JP3131935B2 - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

ベルト式無段変速装置

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JP3131935B2
JP3131935B2 JP05110124A JP11012493A JP3131935B2 JP 3131935 B2 JP3131935 B2 JP 3131935B2 JP 05110124 A JP05110124 A JP 05110124A JP 11012493 A JP11012493 A JP 11012493A JP 3131935 B2 JP3131935 B2 JP 3131935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに対向して伝動ベ
ルトに接触する一対のプーリ部分を近接及び離間自在に
支持した割プーリ構造のベルト式無段変速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前述のような割プーリ構造のベルト式無
段変速装置の一例が、特開平5‐44802号公報に開
示されている。この構造においては、一対のプーリ部分
を近接及び離間自在に支持した第1割プーリ(前記公報
の図1中の22)と、第2割プーリ(前記公報の図1中
の23)とを伝動上手側及び伝動下手側に配置して、第
1及び第2割プーリに亘り伝動ベルト(前記公報の図1
中の24)を巻回している。
【0003】そして、第1及び第2割プーリのうち、一
方のプーリ部分(前記公報の図1中の22a)を近接さ
せて他方のプーリ部分(前記公報の図1中の23a)を
離間させ、逆に、一方のプーリ部分を離間させて他方の
プーリ部分を近接させるようにして、伝動ベルトの巻回
半径を変更して変速操作を行う変速機構(前記公報の図
1中の30,30a,30b)を備えている。この場
合、伝動ベルトの張力を維持するテンションプーリ(前
記公報の図2中の25)を備えている。このようにテン
ションプーリにより伝動ベルトの張力を維持することに
より、伝動ベルトと第1及び第2割プーリとの間のスリ
ップを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のテンションプー
リは固定の支点周りに揺動するアームに支持されてお
り、バネ(前記公報の図2中の26)により伝動ベルト
側に付勢された構成となっている。これにより、第1及
び第2割プーリのプーリ部分を近接及び離間操作して変
速操作を行うと、これに伴い伝動ベルトの巻回半径が変
化しテンションプーリの位置も変化するので、テンショ
ンプーリを伝動ベルト側に押すバネの変位量も変化して
テンションプーリが伝動ベルトを押圧する力、つまり伝
動ベルトの張力が変化してしまう。
【0005】このようにテンションプーリの位置が変化
する場合、テンションプーリが伝動ベルトの張力を弱め
る側に移動しても、スリップが生じないだけの張力が伝
動ベルトに維持されるように、テンションプーリ用のバ
ネを強力なものに設定しておく必要がある。これによ
り、テンションプーリが伝動ベルトの張力を強める側に
移動した場合に、伝動ベルトの張力が逆に必要以上に高
くなってしまうので、伝動ベルトの耐久性の低下を招く
おそれがある。
【0006】又、伝動ベルトは第1及び第2割プーリの
位置とテンションプーリの位置の3箇所で折れ曲がる。
つまり、この折れ曲がりにより繰り返し応力が発生する
箇所が3箇所も在るので、これにおいても伝動ベルトの
耐久性の面で改善の余地がある。本発明は第1及び第2
割プーリに伝動ベルトを巻回したベルト式無段変速装置
において、伝動ベルトの耐久性の低下を抑えることを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなベルト式無段変速装置において、次のように構成す
ることにある。つまり、請求項1の構成は、伝動ベルト
が巻回される入力プーリと出力プーリの夫々を、軸芯方
向に位置固定の固定プーリ部分と軸芯方向にスライド移
動自在な可動プーリ部分とで成る割りプーリ構造に構成
し、両プーリの夫々に、可動プーリ部分を軸芯方向にス
ライド移動させてのベルト巻回半径の変更調節で変速す
る変速カム機構と、伝動下手側の出力プーリに作用する
伝動負荷に応じて両プーリの可動プーリ部分を固定プー
リ部分に近づく方向にスライド移動させるトルクカム機
構とを設け、両プーリのうちの一方のプーリのベルト巻
回半径が拡大されると、他方のプーリのベルト巻回半径
が縮小されるように、両変速カム機構どうしを背反的に
連動連係させる連動変速機構を設け、伝動ベルトの張力
によって両プーリにおける固定プーリ部分と可動プーリ
部分とを押し広げて離間させようとする力よりも、伝動
ベルトの張力によってトルクカム機構が可動プーリ部分
