JP2729203B2 - 作業車の走行制御装置 - Google Patents

作業車の走行制御装置

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JP2729203B2 JP4060812A JP6081292A JP2729203B2 JP 2729203 B2 JP2729203 B2 JP 2729203B2 JP 4060812 A JP4060812 A JP 4060812A JP 6081292 A JP6081292 A JP 6081292A JP 2729203 B2 JP2729203 B2 JP 2729203B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体の走行駆動系にア
クチュエータの駆動により変速操作自在な変速装置を介
装し、エンジン回転数の変化に基づいて、前記変速装置
を自動的に減速させるべく前記アクチュエータを駆動制
御する自動減速制御手段を備えてある作業車の走行制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の走行制御装置において、従
来では、田植機に適用されるものとして、例えば特開平
3‐67509号公報に開示されるように、エンジン回
転数の変化により作業走行負荷の大小を判断して、エン
ジン回転数が所定の設定値以下にまで下がると、アクチ
ュエータの一例である電動シリンダを駆動制御して、自
動的に変速装置を最低速度まで減速させるよう構成した
ものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造は、作業走行
中には一般にフルアクセル状態で作業を行うのである
が、圃場面が硬い場合には走行負荷が大になり、エンジ
ンが過剰負荷により停止してしまうおそれがあるから、
このような場合には、変速装置を自動的に減速操作して
エンジンに対する負荷を軽減させるようにしたものであ
る。ところが、上記従来構造においては、減速操作を行
う設定回転数は予め定まる一定値に設定されるものであ
り、しかも、エンジン回転数が設定領域内に収まるまで
最低速度まで減速操作するよう構成してあるので、その
設定回転数を比較的高いレベルに設定しておくと、例え
ば、作業者が熟練者で変速装置を最大高速位置に近い位
置に操作して作業しているような場合にエンジンに出力
余裕があるにもかかわらず減速操作が頻繁に行われ、作
業能率が低下してしまうことがある。又、前記設定回転
数を低く設定しておくと、硬い圃場では、頻繁にエンジ
ンが停止してしまう弊害があり、未だ改善の余地があっ
た。本発明は上記不具合点を解消することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成
は、冒頭に記載した作業車の走行制御装置において、エ
ンジン回転数が第1設定回転数まで低下すると、前記自
動減速制御手段が前記変速装置を自動的に減速させるべ
く前記アクチュエータを駆動制御し、この制御に伴って
エンジン回転数が前記第1設定回転数よりも高い第2設
定回転数に復帰するまで前記自動減速制御手段が前記ア
クチュエータを駆動制御するように構成し、前記第1設
定回転数を前記第2設定回転数に対して接近および離間
する側に変更設定することによってエンジン回転数の変
動に対する減速特性を変更設定する操作具を備えてある
点にある。
【0005】本第2発明の特徴構成は、冒頭に記載した
作業車の走行制御装置において、エンジン回転数が第1
設定回転数まで低下すると、前記自動減速制御手段が前
記変速装置を減速操作量だけ自動的に減速させるべく前
記アクチュエータを駆動制御し、この制御に伴ってエン
ジン回転数が前記第1設定回転数よりも高い第2設定回
転数に復帰するまで前記自動減速制御手段が前記アクチ
ュエータを駆動制御するように構成し、前記減速操作量
の値を変更設定することによって前記エンジン回転数の
変動に対する減速特性を変更設定する操作具を備えてあ
る点にある。
【0006】
【作用】本第1発明にあっては、操作具を操作すること
により、変速装置の減速操作が開始される際のエンジン
回転数である第1設定回転数を、エンジンに具備させよ
うとする回転数としての第2設定回転数に対して接近す
る側や、第2設定回転数から離間する側に変更設定でき
る。たとえば、走行や作業負荷が大になる可能性が高い
場合には、第1設定回転数を高めに設定することによ
り、負荷が増大しても早いめに減速操作されてエンジン
停止が発生しにくいようにしながらエンジン回転数を第
2設定回転数にするべき自動制御を行わせられる。走行
や作業負荷が大になる可能性が低い場合には、第1設定
回転数を低めに設定することにより、エンジン回転数が
少し低下しても減速操作されなくて速度低下が発生しに
くいようにしながらエンジン回転数を第2設定回転数に
