JP3132402B2 - 電子部品へのめっき治具およびめっき方法 - Google Patents
電子部品へのめっき治具およびめっき方法Info
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Description
ードを備えた小型電子部品へのめっき治具およびめっき
方法に関する。
部品にめっきを行う方法として、図5に示すように、多
数の気密端子Aを通液性を有するバレル16内に収納
し、バレル16ごとめっき浴15に浸漬させて、バレル
16を回転させ、多数の気密端子Aに一度にめっきを行
うバレルめっき法が一般に用いられている。
は、一度に多数の被めっき物にめっきを施すことができ
る反面、バレルが回転する際に電子部品のリード同士が
絡み合い、リードに変形や損傷が発生することがある。
ド同士がくっついてしまい、めっき完了後、人手で両者
を分離するといった作業が必要になる。
部に設けられた電極棒に接触した電子部品から隣接する
電子部品を介して全ての電子部品に通電するといった方
法で行われるため、めっきにむらが生じたり、めっき厚
が不均一となるなどのめっき不良が生じる。
されたものであり、リードに変形や損傷が発生すること
なく、めっき不良の発生も防ぐことのできる電子部品へ
のめっき治具およびめっき方法を提供することを目的と
する。
めに本発明によるめっき治具は、絶縁板に、ベースと数
本のアウターリードからなる一電子部品のアウターリー
ド間の最大サイズよりも若干大きいサイズを有する貫通
孔を多数形成し、さらに前記貫通孔の少なくとも内壁に
スルーホールめっき層を形成して、前記各貫通孔に各電
子部品のアウターリード全部を挿入してめっき加工中の
めっき治具の回転による重力で少なくともアウターリー
ド全部が前記スルーホールめっき層に接触できるように
したものである。
に電子部品のリードを挿入するための貫通孔を多数形成
し、さらに前記貫通孔の内壁にスルーホールめっき層を
形成した電子部品へのめっき治具に多数の電子部品を保
持し、前記めっき治具をドラムの側面に装着し、前記ド
ラムをめっき浴に浸漬し、前記ドラムの側面に設けられ
た外部電極から前記めっき治具に形成された通電領域を
介して前記電子部品に通電、めっきするものである。
変形や損傷が発生することなく、めっき不良の発生も防
ぐことができる。
は、絶縁板に、ベースと数本のアウターリードからなる
一電子部品のアウターリード間の最大サイズよりも若干
大きいサイズを有する貫通孔を多数形成し、さらに前記
貫通孔の少なくとも内壁にスルーホールめっき層を形成
して、前記各貫通孔に各電子部品のアウターリード全部
を挿入してめっき加工中のめっき治具の回転による重力
で少なくともアウターリード全部が前記スルーホールめ
っき層に接触できるようにした電子部品へのめっき治具
である。
1記載のめっき治具の上面または下面のいずれか一方の
面に、少なくとも外部電極との通電領域およびこの通電
領域と前記スルーホールめっき層とを接続する領域に金
属箔層を形成した電子部品へのめっき治具である。これ
によれば、電子部品への通電はめっき治具表面に形成さ
れた通電領域に外部電極をあてがうことにより、容易に
すべての電子部品に通電、めっきすることができる。
に電子部品のリードを挿入するための貫通孔を多数個形
成し、さらに前記貫通孔の内壁にスルーホールめっき層
を形成した電子部品へのめっき治具に多数の電子部品を
整列、保持し、前記めっき治具をドラムの側面に装着
し、前記ドラムをめっき浴に浸漬し、前記ドラムの各側
面に設けられた外部電極から前記めっき治具に形成され
た通電領域を介して前記電子部品に通電、めっきする電
子部品へのめっき方法である。これによれば、従来のバ
レルめっき法と同様、一度に多数の電子部品をめっきす
ることができると同時に、隣接する電子部品のリード同
士が接触することがないので、リードに変形や損傷が発
生することがない。また、めっき治具の貫通孔周縁に現
れたスルーホールめっき層が電子部品本体への通電電
極、貫通孔の内壁に形成されたスルーホール層が電子部
品のリードへの通電電極の役割を果たし、個々の電子部
品に通電できるため、めっき厚が不均一となったり、め
っきにむらが生じるなどのめっき不良が発生することが
ない。
板に、ベースと数本のアウターリードからなる一電子部
品のアウターリード間の最大サイズよりも若干大きいサ
イズを有する貫通孔を多数形成し、前記各貫通孔に各電
子部品のアウターリード全部を挿入してめっき加工中の
めっき治具の回転による重力で少なくともアウターリー
ド全部が前記スルーホールめっき層に接触できるように
した電子部品へのめっき治具である。
