JP2885972B2 - 変速用操作構造 - Google Patents

変速用操作構造

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JP2885972B2 JP3202657A JP20265791A JP2885972B2 JP 2885972 B2 JP2885972 B2 JP 2885972B2 JP 3202657 A JP3202657 A JP 3202657A JP 20265791 A JP20265791 A JP 20265791A JP 2885972 B2 JP2885972 B2 JP 2885972B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト無段変速装置
を、人為力や油圧アクチュエータ等による操作機構によ
って変速操作するようにした変速用操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】割プーリ構造を備えたベルト無段変速装
置の操作構造としては、実開昭64‐55129号公報
で示されるもののように、変速レバーの人為操作によっ
て変速操作するようにした田植機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ベルト無段変速装置
は、可動プーリ片の固定プーリ片に対する軸方向位置を
遠近移動してベルト巻回半径を変えることで変速するも
のであり、ベルトと固定及び可動の両プーリ片との接触
伝動状態を維持しながらの摩擦力に抗して変速するよう
になる。従って、その変速操作速度はギヤの噛合による
ギヤ式変速装置等に比べて比較的緩速になり、前述した
公報に示されたもののように、可動プーリ片を人為力で
強制摺動させるものであると、上記変速特性のために変
速操作を素早くしようとすればするほどその操作が重く
なり、逆に軽く操作すれば変速が完了するのに時間がか
かるという傾向にあった。
【0004】そこで、変速作動速度に適合した操作速度
が設定可能な電動シリンダによって変速操作する電気制
御式の変速操作構造が考えられた。この手段では、操縦
者が電気スイッチの操作をするだけで、労せずして、し
かも可及的に変速に要する時間を短くした状態での変速
操作が行えるようにできるものではあるが、コスト的に
は不利になり、廉価機種等には採用し難い面があった。
本発明は、コスト的な不利を招くこと少なく摩擦式変速
装置の操作性を向上する点に目的を有するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
は、固定プーリ片と、これに対して軸方向に遠近移動可
能な可動プーリ片とから成る駆動プーリと、固定プーリ
片と、これに対して軸方向に遠近移動可能な可動プーリ
片とから成る受動プーリと、これら両プーリに亘って巻
回されるベルトとから成るベルト無段変速装置を備え、
両可動プーリ片のうちの一方の可動プーリ片がこれと対
をなす固定プーリ片に近づくと、他方の可動プーリ片が
これと対をなす固定プーリ片から遠ざかるように、両可
動プーリ片どうしを連動具を介して連動連結して変速操
作機構を構成するとともに、変速操作機構を操作してベ
ルト無段変速装置を増減変速操作するための操作部と
を、増減速操作の双方に作用する弾性融通部を介して変
速操作機構に連動連結してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】一般に、割プーリ構造では、ベルト巻回半径を
大きくするべく、可動プーリ片を固定プーリ片に近づけ
てベルトを外径側にせり上げる方向の操作は重く、ベル
ト巻回半径を小さくするべく、可動プーリ片を固定プー
リ片から遠ざけてベルトを小径側に落とし込む方向の操
作は比較的軽い性質がある。従って、駆動及び受動の両
プーリが共に割プーリ構造を採る両割プーリ構造のベル
ト無段変速装置では、一方のプーリのベルト巻回半径を
拡径操作すれば他方のプーリのベルト巻回半径が縮径操
作され、一方のプーリを縮径操作すれば他方のプーリが
拡径操作されるように連動するから、減速及び増速のい
ずれの変速操作も比較的重いとともに、素早い操作が行
い難い傾向にあった。
【0007】そこで、請求項1の構成によれば、駆動側
及び受動側の両可動プーリ片を背反的に軸方向に動かす
変速操作機構を設け、この変速操作機構を動かすための
操作部を、増減速操作の双方に作用する弾性融通部を介
して連動連結したので、増速操作もしくは減速操作のう
ちの何れかの一方の操作が極端に重くなることを避けて
増減速操作を行うことができる。そして、弾性融通部が
緩衝機能を発揮するので、操作部が急激に操作されても
その急な操作力を弾性融通部がエネルギーとして一旦吸
収し、その吸収されたエネルギーは、変速操作機構を操
作するに必要とする操作力として出力されるようにな
り、しかも、その作用は減速操作でも増速操作でも同様
に発揮される。
【0008】従って、操作部を人為操作レバーとする場
合には、そのレバー操作を瞬時にして行うといった素早
い操作が可能になる。又、操作力を軽くするために操作
部を油圧シリンダ等の駆動機構を用いて構成する場合で
は、その作動速度を摩擦式変速装置に特有な操作速度に
合わせて設定しなくても良いようになり、作動速度の設
定に要するコストを省いて廉価な構造にすることができ
る。とりわけ、操作レバーを叩きつけるように人力操作
する等の、過剰な操作力が加わったときの緩衝作用は非
常に有効である。
【0009】
【発明の効果】その結果、操作部から変速操作機構に亘
る変速操作力の伝達経路に弾性融通部を介装するだけの
比較的簡単な改造により、両割プーリ連動操作構造を採
