JP3271910B2 - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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JP3271910B2 JP26874796A JP26874796A JP3271910B2 JP 3271910 B2 JP3271910 B2 JP 3271910B2 JP 26874796 A JP26874796 A JP 26874796A JP 26874796 A JP26874796 A JP 26874796A JP 3271910 B2 JP3271910 B2 JP 3271910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速操作具による
移植用設定速度に拘わらず走行速度を減速設定速度に自
動減速可能な制御手段を設けてある水田作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、畦際での枕地旋回を行う場合
に、走行速度を前記した減速設定速度(変速装置の最低
速度)に切り換えて行っていた。この場合の操作は、苗
植付装置を強制昇降作動可能な強制上昇操作スイッチを
操作することによって、苗植付装置の動力を入り切りす
る植付クラッチが切り状態になることを検出して、走行
速度を自動的に減速設定速度に切り換えていた(例え
ば、特開平7‐184428号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような制御形
態によって、枕地旋回等においては緩速走行によって安
定した姿勢の走行が可能であるが、枕地旋回に移行する
前の段階においては植付時の移植用設定速度が維持され
ている。その為に、運転操作面、或いは、機体安定性を
確保する必要がある場合には、変速操作具を人為的に減
速操作して旋回時の緩速状態へ穏やかに移行させる操作
方法を採っていた。しかし、旋回前に人為的に減速操作
を行うと、旋回後において再度変速操作具を操作して移
植用設定速度に戻す必要がある為に、煩わしい操作形態
にならざるを得なかった。
【0004】請求項1に係る発明の目的は、走行速度か
ら減速設定速度への移行を円滑に行うことができる水田
作業機を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明による特徴構成は、変速
操作具による移植用設定速度に拘わらず走行速度を減速
設定速度に自動減速可能な制御手段を設けるとともに、
走行速度を前記減速設定速度より高速でかつ前記移植用
設定速度より低速な予備減速速度に設定操作可能な予備
減速操作具を設けてある点にあり、その作用効果は次の
通りである。
【0006】〔作用〕つまり、移植用設定速度に設定さ
れた高速状態から予備減速操作具を操作することによっ
て、移植用設定速度から減速設定速度への中間速度に一
旦減速することができ、移植用設定速度から減速設定速
度まで穏やかに減速することができる。これによって、
減速設定速度での走行が終了した後にもとの移植用設定
速度に復帰させる際にも変速操作具を操作する必要がな
い。
【0007】〔効果〕したがって、走行安定性と操縦操
作性とが向上する水田作業機を提供できるに至った。
【0008】請求項2にかかる発明の目的は、請求項1
と同様である。
【0009】〔構成〕請求項2にかかる発明による特徴
構成は、変速操作具による移植用設定速度に拘わらず走
行速度を減速設定速度に自動減速可能な制御手段を設け
るとともに、操作される毎に走行速度を減速する予備減
速操作具を設けてある点にあり、その作用効果は次の通
りである。
【0010】〔作用効果〕請求項1において移植用設定
速度と減速設定速度との中間速度に設定できることを示
したが、この中間速度も予備減速速度の予め設定された
速度にしか設定できない。これに対して、予備減速操作
具を操作する毎に走行速度が減速操作されることになる
と、運転者が好みの減速状態を任意に設定できることも
可能であり、それだけ、走行性能が向上する。
【0011】請求項3にかかる発明の目的は、請求項1
と同様である。
【0012】〔構成〕請求項3にかかる発明による特徴