するべき自動制御を行わせられる。
【0007】本第2発明にあっては、操作具を操作する
ことにより、変速装置の減速操作が行われる際の減速操
作量を変更設定できる。たとえば、走行や作業負荷の変
化する幅が大になる可能性が高い場合には、減速操作量
を多めに設定することにより、負荷が増大しても大幅に
減速操作されてエンジン停止が発生しにくいようにしな
がらエンジン回転数を第2設定回転数にするべき自動制
御を行わせられる。走行や作業負荷の変化する幅が小で
ある場合には、減速操作量を少なめに設定することによ
り、減速操作された際の減速幅が少なめで過剰に速度低
下しないようにしながらエンジン回転数を第2設定回転
数にするべき自動制御を行わせられる。
【0008】
【発明の効果】従って、本第1発明と本第2発明のいず
れにおいても、圃場の状況が変化するとか、作業者の熟
練度が異なるとかの場合でも、それ等に応じた適切な減
速特性を有する機体走行制御状態を設定し、硬い圃場で
も不測のエンジン停止を防止しながらエンジン回転数が
極力第2設定回転数になるようにして能率よく作業でき
るとか、比較的軟かい圃場では頻繁に速度低下したり、
過剰に速度低下したりすることを防止しながらエンジン
回転数が極力第2設定回転数になるようにして能率よく
作業できるなど、圃場の状況や作業者の熟練度とかに適
応した有利な状態で能率よく作業できるものとなった。
【0009】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に作業車としての乗用型田植機を示している。この田植
機は、乗用型走行機体の後部に平行四連リンク機構1を
介して苗植付装置2を昇降自在に連結して構成してあ
る。走行機体は、機体前部のボンネット内にエンジン3
を搭載するとともに、このエンジン3の動力をベルト式
無段変速装置4、ミッションケース5を介して前後車輪
6、7に供給して機体を走行駆動するよう走行伝動系を
構成するとともに、ミッションケース5から伝動軸8を
介して伝達される動力により前記苗植付装置2を駆動す
るよう構成してある。前記ベルト式無段変速装置4は、
図1に示すように、エンジン3の出力軸3aに取付けら
れるプーリ9とミッションケース5の入力軸5aに取付
けられるプーリ10の夫々を、割りプーリ式に構成し、
電動シリンダ11〔アクチュエータの一例〕により操作
されるカム機構12によって、背反的にプーリ間隔を変
更させてベルト巻回径を変更して、無段階に変速操作で
きるよう構成してある。そして、前記電動シリンダ11
は、機体の操縦部パネル13に配備した変速操作レバー
14の操作量を検出するポテンショメータPM1の出力
に基づいてマイクロコンピュータを備えた制御装置15
により制御駆動するよう構成してある。つまり、電動シ
リンダ11の実作動量をストロークセンサ16により制
御装置15にフィードバックするよう構成し、制御装置
15は前記実作動量と前記ポテンショメータPM1の出
力とが合致するよう電動シリンダ11を伸縮駆動する変
速制御手段Aを制御プログラム形式で備えてある。そし
て、エンジン回転数の変化に基づいて、前記変速装置4
を変速操作レバー14による設定変速位置から自動的に
減速操作するべく前記電動シリンダ11を駆動制御する
自動減速制御手段Bを制御装置15に制御プログラム形
式で備えてある。つまり、エンジン3の出力軸3aの近
傍に回転数を検出するエンジン回転数検出センサ17を
設け、この回転数検出センサ17の出力を制御装置15
に入力して、この検出回転数が所定の第1設定回転数N
1を下回ると、図3に示すように、制御装置15は自動
的に電動シリンダ11を減速側に操作して車速を減速し
てエンジン3に対する負荷を軽減させ、検出回転数が前
記第1設定回転数N1よりも高い第2設定回転数N2ま
で高速側に復帰すると、電動シリンダ11を高速側に操
作して前記変速操作レバー14による設定速度V1まで
復帰させるのである。又、前記制御装置15には、走行
負荷の変動に伴うエンジン回転数の変動の傾きからエン
ジンの種類、例えばガソリンエンジンであるか、ディー
ゼルエンジンであるかを判別する判別手段Cを備え、こ
の判別結果に基づいて、前記各設定回転数を夫々の種類
のエンジンに応じた特性に自動的に切り換え設定するよ
う構成してある。そして、設定された前記第1設定回転
数N1を変更操作するための操作具18を操縦部パネル
13に設け、この操作具18の操作位置をポテンショメ
ータPM2により検出してポテンショメータPM2の出
力を制御装置15に与えて、制御装置15はこのポテン
ショメータPM2の出力に基づいて前記第1設定回転数
N1を前記第2設定回転数N2に接近および離間する側
に変更設定して上記したような減速制御を実行する。つ
まり、作業者は圃場の状況、例えば泥土層が深い場合に
は、走行作業負荷が大になるおそれが高いから、前記第
