JPH10201319A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JPH10201319A
JPH10201319A JP6487798A JP6487798A JPH10201319A JP H10201319 A JPH10201319 A JP H10201319A JP 6487798 A JP6487798 A JP 6487798A JP 6487798 A JP6487798 A JP 6487798A JP H10201319 A JPH10201319 A JP H10201319A
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switch
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ground
seedling planting
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政一 田中
Takeshi Mukai
猛 向井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗植付装置の昇降制御感度の設定域を広くし
乍ら、制御感度の微妙な調節を容易に行える移植機を構
成する。 【解決手段】 走行機体の後部にリフトシリンダ4で駆
動昇降自在に苗植付装置を連結し、この苗植付装置に備
えた接地フロート20を、設定された制御感度に対応す
る目標姿勢に維持するよう該苗植付装置3の昇降を行う
制御装置34を備え、制御感度を設定する人為操作型の
感度設定器47と、この感度設定器47の設定域をシフ
トさせる人為操作型の補正スイッチ51とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば乗用型田植機等
の対地作業機に関し、詳しくは、走行機体の後部に駆動
機構により駆動昇降自在に対地作業装置を連結して、前
記駆動機構を制御する制御手段を備えてある対地作業機
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記対地作業機において、従来では、機
体操縦部にスイッチ操作式の昇降操作具を備え、この昇
降操作具の操作に基づいて対地作業装置を接地作業位置
まで下降させる操作と最大上昇位置まで上昇させる操作
とを交互に現出させることができるよう構成したものが
あり、作業クラッチの入り切り操作は異なる別の操作具
で行うよう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造において
は、例えば乗用型耕耘機等のように、作業走行中に作業
装置を駆動させている状態で上昇させても不都合が生じ
ない場合においては、問題は無いけれども、例えば、田
植機等のように苗の移植を行う場合においては、作業装
置を駆動させている状態で作業装置を上昇させると、苗
を空中に放り投げる等の不具合が生じるので、作業装置
の上昇操作の際には、常に作業クラッチを同時に切り状
態にさせる必要がある。ところが、上記従来構造の如く
昇降操作具とは別に専用の作業クラッチの入り切り操作
を設ける構成であれば、圃場での畦際旋回操作におい
て、機体の走行速度の減速操作、旋回用ステアリング操
作、作業装置の上昇操作並びに作業クラッチの切り操作
等の複数種の操作を短時間内に行わねばならず、しか
も、このとき、作業クラッチの切り操作をした後に、手
を持ち替えて昇降操作を行わねばならず、操作が煩雑と
なってしまう欠点があり、改善の余地があった。本発明
は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
冒頭に記載した対地作業機において、下記〔1〕,
〔2〕の操作を行う切換操作具を備えてある点にある。 〔1〕復元付勢された中立位置から所定方向への操作に
基づいて、前記対地作業装置に対する作業クラッチを切
り操作させ且つ前記対地作業装置を所定位置まで強制上
昇させる第1状態と、前記対地作業装置を接地下降させ
る第2状態とを交互に現出させる。 〔2〕 前記中立位置から前記所定方向と異なる方向へ
の操作に基づいて、前記作業クラッチを入り操作させ
る。
【0005】第2発明の特徴構成は、下記〔1〕,
〔2〕の操作を行う切換操作具を備えてある点にある。 〔1〕復元付勢された中立位置から所定方向への操作に
