JP3005134B2 - 作業車の走行制御装置 - Google Patents

作業車の走行制御装置

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JP3005134B2 JP2779093A JP2779093A JP3005134B2 JP 3005134 B2 JP3005134 B2 JP 3005134B2 JP 2779093 A JP2779093 A JP 2779093A JP 2779093 A JP2779093 A JP 2779093A JP 3005134 B2 JP3005134 B2 JP 3005134B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体走行系に介装した
無段変速装置をアクチュエータの駆動により変速操作可
能に構成し、エンジンの回転数を検出する回転数検出手
段を備え、エンジン回転数が設定領域の下限値を下回る
と減速させ、前記設定領域の上限値まで復帰すると増速
させるよう前記アクチュエータを駆動制御する車速制御
手段を備えてある作業車の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の走行制御装置において、従
来では、例えば特開平3‐56760号公報に示される
ように、エンジンに対するアクセルレバーがアクセル全
開位置にあることが検出された場合にのみ、上記車速制
御作動を実行するよう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような車速制
御作動は、圃場での作業走行中にエンジンに対する作業
走行負荷が過大となり、エンジンが停止してしまう等の
弊害を未然に阻止するために、エンジン回転数を監視し
ながら、例えばエンジン回転数が所定値を下回るとアク
チュエータとしての電動シリンダを制御駆動して無段変
速装置を自動的に減速させ、自動的にエンジンに対する
負荷を軽減させてエンジンストップを阻止するととも
に、負荷が軽くなってエンジン回転数が設定上限値まで
復帰すると元の速度まで復帰させるようにして極力作業
能率を低下させないようにしたものである。ところが、
上記従来構造においては、エンジンのアクセル開度が最
大開度に設定された場合にのみ車速制御作動が実行され
る構成であるから、アクセル開度がエンジン回転数の低
い位置であっても充分作業が可能な軟弱圃場で作業する
場合、又は、エンジン騒音をできるだけ抑えて作業を行
うためにアクセル開度を低くして作業を行う場合等にお
いては、上記車速制御が行えず、作業途中で作業負荷が
大になった場合にエンジンストップを起こすおそれがあ
り、改善の余地があった。本発明は上記不具合点を解消
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る作業車の走
行制御装置は、機体走行系に介装した無段変速装置をア
クチュエータの駆動により変速操作可能に構成し、エン
ジンの回転数を検出する回転数検出手段を備え、エンジ
ン回転数が設定領域の下限値を下回ると減速させ、前記
設定領域の上限値まで復帰すると増速させるよう前記ア
クチュエータを駆動制御する車速制御手段を備えてある
作業車の走行制御装置であって、前記エンジンを所望の
エンジン回転数に設定するためのアクセル設定操作具を
設けるとともに、該アクセル設定操作具によって設定さ
れる所望のエンジン回転数の値に相当する所定回転数設
定領域をアクセル設定値として検出するアクセル操作量
検出手段を備え、アクセル増減操作方向でアクセル設定
値に対応する所定回転数設定領域を複数箇所に設定する
とともに、前記アクセル設定値が低くなればそれに応じ
て前記回転数設定領域を低レベルになるように自動的に
変更させる特性変更手段を備えてあることを特徴構成と
する。
【0005】
【作用】エンジンに対するアクセル設定値を作業状況に
応じて変更操作すると、その変更されるアクセル設定値
がアクセル操作量検出手段によって検出され、その検出
結果に対応して、アクセル設定値が低くなるほど車速制
御作動における設定領域レベルを低いレベルに、又、ア
クセル設定値が高い場合には前記設定領域レベルを高い
レベルに自動的に変更させるのである。その結果、操縦
者は作業状況に応じてアクセル設定を適切な位置に調節
するだけで、エンジン出力の違いに応じた適切なエンジ
ン回転数領域で自動的に車速制御が行われることにな
る。
【0006】
【発明の効果】従って、作業負荷が小さい軟弱圃場で作
業する場合或いはエンジン騒音を出来るだけ抑えて作業
したいような場合においても、作業途中での過大負荷に
起因するエンジン停止を極力少なくして作業能率を向上
させることが可能な対地作業機を提供できるに至った。
しかも、アクセル設定値に応じた適切なエンジン回転数
領域に自動変更されるから、不必要な減速作動による作
