JPH1137284A - 農作業車の自動変速装置 - Google Patents

農作業車の自動変速装置

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JPH1137284A
JPH1137284A JP9193918A JP19391897A JPH1137284A JP H1137284 A JPH1137284 A JP H1137284A JP 9193918 A JP9193918 A JP 9193918A JP 19391897 A JP19391897 A JP 19391897A JP H1137284 A JPH1137284 A JP H1137284A
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engine
continuously variable
variable transmission
speed
transmission
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Nobuyuki Abe
信行 阿部
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段変速装置によって変速した動力を作業用
の動力として伝達する構成の走行車において、作業時に
手動による変速操作をなくすようにする。 【解決手段】 農作業車に電子ガバナー機構付きエンジ
ンEを搭載し、主変速レバー29を作業位置に設定し、
副変速レバー30によって無段変速装置51を変速操作
し、減速した動力を作業用の動力として伝達し、エンジ
ンEの負荷に応じてエンジン回転数を制御する構成にお
いて、無段変速装置を操作するレバー30に連動するリ
ンク機構内にアクチュエータ40を介在し、エンジンE
に過負荷が生じた場合に、アクチュエータを介して無段
変速装置を調速制御させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作業車における
エンジンの負荷に応じてベルト式無段変速装置を自動制
御する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンの出力を、ベルト式
無段変速装置を介してミッションケース内に伝達し、該
ミッションケースを介して前後のアクスルケース内に走
行駆動力を伝達する一方、ミッションケース後部に軸支
するPTO軸を駆動して作業機に動力を伝達する技術は
公知となっていた。前記ベルト式無段変速装置には、エ
ンジンの出力を入力するドライブシャフトと、ミッショ
ンケースへ動力を伝達するドリブンシャフトとが軸支さ
れ、各シャフトに分割式の割プーリが固設され、割プー
リの溝幅を長短変更し、割プーリに巻回されるベルトの
有効径が変化され、ドリブンシャフトを無段階に変速駆
動し、ミッションケース内のギア式の減速装置を簡略化
し、変速時の衝撃をなくす構成としていた。
【0003】また、前記エンジンに燃料噴射ポンプを配
設し、該燃料噴射ポンプ側部に電子ガバナー機構を配設
し、コントローラによって電子ガバナー機構を制御し
て、燃料噴射ポンプによる燃料の噴射量を調整するよう
にしていた。例えば、エンジンの負荷変動に応じて、燃
料の供給量を調整し、アクセルレバーの設定回転数にエ
ンジン回転数を維持させるアイソクロナス制御が行われ
ていた。また、エンジン回転数の低速及び中速域におい
て、エンジンの出力にねばりを持たせる逆ドループ制御
が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子ガ
バナー機構を用いた制御においては、負荷に応じた安定
した走行が行われるが、作業車の使用状態によっては負
荷が大きくなり、電子ガバナー機構による制御ができる
幅を越え、エンジンに過負荷を生じさせる場合もあっ
た。特に、アイソクロナス制御のみが行われ、逆度ルー
プ制御がおこなわれていないエンジン回転数の最高回転
において顕著となっていた。その為に、電子ガバナー制
御のできる領域を越える負荷がエンジンにかかっても、
エンジンが過負荷とならないように自動的に走行変速が
行われる構成のものが望まれてきていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、主変速機構及び無段変速機構