基づいて、前記対地作業装置に対する作業クラッチを切
り操作させ且つ前記対地作業装置を所定位置まで強制上
昇させる第1状態と、前記対地作業装置を接地下降させ
る第2状態とを交互に現出させる。 〔2〕 前記中立位置から前記所定方向と異なる方向へ
の操作に基づいて、前記作業クラッチを入り操作させる
状態と、前記作業クラッチを切り操作させる状態とを交
互に現出させる。
【0006】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、例えば、畦際で
枕地旋回する場合には、切換操作具を前記所定方向に操
作することで作業クラッチを切り操作すると同時に対地
作業装置を所定位置まで上昇させることができ、旋回終
了後に作業を再開する場合には、切換操作具を前記所定
方向に再操作することで対地作業装置を接地下降させる
ことができる。そして、切換操作具を前記所定方向と異
なる方向に操作させるだけで作業クラッチを入り操作さ
せることができ対地作業を開始できる。
【0007】第2発明の特徴構成によれば、前記第1発
明の作用に加えて、作業走行中において、例えば、対地
作業装置を上昇させることなく、対地作業を一時中断さ
せて少し走行した後に再度、対地作業を開始させる場合
には、前記切換操作具を前記所定方向と異なる方向に再
度、操作するだけで、接地下降状態のままで作業クラッ
チの入り切り操作を単独で行うことが可能となる。
【0008】
【発明の効果】従って、第1発明の特徴構成によれば、
畦際での枕地旋回において、例えば、苗植付け作業等の
ように対地作業装置を下降させた状態で位置合わせしな
がら作業開始位置を設定する場合であっても、操作具を
持ち替えることなく、操作の変更だけで対応することが
でき、操作具の持ち替えによる煩雑さが解消され、操縦
操作性が向上することとなった。
【0009】第2発明の特徴構成によれば、前記第1発
明の効果に加えて、接地下降状態のままで作業クラッチ
の入り切り操作が可能であるから、例えば、変形圃場で
の作業や枕地旋回等において対地作業装置を上昇させず
に一時的に作業クラッチ切り状態に設定でき、作業クラ
ッチの入り切り毎に対地作業装置を昇降させる必要がな
く、作業能率が向上するものとなった。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
5に対地作業機の一例である乗用型田植機を示してい
る。この田植機は、乗用型走行機体1の後部に平行四連
リンク機構2を介して苗植付装置3〔対地作業装置の一
例〕をリフトシリンダ4〔駆動機構の一例〕により駆動
昇降自在並びに電動式ローリングモータ5により前後軸
芯周りで駆動ローリング自在に連結して構成してある。
【0011】走行機体1は、機体前部に搭載したエンジ
ン6の動力がベルト式無段変速装置7及びミッションケ
ース8内のギアシフト式の主変速装置9を介して前後車
輪10,11に伝えられ、機体を走行駆動するよう構成
するとともに、変速後の動力が植付クラッチ12〔作業
クラッチの一例〕を介して断続操作自在に苗植付装置3
に伝えられるよう伝動系を構成してある。前記無段変速
装置7は、割りプーリ式の無段変速装置であって割りプ
ーリの間隔を機体操縦部パネル13に備えたポテンショ
メータ型の速度設定器14による設定速度になるよう電
動シリンダ15により駆動操作するよう構成してある。
又、主変速装置9は、主変速レバー16によって植付作
業用前進第1速F1、路上走行用前進第2速F2、中立
位置N、及び後進位置Rの夫々に切り換え操作自在に構
成してある。
【0012】前記苗植付装置3は、フレーム兼用の植付
伝動ケース17に対して、一定ストロークで往復横移動
する苗のせ台18、苗のせ台18の下端部から苗を一株
づつ取り出して植付ける植付機構19、後部支点周りで
上下揺動自在に支持される複数の接地フロート20等を
備えるとともに、左右両側には、次回作業行程における
走行指標線を圃場面上に描くための線引きマーカ21を
出退自在に設けてある。各線引きマーカ21,21は、
突出姿勢に切り換え付勢するとともに、苗植付装置3を
上昇するに伴ってワイヤを介して強制的に格納されるよ
う構成し、左右の線引きマーカ21,21を格納状態で
ロック保持する夫々のロック機構22,22を、選択的
にロック解除させて、苗植付装置3を下降させたときに
選択された側の線引きマーカが突出作用姿勢に設定され
るよう構成してある。前記各ロック機構22,22の解