業能率の低下も阻止できるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図5
に作業車の一例である乗用型田植機を示している。この
田植機は、乗用型走行機体1の後部にリンク機構2を介
して苗植付装置3をリフトシリンダ4により駆動昇降自
在並びに前後軸芯周りでローリング自在に連結して、機
体を走行させながら泥面上に苗の植付けを行うよう構成
してある。走行機体1には前部にエンジン5を搭載する
とともに、このエンジン5の動力がベルト式無段変速装
置6、ミッションケース7を介して前後車輪8,9に伝
えられ、且つ、電動モータ(図示せず)により入り切り
操作される植付クラッチ(図示せず)を介して車速と同
期した出力が苗植付装置3に伝えられるよう伝動系を構
成してある。又、主クラッチペダル23を踏み操作する
と、伝動系に介装される主クラッチが切り操作され、各
車輪8,9並びに苗植付装置3への動力が絶たれるよう
にしてある。
【0008】前記ベルト式無段変速装置6は、図1に示
すように、エンジン5の出力軸5aに取付けた駆動プー
リ12とミッションケース7の入力軸7aに取付けた従
動プーリ13とに亘って伝動ベルト14を巻回するとと
もに、前記各プーリ12,13を夫々プーリ間隔が変更
自在な割りプーリ式に設け、夫々のプーリ間隔を電動シ
リンダ15〔アクチュエータの一例〕により一体的に操
作される乗り上がりカム機構16により背反的に変更さ
せて、夫々のプーリ12,13のベルト巻回径を変更し
て無段階に変速操作できるよう構成してある。
【0009】前記無段変速装置6における電動シリンダ
15は、変速速度が機体操縦部に配備した速度設定器1
7による設定速度に合致するようマイクロコンピュータ
を備えた制御装置18により駆動制御され、制御装置1
8はポテンショメータで構成される速度設定器17から
の入力値と、電動シリンダ15の実作動ストロークを検
出するストロークセンサ19の検出値とが合致するよう
電動シリンダ15をフィードバック制御する。従って、
操縦者が速度設定器17の操作により機体走行速度を任
意に設定することができる。又、作業走行負荷に起因し
てエンジン回転数が第1設定値まで下がると、エンジン
5に対して過大負荷であると判断して前記速度設定器1
7による設定値にかかわらず、電動シリンダ15を駆動
制御して無段変速装置6を自動減速操作させ、減速させ
た結果エンジン回転数が第1設定値よりも大である第2
設定値まで復帰すると元の設定速度まで自動増速させる
車速制御手段Aを備えてある。つまり、エンジン5の出
力軸5aにその回転数を検出するエンジン回転数検出セ
ンサ20〔回転数検出手段の一例〕を設け、このセンサ
20の検出値が制御装置18に入力され、エンジン回転
数Nが予め設定された設定下限値以下になると、電動シ
リンダ15を最低速度位置まで減速操作させ、それより
も大きな設定上限値まで回復すると速度設定器17によ
る設定速度まで増速操作するのである。尚、このような
車速制御は車速制御入切スイッチ21の人為切り換え操
作により制御状態と非制御状態とに切り換え自在に設け
てある。車速制御モードに設定されると操縦パネルに設
けた警報ランプ22を点灯させるようにしてある。
【0010】そして、エンジン5の調速装置24の開度
を変更操作するアクセル設定操作具としてのアクセルレ
バー25の操作位置の変化を検出するアクセル位置検出
センサー26の検出結果に対応して、前記車速制御手段
Aにおけるエンジン回転数の設定領域レベルを、アクセ
ル設定値が低くなるほど低いレベルになるよう自動的に
変更させる特性変更手段Bを備えてある。詳述すると、
アクセル位置検出センサー26は、アクセルレバー25
の揺動操作に基づいて連動回動する摺動片27が、位置
固定の第1電極28及び第2電極29夫々に摺接可能に
構成して、摺動片27と第1電極28との間で第1スイ
ッチSW1を、摺動片27と第2電極29との間で第2
スイッチSW2を夫々構成してある。そして、アクセル
レバー25の操作位置により、第1スイッチSW1がオ
ン状態で第2スイッチSW2がオフ状態の領域「」、
第1スイッチSW1、第2スイッチSW2が共にオン状
態の領域「」、第1スイッチSW1がオフ状態で第2
スイッチSW2がオン状態の領域「」、第1スイッチ
SW1、第2スイッチSW2が共にオフ状態の領域
「」の夫々を段階的に検出可能に構成してある。又、
前記特性変更手段Bは制御装置18に制御プログラム形
式で備えられる。
【0011】アクセルレバー25の前記各操作位置に対
応するエンジン回転数の各設定領域レベルの上下限値
は、実際に搭載されたエンジン5の回転数を検出して組
付け誤差等が生じない状態で設定できるようにしてあ
る。その設定は予め制御装置18に制御プログラム形式
で備えられた設定手段Cにより行われる。図2に初期設
定フローチャートを示している。
