JPH06159505A - 作業車の変速操作構造 - Google Patents

作業車の変速操作構造

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JPH06159505A
JPH06159505A JP31446692A JP31446692A JPH06159505A JP H06159505 A JPH06159505 A JP H06159505A JP 31446692 A JP31446692 A JP 31446692A JP 31446692 A JP31446692 A JP 31446692A JP H06159505 A JPH06159505 A JP H06159505A
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JP
Japan
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speed
engine
continuously variable
variable transmission
pulley
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JP31446692A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Otsubo
寛 大坪
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速操作機構を小型のもので構成できるベル
ト式無段変速装置の操作構造を提供する。 【構成】 エンジン4からの動力をベルト式無段変速装
置5を介して機体走行装置に伝えるよう伝動系を構成
し、ベルト式無段変速装置5は、プーリ間隔を無段階に
変更操作して変速するよう構成してある作業車の変速操
作構造において、エンジン4の出力の一部が、正逆転切
換機構Aを介してネジ送り式操作機構Bに供給され、こ
のネジ送り式操作機構によりベルト式無段変速装置5の
プーリ間隔を無段階に変更操作して変速するよう構成し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンからの動力を
ベルト式無段変速装置を介して機体走行装置に伝えるよ
う伝動系を構成し、前記ベルト式無段変速装置は、プー
リ間隔を駆動機構により無段階に変更操作して変速する
よう構成してある作業車の変速操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の変速操作構造において、従
来では、例えば特開平4−222508号公報に示され
るように、エンジンの出力軸とミッションケースの入力
軸との間にベルト式無段変速装置を介装し、両方のプー
リを割りプーリに構成して、電動シリンダによりカム機
構を介して夫々の割りプーリのプーリ間隔を背反的に変
更操作して無段変速自在に構成し、電動シリンダによる
変速操作速度は一定に構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造において
は、無段変速装置の変速操作速度がエンジンの出力回転
数が高い場合あるいは低い場合のいずれであっても常に
一定である。ここで、無段変速装置の動作について考察
してみると、伝動ベルトが巻回されるプーリの左右両側
の割りプーリ体はベルトの張力により常に径方向外方側
に向けて拡がる方向に力が作用しており、プーリ間隔を
狭くする方向に変速操作する場合、電動シリンダ等の駆
動機構はこの押し拡げ力に打ち勝ってカム機構を操作す
る力が必要となるが、この駆動機構による押し作用力を
ほぼ一定の力に維持するためには、伝動ベルトの1回転
当たりのプーリ間隔変更操作量をほぼ一定にする必要が
ある。ところが上記従来構造においては、エンジンの出
力回転数が負荷条件やアクセル設定等により変化するに
もかかわらず、変速操作速度が一定であるために、高速
回転の場合に比較して低速回転の場合には、前記伝動ベ
ルトの1回転当たりのプーリ間隔変更操作量が大きなも
のとなる。その結果、エンジン回転数が低い場合に変速
操作力が大となって、駆動機構に無理な反力がかかるこ
とがあり、例えば、電動式駆動機構であれば励磁コイル
が焼損したり、ネジ送り式駆動機構であればネジ部の無
理な噛む込みによる破損等が生じるおそれがあり、結果
的に駆動機構を大出力化させて無駄なコストアップを招
く弊害があった。本発明は、合理的な構造改良によっ
て、極力簡単な構造で効率よく円滑に操作できる変速操
作構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成
は、冒頭に記載した作業車の変速操作構造において、前
記エンジンの出力回転数が高いときは、前記駆動機構に
よる変速操作速度を速くさせ、前記出力回転数が低いと