除操作は、図7に示すように、ステアリングハンドル2
3の右下方側に設けられた第1操作具24を復帰付勢さ
れた中立位置から前後正逆方向に切り換え操作すること
で選択的に行われるよう構成してある。この第1操作具
24は中立位置から正逆切り換え操作すると、それに連
動して、植付クラッチ12の入り操作用クラッチスイッ
チ25が入り操作されるよう連係されている。前記植付
クラッチ12は、図1に示すように、クラッチ入り信号
及びクラッチ切り信号により切り換えられるリレー回路
26を介して駆動される正逆転型の電動式クラッチモー
タ27によりギア減速式作動部材28を介して入り切り
操作するよう構成するとともに、クラッチ入り状態であ
るか切り状態であるかの判断は、作動部材28に接当作
用するクラッチオフスイッチ29、クラッチオンスイッ
チ30のいずれかにより検出するよう構成してある。
尚、連動操作用のリンク機構にはクラッチ切り側の操作
に際に圧縮作動により連動連係させる圧縮スプリングS
Pを介装して、操作融通を確保しながらクラッチ切り操
作を迅速に行えるようにしてある。
【0013】前記苗植付装置3は、運転座席31の横側
に手動で前後揺動操作自在に設けられた操作レバー32
の切り換え操作によって昇降操作されるよう構成してあ
る。この操作レバー32は、図6に示すように、「植付
位置」P(作業位置の一例)、「下降位置」D、「中立
位置」N、「上昇位置」U及び「自動位置」ATの夫々
に切り換え操作可能に構成され、その切り換え操作は、
前後揺動量をポテンショメータ型レバーセンサ33によ
り検出して、マイクロコンピュータを備えた制御装置3
4〔制御手段の一例〕によりレバーセンサ33の検出値
のレベル判断によって行われる。つまり、制御装置34
はそのレベル判断に基づいて、「植付」位置にあれば、
苗植付装置3が接地下降した状態で植付クラッチ12を
クラッチ入り操作させ、「下降位置」Dにあれば、植付
クラッチ切り状態で苗植付装置3を接地下降させる。
「中立位置」Nであればそのまま位置保持し、「上昇位
置」Uであれば苗植付装置3を設定高さまで強制上昇さ
せる。そして、「自動位置」ATに切り換え操作される
と、後述するような、昇降操作スイッチ35による昇降
操作を行うことができるとともに、機体後進時に苗植付
装置3を強制上昇させる制御を行う。図7に示すよう
に、機体操縦部におけるステアリングハンドル23の左
下方側に第2操作具36が設けられ、この第2操作具3
6は戻し付勢された中立位置から上方側に揺動操作する
と、昇降操作スイッチ35が入り作動し、その入り作動
毎に、苗植付装置3を接地下降させる状態と、最大上昇
位置まで苗植付装置3を上昇させる状態とを交互に現出
させることができる。尚、この第2操作具36を中立位
置から下方側に揺動操作すると、植付クラッチ12を入
り状態に切り換えるためのクラッチスイッチ25を操作
するよう構成してある。又、主変速レバー16が後進位
置Rに検出されたことを検出する後進検出スイッチ37
を設け、この後進検出スイッチ37が検出作動状態にな
れば、制御装置34が苗植付装置3を強制的に最大上昇
位置まで上昇させるよう制御する。苗植付装置3が最大
上昇位置まで上昇したことの検出は、運転座席31の後
部側に配備したリンクスイッチ38にリンク機構2の途
中部が接当作用することで検出されるよう構成してあ
る。上記したような昇降操作スイッチ35による苗植付
装置3の昇降制御、及び、機体後進時の強制上昇制御
は、操作レバー32が「自動位置」ATに操作されてい
る場合においてのみ行われるよう構成してある。
【0014】そして、前記操作レバー32が、「植付位
置」P、「下降位置」D及び「自動位置」ATのうちの
いずれかに操作されており、且つ、主変速レバー16が
前進第1速F1又は前進第2速F2に操作されている状
態において、苗植付装置3の左右傾斜姿勢が設定姿勢に
維持されるよう自動ローリング制御が実行されるよう構
成してある。詳述すると、図3に示すように、主変速レ
バー16が前進第1速F1又は前進第2速F2に操作さ
れているか否かを検出する主変速スイッチ39と、苗植
付装置3の絶対水平姿勢からの傾斜角度を検出する重錘
式の傾斜センサ40と、目標傾斜姿勢を人為設定するポ
テンショメータ型傾斜角設定器41とを備え、これらの
出力及びレバーセンサ33の出力に基づいて制御装置3
4が、図4の制御フローチャートに示すように制御を行
