JPH04271704A - 作業車の制御装置 - Google Patents

作業車の制御装置

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JPH04271704A
JPH04271704A JP1300391A JP1300391A JPH04271704A JP H04271704 A JPH04271704 A JP H04271704A JP 1300391 A JP1300391 A JP 1300391A JP 1300391 A JP1300391 A JP 1300391A JP H04271704 A JPH04271704 A JP H04271704A
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hst
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Hideki Kamiyama
神山 英機
Takeshi Hasebe
健 長谷部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラクタ等の作業車にお
いて耕耘作業を行う場合において、耕深を一定に制御す
べく作業機側制御部を設け、該作業機側制御部の他にエ
ンジン回転数制御部と変速機制御部を設けた機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、作業車の耕深変化に伴う制御
装置に関する技術は公知とされているのである。例えば
、特開昭54−135102号公報や、特開昭58−2
0524号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はトラクタに装
着した耕耘装置により耕深を一定にすべく制御する構成
において、従来の技術においては、耕深が変化するとた
だちに油圧式作業機昇降機構により作業機を上下するこ
とにより、耕深を一定にすべく構成していたのである。 しかし、本発明においては、耕深を一定に制御すること
は勿論行うが、その後において、負荷の変動があればエ
ンジン回転数制御部Eと変速機制御部Tにより負荷を一
定にすべく制御すべく構成したものである。また作業機
側制御部Wによる耕深制御に先立ってエンジン回転数制
御部Eと変速機制御部Tにより、負荷を一定しに、その
後に作業機側制御部Wにより耕深制御することも可能と
したものである。または、エンジン回転数制御部Eと変
速機制御部Tと作業機側制御部Wとを選択制御可能とし
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。即ち、エンジン回転数制御部E、変速機制御部T
、及び作業機側制御部Wとを具えた作業車において、耕
深設定機S5と耕深検出機S6とを有し、耕深設定値K
5=耕深検出値K7となるように、作業機側制御部Wを
制御すると共に、負荷変動時にはまずエンジン回転数制
御部Eの制御を行い、次いで変速機制御部Tの制御を行
うものである。また、エンジン回転数制御部Eと変速機
制御部Tの制御についで、作業機側制御部Wにより耕深
制御を行うものである。また、エンジン回転数制御部E
と変速機制御部Tと作業機側制御部Wとを具えた作業車
において、作業選択スイッチSWにより、エンジン回転
数制御部Eと変速機制御部Tと作業機側制御部Wとを選
択・結合し、制御するものである。
【0005】
【作用】本発明の作用を説明すると。トラクタは後部に
耕耘装置を牽引し、該耕耘装置による耕深を一定に制御
すべく作業機側制御部Wが設けられている。そして耕深
が変化すると、作業機昇降機構により耕耘装置を上下し
て、耕深を一定にすべく制御するのであるが、同時に負
荷も変化するので、本発明においては、同時にエンジン
回転数制御部Eと変速機制御部Tにより、負荷も一定と
なるように制御するのである。または逆に、耕深が変化
した場合において、負荷の変動をエンジン回転数制御部
Eや変速機制御部Tにより先に一定に制御した後に、耕
深が一定となるように制御するのである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を説明する。図1は本発明の
作業車の制御装置を付設したトラクタの側面図、図2は
同じくトラクタの平面図、図3はミッションケース11
とリアアクスルケース12の部分の平面図、図4は同じ
く側面図、図5はミッションケース11の内部の拡大側