とを介してエンジンの動力を減速し、作業用の動力とし
て伝達する構成の農作業車において、前記主変速機構を
変速する主変速レバーを作業位置に設定し、副変速レバ
ーによって無段変速装置を変速操作し、エンジンの負荷
に応じて無段変速装置を変速制御させている。また、農
作業車に電子ガバナー機構付きエンジンを搭載し、主変
速レバーを作業位置に設定し、副変速レバーによって無
段変速装置を変速操作し、減速した動力を作業用の動力
として伝達し、エンジンの負荷に応じてエンジン回転数
を制御する構成において、エンジンに過負荷が生じた場
合に、無段変速装置を適正なレベルまで調速制御させて
いる。また、前記無段変速装置を操作するレバーに連動
するリンク機構内にアクチュエータを介在し、エンジン
に過負荷が生じた場合に、アクチュエータを介して無段
変速装置を適正なレベルまで調速制御させている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は乗用田植機の全体側面図、図2は同じく平
面図、図3は本発明の自動走行変速を行う制御機構を示
すブロック図、図4は動力伝達構成を示す側面図、図5
はベルト式無段変速装置の平面断面図、図6は電子ガバ
ナー機構の側面断面図、図7は乗用田植機のアイソクロ
ナス制御と逆ドループ制御を示す図、図8はエンジンの
許容出力制御を示す図である。
【0007】まず、電子ガバナー機構を搭載型農作業車
として本実施例において乗用田植機が用いられている。
該乗用田植機は、図1、図2に示すように構成されてい
る。作業者等が搭乗する走行車の機体フレーム3前部上
方に電子ガバナー機構付エンジンEを搭載し、機体フレ
ーム3後部にミッションケース4を配している。前記ミ
ッションケース4の前方にフロントアクスルケース5を
介して前輪6を支持させると共に、前記ミッションケー
ス4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、該リヤア
クスルケース7に後輪8を支持させる。そして、前記エ
ンジンEを覆うボンネット9の側上方に予備苗載台10
・10を配設し、ステップ11を介して作業者等が搭乗
する車体カバー2によって前記ミッションケース4等を
覆い、前記車体カバー2上部に運転席13を取り付け、
該運転席13の前方の前記ボンネット9後部に操向ハン
ドル14を配設している。
【0008】また、植付部15は六条植え用の苗載台1
6や複数の植付爪17等から構成されており、前高後低
に配設した苗載台16を下部レール18及びガイドレー
ルを介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転するロータリーケース2
1を前記植付ケース20に回転自在にさせ、該ロータリ
ーケース21の回転軸芯を中心にして対称位置に一対の
爪ケース22・22を配設し、該爪ケース22・22の
先端に植付爪17・17を固設する。
【0009】また、前記植付ケース20の前部に支持フ
レーム24を設け、トップリンク25及びロワーリンク
26を含むリンク機構27を介して作業車後部に連結
し、前記リンク機構27を介して植付部15を昇降させ
る昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結してい
る。そして、前記前輪6・6及び後輪8・8を走行駆動
して移動すると同時に、左右に往復摺動可能な苗載台1
6から一株分の苗を植付爪17によって取り出し、連続
的に苗植え作業を行うように構成している。
【0010】また、前記運転席13等が設置された運転
部には走行変速レバー29、植付け昇降兼作業走行変速
用の副変速レバー30、植付け感度調節レバー31、主
クラッチペダル32、左右ブレーキペダル33・33が
配設され、前記植付部15下部には均平用センタフロー
ト34、均平用サイドフロート35が配設され、前記運
転席13後方には六条用の施肥部36が配設されてい
る。前記ボンネット9には、アクセルレバー1が配設さ
れている。
【0011】次に、前記作業車の動力伝達構成について
説明する。図4に示すように、前記エンジンEの後方に
ベルト式無段変速装置51は配設されている。前記エン
ジンEの出力軸50は、プーリ、ベルト等を介して、ベ
ルト式無段変速装置51より前方に突出した軸72に動
力伝達している。