う。前記主変速スイッチ39により主変速レバー16が
前進第1速F1又は前進第2速F2に操作されているこ
とが検出され、レバーセンサ33の出力により操作レバ
ー32の操作位置が「植付位置」P、「下降位置」D及
び「自動位置」ATのうちのいずれかに操作されている
ことが検出されると、傾斜センサ40の検出値XRが傾
斜角設定器41による目標値Raと異なり、傾斜センサ
40の検出値XRが傾斜角設定器41による目標値Ra
より小さければ、これらの値がほぼ合致するまで右下が
り用の出力をリレー回路42に出力して、ローリングモ
ータ5を右下がり方向に回動駆動させる。傾斜センサ4
0の検出値XRが傾斜角設定器41による目標値Raよ
り大きければ、左下がり用の出力をリレー回路42に出
力して、ローリングモータ5を左下がり方向に回動駆動
させる。尚、ローリングモータ5が機械的作動限界まで
駆動され、左右のリミットスイッチ43,44によりそ
のことが検出されると、リレー回路42を直接切り操作
してローリングモータ5の駆動を停止させるよう回路構
成してある。又、上記したような自動制御系に異常が発
生した場合であっても、3位置切り換え式で且つ中央に
復帰付勢された手動ローリングスイッチ45によりリレ
ー回路42を直接駆動して手動でローリング駆動できる
よう構成してある。前記手動スイッチ45による手動ロ
ーリング作動においては、制御装置34からの制御信号
はオフ状態に維持されるよう構成してある。
【0015】植付け作業中において、苗植付装置3の対
地高さが設定値に維持されるべく自動昇降制御するよう
構成してある。図2に示すように、左右中央に位置する
接地フロート20の接地圧変動に基づく上下揺動量を検
出するポテンショメータ型フロートセンサ46を備え、
このフロートセンサ46の検出値が、操縦部パネル13
に設けられたポテンショメータ型感度設定器47による
設定領域内に収まるよう、制御装置34がリフトシリン
ダ4に対する電磁制御弁48を自動で切り換え制御する
ことで、苗植付装置3の対地高さが設定値に維持される
ことになる。つまり、制御装置34は、図5に示すよう
に、フロートセンサ46の検出値XSが目標値Saの不
感帯内にあればその状態を保持し、検出値XSが目標値
Saより大きければ、電磁制御弁48の上昇用電磁ソレ
ノイドUPSolに駆動信号を出力し、検出値XSが目
標値Saより小さければ、下降用電磁ソレノイドDWS
olに駆動信号を出力するよう制御する。尚、この自動
昇降制御は、操作レバー32が「植付位置」P、「下降
位置」D及び「自動位置」ATのうちのいずれかに操作
されているときにのみ制御が実行されるよう構成してあ
る。前記感度設定器47は、接地フロート20の目標基
準姿勢を変更させて、泥土の硬軟に応じて接地フロート
20の感知荷重を変更させるのである。又、この感度設
定器47による制御目標値は、3位置切り換え式の補正
スイッチ51により補正できるようにしてある。図8に
示すように、補正スイッチ51の切り換えによって感度
設定器47による設定値に対する制御目標値の変化特性
を、平行移動により鈍感側〔接地フロートの基準姿勢が
前上がり方向〕あるいは敏感側〔前下がり方向〕に変更
できるのである。又、機体走行速度が高速になれば接地
フロート20が浮き上がり気味になって苗植付装置3が
上昇して浅植えになるおそれがあるから、前記昇降制御
における制御目標値の変化特性は、車速に応じて変更す
るよう構成してある。つまり、エンジン6の回転数を検
出する回転数センサ52と、無段変速装置7の変速位置
をポテンショメータ型変速位置センサ53とを備え、こ
れらの出力から制御装置34が車速を演算し、車速が速
ければ〔例えば、車速が0.8メートル/秒以上〕制御
目標値の変化特性を鈍感側に変更させ、車速が速いほど
変更量が大になるようにしてある。更に、リフトシリン
ダ4に対する図示しない油圧ポンプはエンジン6により
駆動される構成であるから、リフトシリンダ4に対する
作動油流量はエンジン回転数の変化により変化してしま
うので、制御装置34は、上記エンジン回転数の検出結
果に応じて、電磁制御弁48の各電磁ソレノイドUPS
ol,DWSolに供給するパルス電流のデューティ比
を適宜変更させて、常に作動油流量が一定に維持される
よう制御する。
【0016】図9に示すように、前記傾斜角設定器4
1、手動ローリングスイッチ45及び補正スイッチ51
の夫々は、運転座席31の横側に位置する後輪フェンダ