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)ベースとリードとで構成された気密端
子に0.1μmの金めっきを行った。
略図であり、(a)はその上面図、(b)は下面図、
(c)は要部断面図である。なお、(c)の要部断面図
にはめっき治具に気密端子を保持した状態を示してい
る。
からなるめっき治具1には略楕円状の貫通孔2が多数、
整列して形成されている(図示は一部省略)。図1
(c)に示すように、めっき治具1上面および下面の貫
通孔2周縁には銅箔層4a、4bが形成され、この間を
接続するように、貫通孔2の内壁にはスルーホール銅め
っき層3、3が形成されている。なお、スルーホール銅
めっき層3、3はスルーホールめっきの性質上、貫通孔
2の内壁だけでなくめっき治具1の表面にも銅めっき層
が形成され、銅箔層4a、4bを覆うように形成され
る。図1(b)に示すように、めっき治具1の下面に
は、数カ所(図示は2カ所のみ)の外部電極(図示せ
ず)との通電領域5、5と、この通電領域5、5と貫通
孔2周縁のスルーホール銅めっき層3とを接続する銅箔
層4bのパターンが形成されている。再度図1(c)を
用いて、貫通孔2に気密端子AのリードA2を挿入した
状態を説明する。貫通孔2は気密端子Aの2本のリード
A2、A2間の長さよりも若干大きく、気密端子Aのベ
ースA1よりも若干小さく形成され、ベースA1がめっ
き治具1の上面に引っかかった状態で保持されている。
この際、めっき治具1上面部のスルーホール銅めっき層
3、3がベースA1への通電電極の役割、貫通孔2の内
壁のスルーホール銅めっき層3、3がリードA2への通
電電極の役割を果たすようになっている。
スA1の大きさが長手方向に7.3mm、幅方向に2.
6mmであるのに対し、貫通孔2の大きさは長手方向に
6.7mm、幅方向に2.0mmに形成した。
について、図2を参照しながら説明する。多数の気密端
子Aを整列、保持しためっき治具1は、めっき治具保持
具12により気密端子Aが落下しないように固定され、
ドラム11の側面に着脱自在に装着される。ドラム11
の側面には外部電極棒13、13が数本(図示は2本)
突出して設けられ、めっき治具1下面に形成された通電
領域(図示せず)にあてがわれる。ドラム11はめっき
浴15中に浸漬され、電極棒13、13には負電圧が、
ドラム11の両側に設けられた電極板14、14には正
電圧が印加される。そしてめっき浴15中でドラム11
が回転することにより重力でリードが貫通孔内壁のスル
ーホールめっき銅層に接触し、めっきが行われる。
スエポキシ板の両面全面に予め銅箔層が形成された市販
のプリント配線板を加工して製造した。
面に形成された銅箔層を所定のパターンにエッチングす
る。次いで、機械加工により貫通孔を形成する。そし
て、この貫通孔の内壁にスルーホールめっき法により銅
めっき層を形成して製造した。
ト配線板を用いたが、例えばセラミックなどの絶縁板の
表面に銅箔層をスクリーン印刷して製造してもよい。
層として銅を用いたが、導電性に優れた金属であれば、
例えば銅−ニッケル−リン合金などであってもよい。
したが、被めっき物の形状によって例えば、略円とする
など適宜変更可能である。
げて説明したが、これに限ることなくリードを備えた小
型電子部品であれば他のものでも利用可能である。
の形態について、図面を参照しながら説明する。
具を示す概略図であり、(a)はその上面図、(b)は
下面図、(c)は要部断面図である。
箔層を形成し、さらにめっき治具1上面の貫通孔2周縁
のスルーホール銅めっき層3を除いた領域およびめっき
治具1下面の貫通孔2周縁のスルーホール銅めっき層3
および外部電極との通電領域5、5を除いた領域に、エ
ポキシ樹脂層6などの絶縁材層を形成した。
箔層のパターンを形成する必要がなくなるため、めっき
治具の加工を容易にすることができる。なお、このエポ
キシ樹脂層はめっき中にめっき治具表面の銅箔層にまで
通電され、めっきされてしまうのを防ぐためのものであ
る。
の形態のめっき治具を示す概略図であり、(a)はその
上面図、(b)は下面図、(c)は要部断面図である。
い、めっき治具1上面においては、貫通孔2周縁を除い
た領域に、めっき治具1下面においては、外部電極との
通電領域5、5を除いた領域に、エポキシ樹脂層6など
の絶縁材層を形成した。
き層を形成するといったことが必要ないため、めっき治
具の加工を容易にすることができる。
などの小型電子部品のリードに変形や損傷が発生するこ
とがなく、一度の多数の電子部品をめっきすることがで
きる。
しまうこともないので作業性が向上する。
ることができるため、めっきむらやめっき厚が不均一に