を固定プーリ部分に近づけようとする力の方が大きくな
るように設定してあることを特徴とする。
【0008】請求項2の構成は、請求項1の構成におい
て、連動変速機構を、変速カム機構を操作するためのカ
ムアームどうしを連動連結する操作ロッドと、両プーリ
において可動プーリ部分を固定プーリ部分に接近させる
ように付勢するバネとで構成してあることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1の構成によると、例えば図1及び図2
に示すように、入力プーリ7から出力プーリ8に動力を
伝達すると、伝動下手側の出力プーリ8に作用する伝動
負荷によって生じる伝動ベルト6の張力に応じて、入力
又は出力プーリ7,8において可動プーリ部分10を固
定プーリ部分9に近接させようとする力がトルクカム機
構18に発生する。又、伝動ベルト6の張力により、入
力又は出力プーリ7,8の固定プーリ部分9と可動プー
リ部分10とを押し広げて離間させようとする力も生じ
る。
【0010】そこで、前記押し広げようとする力よりも
トルクカム機構による前記近接させようとする力の方が
大に設定してあるので、結果的に伝動ベルト6の張力に
より、入力又は出力プーリ7,8の両プーリ部分9,1
0を互いに近づけようとする力が作用することになる。
故に、テンションプーリ(図示せず)等のベルト緊張機
構を別途備えなくても伝動ベルト6が適切な張力で緊張
されるようになり、入力プーリ7から出力プーリ8に支
障なく動力が伝達されるのである。
【0011】そして、両変速カム機構どうしを背反的に
連動連係させる連動変速機構により、入力及び出力プー
リ7,8のうちの一方のベルト巻回半径は大きくし、か
つ、他方のベルト巻回半径は小さくすることで変速操作
を行うが、トルクカム機構18は伝動下手側の出力プー
リ8に作用する伝動負荷に応じて、両プーリ部分9,1
0が互いに近接する方向の力を発生させるものであり、
変速カム機構の変速位置に応じて前述の力(互いに近接
する方向の力)を発生させるものではない。
【0012】これにより、テンションプーリを備えた従
来の型式よりも、本発明の方が伝動ベルトの張力を変動
の少ない安定したものに設定できるのであり、変速位置
によって伝動ベルトの張力が極端に大きくなると言うこ
ともない。又、本発明ではテンションプーリを備えなく
てもよいので、伝動ベルトが折れ曲がる箇所、つまり、
折れ曲がりにより繰り返し応力が発生する箇所をテンシ
ョンプーリを備えた従来の型式の3箇所から、2箇所
(入力及び出力プーリの部分)に減らすことができる。
【0013】一般に、伝動ベルトをその張力に逆らって
拡径側に押し上げる操作となる両プーリ部分の接近に必
要な拡径操作力は、ベルト張力方向の操作となる両プー
リ部分の離間に必要な縮径操作力よりも明確に重いもの
になる。そこで、本願のもののように、一対の割りプー
リに備えた変速カム機構を前述したように連動変速機構
によって背反的に操作することにより、一方の割りプー
リの変速操作力が重いときには他方の割りプーリの変速
操作力は軽くなるので、減速操作でも増速操作でも変速
に必要な操作力を極力均一化できるようになる。
【0014】加えて、両プーリの夫々に設けたトルクカ
ム機構による両プーリ部分を互いに接近させる方向に作
用する力と、ベルト張力によって両プーリを互いに遠ざ
けようとする力とが相殺されるようになるから、これに
よっても前述した拡径操作力を軽減することができ、変
速操作力をさらに軽くすることが可能になる。
【0015】ところで、上述したトルクカム機構は、ベ
ルト式無段変速装置が回転しているとき、すなわちエン
ジン駆動されているときでないとスラスト力を発生させ
ることができない。従って、エンジン停止時には伝動ベ
ルトを緊張することができず、入力プーリから出力プー
リに動力伝達するこができない性質がある。
【0016】そこで、請求項2の構成によれば、両プー
リの双方において可動プーリ部分を固定プーリ部分に接
近させるように付勢するバネを設けてあるから、バネに
よって可動プーリ部分を固定プーリ部分に常時押圧付勢
するようになって、エンジン停止時でもトルクカム機構
にはスラスト力が生じて伝動ベルトを緊張することがで
きる。故に、エンジン始動時でも、入力プーリから伝動
ベルトを介して出力プーリに動力伝達できるのである。
【0017】又、上述のバネを、変速カム機構を操作す
るためのカムアームどうしを連動連結する操作ロッドに
設けて連動変速機構を構成してあるから、バネを設ける
ための専用の機構やスペースが不要であり、エンジン停
止時で伝動ベルトを適度に緊張する手段を構造簡単でコ
ンパクトに構成してある。
【0018】
【発明の効果】請求項1及び2に記載のベルト式無段変
速装置では、一対の割プーリを用いたベルト式無段変速
装置において、両割りプーリの変速カム機構を背反的に
