によって接続されて
なるものである。
【0015】コイル2は、発熱体であるコイル本体23
の表面に被覆樹脂24を有する被覆発熱導線で構成され
ている。このコイル2は、円筒体成形型(図示省略)の
外周面に螺旋状に巻回することによって円筒体20とし
て形成される。
の表面に被覆樹脂24を有する被覆発熱導線で構成され
ている。このコイル2は、円筒体成形型(図示省略)の
外周面に螺旋状に巻回することによって円筒体20とし
て形成される。
【0016】通電ターミナル3は、この円筒体20の一
端側に2個配置される。そのうち1個の通電ターミナル
3は、円筒体20のコイル2の一端部22に圧着端子5
を介して接続される。
端側に2個配置される。そのうち1個の通電ターミナル
3は、円筒体20のコイル2の一端部22に圧着端子5
を介して接続される。
【0017】折返部材4は、低抵抗値の通電体41の表
面に絶縁体として耐熱性樹脂42を被覆して構成されて
いる。このうち、低抵抗値の通電体41としては、例え
ば、通常の導線として使用されている銅または銅合金な
どによる導線などが挙げられる。また、耐熱性樹脂42
としては、通電時のコイル2の発熱温度に対して耐熱性
を有するものであれば、特に限定されるものではなく、
例えば、キシレンとポリエチレンとの複合樹脂、ポリエ
ーテルイミド樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂などの各
種樹脂材料を用いることができる。また、特に樹脂材料
に限定されのもではなく、繊維状またはシート状に加工
された石綿などであってもよい。
面に絶縁体として耐熱性樹脂42を被覆して構成されて
いる。このうち、低抵抗値の通電体41としては、例え
ば、通常の導線として使用されている銅または銅合金な
どによる導線などが挙げられる。また、耐熱性樹脂42
としては、通電時のコイル2の発熱温度に対して耐熱性
を有するものであれば、特に限定されるものではなく、
例えば、キシレンとポリエチレンとの複合樹脂、ポリエ
ーテルイミド樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂などの各
種樹脂材料を用いることができる。また、特に樹脂材料
に限定されのもではなく、繊維状またはシート状に加工
された石綿などであってもよい。
【0018】この折返部材4は、円筒体20の他端側に
位置するコイル2の他端部21と、円筒体20の一端側
に位置する通電ターミナル3との間に、それぞれ圧着端
子5を介して接続される。
位置するコイル2の他端部21と、円筒体20の一端側
に位置する通電ターミナル3との間に、それぞれ圧着端
子5を介して接続される。
【0019】このようにして構成された加熱コイル体1
を用いて射出成形した電気融着継手(図示省略)の場
合、融着作業時に通電を行っても、発熱するのは、円筒
体20の部分のコイル2だけとなり、折返部材4の通電
体41が発熱しない。そのため、この通電体41を被覆
する耐熱性樹脂42も、特に分厚く被覆しなくても、こ
の通電体41とコイル2との融着時の接触を有効に防止
することができる。その結果、融着時のショートなどを
防止して安全性の向上が図れるとともに、耐熱性樹脂4
2の薄膜化を図って加熱コイル体1の低コスト化を実現
することができる。
を用いて射出成形した電気融着継手(図示省略)の場
合、融着作業時に通電を行っても、発熱するのは、円筒
体20の部分のコイル2だけとなり、折返部材4の通電
体41が発熱しない。そのため、この通電体41を被覆
する耐熱性樹脂42も、特に分厚く被覆しなくても、こ
の通電体41とコイル2との融着時の接触を有効に防止
することができる。その結果、融着時のショートなどを
防止して安全性の向上が図れるとともに、耐熱性樹脂4
2の薄膜化を図って加熱コイル体1の低コスト化を実現
することができる。
【0020】なお、本実施例では、低抵抗値の通電体4
1の表面に耐熱性樹脂42を被覆して折返部材4を構成
しているが、よりいっそうの耐久性および安全性を考慮
する場合、低抵抗値の通電体41の表面もしくは耐熱性
樹脂42の表面に、絶縁エナメルコーティングを施して
折返部材4を構成してもよい。
1の表面に耐熱性樹脂42を被覆して折返部材4を構成
しているが、よりいっそうの耐久性および安全性を考慮
する場合、低抵抗値の通電体41の表面もしくは耐熱性
樹脂42の表面に、絶縁エナメルコーティングを施して
折返部材4を構成してもよい。
【0021】また、耐熱性樹脂42にかえて絶縁体とし
て絶縁エナメルコーティングのみを施した折返部材4と
してもよい。
て絶縁エナメルコーティングのみを施した折返部材4と
してもよい。
【0022】
【実施例2】本例を図3ないし図5に示す。すなわち、
この加熱コイル体10は、上記実施例1の加熱コイル体
10と異なった折返部材40を用いたもので、ここでは
その相違点についてのみ説明し、その他の説明は省略す
る。なお、実施例1と同部材には同符号を付す。
この加熱コイル体10は、上記実施例1の加熱コイル体
10と異なった折返部材40を用いたもので、ここでは