面断面図、図6は同じく後面断面図、図7は制御操作パ
ネルCの平面図である。図1・図2においてトラクタの
全体側面図を説明する。前部のボンネットの内部に電子
ガバナー機構付きのエンジンEを配置し、該エンジンE
の後面にクラッチハンジングと一体化したミッションケ
ース11を配置している。該ミッションケース11の前
部のクラッチハウジングの部分には、主クラッチを配置
し、ミッションケース11の後部には、HST制御装置
Hを配置している。該HST制御装置Hは、可変斜板式
油圧ポンプPと固定斜板式油圧モータMにより構成して
いる。そしてHST制御装置Hを構成する固定斜板式油
圧モータMの後面に、リアアクスルケース12を固設し
ている。該リアアクスルケース12の内部にギア式副変
速装置とデフギア装置が内装されており、後面から作業
機を駆動するPTO軸13が突設されている。
【0007】本発明の要部を構成するエンジン回転数制
御部Eは電子ガバナー機構により構成されており、また
変速機制御部TはHST制御装置Hにより構成されてい
る。トラクタの座席Sの右側の位置に、HST操作レバ
ー2が配置されており、該HST操作レバー2の中立位
置を検出するHST操作レバー用中立スイッチ3が設け
られている。該HST操作レバー2は請求項3に示す如
く、変速機制御部Tにおいて、HST制御装置Hの斜板
により制御する角度の上限を設定するものである。また
中立位置をHST操作レバー用中立スイッチ3により指
示するものであり、手動操作時の速度の無段変速は後進
変速ペダル14と前進変速ペダル15により行うのであ
る。また足で操作するペダルとしては、右側のステップ
の上に、後進変速ペダル14と前進変速ペダル15が配
置されている。そして該後進変速ペダル14と前進変速
ペダル15の回動枢支軸の部分に、ロータリエンコーダ
により構成された前後進ペダル位置検出センサ6が配置
されている。また左側のステップの上には、クラッチペ
ダル26も配置されている。また左側のステップの上に
は、左右のブレーキベダル16L・16Rが配置されて
いる。座席Sの左側の位置には、HST変速操作レバー
2と副変速レバー8が配置されており、また該副変速レ
バー8の下方の位置にはPTO変速レバー9が配置され
ている。該副変速レバー8の変速位置を検出する副変速
位置検出センサー4a・4b・4cが副変速レバー8の
操作経路に設けられている。
【0008】図3と図4によりトラクタの拡大図面から
説明する。HST操作レバー2は、該レバーからリンク
やアームを介して、機械的に斜板の最大回動角を操作す
べく構成されているのではなく、該HST操作レバー2
の回動角をロータリエンコーダで検出して、斜板の最大
回動角を設定するものである。また、HST操作レバー
用中立スイッチ3に中立位置に回動したことを検出し、
HST制御装置Hの斜板を中立位置に電気的にHST斜
板制御装置1により制御するのである。そして通常は前
進変速ペダル15と後進変速ペダル14の踏み込み値を
、前後進ペダル位置検出センサ6により検出し、この検
出値をHST斜板制御装置1に送信し、HST斜板制御
装置1を伸縮して斜板角度を制御すべく構成している。 該HST斜板制御装置1により斜板の回動された位置を
検出する斜板位置検出センサー7がHST斜板制御装置
1と連動して操作されるべく構成されている。また、後
進変速ペダル14と前進変速ペダル15の操作による、
切換え状態を検出する前後進切換スイッチ5が、後進変
速ペダル14と前進変速ペダル15に連動する位置に配
置されている。
【0009】次に図5と図6において説明する。リアア
クスルケース12の内部にHST制御装置Hの固定斜板
式油圧モータMからの出力軸19が突出されており、ま
た固定斜板式油圧モータMの上部にエンジンEから油圧
ポンプPを駆動した軸がそのままPTO動力伝達軸17
として、リアアクスルケース12の内部まで突出されて
おり、該PTO動力伝達軸17の外周に遊嵌筒が配置さ
れて、ギア21が遊嵌されている。固定斜板式油圧モー
タMの出力軸19の回転がギア20からギア21に伝達
されて、ギア27から副変速機構18に動力伝達される
。該副変速機構18には、変速シフター24・25が設
けられており、3段の副変速を行う。該変速シフター2
4・25を、前述の副変速レバー8が操作するのである
。またギア21と一体的に回転する検出回転体22が設
けられており、該付勢バネ22が車速検出器S2を操作
して、車速を検出するのである。またトルク検出器S4
として、油圧圧力計がHST制御装置Hのセンタープレ