【0012】該ベルト式無段変速装置51内部には、図
5に示すように、入出力プーリ69・70と、変速ベル
ト71が配置されている。また入出力プーリ69・70
の部分に、入出力カム77・78が配設されており、該
入出力カム77・78を操作することにより、入出力プ
ーリ69・70の幅が変更されて、変速ベルト71と接
する径が変化して、無段変速が可能となる。前記入出力
カム77・78は、変速ケース74前面に軸支したアー
ム75に連動されている。尚、無段変速できる変速装置
であれば限定するものでなく油圧式の無段変速装置を用
いることもできる。
【0013】該ベルト式無段変速装置51後部に、クラ
ッチケース58が装着されており、該クラッチケース5
8の内部に、主クラッチペダル32の踏み込みにより操
作される多板摩擦型乾式クラッチ73が配置されてい
る。60は油圧ポンプである。また、前記クラッチケー
ス58の後面にミッションケース4が固設されている。
これらのベルト式無段変速装置59とミッションケース
4は共に、左右の機体フレーム3・3の間に配置されて
いる。ミッションケース4において変速後の回転が、リ
アアクスルケース7に伝達されている。
【0014】前記植付け昇降兼作業走行変速用の副変速
レバー30は、植付部15の昇降と昇降位置の停止操作
と、隣接マーカの昇降操作を行うことができる。更に、
前記副変速レバー30は、前記ベルト式無段変速装置5
1のアーム75に連動され、植付け作業時の走行変速を
行うようにしている。
【0015】また、前記走行変速レバー29は、ミッシ
ョンケース4に連動されており、機体の後進走行変速
と、植付け作業走行変速、走行変速とに切り替え可能と
なっている。更に、前記走行変速レバー29を操作する
ことによって、苗継ぎや肥料補充の為の機体の停止をさ
せることができる。
【0016】また、図3に示す如く、前記電子ガバナー
機構付エンジンEは、コントローラCと接続されてお
り、該コントローラCからの信号が、電子ガバナー機構
Gに操作信号をおくるように構成している。
【0017】該電子ガバナー機構Gの構造は、図6に示
す如く構成されており、燃料噴射ポンプPの側面に取り
付けられている。該燃料噴射ポンプPの燃料噴射量調整
ラック90を、リニアソレノイドにより構成された、ラ
ックアクチュエータ91が左右に摺動操作するのであ
る。該ラックアクチュエータ91の下方には、ラック位
置センサー92が配置され、ラックアクチュエータ91
の動きが検出されている。また、前記エンジンEの回転
数センサ93と、エンジンEの潤滑油温度センサ94
も、該電子ガバナー機構Gの部分に配置されている。
【0018】そして、図3に示すように、前記電子ガバ
ナー機構Gから、ラック位置センサー92の信号と、回
転数センサ93の信号と、アクセルレバー1のアクセル
レバー位置センサー1aと、副変速レバー30のレバー
位置を検出するレバー位置センサー30a、キースイッ
チと、主クラッチペダル32のクラッチペダルスイッチ
32aと、ブレーキペダル33・33のブレーキペダル
スイッチ33aとが、コントローラCに送信される。ま
た、前記コントローラCからの信号が出力される方向と
しては、電子ガバナー機構Gのラックアクチュエータ9
1を操作し、燃料噴射量調整ラック90を左右に調整す
る信号と、回転計96とモニター97等にも信号が送信
されている。そして、前記コントローラCにおいて、所
定のマップに照合して、指令信号を、各部に送信し、電
子ガバナー機構付エンジンEを制御しているのである。
【0019】次に、前記電子ガバナー機構付エンジンE
の制御について説明する。図7は乗用田植機のアイソク
ロナス制御と逆ドループ制御を示している。この制御機
構は、エンジンEの出力を乗用田植機のあらゆる作業に
おいて、最大に引き出せるように、電子ガバナー機構G
のマイコンにより、燃料噴射量調整ラック90と燃料噴
射ポンプPを操作して、燃料噴射量を最適に制御するも
のである。その方法としては、エンジンEの回転を負荷
の大小に関わらず、一定に保つアイソクロナス制御と、
エンジンEの低速域で粘りを発揮する逆ドループ制御等
を行っている。尚、前記エンジンEの負荷は、アクセル
レバー位置センサー1aによる回転数の設定値とラック
位置センサー92、回転数センサ93による検出値とに
よって、コントローラCによって演算される。また、こ