るベルト無段変速装置の減速及び増速のいずれの操作も
迅速に行うことができ、コスト的不利益少なく変速操作
性を向上させることができた。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を田植機の変速装置
の場合について図面に基づいて説明する。図1に乗用型
田植機の機体前部における伝動構造が示されている。エ
ンジン1の動力をベルト無段変速装置2介してミッショ
ン3に入力し、ミッション3の出力を伝動シャフト4を
用いて図示しない後輪に伝動する構成である。
【0011】図1及び図2に示すように、ベルト無段変
速装置2は、エンジン1の出力軸5に取付けた割プーリ
構造の駆動プーリ6と、ミッション3の入力軸7に取付
けた割プーリ構造の受動プーリ8とに亘ってテンション
ローラ10で緊張付勢されるVベルト9を巻回して成
る。駆動プーリ6では可動プーリ片6bを固定プーリ片
6aに対して軸方向に操作カム機構11で強制遠近移動
する構造であるとともに、受動プーリ8でも操作カム機
構12によって可動プーリ片8aを固定プーリ片8bに
対して軸方向に強制遠近移動する構成である。
【0012】この田植機では、受動側の操作カム機構1
2の操作カム13を回動操作することで無段変速できる
ようにしてあり、操縦部に設けた変速レバー(操作部の
一例)14が直接操作カム13を回動操作するようにし
てあるとともに、駆動側操作カム23と受動側操作カム
13とを連動ロッド(連動具の一例)22で連動連結し
て変速操作機構Aを構成してある。
【0013】この変速操作機構Aによれば、両可動プー
リ片6b,8bは、背反的に軸方向に移動するように構
成されている。つまり、駆動側可動プーリ片6bが固定
プーリ片6aから遠ざかり移動するときには、受動側可
動プーリ片8bが固定プーリ片8aに近づき移動し、か
つ、駆動側可動プーリ片6bが固定プーリ片6a近づき
移動するときには、受動側可動プーリ片8bが固定プー
リ片8aから遠ざかり移動するようになっている。
【0014】そして、操作レバー14のレバー部は、高
めのバネ定数が与えられたスプリング17で構成されて
いる。従って、変速レバー14を勢い良く減速又は増速
操作することが可能であるとともに、その急激な操作を
行っても、スプリング17が弾性変形してから徐々に操
作カム13を回動操作するようになり、急激な操作力が
直接操作カム13に伝達されて、Vベルト9やカム機構
12等が損傷するといった不具合の発生を防止すること
ができる。
【0015】図3、図4に示すように、エンジン1の横
一側方にマフラー18が他側方にエンジン冷却風取り入
れ用のダクト19が配設されるとともに、機体の左右の
両サイドカバー20には共にエキスパンドメタルによる
通風口21が設けられている。これにより、一方の通風
口21からダクト19を通って吸い込まれた冷却風の排
風は、エンジン1とマフラー18を冷やした後に他方の
通風口21から機外に排出される。
【0016】〔別実施例〕 弾性融通部17をゴムブロックや板バネ等を用いて構成
したものでも良い。又、油圧シリンダや電気モータ等に
よる駆動機構によって操作カム13を回動操作する操作
部14を構成することも良い。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速操作構造を示す要部の側面図
【図2】ベルト無段変速装置の構造を示す断面平面図
【図3】機体前部の横断断面図
【図4】田植機の機体前部の側面図
【符号の説明】
2 摩擦式変速装置 6 駆動プーリ 6a 固定プーリ片 6b 可動プーリ片 8 受動プーリ 8a 固定プーリ片 8b 可動プーリ片 9 ベルト 14 操作部 17 弾性融通部 22 連動具 A 変速操作機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−127949(JP,A) 実開 平2−109049(JP,U) 実開 昭58−19830(JP,U) 実開 昭54−23439(JP,U) 実開 昭59−83632(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08 F16H 9/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プーリ片(6a)と、これに対して
    軸方向に遠近移動可能な可動プーリ片(6b)とから成
    る駆動プーリ(6)と、固定プーリ片(8a)と、これ
    に対して軸方向に遠近移動可能な可動プーリ片(8b)
    とから成る受動プーリ(8)と、これら両プーリ
    (6),(8)に亘って巻回されるベルト(9)とから
    成るベルト無段変速装置(2)を備え、前記両可動プーリ片(6b),(8b)のうちの一方の
    可動プーリ片(6b又は8b)がこれと対をなす固定プ
    ーリ片(6a又は8a)に近づくと、他方の可動プーリ
    片(8b又は6b)がこれと対をなす固定プーリ片(8
    a又は6a)から遠ざかるように、前記両可動プーリ片
    (6b),(8b)どうしを連動具(22)を介して連
    動連結して変速操作機構(A)を構成するとともに、 前記変速操作機構(A)を操作して前記ベルト無段変速
    装置(2)を増減変速操作するための操作部(14)
    を、増減速操作の双方に作用する弾性融通部(17)を
    介して前記変速操作機構(A)に連動連結してある 変速
    用操作構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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