ート30内に、挿入されている。該HST制御装置Hの
閉回路内の圧力の変化をトルクの変化に代用して検出し
ているのである。
【0010】図7は制御操作パネルCの図面であり、速
度域設定スイッチBにより車速を高速・中速・低速に制
御する。また制御モードを自動手動に切り換える、自動
・手動モード切換スイッチ28が設けられている。また
変速を自動手動に切り換える、自動・手動変速切換スイ
ッチ29が設けられている。また車速設定器S1とトル
ク設定器S3が一体的に設けられており、作業機選択ス
イッチAの切換えにより、車速設定器S1と車速検出器
S2とに自動的に切換えられるのである。また作業機側
制御部Wの為の耕深設定装置は座席Sの右側に耕深設定
機S5として設けられており、耕深検出機S6はトラク
タの後部に牽引するロータリ耕耘装置のリアカバーの部
分に配置されている。該耕深設定機S5により耕深設定
値K5を設定し、また耕深検出機S6により耕深検出値
K6を検出するのである。
【0011】図8は電子ガバナー機構の側面断面図、図
9は同じく正面図である。電子ガバナー機構について説
明する。31は燃料噴射ポンプ、33はラック用アクチ
ュエータ、34はラック用アクチュエータの位置を検出
する位置センサー、35は回転数センサー35、別にア
クセル位置センサーが設けられている。図10は電子ガ
バナー機構による制御を示す図面である。図8から図1
0において、エンジン回転数制御部Eについて説明する
。機関の状態を認識する為の各種の信号は電子ガバナー
コントローラに管理されており、そして該電子ガバナー
コントローラは所定のプログラムに従って制御演算を行
い、各種の信号を出力する。速度変動率については、ま
ず機関回転数の設定値と実際値を認識し、また無負荷相
当ラック位置を読み出し、次いでオペレーターにより設
定された作業機選択スイッチAの状態を読み取り、モー
ドに応じて、ドループ率マップにより設定されるべき目
標ラック位置を計算する。この目標ラック位置は機関回
転数の設定値に対する所定の実際値を得る為の目標燃料
供給量に対応するものであって、検出された設定値と実
際値からドループ係数を用い演算式で求められる。続い
て最大ラック位置を読み出して、求めた目標ラック位置
と比較し、目標ラック位置が最大ラック位置よりも小で
あれば、目標ラック位置を実際のラック位置とする為の
信号が電子ガバナーコントローラから発信される。また
、目標ラック位置が最大ラック位置よりも大きい場合に
は、目標ラック位置を最大ラック位置に修正し、実際の
ラック位置を修正後のラック位置とする信号が電子ガバ
ナーコントローラから送信される。このようにして燃料
ポンプのラック位置が自動的に設定されて、エンジン定
回転数制御(アイソクロナス制御)が行われるのである
【0012】該定回転数制御(アイソクロナス制御)の
場合において、図10に示す如く、ドループ制御から外
れた特殊な制御である逆ドループ制御が可能としている
。即ち、エンジンのピークトルク回転数以下での運転時
において負荷が急増すると、機関回転数が大幅に低下し
たり、極端な場合には機関が停止してしまうという事態
を防止出来ず、作業性が低下すると共にトラクタの操作
フィーリングが悪くなるのである。また機関に無理な運
転を強いるような結果となるのである。本実施例におい
ては、作業中に負荷が急増した場合には、自動的に回転
数の設定値を高めて、回転数を上げることより負荷の増
加に対処し、操作フィーリングの悪化や作業性の低下を
防止する逆ドループ制御も組み込んでいる。
【0013】図11は、速度域設定スイッチBにより設
定する速度域と車速の関係を示している。該速度域設定
スイッチBにより、低速・中速・高速と設定するのであ
るが、エンジンの回転数は低速の場合が略900回転で
あり、中速は1800回転であり、高速は2700回転
に設定されている。そしてそれぞれの速度域で変速出来
る速度が決定されているので、自動制御時において、斜
板の回動角が最大となった時点の変速速度が、それぞれ
の低速・中速・高速の速度域から外れると、自動的に速
度域設定スイッチBの範囲を外れて上下の速度域に移動
すべく構成しているのである。
【0014】図12は、電子ガバナーコントローラと、
中央HSTコントローラと、HSTサブコントローラと
、OK・UFOコントローラと、ローダコントローラを
中心として、全体の自動制御機構を示す図面である。 図13は車速制御機構の場合の中央HSTコントローラ
と電子ガバナーコントローラとHSTサブコントローラ