【0012】図2に示すように、人為操作によってモー
ド設定スイッチ30を入り操作すると、特性設定用制御
モードに設定され〔ステップ1,2〕、主クラッチペダ
ル23が踏み操作されクラッチ切り状態にあることがリ
ミットスイッチ31により検出され、及び、アクセル位
置検出センサー26が領域「」にあれば、つまり、ア
クセルレバー25が最閉側にあれば〔ステップ3,
4〕、アクセルレバー25を人為操作により最閉側から
最開位置側に向けて順次変更操作させながら、エンジン
回転数を逐次読み込む〔ステップ5,6〕。そして、ア
クセル位置検出センサー26における第2スイッチSW
2がオン状態に切り換わった時点、即ち領域「」に切
り換わった時点におけるエンジン回転数を第1基準回転
数NAとして不揮発性メモリ32に記憶させる〔ステッ
プ7,8〕。次に、第1スイッチSW1がオフ状態に切
り換わった時点、即ち領域「」に切り換わった時点に
おけるエンジン回転数を第2基準回転数NBとして記憶
する〔ステップ9,10〕。次に第1スイッチSW1、
第2スイッチSW2が共にオフ状態になった時点、即ち
領域「」に切り換わった時点におけるエンジン回転数
を第3基準回転数NCとして記憶する〔ステップ11,
12〕。このように設定記憶された値に基づいて、図4
に示すように各操作領域における設定上下限値が定めら
れる。この値に基づいて以下のように車速制御作動が実
行される。
【0013】図3に車速制御のフローチャートを示して
いる。走行開始時には、速度設定器17とストロークセ
ンサ19の出力を読み込み、走行速度を設定速度に維持
するよう電動シリンダ15を駆動制御する。そして、車
速制御入切スイッチ21が入り操作されていれば、エン
ジン回転数を読み込み〔ステップ3,4〕、アクセル位
置検出センサー26の検出情報に基づいて上下限値を設
定する。つまり、第1スイッチSW1がオン状態で第2
スイッチSW2がオン状態でなければ〔領域「」であ
れば〕、エンジン回転数Nが第1基準回転数NA以下に
なると電動シリンダ15を減速作動させ、3800回転
まで復帰すると設定速度まで増速作動させるよう制御す
る〔ステップ5〜10〕。第1スイッチSW1、第2ス
イッチSW2が共にオン状態であれば〔領域「」であ
れば〕、エンジン回転数Nが第2基準回転数NB以下に
なると電動シリンダ15を減速作動させ、第1基準回転
数NAまで復帰すると設定速度まで増速作動させるよう
制御する〔ステップ11〜14〕。第1スイッチSW1
がオン状態でなく第2スイッチSW2がオン状態であれ
ば〔領域「」であれば〕、エンジン回転数Nが第3基
準回転数NC以下になると電動シリンダ15を減速作動
させ、第2基準回転数NBまで復帰すると設定速度まで
増速作動させるよう制御する〔ステップ15〜19〕。
各スイッチSW1,SW2が共にオフ状態であれば車速
制御を行わない。前記ステップ5〜19により特性変更
手段Cを構成する。
【0014】前記アクセル操作量検出手段は、スイッチ
式のものに代えてポテンショメータ型でリニアに操作量
を検出するものでもよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御フローチャート
【図3】制御フローチャート
【図4】車速制御特性図表
【図5】田植機の側面図
【符号の説明】
5 エンジン 6 無段変速装置 15 アクチュエータ 20 回転数検出手段 25 アクセル設定操作具 26 アクセル操作量検出手段 A 車速制御手段 C 特性変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体走行系に介装した無段変速装置
    (6)をアクチュエータ(15)の駆動により変速操作
    可能に構成し、エンジン(5)の回転数を検出する回転
    数検出手段(20)を備え、エンジン回転数が設定領域
    の下限値を下回ると減速させ、前記設定領域の上限値ま
    で復帰すると増速させるよう前記アクチュエータ(1
    5)を駆動制御する車速制御手段(A)を備えてある作
    業車の走行制御装置であって、前記エンジン(5)を所
    望のエンジン回転数に設定するためのアクセル設定操作
    具(25)を設けるとともに、該アクセル設定操作具
    (25)によって設定される所望のエンジン回転数の値
    に相当する所定回転数設定領域をアクセル設定値として
    検出するアクセル操作量検出手段(26)を備え、アク
    セル増減操作方向でアクセル設定値に対応する所定回転
    数設定領域を複数箇所に設定するとともに、前記アクセ
    ル設定値が低くなればそれに応じて前記回転数設定領域
    を低レベルになるように自動的に変更させる特性変更手
    段(B)を備えてある作業車の走行制御装置。
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