操作する連動変速機構、及び両割りプーリに備えたトル
クカム機構により、テンションプーリを備えることなく
十分なベルト緊張作用が行え、かつ、ベルト張力を変動
の少ない安定した状態に維持できて、張力が極端に大き
くなることもないようにしながら、幅広い変速域領域を
増速側でも減速側でも軽く、かつ、均一な操作力で変速
させることができるようになり、伝動ベルト自身を含め
た耐久性、及び操作性の向上が実現できた。又、伝動ベ
ルトの折れ曲がり箇所(繰り返し応力が発生する箇所)
を3箇所から2箇所に減らせたので、この面においても
耐久性を向上し得た。
【0019】請求項2に記載のベルト式無段変速装置で
は、必須構成である連動変速機構中にバネを設ける程度
の簡単で場所を取らない構造により、エンジン停止時で
もベルト緊張機能を生む手段を合理的、経済的に装備で
きる利点がある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。作業車の一例である乗用型田植機において、走行
用として本発明のベルト式無段変速装置を使用してい
る。図1及び図2に示すように、乗用型田植機の前部に
エンジン1及びミッションケース3が配置されており、
エンジン1及びミッションケース3の同じ側から出力軸
2と入力軸4とが突出し、この出力軸2と入力軸4とに
亘りベルト式無段変速装置が設けられている。
【0021】次に、ベルト式無段変速装置の構成につい
て説明する。図2及び図1に示すようにエンジン1の出
力軸2に入力プーリ7、ミッションケース3の入力軸4
に出力プーリ8を備え、これら入力及び出力プーリ7,
8に亘って伝動ベルト6を巻回している。両プーリ7,
8は、出力軸2及び入力軸4にスプライン構造で軸芯方
向に位置固定される固定プーリ部分9と、出力軸2及び
入力軸4の軸芯方向にスライド移動自在な可動プーリ部
分10とから成る割りプーリに構成されており、図2及
び図4に示すように出力軸2、入力軸4にスプライン構
造で軸芯方向に位置固定されたボス部5と、可動プーリ
部分10の背面との各々に三角形状の突部5a,10a
が形成され、両突部5a,10aの咬合によってトルク
カム機構18を構成してある。
【0022】図2及び図3に示すように両プーリ7,8
の可動プーリ部分10に、ベアリングを介してカムアー
ム14,15を外嵌し、出力軸2及び入力軸4のボス部
5に、ベアリングを介してカム座12,13を外嵌して
あり、カム座12,13はピン11によりエンジン1及
びミッションケース3に連結されている。そして、カム
アーム14,15及びカム座12,13の各々に円弧状
の傾斜カム14a,15a,12a,13aを形成し、
カムアーム14,15とカム座12,13の傾斜カム1
4a,15a,12a,13aどうしが接当している。
【0023】図1及び図2に示すように、入力プーリ7
のカムアーム14に操作ロッド16が連結されている。
これに対し、出力プーリ8のカムアーム15にボス部1
9が回動自在に支持されて、操作ロッド16がボス部1
9にスライド自在に挿入されており、操作ロッド16の
端部とボス部19との間に、自由長よりも圧縮されたバ
ネ20が設けられており、これらの構造によって連動変
速機構23を構成してある。そして、電動シリンダ17
と、出力プーリ8のカムアーム15とが連係ロッド21
により連結されている。
【0024】次に、ベルト式無段変速装置の伝動状態及
び変速状態について説明する。図4に示すように両プー
リ7,8のトルクカム機構18において、ボス部5と可
動プーリ部分10の背面の三角形状の突部5a,10a
を充分に緩やかな傾斜を持つものに形成してあり、伝動
下手側の出力プーリ8に掛かる(作用する)伝動負荷に
応じて、両プーリ7,8の可動プーリ部分10を固定プ
ーリ部分9側に押し操作するスラスト力が生じるように
トルクカム機構18が機能する。
【0025】この場合、出力プーリ8に作用する伝動負
荷が大きくなるほど、可動プーリ部分10を固定プーリ
部分9側に押し操作するスラスト力が大きくなっていく
のであり、伝動ベルト6の張力により両プーリ7,8に
おける両プーリ部分9,10が互いに離間しようとする
力よりも、トルクカム機構18によって可動プーリ部分
10を固定プーリ部分9側に押すスラスト力の方が大き
くなるように設定してある。これにより、図1及び図2
に示すようにテンションプーリ(図示せず)を備えなく
ても伝動ベルト6が適切な張力で張り、入力プーリ7か
ら出力プーリ8に支障なく動力が伝達される。
【0026】このベルト式無段変速装置において変速操
作を行う場合には、図1に示す電動シリンダ17を伸縮
操作して、カムアーム14,15を同じ方向に揺動操作
してやる。これにより、カムアーム14,15及びカム
座12,13の傾斜カム14a,15a,12a,13
aの作用により、入力プーリ7の可動プーリ部分10が
固定プーリ部分9に接近操作され、出力プーリ8の可動