の間の、信号の流れを示す図面、図14は車速制御機構
の制御フローチャート図面である。図12・図13・図
14により、車速制御機構について説明する。まずトラ
クタ全体が自動制御か手動制御かを、自動・手動変速切
換スイッチ29と、自動・手動モード切換スイッチ28
が自動であるかを確認し、自動開始の条件が整っている
場合には、次に作業状態か否かを判定する。非作業状態
の場合には、エンジン回転数制御部Eを構成する電子ガ
バナー機構を、前述の電子ガバナドループ制御状態とす
る。次に作業状態の場合には、エンジン回転数が前述の
逆ドループを掛ける必要のある、ピークトルク回転数以
下であるかどうかを判定する。ピークトルク回転数以上
の場合には、定回転数制御である電子ガバナアイソクロ
ナス制御をつづける。もし、ピートトルク回転数以下の
場合には、電子ガバナ逆ドループ制御を行う。
【0015】次に車速検出器S2を構成するHST制御
装置Hの出力軸19の回転数センサーの車速検出値K2
を読込み、次に制御操作パネルCに設けられた車速設定
器S1により車速設定値K1を読み込む。そして車速設
定値K1=車速検出値K2でない場合には、まず変速機
制御部Tを構成するHST制御装置Hの斜板が、速度上
下の為に回動可能かどうかを判定する。そして、斜板の
回動角に余裕のある場合には、変速機制御部Tの部分で
制御すべく斜板角度を変更する。次に変速機制御部Tを
構成する変速機制御部Tの部分において、斜板の回動角
に余裕が無い場合において始めて、エンジン回転数制御
部Eにより、前述の速度域設定スイッチBにより設定し
た低速・中速・高速の段階を上下に移動するのである。 即ち、図11において、低速域モードである場合に、更
に速度を上げる指令が出て、斜板の回動が最大角度でこ
れ以上増速側に変更できない場合において、始めて中速
域モードにエンジン回転数制御部Eにより変更するので
ある。また中速域モードで、斜板角度が最大となり対応
出来ない場合においてまた、高速域モードに変更するの
である。逆に減速の場合にも、斜板角において、最適な
低速が得られない場合において、中速域モードから低速
域モードに変更するのである。
【0016】次に車軸トルク制御の場合を説明する。図
15は車軸トルク制御の場合におけくる中央HSTコン
トローラと、電子ガバナーコントローラと、HSTサブ
コントローラ間の、信号の移動を示す図面、図16は車
軸トルク制御のフローチャート図である。図16により
説明すると。まず自動・手動変速切換スイッチ29がO
Nであり、自動制御するかどうかを判定し、次に自動・
手動モード切換スイッチ28がONであり、速度域設定
スイッチBにより設定したエンジン回転が上下のモード
に変更すべくONとなっているかを判定する。次に作業
状態かどうかを判定し、非作業状態の場合には、エンジ
ン回転数制御部Eを構成する電子ガバナー機構をドルー
フ制御に切り換える。次に作業状態で、回転数がピーク
トルク点を超えているかどうかにより、アイソクロナス
制御とするか、逆ドルーフ制御とするかを判定する。次
に、HST制御装置Hの作動油圧力を検出し、これを車
軸トルクに置き換える圧力センサーが構成するトルク検
出器S4のトルク検出値K4を読み込む。次に制御操作
パネルCに設けたトルク設定器S3によりトルク検出値
K4を値を読みこむ。そして両者が、トルク設定値K3
=トルク検出値K4と一致するように制御するのである
が、一致しない場合には、まずHST制御装置Hの斜板
角度が変更の可能性があるかどうかを判断し、斜板角の
変更の余裕がある場合には、まずこの変速機制御部Tを
構成するHST制御装置Hの斜板角の方から変更して、
トルク検出器S4の値を変更する。そして該斜板角をい
っぱいに変更しても、尚、トルク検出器S4のトルク検
出値K4と、トルク設定器S3のトルク設定値K3が一
致しない場合において初めて、エンジン回転数制御部E
を構成する電子ガバナー機構により、速度域設定スイッ
チBにより設定した低速・中速・高速を変更するのであ
る。
【0017】次に図17にて説明する。図17は、車速
設定器S1と車速検出器S2を具備して、車速設定値K
1=車速検出値K2となるように制御するか、又は、ト
ルク設定器S3とトルク検出器S4を具備し、トルク設
定値K3=トルク検出値K4となるように、変速機制御
部Tを制御する作業車において、該変速機制御部TがH
ST制御装置Hであって、自動制御時の斜板角がHST
操作レバーによる設定角以下となるように構成した場合
のフローチャートである。通常のHST制御装置Hにお