なるなどのめっき不良が発生することもない。
具の概略を示す上面図 (b)同下面図 (c)同要部断面図
図
面図 (b)同下面図 (c)同要部断面図
面図 (b)同下面図 (c)同要部断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁板に、ベースと数本のアウターリー
ドからなる一電子部品のアウターリード間の最大サイズ
よりも若干大きいサイズを有する貫通孔を多数形成し、
さらに前記貫通孔の少なくとも内壁にスルーホールめっ
き層を形成して、前記各貫通孔に各電子部品のアウター
リード全部を挿入してめっき加工中のめっき治具の回転
による重力で少なくともアウターリード全部が前記スル
ーホールめっき層に接触できるようにしたことを特徴と
する電子部品へのめっき治具。」 - 【請求項2】 絶縁板に、電子部品のリードを挿入する
ための貫通孔を多数形成し、さらに前記貫通孔の内壁に
スルーホールめっき層を形成した電子部品へのめっき治
具に多数の電子部品を保持し、前記めっき治具をドラム
の側面に装着し、前記ドラムをめっき浴に浸漬し、前記
ドラムの側面に設けられた外部電極から前記めっき治具
に形成された通電領域を介して前記電子部品に通電、め
っきすることを特徴とする電子部品へのめっき方法。 - 【請求項3】 導電板に、ベースと数本のアウターリー
ドからなる一電子部品のアウターリード間の最大サイズ
よりも若干大きいサイズを有する貫通孔を多数形成し、
前記各貫通孔に各電子部品のアウターリード全部を挿入
してめっき加工中のめっき治具の回転による重力で少な
くともアウターリード全部が前記スルーホールめっき層
に接触できるようにしたことを特徴とする電子部品への
めっき治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08289522A JP3132402B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 電子部品へのめっき治具およびめっき方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08289522A JP3132402B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 電子部品へのめっき治具およびめっき方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10130894A JPH10130894A (ja) | 1998-05-19 |
JP3132402B2 true JP3132402B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=17744353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08289522A Expired - Fee Related JP3132402B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 電子部品へのめっき治具およびめっき方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132402B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6450223B1 (en) | 2000-05-23 | 2002-09-17 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire having improved wet traction |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP08289522A patent/JP3132402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6450223B1 (en) | 2000-05-23 | 2002-09-17 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire having improved wet traction |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10130894A (ja) | 1998-05-19 |
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