1設定回転数N1を高めのレベルに変更して、土の硬い
箇所でエンジン停止しないよう早めに減速操作させるよ
うにして、泥土層が浅い場合には、低いレベルに変更し
て、エンジン回転数が少し低下しても減速操作を行わな
いようにして頻繁な減速による能率低下を防止できる
〔図4参照〕。
【0010】〔別実施例〕 図5は、前記操作具18により、第1設定回転数N1を
変更させるものに代えて、変速装置4の減速操作量ΔV
を変更するように構成したものを示す。すなわち、回転
数検出センサ17の出力を制御装置15に入力して、こ
の検出回転数が所定の第1設定回転数N1を下回ると、
制御装置15は自動的に電動シリンダ11を減速側に操
作して変速装置4を減速操作量ΔVだけ減速してエンジ
ン3に対する負荷を軽減させ、検出回転数が前記第1設
定回転数N1よりも高い第2設定回転数N2まで高速側
に復帰すると、電動シリンダ11を高速側に操作して前
記変速操作レバー14による設定速度V1まで復帰させ
るのである。操作具18の操作位置をポテンショメータ
PM2により検出してポテンショメータPM2の出力を
制御装置15に与えて、制御装置15はこのポテンショ
メータPM2の出力に基づいて前記減速操作量ΔVの値
を変更設定して上記したような減速制御を実行する。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御系統図
【図2】田植機の全体側面図
【図3】自動減速制御特性図
【図4】自動減速制御特性図
【図5】別実施例の自動減速制御特性図
【符号の説明】
4 変速装置 11 アクチュエータ 18 操作具 B 自動減速制御手段 N1 第1設定回転数 N2 第2設定回転数 ΔV 減速操作量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 63:06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の走行駆動系にアクチュエータ(1
    1)の駆動により変速操作自在な変速装置(4)を介装
    し、エンジン回転数の変化に基づいて、前記変速装置
    (4)を自動的に減速させるべく前記アクチュエータ
    (11)を駆動制御する自動減速制御手段(B)を備え
    てある作業車の走行制御装置であって、エンジン回転数が第1設定回転数(N1)まで低下する
    と、前記自動減速制御手段(B)が前記変速装置(4)
    を自動的に減速させるべく前記アクチュエータ(11)
    を駆動制御し、この制御に伴ってエンジン回転数が前記
    第1設定回転数(N1)よりも高い第2設定回転数(N
    2)に復帰するまで前記自動減速制御手段(B)が前記
    アクチュエータ(11)を駆動制御するように構成し、
    前記第1設定回転数(N1)を第2設定回転数(N2)
    に対して接近および離間する側に変更設定することによ
    って エンジン回転数の変動に対する減速特性を変更設定
    する操作具(18)を備えてある作業車の走行制御装
    置。
  2. 【請求項2】 機体の走行駆動系にアクチュエータ(1
    1)の駆動により変速操作自在な変速装置(4)を介装
    し、エンジン回転数の変化に基づいて、前記変速装置
    (4)を自動的に減速させるべく前記アクチュエータ
    (11)を駆動制御する自動減速制御手段(B)を備え
    てある作業車の走行制御装置であって、 エンジン回転数が第1設定回転数(N1)まで低下する
    と、前記自動減速制御手段(B)が前記変速装置(4)
    を減速操作量(ΔV)だけ自動的に減速させるべく前記
    アクチュエータ(11)を駆動制御し、この制御に伴っ
    てエンジン回転数が前記第1設定回転数(N1)よりも
    高い第2設定回転数(N2)に復帰するまで前記自動減
    速制御手段(B)が前記アクチュエータ(11)を駆動
    制御するように構成し、前記減速操作量(ΔV)の値を
    変更設定することによって前記エンジン回転数の変動に
    対する減速特性を変更設定する操作具(18)を備えて
    ある作業車の走行制御装置。
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KR100852991B1 (ko) * 2007-06-11 2008-08-19 대동공업주식회사 작업기의 브레이크 제동시 시동꺼짐 방지시스템 및 그제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0319611A (ja) * 1989-06-16 1991-01-28 Kubota Corp 水田作業機の自動変速操作構造

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