いては、斜板角が一杯になるまで回動して、変速機制御
部Tの制御を行うのであるが、本考案においては、別に
HST操作レバー2を設けて、該HST操作レバー2に
より斜板により制御する最大角度を設定し、それ以上は
斜板角度を大きくしないように設定するのである。
【0018】この為に、構成した図17の制御フローチ
ャートを説明する。即ち、まずHST操作レバー用中立
スイッチ3により検出した中立位置が異常無いかどうか
を検出し、次にセンサー類の状態に異常がないかどうか
を判定する。次に、斜板制御を行うかどうかを検出する
。次に自動・手動モード切換スイッチ28と自動・手動
変速切換スイッチ29が自動状態となっているかどうか
をチェックし、該自動となっている場合に初めて、HS
T操作レバー2の設定位置より、斜板位置検出センサー
7により検出した斜板角度が大きくないかどうかを検出
する。次に車速制御か、車軸トルク制御かを判定する。 車速制御をする場合には車速制御サブルーチンにいたり
、次に図14の車速制御のフローチャートに至る。 次に車軸トルク制御の場合には、車軸トルクのサブルー
チンを通過して図16の車軸トルク制御のフローチャー
トにいたる。車速制御でもなく、車軸トルク制御でもな
い場合には、耕深制御等の為の増速サブルーチンまたは
減速サブルーチンに至る。
【0019】次に耕深制御の場合を説明する。図18は
耕深制御の場合における中央HSTコントローラと、電
子ガバナーコントローラと、HSTサブコントローラ間
の、信号の移動を示す図面、図19は耕深制御のフロー
チャート図である。自動制御の開始条件を判定し、自動
制御開始で作業状態の場合には、電子ガバナードループ
制御か、逆ドループ制御か、アイソクロナス制御かのど
れかによりエンジン回転数制御部Eによる制御を優先す
る。そして該エンジン回転数制御部Eによる制御ではエ
ンジン負荷率が課題な場合には、HST制御装置Hの斜
板を制御する変速機制御部Tを行う。そして更にエンジ
ン回転数に余裕が無い場合には速度域設定スイッチBに
より設定して速度域を変更するのである。このように設
定したエンジン回転数制御部Eや変速機制御部Tと平行
して、別に耕深設定機S5に耕深検出機S6により、耕
深設定値K5=耕深検出値K6となるように耕深制御が
行われるのである。
【0020】次に能率耕深制御の場合を説明する。該能
率耕深制御というのは、耕深精度への要求が低い場合に
おいて、例えば2度起こしの一回目の如く、耕深精度が
低くても良い場合に用いるものである。図20は能率耕
深制御の場合における中央HSTコントローラと、電子
ガバナーコントローラと、HSTサブコントローラ間の
、信号の移動を示す図面、図21は能率耕深制御のフロ
ーチャート図である。この場合には、エンジン回転数制
御部Eや変速機制御部Tにおいて制御しても、負荷が軽
減できず課題である場合には、自動的に耕深設定値K5
を90%に変更するのである。そして、負荷が軽減され
て、エンジン回転が通常に戻った場合には、再度耕深設
定値K5を100%に戻すのである。
【0021】次に定回転制御について説明する。図22
は定回転制御の場合における中央HSTコントローラと
、電子ガバナーコントローラと、HSTサブコントロー
ラ間の、信号の移動を示す図面、図23は定回転制御の
フローチャート図である。該定回転制御においては、エ
ンジンEの回転を負荷があった場合にも、常時一定回転
に制御するものであり、この制御を用いると常時エンジ
ンEの回転数が一定となるので、PTO軸13の回転数
が常時一定となるという利点があるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、エンジン回転数制御部Eと変速機制御部T
とを併せて制御することにより、負荷変動に幅広く対応
することが可能であるから、作業に併せて、広い範囲の
耕深を設定し制御することが可能となったのである。ま
たエンジン回転数制御部Eを先に制御することにより、
車速が変わると耕耘ピッチが変わり、結果として土塊の
大きさが変わるという不具合を解消することが出来たの
である。また負荷増大時においてエンストを防止するこ
とが可能となったのである。また耕深制御では負荷の急
変は比較的少ないので、エンジン回転数制御部Eの応答
速度でも追従することが可能となるのである。
【0023】請求項2の如く構成したので、耕深の精度
への要求の低い、2回荒起こしをする場合の、1回目の
荒起こし等の作業においては、作業速度を増速すること
が可能となったのである。
【0024】請求項3の如く構成したので、作業目的や