きは、前記変速操作速度を遅くさせる操作速度制御手段
を備えてある点にある。本第2発明の特徴構成は、前記
駆動機構をネジ送り式操作機構で構成するとともに、前
記エンジンの出力を、増速方向あるいは減速方向いずれ
の操作方向にも切り換え操作自在な正逆転切換機構を介
して前記ネジ送り式操作機構に供給する機械的連係機構
により前記操作速度制御手段を構成してある点にある。
【0005】
【作用】
〔イ〕第1発明の特徴構成によると、エンジンの出力回
転数が高いときは、伝動ベルトの単位時間当たりの回転
数が大であってプーリ間隔可変量を大きくできるから、
駆動機構によるプーリ間隔変更操作速度を速くしても、
プーリ間隔変更操作力が大きくならずに、素早く円滑な
変速操作が可能となる。又、エンジンの出力回転数が低
いときは、伝動ベルトの単位時間当たりの回転数が小と
なりプーリ間隔可変量が小さいから、駆動機構によるプ
ーリ間隔変更操作速度を遅くすることでプーリ間隔操作
力を大きくさせることが無い。 〔ロ〕第2発明の特徴構成によると、エンジンの動力自
身によって、その回転数に応じて操作速度が比例的に変
化するネジ送り式操作機構でプーリ間隔を変更操作する
よう構成したから、エンジンの出力回転数の変化が機械
的に無段変速装置の操作系に伝わり、エンジンの出力回
転数が速いときは、変速操作速度が速くなって、素早く
円滑な変速操作が可能となり、又、エンジンの出力回転
数が低いときは、プーリ間隔変更操作速度を遅くするこ
とでプーリ間隔操作力を大きくさせることが無い。
【0006】
【発明の効果】
〔第1発明による効果〕上記作用〔イ〕により、エンジ
ンの出力回転数の変化に応じて、合理的に変速操作速度
を変更させることで、変速操作系に無理な力が掛かった
りするのを防止しながら、変速操作用駆動機構を極力操
作力に小さい小型のもので済ませることが可能となり、
構造の簡素化によりコストダウンが可能となった。 〔第2発明による効果〕上記作用〔イ〕に加えて、変速
操作用動力をエンジンから供給することで、簡単な機械
部品の組み合わせで済ませることができ、駆動構造を更
に簡素化することができる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
に作業車の一例である乗用型田植機を示している。この
田植機は乗用型走行機体の後部にリンク機構1を介して
苗植付装置2を昇降自在に連結してある。走行機体は機
体前部のボンネット3内にエンジン4を搭載するととも
に、このエンジン4の動力をベルト式無段変速装置5及
びミッションケース6を介して前後車輪7,8並びに苗
植付装置2に供給して、機体を走行させながら苗植付け
作業を行えるよう構成してある。前記無段変速装置5
は、図2に示すように、エンジン4の出力軸4aに取付
けた駆動プーリ9とミッションケース6の入力軸6aに
取付けた従動プーリ10とに亘って伝動ベルト11を巻
回するとともに、前記両プーリ9,10を夫々プーリ間
隔が変更操作自在な割りプーリ式に構成し、夫々のプー
リ9,10のプーリ間隔を背反的に変更させて無段変速
可能に構成してある。つまり、各プーリ9,10のうち
の一方のプーリ体9a,10aを機体固定部12に位置
固定状態で支持させるとともに、他方のプーリ体を回転
軸芯方向に沿ってスライド操作自在に支持させ、各可動
プーリ体9b,10bをロッド13を介して操作される
乗り上がりカム機構14により互いに反対方向にスライ
ド操作してベルト巻回長さを変化させることなく、無段
階に変速操作できるよう構成してある。
【0008】次に前記変速操作構造について説明する。
図1に示すように、エンジン4の出力軸4aに、外周面
にV形の周溝15aを備えた駆動体15をスプライン外
嵌し、前記周溝15aの内面に摺接して摩擦力で回転す
る円錐状体16を軸端に備えたネジ軸17をエンジン出
力軸4aと直交する軸芯周りで回転自在に固定部に支持
してある。前記駆動体15は機体操縦部に備えた中立位
置と正逆操作位置の3位置に摩擦保持自在な操作レバー
18の操作によりL形操作部材19を介して軸芯方向に
スライドして、円錐状体16に接する位置が回転軸芯方
向反対側に変更できるようにして、レバー操作に伴って
ネジ軸17の回転方向が正逆転切り換え操作自在となる
よう正逆転切換機構Aを構成してある。そして、ネジ軸
17には雌ねじ部材20が螺合されるとともに、この雌
ねじ部材20は前記乗り上がりカム機構14操作用のロ
ッド13に連動連結されて回転が阻止され、ネジ軸17
の回転に伴って螺進してスライド移動するネジ送り式操
作機構Bを構成してある。従って、前記操作レバー18
を増速側あるいは減速側のいずれかに操作すると、ネジ
軸17が正逆いずれかに回転してそれに伴って雌ねじ部
材20即ちロッド13がスライド移動して両プーリ9,
10のプーリ間隔を変更操作するのである。しかも、こ
のネジ軸17の回転速度はエンジン4の出力軸4aの回
転数と同期しており、エンジン4回転数が速いときは変