れとは別に、負荷を検出するセンサーを電子ガバナー機
構GやエンジンEに配設する構成にすることもできる。
【0020】前記アイソクロナス制御においては、前記
アクセルレバー1を回動操作して、エンジン回転数を設
定すると、乗用田植機により植付け作業を開始し、負荷
が変動しても、エンジン回転数を一定に保つのである。
従って、常時一定の速度で苗の植付けが行えるのであ
る。しかし、ブレーキペダル33によりブレーキ制動操
作を行った場合には、自動的にこの機能が解除され、通
常のドループ制御に移行する。該ドループ制御は、電子
ガバナー機構Gではなく、機械式のガバナーを具備した
場合同じであり、負荷が大きくなると、エンジン回転数
が下がり、負荷が小さくなるとエンジン回転数が上昇す
る制御である。
【0021】前記逆ドループ制御は、エンジンEの回転
数が最大トルクとなる回転数以下で植付作業負荷がエン
ジン出力の限界に近くなると、自動的に回転数をアップ
させて、エンジンEの出力限界を高め、低速作業時の安
定性を大幅に向上するものである。
【0022】次に、図8の許容出力制御について説明す
る。この制御は、エンジン始動後のすべてのモードにお
いて制御が作動している。そして、この制御は、コント
ローラCに、エンジン回転数毎にマップにより規制され
た許容出力トルクとなるように、燃料噴射量を制限する
ものである。
【0023】そして、本発明において、マップにより規
制された許容出力トルク以上に負荷がかかる場合には、
ベルト式無段変速装置51を変速するようにしている。
即ち、図3に示すように、前記ベルト式無段変速装置5
1のアーム75にアクチュエータとしての油圧シリンダ
ー40を連動させている。前記油圧シリンダー40のロ
ッド40aをアーム75端部に連結している。該油圧シ
リンダー40には、三位置切り替え型の電磁弁41を介
して圧油が送油されている。該電磁弁41のソレノイド
はコントローラCに接続されている。尚、アクチュエー
タとして油圧シリンダー40が用いられているが、電動
シリンダーを用いて、該電動シリンダーをコントローラ
Cによって制御する構成にすることもできる。
【0024】また、前記油圧シリンダー40は、副変速
レバー30に連動されている。該副変速レバー30に連
動されるリンク機構を構成するロッド43に油圧シリン
ダー40の基部が連結されている。よって、前記副変速
レバー30がガイド溝の一定位置に保持した状態で、油
圧シリンダー40を伸縮すると、ロッド40aから副変
速レバー30までのリンク機構が動作されずに、油圧シ
リンダー40のロッド40aが伸縮され、アーム75が
回動され、ベルト式無段変速装置51が変速される。
【0025】そして、短時間で作業を終えるために高回
転で高速植付けを行う場合、本発明では、アクセルレバ
ー1を最高回転側に回動した状態(フルスロットル)と
し、副変速レバー30を高速位置に傾倒し、植付作業を
行い、一定速度で走行できるようにする。即ち、フルス
ロットル時にはアイソクロナス制御が行われれ、回転数
を一定に保ち、走行速度も一定のまま作業が行われ、植
付姿勢が崩れないようにしている。そして、圃場が硬く
なる等により作業機に負荷がかかると、アイソクロナス
制御ではエンジンEを設定回転に維持できなくなると、
前記油圧シリンダー40のロッド40aを伸長させて、
アーム75を回動し、ベルト式無段変速装置51を減速
側に変速している。このように、ベルト式無段変速装置
51を減速側に変速させると、機体の走行速度は減速さ
れるが、エンジンEへの負荷を低減することができ、マ
ップにより規制した許容出力トルク以下に抑えることが
できる。
【0026】そして、再び圃場が柔らかくなる等によっ
て作業機への負荷が減り、エンジンEへの負担が減少さ
れる。該エンジンEへの負担が減少されアイソクロナス
制御の可能な範囲になると、油圧シリンダー40のロッ
ド40aをもとの位置に収縮し、アーム75が回動され
る。該アーム75が回動されると、ベルト式無段変速装
置51を増速側に変速され、機体をもとの高速で走行さ
せている。よって、作業機への負荷の変動に合わせて、
手動により副変速レバー30を操作することなく、自動
変速を行うことができる。オペレータは、植付作業に集
中することができ、操作性が向上されている。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1に記載す