プーリ部分10が固定プーリ部分9から離間操作され
て、高速側への変速操作が行われる。逆に、入力プーリ
7の可動プーリ部分10が固定プーリ部分9から離間操
作され、出力プーリ8の可動プーリ部分10が固定プー
リ部分9に接近操作されて、低速側への変速操作が行わ
れるのである。
【0027】つまり、カムアーム14,15を揺動操作
すると、カム座12,13に対して軸芯方向にカムアー
ム14,15が、すなわち可動プーリ部分10,10が
スライド移動し、固定プーリ部分9,9に対して遠近移
動させてベルト巻回半径を大小調節して変速することが
できるのであり、対向する傾斜カム12a,14a、及
び13a,15aの夫々が変速カム機構22を構成して
いる。
【0028】この場合、エンジン1が停止している状態
ではトルクカム機構18にスラスト力は発生しない。そ
こで、図2及び図1に示すように、カムアーム14,1
5を接続する操作ロッド16にバネ20を設けて、この
バネ20により両カムアーム14,15を互いに接近す
る側、つまり、カムアーム14,15により両プーリ
7,8の移動側の可動プーリ部分10を、固定側の固定
プーリ部分9に接近させるように付勢することにより、
前述した連動変速機構23を構成してある。
【0029】その連動変速機構23の機能により、エン
ジン1が停止している場合でもバネ20の作用で、両プ
ーリ7,8では両プーリ部分9,10が伝動ベルト6に
押圧される。従って、この状態でエンジン1を始動させ
れば、動力が入力プーリ7から出力プーリ8に伝達され
るのであり、このように動力の伝達が始まるとトルクカ
ム機構18にスラスト力が発生し始めて、伝動ベルト6
の張力が適切なものに維持されるのである。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト式無段変速装置、エンジン及びミッショ
ンケース付近の側面図
【図2】ベルト式無段変速装置の横断平面図
【図3】ベルト式無段変速装置における変速操作用のカ
ム座及びカムアームの平面図
【図4】ベルト式無段変速装置におけるトルクカム機構
の平面図
【符号の説明】
6 伝動ベルト 7 入力プーリ 8 出力プーリ 9 固定プーリ部分 10 可動プーリ部分 14,15 カムアーム 16 操作ロッド 18 トルクカム機構 20 バネ 22 変速カム機構 23 連動変速機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 9/00 - 9/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動ベルト(6)が巻回される入力プー
    リ(7)と出力プーリ(8)の夫々を、軸芯方向に位置
    固定の固定プーリ部分(9)と軸芯方向にスライド移動
    自在な可動プーリ部分(10)とで成る割りプーリ構造
    に構成し、 前記両プーリ(7),(8)の夫々に、前記可動プーリ
    部分(10)を軸芯方向にスライド移動させてのベルト
    巻回半径の変更調節で変速する変速カム機構(22)
    と、伝動下手側の前記出力プーリ(8)に作用する伝動
    負荷に応じて前記両プーリ(7),(8)の前記可動プ
    ーリ部分(10)を前記固定プーリ部分(9)に近づく
    方向にスライド移動させるトルクカム機構(18)とを
    設け、 前記両プーリ(7),(8)のうちの一方のプーリ(7
    又は8)のベルト巻回半径が拡大されると、他方のプー
    リ(8又は7)のベルト巻回半径が縮小されるように、
    前記両変速カム機構(22),(22)どうしを背反的
    に連動連係させる連動変速機構(23)を設け、 前記伝動ベルト(6)の張力によって前記両プーリ
    (7),(8)における固定プーリ部分(9)と可動プ
    ーリ部分(10)とを押し広げて離間させようとする力
    よりも、前記伝動ベルト(6)の張力によって前記トル
    クカム機構(18)が前記可動プーリ部分(10)を前
    記固定プーリ部分(9)に近づけようとする力の方が大
    きくなるように設定してある ベルト式無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記連動変速機構(23)を、前記変速
    カム機構(22),(22)を操作するためのカムアー
    ム(14),(15)どうしを連動連結する操作ロッド
    (16)と、前記両プーリ(7),(8)において前記
    可動プーリ部分(10)を前記固定プーリ部分(9)に
    接近させるように付勢する状態で前記操作ロッド(1
    6)に装備されたバネ(20)とで構成してある請求項
    1に記載のベルト式無段変速装置。
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