その相違点についてのみ説明し、その他の説明は省略す
る。なお、実施例1と同部材には同符号を付す。
【0023】この折返部材40は、板状に形成された高
剛性の通電体43の表面に絶縁体として絶縁エナメルコ
ーティング44を施して構成されている。このうち、通
電体43は、その両端部が通電ターミナル3およびコイ
ル2と圧着できるようになされている。すなわち、通電
体43の一端部には、通電ターミナル3の縮径部分31
が挿入可能な環状部45が形成されている。そして、こ
の環状部45に通電ターミナル3の縮径部分31を挿入
した後、専用のポンチ6などによってこの縮径部分31
をかしめることで、この通電体43と通電ターミナル3
とが接続できるようになされている。 また、通電体4
3の他端部には、コイル2を挿通可能なカシメ部46が
形成されている。そして、このカシメ部46にコイル2
の他端部21を挿通した状態で、このカシメ部46をペ
ンチ(図示省略)などでかしめることで、この通電体4
3とコイル2の他端部21とを接続できるようになされ
ている。
剛性の通電体43の表面に絶縁体として絶縁エナメルコ
ーティング44を施して構成されている。このうち、通
電体43は、その両端部が通電ターミナル3およびコイ
ル2と圧着できるようになされている。すなわち、通電
体43の一端部には、通電ターミナル3の縮径部分31
が挿入可能な環状部45が形成されている。そして、こ
の環状部45に通電ターミナル3の縮径部分31を挿入
した後、専用のポンチ6などによってこの縮径部分31
をかしめることで、この通電体43と通電ターミナル3
とが接続できるようになされている。 また、通電体4
3の他端部には、コイル2を挿通可能なカシメ部46が
形成されている。そして、このカシメ部46にコイル2
の他端部21を挿通した状態で、このカシメ部46をペ
ンチ(図示省略)などでかしめることで、この通電体4
3とコイル2の他端部21とを接続できるようになされ
ている。
【0024】なお、この通電体43としては、射出成形
時に樹脂材料の流動圧の影響を受けない程度の剛性を有
するものであれば良く、例えば、通常の導線として用い
られている銅や銅合金などを板状あるいは棒状にして用
いることができる。また、この剛性は、通電体43の材
質によって得るものであっても良いし、本実施例で述べ
ているように、板状にすることによって構造的に得るも
のであっても良い。
時に樹脂材料の流動圧の影響を受けない程度の剛性を有
するものであれば良く、例えば、通常の導線として用い
られている銅や銅合金などを板状あるいは棒状にして用
いることができる。また、この剛性は、通電体43の材
質によって得るものであっても良いし、本実施例で述べ
ているように、板状にすることによって構造的に得るも
のであっても良い。
【0025】絶縁エナメルコーティング44は、この通
電体43のうち環状部45およびカシメ部46を除いた
部分に施される。この絶縁エナメルコーティング44
は、円筒体20の部分のコイル2と通電体43との絶縁
を図るためのものであるため、このコイル2と対面する
部分のみに絶縁エナメルコーティング44を施しただけ
であってもよい。具体的に絶縁エナメルコーティング4
4としては、シェラックワニスのコーティングが挙げら
れる。
電体43のうち環状部45およびカシメ部46を除いた
部分に施される。この絶縁エナメルコーティング44
は、円筒体20の部分のコイル2と通電体43との絶縁
を図るためのものであるため、このコイル2と対面する
部分のみに絶縁エナメルコーティング44を施しただけ
であってもよい。具体的に絶縁エナメルコーティング4
4としては、シェラックワニスのコーティングが挙げら
れる。
【0026】このようにして構成された加熱コイル体1
0によって電気融着継手(図示省略)を製造する場合、
射出成形時の樹脂の流動圧によって折返部材40が流動
せず、コイル2と通電体43との接触が防止できる。そ
のため、この折返部材40の通電体43に施す絶縁エナ
メルコーティング44も、特に分厚くコーティングしな
くても、この通電体43とコイル2との融着時の接触を
防止する程度で良いこととなる。その結果、融着時のシ
ョートなどを防止して安全性の向上が図れるとともに、
絶縁エナメルコーティング44の部分化および薄膜化を
図って加熱コイル体10の低コスト化を実現することが
できる。
0によって電気融着継手(図示省略)を製造する場合、
射出成形時の樹脂の流動圧によって折返部材40が流動
せず、コイル2と通電体43との接触が防止できる。そ
のため、この折返部材40の通電体43に施す絶縁エナ
メルコーティング44も、特に分厚くコーティングしな
くても、この通電体43とコイル2との融着時の接触を
防止する程度で良いこととなる。その結果、融着時のシ
ョートなどを防止して安全性の向上が図れるとともに、
絶縁エナメルコーティング44の部分化および薄膜化を
図って加熱コイル体10の低コスト化を実現することが
できる。
【0027】なお、本実施例では、高剛性の通電体43
の表面に絶縁エナメルコーティング44を施して折返部