ー54上に配備してあり、これらは開閉自在な蓋体55
で覆うよう構成してある。
【0017】次に苗植付装置3の昇降作動に関する制御
装置34の制御作動について図10〜図14に示す制御
フローチャートに基づいて詳述する。メインスイッチが
入り作動して制御が開始されると、リフトシリンダ4に
対する電磁制御弁48の上昇用電磁ソレノイドUPSo
l、及び下降用電磁ソレノイドDWSolの夫々に対す
る出力をオフ状態にし、昇降操作スイッチ35に対する
動作フラグf0、クラッチスイッチ用動作フラグf1、
自動昇降制御用動作フラグf2、後進上昇作動用動作フ
ラグf3の夫々を「0」に初期化する〔ステップ1,
2〕。操作レバー32が「自動位置」AT以外の位置に
操作されていれば、前記各動作フラグf0〜f3を初期
化させ、「中立位置」Nであればクラッチモータ27に
対するクラッチ入り信号STRをオフにして、クラッチ
オフスイッチ29がオンであればクラッチ切り信号ST
Pをオフにし、クラッチオフスイッチ29がオフであれ
ばクラッチ切り信号STPを出力して、植付クラッチ1
2を切り状態に維持する〔ステップ3〜9〕。そして、
メインスイッチの入り操作時に操作レバー32が「自動
位置」AT、あるいは「中立位置」N以外の位置にあれ
ば、1度、操作レバー32が「中立位置」Nに切り換え
操作された後に、次のステップに進む〔ステップ1
0〕。
【0018】操作レバー32が「上昇位置」Uに操作さ
れると、クラッチ入り信号STRをオフ状態にし、自動
昇降制御用動作フラグf2を「0」に設定した後、クラ
ッチオフスイッチ29がオンであればクラッチ切り信号
STPをオフ状態にして、リンクスイッチ38がオン状
態〔苗植付装置3が上昇状態〕であれば上昇用電磁ソレ
ノイドUPSolをオフし、リンクスイッチ38がオフ
状態であれば上昇用電磁ソレノイドUPSolをオン操
作させ苗植付装置3を上昇させる〔ステップ11〜1
7〕。クラッチオフスイッチ29がオンでなければクラ
ッチ切り信号STPをオンさせてクラッチモータ27に
より植付クラッチ12を切り操作させ、上昇、下降用ソ
レノイドUPSol,DWSolをオフさせる〔ステッ
プ18、19〕。操作レバー32が「下降位置」Dに操
作されると、クラッチ入り信号STRを出力停止状態に
した後、上記したような制御と同様に植付クラッチ12
を切り状態に維持しながら〔ステップ20〜23〕、苗
植付装置3を下降させる〔ステップ24〜26〕。フロ
ートセンサ46の検出値より苗植付装置3が接地したこ
とが判断されると、前記自動昇降制御モードを実行する
〔ステップ27〕。このとき、リンクスイッチ38がオ
ンすれば上昇用ソレノイドUPSolをオフ状態にさ
せ、自動昇降制御用動作フラグf2を「1」に設定する
〔ステップ28〜30〕。操作レバー32が「植付位
置」ATに操作されると、クラッチ入り信号STRをオ
フ状態にした後、クラッチオンスイッチ30がオンする
までクラッチ入り信号STRを出力してクラッチモータ
27を作動させ植付クラッチ12を入り状態にさせる
〔ステップ31〜34〕。その後は、自動昇降制御が実
行される。尚、自動昇降制御用動作フラグf2以外の動
作フラグf0,f1,f3は「0」に維持される〔ステ
ップ35〕。
【0019】次に操作レバー32が「自動位置」ATに
操作された場合の動作について説明する。操作レバー3
2が「自動位置」ATに操作された後、昇降操作スイッ
チ35が操作されると、スイッチ動作フラグf0を
「1」に設定し、リンクスイッチ38がオン状態〔上昇
状態〕であれば自動昇降制御用動作フラグf2を「0」
に設定し、下降用ソレノイドDWSolをオンさせて苗
植付装置3を下降させる〔ステップ36、37、39〜
43〕。苗植付装置3が接地下降すれば、スイッチ動作
フラグf0を「0」に設定し、自動昇降制御用動作フラ
グf2を「1」に設定した後、自動昇降制御モードに移
行する〔ステップ44〜48〕。又、昇降操作スイッチ
操作時にリンクスイッチ38がオフ状態であれば、植付
クラッチ12を切り操作して、リンクスイッチ38がオ
ン状態になるまで上昇操作させる〔ステップ49〜5
4〕。リンクスイッチ38がオン状態になればスイッチ
動作フラグf0を「0」に設定する〔ステップ55,5
6〕。上昇あるいは下降作動中に再度、昇降操作スイッ
チ35が操作されると、操作方向を反転させる〔ステッ
プ56〜60〕。尚、初期状態において昇降操作スイッ
チ35の上昇側操作が行われたとき、植付クラッチ12