構成は、請求項1又は2にかかる発明において、前記予
備減速操作具が主クラッチペダルである点にあり、その
作用効果は次の通りである。
【0013】〔作用効果〕つまり、走行動力を入り切り
する主クラッチへの操作によって、予備減速操作を行う
ことができる。
【0014】請求項4にかかる発明の目的は、請求項1
と同様である。
【0015】〔構成〕請求項4にかかる発明による特徴
構成は、請求項1又は2にかかる発明において、前記予
備減速操作具がサイドクラッチペダルである点にあり、
その作用効果は次の通りである。
【0016】〔作用効果〕つまり、予備減速操作は主と
して旋回操作を必要とするときに要求されるので、旋回
操作時に必ず操作されるサイドクラッチペダルへの操作
を制御の開始点とするので、予備減速操作の為の専用操
作を必要としない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示すように、乗用型走行機
体1の後部にリンク機構2を介して昇降自在に作業装置
としての苗植付装置3を連結して乗用型田植機を構成し
てある。前記苗植付装置3は、一定ストロークで往復横
移動する苗のせ台4、苗のせ台4の下端部から一株づつ
苗を取り出して植付ける苗植付機構5、複数の接地フロ
ート6等を備えて構成され、リンク機構2に取り付けら
れた油圧シリンダ7により走行機体1に対して駆動昇降
操作されるよう構成してある。
【0018】前記走行機体1は、機体前部に搭載したエ
ンジン8の動力が、ベルト式無段変速装置10を介して
ミッションケース11に伝えられ、ミッションケース1
1から前後車輪12,13及び苗植付装置3に分岐伝達
されるよう伝動系を構成し、ベルト式無段変速装置10
は、図2に示すように、エンジン側の駆動プーリ14と
ミッションケース側の従動プーリ15とに亘って伝動ベ
ルト16を巻回し、前記各プーリ14,15を夫々回転
軸軸芯方向に沿うプーリ間隔を可変調節自在な割プーリ
に構成して、カム機構17及び電動シリンダ18により
各プーリ14,15の間隔を背反的に変速操作して無段
変速操作できるように構成してある。そして、電動シリ
ンダ18は、機体走行速度が、機体操縦部に備えた変速
操作具9の基端部に設けてあるポテンショメータ型の速
度設定器19によってされた速度になるようにマイクロ
コンピュータを備えた制御手段としての制御装置20に
より駆動制御される。つまり、エンジン8の回転数を検
出するエンジン回転数センサ21と、電動シリンダ18
の実差動量を検出するポテンショメータ型変速位置検出
センサ22とを設け、これらの検出値より制御装置20
が機体走行速度を演算し、その演算結果が設定速度にな
るように電動シリンダ18を駆動制御する。以上から、
移植設定速度V1で走行させる制御について説明する
と、図3に示すように、速度設定器19からの移植設定
速度V1と電動シリンダ18の変速操作位置V2とを電
圧比較して、V1で走行するように制御する(#101
〜#106)。
【0019】次に、特定の作業条件が揃えば、走行速度
を自動減速する減速制御について説明する。操作する毎
に苗植付装置3を強制的に上昇下降を交互に行わせる強
制昇降操作具27の操作を検出する強制昇降スイッチ2
7Aと、苗植付機構5への動力伝達を断続する植付クラ
ッチの断続状態を検出する爪クラッチスイッチ24とを
設ける。植付クラッチは操作具の操作を受けて電動モー
タによって自動的に入り切りされ、その状態を爪クラッ
チスイッチ24によって検出するように構成してある。
そこで、枕地旋回をすべく強制昇降スイッチ27Aを操
作すると、植付クラッチが切り作動されるので、爪クラ
ッチスイッチ24がその状態を検出すると、走行速度を
ベルト式無段変速装置10の最低速V4に設定し、苗植
付装置3が上昇を開始する(#113〜#118)。こ
の最低速V4を減速設定速度と称し、制御フローでは最
終減速設定速度と記載している。最低速V4での旋回後
強制昇降スイッチ27Aによって苗植付装置3を下降さ
せて爪クラッチ24が入り状態となると、変速操作具9
で設定された移植用設定速度V1で走行させるようにす
る(#119)。上記のように最低速度V4で旋回作動
を行う前に、予備減速操作を行うことができる。つま
り、予備減速速度を設定するポテンショメータ型の予備
減速設定器23を設け、この予備減速設定速度V3と電