材40を構成しているが、よりいっそうの耐久性および
安全性を考慮する場合、絶縁エナメルコーティング44
の表面に、前記の耐熱性樹脂を被覆して折返部材40を
構成してもよい。
の表面に絶縁エナメルコーティング44を施して折返部
材40を構成しているが、よりいっそうの耐久性および
安全性を考慮する場合、絶縁エナメルコーティング44
の表面に、前記の耐熱性樹脂を被覆して折返部材40を
構成してもよい。
【0028】また、絶縁エナメルコーティング44にか
えて前記の耐熱性樹脂のみを被覆した折返部材40とし
てもよい。
えて前記の耐熱性樹脂のみを被覆した折返部材40とし
てもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、電
気融着継手成形時の樹脂の流動圧の影響を受けにくい高
剛性の通電体およびまたは、通電時に発熱しにくい低抵
抗値の通電体を折り返し部に用いているので、通電体の
表面に被覆される絶縁体を薄くしても充分な絶縁効果が
得られることとなり、優れた安全性に加え、加熱コイル
体自身の低コスト化を図ることができる。
気融着継手成形時の樹脂の流動圧の影響を受けにくい高
剛性の通電体およびまたは、通電時に発熱しにくい低抵
抗値の通電体を折り返し部に用いているので、通電体の
表面に被覆される絶縁体を薄くしても充分な絶縁効果が
得られることとなり、優れた安全性に加え、加熱コイル
体自身の低コスト化を図ることができる。
【図1】実施例1に係る加熱コイル体の全体構成の概略
を示す部分破断側面図である。
を示す部分破断側面図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】実施例2に係る加熱コイル体の全体構成の概略
を示す部分破断側面図である。
を示す部分破断側面図である。
【図4】図3の要部斜視図である。
【図5】通電体と通電ターミナルとの接続状態を示す工
程図である。
程図である。
【図6】従来の加熱コイル体による電気融着継手の製造
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
1 加熱コイル体 10 加熱コイル体 2 コイル 20 円筒体 21 他端部 22 一端部 3 通電ターミナル 4,40 折返部材 41,43 通電体 42 耐熱性樹脂 44 絶縁エナメルコーティング
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 F16L 47/02
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状に巻回したコイルの円筒体の一端
側に、このコイルに導通する通電ターミナルを有する加
熱コイル体であって、 円筒体の他端側に位置するコイルの他端部と、円筒体の
一端側に位置する通電ターミナルとの間の折り返し部
が、低抵抗値およびまたは高剛性の通電体の表面に絶縁
体を被覆した折返部材によって接続されてなることを特
徴とする加熱コイル体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05066687A JP3132942B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 加熱コイル体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05066687A JP3132942B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 加熱コイル体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06270194A JPH06270194A (ja) | 1994-09-27 |
JP3132942B2 true JP3132942B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=13323101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05066687A Expired - Fee Related JP3132942B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 加熱コイル体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132942B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP05066687A patent/JP3132942B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06270194A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
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