作業条件に応じて、エンジン回転数制御部Eと変速機制
御部Tと作業機側制御部Wの各々を単独で、または組合
わせて制御を行うことが可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業車の制御装置を付設したトラクタ
の側面図である。
【図2】同じくトラクタの平面図である。
【図3】ミッションケース11とリアアクスルケース1
2の部分の平面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】ミッションケース11の内部の拡大側面断面図
である。
【図6】同じく後面断面図である。
【図7】制御操作パネルCの平面図である。
【図8】電子ガバナー機構の側面断面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】電子ガバナー機構による制御を示す図面であ
る。
【図11】速度域設定スイッチBにより設定する速度域
と車速の関係を示している。
【図12】電子ガバナーコントローラと、中央HSTコ
ントローラと、HSTサブコントローラと、OK・UF
Oコントローラと、ローダコントローラを中心として、
全体の自動制御機構を示す図面である。
【図13】車速制御機構の場合の中央HSTコントロー
ラと電子ガバナーコントローラとHSTサブコントロー
ラの間の、信号の流れを示す図面である。
【図14】車速制御機構の制御フローチャート図面であ
る。
【図15】車軸トルク制御の場合におけくる中央HST
コントローラと、電子ガバナーコントローラと、HST
サブコントローラ間の信号の移動を示す図面である。
【図16】車軸トルク制御のフローチャート図である。
【図17】車速設定器S1と車速検出器S2を具備して
、車速設定値K1=車速検出値K2となるように制御す
るか、又は、トルク設定器S3とトルク検出器S4を具
備し、トルク設定値K3=トルク検出値K4となるよう
に、変速機制御部Tを制御する作業車において、該変速
機制御部TがHST制御装置Hであって、自動制御時の
斜板角がHST操作レバーによる設定角以下となるよう
に構成した場合のフローチャートである。
【図18】耕深制御の場合における中央HSTコントロ
ーラと、電子ガバナーコントローラと、HSTサブコン
トローラ間の、信号の移動を示す図面である。
【図19】耕深制御のフローチャート図である。
【図20】能率耕深制御の場合における中央HSTコン
トローラと、電子ガバナーコントローラと、HSTサブ
コントローラ間の、信号の移動を示す図面である。
【図21】能率耕深制御のフローチャート図である。
【図22】定回転制御の場合における中央HSTコント
ローラと、電子ガバナーコントローラと、HSTサブコ
ントローラ間の、信号の移動を示す図面である。
【図23】定回転制御のフローチャート図である。
【符号の説明】
E  エンジン回転数制御部 T  変速機制御部 1  HST斜板制御装置 2  HST操作レバー 3  HST操作レバー用中立スイッチ4  副変速位
置検出センサー 5  前後進検出スイッチ 6  前後進ペダル位置検出センサ 8  副変速レバー 9  PTO変速レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジン回転数制御部E、変速機制御
    部T、及び作業機側制御部Wとを具えた作業車において
    、耕深設定機S5と耕深検出機S6とを有し、耕深設定
    値K5=耕深検出値K6となるように、作業機側制御部
    Wを制御すると共に、負荷変動時にはまずエンジン回転
    数制御部Eの制御を行い、次いで変速機制御部Tの制御
    を行うことを特徴とする作業車の制御装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の作業車の制御装置にお
    いて、エンジン回転数制御部Eと変速機制御部Tの制御
    についで、作業機側制御部Wにより耕深制御を行うこと
    を特徴とする作業車の制御装置。
  3. 【請求項3】  エンジン回転数制御部Eと変速機制御
    部Tと作業機側制御部Wとを具えた作業車において、作
    業選択スイッチSWにより、エンジン回転数制御部Eと
    変速機制御部Tと作業機側制御部Wとを選択・結合し、
    制御することを特徴とする作業車の制御装置。
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