が切り状態でなければ、初期状態に戻る〔ステップ3
7,38〕。そして、苗植付装置3が下降した後、上記
した操縦部の各操作具24,36によるクラッチスイッ
チ25の入り操作が行われると、クラッチスイッチ動作
フラグf1を「1」に設定して植付クラッチ12を入り
作動させ〔ステップ61〜64〕、クラッチオンスイッ
チ30がオンするまで警報ブサー56を鳴らし、クラッ
チオンスイッチ30がオンすると、クラッチスイッチ動
作フラグf1を「0」に設定して警報を停止させる〔ス
テップ65〜69〕。その後は自動昇降制御モードに移
行する。
【0020】そして、操作レバー32が「自動」位置に
操作された後、主変速レバー16が後進変速位置に操作
されたことが後進検出スイッチ37により検出され、リ
ンクスイッチ38がオン状態でなければ、後進上昇用動
作フラグf3を「1」に設定した後〔ステップ70〜7
4〕、ステップ49に進み、植付クラッチ12を切り操
作してリンクスイッチ38がオンするまで苗植付装置3
を強制上昇させる。リンクスイッチ38がオンすると後
進上昇用動作フラグf3を「0」に設定する〔ステップ
56〕。又、昇降操作スイッチ35の操作や後進検出ス
イッチ37の検出作動が無く、後進上昇動作フラグf3
が「1」であるとき、苗植付装置3が上昇位置にあり操
作レバー32が他の位置からシフトされた場合、又、自
動昇降制御モードで無い場合には、その昇降位置で保持
され〔ステップ75〜79〕、それ以外の場合には、自
動昇降制御モードに移行する〔ステップ80,46〕。
【0021】〔別実施例〕 (1)前記第2操作具36の下方側操作に基づいて、前
記昇降操作スイッチ35の操作と同様に、その操作毎に
植付クラッチ12の入り状態と切り状態とを交互に現出
させるよう制御する構成であってもよい。つまり、第2
操作具36が、復元付勢された中立位置から所定方向へ
の操作に基づいて、前記苗植付装置3に対する植付クラ
ッチ12を切り操作させ且つ苗植付装置3を所定位置ま
で強制上昇させる第1状態と、苗植付装置3を接地下降
させる第2状態とを交互に現出させ、且つ、前記中立位
置から前記所定方向と異なる方向への操作に基づいて、
植付クラッチ12を入り操作させる状態と、植付クラッ
チ12を切り操作させる状態とを交互に現出させるよう
に制御装置34が制御作動を行うよう構成するものであ
る。 (2)又、前記第2操作具36は、縦軸芯周りで前後自
在に設け、後方側への揺動操作に基づいて昇降操作スイ
ッチ35の切り換え操作を行い、前方側への操作に基づ
いて植付クラッチ12を操作する構成であってもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降操作用制御ブロック図
【図2】昇降制御ブロック図
【図3】ローリング制御ブロック図
【図4】ローリング制御フローチャート
【図5】昇降制御フローチャート
【図6】操作レバーの操作説明図
【図7】操作具の配設部の平面図
【図8】感知感度特性図
【図9】操作部の平面図
【図10】昇降制御フローチャート
【図11】昇降制御フローチャート
【図12】昇降制御フローチャート
【図13】昇降制御フローチャート
【図14】昇降制御フローチャート
【図15】田植機の全体側面図
【符号の説明】
1 走行機体 3 対地作業装置 4 駆動機構 12 作業クラッチ 34 制御手段 36 切換操作具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)の後部に駆動機構(4)
    により駆動昇降自在に対地作業装置(3)を連結し、こ
    の対地作業装置(3)に備えた接地フロート(20)
    を、設定された制御感度に対応する目標姿勢に維持する
    よう該対地作業装置(3)の昇降を行う制御装置(3
    4)を備えた移植機であって、 前記制御感度を設定する人為操作型の感度設定手段(4
    7)と、この感度設定手段(47)の設定域をシフトさ
    せる人為操作型の補正手段(51)とを備えている移植
    機。
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JP2022107655A (ja) * 2018-01-23 2022-07-22 株式会社クボタ 作業車両

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