るように、エンジンに負荷が生じて、エンジンの回転が
不安定な状態となると、ベルト式無段変速装置を変速制
御して、エンジンにかかる負担を低減して、エンジンの
回転を安定させることができ、オペレータはエンジンの
負荷を気にしながら作業をする必要がなくなり、作業に
集中することができ、操作性が向上された農作業車を提
供できる。
【0028】また、請求項2記載の如く、電子ガバナー
機構付きエンジンを搭載し、無段変速装置によって変速
した動力を作業用の動力として伝達し、エンジンの負荷
に応じてエンジン回転数を制御するようにし、エンジン
への負荷が大きくなり、エンジンに過負荷がかかった状
態となる場合には、無段変速装置を減速側に変速するよ
うにしており、例えば、作業能率を高めるために、アク
セルレバーや副変速レバーを高速側に操作し、高速で作
業を行っている場合に、エンジンに過負荷がかっても、
無段変速装置を減速側に変速制御が行われ、エンジンに
かかる負担が自動にて低減され、エンジンへの過負荷が
なくなると、無段変速装置をもとの増速側に変速制御を
行っており、オペレータはアクセルレバーや副変速レバ
ーを調整することなく、作業に集中することができ、操
作性が向上されている。
【0029】また、請求項3記載の如く、エンジンの過
負荷に対応させるために、無段変速装置を変速制御する
ことによって行うようにしているが、この変速制御を行
うアクチュエータを、無段変速装置を操作するレバーに
連動するリンク機構内に介在させたことによって、前記
レバーと干渉することなくアクチュエータを駆動させ
て、無段変速装置を増速側と減速側に変速制御させるこ
とができる。更に、副変速レバーの操作位置が変更され
ないので、同時に手動により副変速操作をすることがで
き、操作性が向上されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明の自動走行変速を行う制御機構を示すブ
ロック図である。
【図4】動力伝達構成を示す側面図である。
【図5】ベルト式無段変速装置の平面断面図である。
【図6】電子ガバナー機構の側面断面図である。
【図7】乗用田植機のアイソクロナス制御と逆ドループ
制御を示す図である。
【図8】エンジンの許容出力制御を示す図である。
【符号の説明】
E 電子ガバナー機構付きエンジン 29 走行変速レバー(主変速レバー) 30 副変速レバー 43 ロッド 51 ベルト式無段変速装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16H 59:42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主変速機構及び無段変速機構とを介して
    エンジンの動力を減速し、作業用の動力として伝達する
    構成の農作業車において、前記主変速機構を変速する主
    変速レバーを作業位置に設定し、副変速レバーによって
    無段変速装置を変速操作し、エンジンの負荷に応じて無
    段変速装置を変速制御したことを特徴とする農作業車の
    自動変速装置。
  2. 【請求項2】 農作業車に電子ガバナー機構付きエンジ
    ンを搭載し、主変速レバーを作業位置に設定し、副変速
    レバーによって無段変速装置を変速操作し、減速した動
    力を作業用の動力として伝達し、エンジンの負荷に応じ
    てエンジン回転数を制御する構成において、エンジンに
    過負荷が生じた場合に、無段変速装置を適正なレベルま
    で調速制御させることを特徴とする農作業車の自動変速
    装置。
  3. 【請求項3】 農作業車に電子ガバナー機構付きエンジ
    ンを搭載し、主変速レバーを作業位置に設定し、副変速
    レバーによって無段変速装置を変速操作し、減速した動
    力を作業用の動力として伝達し、エンジンの負荷に応じ
    てエンジン回転数を制御する構成において、無段変速装
    置を操作するレバーに連動するリンク機構内にアクチュ
    エータを介在し、エンジンに過負荷が生じた場合に、ア
    クチュエータを介して無段変速装置を適正なレベルまで
    調速制御させることを特徴とする農作業車の自動変速装
    置。
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