速操作速度が速く、エンジン4回転数が低いときは変速
操作速度も遅くなるのである。
【0009】前記雌ねじ部材20と正逆転回切り換え用
のL形操作部材19とは、スライドロッド21を介して
連係され、雌ねじ部材20が操作ストロークエンドに至
ると、自動的に操作部材19を中立位置に戻し操作する
よう構成してある。つまり、スライドロッド21を雌ね
じ部材20の操作方向に沿ってスライド自在に支持する
とともに、操作部材19の操作方向両側に接当係止部2
2,22を備えるとともに、雌ねじ部材20に一体的に
形成した接当作用部20aが増減速両操作方向の操作ス
トロークエンドに対応する位置にも接当係止部23,2
3を備え、操作部材19が中立位置から正逆いずれかに
操作され、雌ねじ部材20がスライドしてストロークエ
ンドに至ると、接当作用部20aが当該側の接当係止部
23に接当してスライドロッド21を押し操作し、それ
に伴って操作部材19を中立位置側に強制的に戻し操作
して、自動的に変速操作が停止されることになる。
【0010】〔別実施例1〕図4に示すように、変速用
操作レバー18を中立位置と正逆操作位置の3位置切り
換え式のものに代えて、中立位置から正逆方向に沿って
複数段に操作自在に設けるとともに、この操作レバー1
8に対して弾性融通用バネ24を介して連係される第1
連係部材25と、前記雌ねじ部材20に枢支連結された
L形の第2連係部材26とをロッド27を介して連動連
結するとともに、第2連係部材26の他端部と前記操作
部材19とをロッド28で連動連結して、雌ねじ部材2
0のスライド操作位置が操作レバー18の設定位置に対
応する位置になると、第2連係部材26の枢支点の移動
により操作部材19が中立位置に戻し操作されるよう各
部材の操作ストロークを設定するよう構成してもよい。
このように構成すると、任意の操作位置に変速操作する
ことができる。
【0011】〔別実施例2〕図5に示すように、前記駆
動体15のシフト用操作部材19を、操縦部に備えた操
作スイッチSWにより駆動操作される増速用並びに減速
用の一対の電磁ソレノイドSOLにより駆動操作するよ
う構成するとともに、前記雌ねじ部材20の操作位置を
検出センサ30により検出して表示ランプ31で操作位
置を表示しながら、操作ストロークエンドに至ったこと
が検出されると、電磁ソレノイドSOLへの通電を自動
停止させるよう電気制御系を構成してもよい。
【0012】〔別実施例3〕前記無段変速装置5は上記
したように、エンジン4の出力軸4aから変速操作駆動
用の動力を供給する構成に代えて、図6に示すように、
電動シリンダCYにより変速操作するよう構成するとと
もに、エンジン4回転数を検出する検出センサSを設
け、マイクロコンピュータを備えた制御装置32により
エンジン4回転数が高いときは、変速操作速度を速くさ
せ、前記出力回転数が低いときは、前記変速操作速度を
遅くさせるよう自動制御させるようにしてもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速操作系統図
【図2】無段変速装置の断面図
【図3】田植機の全体側面図
【図4】別実施例1の変速操作系統図
【図5】別実施例2の変速操作系統図
【図6】別実施例3の変速操作系統図
【符号の説明】
4 エンジン 5 ベルト式無段変速装置 7,8 走行装置 A 正逆転切換機構 B ネジ送り式操作機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(4)からの動力をベルト式無
    段変速装置(5)を介して機体走行装置(7),(8)
    に伝えるよう伝動系を構成し、前記ベルト式無段変速装
    置(5)は、プーリ間隔を駆動機構により無段階に変更
    操作して変速するよう構成してある作業車の変速操作構
    造であって、前記エンジン(4)の出力回転数が高いと
    きは、前記駆動機構による変速操作速度を速くさせ、前
    記出力回転数が低いときは、前記変速操作速度を遅くさ
    せる操作速度制御手段を備えてある作業車の変速操作構
    造。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構をネジ送り式操作機構
    (B)で構成するとともに、前記エンジン(4)の出力
    を、増速方向あるいは減速方向いずれの操作方向にも切
    り換え操作自在な正逆転切換機構(A)を介して前記ネ
    ジ送り式操作機構(B)に供給する機械的連係機構によ
    り前記操作速度制御手段を構成してある請求項1に記載
    の作業車の変速操作構造。
JP31446692A 1992-11-25 1992-11-25 作業車の変速操作構造 Pending JPH06159505A (ja)

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