動シリンダ18の変速操作位置V2とを電圧比較して、
V3で走行するように制御する(#108〜#11
2)。この予備減速設定速度V3は、移植用設定速度V
1より低速でかつ最低速V4より高速である。予備減速
操作は、主クラッチペダル25を操作することによって
おこなう。主クラッチペダル25に対しては、図2に示
すように、二接点を有するリミットスイッチ26が設け
られ、主クラッチペダル25の半クラッチ状態とクラッ
チ切り状態との二状態を検出できるようにしてある。し
たがって、主クラッチペダル25が半クラッチ状態に操
作された場合に予備減速操作を行うように制御する。こ
こに、主クラッチペダル25を予備減速操作具と称す
る。予備減速操作具としては、主クラッチペダル25以
外にサイドクラッチペダル28を使用してもよい。つま
り、旋回操作を行う為に、一方のサイドクラッチペダル
28を操作した場合に予備減速制御を行ってもよい。
尚、前記制御においては、植付クラッチの切り状態で最
低速での走行制御を行う旨について触れましたが、この
主クラッチを切り状態に操作した場合には、同じく、最
低速での走行制御を行うこともできる。
【0020】〔別実施の形態〕 予備減速制御の別形態について説明する。図4に示
すように、移植用設定速度V1での走行制御を行いなが
ら(#201〜#206)、予備減速操作具が操作され
た場合には、予備減速制御に入るが、予備減速設定速度
V3に減速するのではなく、図6に示すように、一定の
減速率か又は減速量αで減速操作を行うもので、予備減
速制御に入ると予備減速操作具を操作する毎に減速操作
を行うことになる(#207〜#213)。図5に示す
ように、予備減速制御状態で植付クラッチが切り操作さ
れて爪クラッチスイッチ24が切り状態を検出する場合
には、最低速V4での走行制御を行うことになるのは前
記制御と同様である(#301〜#305)。さらに、
この制御状態から旋回を終えて苗植付装置3が下降し、
爪クラッチスイッチ24が入り状態を検出した場合に
は、移植用設定速度V1での走行制御に戻る(#30
6)。 予備減速制御を行うに予備減速操作具としては、操
作する毎に苗植付装置3を強制的に上昇下降させる強制
昇降操作具27であってもよい。 予備減速操作具が操作されると、速度表示装置を消
灯・点滅等させて、運転者に知覚させる構成を採っても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】制御系のブロック回路図
【図3】予備減速制御と減速制御とに対応する制御フロ
ー図
【図4】予備減速制御の別実施例にかかる制御フロー図
【図5】図4に対応する減速制御を示す制御フロー図
【図6】図4に示す予備減速制御に対応した操作と走行
速度の対応を示す関係図
【符号の説明】
9 変速操作具 20 制御手段 25,28 予備減速操作具 V1 移植用設定速度 V3 予備減速速度 V4 減速設定速度

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速操作具による移植用設定速度に拘わ
    らず走行速度を減速設定速度に自動減速可能な制御手段
    を設けるとともに、走行速度を前記減速設定速度より高
    速でかつ前記移植用設定速度より低速な予備減速速度に
    設定操作可能な予備減速操作具を設けてある水田作業
    機。
  2. 【請求項2】 変速操作具による移植用設定速度に拘わ
    らず走行速度を減速設定速度に自動減速可能な制御手段
    を設けるとともに、操作される毎に走行速度を減速する
    予備減速操作具を設けてある水田作業機。
  3. 【請求項3】 前記予備減速操作具が主クラッチ操作具
    である請求項1又は2記載の水田作業機。
  4. 【請求項4】 前記予備減速操作具がサイドクラッチ操
    作具である請求項1又は2記載の水田作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109605649A (zh) * 2018-10-25 2019-04-12 南通福沃得智能制造有限公司 一种聚氨酯发泡料自动加注装置
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